中国に住む奥様方が楽しまれるアクティビティの一つに、
テイラー(仕立て屋さん)でお洋服をオーダーする、
というのがあります。
みなさん、カットソー、ブラウス、ドレス、果てはジーパンまで、
ありとあらゆるものを仕立てていらっしゃいます。
ハロウィンのコスチュームなんて、
ウォルマートやトイザラスで買ったら済む所を、
なんと、9月に生地を揃えてオーダーするそうですよ。
「今年は black fairly なのよ〜」なーんて、
セレブなお子さんたちの衣装は気合いが入っています。
何気に触ったピカチュウの着ぐるみの手触りが良くって
ギョッとしたらオーダーメイドだった、なんてことも。
広州にきてはや1年半、
セレブな匂いとは無縁に過ごしてきたわたくしですが、
この度、うれし恥ずかしテイラー・デビューを果たしました。
え〜、何をお願いしたかと言いますと、
ジーパンの裾揚げ です。
(小市民・・・)
ついこの間、
70元(≒980円)で買った True Religion
(アメリカのジーンズ・ブランド、一本2,3万円するそうな)が、
中背のアジア人のわたしには長いのなんのって。
でね、お願いしたですよ。
そしたらね、彼ら、思いもかけず良い仕事をしてくれたのです。
ジーパンの裾を切ってあげると、折り目が真新しくって、
『短足ですっ!!』ってな感じになるではないですか。
それを避けるために、
本来の裾の部分を切り離して丁寧に縫い目をほどき、
切り詰めたズボンの裾をくるんでパイピングにしてくれたのです。
所要時間30分。お値段は納得の
10元!(140円)
これぞお直しの価格破壊!スンバらしい朗報です!
前回、日本へ帰国時、スポーツ・デポ(スポーツ用品店)にて
超お得価格の
98円で在庫処分のジーパンをゲットしたのですが、
裾のお直しに
580円かかったのですよ。。。
でね、このテイラーには、
台湾出身のアメリカ人と一緒にトライしたのです。
彼女は見た目はアジア人、流暢に中国語を話すことも出来ます。
(ご存知、サンヤで真っ白に燃え尽きた明日のジョーママです。)
思いがけず良かったのでジョーママが友人に教えたんですね。
この友人は南米人です。(ゴメン、国忘れた
)
追記:後日判明、コロンビアでした〜。要は見るからにガイジンってことです。
で、彼女がお店に行って値段を聞いたら、
なんと
30元と言われたんだそうです。
そうです、ガイジン価格です。
そこでめげない南米の友人、すかさずジョーママに電話。
ジョーママが電話口でお店の人に抗議した所、
たちどころに値段は
10元に元通りしたんだそうです。
中国の、裾上げ技術の柔軟っぷりのみならず、
価格の柔軟っぷりをも見せつけられたエピソードでした。
まうみさん、こっちにきたら、是非、チャイナドレス作りましょう。なんでも数千円でオーダーメイドできるらしいですよ!
中国生活、読んでもらって嬉しいです。せっかく面白いことが周りにあるから誰かにシェアしたい、と思ったのが動機なので、まうみさん、こちらこそありがとうございます〜!