帰省ネタは、本当にこれで最後です。
以前にもお話しましたが、今年は、亡き祖父の新盆でした。
それぞれ、土地によって風習なども違うと思うのですが、
母の実家のほうでは、
如来様が、ある場所にまとめて霊を連れてきて下さる・・・と言われてまして、
そこまで、長男が迎えに行く・・・というのが通例だそうで、
叔父は、会社を休んで迎えに行ったそうな
私は、帰省でハードスケジュールだったので、行けないかなと思ったのですが、
神なおとうちゃん
が、疲れてるところなのに、お線香を上げるために寄ってくれました
その時に、母から意外な事実を聞かされました。
祖父の四十九日の法要のとき、形見分けをしたのですが、
祖母が、私の分までとっておいてくれて、送ってくれたんですよね。
「おじいちゃんだと思って、大事にしておくれ」と・・・。
実はこの形見・・・私の分は、本当はなかったらしいのです。
私の9歳下の「あやちゃん」という従妹がいるのですが、
(叔母の一人娘です)
この子は、実家に住んでいることもあり(まだ未婚)
祖父が入院中、マメにお見舞いに行き、祖父を元気付けていたんだそうです。
小さい頃から、優しい子でしたからね
というわけで、最後に一つだけ残った形見・・・
叔父も叔母も、当然、「あやちゃん」に渡そうと思ったらしいのですが、
祖母が
「オコちゃんの分の形見がないのはおかしい
おじいちゃんと私とで、娘のように育てたのは、オコちゃんなのに」
と、急に怒り出してしまったらしく・・・
(私は、母が働いていたので、3歳くらいまで祖父母に育てられました)
叔父も叔母も、困惑していたら
(仕方ないですよね、たまたま私の分はなかったわけで、
別に、叔父も叔母も、悪気があったわけじゃないんです)
「オコちゃんには、私の分の形見をやるからいい。
私はそのうち、おじいちゃんと同じお墓に入るんだから、
形見なんてなくてもいいから」
と・・・・。
つまり、私が今持っている、祖父の形見は、
本当は、祖母がもらうべき形見だった
ということなんです。
そんな大事なこと、今までまーーーったく知らないで、私・・・。
でも、母にも
「おばあちゃんが、その方が良いって言ってるんだから、
今までどおり、大事にしなさい」
と言われたので、
私は、祖父の思いと祖母の思い・・・
それぞれの温かさを胸にしまって、これからも形見を大事にします。
どんなことがあっても、乗り越えていけそうです
ありがとう、おばあちゃん
おじいちゃんの形見、大事にするね。