サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
1日薬価4,789円のゾフルーザ錠 vs. エキナセア(30日760円) [2019年03月30日(土)]
今週、インフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」患者の70%から、耐性ウイルスが見つかったというニュースがありました。


ゾフルーザ錠(一般名バロキサビル マルボキシル)は、去年3月から販売が始まった新しいタイプのインフルエンザ治療薬です。


1回の投与で効果が期待できるとされ、この冬季(今月上旬までの5ヶ月間)の出荷量は、560万人分にも上っています。

今シーズン、最も多く使われた抗インフルエンザ薬とみられています。

ゾフルーザ錠の1日薬価は4,789円ですので、医療経済的には大きな負担です。


今回、

耐性ウイルスが、ヒトからヒトへ感染すると考えられ、大きな問題となっています。



しかし、

ゾフルーザやタミフルといった高価なインフルエンザ治療薬は、

基礎疾患のない、基本的に健康な成人であれば、そもそも必要がない医薬品
です。


個人レベルでは副作用のリスクがあり、

医学的には耐性ウイルスの出現が問題となり

、さらに、医療財政の圧迫するというのも大きな課題です。



インフルエンザの予防(罹患率低減)、重症化軽減のためには、エキナセアが有効です。

ゾフルーザやタミフルの効果は、エキナセアと同程度です。


エキナセア 30日分
\760




インフルエンザに対してエキナセアはタミフルと同等の効果を示す



風邪予防にエキナセアが有用:レビュー 


サプリのミカタ 〜エキナセア〜 | DHCテレビ



タミフル耐性ウイルスに対する対策は 





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風邪・インフルエンザ対策にはエキナセア [2017年12月04日(月)]
風邪やインフルエンザが流行りつつあります。


私は、エキナセアとビタミンD3、ビタミンC、亜鉛などを摂っています。



風邪及びインフルエンザのリスク低減(予防/罹患率の低減)、罹患したときの重症度の軽減のための定番のサプリメントは、

エキナセア


です。



エキナセアについては、次の研究が報告されています。


インフルエンザに対してエキナセアはタミフルと同等の効果を示す



風邪予防にエキナセアが有用:レビュー




冬季には、日光暴露不足からビタミンDも足らないので、
エキナセアに加えて、ビタミンD3の併用がお勧めです。

日本からの報告では、学童にビタミンD3サプリメントを投与した臨床研究として、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果

が知られています。


また、もし風邪に罹患してしまったら、初期にはエキナセアやビタミンCを多めに摂取することもできます。



その他、
対症療法として、一般用医薬品(風邪薬)も選択肢としてはありうると思います。

DHCでは、一般用医薬品も取り扱っています。

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posted at 23:51 | この記事のURL
風邪予防にエキナセアが有用:レビュー [2016年11月10日(木)]
寒くなってきたので、風邪予防の定番サプリメントであるエキナセアに関するレビューを読んでみました。


私は、風邪・インフルエンザ対策にはエキナセアを推奨しますし、実際に利用しています。


予防的な投与では、冬季の3−4ヶ月間の継続摂取です。

治療目的では、感染初期の短期に、高用量で摂取するのがポイントです。

例えば、風邪を引いたかなというときの第1〜2日目は2時間毎に摂取、

第3日目以降は漸減し、1週間で終了。

この摂取方法で、罹病期間の短縮と症状の軽減効果が期待できます。


もちろん、基礎疾患の有無や既往歴などによっては,ワクチンや抗インフルエンザ薬という選択になる場合も考えられます。



「ホリスティック・ナース・プラクティショナー」誌に、風邪予防に対するエキナセアの安全性と有効性に関するレビューが、米国のグループ(Drexel University)から報告されていました。
(Holist Nurs Pract. 2016 Jan-Feb;30(1):54-7.)



エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。

風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。

また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。

エキナセアは、欧米では、小児や妊婦でも用いられており、安全性の高いハーブです。




今回の研究では、

風邪の予防を目的としたエキナセア(Echinacea purpurea)の投与に関して、
安全性と有効性を示した大規模臨床試験を対象に、長期投与におけるリスクベネフィットの評価などのレビューが行われました。


レビューの結果、

・風邪予防のための臨床適応では、エキナセア(Echinacea purpurea)標準品を4ヶ月間投与、

・エキナセアの長期投与により、
 
 風邪罹患回数の有意な減少、
 
 風邪罹患日数の有意な減少、

 風邪に対する医薬品の有意な減少

が認められました。


また、

エキナセア抽出物投与により、ウイルス学的に確定診断がされた風邪の抑制、再発感染に対する抑制といった予防効果も見出されています。


本レビューの要約として、

風邪の予防のためのエキナセア(Echinacea purpurea)摂取推奨、
リスクベネフィット比の点から有用性である、

と述べられています。

最近の研究では、下記の報告があります。

インフルエンザに対してエキナセアはタミフルと同等の効果を示す




エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。

風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。

また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。



一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、
エキナセアビタミンD3の摂取が有効です。

また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、
エキナセア、亜鉛ビタミンCプロポリス
が有用です。

DHCでは複合サプリメント製品も扱っています。


(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)




ハーブとしてのエキナセア(Echinacea species)は、E. angustifolia、E. pallida、E. Purpureaの3種が代表的です。

伝統的な投与方法では、主にE. Purpureaの全草(地上部や根、根茎,葉を含む全草)がチンキ剤として用いられます。

(乾燥末を用いたサプリメントでは、主要成分であるアルキルアミド類alkamidesの含有量で標準化されています。)




タミフル耐性ウイルスに対する対策は




エキナセアの安全性と有効性@RCT 




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posted at 23:54 | この記事のURL
インフルエンザに対してエキナセアはタミフルと同等の効果を示す [2015年10月24日(土)]
臨床治療学研究の専門ジャーナルに、インフルエンザに対して、エキナセアがタミフルと同等の効果を有することを示した臨床研究が、欧州のグループ(チェコ、イギリス、ドイツの協同グループ)から報告されていました。
(Curr Ther Res Clin Exp. 2015 Apr 20;77:66-72.)



エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。

風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。

また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。

エキナセアは、欧米では、小児や妊婦でも用いられており、安全性の高いハーブです。


さて、今回の研究では、
インフルエンザに対して、エキナセアとオセルタミビル (oseltamivir、インフルエンザ治療薬;タミフル)の作用が比較検討されました。


具体的には、

多施設共同ランダム化二重盲検対照試験として、

チェコ共和国のプライマリケア医の外来においてリクルートされた、
インフルエンザ初期(発症48時間以内)の患者473名を対象に、

・インフルエンザ治療薬のオセルタミビルを5日間投与し、続いて、偽薬を5日間投与した群、

・エキナセア(Echinacea purpurea)含有飲料を10日間投与した群、
(Echinaforce Hotdrink, A. Vogel Bioforce AG, Roggwil, Switzerland)

の2群について、

インフルエンザからの回復者の割合(インフルエンザ症状が夕方に、軽度あるいは消失した被験者の割合)が調べられました。


解析の結果、

インフルエンザから回復した被験者の割合は、


1日後の時点で、
エキナセア投与群:1.5%
オセルタミビル(タミフル)投与群:4.1%

5日後の時点で、
エキナセア投与群:50.2%
オセルタミビル(タミフル)投与群:48.8%

10日後の時点で、
エキナセア投与群: 90.1%
オセルタミビル(タミフル)投与群:84.8%

でした。

いずれの日でも、両群の同等性が示されました。


また、
インフルエンザ感染のピークの時期において、
ウイルス学的にインフルエンザウイルス感染が確定された例について、レトロスペクティブな解析を行ったところ、同様の結果が見出されたということです。

さらに、
合併症の発症率は、
タミフル投与群よりも、エキナセア投与群のほうが、有意に低値でした。
(エキナセア投与群2.46% vs タミフル投与群:6.45%; P = 0.076)

その他、
有害事象(特に、嘔気や嘔吐など)でも、タミフル投与群よりも、エキナセアのほうが少なくなっています。


以上のデータから、

インフルエンザ初期において、

エキナセアの投与は、

インフルエンザ治療薬のタミフルの投与と、臨床的に同等の効果があり、かつ、副作用が少ないことが示唆されます。




エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。

風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。

また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。



一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、
エキナセアビタミンD3の摂取が有効です。

また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、
エキナセア、亜鉛ビタミンCプロポリス
が有用です。

DHCでは複合サプリメント製品も扱っています。


(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)




ハーブとしてのエキナセア(Echinacea species)は、E. angustifolia、E. pallida、E. Purpureaの3種が代表的です。

伝統的な投与方法では、主にE. Purpureaの全草(地上部や根、根茎,葉を含む全草)がチンキ剤として用いられます。

(乾燥末を用いたサプリメントでは、主要成分であるアルキルアミド類alkamidesの含有量で標準化されています。)





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posted at 23:55 | この記事のURL
エキナセアによる免疫調節作用と抗炎症作用 [2015年10月19日(月)]
明日が締切日の原稿を抱えていたのですが、何とか今日、提出できました。
校正ゲラの際に、共著者からの修正依頼を反映させるスケジュールになりそうです。

今日の夕方、学会の委員会に出席した際、学会事務局の手配したお弁当(幕の内弁当のような内容)が提供されたのですが、半分は、白いご飯ですし、後は、揚げ物中心だったので、食べられるものがありませんでした。
(次回から、あらかじめお弁当は断るようにしたいと思います。)



さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、エキナセアによる免疫および炎症マーカーへの作用を検証した臨床研究が、イタリアのグループ(University of Padova)から報告されていました。
Eur J Pharm Biopharm. 2015 Oct 8.)



エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。

風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。

また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。



ハーブとしてのエキナセア(Echinacea species)は、E. angustifolia、E. pallida、E. Purpureaの3種が代表的です。

伝統的な投与方法では、主にE. Purpureaの全草(地上部や根、根茎,葉を含む全草)がチンキ剤として用いられます。

(乾燥末を用いたサプリメントでは、主要成分であるアルキルアミド類alkamidesの含有量で標準化されています。)


今回の研究では、
エキナセアの単回投与による免疫および炎症関連マーカーへの作用が検証されました。


具体的には、

健常者10名を対象に、

Echinacea angustifoliaの脂溶性成分10mgを含むサプリメントが単回投与され、

血中代謝産物(dodeca-2E,4E,8Z,10E/Z-tetraenoic isobutylamidesなど)が測定されました。

また、
投与前と24時間後の前後で、
血中サイトカイン類(IL-2, IL-6, IL-8, IL-10, TNF-a)の比較が行われています。

全血検体からリンパ球・単球由来の全RNAが抽出され、遺伝子発現の評価も行われました。


解析の結果、

単回投与の前後(0と24時間後)比較において、

(今回のエキナセア脂溶性成分含有サプリメント投与では、先行研究に比べて、)
tetraeneのバイオアベイラビリティが有意に亢進していたということです。


また、
炎症惹起サイトカイン類(IL-6, TNF-α, IL-8)の遺伝子発現が有意に抑制され、

抗炎症サイトカインのIL-10発現の有意な亢進が認められました。


以上のデータから、
エキナセア(Echinacea angustifolia)脂溶性成分(10mg)含有サプリメントの単回投与による免疫調節作用・抗炎症作用が示唆されます。





エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。

風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。

また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。



一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、
エキナセアビタミンD3の摂取が有効です。

また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、
エキナセア、亜鉛ビタミンCプロポリス
が有用です。

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(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)




ハーブとしてのエキナセア(Echinacea species)は、E. angustifolia、E. pallida、E. Purpureaの3種が代表的です。

伝統的な投与方法では、主にE. Purpureaの全草(地上部や根、根茎,葉を含む全草)がチンキ剤として用いられます。

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エキナセアは安全性が高く免疫調節に有用である [2015年10月11日(日)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に、エキナセアの安全性に関するレビューが、オーストリアのグループ(University of Graz)から報告されていました。
(Planta Med. 2015 Oct 5.)



エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。

風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。

また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。



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今回の研究では、
エキナセアの安全性に関するデータのレビューが行われました。

具体的には、医薬品との相互作用、有害事象、禁忌、投与期間、妊婦や授乳婦への投与について、これまでの研究が俯瞰的に検証されています。


解析の結果、

まず、
エキナセアと医薬品の相互作用に関して、in vivoでの検証によると、

E. purpurea標準化製品の投与によるCYP2D6 やCYP3A4への有意な影響は認められませんでした。

一方、肝臓ミクロソームでは、影響が示唆されています。


次に、
臨床試験中に認められた有害事象は、いずれも軽度であり、エキナセア摂取との因果関係は認められませんでした。


また、
長期間の連続した投与試験では、6ヶ月間の摂取による安全性の問題は示されておらず、
長期間の利用に関しても推奨が可能とされています。


さらに、
(エキナセアは免疫調節作用、免疫賦活作用があるため、免疫機能における相互作用や有害事象の懸念から、理論的な話として)
エキナセアが自己免疫疾患や免疫抑制状態に対して禁忌とされていることがあります。
しかし、今回のエビデンスレビューでは、これに対しては疑問が投げかけられており、

エキナセア主要成分であるアルキルアミド類alkamidesは、免疫反応を抑制して、自己免疫疾患に好影響を与えることが示されています。


その他、
妊娠中のエキナセア利用についても、特に問題はなく、安全性は高い、とされました。



以上のデータから、
エキナセアの高い安全性が示唆されます。





エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。

風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。

また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。



一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、
エキナセアビタミンD3の摂取が有効です。

また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、
エキナセア、亜鉛ビタミンCプロポリス
が有用です。

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タミフル耐性ウイルスに対する対策は [2014年02月08日(土)]
今日は関東地方も大雪で大変でした。



さて、近年、

インフルエンザ対策で重要とされるワクチンに対して、十分な効果が得られていない、という懸念が示されています。


また、タミフル耐性ウイルスの出現も問題になっています。


今後、新しい抗インフルエンザ薬を開発して、という話になるのでしょう。


しかし、新しい変異株のウイルスが出現するたびに、特異的な効果を示す医薬品の開発は、費用対効果の点から疑問です。

(かつての日本でのタミフル備蓄騒ぎでは膨大なコストがかかっています。)



アロパシー医学である近代西洋医学では、抗ウイルス薬や抗生剤という発想となります。


一方、

統合医療としてのサプリメント・機能性食品の分野では、

免疫賦活作用により自己治癒力を高め、

風邪やインフルエンザのリスク低下(予防)、発症時の重症度軽減を目的として利用する、

という考え方があります。



まず、

日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用などが知られています。




統合医療におけるインフルエンザ対策としては、

西洋医学によるワクチンや抗インフルエンザ薬に加えて、

漢方での麻黄湯、

ハーブとしてエキナセア

ベーシックサプリメントとしてのビタミンD3


などが選択肢として考えられます。




主作用と副作用に関する科学的根拠に加えて、費用対効果を考慮する時、すでによく知られている抗インフルエンザ薬は第一選択ではないと思います。


漢方の証で適応があれば、麻黄湯が有効でしょう。


私は、風邪・インフルエンザ対策にはエキナセアを推奨しますし、実際に利用しています。


(なお、感染初期の短期に、高用量で摂取するのがポイントです。

例えば、風邪を引いたかなというときの第1〜2日目は2時間毎に摂取、

第3日目以降は漸減し、1週間で終了。

この摂取方法で、罹病期間の短縮と症状の軽減効果が期待できます。)



もちろん、基礎疾患の有無や既往歴などによっては,ワクチンや抗インフルエンザ薬という選択になる場合も考えられます。




費用対効果について考えるとき、

代表的な抗インフルエンザ薬は、5日分で三千数百円します。

麻黄湯やエキナセアは、はるかに安価です。





現在、インフルエンザ対策については,いろいろな議論が行われています。


日本では様々な規制があり、ワクチン認可のハードルが高かったり、高価な抗インフルエンザ薬が大量に備蓄(世界的にかなりのシェアになります)されたりしています。


一方、費用対効果の高い麻黄湯やエキナセアといった生薬の適正使用については、一部の専門家を除いてまったく議論されていません。




(仮にその方法が最善ではないと思っていても、国の指針に従って行えば、何か生じても自分の責任には。。。という印象でしょうか。)

(あるいは、現行の規制の下で、既得権益を有する人たちの影響が大きいのかもしれません。)


その他、インフルエンザ対策として、空気清浄機や加湿器といったものもありますが、ひと冬、引きこもるわけにも行かないので、やはり身体本来の抵抗力を高める方法がいいように思います。
家庭内にいる高齢者や小児への家族内感染リスクを低減するためには、空気清浄機&加湿器などでもいいのかもしれませんが。



エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。

風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。

また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。



一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、
エキナセアビタミンD3の摂取が有効です。

また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、
エキナセア、亜鉛ビタミンCプロポリス
が有用です。

DHCでは複合サプリメント製品も扱っています。


(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)




ハーブとしてのエキナセア(Echinacea species)は、E. angustifolia、E. pallida、E. Purpureaの3種が代表的です。

伝統的な投与方法では、主にE. Purpureaの全草(地上部や根、根茎,葉を含む全草)がチンキ剤として用いられます。

(乾燥末を用いたサプリメントでは、主要成分であるアルキルアミド類alkamidesの含有量で標準化されています。)





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エキナセアの安全性と有効性@RCT [2012年12月29日(土)]
補完代替医療の専門ジャーナルに、エキナセアの安全性と有効性を検証した臨床試験が、イギリスのグループ(Cardiff University)から報告されていました。
(Evid Based Complement Alternat Med. 2012;2012:841315)





エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。



風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。


また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。



さて、今回の研究では、風邪に対する予防的投与において、エキナセアの安全性と有効性が検証されています。



具体的には、

健康な被験者755名を対象に、

エキナセア(Echinacea purpurea)抽出物(全草:葉95%、根5%)あるいは偽薬が

4カ月間投与され、

有害事象および風邪罹患率などが調べられました。





解析の結果、

まず、安全性について、

有害事象は、エキナセア群では293件、偽薬群では306件が見出されました。



エキナセア実薬群と因果関係が推定される有害事象を示した被験者は9名でした。


有害事象について、エキナセアと偽薬群との間に有意差はなく、エキナセアの高い安全性が示唆されます。


次に、有効性について、

エキナセア投与群では、

風邪エピソードの減少、

累積罹患日数の減少、

鎮痛剤の服用の減少

が見出されました。



エキナセア投与は、

確定診断された風邪の罹患率の有意な減少、

ウイルス感染の有意な予防効果

を示しています。
(P < 0.05)



また、エキナセアは再発予防にも有用であることが示されています。




以上のデータから、

4カ月間のエキナセア投与は、風邪の予防や再発予防に有効であり、かつ、安全性も高いことが示唆されます。







一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、

エキナセアビタミンD3の摂取が有効です。



また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、

エキナセア、亜鉛ビタミンCプロポリス
が有用です。



DHCでは複合サプリメント製品も扱っています。


(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)




ハーブとしてのエキナセア(Echinacea species)は、E. angustifolia、E. pallida、E. Purpureaの3種が代表的です。

伝統的な投与方法では、主にE. Purpureaの全草(地上部や根、根茎,葉を含む全草)がチンキ剤として用いられます。

(乾燥末を用いたサプリメントでは、主要成分であるアルキルアミド類alkamidesの含有量で標準化されています。)




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風邪の予防と症状軽減のためのサプリメント [2012年01月30日(月)]
現在、インフルエンザが流行しています。


近年、抗インフルエンザ薬(医療機関で処方される薬)がいくつかあり、初期の投与で症状の改善が期待できます。


しかし、発熱などの症状が、抗インフルエンザ薬で軽減しても、その人の体内にはインフルエンザウイルスが1週間ほどは存在し、他の人に感染させるリスクがあります。


(今回の流行の一因に、抗インフルエンザ薬の利用が広がり、症状が以前より早く軽減した人が、外出などの機会を早めることで、ウイルス感染リスクを高めている可能性もあります。)

(特に学校現場では対応が難しいと思われます。)





さて、風邪の予防や症状軽減に用いられるサプリメントがあります。

(一部は、インフルエンザに対するリスク軽減や症状軽減のエビデンスも知られています。)



まず、風邪の予防(リスク軽減)には、次のサプリメント成分が利用されます。

(ただし、絶対にかからないというわけではなく、罹患リスク軽減効果です。


つまり、臨床研究では、摂取した群のほうが、対照群よりも、罹患率が低く、かつ、罹っても、症状が軽いというデータです。)



・エキナセア:定番のハーブです。

[エキナセアによる小児の風邪予防効果]

[エキナセアの臨床試験;有効性の判定]


・ビタミンC:

[ビタミンCによる風邪予防]



・ビタミンD:

ビタミンDは、免疫調整作用を有し、例えば、のどの粘膜においてディフェンシンの産生を増やし、インフルエンザ罹患率を低下させると考えられます。


日本の学童を対象にした臨床研究でインフルエンザのリスク軽減効果が示されています。





次に、風邪の初期に摂取することで、症状の早期改善(重症度の軽減と罹病期間の短縮)が期待されるサプリメント成分として、


・エキナセア:

通常の用量の数倍程度を初日に始めます。その後、2-3日で漸減し、1週間程度は通常の摂取量で続けます。

・ビタミンC

・亜鉛

などがあります。





以上は有効性と安全性のバランスから推奨できるサプリメントです。





さらに、経済性(費用対効果)も考慮すると、風邪やインフルエンザになってから、病院に行って(高価な)抗インフルエンザ薬を利用するよりは、

サプリメントを用いて、リスク軽減、重症度軽減、罹病期間短縮をはかるほうが好ましいと考えます。





まとめると、

一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、

エキナセアビタミンD3の摂取が有効です。


また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、

エキナセア、亜鉛ビタミンCプロポリス
が有用です。



DHCでは複合サプリメント製品も扱っています。


(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)






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長時間のフライト前にエキナセアの摂取を [2012年01月12日(木)]
今月の補完代替医療(CAM)の専門ジャーナルに、飛行機旅行の前にエキナセアを摂取することで、呼吸器感染症のリスクを低減できたという臨床研究が、オーストラリアのグループ(Griffith University)から報告されていました。
(Evid Based Complement Alternat Med. 2012;2012:417267)



エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。


風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。


また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。



さて、今回の研究では、長時間のフライト(飛行機旅行)の際に、エキナセアの摂取によって、呼吸系疾患の症状が予防できるかどうか、検討されました。


具体的には、成人175名を対象に、オーストラリアから、米国/欧州/アフリカのいずれかへの飛行機での移動を伴う1〜5週間の旅行に際して、

・エキナセア投与群:(root extract, standardised to 4.4&#8201;mg alkylamides)

あるいは

・偽薬投与群

の2群に分けて比較が行われています。


(ランダム化二重盲検偽薬対照試験として実施。)


(移動は、エコノミークラスでの商業フライトを利用。)



旅行前、旅行直後、旅行4週間後に、上気道の呼吸器系疾患関連症状および旅行中のQOLについて、調査が実施されました。


解析の結果、
呼吸系の症状は、両群ともに、旅行中に有意な増加が認められています(P < 0.0005)。



両群間の比較では、
旅行中の呼吸器関連症状スコアに関して、
エキナセア投与群では、偽薬群に比べて、有意に低いスコアが示されました(P = 0.05)。




以上のデータから、論文著者らは、(長時間のフライト移動を伴う)旅行前および旅行中に、エキナセアサプリメントを摂取することで、旅行中の呼吸器関連症状を抑制する可能性を考察しています。





長時間の飛行機の移動は、身体にとってストレスになりますし、限られた空間で、比較的乾燥しているなど、風邪・普通感冒罹患リスクが高まります。


一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、
エキナセアビタミンD3の摂取が有効です。

また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、
エキナセア、亜鉛ビタミンCプロポリス
が有用です。

DHCでは複合サプリメント製品も扱っています。


(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)




ハーブとしてのエキナセア(Echinacea species)は、E. angustifolia、E. pallida、E. Purpureaの3種が代表的です。

伝統的な投与方法では、主にE. Purpureaの全草(地上部や根、根茎,葉を含む全草)がチンキ剤として用いられます。

(乾燥末を用いたサプリメントでは、主要成分であるアルキルアミド類alkamidesの含有量で標準化されています。)




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エキナセアによる小児の風邪予防効果 [2011年07月05日(火)]
小児科学の専門ジャーナルに、エキナセアによる小児の風邪予防効果を示した臨床研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Minerva Pediatr. 2011 Jun;63(3):177-82.)




エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は、北米原産のハーブです。


風邪(普通感冒、上気道炎)やインフルエンザの感染初期に、治療目的で投与され、症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。


また、風邪の予防目的にも利用され、罹患リスクの減少効果が知られています。


ハーブとしてのエキナセア(Echinacea species)は、E. angustifolia、E. pallida、E. Purpureaの3種が代表的です。


伝統的な投与方法では、主にE. Purpureaの全草(地上部や根、根茎,葉を含む全草)がチンキ剤として用いられます。


(乾燥末を用いたサプリメントでは、主要成分であるアルキルアミド類alkamidesの含有量で標準化されています。)



さて、今回の研究では、エキナセアを含む複合サプリメントの投与によって、小児における急性感染症の再発予防に関する効果が検証されています。


具体的には、エキナセア(Echinacea angustifolia)、アラビノガラクタン、アセロラ(ビタミンC)、ベータグルカン、亜鉛を含有する複合サプリメント(Imoviral&reg; Junior)が、
咽頭炎あるいは中耳炎を繰り返す小児37名に投与されました。


解析の結果、

炎症性疾患のエピソード(咽頭炎や中耳炎などへの罹患)の平均回数は、

投与前の6カ月間では3±2.19回であったのに対して、

投与中の6カ月間では1±0.93回と

有意に減少(改善) (P=0.04)が認められました。


試験完了後、小児の77%が、慢性炎症の改善、急性エピソード回数の改善を報告しています。


また、QOLに関する総スコアも有意な改善を示しました(P=0.04)。


このとき、特に副作用は認められていません。



以上のデータから、エキナセアを含む複合サプリメントによる小児の咽頭炎や中耳炎の再発予防効果が示唆されます。






一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、
エキナセアやビタミンDの摂取が有効です。


また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、
エキナセア亜鉛ビタミンCプロポリス
が有用です。


DHCでは複合サプリメント製品も扱っています。


(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)



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CAM(補完代替医療)による風邪の予防と治療 [2011年02月21日(月)]
家庭医療の専門ジャーナルに,風邪の予防と治療に対して用いられるCAM(補完代替医療)についてのレビューが掲載されていました。
(Can Fam Physician. 2011 Jan;57(1):31-6.)



研究の目的は,
成人の風邪(普通感冒)の予防と治療に対するCAM(補完代替医療)の検証です。


具体的には,
1966-2009の間のMEDLINE, EMBASE, Cochraneが検索され,

普通感冒,インフルエンザと,

エキナセアニンニクニンジンプロバイオティクスビタミンC亜鉛

について,介入試験と前向き研究が調べられています。




解析の結果,

まず,風邪の予防については,

メタ分析によって,ビタミンCによる予防効果が認められています。


ニンジン(朝鮮ニンジンPanax ginsengとアメリカニンジンPanax quinquefolius)については,一定の結果は示されていません。


ニンニク(アリシン)については,介入試験1報において高い有効性が認められています。


次に,治療については,

エキナセア(Echinacea purpurea)による有効性が,6報のうち5報において示されています。


亜鉛は,9奉納値5報で有効性が認められました。


なお,プロバイオティクスについては,風邪の予防や治療における有効性を示すデータは見出されていません。



以上のデータから,論文著者ら(カナダの家庭医)は,

--ビタミンCは風邪の予防に推奨できる,

--エキナセア(Echinacea purpurea)と亜鉛(亜鉛含有トローチ)は,風邪の治療を支持するエビデンスがある,

--ニンジンとアリシンについてはさらに研究が必要,

と考察しています。



この論文のタイトルには,CAMとありますが,内容はサプリメントのレビューになっています。


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エキナセアの主なRCT [2011年01月10日(月)]
昨日紹介したエキナセアに関する論文では,最近のRCT(ランダム化比較試験)について,イントロダクションの部分で言及されています。



イントロで言及・参考文献リストに掲載されているのは,
ポジティブデータの3報と,ネガティブデータ5報です。


(なお,エキナセアに関するRCTは,これら以外にもたくさんあります。論文では,比較的最近のRCTが示されています。)



ポジティブデータ(エキナセアが有効であるとしたデータ)の3報では,E. purpurea の地上部を含む抽出物が投与されています。


具体的には,

(1)2004年のCohenらは,E. purpurea地上部とE. angustifolia 根の抽出エキス剤(液体)とビタミンC,プロポリスの併用,

(2)2004年のGoelらは,E. Purpurea全草(whole fresh plant)の抽出エキス剤(液体)

(3) 2004年のSperberらは,E. purpureaの地上部のエキス剤(plant juice)

です。


今回の論文で言及されていない論文で,ポジティブなデータを示した研究としては,
(4)Lindemuth & Lindemuth 2000: E. purpureaハーブ由来のティー(ハーブティー)と E. angustifolia根の乾燥末の併用,
があります。


これらの研究では,E. purpureaを基本として, E. angustifoliaが補完的に用いられています。



一方,ネガティブデータの5報では,次のような投与になっています。

1.2002 年のBarrett ら;E. angustifolia 根の乾燥末と,E. purpurea 根,

2.2003年のTaylorら;E. purpurea juice(a syrup vehicle),

3.2000年のTurner ら;エキナセア種を特定しない製剤 (後日,著者らのletterによるフォローアップで,E. purpurea と E. angustifoliaを含むとされています)

4.2005年の Turnerら ;E. angustifolia根のエキス剤,

5.2004年のYale & Liu;E. Purpurea地上部の凍結乾燥末



エキナセアに関する臨床試験でも,どのエキナセアのどの部分を用いるのか,また,どのように標準化するのかについては,議論があります。



今回(昨日紹介したAIM)の論文では,研究デザインが決定された2002年の時点では,エキナセア根の抽出物を,alkamide量によって調整した製品の利用を支持する先行研究があったとしています。


一方,利用されたMediHerb製品について,alkamideの体内動態を調べたデータは不十分という指摘もあります。



また,2002年の時点の判断としては,1999年のBrinkeborn らによるEchinaforceを用いたポジティブ研究があります。(E. purpureaの全草を利用。)

(同時期に,E. purpureaの根に由来する製品を用いたネガティブデータが知られています。)



エキナセア製品は均一ではなく,かつ,臨床研究ではさまざまな研究デザイン(普通感冒の新規発症を対象にする場合から,健常者にウイルス播種を行う方法など)があり,ネガティブデータも少なくありません。




一方,臨床研究を俯瞰的にレビューするとき,エキナセアによる風邪(普通感冒,上気道炎)やインフルエンザの症状の軽減と罹病期間の短縮効果,罹患リスクの減少効果は期待できると考えています。





一般に,風邪予防・インフルエンザ予防には,
エキナセアやビタミンDの摂取が有効です。


また,罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては,
エキナセア,亜鉛,ビタミンC,プロポリス,
が有用です。

(なお,場合によっては,医療機関の受診も必要です。)



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エキナセアの臨床試験;有効性の判定 [2011年01月09日(日)]
先月末の内科学の専門ジャーナルに,エキナセアによる風邪の改善作用を検証した臨床研究が,米国のグループから報告されていました。
(Ann Intern Med. 2010 Dec 21;153(12):769-77)



エキナセア(エキナシア,和名ムラサキバレンギク)は,北米原産のハーブです。


風邪(普通感冒,上気道炎)やインフルエンザの感染初期に,治療目的で投与され,症状の軽減と罹病期間の短縮効果が認められます。


また,風邪の予防目的にも利用され,罹患リスクの減少効果が知られています。


ハーブとしてのエキナセア(Echinacea species)は,E. angustifolia,E. pallida,E. Purpureaの3種が代表的です。


伝統的な投与方法では,主にE. Purpureaの全草(地上部や根,根茎,葉を含む全草)がチンキ剤として用いられます。


(乾燥末を用いたサプリメントでは,主要成分であるアルキルアミド類alkamidesの含有量で標準化されています。)




さて,今回(10年12月21日発表)の臨床試験では,エキナセアを普通感冒(風邪)の初期に投与して,有効性(罹病期間および重症度への影響)を検証しています。


試験結果によると,偽薬群に比べて,エキナセア投与による改善傾向が示されています。


ただし,実薬群と偽薬群との間に,統計学的な有意差は認められていません。


(一般に,エキナセアなどのハーブは,介入効果は,医療用医薬品と比べて緩やかですので,被験者の数が多くなると交絡因子の調整が容易でなく,臨床的な有意性が示唆される場合でも,統計学的な有意差が見出されないことがあります。)



論文抄録だけをみると,

疾患の罹病期間と重症度に関して,エキナセアと偽薬群の両群に有意差はなく,

今回の試験で用いられたエキナセア処方の用量用法による有用性は支持されない,

という表現になっています。



(論文著者らは,著名な研究者および臨床医であり,慎重な表現になっています。)



この研究データは,日本でもネットを中心に紹介されています。

(ただし,抄録の結論だけが一人歩きをして,エキナセアには効果がない,という誤った情報が伝えられているようです。)




今回の研究は,エキナセアの臨床研究としては大規模であり,RCT(ランダム化比較試験)として,ウィスコンシン州の2つのコミュニティで実施されています。


日常生活における普通感冒に対する暴露を設定しており,実験的なウイルス播種よりも実践的な検証方法です。


(年齢層も幅広く,交絡因子も大きくなり,患者背景の調整が容易ではありませんが。)



今回の研究の概要は,次のとおりです。



12歳から80歳の普通感冒の新規発症患者719名を対象に実施,713名が完了。


(1)偽薬非投与の対照群

(2)偽薬投与群

(3)エキナセア・オープンラベル投与群

(4)エキナセア盲検化投与群


初期症状発現24時間以内に,エキナセアが投与され,主エンドポイントの重症度と罹病期間,副エンドポイントのIL-8値に有意差は示されていません。



これまでのいくつかの先行研究に比べて,今回は,用量用法や研究デザインが優れたものになっています。


(たとえば,数年前のNJEMの研究では,健康なボランティアにウイルスを播種する方法であり,かつ,用いられたエキナセア種もpurpuriaではないものでした。)



エキナセアの3種類の中では,E.purpureaの全草(葉などの地上部と根)による製品投与によって,有効性が最も示されています。


(また,製品によっても処方に違いがあります。今回の研究では,オーストラリアのMediHerb製品(E.purpureaの根675mgとE.angustifoliaの根600mgの乾燥末,alkamides 2.1mgで標準化)が用いられています。)



症状軽減に関して,エキナセア投与の2群では,偽薬群に比べて改善傾向が認められ,統計学的な有意差はないものの,罹病期間では,1週間の病日に対して,12時間(半日)の短縮が示されており,重症度も約10%の軽減効果傾向が見出されています。


論文著者らは,統計学的には有意ではないが,臨床的に有意であるとした患者群がいるとしています。



エキナセアに関しては,数多くの先行研究によって臨床試験が行われており,系統的レビュー・メタ分析において,普通感冒(風邪)やインフルエンザの予防(罹病回数の軽減)作用,症状改善(罹病期間の短縮と症状軽減)作用が報告されています。



今回の研究でも,抄録の結論だけをみるとネガティブデータのような印象ですが,患者指向のアウトカム(転帰)では,エキナセア投与の2群における優位性が示唆されています。



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エキナセアによるCOPD患者の風邪症状軽減作用 [2010年11月19日(金)]
今月の臨床薬理学の専門ジャーナル(電子版)に,エキナセアによるCOPD患者の風邪症状軽減作用を示した臨床研究が報告されていました。
(J Clin Pharm Ther. 2010 Nov 10.)



COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは,長期間の喫煙が主因となる肺の炎症性疾患です。


COPDでは,上気道炎・風邪罹患による症状の悪化が知られています。


したがって,COPD患者では,免疫力を高めて,風邪症状を予防する,あるいは症状悪化を軽減することが重要です。



風邪の予防や症状軽減の目的では,エキナセアビタミンC,(高用量の)ビタミンD,亜鉛といったサプリメント成分が利用されています。


そこで,今回の研究では,上気道炎に罹患したCOPD患者において,エキナセアおよび栄養サプリメントの投与が,症状を軽減するかどうか,検証が行われました。


具体的には,ランダム化二重盲検偽薬対照試験として,急性上気道炎罹患COPD患者108名(男性,平均年齢65.8歳)を対象に,

シプロフロキサシン(抗生物質の1種)を7日間投与し,

並行して,エキナセア単独,エキナセア+亜鉛+セレン+ビタミンCの組み合わせ,あるいは,偽薬のいずれかが14日間投与されています。


評価マーカーとして,症状が毎日記録され,投与前後で血中TNFα,IL-1β,6,10値が測定されました。


3群間で比較された結果,

エキナセア+亜鉛+セレン+ビタミンC投与群では,偽薬投与群に比べて,急性上気道炎関連症状の重症度の軽減と増悪エピソードの減少が認められたということです。

(エキナセア単独では,有意差は示されていません。)



なお,血中の炎症マーカーとの有意な相関は見出されていません。



(因果関係を問わない)有害事象としては15件が報告され,最も多いのは睡眠障害でした。

(これは,サプリメントによる副作用ではなく,COPDに上気道炎を併発した病態であるためと考えられます。)



以上のデータから,COPDの基礎疾患を有する患者が急性上気道炎症状に罹患した場合,エキナセアに加えて亜鉛セレンビタミンCといった栄養サプリメントとの栄養によって,症状軽減・増悪抑制効果が期待できると考えられます。


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エキナセアによるにきびコントロール [2010年09月30日(木)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に,エキナセアによるにきび対策の効果を調べた研究が,カナダのグループから報告されていました。
(Phytother Res. 2010 Sep 9)


にきび(尋常性ざ瘡)は, アクネ菌(Propionibacterium acnes)による感染が原因で生じる慢性炎症の病態です。


ハーブのエキナセア(Echinacea purpurea)は,抗ウイルス作用,抗菌作用,抗炎症作用が知られています。


(エキナセアは,風邪の初期に摂取することで罹病期間の短縮や症状軽減といった効果があります。また,予防を目的として冬期や風邪の流行時期に利用されます。)



今回の研究では,エキナセアによるにきびコントロールの効果が検証されました。


具体的には,ヒト培養細胞系を用いて,炎症惹起サイトカイン類(IL-6,IL-8)の産生が測定されました。


アクネ菌は,これらのサイトカイン類を誘導しましたが,エキナセアはこの誘導を抑制し,正常域に戻す作用が見出されています。



このデータから,論文著者らは,エキナセアによる抗菌作用と抗炎症作用によって,アクネ菌によるにきびの予防や改善の効果が示唆されると考察しています。


今後,臨床的意義の検証が期待されます。



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エキナセアによるP450の誘導とHIV治療薬 [2010年08月29日(日)]
今月の薬理学の専門ジャーナルに,エキナセアによるチトクロームP450活性への作用,HIVプロテアーゼ阻害剤の濃度に関する臨床研究が,米国NIHのグループから報告されていました。
(Pharmacotherapy. 2010 Aug;30(8):797-805.)



エキナセア(学名Echinacea purpurea)は,免疫調節作用を有する北米原産ハーブで,風邪やインフルエンザの予防・症状軽減を目的として利用されています。


一方,薬剤代謝酵素であるチトクロームP450活性への影響から,エキナセアと医薬品との相互作用に対する研究が注目されています。


今回の研究では,HIV治療薬(HIVプロテアーゼ阻害剤)のロピナビル/リトナビル(Lopinavir/Ritonavir)に対するエキナセアの影響が検証されています。


具体的には,健康なボランティア13名(男性8名,女性5名)を対象に,1日あたりロピナビル(800mg)/リトナビル(200mg)(分2)を29.5日間投与し,
16日目に,1日あたり1500mgのエキナセア(分3)を28日間投与されました。

(つまり,14日間はロピナビル/リトナビルとエキナセアの併用,その後の14日間はエキナセア単独の投与です。)



(オープンラベル試験。P450 3Aの指標薬剤として8mgのmidazolam,P糖タンパク質の指標薬剤として120mgのfexofenadineがそれぞれ単回投与で,エキナセア28日間の投与前後で用いられています。)



血清が解析された結果,エキナセア投与によって,ロピナビル/リトナビルのAUCや血中濃度などに有意な変化は見出されていません。



このとき,midazolamのAUCは有意に低下(0.73 (90% CI 0.61-0.85, p=0.008))し,クリアランスは有意に増加(1.37 (90% CI 1.10-1.63, p=0.02))しています。


一方,fexofenadineの動態には変化は認められませんでした。



以上のデータから,エキナセアはCYP3A活性を亢進するものの,ロピナビル値に変化を生じることはなく,その理由として,リトナビルによるCYP3A阻害が考察されています。



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エキナセアによるインフルエンザ随伴症状の緩和 [2010年04月20日(火)]
今月のウイルス学の専門ジャーナル(電子版)に,エキナセアによるインフルエンザ随伴症状の緩和効果を示した基礎研究が,米国のグループから報告されていました。
(Vaccine. 2010 Apr 8)


エキナセア(和名ムラサキバレンギク)は,北米原産のハーブで,普通感冒やインフルエンザの予防や症状軽減・罹病期間短縮作用を有しています。


作用機序として,免疫賦活作用が考えられています。



今回の研究では,インフルエンザ感染モデルを用いて,エキナセアによる作用が検討されました。


具体的には,A型インフルエンザ感染マウスに,エキナセア(Echinacea purpurea)抽出物を投与した結果,非投与群に比べて,エキナセア投与群では,体重減少の抑制,全身および肺組織のIL-10値の抑制,IFN-γ値の抑制が見出されました。



このことから,エキナセアによるインフルエンザ改善作用は,直接的な抗ウイルス作用というよりは,炎症に関与する各種のサイトカイン類の調節を介した働きであることが示唆されます。



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エキナセアとチトクロームP450 [2010年04月14日(水)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に,エキナセアによる薬剤代謝酵素への影響を調べた基礎研究が,ポーランドのグループから報告されていました。
(Phytomedicine. 2010 Apr 5.)



エキナセアは,北米原産のハーブで,免疫調節作用を有し,風邪(普通感冒)の予防や症状軽減に有用なサプリメントとして広く利用されています。



今回の報告は,ハーブサプリメントと医薬品との相互作用というテーマに関連した研究です。


肝臓での薬剤代謝酵素であるチトクロームP450の発現について,エキナセア(Echinacea purpurea)標準エキス(3.7%ポリフェノール含有)の作用が検証されました。



ラットを用いて,エキナセア投与後の肝臓におけるRNA量を測定した結果,対照群に比べて,CYP2D1 および CYP1A1の発現が,それぞれ40% (p=0,007),80% (p=0,01)有意に増加していたということです。


また,CYP1A2でも,対照群に比べて,軽度の増加(16%,p>0,05)が見出されています。


一方,CYP3A1 と CYP3A2の発現は,それぞれ41% (p<0,05) ,25% (p=0,001)減少しました。


CYP2D2とCYP2C6についても減少が示されています。



以上のデータから,エキナセアによるCYP3A1/2の抑制,CYP1A1とCYP2D1の誘導作用が示唆されます。




ただし,動物を用いたRNA発現での検討ですので,これらのデータの臨床的意義は不明です。



一般に,臨床的意義が不明な基礎研究データのみによって相互作用の可能性が推察されるというサプリメントについて,医薬品と併用する際には十分に経過を見ながら利用する,という判断になります。



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医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】
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エキナセアの気道上皮への作用 [2009年12月16日(水)]
今月の植物療法の専門ジャーナル(電子版)に,エキナセアによるヒト気道上皮に対する作用を調べた研究が,カナダのグループから報告されていました。



エキナセアは,感冒(風邪)やインフルエンザ対策として広く利用されているハーブサプリメントです。



免疫調節作用を有し,風邪の症状軽減や罹病期間短縮といった効果が臨床試験で報告されています。




さて,今回の研究では,エキナセア抽出物によるヒト気道上皮に対する働きが調べられました。


具体的には,ヒト正常気道上皮の3D器官型モデル(EpiAirway tissue)を用いて,ライノウイルス1A型(RV1A)に対するエキナセアの作用が検証されています。

(ライノウイルスは,風邪を引き起こす原因ウイルスの1つです。)



エキナセア単独投与,

エキナセア+ライノウイルスの投与

対照群

の3群で比較が行われた結果,


まず,組織学的所見では,3群間に有意差は認められず,細胞機能の維持が確認されました。


ライノウイルス感染によって,気道粘膜の粘液分泌細胞におけるムコ多糖類の沈着が増加していますが,これは,エキナセア投与によって改善されています。


この作用は,ムチン分泌でも認められており,ライノウイルス感染による刺激がエキナセア投与によって軽減しています。


これは,普通感冒/風邪の際に,エキナセア摂取によって粘膜分泌物の減少という働きを示唆します。



その他,炎症惹起性のサイトカインであるIL-6やIL-8は,ライノウイルス感染によって顕著に増加したのに対して,エキナセア投与によって抑制されたということです。


ただし,ウイルスの複製について,エキナセア投与の影響は認められていません。




以上のデータから,エキナセアは,気道上皮の細胞に働き,ウイルス感染時における症状を緩和すると考えられます。


ウイルス複製自体に影響がなかったことから,抗ウイルスというよりは,局所での抗炎症作用が中心と推測されます。


(なお,これまでの臨床研究では,風邪の予防作用/症状軽減/罹病期間短縮が示されていますので,気道上皮における局所的な作用以外にも,免疫調節作用を介した全身性の効果も存在すること考えられます。)



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