●鎖骨骨折から623日目。
9/23(祭)、渋谷のNHKホールで行われた、「学問のすすめ21 日本人のアイデンティティー」と題するパネルディスカッションに行ってきた。
パネリスト(50音順、敬称略)
安西 祐一郎 (慶應義塾長)
上田 宗冏 (茶道 上田宗箇流十六代 家元)
坂村 健 (東京大学大学院 情報学環教授)
向井 千秋 (宇宙航空研究開発機構 宇宙飛行士、宇宙医学生物学研究室長)
茂木 友三郎 (キッコーマン株式会社 代表取締役会長CEO)
コーディネーター
宮本 隆治 (アナウンサー)
会場は、約3,000人の聴講者で満員。
ご高齢の方も多く、平均年齢は60歳くらいだったのではと思う。
日本人(又は日本)のいい点、日本人に足りないもの、世界は日本に何を求めるか、若い日本人への期待等などについて、熱気あふれる発言が続いた。
パネリストの発言の大雑把な引用:
・日本人には、春夏秋冬の微妙な移ろいを感じる、素晴らしい美意識がある。
・日本(生花)は引算(奇数)、欧米(フラワーアレンジメント)は足算(偶数)の文化。
・日本人は(一般的に)謙虚すぎて自己主張をしない。独立心がない。
・自分自身をきちんと理解し、自分で考え、自分の言葉で主張すべき。独立自尊。
・日本はアメリカと同じようなことをする必要はない。
・自分だけでやろうとせず、周囲とよく協力する。コミニュケーションとネットワークが大切。
・日本の社会は類まれな安定を志向する社会。これはこれでいい。世界へ出よう。
・夢に向かってもう一歩。燃える思いで、一歩前に。
向井千秋さんの発言、元NHK宮本アナウンサーの
リード、安西さんのまとめの言葉が、殊更に光っていたように思う。
写真は、開場前に、並んでいた時のもの。
夏から秋へ、季節は確実に変わっている。