●
鎖骨骨折から100日目。
東京・お台場、東京テレポート駅前に作られた仮設美術館、「ノマディック美術館」に行ってきた。
「
ashes and snow(アッシュ&スノー)」と題する、カナダ出身の芸術写真家・
Gregory Colbert(グレゴリー・コルベール)の作品展の為に特設された、期間限定の美術館。
http://www.ashesandsnow.org/jp/index.php
まずは、この、「ノマディック美術館」の建物について。
ノマディックとは遊牧民のこと。ニューヨーク(2005年)、サンタモニカ(2006年)と移動し、この美術館の設計者・坂茂(ばん しげる)さんの故郷・日本にやってきた。
152個の本物の貨物コンテナが4段に積み上げられ、建物の壁を形作っている。コンテナの色と文字が模様のようだ。
様々な荷物を運び、世界の海を旅してきたコンテナ達が、このお台場の地で、つかの間の休憩をとっているようにも見える。
不思議な光景。圧倒的な存在感。
一番高い部分で17メートルあるという、巨大な建物。
天井に張られたテントは、自然に逆らわず、風が吹くと、バタバタと音を立てる。
斬新かつ異次元の空間を構成するのは、リサイクルやリユースが可能な資材。
自然との共存。地球への賛歌。
この移動美術館は、6月24日に、3ヶ月間の役目を終える。