広島の中学生が作った「平和の歌ねがい」を広め始めて9年、今では「ねがい」は2060番までの歌詞が増え、世界一長い歌として日本テレビの木曜スペシャルでも紹介されました。(2007年11月)その後、「ねがい」でつながった国ケニアに移住し、夫と有機農業をケニアの農民たちに広めています。

 
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マイクロファイナンス [2013年05月13日(月)]
 
Hiro's Organic Farming GroupというNGOを設立してほぼ2年になります。この地域の貧しい農民たちをエンパワーするためには何がいいだろうと試行錯誤をしてきました。

まず八百屋のみせを始めましたが、農民たちはなかなかクロップを持ってきません。この地域は雨が多くブライトという胴腐れ病などが多く、野菜は育てるのが難しいということと、地域の人たちは農産物を安く買いたたき、なかなか店の利益が上がらないのでせいぜい店番の農民に支払うことができるぐらいで、店の家賃は持ち出しです。

鳥を50羽買ってメンバーに管理させていますが。これも思ったように卵をうまず、赤字です。

地域の学校などに注文を取ることもしていますが、定期的に農作物を作ることができていないので、定収入にはなっていません。

ことごとく失敗続きなので、では農民たちは何を求めているのか話しあったところ、とにかくお金がほしいということ。

じゃあマイクロファイナンスに挑戦してみようかと係を決めて取り組み始めました。借りるためには出資金を4分の一前もって出さなければならない。1年以内に返すこと。返す方法は月々12分の一ずつ、利子は10%とその係が決めて、アナウンスしました。

驚くことにいままであまり会議にも出席しなかったメンバーまでお金を借りに来ます。ケニアでは20%ぐらいの利子が普通なので10%は安いそうです。最大5000シリングまでしか今回は貸せませんがどうにか1250シリングを出資して最大の5000シリングを借りるメンバーが90%。本当に返せるのかしら?

ひと月たった今、最初の月の返済はみなどうにか終えようとしています。エンパワーメントがこういう形でしか行えないのは本当に本望ではないのですが。。。自分でおお金をためることは本当に不得意な人たちです。借りて返すために働くという形のほうが働く意欲が出るのでしょうか。。日本人にしたら複雑な気持ちです。
posted at 15:17 | ケニア | この記事のURL
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