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鎖骨骨折から94日目。
今にも泣き出
しそうな、東京の空。→ 泣いてしまった東京の夜。
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3年前に生後2ヶ月の子犬が我が家に来て、暫くしてから、犬の散歩をするようになった。「家の周辺の事を意外に知らない」、という事に改めて気がついた。
普段、家を出る時は、行き先が予め決まっている。駅、本屋、スーパー、コンビニ、量販店等、目的地まで、いつもと同じ道を通って行く。目的地と離れた路地裏や住宅地を、歩き回る事はない。
散歩とは、「特別の目的をもたずに、気の向くままに歩くこと。散策。」 (大辞林 第二版 三省堂)
犬の散歩には、犬を歩かせる、という目的がある。但し、目的地はない。ある程度の距離と時間の、「緩やかな制約」があるだけだ。
犬の散歩をしながら、ご近所の方々に挨拶をする。犬を連れた年配の方々とも顔見知りになった。車通りの少ない道を適当に選び、気ままに歩く。住宅街が売買、立替等で、変わっていく様子を知る。様々な種類の犬(と飼い主)に出会う。女子高生に「カワイイ!」と言われる。(勿論、犬のこと)
そして、季節の移ろいを、五感で感じる。五感で楽しむ。
全て、犬のお陰。「犬の散歩」ではなく、「犬と散歩」と言うべきかもしれない。感謝の気持ちを込めて。
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我が家のトイ・プードルは、「さんぽ」という言葉を理解し、「さんぽ」と聞くと飛び跳ねる。カラダの大きさ以上にジャンプして、カラダ全体で喜びを表現する。
数万年前からとも言われる、人間と犬との共存の歴史。犬の
DNAに刻まれた記憶と智恵。そして何よりも、飼い主が深い愛情で育て、信頼関係を作り、心とカラダでコミニュケーションを図る事で、大切な家族の一員になる、と思う。
「盲導犬クイール」で有名な多和田悟さんは、「
イヌは人生のパートナー」だと言う。多和田悟さんが出る、4/17(火)の「プロフェッショナル 仕事の流儀 」、が楽しみだ。