美容とファッションなどについて

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『普通』の人生 [2009年04月15日(水)]




振り返れば、それなりの山あり谷ありの人生ですが、

大きな目で見れば、普通の人生を歩んでおります。

”普通”というのは難しい言葉だけれど、

ここでは一般的ではありえないということ。

車を何台も所持し、買い物に大枚をはたくような生活でもなければ、

親が元KGBのスパイで敵方に誘拐されたこともない。

至って普通に暮らしております。








子供は育った環境を標準とするから、成長するにつれ、

自分は”普通”か、そうでないか、と判断する。

その範囲だって、ある程度わかってきた高校生のとき、

私の普通という言葉に愕然としたことがあります。

それは、同級生の女友達が、自分のことを”普通”と言ったから。

天地が引っくり返るくらい驚きましたよ!

決して彼女が変な子、というわけではありません。

むしろ、本が好きだから、知識もあり、常識的で、

高校生にしては色気があり、とても良い子でした。

が、感性が違うんですよ。

自分と正反対の人間の反応などは予想できるけれど、

全く、宇宙人のような感性でしたから、驚かされることばかり。

その頃の私は、”ちょっと変わっている”というのを目指していたのですが、

こういう感性の持ち主には歯が立たないと、

普通でいいんだ、と思った矢先のことでした。

この子なら、客観的に見て、自分は変わった感性の持ち主だと、

思っていると信じていたから。

そんな彼女ですら、自分を普通と言う。

人間って、やっぱり自分が標準なんですね。








普通の人生って難しいんですよ。

小説だって、映画だって、特殊な環境や人間だったり、

ごく普通の主婦が事件に巻き込まれて、という話がほとんど。

当たり前の日常を描くというのは、相当な力のいることで、

なかなか出来ることではない。

だれもが共有する退屈さを描き出したところで、

自分の日常を24時間早回しもせずにビデオを放送するようなもの。

それくらい”普通”って退屈なこと。

でも、なくてはならない大切な時間でもあります。

ハレの日が待ち遠しいのは、普通の日があるからこそ。





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posted at 09:56 | 言葉 | この記事のURL
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