ろこたろう童話【お嬢inワンダーワールド】その後‥ [2011年04月18日(月)]
随分と長い間こちらを留守にしておりました

何の予告も報告もなく
空き家状態になっていた“ロコリング”…

お友達やいつもご訪問して頂いてた皆さんには
ご心配をお掛け致しました

身辺や環境が少し変化致しまして
なかなか、こちらに戻ってくることが出来ませんでした‥

本当に
本当に…

ごめんなさ〜〜〜い




不思議の国の出口は、もうすぐです…




女の子とお母さんは、はぐれない様に
しっかりと手を握り
一歩‥そしてまた一歩と歩いて行きました

出口まであと少し……

その時

『おばあちゃんが病気です‥
お母さん‥すぐに帰って来るように‥』

便利な道具が知らせてくれました

お母さんは、少し早足になって
歩き出しました
そんなお母さんに
女の子は、付いて行くのが必死です

あっ!!

お母さんがつぶやいた瞬間
女の子の手とお母さんの手は
離れていました‥

辺りを見回しましたが
女の子の姿は、見つかりません

お母さんは、仕方なく
一人で帰り、おばあちゃんの元へ

それから

暫らくお母さんは、不思議の国へいけない日が続きました
もちろん
女の子も戻ってきませんでした‥

数日後

おばあちゃんの様子が少し
落ち着いたので
お母さんは、一目散に
女の子を探しに
また、森の奥にある不思議な国へと
向かいました

お母さんは
二人で帰って来た道を
また、少し戻り‥少し戻り‥
女の子を捜しました

すると
何処からかピアノの音色が聞こえてきます♪

ピアノの音をたどってお母さんは、歩き出します

だんだん大きな音が聞こえてきました

そのピアノの音の先に
なんと女の子がいました!!

ピアノを弾いていたのは、女の子でした
お母さんは、女の子にそっと近づき
ピアノの音に耳を傾けました

時々音は、途切れますが
とても澄んだ音色です

けれど
女の子は、ピアノを弾くのを
止めてしまいました

お母さんが女の子に
『もっとピアノを弾いてちょうだい』
と言うと
女の子はまた、何処かへ行こうとします‥

“一緒に居なくては、またはぐれてしまう”

そう思ったお母さんは
女の子に
もっとピアノを聞かせてくれるように
何度も何度も
何日も何日も頼みました

お母さんは、女の子のそばを離れる事無く
何度も何度も頼むので
次第に女の子はピアノを弾きだし
とても素晴らしい音を奏でて弾けるようになりました

何処からともなく
人が集まり、やがてたくさんの人達が
女の子の弾くピアノの前に集まりました

そして
女の子は、ある1曲を
心を込めて一生懸命に弾きました

曲を弾き終えた後………

集まった人達から
大きな拍手が沸きあがりました!!

お母さんは、嬉しくて嬉しくて 
涙が次から次へと溢れ出して止まりません

そして
お母さんは、女の子を強く抱きしめました

『もう一度、一緒に帰ろうね』

お母さんが女の子に問いかけた
その時…

なんと
女の子は、子豚になってしまいました!!

子豚になった女の子は、悲しい目をして
お母さんに何かを訴えるようにして
ただ見つめています

お母さんは、子豚になった女の子を
抱きかかえ

『大丈夫!
お母さんが必ずもとのあなたの姿に
戻してあげるから心配しなくても大丈夫!』

そお言って
お母さんと女の子は
お父さんとお兄ちゃんと弟の住む国へと向かい

不思議な国から
出て行くことが出来ました♪



その後
おうちに帰った女の子は、お母さんの作った
おいしくて身体に良い料理を毎日食べ
次第に子豚から少女へと………

戻ることが
果たして出来るのでしょうか(*´・ω-)b !?

終わり。


解説…長くなりますので次の記事にて
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