前にもこの事について少し書いたのですが。。。
沖縄戦での住民集団自決は、確かにあった凄惨な悲劇。
紛れもない事実です。
ただ、こんなにも大々的な出来事を、
『軍が関与』となると、
必ず、誰がいつ命令した、という史料があるものです。
それが一枚もない。
こういうことは、史料をもって検証されるのです。
もう30年以上前に、『軍命令だったという話は全くの嘘』と実証されている。
まず、
自決命令という言葉が初めて出てくる文献が、昭和25年に発行された
『沖縄戦記・鉄の暴風』という書物。
のちに曽野綾子さんが、この執筆者に取材してみると、執筆当時、まだ戦後の混乱期で、交通の便も悪く、現地には行けなかった、代わりに2人の証言者、それも又聞きの話を取材した。
そうです。現地取材など一切しないで、この本は作られ、出版されたのです。
しかも運悪く、ベストセラーとなってしまった
この書物の中で、命令を下したとされる大尉は、極悪人として罵倒され続けた。
慰霊祭の為に島を訪れたこの元大尉を、抗議団が待ち構え、帰れのシュプレヒコール。
事実は違う。集団自決の命令は下さなかった。
と言っても、耳を傾けるわけがない抗議団。
この元大尉は懊悩のうちに亡くなり、その元部下の多くも、沈黙を守り続けていた。
その一人に曽野綾子さんが理由を尋ねると、
軍命令はなかったと、隊員が証言すると、遺族が年金を受け取れなくなってしまう。
そう仰ったそうです。。。
遺族年金とは??
戦後、
戦傷病者戦没者遺族等援護法の設立で、戦傷病者や戦死者遺族に年金が支給される事になった。
これを受けて、厚生省援護局が現地で聞き取り調査を行ったとき、現地の人々で
集団自決は軍命令だった
との証言が上がった。
のちに、これは遺族が、自らの意思で自殺したとなると年金がもらえないから、『軍命令』で死んだとなれば戦死扱いになる、そんな都合でやむなく言った嘘だと、自ら撤回している。
しかし、すっかり
『軍命令』は一人歩きし、反日、何が何でも旧日本軍は悪と刷り込ませたい悪意に満ちた輩に利用され、とんでもない事態を招いている。
こないだの沖縄県民大会での高校生の演説を、痛ましい思いで見た。
何にも知らない、これからの子供らを、自分達のイデオロギーの為に洗脳するなんて、許せない。
事実を無視した抗議行動は広がっている。
まさに『従軍』慰安婦問題を見ているようです。
被害者がこうだ!と言えば、事実などどうでもいいのですね?
そういう人は、冤罪のまま亡くなられた方々をどう思う?
無実の人間を犯罪者に仕立て上げ、それで自分達は満足なのか?
文科相は、11万人を超える抗議にあったら、史料に基づく検証を無視して歴史を修正してしまうのか?!