Hiro & neighbour children
うちのNGOのメンバーでHenryというパン屋さんがいます。ナイロビで長い間働いていましたがカイモシの実家の要請で田舎に戻ってきました。ところがこちらに戻ると仕事もなく、また例にもれず、あまりに貧しくなったので奥さんも逃げてしまいました。うちのNGOでパンやケーキを売り始めましたが、なかなか高く売れず、困っていました。パン屋の腕はナイロビでヨーロッパ人から習ったということで、食パンもケーキも大変おいしいです。それで今までスーパーから買っていたパンやお菓子ををすべてかれから買うことにしました。今、彼は小麦粉や卵などの材料も買えるようになり、私たちも毎日おいしいパンやお菓子を食べることができます。
家に行くと家の壁はボロボロで、2人の子供のうち一人を養っています。パン焼き窯は手作りで、木材を燃やして作ります。さすがプロですので私の豆パンやにんじんパンと比べてもプロ級の腕です。今、彼もすこしづつ生活が上向いてきています。