私が気に入ったもの、みなさんに紹介したいものを不定期で更新していくブログです。気軽に遊びにきてくださいね!

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本 ひとりの時間 [2008年03月01日(土)]
本日紹介する本です。



華恵さん著の「ひとりの時間」です。華恵さんは現役高校生なのですが、もうすでに本を3冊も出されています。この本は華恵さんの中学3年生の1年間の日常の出来事をエッセイ集としてまとめた本です。とにかくすごいと思うのが文章力です。ひとつのお題についてここまで掘り下げて書けるのってすごい!自分のことだけでなく周りの状況も丁寧に書いているのでその様子が想像できるんです。この本を読んで華恵さんって素敵だなと思うのは、やはり感性です。今時こんな人いるんだろうかと思うぐらい好きなものがはっきりしててかっこいい!と思いました。流行のものに飛びついたりせず自分がいいものをいいと言えるそういう中学生ってなかなかいないですよね。結構私と考えが似てるなと思うところもありました。これって私の精神が中学生なのか?それとも華恵さんが大人なのか?
私のこの本で好きな話は嵐の夜にラーメン屋に行く話と音楽の選択授業で老人ホームに行って歌を唄う話と湯河原にロッククライミングに行く話が好きです。
今もWEBちくまにエッセイを連載中なのでまた本になるでしょう。華恵さんがどういう女性になっていくのかすごく楽しみながら読めそうです。また次の本の楽しみが増えました。
posted at 16:50 | この記事のURL
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本 ローカル線ガールズ [2008年02月27日(水)]
本日紹介する本です。



嶋田郁美さん著の「ローカル線ガールズ」です。嶋田さんは福井県の第三セクター鉄道「えちぜん鉄道」のアテンダントさんです。「えちぜん鉄道」ではアテンダントの主業務は切符販売・観光案内・乗降補助です。えちぜん鉄道は元々別の私鉄だったのですが、大事故を半年に2回起こし廃線となりました。が、地元の人々の強い要請で第三セクターとして復活した鉄道です。この本を読んで感動したのはアテンダントの彼女たちの仕事の素晴らしさです。ホスピタリティーに溢れ、カスタマー(顧客満足)を徹底して追及するその努力に頭が下がります。とにかくお客様ひとりひとりが何を求めているのか、どうしたら喜んでもらえるかを常に考えていて、その前向きさに本からパワーをもらいました。人と関わる仕事をしている人(特に女性)は必読の本です。ローカル線って不便、赤字とかいうマイナスの言葉を真っ先に思い浮かべる方も多いと思いますが、この本からはそういうマイナスの面は感じられません。実際えちぜん鉄道の利用客は右肩上がりだそうです。沿線に永平寺、芦原温泉、東尋坊など観光名所もありますが、彼女たちに会いたいから福井県に来る人もいるんだろうなと思います。週末お暇なら福井県にのんびりしに来ませんか?とアテンダントさんたちが誘ってくれているかのような気分になり読んだ後はえちぜん鉄道に乗りに福井県に行きたくなる・・・そんな本です。
posted at 22:31 | この記事のURL
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本 金曜日のパリ [2008年02月20日(水)]
最近、おすすめ本の紹介が多いなと思っている方もいるかもしれませんが・・・でも最近はいいなと思う本に出会うことが多いので。本日紹介する本は元TBSアナウンサーで現在はパリに在住され、フリーアナウンサー・エッセイストとして活躍中の雨宮塔子さんの書かれた本「金曜日のパリ」を紹介したいと思います。



この本は雨宮さんがTBSのアナウンサーを退職されて、パリに西洋美術の勉強をしに遊学します。その時の様々なエピソードが3年にわたり時系列にそって書かれています。
この本でいいなと思ったのは、ただ出来事を綴るのではなく、その時の自分の状況や心理状態などをきちんと書いているところです。どんな出来事でも主観的に書いていて、恥ずかしいことや失敗談などもさらけだしているため読んでて雨宮さんの人柄がすごくよく分かります。ちなみに雨宮さんもO型だそうで、私もO型なので結構共通する部分がありました。もちろんフランスでの生活についても書かれているので、フランス独特の生活スタイルも分かります。だけど暮らすならやはり日本がいいなと私は思いました。20代後半の女性から30代前半の女性向けの本だと思います。
posted at 22:36 | この記事のURL
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本 西の魔女が死んだ [2008年02月08日(金)]
こんばんは。2月に入ってから寒い日が続いていますね。明日は大荒れの天気になるそうでせっかくの3連休なのに残念ですね。
今日紹介する本は最近読んでよかった本です。梨木香歩さん著「西の魔女が死んだ」です。



どんな話かというと、中学校に入って学校に行けなくなってしまった少女まいが“西の魔女”こと母方のおばあちゃんのもとで生活することになります。そこで自然に触れる生活をする中で生命力を取り戻していく話です。おばあちゃんはまいに魔女になるための手ほどきをしますが一番肝心なことは「何でも自分で決めること」だと説きます。また「規則正しい生活」「意志を貫く」「外からの刺激に過敏反応しない」など・・・生きていく上での大切なことを教えてくれます。またこの話で素敵なところはおばあちゃんの知恵袋的なこともいくつか書かれています。それは自然の恵みを利用したことなので、まさにエコライフです。
この本を読んでいて、私自身がまいのおばあちゃんにいろいろ教えられている気がしました。物語の舞台が田舎で自然がたくさんのところなので、読書そのものが癒されました。
この話映画化されるそうですね。話よりこの本の雰囲気をどうして映画で出すのかすごく気になります。
posted at 23:00 | この記事のURL
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本 見る美 聞く美 思う美 [2008年01月25日(金)]
本日紹介する本です。



節子・クロソフスカ・ド・ローラさん著の「見る美、聞く美、思う美」という本です。節子さんはフランス人の画家と結婚され、現在はスイスのホテルを改装したグラン・シャレというところにお住まいです。節子さんは旦那さんが大変日本文化に精通し理解が深かったということもあり、外国生活の中でも日本のやり方を取り入れて生活されています。特にすごいのが結婚されてから日常洋服ではなく着物で生活されているということです。(しかも外国で!)しかもその着物姿がとても素敵なんです。着物ももちろん素敵ですが、素敵な着物を素敵な方が着るというのはいいなぁと思いました。この本では、着物についてはもちろん物を手作りすることのお話や節子さんの暮らしについて書かれています。どんなことが書かれているかというと、お茶やお花の話、人のもてなし方、影響を受けた人、今は亡き息子さんと旦那さんへの愛、愛読書などについて書かれています。
この本を読んで思ったことは節子さんこそ本当の大和なでしこだなぁと思いました。物の考え方も昔の日本人が持っていたよさを今でも変わらず持っていらっしゃってとても素敵・・・「凛とした女性」とはまさに節子さんのような人のことを言うのだと思いました。
最近は日本の物にすごく興味をもつようになりましたが、この本を読んでますます日本の伝統的なことについてもっと知りたいと思いました。ゆったりとした気持ちで読むと心に静かに穏やかに内容が染み渡っていくような本です。
posted at 22:51 | この記事のURL
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本 てるてる坊主の照子さん [2008年01月16日(水)]
こんばんは。本日は私の大好きな本、何度読んでもとても楽しい本を紹介したいと思います。



なかにし礼さん著の「てるてる坊主の照子さん」です。この物語は実話がベースになっていてモデルはなかにしさんの奥様のご家族です。このご家族には女優のいしだあゆみさんもいらっしゃいます。話の中心はこの家族のお母さん照子さんです。すごいパワフルで悪く言えば欲張り、猪突猛進型のお母さん。舞台となるのは大阪の池田市です。私はこの小説のなんともいえず明るく前向きなのが好きです。高度経済成長の時代の日本が舞台のせいなのかすごくぐんぐん進んでいく感じがなんともいえずよくその時代の雰囲気もすごくよく描かれています。
照子さんは夢のために突き進んで行くのですが、その夢とは長女をフィギュアスケートのオリンピック選手にし、(これも実話です)次女を芸能界で活躍させる(これがいしだあゆみさん)という華やかな世界にすごく憧れを抱いていたんだなぁと思います。
この本を読んでたら今から40年から50年ぐらい前って今よりもすごく温かく人情味があったんだなと思います。今の日本がなくしてしまったよいものがこの本には書かれています。
posted at 22:51 | この記事のURL
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本 ミーナの行進 [2008年01月10日(木)]
こんばんは。今日は私の大好きな本を紹介したいと思います。
小川洋子さん著の「ミーナの行進」です。



この本は家の事情で、芦屋の伯母の家で生活することになった岡山出身の中学1年生朋子の1972年から1973年にかけての1年間のお話です。その芦屋の家に住むいとこのミーナとの心の交流を軸に、その時代に起きた出来事(ミュンヘンオリンピック、ジャコビニ流星群など)を織り交ぜながら話は進んでいきます。
その伯母のだんなさん(つまりおじさん)が飲料メーカーを経営しているので、家は豪邸。朋子にとっては見ること聞くことはじめてのことばかり・・・という具合に物語は進行していきます。とにかく描写が細かいので本を読んでいくうちに自分が朋子になったかのような錯覚にとらわれます。また芦屋の雰囲気もこの本にはぎゅっと詰まっています。この本を読むとほんと心がすごく満たされていく感じがします。表紙の絵や本のところどころに描かれている素敵な挿絵はイラストレーターの寺田順三さんの作品です。幅広い年齢の人が楽しめる上質の童話だと私は思います。ぜひ読んでみてください!
ちなみにこの話が映画化されるとしたらどんなになるだろう?私はなんとなくだけどカラフルでかわいい感じの映画になると思います。この話を食べ物に例えると上品で甘さ控えめのケーキといったところでしょうか。
posted at 22:59 | この記事のURL
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