先週(12日)、内閣府から
「食育に関する意識調査」の結果が公表されました。
それによると、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)について、言葉も意味も知っているという人の割合が77%を超えている、ということです。
先日のブログ(4/19の「メタボ@健康日本21中間評価報告書」)で、健康日本21の数値目標に、メタボリック・シンドロームが追加されたということを紹介しましたが、今回の調査結果からみると、この目標は達成しそうな勢いです。
一方、「食育」については、言葉とその意味について、十分な認知が得られていないことが示されました。
食育基本法では、「食育」は次のように定義されています。
「食育」の定義:
生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの。
様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること
今回の調査では、「食育」の言葉を知っている人の割合は65.2%、言葉と意味の両方を知っている人は3人に一人(33.9%)にとどまるという結果です。
食育を実践していないという人の理由は、
「仕事や趣味で忙しいから」
だそうです。
適切な食事・栄養バランスが健康増進と疾病予防に重要であることはいうまでもありません。
しかし現実には、医学教育でも臨床現場でも、食事と栄養については軽視されがちです。
また、食育を普及させて病気を予防することは、病院や医療業界にとっては、自分たちの利益に反するようにも思います。
一方、機能性食品素材を利用したサプリメントであれば、普段の食事に合わせて利用することで、健康増進や疾病予防効果が期待できます。
利用者個人にとっても、病気になって病院に行くよりは、食育の実践やサプリメントの補完的な利用によって病気を予防するほうが、費用対効果が高いといえるでしょう。