老人保健施設でおかーさんが暮すようになって
早、5ヶ月になります。
それまでは本当に毎日が辛くて、
眠れない日もありました。
おかーさんの事が頭から離れず、いつまた
「はにー、胸が苦しい、早く来て!」と電話が来るかと
どきどきして、仕事をしていました。
夜中に救急車を呼んだこともありました。
そんな日々から離れて私自身も自分のことや
息子たちの事を考える余裕が出来ました。
今日も面会に行って、おかーさんの好きなみかんや
お菓子、それとTVガイドに着替えの服や下着を置いてきました。
介護施設等に行くと、面会にきた人の記録を取るための
「面会簿」が置いてあり、誰の所にどんな人が来たのか
見れば分かるようになっています。
今日も記入してきました。
そしていつも悲しくなります。
それはおかーさんの娘さんが来た記録が今日もないからです。
おかーさんが動けなくなって、ずっと私がほとんどを
カバーしてきましたが、義理の妹の助けは99%なく、
専業主婦の彼女は家に会いにも来ません。
たまに電話をダンナサンがすると、
「子供のことで忙しい」のでなかなか来れないと言います。
でも、彼女の子供たちは
上は二十歳、一番下でも高校生です。
何がそんなに忙しいのでしょうか?
他人ではなく自分の母親が会いたがっているのに
どうして来ないんだろうと不思議で仕方ないです。
私の実家のように遠方に住んでいるならともかく、
バスや電車ですぐに来れる所に住んでいるのに。
私やダンナサンより
どんなことがあっても彼女の立場を悪く言わないおかーさんが
一番会いたい人はやっぱり自分の娘なんです。
どうしてそれが分からないのでしょうか?
「たまには会いに行ってあげて」と電話するのも
もう、やめました。
面会に行かない何らかの理由があるから行かないのだろう、
そう思うしかないです。
もし、おかーさんに万一の事があっても
私たちがしてあげられる事をするだけです。
介護に参加していない彼女には、
看る辛さも看られる辛さも
きっとその日が自分に訪れるまで分からないのでしょうね。
私には理解できません。