大変ご無沙汰しています
もう、記事を書くことはないと思っていましたが、これだけは皆さんにお伝えしたかったので、書くことにしました。
本日、3月31日付けで、K先生が転勤になります。
先月10日に、婦人科へガン検診へ行って来ました。
いえ、それは口実で、K先生への気持ちを確かめるためと、先生は来年度も病院にいるのかも確かめたかったからです。
思えば、先生を好きだと気づいたのは、次男出産後、産後の健診の時。
先生に診てもらう最後の健診が終わった後、何だかとても寂しい気持ちになりました。
ずっと通っていた産科にはもう通うことがなくなるから
いや、なんか違う・・・。
認めたくなかったけど、知らぬ間に先生のことを好きになっていました。
いつから好きだったんだろう
もう先生に会えなくなると思ったらとても悲しくなってきました。
もう先生には会わない方がいい。
でも会いたい・・・。
後悔したくなかったので、ダメ元で、別の日に先生を待ち伏せして、携帯のメールアドレスを書いた紙を先生に渡しました。
でも当然ながら、先生からのメールは来ず・・・。
なので今度は、先生のことを書いていた、ブログのアドレスを書いた紙を渡しました。
私が先生のことを本気で好きだということを知って欲しかったから。
でも私が渡そうとした時、先生は私のことを避けていました。
その瞬間、私は先生に嫌われているのだと確信しました。
その後も子供の予防接種の時に先生にバッタリ会った時も、先生は、私が挨拶をしても、目を合わさずに素っ気ない態度でした。
軽蔑されても仕方がない・・・。
あれから1年、先生に会うこともなかったので、私の中では先生への想いはだいぶ薄れたかに思っていました。
現に先月、私には彼もいましたので・・・。
先生への気持ちを確かめたくて、久しぶりに受診しました。
先生と顔を合わせる前は、とてもドキドキしました。
先生に冷たい態度をされたらどうしようかと・・・。
先生を指名したけど、先生に拒否されて他の先生に回されちゃったらどうしようかと・・・。
でも、先生に名前を呼ばれて、1年ぶりに先生に会って、先生が笑顔で私を迎えてくれた時は本当に嬉しかったです。
私も緊張せずに普通に話すことができました。
なので私は、もう先生に対して恋愛感情はないのだと思いました。
診察の最後に、私は先生に転勤のことを聞きました。
3月を最後に転勤になってしまうと知った時は、残念な気持ちでした。
本当にそれだけでした。
でも帰り際の先生の言葉で、私はまだ薄れていなかった先生への気持ちに気づいてしまいました。
「自分以外にもいい先生はいっぱいいるから」
周りの看護師さんに気付かれないように、若干早口の小さな声でそう言われました。
それを聞いた瞬間、泣きそうになりました。
でも、ぐっと堪えました。
診察室を出た後、人気のない場所で泣きました。
「先生がいなくなってしまう」
そう思うと、涙が止まりませんでした。
帰った後も、一人になった時はずっと泣いていました。
狂ったように泣いていました。
でも、泣いていても、先生は4月にはもういない・・・。
もう先生に会えなくなる・・・。
私には、現実を受け入れるしかない。
翌日には少し落ち着きましたが、まだ引きずっていました。
「いい先生はいっぱいいるから」って、私は先生が医者だから好きになった訳じゃない。
純粋に先生のことを好きになった、
それだけはわかって欲しかった。
私が「未婚」だったら結末は違っていたかも、なんて思う時もありました。
でも、結婚していたからこそ先生に出会えた。
悲しいけれど、これが「現実」・・・。
もちろんこの時も、付き合っていた彼のことは愛していました。
けれど、それ以上にK先生のことを愛していました。
私の想像以上に、「K先生」という人物はあまりにも大きな存在でした。
2週間後、先生を受診しました。
先生に会う最後の日でした。
その時、今までの想いを手紙に書いて渡しました。
今度は前回みたいに待ち伏せすることなく渡せる・・・。
それだけで以前よりも気がラクでした。
次は私が呼ばれるだろうと思ったその時、先生が診察室から出て行ってしまいました。
「何だよ〜
」
なんて思いながらも、もしかしたら次が私とわかったから、今まで私が渡したアドレスやブログアドレスの紙を取りに行って、私に返そうとしているんじゃないか
なんてヘンなことを考えてしまい、若干ブルーになってしまいました
少しして先生が戻ってきて、私の名前が呼ばれました。
先生に笑顔で挨拶をし、前回のガン検診の結果を聞きました。
もちろん、異常ありませんでした
先生が説明をして下さっている時、私は先生の目をじっと見つめていました。
先生の顔を目に焼き付けたかったから・・・。
先生も私のことをじっと見てくれていました。
珍しく邪魔な看護師がいなかったので、まさに「2人の世界」でした
そしてお話が終わった後、先生に手紙を渡しました。
最初は先生は躊躇していましたが、
「いや、そういうのは
あっ、手紙か
」
と言って、笑顔で受け取ってくれました。
最後に、
「お世話になりました
」
と元気よく言って、先生とお別れをしました。
診察室を出た後、やっぱり涙が出てきました。
でもそれは先生とお別れした「悲しい」涙ではありません。
やるだけのことをやった嬉しさからくる涙でした。
もう悔いはありません。
私はいつも、好きになる人との最後は、
「こんな奴、好きになるんじゃなかった
」
と思ってしまう、しょーもない人ばかりを好きになっていました。
でも先生は違いました。
「好きになってよかった」
心からそう思えたのは、先生が初めてです。
先生は私の「生き甲斐」でした。
私は先生を「愛して」いました。
私は先生の「笑顔」が大好きでした。
先生と出会えたこと、一生忘れません。
先生の記事は、今回を入れて10件でした。
もう、書くことはなくなってしまうんだなと思うと、寂しい気持ちになります。
ブログの友達がいなければ、先生に想いを伝えることができなかったと思っています。
友達には、この場を借りてお礼を言いたいと思います。
「皆さん、本当にありがとうございました」
自分の気持ちに素直に生きていたい私は、当時付き合っていた彼とはきっぱり別れました。
これからは、先生のことを引きずらないように、強い人間になりたいと思います。
そして私が先生を「好きになってよかった」と思ったように、私のことを愛してくれる人にも同じように、「樹里を好きになってよかった」と思ってもらえる女になりたいと思っています