一年前の9月18日・・・。
それは娘が喘息発作+マイコプラズマで入院した日です。
9月の頭から少しゼロゼロしていました。
小児科で風邪薬を処方してもたっらんですが、
徐々に悪化して、15日に咳き込んで嘔吐しました。
翌日、小児科でジスロマックを処方してもらいましたが、
それから3日間、
寝ると体が温まるため、
激しく咳き込み嘔吐するの繰り返しでした。
そしてあまりにも快方に向かわないので、
18日の夜に、家から車で40分の夜間小児救急に連れて行きました。
サチュレーションで体内酸素濃度を測ると、90以下でした。
医師から
「この状態はお嬢さんかなり苦しいですよ。
一刻も早く入院したほうが良いですよ」
と言われ、大きな病院を紹介してもらいました。
紹介してもらえる病院は当番制だったので、
たまたま近めの病院(家から30分強)を紹介してもらえたので良かったんですが、
違う日だったら成田の病院になるところでした。
(車で1時間以上・・・混んでいたらもっとかかります
)
そして、ドジな私はお会計をしようとしたら、財布の中身が空っぽ
「入院準備を整えてから、またこちらに寄ります」
と言って、
まずは紹介された病院へ向かいました。
そして病院へ付き、素早く入院準備を整えてもらいました。
この大病院は、息子が小さいとき、
急な高熱でお世話になった病院だったので、
二重に安心できました。
そして娘のお世話を看護師さんにお願いしてから、一度家に戻りました。
大急ぎで入院の支度+自分の付添入院準備を整えました。
主人と息子と私で、
まずは救急病院に向かい、支払いを済ませ、
それから娘の入院先に向かいました。
娘は点滴が効いて、容態は少し落ち着いたようでした。
そして、翌日仕事のある主人は、
仕事中に息子の面倒を見てもらうため、
主人の実家に行くことになりました。
不安にかられた息子は、
「お母さんと一緒にいたい」と泣きながら言いました。
でも一緒にいられません
なのでエレベーターまで見送りました。
主人に抱きかかえられてエレベーターに乗り込んだ息子。
そして下がっていくエレベーターの中から
「おかあさーん」という悲痛な泣き声が・・・
エレベーターの前で、涙が止まりませんでした。
声が聞こえなくなってから、娘の待つ病室へ大急ぎで戻りました。
病室内は台風時期なので、
喘息患者が多く、他の小さいお子さんも苦しんでいました。
娘も苦しくて、時々うなされています。
不安な一夜を過ごしました。
翌日、検査の結果、マイコプラズマも併発しているため、
酸素テントが設置されることになりました。
子供用ベッドなので、転落防止用の柵があるのですが、
ベッドの柵を下ろさなければ、酸素テントが設置できません。
それからの5日間は看護師さんを呼ばなければ、
ベッドから一歩も離れられませんでした。
(トイレも素早く済ませ、売店にご飯を買いに行くのも大急ぎ
)
酸素テントに一緒に入ると、最初のうちは気持ち良かったんですが、
徐々に湿度が高くなりすぎて、中に入るには厳しくなってきました。
なので、寝るときは娘と反対方向になり、
足を入れて、小さく丸まって寝ていました。
夜間は3時間ごとに看護師さんが吸入を持ってきてくれるので、
娘の呼吸は大分楽になるようでした。
そして22日に少しずつ回復し始め、
酸素テントも撤去され、ようやく一安心しました。
娘も食欲が出てきて、モリモリ食べるようになりました。
この病院の食事はとっても美味しくて、
(娘の食欲のないときは残したものをもらってました)
日に日に娘は残さなくなりました
食欲が出てくると、本当に快方に向かってるんだなと安心しました。
色々な検査や注射、
点けっぱなしの点滴にも、小さいのに我慢強かった娘です。
(点けっぱなしの点滴のお蔭で、右手の指しゃぶりが卒業出来ました
)
よそのお子さんは診察などで大泣きするんですが、
いつもニコニコと診察を受けてくれる、本当にたくましい娘でした。
そして26日に無事退院出来ました。
お見舞いにも(遠方の主人の実家から)一度来てくれましたが、
久しぶりに家族揃って、本当に嬉しかったです
この病院で娘の喘息を担当して頂いた医師は、
本人も子供の頃、喘息で苦しんでいた方なので、
気持ちをとても判ってくれ、説明も丁寧でした。
その医師から、素敵な絵本を紹介して頂きました。
イラストを描かれている
夢ら丘実果さんも
子供の頃、喘息で苦しまれた方です。
そしてこの絵本の後半には、
呼吸器科と小児科のお医者さんの解説が20ページ付いています。
(小児科の松本一郎先生と呼吸器科の清水巍先生)
喘息のお子さんをお持ちの方が読んだら、とても切なくなる絵本です。
(病室で仲良くなったお母さんも涙が出てきたそうです)
あれから一年、
朝晩予防の為のフルタイド吸入、
オノン・ザジデンの薬を飲んでいますが、
娘は現在、とても調子が良くて元気一杯です。
(まだまだ油断は出来ませんが
)
もう少し大きくなったら、水泳教室に通わせて、呼吸器を鍛えてもらいます。
私も小児喘息で苦しんだんですが、
水泳に通ったお蔭で、随分と元気になりました
思い出の記事・・・ということで、長文になってしまいました。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました