週末は義父の一周忌になります。
ちょうど一年前、出産のため実家に戻ったころから、
以前より闘病中の父の容態が悪化。
臨月を迎える頃に更に悪くなりました。
そうなると私の出産が先か、義父の死が先かという、
深刻な状態になり、幸いに、無事に出産した知らせの方が早く、
出ない声を振り絞って電話で話してくれたのが、
義父と私の最後の会話になりました。
後悔するのは、義父に息子を抱かしてあげられなかったこと。
まるでゆずり葉のように、息子の誕生を待って、
義父は私の床上げ前に亡くなりました。
秋にある還暦のお祝いを待たずして。
だから、お葬式にも参加できませんでした。
実父が二日おきぐらいに息子の写真を送り続けたので、
毎日嬉
しそうに眺めていたそうです。
初めての内孫、そして男の子ということで、
大変喜んでいたと聞き、そういう概念のなかった家に育った私も
男の子でよかったと心底思いました。
そして、結局子供を無事に出産ということが、
義父への最初で最後の孝行となってしまいました。
直接抱かせてあげられなかったというのは、
誰もが無念に思ったでしょうし、私も悩みました。
でも、誰の力でも、どうにでもならなかったこと。
優しかった父ですから、きっと許してくれる。
それよりも、この子を無事に育て上げようと思い、
今日まで参りました。
長いまつげ、笑うと現れるえくぼ。
間違いなく義父の血がこの子に流れているんだと
見るたびに、実感します。
一周忌に大きくなった息子を見て、
きっと目を細めて喜んでくれているでしょう。
不思議な事に、義妹夫婦の第二子妊娠の知らせは
義父の亡くなる前日で、
今年の正月は忙しくなるぞ、とまるで他人事のように
義母に語っていたそうです。
お義父さん、お正月は忙しかったけど、とても賑やかでした。
お義父さんがいないのが不思議なくらい。
私は元気なお義父さんしかしらないから、余計に。
また今週末もみんなで集まります。
大人たちが子供たちに振り回されているのを
天国で見守っててくださいね。
こんにちは。只今無事に帰宅しました。
優しいお言葉をありがとうございます。
私は立派な嫁ではないですよ。
前にも書いたのですが、主人の両親にはとても
大切にされているので、恩返しはしたいと思っただけで。
実際のところ、子供が生まれてから、双方の親に
洋服やオモチャなどを買ってもらい、更に迷惑を
掛けているのが現状です。
それでも、孫に何かするのが楽しみだからと言ってもらって
言葉に甘えています。
私も同じように孫が出来た際には、そんな風に
孫の面倒を少しでも見られるような心身共に
健康でいたいと思っていますよ。