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ペルー [2010年02月12日(金)]
 これは、貴方にお勧めしているわけでは御座いません。「世の中には、こういった考え方があり、それを実践されていらっしゃる方々がいる」と、云うことで御座います。
 もしも実践されます時は、自己管理・自己責任で、お願い申し上げます。
 また、加療中の方には不適切な表現が含まれております。お気に障りましたならば、即座に、他のURLへ移行されてくださいますようお願い申し上げます



 「全ての投薬をやめる…死ね≠ニ言うことですか。私は抗ガン剤の大量投与でこのクオリティー(質=状態)を保っているんですよ」
 「私の父は、一切の投薬を拒否して3年4ヶ月の間、健常者と変わらない生活を続けていました。そして、最後の入院時に単なる消化薬≠服用した結果、1ヶ月で逝去しました。よっぽどの病院嫌いだったんでしょうね」
 「その時に、私と同じように大量投与を受けていれば亡くならずに済んだ。そうは考えられませんか」
 「父は、亡くなる2日前以外は、全て6人部屋に入院していました」
 「感染症のことは頭になかったのですね」
 「白血球数は、アベレージ(平均)4千〜5千ありましたからね」
 「ノイアップ(増血剤の1種)が効いていたんだ」
 「父には効かなかったので主治医の教授が、普通の方と体の出来が異なるようなので、化学療法以外は好きにされて結構です≠ニ、節を曲げてくれました」
 「大学病院の教授…○○教授と言えば、日本屈指の専門家であり、この病気における天皇≠ンたいな方ですよ?信じられないな」
 「私は大学職員ではなく、医療費を払って病院を養う患者の家族ですから、御威光は通じません。もっとも椎間板を2本と半分骨にしていたので、こんな喧嘩(けんか)腰の台詞(せりふ)は云えませんでしたけどね」
 「言わずに正解ですよ!貴方、それは無茶すぎます!!教授と言えば最高権威ですからね」
 「私は変な人ですから、病気を治せない最高権威など認めません。ただ、死亡診断書など、後々の手続きを考えて、それなりの態度で接しさせていただきましたが…話がずれました。
 医師である以上、薬の添付書類(取扱説明書)に書かれている副作用については熟知されておられるかと思いますが、肝臓に負担をかけない薬はないですよね?」
 「…」
 「栄養療法の根幹は、病気の原因である体内の毒素を肝臓で解毒して、体外へ排泄することにあると信じています。ただでさえ病気で疲れてる肝臓に薬で負担をかけるのは理屈にあいません」
 「それは理屈です。現代の医療は、正確な薬学に基づいて運営されています。ビタミンにせよ、ミネラルにせよ、効果を発揮…期待できる量を摂るための食事が可能とは思えない。また、そんな大量の食事をしたら肥満を招き、糖尿病などの生活習慣病になってしまう」
 「ですから、食べるものを限定・選定してもらいます」
 「Sさん。私は人間を診断し治す資格を与えられた医師であり、貴方は医師の資格を持っていない、診察される側の人間です」
 「でも、栄養士さんではない」
 「しかし、指導・管理する責任を負わされている」
 「だから同等の知識がある、とは言えません。液果類の弱点=欠陥って答えられますか」
 「液化類とは注射薬や水薬?」
 「JRや私鉄のプラットフォームが設置されている場所です」
 「…?」
 「駅、か…失礼!イチゴやメロンなどに代表される液果植物は果実に農薬や重金属などの土壌汚染物質が多く含まれるそうです」
 「それは貴方の思い込みだ!私は信じない。それに果物に興味はない」
 「人間に限らず、どんな生物も土から栄養をいただくことで命をながらえれいます。植物や果物を食べない動物は食べる動物を捕食しています。また、海も陸地なくして存在しえない、と云うのが一般的なコンセンサス(統一意見)です。
 農業と食事の専門書を読んで勉強して下さい。
 ネットは噂の宝庫です。必ず、専門書で裏付けをとることを忘れないでください」
 「自分に知らないことはない、ですか…尊大な人だ」
 「私よりも詳しい専門家の方は、たくさんいらっしゃいます。それら専門家の方々の研究結果を聞きかじった中途半端な知識を得たことで、謙虚と言う文字が素っ飛んでしまった可哀想な人間、です。嗤(わら)ってやって下さい。NK細胞、活性化しますよ?」
 「私はね…Sさん。ここに移って来る前に、ペルーを旅して来たんです」
 「コンドルは飛んで行く、ですね」
 「そのあと、です。マチュピチュに代表される、古代インカ帝国の吟線に触れてみたかったのです」
 「アポカリプト(メルギブソンが監督を務めた映画)ですね」
 「その前です…」
 「笑うところですか?」
 「笑えるものなら笑ってください」
 「失礼しました。先を、お願いします」
 「当時、ペルーのある村の墓地では埋葬されていた御遺体―ありていに言えば、ミイラ、ですね…の盗掘が横行していました。つまり、生と死が日常に当たり前に存在していたのです。
 彼(か)の地では乾いた骨と土が混ざり合っていて、踏まないように気をつけて歩いていても、踏んでしまうのです。パキ・パキ音を発(た)てて…それでも、村の子供たちは構わずに走り回って遊んでいました…楽しそうに、弾(はじ)けんばかりの笑顔で…。
 私はまだ30そこそこの若造で、死と言うものの概念に、センチメンタルな、というか―ドラマティックなものだという憧(あこが)れを感じていました。死というのは物語の最後にそれが訪れて、近親者の心に重く、深い悲しみを植えつけるもの―マスコミが作った観念論の虜(とりこ)になっていたのですね…それが、こんなにも呆気(あっけ)なく味気ないものなのかと愕然(がくぜん)として、生きていることはそれだけで素晴らしいものだ、と思い知らせたのです。
 生きていることは素晴らしい―そうだとすれば、人の胸を撃(う)つ出来事や、あの子供たちの目のようにキラキラと光り輝く瞬間や出来事=宝物は私たちが生きている営(いとな)み―身近な生活のなかに溢(あふ)れているのではないか、と考えるように変わりました。
 それは仕事仲間や友達、家族、もしかしたなら私自身のなかにもある分かりやすい感動に出会うことではなく、ちょっとした喜びや悲しみのなかに見出すことが大切なもの、なのではないか―普段の、ありふれた生活のなかにある喜びを見つけ出す努力を、毎日を大切に生きる喜びを、いつの頃からか忘れてしまっていた自分に気づかされたのです」
 「ならば初心貫徹、ゲルソン療法に賭(か)けてみませんか。自らの体で体現して、その思いを1人でも多くの患者様に伝えてみませんか。
 現代療法の善いとこ悪いとこを知り抜いていらっしゃるんですから」
 「だからこそ、悪いところ―副作用を軽減して、善いところをもっと引き出したいからこそ、化学療法も放射線療法も続けるのです」
 「貴方も頑固な方だな…」
 「医師が自らの立場や考えを揺るがせてしまうようでは患者を救うことなど出来ませんね」

 尚、文中のサプリメントの種類は病態・病状・病理などによって異なるため、表記は差し控えさていただきました。
 亡き父のブログをお読みいただいておられました方は「あっ、アレか!」のアレ≠ナ御座います。
 お読みいただけていない方には、差し障りが御座いますので、御勘弁を…外野が煩いのよ。んでもって、私以外への家族や親戚への誹謗中傷が雨・アラレで大変だったのネ…なもので、世間話仲間をみつけて聞いてください。
 もっとも、下手に手を出したらヤケド≠カゃすみませんよ

 さて、明日の更新やいかに!結構、へヴィーなのよ。この作業…

 あなたと貴方の大切な方の毎日が、1秒でも長く、健やかに穏やかなものとなりますように。
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