朝、ケータイのアラームを目覚まし代わりにしているわたしは、
夫にケータイが鳴ってるといわれて止めた。
朝から布団の中でDSに興じる夫。
耳にはヘッドフォンだが、
ケータイのバイブの音はわかるらしい。
……じゃぁ、昨夜遅くにメール受信したの知ってる?
「あぁ、知ってるよ。」
そう……。
「でも、だからって別に、
『誰だよ、こんな遅くにメールよこすやつは!』
なんてこと、いいませんから♪」
喜んでいいのかどうなのか疑問だ。
今日の夕食のときも、バレンタインデーの話になって、
「本命にはもう買ったのか?」なんて茶化すし……。
あんた、お兄ちゃんでもおともだちでもないんだよ?
わたしがよその人に恋していて、
まったく平気なの……? |
わたしもそうじゃないかと思って……。
でもこういう人だから♪
夜中にでもなんでも、
彼がわたしを思い出して気遣ってくれるの、
ホントに嬉しいことですよね。