喘息患児の親が喘息経験者の場合、思い込みが激しい
…傾向が
これは、今まで私が投薬した患者さんの多くに共通した点です。
(あくまでも確率の話です)
「遺伝だから仕方ないの」とか
「これくらいたいしたことないわよ」とか
「あの薬使えばなんとかなるし」とか。
親に喘息経験があるというのは
実は厄介だったりする。
半ば、あきらめモードという感じが
今は時代が変わってるんですよ〜
とか
薬や治療法も昔とは雲泥の差なんですよ〜〜
ということをいくら伝えても
聞く耳持たず
やっと日本の喘息治療も世界標準まで進んで来たのに
医療は日進月歩。
5年、10年経てば治療法そのものが変わったり
前は正しいと言われてた事が
実は今では違う事になってたりするんです。
どうか、思い込みを捨てて
今はちゃんとした治療すれば楽になるということを
分かってもらいたいと思います。
以下は余談。
喘息患者さんの日頃の生活で一番大事なのは
風邪を引かない事
健康な人が風邪を引くのとは大きな差があるんです。
ひとつ風邪を引く度に、喘息が悪化していく傾向が…
風邪を引き金に大発作が起こる事も。
どうか、たかが風邪と思わず十分に気をつけてください。
喘息でない人の何倍も。
気温の変化が激しいこの時期。
着るものも気を配って
しっかり食事を摂って
ぜひ質の良い睡眠を
。
どうか無理だけはされませんように…
あくまでも私が経験してきて感じた事ですのであしからず。
もちろん、きちんと理解されてる親御さんがいらっしゃることも事実です!
そういう親御さんが増えてくれる事を切に願います
弟さんが喘息だったのね
小さい頃の喘息は、大きくなるにつれてだんだんと良くなっていく方が多いので、弟さんもそうだったのですね。
心因性…それもあるかもしれませんね
ぴーちゃんのような熱性痙攣を起こす子供さんは大勢おられますよ。
これも大きくなるにつれてだんだん起こしにくくなっていきます。
脳波が問題なければ大丈夫でしょう
でも、37℃でも痙攣起こすときは起こすので
やはり親がしっかりと見守ってないと…ですね。
経験者(とくに世代が上の方)が「大丈夫!」というのは、安心するときもあるのですが、昔と今は違う事もある、ということも分かって頂けると一番良いですよね