ねこも歩けば・・・

入院している間、これでもかっ！というくらい

たくさんの本を読む時間がありました。

一日１．５冊くらいのペースで。


結婚する前は、当たり前のように読んでいた本も、

子どもを産んでからというもの、まったくといっていいほど

読まなく、というか、読む時間（余裕？）がなくなってしまって

いたので、「読みたい気持ち」が結構満たされました


それで、タイトルに戻りますが、

これ、なんのことか、知っていますか？


村上春樹さんのエッセイ「村上ラヂオ」の中にでてきたのですが、

かの有名な「長嶋茂雄さん」のお言葉。


「肉離れ」のことを、


「ミート・グッドバイ」とおっしゃったとか。




もう、おかしくておかしくて、しばらく笑いがとまらなかったのですが、

さすが、村上さんは、これほどおもしろいことも、さらっと書いていて、

やっぱり才能がある人は違うんだなぁ、と思ってしまいました。


だって、私だったら

「ミート・グッドバイだよ！ミート・グッドバイ！！」

と、少なくとも5回は連呼してしまうと思う。


「肉離れ」の「肉」は、決してあの、「ミート」ではないし、

「離れる」という単語が、一瞬にして「グッドバイ」に変換されて

しまう、長嶋サンの才能を、みんなで堪能しないでどうする？！

という気持ちになってしまうし。


どうか、みなさんでこの「伝説」を広めていただきたいと思います(笑）

先日、退院してきましたが、

家に帰ってきたら、もう少し感慨があるかと思いきや、

まるで昨日もここにいた、くらいの気持ちでした(笑）。

一週間だからか、それとも、こういうものなのかなぁ・・・



とにかく、手術なんて初体験の私。

病院に入院するのも、子ども2人を産んだ時以来。

健康だけが取り柄でしたから、麻酔？！手術？！

という感じだったのです。


点滴は何度かやったことがありましたが、

「よろしくお願いします」といらっしゃった看護婦さんが、

とても若い新人さん

「まだ慣れていないので、先輩に見ていただいていても

いいですか？」とのこと。


慣れている人でお願いします・・・とも言えず、

何度もやり直すようだったら、どうしようと思ったけれど、

血管の見え具合に関しては、そうとう自信がある私だけあって、

一発オーケーでした


でも、この新人看護婦さん、とてもいい方でしたぁ

やっぱり、こういう大変な職業を、自ら選択し勉強してきたということは、

「いい人」なのかなぁ、と単純に思ってしまう私でした。



そして、手術当日。

手術服って嫌ですねー（どなたか共感いただけると嬉しいです）。

それに、T字帯って、もっと嫌ですねー（これも共感してくれるかな）

あの、血栓予防のストッキングも、めちゃ暑くてうっとうしいですねー


麻酔室まで、点滴のポールをがたがた言わせながら歩いて、

ういーん・・・と扉が開いた途端・・・


「こんにちはぁっ！！！」


一瞬、幻が見えましたよ。

これはどこぞのマクドナルドではないか？と。


「麻酔科の○○ですっ！！」

「同じく麻酔科の○○ですっ！！」


「今日は、よろしくお願いしまぁっすっ！！」



バックグラウンドには、ソフトロック

みんなで、「麻酔も手術も、ぜーんぜん怖くないよ」的配慮。


逆に怖くて、涙が出ました

元気に帰ってまいりましたぁ〜

cloudia☆です。

まだ、左耳の中には、耳栓3個（しかも濡らしたもの）分の

ガーゼやら薬剤やらがはいっておりますが、

そして、耳の裏には、恐ろしげな白テープが

びっしりはりめぐらされておりますが

元気です


ホッピーさんはじめ、ちょっぴりでも気にかけてくださっていた

みなさん、どうもありがとうございました

耳が聞こえるようになったか、はまだこれから検査なのですが、

（何しろ耳栓3個分、なもので・・・）

きっと、大丈夫。


4時間に及ぶ手術（だったよう）でしたが、

いろいろと新しい発見やらがあり、楽しい（？）入院生活でした。

その模様も、少しずつお伝えしていかれたら、と思います。


ひとまずは、ご報告まで。