恋のチカラ

以前も記事にしたような気がするが、
わたしが生理前以外で頭痛を起こすのは、
中途半端な人間関係にあるひとがたくさんいるところに行った時、
が多い。

保育園の保護者たちが集まった後。
自治会の役員の集会があった後。
親戚が集まって飲食した後。


わたしの事をみんな知っているけど、
わたしの内面については何一つ知らない。
そんな人たち。
そして、そんな人たちに自分を知ってもらおうとすることさえできないわたし。


名前も顔も知らない人の中にまぎれている方が、
よっぽどいい。

職場なら、いいんだけど。


最近の休日は引きこもるようにして家にいる。
外出はなるべく避け、
用事は夫の送り迎えのついでに済ませるようにして。

出かけることは好きだったはずなのに。
これはあまりいい傾向ではない。



気がついた。
わたしは役割を求められるのが苦手なのかもしれない。

よき母親。
町内会副会長。
長男のヨメ。

そして、何一つ満足に期待に答えられていないことを、
後ろ目痛く思いながら生きている……。


職場では、わたしは役職もついていない。
そしてある程度自信のある仕事をしているから、
そういう思いはしないのかもしれない。

わたしはただのわたしでありたいのだろう。


見られている、期待されている、
と思うこと自体が自意識過剰だと夫は言うが。

年明け、はじめて彼に会ったのは先週の月曜日。

暮れのころの、テンションの高かった彼とは打って変わって、
げっそりとして、頬がこけて見える。
笑顔はない。

様子を見ていると、風邪をひいてしまったようだ。
鼻をすすり、時々咳をしている。

大丈夫ですか？　風邪。
と、声をかけると、
「ダメ。ぜんっぜんダメ。」
と返って来た。

その時は、彼の体調不良は風邪から来るものだとばかり思っていて、
いや、そう思いたかったんだろう。
でも、後日、彼の通院日で彼が不在のミーティングのとき、
リーダーに彼の体調のことを聞いて、
心が痛くなった。

彼は、また頭痛が出ているらしい。
それが風邪のせいなのか、そうでない病気のせいなのか、
自分でもよくわからない、と言っているらしい。


実は、お正月休みの最中、
わたしが頭痛で寝こんでいた時、
少しよくなった頃、わたしは彼に、頭痛のことでメールしていた。

でも、返事は来なかった。

彼も頭が痛かったのか……。
だから返事もなかったのか。
でも、年明け会ってからも、
頭痛のことを話したのはわたしではなくリーダー。

……いろんな意味でガッカリだ。