多分我慢ができなかったんだろう。
あの後
部屋に戻って
バクハツ
しそうなのを発散できなくて
泣きながら妹に電話してた。
私からの着信は妹が出るとは限らない。
甥たちが出て
「もしもし」や私の名前を言ってた。
私が泣いてるのも
「ママに換わって」ってのも全く無視状態。
不思議なもので
いっぱいいっぱいだったのに
彼らの声を聞いて少し落ち着いていた。
でも多分自分の甥だから。
彼らの存在には私にとってすごいものがある。
私はずっと子供嫌いだった。
クソガキとしか思わなかった。
20代の前半なんて自分の子供すら欲しいと思っていなかった。
だからって今子供好きになったわけでない。
彼らだから好きなだけ。
しばらくののち
パパが出て
私の声を聞いて
状況を把握したようで。
妹の声は優しかった。
やっぱりこの家にいたら
この家にいる限り
治るものも治らない
ようだ。
恐くてもひとり暮らしをした方が良いと。
でも先立つものがない。
妹の家に住んでも構わないと言われたが
妹の家に住んで、そちらで仕事探して、
それからひとり暮らしはじめてもいいしと。
家を出る覚悟で来るなら迎えに行くよと。
その時私の頭の中には
愚かにも
歌舞伎との天秤があった。
今月
可能なら京都に行きたい。
家にいる方が旅行の手配や準備もしやすい。
それを考えてた。
その考えと
泣くと何かすっきりと軽くなるようで
よく涙には浄化作用があると聞くが・・・
話して少し楽になったから大丈夫頑張ると電話を切った。
でも
夜中に事態は変わった。
薬飲んだのに眠れなくて
暴れ泣き喚いた。
そうですね
妙に冷静な時ってあります
大泣きしてるのに
頭の隅に「なんで泣いてんだ?」って
で急にピタッと泣き止んで
笑えてきたり
泣くのって
体力いるんですよね