ロードバイクに乗りながら、多摩川サイクリングロード(多摩サイ)で見た夢、見た風景、想った事などを中心に、気ままに更新中のブログです。地球の上の様々な場所の一つ、東京の近郊から。

盲導犬クイールの人 [2007年04月20日(金)]
鎖骨骨折から98日目。

4月17日(火)の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、盲導犬訓練士・多和田悟さん

「盲導犬クイール」他、200頭以上の盲導犬を育ててきた多和田さんが、真正面から犬に向き合う姿が、とても素晴らしかった。

犬をよく観察し、犬が理解できるよう、カラダ全体でコミニュケーションを図る。人間のコトバを押しつけるのではなく、犬にわかる方法で、人間の意思を伝えていく。それが「イヌ語で話す」、という事だと、多和田さんは言う。

訓練する上での重要なポイントは、遊ぶ事と、褒める事。遊ばせながら、楽しく自然に身に着けさせる。「good」という褒め言葉をタイミングよく使い、その行動が正しいことを犬に理解させる。人間の育児と同様、相手の個性と真摯に向き合い、確かな信頼関係と深い愛情で、訓練していく。

人間の大脳は、認知、判断、創造などをつかさどる、前頭前野の発達にその特徴がある。犬は、この前頭前野が未発達だが、情動をつかさどる大脳辺縁系は人間と大差ないらしい。遊びながら学習させる方法は、脳科学の観点からも理に適っている、と思う。(番組の中で、こんな話は出ていないが。)

多和田さんのBLOGには、番組の取材時に強調したことが放映されなかった、とのコメントがある。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/samtawada

多和田さんの想いが、番組スタッフに伝わらなかったのは残念だが、多和田さんの素晴らしさに変わりはない。BLOGでの控え目な表現も立派だと思う。

我が家のトイ・プードルは、人間と一緒に、同じ布団の上で寝ている。テディ・ベア的な愛らしさもあり、ついつい人間のコトバで接してしまうが、犬の習性を正しく理解し、信頼と愛情で育てることの大切さを、改めて痛感した。
posted at 22:58 | この記事のURL
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犬の散歩の効用 [2007年04月16日(月)]
鎖骨骨折から94日目。

今にも泣き出しそうな、東京の空。→ 泣いてしまった東京の夜。

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3年前に生後2ヶ月の子犬が我が家に来て、暫くしてから、犬の散歩をするようになった。「家の周辺の事を意外に知らない」、という事に改めて気がついた。

普段、家を出る時は、行き先が予め決まっている。駅、本屋、スーパー、コンビニ、量販店等、目的地まで、いつもと同じ道を通って行く。目的地と離れた路地裏や住宅地を、歩き回る事はない。

散歩とは、「特別の目的をもたずに、気の向くままに歩くこと。散策。」 (大辞林 第二版 三省堂)

犬の散歩には、犬を歩かせる、という目的がある。但し、目的地はない。ある程度の距離と時間の、「緩やかな制約」があるだけだ。

犬の散歩をしながら、ご近所の方々に挨拶をする。犬を連れた年配の方々とも顔見知りになった。車通りの少ない道を適当に選び、気ままに歩く。住宅街が売買、立替等で、変わっていく様子を知る。様々な種類の犬(と飼い主)に出会う。女子高生に「カワイイ!」と言われる。(勿論、犬のこと)

そして、季節の移ろいを、五感で感じる。五感で楽しむ。

全て、犬のお陰。「犬の散歩」ではなく、「犬と散歩」と言うべきかもしれない。感謝の気持ちを込めて。

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我が家のトイ・プードルは、「さんぽ」という言葉を理解し、「さんぽ」と聞くと飛び跳ねる。カラダの大きさ以上にジャンプして、カラダ全体で喜びを表現する。

数万年前からとも言われる、人間と犬との共存の歴史。犬のDNAに刻まれた記憶と智恵。そして何よりも、飼い主が深い愛情で育て、信頼関係を作り、心とカラダでコミニュケーションを図る事で、大切な家族の一員になる、と思う。

「盲導犬クイール」で有名な多和田悟さんは、「イヌは人生のパートナー」だと言う。多和田悟さんが出る、4/17(火)の「プロフェッショナル 仕事の流儀 」、が楽しみだ。
posted at 22:10 | この記事のURL
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