大分旅行記〜その5・最終回 [2008年03月11日(火)]

二日目の朝の食事も満足のゆくものでした。

和食と洋食のうちどちらにするのかを前日に選んでおくスタイルだったのですが、わたしは天然酵母パンとして有名なまきのやのパンが食べられる洋食を選択しました。



まきのやのパンは、噛むと小麦の香りが鼻に抜け、噛めば噛むほど甘みとうま味が増してくる素直な味わいのパンでした。流行の味とはちょっと違う伝統的な美味しさをストイックに追求していることが窺える正統派のパンのように感じました。


(↑ 由布岳)

二日目の最初の目的地は宇佐神宮でした。
宇佐神宮は広大な神域と豪華な社殿を誇る八幡さまの総本宮です。石清水八幡宮、筥崎宮、鶴岡八幡宮など全国各地で祀られる八幡宮はもともと宇佐神宮から分かれました。
参道に並ぶ土産物店には、宇佐名物の宇佐飴や宇佐だんごといった素朴だけど、とてもおいしいお菓子が売られていました。


(↑ 宇佐八幡境内にあるお宮ののった郵便ポスト)


(↑ 宇佐八幡の鳥居)


つぎの目的地は『昭和の町』豊後高田です。
豊後高田の商店街は昭和の面影を残す店が多く、近年、『昭和の町』をキャッチフレーズにまちおこしをしています。昭和へのノスタルジーからか、県外からも数多くの観光客が訪れるようになりました。
ただやや辛口のコメントとなってしまいますが、一緒に行ったわたしの仲間が「これならうちの近くの商店街のほうが昭和らしい」ということばに端的にあらわされるように、東京の下町のほうが昭和の面影を残しているところがあることは否めませんでした。


(↑ 昭和座)

最後に国東半島のほぼ中央部に位置する両子山の中腹に位置する両子寺にお参りをして、わたしたちの大分旅行は終わりとなりました。

Posted at 22:09 | 旅日記 | この記事のURL

大分旅行記〜その4 [2008年03月11日(火)]

宿の夕食は、それは豪勢なものでした。

大分の海の幸、山の幸がふんだんに盛り込まれたお料理は、食前酒の梅酒に始まり、箸染め(鮟鱇の水晶寄せ)、二の箸(早掘り筍木の芽焼きほか)、酒菜(真鴨山芋しんじょほか)、お椀(蛤春衣ほか)、お差身(あら・車海老・紋甲烏賊磯辺)、小鍋(豊の軍鶏晩冬鍋)、小茶碗(湯葉と水雲の蕎麦米あん)、強肴(豊後牛ロース、湯布院地鶏ほか)、揚物(海老と蝦蛄のアボガド巻、カマンベール磯辺巻ほか)とつづき、留椀の佐賀関黒布汁、鶏牛蒡御飯の食事、香の物、西瓜、メロン、豆腐のヨーグルト寄せ(抹茶ホイップ・ミントの葉)にいたる、豪華絢爛で大満足のお食事でした。


















 (夕食の一部です)
Posted at 22:07 | 旅日記 | この記事のURL

大分旅行記〜その3 [2008年03月11日(火)]

大分での食事を終え、いよいよ本日の最終目的地、由布院に向かいました。
途中、由布岳近辺では吹雪に見舞われましたが、宿に着くと、雪は止んでいました。


(↑ ゆふいん梅園《宿泊した宿》)


宿でチェックイン後、まずレンタサイクルを借りて、付近を散策することにしました。


(↑ ゆふいん駅)



(↑ 宿からの夕景)

宿に帰ってから、まだ夕食の時間までは余裕があったので、温泉にはいることにしました。

わたしたちが宿泊した旅館には、大浴場として内湯はなく、露天風呂のみです。由布岳を望む露天風呂は、高温の源泉に温度を下げるための水を加えただけの《源泉掛け流し》で、やや熱めの肌に馴染むしっとりとしたお湯でした。山から吹き下ろす冷たい風で頭を冷やしながら、熱めのお湯に浸かっていると、からだの芯から疲れが溶けだしていく気がしました。

Posted at 22:06 | 旅日記 | この記事のURL

大分旅行記〜その2 [2008年03月09日(日)]

富来神社参拝後、神社の前の『開運ロードとみくじ』と名付けられた道を文殊仙寺に向かって登ります。二車線だった道も途中から一車線の狭い山道に変わり、木々のあいだを縫って走るようになってからしばらく経ち、ようやく文殊仙寺に到着しました。(ちなみにこのあたりの森は、《21世紀に残したい日本の自然百選》に選ばれているそうです。)


(↑ 文殊仙寺のむかいにある山の奇岩)

文殊仙寺は、その名の通り、知恵の仏、文殊菩薩(うさぎ年の守り本尊でもあります)をご本尊とするお寺です。

奥の院まで300段あるといわれる長い階段は部分的に崩れて坂になっていました。

本堂には、奥の院の裏の岩窟から湧き出ているという《知恵の水》が甕にはいって置かれており、知恵が回るようになることを願いながら杯に注ぎ、いただきました。奥の院に祀られる文殊菩薩は、うさぎ年の春の大祭の時にのみ開帳される秘仏で、今回はそのお姿を拝むことはできませんでした。


(↑ 岩肌をくりぬかれて建てられている文殊仙寺奥の院)

文殊仙寺をあとにしたわたしたちは、お昼ご飯の予約を入れてある大分のふぐ料理屋さんに向かいました。

高速道路の規制も解かれており、大分まで順調に走ることができました。

大分では《ふぐ良茶屋》のふぐの昼食コースをいただきました。



さすが名産ということだけはあり、とてもリーズナブルでおいしいお食事でした。なかでも、厚めに切られたふぐ刺しのプリコリッとした食感、皮のコリコリとした食感はふぐの醍醐味を感じさせるものでした。

食事をしながら飲んだ、かぼすジュースもかぼすの青い酸っぱさと甘味が絶妙のとてもおいしいジュースでした。


(↑ ふぐ料理店前の公園にあったSL)


Posted at 21:55 | 旅日記 | この記事のURL

大分旅行記〜その1 [2008年03月07日(金)]

早朝の羽田空港のロビーは、いつになくひとでごった返していました。スキー板やザックを背負ったひとが、カウンターの前に長い列をつくっており、スキーシーズンまっただ中にあるため、とのんきに構えていました。

ところが、ロビーに掲げられている案内の電光掲示板を見て、びっくり。北海道方面(札幌・女満別)の便は、すべて欠航でした。

猛烈な冬型の天候と聞いていましたが、北海道便が欠航になるほどとは、・・・。



ロビーにいる際には気がつきませんでしたが、東京も台風並の強風が吹き荒れていたようです。離陸してから、巡航高度に達するまで、いままで経験したことがないほど、飛行機が揺れました。機内では、こどもの悲鳴もあがりました。元来乗り物酔いをするわたしも、これまで飛行機にだけは酔ったことがありませんでしたが、今回はじめて飛行機酔いを経験しました。

ときおり穴の開いたあたり一面の真っ白な生クリームのお団子のような雲の上を一定の速度で進んでいるさまは、わたしがもっとも好きな光景のひとつでもあります。飛行機にいたずらをした風の子が雲間からひょっこり顔をだすかもしれない、あるいは虎皮のふんどしをはいた雷公の勇姿が拝めるかもしれない、などといろいろな想像はつきることがありません。

およそ一時間半で目的地の大分空港に到着しました。着陸の際、ほとんど揺れることもなく、飛行機を降りるときにはもう酔いもすっかり治まっていました。

空港でまずお出迎えしてくれた《モノ》。巨大なウニの軍艦巻については実況写真をアップしたとおりです。荷物に混じって、ベルトコンベアーを流れてくるその姿は、とてもユーモラスで、楽しい気分にしてくれました。

大分空港でレンタカーを借りるとき、多くの高速道路が雪・凍結で通行止めになっていること、由布院にも雪が残っているかもしれないこと、などの説明を受けました。あいにくスタッドレスタイヤをはいた車が出払っていたため、チェーンを借りて、雪に備えました。ただ天気は回復傾向にあったため、チェーンの出番はありませんでした。



わたしたちが最初に向かった先は、富来神社でした。ここはたからくじの神さまとして知られる神社です。本殿わきの『開運運玉唐獅子像』の玉にふれると祈願成就の御利益があるということなので、ぺたぺたとたくさん触ってきました(ぺたぺたすることに夢中で、写真、撮り忘れました)。


Posted at 22:10 | 旅日記 | この記事のURL

宇佐八幡 [2008年02月25日(月)]

宇佐八幡宮に参拝です。
宇佐八幡は全国の八幡宮の総本宮です。
朱塗りの本殿は国宝に指定されています。
Posted at 11:54 | 旅日記 | この記事のURL

夕食 [2008年02月24日(日)]

由布院のやどの夕食です。
Posted at 18:07 | 旅日記 | この記事のURL

金鱗湖 [2008年02月24日(日)]

今晩の宿近くの金鱗湖です
Posted at 16:55 | 旅日記 | この記事のURL

お昼ごはん [2008年02月24日(日)]

大分市内での昼食です。
ふぐ料理のコースをいただきます。
Posted at 13:28 | 旅日記 | この記事のURL

富来神社 [2008年02月24日(日)]

宝くじの神様です
Posted at 10:54 | 旅日記 | この記事のURL
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