サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
グリーンコーヒー豆抽出物による糖代謝への作用:介入研究のメタ解析 [2019年11月17日(日)]
今月の糖尿病研究の専門ジャーナルに、グリーンコーヒー豆抽出物による糖代謝への作用を調べたメタ解析が報告されていました。
(Diabetol Metab Syndr. 2019 Nov 5;11:91.)


グリーンコーヒー豆は、未焙煎のコーヒー豆であり、予備的な先行研究によって、グリーンコーヒー豆由来ポリフェノールによる減量効果が示唆されています。

(数年前に、アメリカでブームになり、予備的な臨床試験で、一定の有用性が示唆されてきました。)

コーヒー豆に含まれるポリフェノールのクロロゲン酸は、焙煎の過程で減少するため、
未焙煎のグリーンコーヒー豆由来抽出物のほうが、高い機能性を示す、という考えです。

なお、コーヒーの摂取による生活習慣病のリスク低下作用もよく知られています。


さて、今回のメタ解析では、介入研究を対象に、グリーンコーヒー豆抽出物による糖代謝への作用が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、2018年12月までに収載された論文から、
(PubMed、Scopus、Google Scholar)

グリーンコーヒー抽出物(GCE)の投与と

空腹時血糖値(FBG)、インスリン値、インスリン抵抗性(HOMA-IR)を調べた臨床研究が検索され、

6報がメタ解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

GCE投与により、

FBGの有意な低下が認められました。
(SMD:-0.32、95%CI-0.59から-0.05、P = 0.02)




なお、
インスリン値では有意な影響は検出されませんでした。
(SMD:-0.22、95%CI -0.53から0.09、P = 0.159)



また、
GCE投与では、HOMA-IRでの有意な変化は検出されませんでしたが、
(SMD: -0.30, 95% CI -0.73 to 0.13, P = 0.172)

GCEの投与量別の層別解析では、

400mg以上のGCG投与群において、

HOMA-IRの有意な低下(改善)が見出されたということです。


以上、今回の系統的レビュー/メタ解析から

グリーンコーヒー豆抽出物による糖代謝改善作用が示唆されます。


今後、費用対効果も含めて、
糖尿病に対する補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。





DHCでは、下記のサプリメントを製品化しています。


ガルシニア、



ダイエットパワー、



フォースコリー、



バナバ



主食ブロッカー



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posted at 23:56 | この記事のURL
L-カルニチンによる糖代謝改善作用:系統的レビュー/メタ解析 [2019年10月24日(木)]
L-カルニチンによる糖代謝改善作用を示した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(EXCLI J. 2019 Aug 19;18:631-643.)



カルニチンは、アミノ酸誘導体で、食肉(ラム肉)や乳製品に豊富に存在します。



カルニチン(L-カルニチン)は、脂肪の代謝に必要な機能性成分です。

(長鎖脂肪酸は、L-カルニチンと結合することでミトコンドリアに入ります。)

(高齢者では、L-カルニチンの摂取は不足しているため、通常の脂肪酸ではエネルギー源として利用できないためい、L-カルニチンサプリメントを摂るか、中鎖脂肪酸を利用することが必要です。)



L-カルニチンに関する研究では、中性脂肪やVLDLコレステロールの低下作用、肝臓での脂肪蓄積の抑制、運動能向上作用、肥満での減量など、多彩な働きが示されています。


例えば、次の報告があります。

カルニチンによる運動耐用能の亢進@アスリート


サルコペニア対策としてのLカルニチンの有用性



Lカルニチンは、ラム肉などに豊富であるため、高齢者では間違いなく不足しています。


さて、

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

L-カルニチンによる糖代謝への作用が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(MEDLINE, EMBASE, Cochrane Library, Web of Science, PubMed, Google scholar)

1990年から2019年2月までの収載論文から、関連論文が検索され、

37報がメタ解析の対象となりました。

解析の結果、

L-カルニチンサプリメントの投与により、

空腹時血糖値の有意な低下、
(WMD: -4.57; 95 % CI: -6.88, -2.25),

インスリン値の有意な低下、
(WMD: -1.21; 95 % CI: -1.85, -0.57)

インスリン抵抗性 (HOMA-IR) の有意な低下、
(WMD: -0.67; 95 % CI: -0.90, -0.44)

HbA1C値の有意な低下、
(WMD: -0.30; 95 % CI: -0.47, -0.13).

が見出されました。


以上、今回のメタ解析から、

L-カルニチンによる糖代謝改善作用が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。




慢性疲労症候群や線維筋痛症では、ミトコンドリア機能の不全あるいは‘ミトコンドリア疲労’ともいうべき病態が考えられます。

そこで、ミトコンドリア機能に対する有用性が期待できる機能性食品成分として、

コエンザイムQ10、L-カルニチン、αリポ酸が用いられます。




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。






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イヌリン型炭水化物が肥満2型糖尿病での糖代謝を改善:メタ解析 [2019年10月18日(金)]
糖尿病研究の専門ジャーナルに、イヌリン型炭水化物の摂取による糖代謝への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、中国のグループから報告されていました。
(J Diabetes Res. 2019 Aug 27;2019:5101423.)



先行研究では、

イヌリン型フルクタンによる脂質代謝と糖代謝の改善作用:メタ解析


といった報告があります。


イヌリンを含む機能性食品素材としては、菊芋(キクイモ)が知られています。

(キクイモは、北米原産のキク科の植物で、ショウガに似た根茎/塊根にイヌリンを多く含みます。

ヤーコンは、南米原産のキク科の植物で、サツマイモのような根茎を有しており、

それそれ別物です。)


イヌリン(イヌリン型炭水化物)は、基礎研究において、糖代謝改善やインスリン抵抗性の改善が示されています。

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

2型糖尿病患者および肥満者において、

イヌリン型炭水化物によるインスリン抵抗性への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

2018年12月25日までの収載論文が検索され、

25報が解析の対象となりました。

11報はメタ解析、

5報が2型糖尿病、

9報は肥満者でした。


まず

BMIでは、
イヌリン型炭水化物による介入後の減少は見出されませんでした。
(P = 0.08)


一方、

空腹時血糖値、空腹時インスリン値、HbA1c、HOMA-IRでは、有意な減少が見出されました。


14報の系統的レビューでは、

血糖値、インスリン値、HbA1cへの作用は議論の余地が残されていました。

一方、
単純肥満を対象にした7報のうち、1報では、イヌリン型炭水化物によるHOMA-IRの有意な改善が見出されました。


以上の系統的レビュー/メタ解析では、

イヌリン型炭水化物は、肥満の2型糖尿病において、インスリン抵抗性の改善作用が示唆されます。



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厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


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国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




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ビタミンKによる糖代謝改善作用:メタ解析 [2019年10月12日(土)]
今月の生物因子研究の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンKによる糖代謝への作用を検証したメタ解析が、イランとオーストラリアのグループから報告されていました。
(Biofactors. 2019 Oct 1.)


ビタミンKは、脂溶性ビタミンの1種であり、血液凝固系で働きます。

近年の研究により、
ビタミンK依存性たんぱく質による、組織石灰化の調節も明らかとなりました。

つまり、
ビタミンKが、動脈硬化、特に血管石灰化の機序において作用することがわかっています。

ビタミンKサプリメントが動脈硬化を予防:メタ解析


ビタミンKは、前糖尿病や糖尿病の合併症において、好影響が示唆されています。

今回のメタ解析では、

ビタミンK投与による糖尿病での糖代謝に対する影響が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて2018年10月までの収載論文が検索され、
(PubMed, Scopus, Embase, ProQuest, Google Scholar)


3,734の関連論文から、

9報が解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、糖尿病モデル動物を用いた基礎研究では、

ビタミンKサプリメント投与により、

血糖値の有意な低下(6報)、

空腹時インスリン値の有意な上昇(4報)、

HbA1cの有意な低下(3報)、

HOMA-IRの有意な低下(2報)、

β細胞機能の有意な亢進(2報)、

が見出されました。

次に、

前糖尿病患者(糖尿病予備軍)では、

ビタミンKサプリメント投与により、

OGTT2時間の時点で、

血糖値及びインスリン値の低下が見出されました。

ただし、空腹時血糖値、空腹時インスリン値、HOMA-IR、β細胞機能では有意差は検出されませんでした(2報)。



その他、

基礎研究では、

糖尿病モデル動物において、

ビタミンKサプリメント投与により、

脂質異常症の改善(3報)、

酸化ストレスマーカー及び炎症マーカーの改善(5報)
が示されています。


以上のメタ解析データから、

ビタミンKサプリメントによる糖尿病の予備軍の段階での糖代謝改善作用が示唆されます。



今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。



ビタミンKは、脂溶性ビタミンの1種であり、血液凝固系で働きます。

近年の研究により、
ビタミンK依存性たんぱく質による、組織石灰化の調節も明らかとなりました。

つまり、
ビタミンKが、動脈硬化、特に血管石灰化の機序において作用することがわかっています。


動脈壁硬化(血管硬化、Vascular stiffness;VS)および動脈石灰化(血管石灰化)は、

血管の健康を示すサロゲートマーカーであり、

心血管イベントに関係します。


ビタミンK依存性たんぱく質(VKDP)は、動脈壁硬化(VS)および動脈石灰化(VC)と関連し
活性化にはビタミンKが必要です。


ビタミンKは、骨芽細胞から作られるオステオカルシン(OC)や、血管などで作られるマトリックスGla タンパク質(matrix Gla protein;MGP)の機能に関与しいています。

カルシウムが血管に沈着(石灰化)すると動脈が硬くなり弾力性がなくなります。

MGPは血管の石灰化を防止し動脈硬化を予防します。

不活性型 MGP(desphospho-ucMGP)は、冠状動脈疾患のリスクとなります。


血液凝固系でビタミンK不足になることはまずありませんが、OC や MGP の活性化を指標にするとビタミン K が必ずしも充足していないとされています。

ビタミン K 不足になると血中の低カルボキシル化 OC(undercarboxylated OC;ucOC)が増加します。

高齢者では、血中ucOC濃度と大腿骨頸部骨折のリスクが相関することがわかっています。
ucOC は大腿骨頚部骨折の独立したリスクファクターとされており、ビタミン K の
積極的な摂取が重要です。



DHCでは、ビタミンKサプリメントを製品化しています。



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posted at 23:58 | この記事のURL
レスベラトロールが糖代謝と脂質代謝を改善@2型糖尿病 [2019年09月29日(日)]
今月の植物療法研究の専門ジャーナル(電子版)に、肥満の2型糖尿病患者において、レスベラトロールサプリメントによる内分泌代謝関連指標への作用を検証した臨床研究が、イランのグループ(Shahid Sadoughi University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Phytother Res. 2019 Sep 1.)




レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。



レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー



レスベラトロールによる血管内皮機能改善作用:メタ解析



非感染性疾患に対するレスベラトロールの有用性:メタ解析



さて、



今回の研究では、

肥満の2型糖尿病患者において、

糖代謝と脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化比較試験として、

肥満の2型糖尿病患者71名(BMI 25-30)を対象に、

・1日あたり1,000mgのトランスレスベラトロール投与群、

・偽薬投与群

の2群について、8週間の介入が行われ、

体組成や内分泌代謝関連指標が調べられました。


解析の結果、

交絡因子(年齢、性別、BMI)で補正後、


偽薬投与群に比べて、

レスベラトロール投与群において、

空腹時血糖値の有意な減少、
(-7.97±13.6 mg/dL, p=0.05)

HDLコレステロール値の有意な上昇、
(3.62±8.75 mg/dL, p=0.01)

が見出されました。


また、

インスリン値にも両群間で有意差が見出されました。
(-0.97±1.91, μIU/mL, p= 0.02

なお、体組成などには有意な変化は検出されませんでした。


以上、今回の臨床試験データから、

肥満の2型糖尿病患者において、レスベラトロール投与による内分泌代謝改善作用が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

レスベラトロールは、長寿関連遺伝子の1つであるサーチュイン遺伝子の活性化を介して、アンチエイジング効果があるのでは、と期待されています。

長寿になるかどうかを確認するためのヒト臨床試験は容易ではありませんが、
最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。




現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


レスベラトロールによる運動効果@2型糖尿病患者


という報告が知られています。



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用





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αリポ酸サプリメントによるインスリン抵抗性改善作用@糖尿病予備軍 [2019年09月03日(火)]
機能性食品研究の専門ジャーナル(電子版)に、糖尿病予備軍において、アルファ(α)リポ酸サプリメントによる糖代謝及び脂質代謝への作用を検証した臨床研究が、米国のグループ(State University of New York)から報告されていました。
(Food Funct. 2019 Aug 27.)



αリポ酸は、抗酸化作用を有する機能性成分の一つで、体内ではミトコンドリアで産生されます。

サプリメントとしてのαリポ酸は、抗酸化作用を介した機能性が示されており、
ダイエット目的からアンチエイジングまで、広く利用されています。

特に、欧米の臨床試験では、糖尿病性神経障害に対する症状改善作用が報告されています。


先行研究では、次の報告があります。




αリポ酸による糖尿病性神経障害の症状改善:レビュー



αリポ酸による糖代謝改善・抗酸化能亢進作用@2型糖尿病




αリポ酸による抗肥満作用:メタ解析


・人工透析患者におけるαリポ酸の効果
オメガ3系必須脂肪酸とαリポ酸によるアルツハイマー病の進行抑制効果



αリポ酸による糖代謝改善作用:メタ解析


さて、

今回の研究では、

肥満/過体重の成人で、糖尿病予備軍において、αリポ酸による糖代謝と脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化偽薬対照クロスオーバー法にて、

糖尿病予備軍で、脂質異常症を有する肥満/過体重の被験者12名を対象に、

30日間の介入を2相として、

・偽薬投与群、

・αリポ酸サプリメント(600mg/日)投与群

の2群が比較されました。


解析の結果、

まず、血糖値には有意な変化は認められませんでした。
(p < 0.05)

一方、
αリポ酸投与群は、

偽薬投与群に比べて、

空腹時インスリン値の有意な減少、
(p = 0.04)

インスリン抵抗性 HOMA-IRの有意な低下、
(p = 0.07)

が見出されました。

なお、脂質代謝関連指標(TG,LDL,HDLなど)には有意な変化は検出されませんでした。


以上のデータから、

糖尿病予備軍で、脂質異常症を有する肥満/過体重の成人において、

αリポ酸サプリメント(600mg/日)の投与により、
インスリン抵抗性の改善作用が示唆されます。



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αリポ酸、



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ダークチョコレートが妊娠糖尿病リスクに与える影響:エコチル調査 [2019年08月10日(土)]
栄養学の専門ジャーナルに、ダークチョコレートと妊娠糖尿病リスクとの関連を検証した環境省のエコチル調査結果が報告されていました。
(Br J Nutr. 2019 Jul 24:1-27.)

環境省のエコチル調査は、母子の健康に関する大規模なコホート研究です。



チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノール(フラボノイド類)は、

抗炎症作用や抗酸化作用を介した生活習慣病リスク低減効果が知られています。


今回の研究では、

大規模出生コホート研究である環境省のエコチル調査において、

チョコレートの摂取と、妊娠糖尿病リスクとの関連が検証されました。

具体的には、

2011年1月から2014年3月までの間に登録された97,454名(平均妊娠12週)を対象に、SESなど各種交絡因子の調査が行われ、研究に登録した時点で過去12か月間の食事調査が行われました。

84,948名のデータが解析の対象となりました。

1904名(2.2%)が妊娠糖尿病と診断されました。


年齢や喫煙、飲酒、教育水準、職歴、妊娠前のBMI、うつ病、身体活動、食事因子などの交絡因子で補正後、

四分位で、チョコレート摂取が最大群は、

最小群に比べて、

妊娠糖尿病リスクが22%低下していました。

(OR; 0.78, 95%CI: 0.67-0.90; P for trend 0.002)

層別解析では、

妊娠前のBMI、年齢、喫煙や飲酒といった因子との相関は認められませんでした。

以上、大規模前向きコホート研究である環境省のエコチル調査では、

日本人の妊婦において、
チョコレートの摂取と、妊娠糖尿病リスク低下との間に有意な相関が見出されました。



チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノール(フラボノイド類)は、

抗炎症作用や抗酸化作用を介した生活習慣病リスク低減効果が知られています。

また、血管内皮細胞由来のNO産生亢進を介して、高血圧改善作用を示します。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。

特に、ダークチョコレートによる心血管リスク低減作用は確立しているといいでしょう。

ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー




エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート





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ビタミンDが新規発症糖尿病患者のインスリン感受性を改善する@カナダ [2019年07月30日(火)]
1今月の内分泌学の専門ジャーナル(電子版)に、新規発症の糖尿病患者において、ビタミンDによる糖代謝指標への作用を調べた臨床研究が、カナダのグループ(Universit&#233; Laval)から報告されていました。
(Eur J Endocrinol. 2019 Jul 1)


ビタミンDは、抗炎症作用や免疫調節作用など多彩な働きを有しており、

ビタミンDが低値であると、生活習慣病のリスクが高くなることが知られています。


今回の研究では、

糖尿病患者におけるビタミンDサプリメントによる糖代謝への作用が検証されました。

具体的には、

二重盲検偽薬対照試験として、

糖尿病の高リスク者あるいは新規発症2型糖尿病患者の96名を対象に、

・ビタミンD3サプリメント(5,000 IU)投与群、

・偽薬投与群

の2群について、6カ月間の介入が行われ、


糖代謝関連指標が測定されました。




なお、
被験者は、
38.5%が女性、

平均年齢は、
58.7±9.4歳、

BMI 32.2±4.1 kg/m2、

前糖尿病が35.8%、
糖尿病が20.0%、

血中ビタミンD値 (25(OH)D)は、
51.1±14.2 nmol/L
でした。



解析の結果、

6ヶ月間の介入後の時点で、

まず、

血中ビタミンD値は、
実薬群;127.6±26.3 nmol/L、

偽薬投与群; 51.8±16.5 nmol/L

でした。
(p<0.001)


ビタミンD投与群は、

偽薬投与群に比べて、

末梢インスリン感受性(M-value)において、有意な改善作用を示しました。
(mean change (95% CI): 0.92 (0.24 to 1.59) versus -0.03 (-0.73 to 0.67); p=0.009) (disposition index (mean change (95% CI): 267.0 (-343.4 to 877.4) versus -55.5 (-696.3 to 585.3); p=0.039)

なお、OGTTやHOMA-IR、HbA1cなどの指標には有意な変化は見出されませんでした。


以上のデータから、

新規発症2型糖尿病患者において、

ビタミンDサプリメント(5000IU)による糖代謝への好影響が示唆されます。




先行研究では、

血中ビタミンDが低いと2型糖尿病リスクが高くなるといった研究が知られています。


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病


ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析


ビタミンDが糖尿病発症リスクを12%抑制傾向@NJEM



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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穀類由来の食物繊維の摂取が2型糖尿病リスクを32%低下:メタ解析 [2019年07月29日(月)]
今月の疫学研究の専門ジャーナルに、穀類由来の食物繊維の摂取と、2型糖尿病リスクとの関係を調べたメタ解析が報告されていました。
(Int J Mol Epidemiol Genet. 2019 Jun 15;10(3):38-46)


食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。




10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下


食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下



今回の研究では、

穀類(全粒のグレインあるいはシリアル)の摂取と、2型糖尿病リスクとの関係が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Web of Science, EBSCO)

2007年から2015年までの関連論文が検索され、

全粒穀類(whole grains)の摂取に関する3報、

シリアルファイバーの摂取の3報、

グレインとシリアルの両方の2報の8報が抽出され、

8報の合計で、

2型糖尿病患者14,728名、

全被験者434,903名のデータが解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

全粒穀類(グレイン)あるいはシリアル由来の食物繊維の摂取と、2型糖尿病リスクの低下との間に有意な相関が見出されました。
(RR was 0.68; 95% CI was 0.64-0.73)

以上のデータから、

食物繊維の摂取による2型糖尿病の予防効果が示唆されます。


厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


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国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




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豪州の2型糖尿病患者が利用するサプリメント [2019年07月23日(火)]
今月の内科学の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者における補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、オーストラリアのグループ(University of Western Australia)から報告されていました。
(Intern Med J. 2019 Jul 17)



補完代替医療(CAM)は、健康な人が健康増進や未病対策で利用するだけではなく、

慢性疾患を有する患者が、標準治療への補完療法として利用することもあります。


今回の研究では、

オーストラリアの都市部において、

地域居住の2型糖尿病患者での補完代替医療(CAM)の利用状況が調べられました。


具体的には、

Fremantle Diabetes Study Phase II (FDS2)という研究の一環として、

2008年から2011年の間に行われたコホート研究から、

2型糖尿病患者1543名(平均65.7歳、男性51.8%、糖尿病罹病期間9.0年)を対象に、

質問票を用いて、

補完代替医療の利用状況が調べられました。


解析の結果、

672名(43.6%)が何らかの補完代替医療(CAM)を利用していました。

CAM利用者のうち、

92%がサプリメントを利用していました。

サプリメントの内訳は、
オメガ3系脂肪酸/魚油サプリメント(CAM利用者の24%)、

カルシウム(11%),

グルコサミン(10%)

その他(10%未満)

などでした。


CAM利用と正相関していたのは、

高齢者、女性、運動器の障害でした。

一方、利用率と負の相関を示したのは、

南欧出身者、先住民、英語を話さない、喫煙歴を有する、経口血糖降下薬服用中、HbA1cが高値、

といった因子でした。

CAMに対する年間支出額は、
一人当たりA$79±208 (range A$0-2,993)でした。
(総計A$121,640)


以上のデータから、

オーストラリアの都市部居住の2型糖尿病患者では、半数近くがサプリメントを利用していることが示唆されます。

なお、内訳は、糖尿病に対するサプリメントというよりは、
全般的な健康増進や生活習慣病予防であると考えられます。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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posted at 23:55 | この記事のURL
2型糖尿病患者の脂質異常症改善に最も有用な食事法は?:メタ解析 [2019年06月24日(月)]
今月の疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者において、脂質異常症に対する食事療法の有用性を検証した系統的レビュー/メタ解析が、ドイツのグループ(Heinrich Heine University D&#252;sseldorf)から報告されていました。
(Eur J Epidemiol. 2019 Jun 14.)




今回の系統的レビュー/メタ解析では、

2型糖尿病患者における脂質異常症に対して、

異なる食事療法による有用性が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

2018年1月までの収載論文から、

2型糖尿病の成人患者を対象に、12週間以上の食事療法を行い、脂質代謝を調べたランダム化比較試験(RCT)が検索され、

52報のRCTから、

2型糖尿病患者5,360名が対象となり、
(44報がLDL、48報がHDL、52報が中性脂肪)

9種類の食事療法の脂質代謝への作用が検証されました。

(低脂肪食、ベジタリアン食、地中海食、高たんぱく食、中程度の炭水化物食、低炭水化物食、対照食、低GI/GL、パレオダイエット)


解析の結果、

まず、
LDLコレステロール値の低下効果が最も認められたのは、
ベジタリアン食でした。
[MD (95% CI): -&#8201;0.33 (-&#8201;0.55, -&#8201;0.12) mmol/L; 対照群との比較]

次に、
HDLコレステロール値の上昇は地中海食
[MD (95% CI): 0.09 (0.04, 0.15) mmol/L;対照群との比較]

中性脂肪値の低下も地中海食
[MD (95% CI): -&#8201;0.41 (-&#8201;0.72, -&#8201;0.10) mmol/L;対照群との比較]

が最も有用でした。


今回の系統的レビュー/メタ解析から、

2型糖尿病患者での脂質異常症に対しては、地中海食の有用性が示唆されます。
(surface under the cumulative ranking(SUCRA)確率法: 79%)


地中海食は、スペインやギリシャ、南フランスなど地中海地方の伝統食です。
野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。

地中海食は、健康増進や疾病予防に有用であることが知られており、多くの研究によってエビデンスが示されています。


DHCでは、マインド食や地中海食に欠かせないエクストラバージンオリーブを扱っています。




DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。



地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用



オリーブオイルによる皮膚の老化抑制作用



地中海食による認知症予防効果



地中海食+CoQ10サプリによる抗酸化作用



超低炭水化物・地中海食による減量効果




地中海食による高尿酸血症リスクの低下



オリーブオイルによる動脈硬化抑制作用



バージンオリーブオイルによる骨代謝改善作用




オリーブオイルとナッツによる心血管リスク低下作用



伝統的地中海食による脂質代謝改善作用



オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下






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ビタミンD低値は末梢動脈疾患@2型糖尿病患者 [2019年06月21日(金)]
今月の心血管疾患研究の専門ジャーナルに、2型糖尿病患者において、ビタミンDが低値であると、末梢動脈疾患(PAD)リスクが高いという相関を示した研究が、中国のグループ(Capital Medical University)から報告されていました。
(BMC Cardiovasc Disord. 2019 Jun 17;19(1):145.)



末梢動脈疾患(PAD, Peripheral Arterial Disease)の多くは下肢で発症します。

発症リスクは、心筋梗塞や脳梗塞と同様です。

PADの罹患率は、日本人では65歳以上の3.4%とされます。

糖尿病は、PADの主なリスク因子であり、
2型糖尿病の患者では、PADを発症するリスクが3〜4倍上昇し、
65歳以上の日本人糖尿病患者の12.7%で発症というデータもあります。

ビタミンDは、抗炎症作用を有しており、

ビタミンDが低値であると、生活習慣病のリスクが高くなることが知られています。


そこで、
今回の研究では、

2型糖尿病患者において、

血中ビタミンD値と、PADリスクとの関連が検証されました。


具体的には、

横断研究として、

2型糖尿病患者1,018名を対象に、


血中ビタミンD値と、

PAD罹患率(ABIで測定)との関連が検証されました。

なお、
PADは、
ABI(足関節上腕血圧比)が0.9未満で診断されています。



2型糖尿病患者の平均年齢は、
58.59&#8201;±&#8201;11.34歳でした。

ビタミンD値が20nm/mL以上であったのは、わずかに、20.1%であり、それ以外は欠乏でした。

PADを有していな被験者に比べて、

PADと診断された患者群では、

血中ビタミンD(25(OH)D)が有意に低値でした。
(14.81&#8201;±&#8201;8.43 vs. 11.55&#8201;±&#8201;5.65&#8201;ng/mL, P&#8201;<&#8201;0.001)



PADの罹患率は、
7.7%
でした。

ビタミンD値が欠乏はしていない群(&#8805; 20&#8201;ng/mL)から、

欠乏している群(<&#8201;10&#8201;ng/mL)にかけて、

PADの罹患率は、

それぞれ、
2.8%, 7.5%, 10.7%

でした。


年齢、性別、BMI、喫煙、季節などの交絡因子で補正後、

PAD罹患率は、

血中ビタミンD値が20&#8201;ng/mL以上の患者に比べて、

10-20ng/mLの群では、3.587倍、
(95% CI: 1.314-9.790)

10&#8201;ng/mL 未満群では、5.540倍
(95% CI: 2.004-15.320),

にも達していました。
(なお、20ng/mL未満は、ビタミンD欠乏症です。
20-30ng/mL未満は、ビタミンD不足です。)


さらに、

冠動脈疾患、高血圧、脳梗塞の影響を考慮すると、

それぞれ、
3.824(95% CI: 1.378-10.615)
5.729(95% CI: 2.028-16.187)
でした。


その他、糖尿病の罹病期間、
HbA1c地、
腎機能で補正すると、
それぞれ、
3.489(95% CI: 1.100-11.062)
3.872(95% CI: 1.168-12.841)
でした。


以上のデータから、

2型糖尿病患者において、

ビタミンD欠乏では、末梢動脈疾患(PAD)リスクが高くなることが示唆されます。




先行研究では、

血中ビタミンDが低いと2型糖尿病リスクが高くなるといった研究が知られています。


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病


ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析


ビタミンDが糖尿病発症リスクを12%抑制傾向@NJEM



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:53 | この記事のURL
ビタミンDが糖尿病発症リスクを12%抑制傾向@NJEM [2019年06月09日(日)]
今月の臨床医学誌ニューイングランドジャーナルに、前糖尿病段階の被験者において、ビタミンDサプリメントの投与によって、糖尿病の発症リスクが12%抑制される傾向にあった、という臨床試験が、米国のグループ(Tufts Medical Center)から報告されていました。
(N Engl J Med. 2019 Jun 7.)



なお、この研究では、有意差は検出できておらず、

全体の解析で、偽薬群に比べて、ビタミンDサプリメント投与群では、糖尿病予備軍(前糖尿病)から糖尿病への進行が12%抑制傾向にあった、という結果ですので、

開業医向けに製薬メーカーが出している販促ツールでは、「ビタミンDは糖尿病に無効」といった見出しになると思います。

(しかし、そもそも、ビタミンDの充足の有無に関わりなく、前糖尿病という対象者ですので、
ビタミンD欠乏あるいは不足に限った場合は、有用性が検出されると思います。)


そもそも、NEJMは、サプリメントについてはダブルスタンダードなので、

例えば、グルコサミンのGAIT1や(通常使われないタイプのハーブを用いた)エキナセアの研究など、

ネガティブなデータを好んで掲載するため、変な出版バイアスがあります。


さて、
すでに、多くの先行研究では、

血中ビタミンDが低いと2型糖尿病リスクが高くなるといった研究が知られています。
ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病


ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



そこで、今回の研究では、

ビタミンDサプリメントによる糖尿病リスクへの作用が検証されました。

具体的には、

前糖尿病患者2423名を対象に、
(FPG値;100 〜125 mg/dL、75OGTT2時間値が140 〜199 mg/dL、HbA1cが5.7 から 6.4%)

投与開始時の時点の血中ビタミンD値には関わりなく、

・ビタミンD3(4000 IU)投与群:1211名、

・偽薬投与群:1212名、

の2群について介入が行われました。

主アウトカムは糖尿病の新規発症です。


解析の結果、

まず、
24ヶ月後の時点で、

ビタミンD投与群では、

血中ビタミンD値が
27.7 ng/mLから54.3 ng/mLまで上昇しました。

これに対して、

偽薬投与群では、
28.2 ng/mLから28.8 ng/mLへの変化でした。


次に、
フォローアップの中央値2.5年間の間に、

糖尿病の新規発症者数は、

ビタミンD投与群では293名、

偽薬群では323名でした。

100患者年あたりの発症イベント数は、

ビタミンD群では9.39、

偽薬群では10.66でした。


糖尿病の新規発症リスクは、

偽薬投与群に比べて、

ビタミンD投与群では、

12%のリスク低下傾向でした。

(0.88, 0.95% CI, 0.75 to 1.04; P&#8201;=&#8201;0.12)


なお、
有害事象については、両群間に有意差は認められませんでした。

以上のデータから、

ビタミンDの状態に関わりなく選んだ、

2型糖尿病リスクが高い前糖尿病の被験者において、

ビタミンD投与群では、

糖尿病の発症リスクが12%低い傾向が見出されました。

偽薬群との有意差は検出されませんでしたが、

この研究では、

ビタミンDが充足されている被験者も含まれているため、

ビタミンDの欠乏や不足の被験者では、有意な効果が期待されます。


ビタミンDは、
内分泌代謝関連指標に対する改善効果が示されています。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析



拡張期血圧に対するビタミンDの降圧作用:メタ解析


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。

DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


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肥満・過体重に対するクロムの有用性:メタ解析 [2019年05月26日(日)]
今月の臨床肥満研究の専門ジャーナルに、肥満・過体重において、クロムの投与による体組成への作用を検証したメタ解析が、イギリスのグループ(Edge Hill University)から報告されていました。
(Clin Obes. 2019 May 21:e12313.)



クロムは、ミネラルの1つで必須栄養素です。
生体内では、炭水化物・糖質の代謝、脂質代謝に関与しています。

これまでの研究では、
クロム投与による肥満や糖尿病における代謝改善作用が示唆されています。


例えば、

クロムによる糖代謝改善作用@メタ解析

という報告があります。


米国では、サプリメントは広く利用されています。

クロムが不足している2型糖尿病患者に対して、
クロムサプリメントを投与すると血糖コントロールが改善します。

クロム含有サプリメントの摂取による2型糖尿病リスク低下



今回のメタ解析では、

肥満/過体重において、

クロムサプリメントによる体組成への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

2018年11月までの収載論文が検索され、

肥満/過体重を対象に、

クロムサプリメントの経口摂取を行ったランダム化比較試験(RCT)から、

21試験、
1,316名のデータが対象となりました。


解析の結果、

肥満/過体重の被験者において、

クロムサプリメント投与による体組成の改善が見出されました。


クロムサプリメント投与により、

体重の有意な減少
(WMD: -0.75&#8201;kg, 95% CI, -1.04, -0.45, P&#8201;<&#8201;0.001),

BMIの有意な低下、
(WMD: -0.40, 95% CI, -0.66, -0.13, P&#8201;=&#8201;0.003)

体脂肪率の有意な減少
(WMD: -0.68%, 95% CI, -1.32, -0.03, P&#8201;=&#8201;0.04)

が認められました。


一方、

対照群では、有意な変化は示されませんでした。

次に、

サブ解析では、

12週以下の投与期間、1日あたり400&#13197;以下の投与量の群において、

体重と体組成の有意な減少が見出されました。


以上、
今回のメタ解析から、

肥満/過体重に対するクロムサプリメントによる減量及び体組成改善作用が示唆されます。





クロムは必須ミネラルですが、必要量はごくわずかです。

一方、現代人の食生活では不足しやすいとされています。

クロムサプリメントは、米国では比較的知られており、JAMAなどにもRCTとして糖代謝改善作用が報告されています。


日本では、クロム単独のサプリメントではなくて、一般に、マルチミネラルサプリメントに含まれています。





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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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大豆の摂取が糖尿病リスクを低下@日本人女性:高山スタディ [2019年05月20日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、日本人女性において、大豆の摂取と2型糖尿病リスクとの関連を調べた疫学研究が、岐阜大学と名古屋女子大学のグループから報告されていました。
(J Nutr. 2019 May 11)


大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ




エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




さて、今回の研究では、

日本人において、

大豆食品、大豆たんぱく質、大豆イソフラボンの摂取と、

2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

高山市において、

地域居住者13,521名(男性5883名、女性7638名、35-69歳)を対象に、


1992年の時点の質問票をもとに、大豆食品や大豆たんぱく質、大豆イソフラボンが調べられ


2002年の時点での糖尿病の有無が調べられています。

なお、
BMIは、男性22.6 ± 2.6、女性22.1 ± 2.7 であり、


年齢、教育、身体活動、喫煙、飲酒、高血圧の既往、ビタミンサプリメントの利用、コーヒーの摂取、更年期などで調整されました。


解析の結果、

まず、
10年間のフォローアップ期間中、

438名が糖尿病と診断されました。


交絡因子で補正後、

大豆食品の全摂取の三分位で、

最高群では、

最低群に比べて、

女性での2型糖尿病リスクが55%減少していました。
(HRs 0.45, 95% CI: 0.30, 0.68; P-trend <0.001)

なお、男性では、有意な相関は認められませんでした。


以上のデータから、

日本人女性において、

大豆食品の摂取が多いと、2型糖尿病リスク低下作用が示唆されます。




DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。


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エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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テアニンの摂取による糖尿病リスク低下:久山研究 [2019年05月19日(日)]
今月の糖尿病研究の専門ジャーナル(電子版)に、テアニンの摂取による糖尿病リスク低下作用を示した研究が、九州大学のグループから報告されていました。
(Diabetes Care. 2019 May 10.)


緑茶には、カテキンと、テアニンが含まれています。

カテキンは、ポリフェノールの一種で、タンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みの主成分です。

カテキンは、一番茶では約12〜14%、二番茶では約14〜15%と増加します。

玉露のように光が当たらないよう被覆栽培されるものは、カテキンの生成が抑えられ、煎茶よりも少なくなります(その代わり、玉露にはテアニンが多く含まれます)。


テアニンはアミノ酸の1種で、うまみを感じる成分です。
また、ストレス軽減作用があるアミノ酸です。

テアニンは、茶樹の根で作られ、葉に移っていきます。
また、テアニンは光が当たると分解してエチルアミンをつくり、エチルアミンがカテキンに変化します。

光が当たらないとテアニンは分解されないので、玉露のように、被覆栽培するとテアニンの含有量が高く、カテキンの生成が抑えられたお茶となります

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テアニンによるストレス軽減効果



さて、今回の研究では、

日本人において
テアニン(L-テアニン)の摂取と、2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。



具体的には、
久山研究の一環として、

地域居住の日本人(40歳から79歳で、非糖尿病の)2,253名を対象に、

7年間のフォローアップが行われ、

テアニンの摂取のマーカーとして

血中エチルアミン値が測定されました。

血中エチルアミン値を4分位で分けて解析が行われました。
(&#8804;0.86, 0.87-2.10, 2.11-5.28, &#8805;5.29 ng/mL)

また、
健常者12名のボランティアを対象に、

8mgのLテアニンを含む緑茶を摂取させ、

血中エチルアミン値の動態が調べられました。


解析の結果、

まず、

フォローアップ期間中に、

282名が2型糖尿病を発症しました。


年齢や性別で補正後、

2型糖尿病の累積発症率は、

血中エチルアミン値が低いほど、
有意に低下していました。
(P for trend = 0.04)


その他の交絡因子で補正後も、エチルアミン値の高値と2型糖尿病リスク低下という相関は変わりませんでした。

多変量解析の結果、

四分位で最高群は、最低群に比べて、

2型糖尿病リスクが31%低下していました。
(HR 0.69, 95% CI 0.49-0.98)


血中エチルアミン値の高値による2型糖尿病リスク低下という相関は、

中年層の被験者および糖尿病前段階、肥満者、インスリン抵抗性の被験者でより顕著でした。

以上のデータから、

日本人において、

テアニンの摂取の摂取が多いほど、

2型糖尿病リスクの低下が示唆されます。




今後、介入試験による臨床的意義の検証が期待される分野です。


テアニン
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テアニンによるストレス軽減効果



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糖尿病患者は歯周病リスクも高くなる [2019年05月09日(木)]
糖尿病研究の専門ジャーナルに、糖尿病と歯周病リスクとの関連を調べた疫学研究が、台湾のグループから報告されていました。
(Diabetes Res Clin Pract. 2019 Mar 14;150:245-252.)


歯周病とは、口の中の細菌の感染によって慢性炎症が生じ、
歯肉が腫れたり、出血したりといった症状を呈します。

最終的には歯が抜けてしまうこともあり、日本人の成人でも罹患率が高い感染症です。

最近の研究によって、
歯周病は、単に歯や歯肉の疾患ではなく、

全身に影響を及ぼすことが分かっています。

特に、
歯周病と関連する生活習慣病として、糖尿病があります。

糖尿病患者において、
歯周病の治療をすることで、血糖コントロールが改善した、という報告も知られています。

その他に、
歯周病菌が血管内に侵入することで、心臓病や脳梗塞といった心血管疾患のリスクを高めるとも考えられています。

さて、
今回の研究では、

台湾において、糖尿病と歯周病リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

台湾全国健康保険研究データベースを用いて、
(Taiwan National Health Insurance Research Database)

2005年から2012年の間に、
20歳以上の新規発症糖尿病患者39,384名を対象に、
解析が行われました。



交絡因子で補正後、

糖尿病患者では、

非糖尿病群と比べて、

歯周病の罹患率が有意に高値でした。
(adjusted hazard ratios [aHR]&#8239;=&#8239;1.04, 95% CI: 1.01-1.08)


これに対して、

高血圧の患者では、歯周病リスクの上昇は見出されませんでした。
(aHR&#8239;=&#8239;0.96, 95% CI: 0.92-1.00)


その他、

脂質異常症患者及び関節リウマチ患者では、
いずれも歯周病リスクの有意な上昇が認められたということです。
(aHR&#8239;=&#8239;1.26, 95% CI: 1.19-1.34; aHR&#8239;=&#8239;1.41, 95% CI: 1.19-1.67).


以上のデータから、

糖尿病患者、脂質異常症患者、関節リウマチ患者では、歯周病のリスク上昇が示唆されます。

歯周病の対策としては、

まず、セルフケアとして、正しい歯磨きが大切です。

その他に、
歯科医でのプラークコントロール、かかりつけ医での生活習慣病の改善も必要です。


DHCでは、
デンタルケア製品を扱っています。


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ウコン/クルクミンによる糖代謝と脂質代謝改善:メタ解析 [2019年04月27日(土)]
今月の科学誌プロスワンに、ウコンに含まれるクルクミンによる糖代謝および脂質代謝への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(PLoS One. 2019 Apr 23;14(4):e0215840.)



ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。

最近の研究では、次の報告があります。

ウコン/クルクミンによるメタボリック症候群の症状改善:メタ解析




さて、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

2型糖尿病患者および境界型での、
ウコン/クルクミンによる糖代謝及び脂質代謝に対する作用が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて
(AMED, ANZCTR, BioMed Central, CENTRAL, CINAHL, ClinicalTrials.gov, Expanded Academic Index, Google Scholar, ISRCTN, LILACS, MEDLINE, NCCIH, Science Direct, Scopus, Web of Science, and WHO ICTRP)


2018年6月までの収載論文が検索され、

486報から、

最終的に、

糖尿病境界型(prediabetes、前糖尿病)を対象にした4報の508名、

2型糖尿病患者を対象にした8報の646名

がメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、

糖尿病境界型の被験者において、

クルクミン投与によるHbA1cの有意な低下が見出されたということです。
(MD: -0.9%, 95% CI: -1.7 to -0.1%, p = 0.03)


また、2型糖尿病患者において、

HbA1cの有意な低下、
(MD: -0.5%, 95% CI: -1.0 to -0.0%, p = 0.04)

空腹時血糖値の有意な低下
(MD: -11.7 mg/dL, 95% CI: -22.1 to -1.3 mg/dL, p = 0.03)

が見出されました。


脂質代謝指標でもクルクミン投与による好影響が示唆されています。


以上のデータから、

2型糖尿病患者及び前糖尿病(糖尿病境界型、糖尿病予備軍)において、

クルクミン投与による糖代謝改善作用が示唆されます。


ウコン/クルクミンについては、次の研究があります。


ウコン/クルクミンによるメタボリック症候群の症状改善:メタ解析



クルクミンによる耐糖能異常での血糖低下作用:メタ解析




ウコンによる変形性膝関節症への効果:レビュー



重症うつ病に対するクルクミン(ウコン)の効果:メタ解析


ウコン(クルクミン)とボスウェリアによる変形性膝関節症に対する有用性:メタ解析


ウコン+ボスウェリアがAGEs(終末糖化産物)を抑制




ショウガやウコンによる鎮痛作用:メタ解析


DHCでのウコンサプリメントには、下記の製品があります。


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亜鉛サプリメントによる糖代謝への作用:メタ解析 [2019年04月24日(水)]
予防栄養学の専門ジャーナルに、亜鉛サプリメントによる糖代謝への作用を検証したメタ解析が、イランのグループから報告されていました。
(Prev Nutr Food Sci. 2019 Mar;24(1):8-23.)


必須ミネラルの亜鉛は、普段の食生活では不足しがちです。

亜鉛は、生体の機能維持に必須なミネラルであり、不足すると、味覚障害などの症状が生じます。


学会のガイドラインでは、亜鉛は、褥瘡患者の栄養補給に推奨されています。
(2015年には、医療関係の学会のガイドラインにより、コラーゲン加水分解物が、褥瘡患者への栄養補給に推奨されました。)

また、セックスミネラルとしても知られています。


以前から、糖尿病の発症や進行に、亜鉛代謝異常が関与することが報告されています。

亜鉛は、タンパク質の構成因子や機能調節因子として重要な役割を果たしています。

糖代謝への作用としては、これまでに次のようなことがわかっています。

まず、糖尿病患者での血清亜鉛濃度の低下は、比較的軽微なことが多く、
亜鉛欠乏が糖尿病と直結することを示す報告は少ないといえます。

一方、米国での前向きコホート試験では、
82,000名の対象者で、栄養摂取状況が調査され、亜鉛摂取に応じて対象者を5群に分けて解析した結果、
亜鉛摂取が最も低い群では、最も多い群と比較して、約17%糖尿病の発症リスクが高いことが見出されました。

さらに、
肥満のブラジル人を対象とした介入研究では、

1日あたり30mgの亜鉛サプリメント摂取によってインスリン抵抗性の改善が示されています。

その他、
横断研究では、
亜鉛摂取が糖尿病やメタボリックシンドロームを減少させることも報告されています。


そこで、

今回のメタ解析では、

2型糖尿病患者の代謝指標に対して、亜鉛サプリメントの作用が検証されました。

具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(PubMedTM, Google ScholarTM, and ScopusT)

2018年3月までの収載論文が検索され、

20報のRCTがメタ解析の対象となりました。




解析の結果、

対照群に比べて、


亜鉛サプリメント投与群では、

空腹時血糖値の有意な低下、

HbA1cの有意な低下が見出されました。
(FBG WMD: -19.66 mg/dL, 95% CI: -33.71, -5.62;
HbA1c WMD: -0.43 mg/dL, 95% CI: -0.80, -0.07)


また、

総コレステロール値、およびLDLコレステロール値の有意な減少と、

HDLコレステロール値の有意な上昇も見出されました。
(TC WMD: -18.51 mg/dL, 95% CI: -21.36, -15.66;

LDL-c WMD: -4.80 mg/dL, 95% CI: -6.07, -3.53;

HDL-c WMD: 1.45 mg/dL, 95% CI: 1.40, 1.51)


次に、サブ解析では、

併用のサプリメントがない介入試験では、

HDLコレステロールと空腹時血糖値で顕著な変化が見出されました。

また、
質の高い研究では、
LDLコレステロール値、HDLコレステロール値、FBSにて有意な変化が認められたということです。


以上、今回のメタ解析から、

2型糖尿病患者において、

亜鉛サプリメント投与による糖代謝及び脂質代謝改善作用が示唆されます。


生活習慣病の予防の分野では、先行研究にて、

亜鉛による抗炎症作用や抗酸化作用が示唆されています。

亜鉛サプリメントの抗炎症作用:メタ解析




亜鉛は、普段の食生活では不足しがちですし、

厚生労働省の国民健康栄養調査でも、摂取不足が報告されています。

亜鉛は、ベーシックサプリメントとして摂取が必要です。


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エクオール産生が多いと2型糖尿病リスクが低減 [2019年04月20日(土)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、尿中エクオールと2型糖尿病リスクとの関連を調べた疫学研究が、中国のグループから報告されていました。
(Eur J Nutr. 2019 Apr 5.)


エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。



先行研究では、次の報告があります。


エクオール(10mg)が日本人女性の骨の健康維持と心臓病予防に有用



膣のアンチエイジングにエクオールの働き



先行研究では、

イソフラボンによる2型糖尿病リスク低減作用が示唆されています。


今回の研究では、

生体でのバイオマーカーとして、
尿中エクオール、ダイゼイン、ゲニステインの濃度と、2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。



具体的には、

前向き研究として、

中国人の被験者2818名を対象に、

尿中のエクオール、ダイゼイン、ゲニステインといったイソフラボン量が測定され、

2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。


解析の結果、

尿中エクオールの濃度と、

2型糖尿病リスクとの間に有意な負の相関が見出されたということです。

なお、尿中ダイゼインとゲニステインとでは、有意な相関は認められませんでした。


第1三分位群に比べて、

第2三分位群では、48%の2型糖尿病リスク低下
0.52 (0.37, 0.73)

第3三分位群では、28%のリスク低下
0.72 (0.53, 0.97)

という相関でした。


男女別の層別解析では、


男性での第2三分位群は、

第1三分位群に比べて、

71%のリスク低下が見出されたということです。
0.29 (0.14, 0.58)


また、女性では、
33%のリスク低下でした。
0.67 (0.45, 1.01)


その他、
hsCRP やRBP4については、2型糖尿病リスクとの関連は見出されませんでした。



以上のデータから、

尿中エクオール濃度が高いと、

2型糖尿病リスクが低減することが示唆されます。






エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。


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