看護師さん
に指示されるまま、上半身に専用の上着を羽織り、
マンモグラフィー装置の前にある椅子に座りました。
まず、技師
がマンモグラフィーに胸を挟み写真
を撮ります。
そして、撮影をした画像を別の技師
が見つつ
医師
と相談して、場所を探していきます。
該当する場所がちょうどよく見えるようになるまで、
何度か挟みなおしては
撮影・・・。
もちろん、通常のマンモグラフィー撮影より長いだけでなく、
何度も繰り返されるので
気がつくと私の口はヘの字になっていました。
それに気付いた看護師さん
がすかさず話しかけてきました。
「キャンディはフルーツ味とミルク味、どっちがいい?
」
子供だまし?と思いつつ「ミルク味
」と答える私。
アハハ
私は挟まれたまま、顔も手も動かせないので、
袋を開け、あ〜ん、と口に入れてくれました
ほっと一息ついたのもつかの間、針を挿す場所が決まったらしく
「じゃあ、麻酔の注射
するよ〜」と先生
(医師)の声が。
これが痛かった
「ちくっとしますよ」なんてウソばっかり
針が刺さったあとはズキズキ、じわじわ、ビリビリと
麻酔薬が入ってくるのが痛いのなんのって・・・・
(この時点でキャンディの効果はないに等しい
)
「痛い、痛〜い」と小さい声ながらもわめいた私に
先生はまるで動じず、黙々と注射
をし続け(当たり前ですが)
「これをちゃんとしとかんと後が痛いけんね」と
博多弁で答えていました。
はい、そうです
私が今回入院・手術(一応ね
)をしたのは福岡なのです。
元はといえば、「お得なお値段の
人間ドッグがあるから」と
主人の勤務先の管理部署の方に薦められたのがきっかけでした。
お勤めをしていた頃は毎年ちゃんと人間ドッグに行っていたのですが、
結婚後、行っていなかったこともあり、素直に受診したところ、
見事に石灰化が発見
され、別の病院
で二度の再検査を経て、
今回の事態に至ったのでした。
「もしかしたら乳がんかもしれない」
そう思った私たちは検査ごとに病院が変わることを嫌い、
東京、有明の癌研究所
に電話をしました。
「マンモトームの検査を受けたいんですが」
「はい、マンモトームは今から4ヶ月待ちです」
明るく
はっきりと告げられた答えに、がっくり
福岡ならば3週間後には受けられるとわかり、
やはり早い方がいいだろうと福岡での受診に決めたのでした。
さて、そのマンモトーム。
麻酔をされた後は当然痛みは感じません
先生が3ミリほど切開
したところにマンモトームの針を挿し、
細胞を採取するのですが、これがハイテク
銀行のATMみたいにパネルタッチで操作するんです。
すると、パネルには細長い棒を差したピストルのような絵が浮かび、
細胞を吸引(?)している様子が赤色で表示されてました。
「ひえ〜っ、凄〜い
」
自分のことなど忘れて、すっかり興味本位で覗き込んでいた私
そこへ
「痛くありませんが、パチンと音がしますからね」
と言われ、うなずいた瞬間に、
想像以上に
バチンッという大きな音
頭では理解していたもののびくっ
と体が反応し
やたらびっくりしてしまいました〜
幸か不幸か、機械の上に乗せていた自分の腕が邪魔で
実際にマンモトームがささっているところは見えなかったのですが、
終了後、先生がマンモトームの機械を見せてくれました。
思ったよりも先端の針が太いのにびっくり
針の直径はちょうど切開した分の3ミリくらいに見えました。
その切開部分は縫わずに、別室へ。
壁にもたれて座るように指示されると、
看護師さんが両手を伸ばして切開部分を強く圧迫
ぐえっ
かなり息苦しいほどでしたが、看護師さんも大変。
このまま10分も力を入れて
、やっと止血できるのだそうです。
後ほど、先生がやってきて、止血状況を確認して消毒、
傷口にテープを*に貼り、その上にガーゼの塊を
大きなガムテープ状のものでべったり貼りつけ、
コルセットのようなものを巻いて終了
どこも痛くもかゆくもないけど、息苦しい・・・・
そのまま、入院病棟
へ連れて行かれたのでした。
長いので続きますね
お返事遅くなってすみません
一泊二日とはいえ、入院も大変なのだと
身をもって体験させてもらいました
マンモ、まだなんですね
触診が痛い、とは・・・
機会を見つけて一度は受けたほうがいいかと
どうせだから、私のようにマンモがある
人間ドッグなんてどうです?
体の安心料だと思えば、ね?
大丈夫 すぐ終わりますけん(笑)