先日のショック話の続きを書くことにします。
お昼過ぎに御婆様
はお帰りあそばしました。
んん、思い切って声をかけてみることに。
「実は、これこれしかじか。。。」
「あら、なんてことしてしまったんだい。御免なさいね。
御免なさいね。 なんで、あら〜。 この頭すっかり
どうかしてしまって。 御免なさいね。返すから。」
返されても、お名前が書いてあるのでどうにも出来ませんので
その旨を申し上げました。
ただ、あまりの慌てぶりに気の毒になり
「ところで、この靴履いてみてちょうど良いのですか?」と。
そして、廊下で履いてみていただくことに。
「うん、ピッタリなの。 前は少しあれだけど、
ここのあたりが(足の甲から足首にかけて)ほらピッタリで
大丈夫。」
「ああ、じゃあ、私の履いたもので良かったら
このままどうぞ。 本当いいですか。」
「あら〜、本当にごめんなさいね。」
「いえいえ、かえって、何回か履いたものだけど
いいですか。」
「いいから。だって、ほら、ピッタリだもの。」
「じゃあ、かえって、使古しで悪いけれども
このまま履いて下さいね。」
「あら、御免なさいね。 ちゃんとお金やるから。」
「あ、いいです。いらないから。私が何回か履いたのだから。」
「あら、ほんと。ごめんなさいね。」
「いいの、ほら。 またデパートに行って好きなの選べるし!」
と、明るくつくろってその場は無事に終了し
2時間くらいたった時のこと。
御婆様
が3万円をもってやってきました。
「これ、お金やるから。 悪かったね。」
「え! いえいえ、お金いりませんよ。私が履いたものだから。」
「いいから、私の気持ちだから受取って。」
「ええ、だって、そんなに3万円もしなかったから。」
「いいから、私の気持ちがおさまらないから。」
ということで、2万円を有難く頂戴することにしました。
でも、御婆様
そんなに年金あるわけでもないと思うし
「もし、デパートの商品券とかあったらそれでもいいですよ。
お金もったいないし。」
「そういうのは、もうないから。いいから、お金受け取って。」
「本当にいいですか。じゃあ、有難くちょうだいします。」
と言うことで、一件落着。
でも、更に2時間たって夕食前のこと
「あの、さっき靴のことでいただいたお金ですけど
本当に良いんですか。商品券とかあるのであれば
私使うからそれでもいいんですよ。」
「あら? それなんだっけ?」
「ほら、私の靴にお婆ちゃんが名前書いてしまったから
かわりにお金頂いたじゃないですか〜。」
「・・・、ああ、ん、いいから。」
もう忘れてしまってる!
この病気は、本当に恐ろしいものです。
薬は飲んでますが
症状は穏やかに進んでおります。
まあ、色々と事情は御座いますが
本人の
人生を生きる意欲と言うものが失せた時に
始まるものなのかもしれません。
ちょっとした症状が出始めてから6年が過ぎました。
ちょうどその頃
テレビなどで頻繁にこの病気の例がでており
家も同じなのではないかと気にしておりましたが
が動きませんでしたので私も動けずにおりました。
3年たって、これでは駄目だと思い
何とか病院へ連れ出し
まずは軽い薬から始めました。
でも、既にご本人
はなんで病院に来ているかは
分かっていない状態です。
もちろん病名を告げてはおりません。
今のところ、徘徊はないですし、おトイレも自分で出来ますし
お食事も大丈夫ですし
ただし、みんなと同じものでないと問題が起きるので
子供たちと同じくおやつを・・・。
したがって、血糖値が上がってきました。
再検査の通知を頂いております。
実は、お部屋で横になっていることがほとんどで。。。。。
なんか、このままいったら
外の病気になってしまいそうです。
御婆様
のご様子を拝見して感じることは
長い年月をかけてご自身の死へ向かっているということです。
これは、かわいそうなことだなぁと感じます。
でも、生きるスタイルが違うので
私のやり方を押しつけることは出来ません。
目上の人の生き方を見て感じることがあっても
その方の今までの人生の歩みがあっての今。
愚痴は夫
と子供
にこぼしつつ
耐えて見守るということを学んでいる
です。
これは、今までの私にはない部分ですので
御婆様
がいるおかげで私が成長できたのではないかと
どんなことが自分の為になるか分からないものです。
人間は、あらゆるシーンで成長していけるものなのだなぁ。。
さてさて、話は変わります。
うさぎといえども、
セクシーお美足です。
脚の後ろをすっかり見せてくつろいでいるのは初めてかもしれません。
足の裏の毛は分かれているようです。
ふむふむ。
台風が去った後は、すっかり秋。
朝晩が超涼しくなりました。
いっきに
10度も下がると体にききます。
鼻水・くしゃみで疲れました。
毎日色々ありますが
明日も元気に過ごしましょうか。
それでは、この辺で失礼いたします。