外反母趾は足の親指が大きく外側に湾曲してしまう病気で
女性の方には聞きなじみのある言葉だと思います。
骨粗鬆症は、骨密度がどんどん薄くなって骨がもろくなる、閉経後の女性に多い病気です。
この二つの病気は、何の関係もなさそうに思えますが、
骨粗鬆症の患者の足をチェックしていた医師兼リフレクソロジストがおりました。
その患者たちは外反母趾を併発している割合がとても高かったそうです。
外反母趾になると、つま先の細いハイヒールなどを履くことによって
外側から力が加わり、親指の湾曲して親指の下の部分がつぶされてしまうため、
足の親指の根元がダメージを受けてしまいます。
親指の下のエリアは、
副甲状腺の反射区で
血液中の
カルシウム濃度が落ちてくると、骨から血液中に
カルシウムを動員したり、
尿として排泄する
カルシウムを抑えるなど、血液中の
カルシウム濃度を調整する
働きがあります。しかし、このバランスが崩れると、必要以上に骨から血液中に
カルシウムを動員してしまいます。そのため、骨がどんどんスカスカになって
骨粗鬆症になる可能性が高くなるそうです。
外反母趾になることで、副甲状腺の反射区がダメージを受け、血液中の
カルシウム濃度を
調節できなくなり、骨粗鬆症になる…これは反射学の原理です。
直立二足歩行をする私たちにとって、大地を踏みしめ身体を支える足裏は必要不可欠です。