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ゲルソン療法を始める前に@ [2009年11月02日(月)]
●ゲルソン療法の患者のためのチェックリスト
 これはゲルソン研究所副所長のノーマン・フリッツが、本書第3版のために1977年に執筆した。もし「この療法からどんな形にせよ逸れることは治癒を遅くしたり、治癒をストップさせたりしてしまうか」と言うふうに問われたならば、「そのとおり」と答えるしかない。どんな理由にせよ「本療法を厳格に守れない、と言う場合には、初めからこの療法を始めない方がいい」と言わざるを得ない。
註:もっとも、理論を踏まえた上で、個人にあったやり方で頑張っていっらしゃる人もいます。あくまでも「理論」を踏まえた上で、各書籍を読み漁った上で、自己責任の上で、頑張って下さい。

 参考までに…ぱくッ!
HEALTH FREEDOM
正確なゲルソン療法の情報−米国ゲルソン・インスティテュート認定のゲルソン・ケアギバーがお届けします。
www10.plala.or.jp/healthfreedom/ - キャッシュ - 類似ページ

●すり潰しと圧搾が別々に分かれたタイプのジューサーを使っていますか?両方が1つにな
 ったジューサーでは治療に失敗します。
●レバー・ジュース用の子牛のレバーは丸ごと新鮮で、冷凍ではなく重さ4ポンド(約500グ
 ラム)以下のものを使っていますか?
●料理や浣腸用の水はフッ素。塩素・軟水剤・その他化学物質の入っていないものを使っていますか?(ボトル詰めの水の中には、フッ素の入っているものもあるので注意すること)
●塩・煙草・アルコール・紅茶は全て止めていますか?
●許されている調味料以外のものを使っていませんか?
●薬はやめていますか?
●練り歯磨きや歯のフッ素治療・ソーダ中の重炭酸塩・塩などはやめていますか?健康食品
 店の練り歯磨きには使っていいものもあります。
●エアゾルのスプレイ・空気浄化剤・殺虫剤・ペンキの匂い・その他同じような化学物質を家
 庭から追放していますか?
●脱臭剤・ヘアダイ・パーマネント・口紅などは使っていませんか?
●禁じられたタンパク質・脂肪や油脂類・その他の食品が食事に入っていませんか?
●食事処方箋・医療処置・浣腸処方など全てを本書に書かれている通りの組み合わせや回
 数・量でやっていますか?
●アルミニウムの器具は使っていませんか?
●直射日光に当たることや、テレビを見るのは少なくしていますか?
●食事やジュース用の野菜、果物は有機栽培のものですか?有機栽培のものはしばしば、
 そうではないものの何倍もの栄養素を含有している。殺虫剤は治癒をストップさせてしまう。
●患者および介護者が反応、好転反応(フレアー・アップ)・浄化の重要さを理解しています
 か?反応や好転反応(フレアー・アップ)その穂の痛みや不快のときには、コーヒー浣腸
 回数を増やしてやるべきだということを理解していますか?また、ひまし油療法を続けること
 の大切さも理解しているでしょうか?
●介護者が反応や好転反応(フレアー・アップ)の期間は食事をどう変えるかと言うことを理
 解していますか?
●患者への充分な助けが準備されていますか?治癒を促進するためには患者には休息や
 エネルギーの蓄積が必要です。
●食事は変化を与え、食欲をそそるものにしていますか?
●シュース用の布は適切に洗い、煮沸していますか?
●時々、最初の3〜4週間のような厳格で集中的なプログラムに戻すことが必要だと言うこと
 を理解していますか?
●治療法に第33章にある指示や患者の状態に合わせた変化をつけていますか?
●スープを作るのにフット・ミル(マクオート用、家庭用品店で売っているフォーレイ・フッド・ミ
 ル)を使っていますか?
●ジュース用には甘いリンゴよりは出来るだけ酸っぱいリンゴ(ビビン=少し平たい形のリン
 ゴ、ワインサップ=米国の中形の秋リンゴ、マッキントッシュ=旭=あさひ)などを使ってい
 ますか?
ゲルソン療法を始める前にA [2009年11月03日(火)]
P.62第5章 理論より

 私の理論は、ガンの一般的科学理論を意図したものではない。また自分の理論を他の理論や解釈と比較してみようとするつもりも、私には無い。医者が適切なガン治療を実施するうえでのガイドとして役立つことのみを目的としたものである

この章を始めるに当たり、以下の表を割愛させていただくことを、記します。

公営水道のナトリウムとカリウムの含有量
食品分析表
果物と野菜
食品中のナトリウムとカリウム含有量
アメリカ食肉研究所ニューヨク事務所のデータから
雄のウィスターラットにおける朝・夕、日と日の間の血中イオン濃度の比較
血中イオンの調査結果の統計的分析
生レバーエキスの半定量分光分析法による分析結果
リチャ−ド社レバー製品の分析

 上記に関しましては1945年時点のものであり、アメリカ国内の分析結果であり、詳細なものであるため割愛させていただきました。

P.275
 まず278ページから始まる食品分析表を見て欲しい。
 フダンソウの分析では、幼い葉では100グラム当たりナトリウムが48ミリグラムなのに対し、成熟した葉では210ミリグラムで、これは加工しない植物食品では、ナトリウム含有量が最も高い。
 全ての食品分析を通じて分かっているのは、カリウム含有量の相違よりもナトリウム含有量のばらつきはより大きい、と言うことである。これは単に食品による違いと言うばかりではなく、同じ食品のサンプルの違いによってもそうなのだ。これはある程度までは人為的な原因にもよるが、純粋に自然な産物についてもそうなのだ。さらに百分比でいって、ナトリウム含有量の低い植物食品については、一層そうである。
 たとえば3種類のバナナのサンプルで、100グラム当たりナトリウムは0.2,0.6,0.8グラムと言った具合で、いくつかの分析によれば、他の食品に関しても同じような相違があるのが判っている。
 食塩は調味・保存・漬物・法律上の規定などの目的以外にも、たくさんの目的で使われている。たとえば硬くなった豆やその他の比重の高い異物と緑の豆をえり分けるのには濃い塩水で後者を浮かせて選択するとか、缶詰用にスライスしたリンゴや梨が酵素の働きで色が焦るのを防ぐのにも、また冷凍食品の脱色、さらには熱交換・塩基交換により軟水剤を再生させるなどの目的で、塩水や塩は使われている(軟水化した水の中のナトリウムは重炭酸塩になっているので、軟水化した水は缶詰の野菜が硬くなるのを防ぐのに使われている)。
パンやケーキ、チーズの青カビを防ぐのには、プロビオン酸ナトリウムが使われている。リン酸ナトリウムは酸性化剤として使われる。第2リン酸塩はプロセスチーズの乳化剤、水分を抜いた牛乳の安定剤、即席調理用のデンプンの調理促進剤などとして使われている。
 これらの数例だけを観て見ても、音字SY区品を原料にしていても自然な食品に比べて加工食品では、いたるところにナトリウムが多く使われていることを知るのに充分だろう。 『サイエンス誌』1957年5月3日号(第125巻3253号)にはこんな記述もある。
 バイオエンジアリングのための道具=ウイスター・アルビノ・ラットにおけるナトリウム、カリウム、カルシウムの正常な体内含有量の変化について=i286ページの表(1)(2)も参照)
 「最近の10年の間(1958年現在)に組織液の電解質の変化を物理学的に調べるのに、焔光分光測定法を使うことが目立って増えて来た。そして一般的に、少雨数の体小動物を使うのが普通である。これはほとんどの研究で血液中の電解質の濃度は通常はごく小範囲の変動しかなく、安定しているものだからと考えられているからだ。多くの器官の働きは、1日のうちでも変化していることは以前から認識されて来た。しかし、血液の中身にも目立った変化が起きているのだと云う事実は、ごく最近になって注目されるようになったに過ぎない。
 これらの研究は総体として動物の電解質の変化を問題にする場合には、血液中の鉄分の1日の中における変化、日と日との間の変化と言うことを考慮する必要を教えるものである。小数の実験動物を調べて、それで正常な%S分レベルなるものを決めたり、そういうレベルを安定した基礎ラインとして電解質の変化を論じる場合には、実験動物からのサンプリングをいつとるかという基準を、厳密に決めねばならない」
● 療法実施のためのスケジュール
これは本書第3版のためにゲルソン研究所副所長ノーマン・フリッツが1977年に執筆した。
患者も介護者もゲルソン療法を始める前に、ここをよく読み、理解しなければならない。

注意
 290〜293ページに述べるスケジュールは、療法開始の最初の何週かの標準的な食事と、標準的な服用量を示したものである。

患者氏名                               治療開始日
     ゲルソン療法の時間スケジュール            治療内容の変化日
午前 8:00 ジュースそれぞれ8オンス(オレンジ)食事(朝食)
     アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠
     カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)4滴
     ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 3滴
     甲状腺1グラムの錠剤   1錠
     ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠
     パンクレアチン錠   3錠
1日の間の検査
   コーヒー浣腸(4時間に1回、あるいは必要な場合はそれ以上やる)
   ひまし油の浣腸 1日おきにやる
   検査  全ての血球の血液検査・尿検査・血中電解質検査・甲状腺機能検査
9:00 ジュースそれぞれ8オンス(青葉野菜)
カ     リウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)4滴
10:00 ジュースそれぞれ8オンス(リンゴとニンジン)食事(  )
      アシドール・ペプシン剤カプセル 錠
      カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)4滴
      ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 3滴
      甲状腺1グラムの錠剤   1錠
      ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠
11:00 ジュースそれぞれ8オンス(レバー)
12:00 ジュースそれぞれ8オンス(青葉野菜)
      カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)4滴
13:00 ジュースそれぞれ8オンス(リンゴとニンジン)食事(昼食)
      亜麻仁油1
      アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠
      カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)4滴
      ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 3滴
      甲状腺1グラムの錠剤   1錠
      ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠
      パンクレアチン錠  3錠
14:00 ジュースそれぞれ8オンス(青葉野菜)
      カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)4滴
15:00 ジュースそれぞれ8オンス(レバー)
16:00 ジュースそれぞれ8オンス(レバー)
17:00 ジュースそれぞれ8オンス(リンゴとニンジン)
      カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)4滴
      ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 3滴
      甲状腺1グラムの錠剤   1錠
      ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠
      パンクレアチン錠  3錠
17:30 ジュースそれぞれ8オンス(リンゴとニンジン)
18:00 ジュースそれぞれ8オンス(青葉野菜)
19:00 ジュースそれぞれ8オンス(リンゴとニンジン)
      食事(夕食)
      亜麻仁油1
      アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠
      カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)4滴
      ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 3滴
      甲状腺1グラムの錠剤   1錠
      ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠
      パンクレアチン錠  3錠

氏名 R.C氏(の場合)

1956年3/8 開始から2週
         8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
         レバージュース2杯を2回
     食事 通常コース
         アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
         カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)10滴を4回
         ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 6滴を3回
         甲状腺1グラムの錠剤   1錠を5回
         ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を6回
         パンクレアチン錠   4錠を3回
         ビタミンB12(50マイクログラム)とレバーエキス3CCの注射
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸(4時間に1回)
  ひまし油の浣腸 1日おき
  検査  全ての血球の血液検査・尿検査・血中電解質検査・甲状腺機能検査

3/23    3週
        8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
        レバージュース1杯を2回
    食事 通常コース
        アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
        カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)10滴を2回
        ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 6滴を1回
        甲状腺1グラムの錠剤   0.5錠を3回
        ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を6回
        パンクレアチン錠   4錠を3回
        ビタミンB12(50マイクログラム)とレバーエキス3CCの注射
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸(4時間に1回)
  ひまし油の浣腸 1日おき
  検査  血中カリウム、基礎代謝
4/14   1週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース1杯を2回
   食事 通常コース
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)10滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 6滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   0.5錠を3回
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を6回
       パンクレアチン錠   4錠を3回
       ビタミンB12(50マイクログラム)とレバーエキス3CCの注射
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に3回
  ひまし油の浣腸 週2回
  検査  尿中の窒素・血中の尿酸
4/21   4週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース1杯を2回
   食事 通常コース
       1日半ポンドのポットチーズとグラス1杯おバターミルク
       または脱脂粉乳で作ったヨーグルトを追加
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)8滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 6滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   0.5錠を2回
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を6回
       パンクレアチン錠   3錠を1回
       ビタミンB12(50マイクログラム)とレバーエキス3CCの注射
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に3回
  ひまし油の浣腸 週2回
  検査  血中カリウム、基礎代謝
5/22   4週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース1杯を2回
   食事 通常コース
       1日半ポンドのポットチーズとグラス1杯のバターミルク
       または脱脂粉乳で作ったヨーグルトを追加
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)8滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 6滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   0.5錠を3回
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を6回
       パンクレアチン錠   4錠を3回
       ビタミンB12(50マイクログラム)とレバーエキス3CCの注射
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に3回
  ひまし油の浣腸 週2回
  検査  全ての血球の血液検査・血中カリウム
6/22   4週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース1杯を2回
   食事 通常コース
       ポットチーズとグラス1杯のバターミルク、脱脂粉乳で作ったヨーグルト
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)10滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 6滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   0.5錠を3回
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を6回
       パンクレアチン錠   4錠を3回
       ビタミンB12(50マイクログラム)とレバーエキス3CCの注射
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に3回
  ひまし油の浣腸 週2回
  検査  尿中の窒素・血中の尿酸
7/23   3週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース1杯を2回
   食事 通常コース
       ポットチーズとグラス1杯のバターミルクの代わりにグラス1杯のスキム
       ミルク(脱脂乳)
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)10滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 4滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   0.5錠を3回
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を6回
       パンクレアチン錠   4錠を3回
       ビタミンB12とレバーエキス3CCの注射(1日おき)
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に2回
  ひまし油の浣腸 週1回
  検査  尿中の窒素・血中の尿酸
8/13   6週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース2杯を2回
   食事 通常コース
       ポットチーズとグラス1杯のバターミルクの代わりにグラス1杯のスキム
       ミルク(脱脂乳)に、生の食品を増やす。
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)8滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 6滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   なし
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を4回
       パンクレアチン錠   3錠を3回
       ビタミンB12とレバーエキス3CCの注射(週2回)
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に3回
  ひまし油の浣腸 なし
  検査  血中の尿酸とカリウム
9/24   6週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース2杯を2回
   食事 通常コース
       ポットチーズとグラス1杯のバターミルクの代わりにグラス1杯のスキム
       ミルク(脱脂乳)に、生の食品を増やす。
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)8滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 6滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   なし
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を4回
       パンクレアチン錠   なし
       ビタミンB12とレバーエキス3CCの注射(週2回)
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に2回
  ひまし油の浣腸 なし
  検査  血中の尿酸とカリウム
11/2   6週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース1杯を3回
   食事 通常コース
       ポットチーズとグラス1杯のバターミルクの代わりにグラス1杯のスキム
       ミルク(脱脂乳)に、生の食品を増やす。
       オレンジとリンゴ・ニンジンジュースに、6個半のレモンを入れる。
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)6滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 4滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   なし
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を3回
       パンクレアチン錠   なし
       ビタミンB12とレバーエキス3CCの注射(週2回)
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に2回
  ひまし油の浣腸 なし
  検査  尿検査・総血球検査
12/14  3週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース1杯を3回
   食事 通常コース
       ポットチーズとグラス1杯のバターミルクの代わりにグラス1杯のスキム
       ミルク(脱脂乳)に、生の食品を増やす。
       オレンジとリンゴ・ニンジンジュースに、6個半のレモンはやめる。
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)6滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 4滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   0.5錠を2回
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を5回
       パンクレアチン錠   なし
       ローヤルゼリー 1日2カプセル
       ビタミンB12とレバーエキス3CCの注射(週2回)
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に2回
  ひまし油の浣腸 なし
  検査  血中カリウム検査
1957年 1/25  9週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース1杯を3回
   食事 通常コース
       半オンスの生のスウィートバター、白身魚を週1回追加する。
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)6滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 3滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   0.5錠を2回
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を6回
       パンクレアチン錠   2カプセルを1回
       ローヤルゼリー 1日2カプセル
       ビタミンB12とレバーエキス3CCの注射(週2回)
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に2回
  ひまし油の浣腸 なし
  検査  血中カリウム・総血球検査
3/29   7週
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース1杯を3回
   食事 通常コース
       半オンスの生のスウィートバター、白身魚を週1回追加する。
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)6滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 3滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   なし
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を6回
       パンクレアチン錠   3カプセルを3回
       ローヤルゼリー 1日2カプセル
       ビタミンB12とレバーエキス3CCの注射(週1回)
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に1回
  ひまし油の浣腸 なし
  検査  基礎代謝・総血球検査
5/20   
       8オンスのオレンジジュース、リンゴとニンジン、青葉類
       レバージュース1杯を3回
   食事 通常コース
       半オンスの生のスウィートバター、白身魚を週1回追加する。
       アシドール・ペプシン剤カプセル 2錠を3回
       カリウム剤溶液(小さじ、ジュースに混ぜる)6滴を2回
       ルゴール溶液2の1濃度/滴、ジュースに混ぜる 4滴を1回
       甲状腺1グラムの錠剤   なし
       ナイアシン50ミリグラムの錠剤 1錠を4回
       パンクレアチン錠   3カプセルを3回
       ローヤルゼリー 1日2カプセル
       ビタミンB12とレバーエキス3CCの注射(週1回)
 1日の間の検査
  コーヒー浣腸 1日に1回
  ひまし油の浣腸 なし
  検査  尿中の窒素・血中の尿酸
ゲルソン療法を始める前にB [2009年11月03日(火)]
P.62第5章 理論より

 私の理論は、ガンの一般的科学理論を意図したものではない。また自分の理論を他の理論や解釈と比較してみようとするつもりも、私には無い。医者が適切なガン治療を実施するうえでのガイドとして役立つことのみを目的としたものである

P.294
(前回更新分)で述べているように、これらの食事や服用量などはゲルソン療法の訓練を受けた医師によって常に調節される必要がある。
1)食事とジュース これに関しては第25章で説明した。食事や食事に対する反応がある場
 合や好転反応(フレアー・アップ)≠フ期間中は内容を変えなければならない。発酵乳製
 品(ヨーグルトやポットチーズ)は治療開始後68週目に(それ以前は与えてはいけない)医
 師の判断により追加しなければならない。例外としてバターミルクは発酵したものではな
 く、攪乳器で攪拌したものを使う。これは市販のものは栄養価が低く、殺虫剤などが混入し
 ていて、治療の妨げになることもあるからだ。
  有機栽培の食品と言うことが究めて重要である。
2)アシドール・ペプシン(アシドール) /KEY CO,734N.Harrison,St.Lauis,MO63122,USAから入手できる。 
3)カリウム(10%溶液)
 服用法
 最初の3〜4週間は1日10回の意レンジやニンジンとリンゴ、青葉野菜のジュースに毎回、1回あたり小さじ4杯を混ぜて飲む。つまり1日小さじ4杯×10回である。その後は医師は普通は20週の間、小さじ2杯ずつ1日10回に減らし、次の12週は小さじ2杯ずつ1日8回に、そしてその後の治療期間を通じて小さじ2杯ずつ1日6回に減らして、これを摂り続けさせする。しかし、医者はこれよりももっと細かく服用量を修正して行くのが普通である。
4)ルゴール溶液(半分に薄めたもの)
 服用方法(最初のの34週間のみ)
 オレンジジュース、1日6回のニンジンとリンゴのジュースに3滴ずつたらしてとる。つまり1日あたり3滴ずつ6回。その後は医者は8週間の間葉1滴ずつ1日に6回、そしてそのあとの治療期間を通じて1滴ずつ1日に3回といった具合に減らすのが、普通である。ルゴール液はレバージュースや青葉野菜のジュースに入れてはいけない。
5)甲状腺剤 
 服用方法(最初の34週間のみ)
 1日1グレーン(64.8ミリグラム)ずつ5回摂る。291ページの実例(前回更新分のR.C氏)で紹介してあるとおり8週間の間半グレーンずつ1日2回まで、その後14週間は半グレーンずつ1日3回、と言う具合に減らして使った。医者はもっと細かく修正するのが普通である。120回以上の頻脈は過剰服用のしるしと考えてよく、また生理期間中は一時的に摂取を中断する。
6)ナイアシン
 服用方法
 6ヶ月間は50ミリグラムずつ、1日に少なくとも6回は摂る。ガンが進んだケースでは、ゲルソンは1時間ごとに50ミリグラムずつ投与を続けた。反応(発熱や発赤)は一時的なもので害は無い。小さな出血も心配にならないが、生理期間中とか出血の場合には摂取を中断する。
7)パンクレアチン
 服用方法
 1日に3錠ずつ4回あるいは患者の必要に応じて摂る。パンクレアチンを摂るのに耐えられない患者も少数いるが、大多数の患者にはいい効果がある。
8)ローヤルゼリー(必ずしも必要ではない)
 服用方法
 カプセルまたは生のものを朝食の30分前に100ミリグラム摂る。温かい食べ物と一緒にとってはいけない。健康食品店などで手に入る。
9)レバーのエキス(なまレバー)およびビタミンB12
 服用方法
 3CCのレバーとビタミンB12を1ミリグラム、同じ注射器に混ぜ、中殿筋に毎日注射する。4〜6ヶ月あるいはそれ以上の期間、続ける。医者は普通、治療の経過により回数を少しずつ減らす。
〈注意〉レバージュースはレバー療法の中の極めて重要な部分である。
 服用方法
 最低1日にグラス3倍は治療の全コース、1824ヶ月を通じて飲むこと。レバーについては有機的に飼育された子牛の肝臓500グラム以下のものを使い、必ず脂肪分と有害物質を分離した後の、有効成分だけを使う。ので、一般人は手を出さないほうが無難である。
10〉コーヒー浣腸
 コーヒー浣腸については第25章で細かく説明したので、ここでは省略する。
11)血液の検査・総血球検査・T3〈甲状腺ホルモン、サイロキシン−3〉T4(同−3)の検査・尿検査
 これら全ての検査を治療開始前および治療を始めて最初の6ヶ月は46週間おきに行う。検査結果は治癒反応や好転反応〈フレアー・アップ〉≠ノよって影響を受けることがある。
14〉その他の医療処置
 ゲルソン療法開始以前にやっていた治療は、どんなものも急にやめてはいけない。ある種のケースでは、ゲルソン療法に通じた医師が少しずつやめるやり方を教える。
ゲルソン療法を始める前にC [2009年11月04日(水)]
P.62第5章 理論より

 私の理論は、ガンの一般的科学理論を意図したものではない。また自分の理論を他の理論や解釈と比較してみようとするつもりも、私には無い。医者が適切なガン治療を実施するうえでのガイドとして役立つことのみを目的としたものである

注:この章は大概ですので、必ず、諸々の理論を精読されますよう、お願い申し上げます。間違っても「砂糖はいけないんだよ」ではなく「これこれこう云う理由だから」と云う正確な理由を御理解いただければ幸いです。

P.297
 この治療には医者の指導が必要である。好転反応〈フレアー・アップ〉≠笆攝ォ的な感染症その他、体の衰弱などが複雑に絡んだ症状もしばしば発生し、それに対処するための特別な医療対策も必要になるからである。
 この処方をよく理解するために、読者は何度も繰り返してこの章を読んで欲しい。

〈必要な食品〉
 私の食事療法の食事は、通常の食事とは全く違ったものであり、主に次のような内容の食品から成り立っている。
●果物
●果物・野菜・青葉類のジュース
●野菜サラダ
●特別なスープ
●イモ類
●オートミール、パンなど
 全ては調理したてで、かつ塩抜きのものとする。
 食事の処方は私の療法のベースである。その主な目的は体全体をクリーンにして解毒し、肝臓の代謝・つまり食物の摂取から排出までの、消化吸収における変化の過程の機能を回復させることにある。
 食事療法も医療処置も、それ単独では効果を発揮しない。治療を成功させるためには、両者を組み合わせることが不可欠である。
 いま挙げた食物は、容易かつ速やかに消化吸収されるもので、体にはより大量の食物をより頻繁に供給してやる必要がある。患者は自分に可能なだけ、出来る限り多く食べ、かつ飲むことが必要である。これは起きている時にはもちろん、夜でさえそうすべきである。

 〈禁じられているもの〉
●ニコチン〈煙草および副流煙〉
●塩およびその代替品
●瓶詰め・缶詰・冷凍・保存・精製食品
●塩味をつけたり、燻製・硫黄で漂白したりした食品

〈具体例〉
●アルコール●アボカド・イチゴなどの液糖類●飲み物〈市販品〉●食品中の重曹●歯磨き粉うがい薬●キャンディ●ケーキ●チョコレート●ココア●コーヒー〈インスタントも。例外として、ひまし油療法により胆汁酸を洗い流す時に1日1杯だけ〉●クリーム●きゅうり●瀉利塩(しゃりえん=下剤などに使う)●脂肪●白い小麦粉●歯磨きやうがい薬の中のフッ素〈4版の註=フッ素処理した水道水も飲料・炊事用としては禁じられる〉●ヘア・ダイやパーメネント●アイスクリーム●キノコ●ナッツ類●油〈cold press=低温圧搾による亜麻仁油はよい〉●パイナップル●スパイス〈コショウ・パプリカ〉●大豆および大豆製品●白砂糖●お茶●飲料水

〈その後に許可が出るまでは一時的に禁じられるもの〉
●バター●チーズ●卵●魚●肉●牛乳

〈用具類〉
使ってはいけないもの―圧力調理器具・全てのアルミニウムの食器や用具類・
使うべきもの―ステンレス・ガラス・ホーロー・土器・鋳物の鉄や錫(すず)の用具

 〈ジュースを作るための道具〉
使うべきもの―すり潰しとジュースを搾る機能が別々になっているジューサー(下のような表を作り、飲むべき量を書き込むこと)
a 杯のオレンジジュース
b 杯のリンゴトニンジンのジュース
c 杯の青葉野菜ジュース
d 杯のグレープジュース
e 杯のグレープフルーツジュース
f 杯のリンゴジュース

使ってはいけないもの―リクイファイアー、遠心分離式ジューサー、ジューサー・ミキサーおよびマスターなどの器具。

〈必要な食品に関する指示〉
 果物〈缶詰は使ってはいけない〉
 次のような果物の新鮮な果物は大量に使うようにする。
 リンゴ・アンズ・バナナ・さくらんぼ・赤スグリ・グレープフルーツ・マンゴー・メロン・オレンジ・桃・梨・プラム・タンジェリンなど。
 梨やプラムは、シチューにすると消化がより容易になる。
 果物もシチューに使ってよい。
 干しブドウ・干し桃・ナツメヤシの実・イチヂク・アンズ・プルーン・ミックスフルーツなどの干した果物も、硫黄処理されていないものは使っていい−洗って水に漬けてシチューにする。
 全ての液果類とパイナップルは禁じられている。これらに含まれている芳香酸は、好ましくない反応を起こすからである。アボカド・ナッツ類・脂肪酸が多過ぎるキュウリもまた禁じられている。
注:液果類=ベリー類?…ぱくッ!
フルーツ(果実)およびベリー(液果)類
フルーツ(果実)およびベリー(液果)類. ... 所在する国家/地域: 領域の分類:. あなたの現在の位置: 農業および食品 > 農業および漁業 > 果物および野菜 > フルーツ(果実)およびベリー(液果)類. [戻る]. 詳細な分類 ...
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 また、最近(1958年現在)の臨床観察や動物実験により、アルファルファのタネやもやしの中にあるアミノ酸のカナバニンは人間や猿にリウマチ病(慢性関節リウマチ・全身性エリテマトーテス)の好転反応(フレアー・アップ)≠起すことが示唆されている。ゆえに両者共に禁じられている。

〈ジュースについて〉
 常に搾りたてのものを、毎日飲む。缶詰のジュースは不可である。1日に摂る量については第32章参照(前日更新済)のこと。
 なお、水は飲んではいけない。体の飲む能力の全てを、ジュースとスープを飲むためにあてなければならないからである。
 またルゴール液は、青葉野菜のジュースに入れてはいけない(化学反応を起こすため)。

〈1杯分の新鮮な子牛のレバージュース〉
 洗っていない新鮮な若い子牛のレバー反ポンドを1インチ幅に切り(肝臓全体の重量が2ポンド半から4ポンド=250グラムから500グラム以下のものを使う)、ニンジン全体の4分の3ポンドと小さいリンゴ1つを加える(ニンジンはプラスチック袋入りのものは使わないこと)(註)。
註:有機栽培のものを使うこと。食品用のプラスチックは改良されてはいる。しかし、前もって少量ずつこういう袋に入れてある野菜は長く新鮮らしく′ゥせるための食品保存剤が使われていることが多い。
 レバーとニンジンを1つずつ交互にとって、2回すり潰し(註)よく混ぜる。
註:もしもすり潰し器の歯が細かくて、1度すり潰すと材料がほとんど液体状になるような場合には、2回すり潰す必要はない。
 プレスのやり方−2枚の白いナプキン(註)を用意し2つとも半分に折って、ぬれた布の上にクロスさせて置く。ナプキンの中央にレバーとニンジンの混ざったものを、小さじ2杯置き、ナプキンの4隅を重ね合わせて畳み、それから布を同じように畳んでからプレスする。全部をプレスし終わるまで、同じことを繰返す。紙ナプキンはプレスするたびに、新しいものと取り替える。搾ったものは、すぐに飲むこと。飲んだ後でオレンジジュースを適当量、飲む。布は12インチ四方のナイロン布を使う。
 もしも毎日、新鮮なレバーが入手できない場合には、2倍の量を買っておいて半分は使い、残りの半は使わないでキッチリ♀Wの閉まるガラス容器に入れて冷蔵庫に保存する。冷凍にならない温度で保存するのが大切で、摂氏2,3℃で翌日まで保存するとよい(註)
註:レバーは屠殺後すぐに空気のもれない袋に入れて氷水に漬けるべきで(血焼けを防ぐ〉
、1度、30〜60分間冷やしたならば、冷蔵庫の中に氷の皿を入れて保存する(冷凍にしてはいけない)。このやり方をすれば、レバーは96時間栄養価が低下せずに使える。
ゲルソン療法を始める前にE [2009年11月04日(水)]
P.62第5章 理論より

 私の理論は、ガンの一般的科学理論を意図したものではない。また自分の理論を他の理論や解釈と比較してみようとするつもりも、私には無い。医者が適切なガン治療を実施するうえでのガイドとして役立つことのみを目的としたものである

注:この章は大概ですので、必ず、諸々の理論を精読されますよう、お願い申し上げます。間違っても「砂糖はいけないんだよ」ではなく「これこれこう云う理由だから」と云う正確な理由を御理解いただければ幸いです。

P.309
■注意■−きわめて重要!
 他の医薬品〈アスピリンを除く〉は、医者に相談せずに摂ってはいけない。
 この治療法によって肉体が浄化された後では、体は感じやすくなっていて、通常の麻酔薬でさえ危険な薬になり得る。だから患者は歯医者にも、アドレナリンを使う使わないに関わりなく、ノボカイン〈麻酔薬〉を通常のように2cc使うのではなく「0.7ccだけ使ってくれ」と言わなければならない。
 この他の麻酔薬や薬剤でも、歯科ようのものも含めて、どんな薬もゲルソン療法の経験を持つ医者に事前に相談することはなしに、使ってはいけない。重くかつ、ショックな反応が起こり得るからである。

〈肝機能の回復〉
 この療法はクリニックでも家でも肝臓やその他の器官の機能の回復に応じて、少なくても18ヶ月間は、厳格n実行しなくてはならない。

浣腸
 これについては第26章を参照のこと。
 ここでは、ひまし油療法についてのみ、再度述べておく。
 ひまし油療法には、次のことが重要である。朝10時に大さじ2杯のひまし油を飲み、次に赤〈黒〉砂糖を入れたブラックコーヒーをカップ1杯飲む。午後3時(5時間後)に次のようにして、ひまし湯浣腸をやる。
 1クォート(946cc)のぬるま湯と化粧石鹸で石鹸液を作る〈石鹸の欠片が残っていないように完全に溶かす)。これに大さじ3,4杯のひまし湯を入れ、さらにここにル−バイル(脂肪抜きの乾燥した胆汁の粉:この浣腸液に入れるルーバイルの代わりに、雄牛の胆汁の粉末を小さじ半杯、使ってもよい。ただ、この粉末は口から摂ってはいけない)のカプセルを4つから6つ入れる。そして、全体が乳化するまでよく掻き混ぜてからカフェインを30滴たらす。ひまし油浣腸は行う時に、よく掻き混ぜなければならない。そうしないと、ひまし油が液の表面に浮いて浣腸器に残ってしまうからだ。
 ひまし油はジュースの15分後の午前10時15分に摂ってもいい。しかし、朝食後にひまし油を摂ることができない患者もいる。この場合は次のような代替のやり方をしてもいい。
 朝7時に大さじ2杯のひまし油と赤(黒)砂糖入りのブラックコーヒー1カップを飲み、7時5分にコーヒー慣用をし、7時30分に軟らかい果物を1切れ食べ、8時に朝食とジュースを摂る。そして正午のひまし油入り石鹸液の浣腸までは軟らかい果物を少なくとも小さいもの1切れずつを30分ごとに食べる。これは痙攣を防ぐためである。ジュースは普通の間隔で摂らねばならない。そしてコーヒー浣腸は午前11時にする。午後および夕方にも、この他にコーヒー浣腸を追加することが必要な場合もある。望ましいことではあるが、ひまし油浣腸は腸内に保留されることが絶対条件ではない。
 この治療ガイドの章の内容をよく理解するには、繰り返し・繰り返し、読むしかない。またこの部分は私のクリニックに来診する際にはいつも必ず、携帯してきてもらう必要がある。

(医者のための特別な注意(第4版で改訂)〉
 ゲルソン療法は免疫力を強化する療法であり、塩分と水分の管理・治療に役立つ栄養・体の浄化−つまり解毒・代謝機能の正常化などをベースとする総合的な治療の処方箋である。ゲルソン療法は正常な組織・器官・骨髄・血管・それに胃腸管の安定性に依存している。だからこの療法の効果は、次のようなことによって効果が上がりにくくなることがある。
1〉それまでに化学療法を長く受け続けてきた場合。
2)長期間ステロイド剤・プレドニゾンを使ってきた場合。
3)脳下垂体・副腎・膵臓・胃の3分の2以上、結腸〈腹式回腸切開術とともに)を切除した場合。
4)肺や腹部に穿刺(せんし)術がたくさん行われて来た場合。
5)肝臓のダメージがひどすぎる場合。
6)免疫抑制のために、抗ガン剤でもあるエンドキサン(シクロホスファミド)の投与を必要とする臓器移植をした場合。
挑戦@ [2010年03月10日(水)]
 これは、貴方に勧めているわけでは御座いません。「世の中にはこう云う考え方があり、実践されていらっしゃる方もいる」ということを綴らせていただいております。
 もしも「私もやってみようかな」と思われた方は、自己判断・自己責任でお願いいたします。他の誰のものでもない、あなた自身の命、なのですから。


 さて、今回から「そこまで言うなら、俺の体で試してやる。もしも結果が出なければ最低の嘘つき野郎≠ノなるぞ」なる挑戦を受けましたので、公開実験?させていただきます。

 基本的にインターネットは噂の宝庫≠ナあり、虚々実々が入り混じったヴァーチャル(妄想)な世界だと信じております。ので、血液検査結果一覧表をデジ・カメや携帯電話で撮って証拠として提示できない以上(ゴメンなさい。私も挑戦者も持っておりません)、「作り話し」と云われても否定できません。
 とても残念なことでは御座いますが上記理由により、「俺が見てる。脚色があったら実名(苗字)で書き込んでやる!」と云う、非常にアバウト(あやふや・曖昧)な条件下で血液検査の結果を発表させていただくことになりました。

 挑戦者
 Z.Xさん72歳 ○○県在住 自営業 2009年12月『悪性血管肉腫』発症 既往歴なし。
 2009年12月〜2010年1月
 私立大学病院にて患部切除。
 化学療法(タキソテール60ml+フィシザルツ100ml+デカドロン6mg+ザンタック50mg+
       生理食塩水50ml+レスタミン10mg5錠)
 2010年1月 放射線療法 2.5GY(グレイ)28回(5回/週) 服用薬:拒否

 使用サプリメント
 マルチビタミン マルチミネラル レシチン カルシウム セレン 食物繊維 アガリクス
 サメ軟骨 ビタミンB群 ビタミンC マルチカロテン ビタミンA ビタミンE プロテイン
 アシドフィルス菌ヨーグルト マミー 粉ミルク

 食材
 玄米 10割蕎麦 胚芽パン 塩(カリウムがナトリウム含有量を上回るもの) 鰹だし
 舞茸 シメジ 椎茸 若布(わかめ) キャベツ等の青葉野菜 大根 ニンジン
 サツマ芋等の根菜類 果物(リンゴ、オレンジ、ミカン、バナナ)
 シリアル(イチゴなどの液果類が入っていない、無糖のもの) 生鮭、生の青魚

 2010/3/5
WBC(白血球)2.8
RBC(赤血球)4.23
HGB    14.1
HCT    42.9
MCV   101.4H
MCH    33.3H
MCHC  32.9
PLT    19.9

NEUT   47.4
EOSINO  4.7
LYMPH  40.7
MONO   6.0
BASO   1.2H
総タンパク 7.0
アルブミン **
直接ビルりビン**
尿素窒素 11
クレアチニン 0.82
尿酸     **
AST(GOT)25
ALT(GPT)36
アルカリフォスタラーゼ 169
γ−GTP  32
LDH   187
CPK    **
アミラーゼ **
コレステロール138
トリグリセライド  187H
ナトリウム  **
カリウム   **
クロール   **


MCV(平均赤血球容積)101.4HとMCH(平均赤血球ヘモグロビン)33.3H
 疑われる症状=多血症?
BASO(好塩基球)   1.2H
 疑われる症状=甲状腺機能低下症(粘液水腫)、慢性骨髄性白血病?
トリグリセライド(中性脂肪)187H
 疑われる症状=甲状腺機能低下症、糖尿病、肥満症、脂肪肝、ネフローゼ症候群、
           慢性腎不全、家族性高トリグリセライド血症、急性膵炎など?

 オドロおどろしい病名が並んでおりますが、他の血液検査の結果から組み合わせて推察します(私は医師ではなく、ド・素人で御座います)と…最寄の医師に御相談ください。

 まずは禁酒・喫煙です(両方とも血管の攣縮:れんしゅく=細かく震えながら縮む)。ことにタバコは肺の抹消血管を傷(いた)め肺疾患の危険を高めます。

 肉・獣脂・精白炭水化物の禁止(この3つは全てガンの餌≠ナす。健常者は少量なら代謝する、そうです←民間療法愛好家が言っているので、ド・素人な私の言葉では御座いません。)

 本人の負担にならない程度に20分の運動(朝・夕の2回)。

 体を冷やさないように絶えずダウンジャケット着用。
 
 入浴は体温+2度のお湯に胸上入浴、たっぷり汗をかき、入浴後に水分+サプリメント

 電気毛布は排除し、湯たんぽか同等品を使用する(『奇跡のホルモン メラトニン 電磁場』参)。

 排尿や排便の観察(色と変化、回数)その他、睡眠時間、気分の変遷、運動、食事内容など日常の行動日記。

 さて、これだけ管理された生活を3ヶ月間できるのでしょうか。ちなみにサプリメントの組み合わせと飲み方は個人差があるため割愛させていただきました。


 これらを実行するとなると…

サプリメント代金だけで8万円/月はします!しかも体調に合わせて1日、20〜40粒(包)
 飲みます(6回/日)
○味付けは出汁(だし)と1日4グラム以下のカリウム塩のみを小分けに使うだけです。
○砂糖を使った菓子は禁止です。調理にも使えません。甘味は黒砂糖のみ(1日1個を小分
 け)、です=市販の菓子類は一切禁止です。
○焼き芋、ふかし芋は主食になります。
○青葉野菜は生食、若布も基本的に刺身として食べていただきます。
○食事の回数は軽食(粉ミルクや果物、野菜ジュース)を含めて7回/日か、それ以上です。
○痛み止めや睡眠薬など、一切の薬の服用はやめていただきます。御自分で爪もみ療法 (書籍かネット検索)≠オてください。
○最初の1ヶ月は、コーヒー浣腸を1日2回(朝・夕)してもらいます。
○毎日、世間話しをしていただきます。

 厳格なゲルソン療法を参考にしてください。どう考えても、時間と費用が保険診療よりもかかります。さあ、出来るものならやってみて下さい(私からの挑戦です)。

 あなたと貴方の大切な方の毎日が、1秒でも長く、健やかで穏やかなものとなりますように。
挑戦A [2010年03月13日(土)]
 これは、貴方に勧めているわけでは御座いません。「世の中にはこう云う考え方があり、実践されていらっしゃる方もいる」ということを綴らせていただいております。
 もしも「私もやってみようかな」と思われた方は、自己判断・自己責任でお願いいたします。他の誰のものでもない、あなた自身の命、なのですから。


 前回「そこまで言うなら、俺の体で試してやる。もしも結果が出なければ最低の嘘つき野郎≠ノなるぞ」なる挑戦を受けての御報告で御座います。

 基本的にインターネットは噂の宝庫≠ナあり、虚々実々が入り混じったヴァーチャル(妄想)な世界だと信じております。ので、血液検査結果一覧表をデジ・カメや携帯電話で撮って証拠として提示できない以上(ゴメンなさい。私も挑戦者も持っておりません)、「作り話し」と云われても否定できません。
 とても残念なことでは御座いますが上記理由により、「俺が見てる。脚色があったら実名(苗字)で書き込んでやる!」と云う、非常にアバウト(あやふや・曖昧)な条件下で血液検査の結果を発表させていただくことになりました。

 挑戦者
 Z.Xさん72歳 ○○県在住 自営業 2009年12月『悪性血管肉腫』発症 既往歴なし。
 2009年12月〜2010年1月
 私立大学病院にて患部切除。
 化学療法(タキソテール60ml+フィシザルツ100ml+デカドロン6mg+ザンタック50mg+
       生理食塩水50ml+レスタミン10mg5錠)
 2010年1月 放射線療法 2.5GY(グレイ)28回(5回/週) 服用薬:拒否

 使用サプリメント
 マルチビタミン マルチミネラル アガリクス ビタミンC(全て試供品) 
 アシドフィルス菌ヨーグルト マミー 粉ミルク

 食材
 玄米 10割蕎麦 胚芽パン 塩(カリウムがナトリウム含有量を上回るもの) 鰹だし
 舞茸 シメジ 椎茸 若布(わかめ) キャベツ等の青葉野菜 大根 ニンジン
 サツマ芋等の根菜類 果物(リンゴ、オレンジ、ミカン、バナナ)
 シリアル(イチゴなどの液果類が入っていない、無糖のもの) 生鮭、生の青魚

 2010/3/5             2010/3/12
WBC(白血球)2.8           4.7
RBC(赤血球)4.23          4.12
HGB    14.1          13.2
HCT    42.9          43.1
MCV   101.4H        99.5H 
MCH    33.3H        33.5H
MCHC  32.9         33.6
PLT    19.9          17.3
NEUT   47.4         51.4
EOSINO  4.7          2.5
LYMPH  40.7         39.2
MONO   6.0          6.3H
BASO   1.2H         0.8
総タンパク 7.0          7.6
アルブミン **           **
直接ビルりビン**         **
尿素窒素 11            11
クレアチニン 0.82        0.83
尿酸     **          **
AST(GOT)25          26
ALT(GPT)36           38 
アルカリフォスタラーゼ 169  156  
γ−GTP  32           29
LDH   187           165
CPK    **           **
アミラーゼ **           **
コレステロール138      132
トリグリセライド  187H     176H
ナトリウム  **          **
カリウム   **          **
クロール   **          **


MCV(平均赤血球容積)101.4H→99・5H
MCH(平均赤血球ヘモグロビン)33.3H→33.5H
 疑われる症状=多血症?
BASO(好塩基球)   1.2H→0.8
MONO(単球)6.3H
 疑われる症状=甲状腺機能低下症(粘液水腫)、慢性骨髄性白血病?
トリグリセライド(中性脂肪)187H→176H
 疑われる症状=甲状腺機能低下症、糖尿病、肥満症、脂肪肝、ネフローゼ症候群、
           慢性腎不全、家族性高トリグリセライド血症、急性膵炎など?

 オドロおどろしい病名が並んでおりますが、他の血液検査の結果から組み合わせて推察します(私は医師ではなく、ド・素人で御座います)と…最寄の医師に御相談ください。

 「主治医の説明では治療の効果が出ましたね。これからも頑張りましょう。サプリメント?お金の無駄です≠セそうだ。と、いうことで、俺は降りた」

 と、いうことで御座います。

 「オギャー」と生まれてきた以上、死≠ニいうものは必然であり、避けられないもので御座います。その瞬間まで健康でありたい。痛い・苦しい・切ない思いはしたくない。「だからどうする」は、個人の意思であり、本人の選択で御座います。

 健康本を書く人や書いた人、訳知り顔にアドヴァイスする人、病気や怪我を治してくれる医師が長寿や死なないわけでは御座いません。また、多くのダイエット本を書く(書いた)タレントや著者がリバウンドして太ったり、肥満体型であったりすることは、さんざ目の当たりにしてまいりました。

 上記のことから導き出される答えは、「健康とは永遠のものではなく、他人に語りたがるような長い苦労の末に得られる一瞬の安穏、安息を得た状態なのでは御座りませんでしょうか。

 死を前提とする限りは、あらゆる健康法は単なる延命処置(延命装置?)に過ぎないのではないでしょうか。

 その意味では、私がいつまで他人に語りたいほどの健康状態を保つことができるのか、自分ですら分かりません。だからこそ、Z先生がおっしゃった「何気ない日常のなかにある一瞬のキラメキ―喜びを大事にして、あの時、ああしておけば≠ニいう、悔いのない人生を送る努力が大事」なのではないでしょうか。

 厳格なゲルソン療法は、どう考えても℃條ヤと費用が保険診療よりもかかります。そして、治療の専門家である医師は正しいと信じている療法≠ナ自らの命を削って私たちをサポートしてくれています。

 大切なことは御自分が選んだ道を後悔することなく最後まで歩き通すこと、だと信じております。

 あなたと貴方の大切な方の毎日が、1秒でも長く、健やかで穏やかなものとなりますように。
否定はしていません [2010年04月11日(日)]
 ゲルソン療法を始めようとされている貴方へ

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HEALTH FREEDOM
正確なゲルソン療法の情報 ... じぶんでつくる、じぶんの生きかた・治しかた. HEALTH FREEDOM. ヘルスフリーダム since 2002. 最新メッセージ. ゲルソン療法とは. 本のご紹介. 南房総 loco. プロフィール ...

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故マックス・ゲルソン博士は、決して通常医学(医術)の全てを否定されているわけでは御座いません

 急性期の病気(症状)…緊急時の手術や処置・投薬・レントゲン撮影は博士みずから行っ
              ております。大事なことはその後の対処方法です。
 
 回復期の病気(症状)…正確で厳格なゲルソン療法を勧めておられます。

 慢性期の病気(症状)…正確で厳格なゲルソン療法を勧めておられます。

 いずれの場合も、正確に体を知るための検査(血液・尿・便検査やレントゲン撮影)を勧めており、自らも行っておりました。

 誤解していただきたくないのは「ガンに対して通常療法で行われている摘出手術・化学療法・放射線療法いがいにも選択肢はある」ということです。
 
 現在も氏の娘さんやお孫さんが受け継いでいらっしゃる療法には「療法の専門医が認めた必要最低限の手術や処置」があります。

 そして、この療法に向かない¥態や症状の方がおられます(上記url参照)。

 民間療法推進派やゲルソン療法を標榜(ひょうぼう=うたう、掲げる、看板に)する医療機関が声高に繰り返す宣伝文句に惑(まど)わされてはいけません。
 全ての人がゲルソン療法の恩恵(=完治)を受けることが出来るわけでは御座いません(もっとも、通常療法よりはよい状態・期間を手に入れることは可能です。厳格で正しいゲルソン療法を行った場合に限ります)。

 勝手に修正したゲルソン療法(ゲルソン療法もどき)により、全ての家財を失った一家がおられます。
 保健診療(通常療法)医も目をむくほど酷(ひど)い状態に陥(おちい)らされた方がいます。
 無農薬・有機野菜のはずが真逆≠ネ野菜のために、1年ともたなかった方がいます。
 コーヒー浣腸のやり方を勝手に解釈されて、腸に炎症や破裂などの障害を生じた方がいます。
 食事療法の(自分にとっての)イイトコ取りを行い栄養失調になった方がいます。

 正しい療法の情報を集め、曲解することなく正しく理解したうえで、1日でも長く(本来は終生)続けられますようお願い申し上げます。
 
 貴方にあっている療法、正しい療法ならば、始めてから3日後の血液検査で結果が出てまいります(少なくとも1週間以内には必ず)。

 くれぐれも、通常医学(医術)全てを嫌い・惧(おそ)れ・否定することなく、正しい知識とニュートラル(偏重のない自然体)な心で加療に臨(のぞ)まれて下さい。

 あなたと貴方の大切な方の毎日が、1秒でも長く、健やかで穏やかなものとなりますように。
がっかりがえる、さんへ [2010年04月15日(木)]
日時 2010/04/15 14:17
投稿 がっかりがえる

血液検査などの通常療法も大事ですが、介助する家族の側の心づもりも大事だと思います。
ひとりにだけ負担させといて『勝手にやったこと。均等配分』はないだろ!
大事だと思います、そこのとこ。

 非常に、プライヴェート(私的)な案件では御座いますが、絶対に避けては通れない案件でも御座います。

 介助や介護は「ナントカしてあげたい、助けてあげたい、少しでも楽にしてあげたい」という自己犠牲の精神から、自発的に行われるから美しい。また、感動的なものとして私たちの胸をうつものだと思っております。
 最近ではテレビや映画を観る余裕も無い慌(あわただ)しい日々を過ごしておりますが、以前(20年前くらい?)のドラマや映画といえば、金子 みすゞ(かねこ みすず)さんに代表される『自己犠牲こそ日本人の美徳』ともてはやされておりました。
 朝の連続テレビドラマおしん≠フフォーマット同様に、虐(しいた)げられても、さげすまさえても、ジット我慢の子として『親のため、家族のため』に自分だけで背負って、グッ≠ニ耐え忍ぶ≠アとこそ美学であり、美談だとマス(大衆・大勢・大多数にこびる)メディアが一斉(いっせい)にはやしたてていたことが、つい昨日のように思い出されてなりません。

ちなみに、こういう人です…ぱくッ!
金子みすゞ - Wikipedia
生涯-作品-忘却と再発見-詩作の広まり

金子 みすゞ(かねこ みすず、1903年(明治36年)4月11日 - 1930年(昭和5年)3月10日)は、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した童謡詩人。

ja.wikipedia.org/wiki/金子みすゞ-ブックマーク:1人が登録-キャッシュ

 上記urlから、無断転載で御座います…ぱくッ!

 本名は金子テル。山口県大津郡仙崎村(現・長門市仙崎)出身。郡立大津高等女学校(現・山口県立大津高等学校)卒業。劇団若草の創始者である上山雅輔(本名:上山正祐)は彼女の実弟であるが、幼くして母の妹(テルにとっては叔母)の嫁ぎ先である上山家に養子に出されている。叔母の死後、正祐(雅輔)の養父・上山松蔵とテル(みすゞ)の母が再婚するため、二人は実の姉弟でありつつ、義理の姉弟の関係でもある。

 大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さでこの世を去るまでに512編もの詩を綴ったとされる。1923年(大正12年)9月に『童話』『婦人倶楽部』『婦人画報』『金の星』の4誌に一斉に詩が掲載され、西條八十から「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛された。

 1926年(大正15年)、叔父松蔵の経営する書店・上山文英堂の番頭格の男性と結婚し、娘を1人もうける。しかし、夫は正祐との不仲から、次第に叔父に冷遇されるようになり、女性問題を原因に上山文英堂を追われることとなる。みすゞは夫に従ったものの、自暴自棄になった夫の放蕩は収まらず、後ろめたさからかみすゞに詩の投稿、詩人仲間との文通を禁じた。 さらにみすゞに淋病を感染させるなどした事から1930年(昭和5年)2月に正式な離婚が決まった(手続き上は未完)。みすゞは、せめて娘を手元で育てたいと要求し、夫も一度は受け入れたが、すぐに考えを翻し、娘の親権を強硬に要求。夫への抵抗心から同年3月10日、みすゞは、娘を自分の母に託すことを懇願する遺書を遺し服毒自殺する[1]。享年26歳。

 いうなれば世間体(せけんてい)=家や親の顔をたてる、イイ子≠セったわけで御座いますね。

 親戚や家族の理不尽(りふじん=いわれなき因縁:いんねん、へりくつ)にジッと我慢の子を決め込み、「私だけが我慢していれば…」で耐え忍び、我慢の限界に到達して自らの命を絶つ―20年前は美徳の持ち主として崇(あが)め奉(たてまつ)らていました。が、理不尽な我侭(わがまま)を押し付けた親戚・家族は「一切のお咎(おとが)めなし」で、みすゞが遺(のこ)した作品に胡坐(あぐら)をかいて「死んだ人間よりも、生きている人間が大事」という、観念論に守られていた(いる)わけで御座います。

 つまり、ガンを含めた難病患者の介護や介助をするということは、テレビドラマや映画のように美しくもなければ簡単なことでは御座いません。
 難病を抱えた患者は死や痛みの恐怖から我侭放題、やり放題になられる例が多く見受けられます。世間様は無責任に「病気が言わせていることだから我慢しなさい」とか「貴方だけが頼りだから甘えているのよ。きっと、分かってくれているわよ」などとオタメゴカシで炊(た)き付けてまいります。
 「しょうがねェなァ…」で食事の世話から下の世話までマジメに頑張る貴方。でも、社会生活は破綻(はたん=壊れる)してしまいます。
 「家族のために頑張って偉いわね」と言葉で励ましてくれる人はいても、「生活費や治療費のたしにして」と、資金や自分の時間を提供してくれる人は都合(つごう)よく現れてはくれません。
 家族のために会社を辞めて失業手当やバイト、自らの年金や老後の資金を取り崩して食いつなぐ貴方。
 
 これが、通常療法(薬・手術・放射線)を拒否して民間療法に走った日にゃあ…「血液検査の結果がいい」とか「他の患者さんよりも状態がいい」と結果表や実際を見せても「しょせんは病院、お医者さんのおかげじゃないか」に落ち着きます。

 で、介助や看護を受けていらした方が亡くなられました。

・家財一式を売り払ってしまい、手元には一銭もない。どころか、自らも体を壊してしまう。
・健康グッズやサプリメントと一緒に借金≠ェ残った。
・「遺産相続は兄弟・姉妹均等に分割する。お前が勝手にやったことだから、1人だけ多くな
 んて渡さない」
・「お父さん(お母さん)の財産だら、お母さん(お父さん)のものだ」

 こんな例が、腐るほど存在するのが現実の世界で御座います。難病を患いたくて患ったわけじゃないて。それは分かります。痛いほどに。でも、なった以上は誰かの世話にならなければどうにもならないのが現実の世界で御座います。
 いろいろな社会制度を利用しても、時間と手間と費用はかかります。老婆心ながら、それら全てをこなしてくれる代表者を患者様を含めて御家族で決められて、「もしもの時は、代表者として踏ん張ってくれた介助者へお礼の意味≠ナ少しでも多く」と書き置かれるのが『人の道』かと思われます。
 また、あとに残された者へのいたわりとして「俺(私)が稼いだ金だ。全部使って死んでやる!」といっておきながら「誰も面倒を看(み)てくれない。ひどい家族(=妻・親・子供・嫁
だ」といわれてもネぇ…。

 非常に生臭いお話しで申し訳御座いませんでした。貴方の命はアナタだけのものでは御座いません。誰もが明日を生きていかねばならないのです。愛している人が亡くなっても、愛された、残された貴方は生きていかなければいけないのです。

 通常療法は国が認めた正しい治療です。『命は金で買える』ものです。問題は、買った命≠どのように使うかです。
 御自身が亡き後のことを考えるのは悪いことでは御座いません。
 同様に、介助・介護者が自分の未来を考えることも悪いことでは御座いません。
 イチバン悪いことは、患者様の意志を無視した殺人で御座います。医療は殺人ではありません。世の中には人知を超えた病≠ェ存在する。それを身に染(し)みていらっしゃるのは専門家である臨床医(診察現場の医師)だと信じてやまない私です。

 貴方とあなたの大切な方の毎日が、1秒でも長く、健やかで穏やかなものとなりますように。