こないだ本屋へ行って、娘と選んだ絵本がこれです
色使いがカラフルなのに柔らかく、絵もとっても可愛い
。
このワンダの髪形を見て『おかあさんとおなじだねー
』って娘
ここまで縮らしてないけどねんっ
魔女の食文化って
爬虫類食べるんですね
絵本て、大人が読むと(特に私は)どうしても『だからなに?』とか『これでおわりかいっ=3』とかって、何を伝えたいのかと、メッ
セージ性を見出したくなってしまうのですが、子供は違う目線で見てるんですよね
友達にも、
絵本に、メッセージ性は必ずしもなくてはならないとは思わないって言われて、『なるほど〜』と思わされました。
でもこの作品にはとーってもメッセージ性を感じました。
この作品は、ワンダがママ特製・
虫のサンドウィッチを持って学校
へ行くのですが、周りのみんなと自分は何かが違うと感じる。
周りのみんなも自分達とワンダは違うと感じる。
実はワンダ、魔女の学校ではなく、妖精の学校へ入ってしまったんだけど、そこまで
はっきりとは気付かず、先生も『あなたはここの生徒ではありません!!』なんてことは言わないんです。
ワンダが先生に、自分は違う気がするって言うんだけど、先生は逆に
『学校は楽しくなかった?』
『素敵なお友達は出来た?』
『先生の事はきらいかしら?』と尋ね、ワンダは一日を振り返って、お友達と楽しく過ごした事や、先生が大好
きなことを伝えると、先生は『じゃあ、あなたは間違いなくここの学校の生徒よ』と答えるのです。
この作者の方がイギリスの方でして。
イギリスも移民の多い国ですから、日本
にいるとなかなか人種問題って肌でわかりずらいですが、そういったことを象徴しているのではないかなって思いながら読みました。
見た目が違っても、あなたは大事なひとりってことが言いたいのかなって。
ちょっと”オンリーワン”ぽく捉えそうですが、
あなたは大事な一人、でも特別じゃない
この、
でも特別じゃないってのはとっても大事な気がします。
みんながみんな特別だったら、利己の応酬
になるだけだと思うから。。。
あと、ママがワンダを送り出すのに
『学校では悪い子にしてるのよ!でも悪い子になりすぎてもだめよ』
というのは考えさせられちゃいました。
どうしても親は、学校でもおりこうにしてなさーい!って言ってしまいますよね。
でもこの言葉を子供に投げかけるにも、その言葉の真意が子供にも伝わらなくちゃ、親と子供の信頼関係が出来てなきゃ、文面どおりに取られてハチャメチャされたんじゃ困りますから、とっても難しい事だなって思いました。
我が家の子供らが、この作品からどんなものを感じ取るかわからないけど、私にとっても大好きな絵本になりました