サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2020年01月  >
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
サンマ由来魚油による脂質代謝改善作用 [2019年12月04日(水)]
臨床脂質研究の専門ジャーナル(電子版)に、サンマ由来の魚油による脂質代謝改善作用を示した臨床研究が、米国NIHのグループから報告されていました。
(J Clin Lipidol. 2019 Oct 31.)


青魚にはEPAやDHAが含まれており、それらの脂質及び代謝物による抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が確立しています。


今回の研究では、

サンマ由来魚油サプリメントによる脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検クロスオーバー試験として、

健常者30名(BMI 25未満、平均TG 84mg/dL)を対象に、

・サンマ油12g (3.5 g of LCMUFA and 3.4 g of omega-3 FAs)投与群、

・対照油(イワシとオリーブ油の混合物;オレイン酸4.9 gおよび3gのオメガ3 )

の2群について、
8週間の介入が行われました。
(washoutは8週間)


解析の結果、

LDLコレステロール値は、

対照群に比べて、

サンマ油投与群において、

12%有意な低下が見出されました。
(P < .001)


また、
サンマ油投与により、

HDL粒子サイズのわずかな増加も見出されました。
(9.8 nm vs. 9.7 nm、P <.05)


対照群では、

投与前に比べて、LDLコレステロール値の7.5%増加が見出されました。


サンマ油投与群は、

対照群と同程度に

血中TG、VLDL、およびTG-richリポタンパク質を低下させ、
(それぞれ&#12316;16%、25%、35%、P <.05)

HDL-Cの増加、コレステロール引抜き能の増加を示しました。
(それぞれ&#12316;6%および8%まで、P <.05)。


以上のデータから、

サンマ由来魚油サプリメントによる脂質代謝への好影響が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。


DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))









------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------
posted at 23:57 | この記事のURL
亜麻仁・フラックスシードによる抗炎症作用:メタ解析 [2019年11月21日(木)]
今月のサイトカイン研究の専門ジャーナルに、亜麻仁・フラックスシードによる抗炎症作用を示した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Cytokine. 2019 Nov 15;126:154922.)



オメガ3系必須脂肪酸には、

えごま油や亜麻仁油に含まれる植物性の脂質であるα-リノレン酸、

魚油に含まれるEPAやDHAがあります。


α-リノレン酸は、体内でEPA、DHAに変換されますが、その効率は非常に低く、臨床的には、オメガ3系脂肪酸として魚油であるEPAやDHAを摂るほうが有用性が高いと考えられます。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

成人において、亜麻仁・フラックスシード投与による血管の接着分子と炎症性サイトカインへの作用が検証されました。

具体的には、主要医学データベースを用いて、
(PubMed、Scopus、Web of Science、Google Scholar)

2019年5月までに収載された論文から、

亜麻仁フラックスシードを投与して、

CRP、IL-6、TNF-α、血管細胞接着タンパク質1(VCAM-1)、E-セレクチン、および細胞間接着分子1(ICAM-1)を調べたランダム化比較試験が検索されました。

2,520人の被験者を含む40報のRCTが解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

まず、

亜麻仁の投与により、

CRP値の有意な低下
(WMD = -0.387 mg / L; 95%CI:-0.653、-0.121、p = 0.004)、

IL-6値の有意な低下、
(WMD = -0.154 pg / Ml ; 95%CI:-0.299、-0.010、p = 0.036)、

および
VCAM-1の有意な低下
(WMD = -22.809 ng / ml; 95%CI:-41.498、-4.120、p = 0.017)

が見出されました。

なお、
TNF-α
(WMD = -0.077 pg / mL; 95%CI:-0.317、0.163、p = 0.530)、

ICAM-1
(WMD = -8.610 ng / ml; 95%CI:-21.936、4.716、p = 0.205) 、

および
E-セレクチン(WMD = -1.427 ng / ml; 95%CI:-4.074、1.22、p = 0.291)。

では有意な変化は検出されませんでした。

以上、今回の系統的レビュー/メタ解析では、

亜麻仁・フラックスシードの摂取による接着因子関連指標の改善、炎症性サイトカイン類の抑制作用が示唆されます。




外来診療の際には、
ココナッツオイル、エゴマオイル、亜麻仁油など、いろいろな脂質について質問を受けます。

現時点のエビデンスを俯瞰するとき、

地中海食で利用されるオリーブオイルが最も有用です。


ココナッツオイルは、そこまでの有用性のデータはありませんし、

エゴマオイルや亜麻仁油は、植物性オメガ3であるαリノレン酸として特長的ですが、

臨床研究にしても疫学研究にしても、オリーブオイルほどのエビデンスはありません。



えごまや亜麻仁油ではなく魚油が脂質代謝を改善し炎症を抑制する



最近、日本でも、えごま油が、植物性オメガ3系脂肪酸を含む食用油として販売されています。

しかし、無駄に高価であり、かつ、エビデンスレベルは、抗炎症作用や抗アレルギー作用が予備的な研究で示されている程度です。

EPAやDHAについては、はるかに多くのエビデンスが構築されており、青魚の摂取やサプリメントの利用によって摂ることができます。

また、調理オイルとしては、
えごま油や亜麻仁油よりも、
エクストラバージンオリーブオイルの有用性が確立しています。



近年の研究では、
単なるオリーブオイルではなく、
オリーブ由来のポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイルのほうが、優れた機能性を有することが分かってきました。


ただし、日本では、JAS基準のオリーブオイルが出回っており、エクストラバージンオリーブオイルの品質が国際基準と比べて、高くありません。


エクストラバージンオリーブオイルの基準は、
IOC(国際オリーブ協会)では酸度0.8%以下、
JASの基準では酸度が2%未満です。


DHCのエクストラバージンオリーブオイルは、
酸度はわずか0.2%以下となっています。





地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用



オリーブオイルによる皮膚の老化抑制作用



地中海食による認知症予防効果



地中海食+CoQ10サプリによる抗酸化作用



超低炭水化物・地中海食による減量効果




地中海食による高尿酸血症リスクの低下



オリーブオイルによる動脈硬化抑制作用



バージンオリーブオイルによる骨代謝改善作用




オリーブオイルとナッツによる心血管リスク低下作用



伝統的地中海食による脂質代謝改善作用



オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下





------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------

posted at 23:53 | この記事のURL
ビタミンE+オメガ3系脂肪酸による抗炎症作用と抗酸化作用:メタ解析 [2019年09月12日(木)]
ビタミン研究の専門ジャーナルに、ビタミンEとオメガ3系必須脂肪酸の併用による炎症と酸化関連指標への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(Int J Vitam Nutr Res. 2019 Aug 23:1-11.)


ビタミンEは、抗酸化作用を有しており、生活習慣病の予防効果が知られています。


ビタミンEサプリメントによるCRP低下効果:メタ解析


ビタミンEによる前立腺がんリスク低下作用


EPAやDHAといったオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用を有しており、さまざまな疾病の予防効果が確立しています。


オメガ3系脂肪酸+ビタミンEがメタボ患者での脂質代謝を改善:メタ解析



今回のメタ解析では、

ビタミンE+オメガ3系脂肪酸の併用による酸化ストレスおよび炎症への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, ISI, Scopus, and Google Scholar)


2018年12月までに収載されたランダム化比較試験が検索され、

7報のRCTから、504名のデータが解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

偽薬群に比べて、

ビタミンE+オメガ3系脂肪酸の併用投与群では、

hs-CRPの有意な低下、
(WMD= -2.15 mg/L; 95% CI: -3.40, -0.91 mg/L; P < 0.001)

総抗酸化能(TAC)の有意な亢進、
(WMD = 92.87 mmol/L; 95% CI: 31.97, 153.77 mmol/L; P = 0.03)


NO産生の有意な亢進
(WMD: 6.95 μmol/L; 95% CI: 3.86, 10.04, P < 0.001)

が見出されました。


なお、
MDAや
(WMD: 1.54 mmol/L; 95% CI: -1.29, 4.36; P = 0.196),

GSHには、有意な変化は検出されませんでした。
(WMD: 20.87 mmol/L; 95% CI: -20.04, 61.6, P = 0.31)


以上のメタ解析から、

ビタミンE+オメガ3系脂肪酸による抗炎症作用及び抗酸化作用が示唆されます。




EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))





ビタミンEについては、下記の報告があります。

ビタミンEサプリメントによるCRP低下効果:メタ解析



ビタミンEのメタ分析:脳出血リスクと脳梗塞予防



抗酸化サプリメントと死亡率のメタ分析 



抗酸化サプリメントのメタ分析@コクランレビュー



ビタミンEによる前立腺がんリスク低下作用 


高用量のビタミンEは骨粗鬆症のリスクではない


オメガ3系脂肪酸+ビタミンEがメタボ患者での脂質代謝を改善:メタ解析





ビタミンE
天然ビタミンE[大豆] 30日分
美容と若々しさの維持に
\380(税込\410)



------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------
posted at 23:53 | この記事のURL
えごまや亜麻仁油ではなく魚油が脂質代謝を改善し炎症を抑制する [2019年03月26日(火)]
今月の分子栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、高コレステロール血症患者において、EPA+DHAと、α-リノレン酸の投与による脂質代謝および炎症マーカーへの作用を比較検証した臨床研究が、中国のグループ(Guangzhou Medical University)から報告されていました。
(Mol Nutr Food Res. 2019 Mar 22:e1801157.)


オメガ3系必須脂肪酸には、

えごま油や亜麻仁油に含まれる植物性の脂質であるα-リノレン酸、

魚油に含まれるEPAやDHAがあります。


α-リノレン酸は、体内でEPA、DHAに変換されますが、その効率は非常に低く、臨床的には、オメガ3系脂肪酸として魚油であるEPAやDHAを摂るほうが有用性が高いと考えられます。


今回の研究では、

高コレステロール血症患者における脂質代謝および炎症マーカーへの作用について、

EPA+DHAと、α-リノレン酸(ALA)の働きが比較されました。



具体的には、

ランダム化二重盲検試験として、

高コレステロール血症患者123名(平均年齢53.3 ± 5.2歳)を対象に、

@対照群、

A低用量のALA, 4.2 g/d

B高用量のALA, 7.2 g/d

C低用量のDHA+EPA, 1.8 g/d

D高用量のEPA+DHA, 3.6 g/d

の5群について、12週間の投与試験が行われ、

脂質代謝および炎症マーカー、

末梢血単核球での脂肪酸組成、単核球由来のin vitro系でのIL-6、TNF-αが測定されました。


解析の結果、

12週間の介入後の時点で、

EPA+DHAの魚油投与群では、

中性脂肪値が、

低用量の魚油では11.99%、

高用量の魚油では15.78%

それぞれ有意に低下しました。


また、この変化は、

対照群に比べて、有意な低下でした。
(P < 0.05)

末梢血単核球を用いたin vitro系での測定では、

IL-6の産生は、EPA+DHAの高用量投与群において、

他の介入群に比べて、

有意な減少が見出されました。
(P = 0.046)


以上のデータから、

中高年の中国人の高コレステロール血症患者において、

EPA+DHAのサプリメント投与による中性脂肪値の改善作用、抗炎症作用が示されました。

一方、α-リノレン酸(ALA)では、これらの作用は検出されませんでした。



最近、日本でも、えごま油が、植物性オメガ3系脂肪酸を含む食用油として販売されています。

しかし、無駄に高価であり、かつ、エビデンスレベルは、抗炎症作用や抗アレルギー作用が予備的な研究で示されている程度です。

EPAやDHAについては、はるかに多くのエビデンスが構築されており、青魚の摂取やサプリメントの利用によって摂ることができます。

また、調理オイルとしては、
えごま油や亜麻仁油よりも、
エクストラバージンオリーブオイルの有用性が確立しています。

今回の研究でも、改めて、生活習慣病のリスク低減に対して、α-リノレン酸(ALA)よりも、EPA+DHAのほうが有用であることが示されました。



EPAやDHAといったオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用を有しており、

心筋梗塞など心疾患の予防、動脈硬化性疾患のリスク低減、うつ病や認知症リスク低減など多彩な作用が知られています。



DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))






------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------

posted at 23:54 | この記事のURL
オメガ3系脂肪酸が上半身肥満+高血圧患者の状態を改善する [2019年03月09日(土)]
今月の機能性食品に関する専門ジャーナル(電子版)に、上半身肥満(腹部肥満、内臓脂肪型肥満)を有する高血圧患者において、オメガ3系必須脂肪酸サプリメント投与による心血管代謝マーカーへの作用を検証した臨床研究が、中国のグループ(Wenzhou Medical University)から報告されていました。
(Food Funct. 2019 Mar 6.)



EPAやDHAといったオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用を有しており、

心筋梗塞など心疾患の予防、動脈硬化性疾患のリスク低減、うつ病や認知症リスク低減など多彩な作用が知られています。


さて
今回の研究では、

内モンゴルにおいて、

上半身肥満(腹部肥満、内臓脂肪型肥満)の高血圧患者に対してオメガ3系脂肪酸投与による有用性が検証されました。

(内モンゴルのエリアですので、普段の食生活では、魚油の摂取は少ないと考えられ、
魚油サプリメント、オメガ3系脂肪酸サプリメントの効果が検出されやすい被験者であると推察されます。)


具体的には、

12週間の二重盲検ランダム化偽薬対照試験として、

内モンゴル地区の中高年の中国人被験者(上半身肥満+高血圧合併)108名を対象に、

・魚油投与群、
(35名, 1日あたり2 g のEPA+DHA),

・亜麻仁油投与群、
(39名, 1日あたり2.5 gのαリノレン酸)

・対照群(コーンオイル)
(34名)

の3群について、

血圧、ウエスト周囲長、糖代謝・脂質代謝指標が12週間の介入の前後で測定されました。


解析の結果、

12週間の介入によって、

コーンオイル(対照群)に比べて、

魚油投与群では、

心血管代謝リスクスコアの有意な減少が見出されました。
(-0.41 ± 0.92 vs. 0.02 ± 0.95, p = 0.016)

一方、
亜麻仁油群では、減少傾向であり、有意差は見出されませんでした。
(-0.23 ± 1.02 vs. 0.02 ± 0.95, p = 0.109)

次に、

個別のリスクファクターでは、

対照群に比べて、

魚油投与群では、

LDLコレステロール値の有意な減少、
(-0.25 ± 0.78 mmol L-1 vs. -0.05 ± 0.65 mmol L-1, p = 0.010)

ApoBの有意な減少、
(-012 ± 0.28 mmol L-1 vs. -0.03 ± 0.23 mmol L-1, p = 0.036)

ウエスト周囲長の有意な減少、
(-1.58 ± 3.67 cm vs. -0.52 ± 3.27 cm, p = 0.031)

が認められました。

一方、

これらの個別の指標について、
亜麻仁油とコーンオイルとの間での有意差は見出されませんでした。
(LDL-cholesterol (p = 0.081), ApoB (p = 0.102) and WC (p = 0.093))



以上のデータから、

(魚油の摂取量が少ない)内モンゴル地区の中国人で、腹部肥満を合併した高血圧患者において、

魚油(EPA+DHA)2gの投与による心血管リスク因子低減作用が示唆されます。




DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))





------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------

posted at 23:53 | この記事のURL
オメガ3系脂肪酸は高血圧予備軍の脳血流を改善する [2018年10月11日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、高血圧予備軍の中高年において、オメガ3系必須脂肪酸による脳機能への影響を検証した臨床研究が、オーストラリアのグループ(University of Newcastle)から報告されていました。
(Nutrients. 2018 Oct 2;10(10).)


オメガ3系必須脂肪酸であるEPAやDHAは、抗炎症作用を有しており、動脈硬化性疾患の予防など、さまざまな生活習慣病のリスク低減に有用です。


オメガ3系必須脂肪酸による脳機能への働きの一つとして、脳血流の改善作用が示唆されています。

そこで、

今回の研究では、

DHA(ドコサヘキサエン酸)の豊富なオメガ3系脂肪酸サプリメントの20週間の投与による脳血管機能や気分/感情、認知機能への作用が検証されました。


具体的には、

高血圧予備軍の40〜85歳の被験者を対象に、

・オメガ3系脂肪酸サプリメント(1600 mg DHA + 400 mg EPA)投与群

・偽薬(コーンオイル)投与群

の2群について、20週間の介入が行われ、

各群19名の38名が試験を完了しました。


解析の結果、

主アウトカムである高炭酸ガス血に対する脳血管抵抗(CVR)は、女性において、
26%増加し、
(p = 0.024)
男性では有意な変化は認められませんでした。

これに対して、
神経血管カップリング(neurovascular coupling)は、男性においてのみ有意な上昇が認められました。
(p = 0.01 for the overall response)

また、これは、赤血球のEPAと有意な相関を示しました。
(r = 0.616, p = 0.002)

なお、気分/感情や認知機能では、男女とも有意な変化は見出されませんでした。


以上のデータから、

高血圧予備軍の中高年において、

DHAの豊富なオメガ3系必須脂肪酸サプリメント投与による脳血流改善作用が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。



DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))







------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------
posted at 23:56 | この記事のURL
慢性歯周炎に対するオメガ3系必須脂肪酸の有用性 [2018年09月09日(日)]
予防歯科の専門ジャーナルに、慢性歯周炎に対するオメガ3系必須脂肪酸の有用性を示した臨床研究が報告されていました。
(Oral Health Prev Dent. 2018;16(4):327-332.)


オメガ3系必須脂肪酸であるEPAやDHAは、抗炎症作用を有しており、動脈硬化性疾患の予防など、さまざまな生活習慣病のリスク低減に有用です。


今回の研究では、

歯周基本治療としての根面デブライドメント後において、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメントによる歯周炎関連マーカーへの作用が検証されました。


具体的には、

慢性歯周炎を有する閉経後の女性50名に対して、

・スケーリングとルートプレーニング(SRP)+偽薬投与群:25名、

・スケーリングとルートプレーニング(SRP)+オメガ3系必須脂肪酸サプリメントの経口投与群:25名、


の2群について、

開始前、3ヶ月後、6ヶ月後の時点で、

歯周病関連の臨床関連指標、

歯肉溝滲出液中のSOD活性などが調べられています。


解析の結果、

SRP単独群に比べて、

オメガ3系必須脂肪酸併用群において、
歯周病所見であるプロービングポケット深さの有意な軽減が見出されました。

また、抗酸化指標であるSOD活性の有意な亢進も見出されました。
(p < 0.01)

以上のデータから、

閉経後の女性において、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメントは、歯周炎の標準治療に対する補完療法としての有用性が示唆されます。






DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))




------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
乳児期のオメガ3系必須脂肪酸投与が小児肥満を予防 [2018年06月11日(月)]
今月の小児科学の専門ジャーナル(電子版)に、乳児期のオメガ3系必須脂肪酸投与による幼児期の体組成への影響を検証した臨床研究が、オーストラリアのグループ(Royal Perth Hospital)から報告されていました。
(Pediatrics. 2018 Jun 8.)



EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。

先行研究では、下記の報告があります。


EPA+DHAが心臓病リスクを低下:メタ解析



また、
乳幼児期のオメガ3系必須脂肪酸の摂取が、後年の心血管リスク低減になるという基礎研究が知られています。

そこで、
今回の研究では、

乳児期のオメガ3系必須脂肪酸投与による5歳の時点での成長や体組成、心血管リスクへの作用が検証されました。


具体的には、

6ヵ月未満の乳児420名を対象に、

オメガ3系必須脂肪酸投与群、

オリーブオイル投与群

の2群について、5歳の時点での体組成や血圧、心拍数、アディポカイン類などが調べられています。


解析の結果、

オメガ3系必須脂肪酸投与の乳児群は、

5歳の時点でのウエスト周囲長が有意に小さかったということです。
(coefficient: 1.1 cm; 95% confidence interval [CI]: 0.01 to 2.14)

交絡因子で補正後も有意差が見出されました。
(coefficient: 0.8 cm; 95% CI: 0.19 to 1.30)


次に、

5歳の男児では、

オメガ3系必須脂肪酸投与群では、

対照群に比べて、

インスリン値が21%低く
(ratio: 0.79; 95% CI: 0.66 to 0.94)

インスリン抵抗性が22%低い
(ratio: 0.78; 95% CI: 0.64 to 0.95)

という結果でした。


その他の成長関連指標や心血管代謝指標に関して、

出生時、2.5歳の時点、5歳の時点で両群間に有意差は見出されませんでした。



以上のデータから、

乳児期のオメガ3系必須脂肪酸投与は、5歳の時点でのウエスト周囲長の低下、

男児でのインスリン値およびインスリン抵抗性の低減と相関することが示唆されます。


今後、さらに長期のフォローアップにより、臨床的意義の検証が期待される分野です。




魚油、EPA、DHAによる心臓病リスク抑制効果は、これまでの様々な研究により確立しています。




EPA+DHAが心臓病リスクを低下:メタ解析





DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))









------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
クリルオイルによる心血管リスク低下作用 [2018年01月29日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、クリルオイルによる心血管リスクへの作用を検証した臨床研究が、ノルウェイのグループ(Oslo and Akershus University)から報告されていました。
(J Nutr Sci. 2018 Jan 17;7:e3.)



EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。

先行研究では、下記の報告があります。


EPA+DHAが心臓病リスクを低下:メタ解析





今回の研究では、

クリルオイルによる心血管危険因子への作用が検証されました。

具体的には、

18歳から70歳の健常者36名を対象に、
(空腹時中性脂肪値が1.3 and 4.0 mmol/lの間の被験者)

・魚食群、
(140グラムの魚肉などを含む夕食を3回/週)

・クリルオイル投与群、

・偽薬投与群

の3群(各群12名)にて、8週間の介入試験として、各群1日あたり4グラムのオイルの投与が行われています。


(1週間当たりの脂質の摂取量は魚食群:4103mg、クリルオイル群:4654 mg)


解析の結果、

まず、血中中性脂肪値には各群間で有意差は認められませんでした。

次に、
全脂質、
(P = 0&#183;007),

リン脂質
(P = 0&#183;015),

コレステロール値
(P = 0&#183;009),

smVLDLのコレステロールエステル
(P = 0&#183;022)

非エステル化コレステロール値
(P = 0&#183;002)

では、クリルオイルサプリメント投与群において、有意な増加が認められています。


血糖値はクリルオイル投与群で有意に低下、
(P = 0.024)


ビタミンD値は魚食投与群で有意に増加
(P = 0&#183;024)

しました。



さらに、


偽薬群に比べて、

魚食及びクリルオイル投与群では、

オメガ3系必須脂肪酸の血中濃度の有意な増加が認められました。
(all P &#8804; 0&#183;0003)


以上のデータから、

クリルオイルおよび魚食による心血管リスク因子への好影響が示唆されます。


魚油、EPA、DHAによる心臓病リスク抑制効果は、これまでの様々な研究により確立しています。




EPA+DHAが心臓病リスクを低下:メタ解析





DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))






------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------
posted at 23:55 | この記事のURL
フラックスシード(亜麻仁)による糖代謝への作用:メタ解析 [2017年12月14日(木)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、フラックスシード(亜麻仁)による糖代謝への作用を検証したRCT(ランダム化比較試験)のメタ解析が報告されていました。
(Nutr Rev. 2017 Dec 8.)



フラックスシード(亜麻仁)には、オメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸が豊富に含まれており、

フラックスシードオイル/亜麻仁油による機能性が知られています。

(日本では、えごま油のほうが、α-リノレン酸の豊富な脂質として知られているかもしれません。欧米ではフラックスシードオイルのほうが一般的です。)


今回の研究では、

亜麻仁の摂取による糖代謝への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Medline via Ovid, SCOPUS, EMBASE, and ISI Web of Sciences)


2016年11月までの収載論文から、


亜麻仁の摂取による糖代謝への作用を検証したランダム化比較試験が検索され、

血糖値やインスリン値、インスリン抵抗性への作用が調べられています。



25報のRCT、30群が解析の対象となりました。



解析の結果、

亜麻仁投与により、

血糖値の有意な低下、
(WMD,&#8201;-2.94&#8201;mg/dL; 95%CI, &#8201;-5.31 to&#8201;-&#8201;0.56; P&#8201;=&#8201;0.015)

インスリン値の有意な低下、
(WMD, &#8201;-7.32&#8201;pmol/L; 95%CI,&#8201;-11.66 to&#8201;-2.97; P&#8201;=&#8201;0.001)

インスリン抵抗性の有意な改善(低下)
(HOMA-IR index; WMD, -0.49; 95%CI,:&#8201;-0.78 to&#8201;-&#8201;0.20; P&#8201;=&#8201;0.001)

が認められました。


また、
インスリン感受性指標(QUIKI)の改善が認められました。
(WMD, 0.019; 95%CI, 0.008-0.031; P&#8201;=&#8201;0.001)


なお、
HbA1cでは有意な変化は示されませんでした。
(WMD, -0.045%; 95%CI,&#8201;-0.16 to&#8201;-&#8201;0.07; P&#8201;=&#8201;0.468)


サブ解析では、

亜麻仁全体を投与した研究において、

血糖値、インスリン、HOMA-IRの有意な減少と、

QUIKIの有意な上昇が認められましたが、

フラックスシードオイル及びリグナン抽出物投与では、有意な変化は認められませんでした。

また、

インスリン値及びインスリン感受性の有意な変化は、
12週間以上の介入期間のRCTにおいてのみ認められました。


以上のデータから、

亜麻仁の投与により、糖代謝の改善作用が示唆されます。



今回、層別解析では亜麻仁油での有意差が検出されていませんが、脂質であるためエネルギー摂取量に留意が必要と思われます。


えごまは、亜麻仁油/フラックスシードよりも多くのα-リノレン酸が含まれており、
機能性が示されています。



DHCでは,α-リノレン酸含有サプリメントとして,

毎日、とりたい えごま油 30日分【栄養機能食品】



シソの実油


シソの葉


むずむず



を製品化しています。
(α-リノレン酸・オメガ3系必須脂肪酸は,花粉症対策の機能性食品成分としても知られています。)





------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------


posted at 23:55 | この記事のURL
オメガ3必須脂肪酸サプリメントが心臓死リスクを8%低下:メタ解析 [2017年11月28日(火)]
学会でのコーヒーブレイクは、展示会場兼ポスター掲示です。



さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の栄養学の専門ジャーナルに、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントによる心臓病リスクへの作用を検証したメタ解析が、イスラエルのグループ(Tel Aviv University)から報告されていました。
(Int J Food Sci Nutr. 2017 Nov 24:1-8.)



EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。

先行研究では、下記の報告があります。


EPA+DHAが心臓病リスクを低下:メタ解析




今回のメタ解析では、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメントカプセルの投与による心血管へのベネフィットが検証されました。

オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを摂取するかどうかに関する個人の意思決定の根拠となりうるQALYも示されています。


8報のランダム化二重盲検偽薬対照試験を対象にしたメタ解析の結果、

スタチン剤を服用していない群において、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメントの摂取は、心臓死のリスクを8%低下させました。


また、
オメガ3系必須脂肪酸サプリメントの摂取は、QALYを約1ヶ月間延長させることも示されました。

QALYに関して、

高齢者での延長は、より少なくなるのに対して、

2型糖尿病患者や心血管イベントの既往歴を有する群では、より大きな効果が見出されています。


以上、今回のメタ解析では、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメントの摂取による心血管イベントリスク低減作用が示されました。




DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))






------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報
------------------------------------------------------------------
posted at 23:55 | この記事のURL
亜麻仁油による炎症関連遺伝子発現への影響 [2017年09月19日(火)]
今月の脂質研究の専門ジャーナル(電子版)に、亜麻仁油(フラックスシードオイル)による炎症関連遺伝子発現への作用を検証した臨床研究が、イランのグループ(Islamic Azad University (IAUPS))から報告されていました。
(Lipids. 2017 Sep 15.)



亜麻仁(アマニ、フラックスシード)は、オメガ3系脂肪酸であるα-リノレン酸の他、リグナン類、食物繊維などが含まれており、

抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が示されています。

(植物である亜麻の種子=仁で、亜麻仁/フラックスシードです。
米国などではシリアルやベーグルなどによく使われています。)

また、亜麻仁油/フラックスシードオイルは、植物性のオメガ3系必須脂肪酸なので、
ベジタリアン向けのサプリメントとして、EPAやDHAの代わりにも広く利用されています。
(ただし、EPAやDHAへの転換効率が、ヒトでは低いので、EPAやDHAの代わりにはなりませんが。)


先行研究では、


亜麻仁(アマニ)による減量と体組成改善効果:メタ解析



メタボリック症候群に対する亜麻仁の有用性



フラックスシード(亜麻仁)による降圧作用:メタ解析



といった報告があります。


さて、
今回の研究では、

肥満の糖尿病患者での心血管リスクへの評価として、

フラックスシードオイル投与による内分泌代謝関連遺伝子発現への影響が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

心血管疾患を有する肥満の糖尿病患者60名を対象に、


・オメガ3系必須脂肪酸1000mg(フラックスシードオイル由来α-リノレン酸400mg含有)サプリメント投与群:30名

・偽薬投与群:30名

の2群について、

12週間の介入が行われ、

末梢血球中のインスリン、脂質、炎症関連遺伝子発現が調べられています。


解析の結果、

12週間の投与後、

偽薬投与群に比べて、

亜麻仁油/フラックスシードオイル投与群では、

PPAR-γ遺伝子発現の有意な亢進
(P = 0.02)

が見出されました。

また、
リポプロテイン(a)(LPa)遺伝子発現の有意な低下
(P = 0.001),


インターロイキン1(IL-1)遺伝子発現の有意な低下
(P = 0.001)

TNF-α遺伝子発現の有意な低下
(P = 0.02)

が認められました。


なお、LDLR(LDL受容体)、IL-8, TGF-β遺伝子の発現では有意な変化は認められていません。


以上のデータから、

心血管疾患を有する肥満の糖尿病患者において、

亜麻仁油/フラックスシード由来のオメガ3系必須脂肪酸(α-リノレン酸)の摂取による内分泌代謝/炎症関連遺伝子発現への作用が示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




近年の研究によって、DHAやEPAといったオメガ3系脂肪酸が、動脈硬化抑制作用や抗うつ作用など多彩な働きを有することが示されています。

一般に、青魚がDHAやEPAの豊富な食材として知られており、オメガ3系脂肪酸の供給源として魚油サプリメントが利用されます。

一方、体内の代謝経路では、アルファリノレン酸がEPAおよびDHAの前駆体であることから、魚類の摂取が少ない場合の代替サプリメントとして、亜麻仁油(フラックスシードオイル)などが推奨されることがあります。

ただし、体内では、アルファリノレン酸からEPA,DHAへの転換効率が低いため、臨床的に有意な量が摂取できるかどうか、議論が続いています。


(なお、EPAやDHAの前駆体であるという以外に、アルファリノレン酸には、独自の作用もあると考えられます。サプリメントの研究では、アルファリノレン酸としての投与による働きも報告されています。)



DHCでは,α-リノレン酸含有サプリメントとして,

毎日、とりたい えごま油 30日分【栄養機能食品】




シソの実油


シソの葉


むずむず


を製品化しています。
(α-リノレン酸・オメガ3系必須脂肪酸は,花粉症対策の機能性食品成分としても知られています。)





------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報
------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
オメガ3系脂肪酸による血管機能改善作用:レビュー [2017年08月18日(金)]
今月の脂質研究の専門ジャーナル(電子版)に、オメガ3系脂肪酸(EPA,DHA)による血管機能改善作用を示したレビュー論文が、米国のグループ(University of New Mexico)から報告されていました。
(Prostaglandins Other Lipid Mediat. 2017 Aug 9.)



これまでの疫学研究および臨床試験では、

オメガ3系必須脂肪酸による血管内皮機能不全の改善作用が示唆されています。



血管内皮機能不全は、

血管拡張作用の低下、

炎症反応惹起、

血栓促進作用などを呈し、

動脈硬化の病態の初期に見られます。

FMDは、血管内皮機能の指標として用いられています。



今回のレビューでは、

オメガ3系必須脂肪酸による動脈硬化関連指標、血管内皮機能への作用が検証されました。

具体的には、

EPA、DHA、αリノレン酸の単独投与、あるいは、EPA+DHAの複合サプリメントによる血管内皮機能の指標(FMD、上腕血管血流、末梢血管血流)への作用を調べた臨床試験が検索されました。


解析の結果、


脂質異常症、肥満、メタボリック症候群、喫煙者の被験者を対象にした17報のうち16報の臨床研究において、

オメガ3系脂肪酸投与による血管内皮機能不全の改善が見出されました。



また、糖尿病の被験者では、

5報のうち、2報で改善作用が示されました。


さらに、

EPA+DHAの併用投与群ではすべて、

内皮細胞機能不全の改善作用が示されています。


その他、
ALAの豊富な食事での有用性も示唆されています。




以上のレビューデータから、

脂質異常症、高いBMI(肥満)、メタボリック症候群、喫煙といった病態での血管内皮機能不全に対して、

オメガ3系必須脂肪酸(ALA、EPA、DHA)の有用性が示唆されます。







DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))



近年の研究によって、DHAやEPAといったオメガ3系脂肪酸が、動脈硬化抑制作用や抗うつ作用など多彩な働きを有することが示されています。

一般に、青魚がDHAやEPAの豊富な食材として知られており、オメガ3系脂肪酸の供給源として魚油サプリメントが利用されます。

一方、体内の代謝経路では、アルファリノレン酸がEPAおよびDHAの前駆体であることから、魚類の摂取が少ない場合の代替サプリメントとして、亜麻仁油(フラックスシードオイル)などが推奨されることがあります。

ただし、体内では、アルファリノレン酸からEPA,DHAへの転換効率が低いため、臨床的に有意な量が摂取できるかどうか、議論が続いています。


(なお、EPAやDHAの前駆体であるという以外に、アルファリノレン酸には、独自の作用もあると考えられます。サプリメントの研究では、アルファリノレン酸としての投与による働きも報告されています。)



DHCでは,α-リノレン酸含有サプリメントとして,

毎日、とりたい えごま油 30日分【栄養機能食品】



シソの実油


シソの葉


むずむず


を製品化しています。
(α-リノレン酸・オメガ3系必須脂肪酸は,花粉症対策の機能性食品成分としても知られています。)



------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報
------------------------------------------------------------------
posted at 23:56 | この記事のURL
魚油サプリメントは出血傾向を生じない:メタ解析 [2017年06月02日(金)]
EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。






一方、
EPAなどオメガ3系必須脂肪酸は、血小板凝集抑制作用を有するため、理論的に出血傾向を生じるのでは、という注意喚起がされることがあります。
(そのため、外科手術の前には、魚油サプリメントを中止する、というような話になります。一方、少なくとも日本では、手術前に魚を食べるのをやめましょう、という指導は行われていないと思います。)

今回、魚油サプリメントの摂取と、出血傾向や血液凝固系のホメオスターシスとの関連を調べた系統的レビュー/メタ解析が、デンマークのグループから報告されていました。
(Dan Med J. 2017 May;64(5).)


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Embase)

被験者として、健康者20名以上と、魚油を摂取し外科手術を受けた患者を含む臨床研究が検索され、

合計52報が解析の対象となりました。

32報は健常者、

20報は手術を受けた患者が対象の試験であり、

大多数の研究がランダム化比較試験あるいは対照群を設定していました。

解析の結果、

まず、
健常者において、
魚油サプリメントは、
血小板凝集抑制作用を示しました。


次に、

魚油サプリメント摂取しており、外科手術を受けた患者では、

手術中も、手術後も、
出血の増加や輸血量の増加といったことは認められませんでした。


以上のデータから、

魚油サプリメント摂取は、健常者では、血小板凝固抑制作用を介して生活習慣病のリスクを低減し、

外科手術を受ける患者では、出血傾向などを亢進する事はなく、ホメオスターシスを維持すると考えられます。


つまり、
EPAなど魚油サプリメントは、抗血小板作用を介して、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクを低減する一方、

血液凝固系のホメオスターシスには影響を与えることはなく、

したがって、外科手術時の出血傾向や出血量といった点でリスクを高めることはない、
と考えられます。



最近の研究では、次の報告があります。


EPA(エイコサペンタエン酸)が多いと全死亡率が低い



オメガ3系脂肪酸が肥満者のウエスト周囲長を減少する:メタ解析



慢性腎臓病に対するオメガ3系必須脂肪酸の有用性:メタ解析



アルツハイマー病に対するオメガ3系必須脂肪酸の有用性:系統的レビュー



DHAによる軽度認知障害(MCI)改善効果



オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の改善:メタ解析



オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)



オメガ3系必須脂肪酸による内分泌代謝改善作用


魚油が早産リスクを低下させ出産アウトカムを改善する:メタ解析


オメガ3系必須脂肪酸によるドライアイ改善メカニズム


オメガ3系必須脂肪酸によるマイボーム腺機能不全改善効果


オメガ3系必須脂肪酸とαリポ酸によるアルツハイマー病の進行抑制効果




DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))





DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))







------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報



医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
オメガ3系脂肪酸が運動時の筋肉損傷を抑制する [2017年02月23日(木)]
今月の応用生理学の専門ジャーナル(電子版)に、オメガ3系必須脂肪酸サプリメント投与による運動時の筋肉障害・筋肉損傷の抑制作用を示した臨床研究が、英国のグループ(Oxford Brookes University)から報告されていました。
(Eur J Appl Physiol. 2017 Feb 17.)



EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。



今回の研究では、

運動に伴う筋肉障害(EIMD)の回復に対して、

2種類の魚油サプリメントの有用性が検証されました。

(高EPA含有サプリメント:750 mg EPA, 50 mg DHA)

(低EPA含有サプリメント;150 mg EPA, 100 mg DHA)



具体的には、

ランダム化二重盲検臨床試験として、

アスリート27名(平均年齢26歳)を対象に、

100回のプライオメトリック・ドロップ・ジャンプにより筋肉障害・筋肉損傷が誘導され、


介入前、筋肉障害誘導後1時間、24時間、48時間、72時間、96時間の時点で、

自覚的疼痛(筋肉痛)、

筋肉の機能が調べられました。

(筋肉の機能の指標:
isokinetic muscle strength at 60° and 180° s-1, squat jump performance and countermovement jump performance)


運動負荷の直後に、

・偽薬

・低EPAサプリメント

・高EPAサプリメント

が体重10kgあたり1グラムの用量で投与されました。


解析の結果、

高EPA含有サプリメント投与群では、

低EPA含有および偽薬群に比べて、

スクワットジャンプでの測定では、筋肉損傷の影響が、より軽度でした。
(それぞれ2.1, 8.3, 9.8%)


また、他のジャンプ負荷の指標でも、同様の傾向が見出されました。
(countermovement jump performance)
(1.7, 6.8, 6.8%, respectively, p&#8201;=&#8201;0.07)


サプリメントの有用性は、時間依存的に認められました。
(高用量のEPAサプリメント投与群;効果の大きさ&#8805;0.14)


以上のデータから、

運動負荷による筋肉障害に対して、

高用量のEPAサプリメント投与の有用性が示唆されます。



DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))





DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))






------------------------------------------------------------------
DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。

地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



DHCが日本のサプリを健康にします。


「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:53 | この記事のURL
乾癬性関節炎に対するオメガ3系脂肪酸の自律神経系への作用 [2016年12月21日(水)]
今月の脂質研究の専門ジャーナルに、乾癬性関節炎に対するオメガ3系脂肪酸の心臓自律神経系への作用を検証した臨床研究が、デンマークのグループ(Aalborg University Hospital)から報告されていました。
(Lipids Health Dis. 2016 Dec 12;15(1):216.)


乾癬性関節炎(Psoriatic Arthritis)とは、慢性の皮膚角化疾患である乾癬(かんせん)に、腫脹や疼痛を伴う関節炎を合併した病態です。

乾癬の患者数は日本で約10万人とされており、その中の1〜10%が、乾癬性関節炎を生じるとされています。


今回の研究では、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメントによる乾癬性関節炎患者の心臓自律神経機能や血管機能に対する作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

乾癬性関節炎患者145名を対象に、

・オメガ3系必須脂肪酸3グラム

・対照群

の2群について、24週間の介入が行われ、

血圧や心拍、

心拍変異度(HRV:Heart Rate Variability:自律神経系の指標)、

中心血圧(心臓など主要な臓器に直接かかる圧力)、

脈波伝播速度(PWV, Pulse Wave Velocity,)

顆粒球の脂質構成が、介入の前後で比較されました。



解析の結果、

まず、

試験登録の時点において、

魚類の摂取が多い群と少ない群では、RR間隔に有意差が認められました。
(p&#8201;=&#8201;0.03)

次に、

24週間の介入後では、

対照群に比べて、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメント投与群では、

RR間隔は増加傾向
(p&#8201;=&#8201;0.13)

心拍数は低下傾向
(p&#8201;=&#8201;0.12)


が認められました。



また、per protocol解析(治験実施計画書に適合した対象集団についての解析)によると、

対照群に比べて、

オメガ3系脂肪酸投与群では、

RR間隔の有意な増加
(p&#8201;=&#8201;0.01)

心拍数の有意な減少
(p&#8201;=&#8201;0.01)

が認められたということです。


血圧、中心血圧、PWVといった指標では、両群間に有意差は認められませんでした。

なお、疾患活動度や心血管リスク因子で補正後のデータも上記と同様でした。

以上のデータから、

乾癬性関節炎患者において、

オメガ3系脂肪酸の投与により、心臓自律神経系への好影響が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。



オメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用を有しており、動脈硬化性疾患のリスク低減や認知機能低下/認知症予防といった効果は確立しています。


DHCでは、すぐれた品質のオメガ3系サプリメント製品を続けやすい価格で提供しています。







農水省のデータによると、日本人の食品の摂取では、畜産品の増加、魚介類の摂取減少が示されています。

また、高齢者では、少食になりますので、’バランスの取れた食生活で、あれもこれも摂取して’、というのは限界があると考えられます。


したがって、

確実に、かつ、安全に、EPAやDHAを摂取するためには、サプリメント利用が推奨されます。



EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。



EPAやDHAといったオメガ3系脂肪酸では、抗炎症作用を介した動脈硬化抑制作用による生活習慣病予防効果が確立しています。


オメガ3系脂肪酸の抗炎症作用のメカニズムとして、以前は、オメガ6系との比率からアラキドン酸カスケードへの機序が考えられていました。


現在では、これに加えて、EPAとDHAの代謝物自体に抗炎症作用があることがわかっています。

(ただし、同じオメガ3系必須脂肪酸の供給源とされるαリノレン酸だけでは、不十分です。
αリノレン酸は、体内で、EPA、DHAへ転換されます。
ただし、αリノレン酸からEPAへの体内での転換効率が低い(10%)とされており、
αリノレン酸の摂取では、EPAやDHAを十分に摂取することにはなりません。

(α-リノレン酸自体に抗炎症作用があり、抗アレルギー作用も知られていますが、一方で、酸化されやすい脂質で、加熱調理に使えないという不便さがあります。
したがって、えごま油、亜麻仁油などは、EPAやDHA源としては不十分といえます。
また、魚介類、特に大型の回遊魚には水銀など重金属の汚染があるため、EPAやDHAサプリメントを上手に利用することが推奨されます。)


臨床研究におけるオメガ3系脂肪酸の投与量は、1日あたり数百ミリグラムから4グラム程度です。


また、EPA:DHA=2〜3:1の割合です。


日本人の食事摂取基準では、EPAおよびDHAの摂取量を一グラム/日としています。


EPAもDHAも、どちらも健康維持や疾病予防に重要です。


一般に、DHAは脳の栄養素、EPAは血管の栄養素といえるでしょう。





------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:55 | この記事のURL
EPA(エイコサペンタエン酸)が多いと全死亡率が低い [2016年11月25日(金)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、オメガ3系必須脂肪酸の摂取と、死亡率との関連を調べた疫学研究が、豪州と英国のグループから報告されていました。
(Nutr Res. 2016 Sep 13.)


EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用を有し、動脈硬化性疾患のリスク低減効果が知られています。

一方、オメガ6系脂肪酸は、炎症惹起作用を有しています。


今回の研究では、

オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸の摂取と、

全死亡率との関連が検証されました。


具体的には、

前向きコホート研究として、

1996年の時点で、オーストラリアの住民1,008名(44%が男性)を対象に、



血中オメガ3系脂肪酸(EPAエイコサペンタエン酸、DPAドコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸DHA、α-リノレン酸、総オメガ3系脂肪酸)、

血中オメガ6系脂肪酸(リノール酸、アラキドン酸、総量)が定量的に測定され、

17年間のフォローアップ期間中、

男性98名、女性81名の死亡が見出されました。


交絡因子での補正後、

血中EPA値は、全死亡率と負の相関が認められたということです。

(HR; per 1-SD increase, 0.81; 95% CI, 0.68-0.95)
(男性;HR, 0.78; 95% CI, 0.62-0.98)
(女性;HR, 0.78; 95% CI, 0.65-0.94)


また、男性では、
DPA摂取と死亡率の低下、
(HR, 0.76; 95% CI, 0.60-0.97)

α-リノレン酸の摂取と死亡率の低下
(HR, 0.73; 95% CI, 0.57-0.94)

が見出されました。

なお、オメガ6系脂肪酸の摂取と死亡率との関連は示されていません。


以上のデータから、

EPAの血中濃度が高い男女では、全死亡率の有意な低下、

DPAおよびα-リノレン酸の血中濃度が高い男性では、全死亡率の有意な低下

という相関から、

オメガ3系脂肪酸摂取による抗炎症作用を介した生活習慣病予防作用が示唆されます。




EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。



EPAやDHAといったオメガ3系脂肪酸では、抗炎症作用を介した動脈硬化抑制作用による生活習慣病予防効果が知られています。


オメガ3系脂肪酸の抗炎症作用のメカニズムとして、以前は、オメガ6系との比率からアラキドン酸カスケードへの機序が考えられていました。


現在では、これに加えて、EPAとDHAの代謝物自体に抗炎症作用があることがわかっています。




臨床研究におけるオメガ3系脂肪酸の投与量は、1日あたり数百ミリグラムから4グラム程度です。


また、EPA:DHA=2〜3:1の割合です。


日本人の食事摂取基準では、EPAおよびDHAの摂取量を一グラム/日としています。


EPAもDHAも、どちらも健康維持や疾病予防に重要です。


一般に、DHAは脳の栄養素、EPAは血管の栄養素といえるでしょう。





------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:51 | この記事のURL
DHA(オメガ3系脂肪酸)が精子の遺伝子障害を抑制する [2016年10月31日(月)]
本日、「DHCプレゼンツ産経新聞健康セミナー」が、「サプリメントとの上手な付き合い方」というテーマで開催されました。

先週は大阪会場、今日は東京会場でした。

私も1時間ほどお話させていただきました。




さて、本日の私的なお勉強日記です。


今月の生殖医学の専門ジャーナルに、DHA(ドコサヘキサエン酸)による精液の質、精子の遺伝子障害に対する働きを示した臨床研究が、スペインのグループ(University of Murcia)から報告されていました。
(Syst Biol Reprod Med. 2016 Oct 28:1-9.)

EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。



今回の研究では、

オメガ3系必須脂肪酸の1つ、DHA(ドコサヘキサエン酸)サプリメント投与による、精子の質、脂質組成、抗酸化能、遺伝子(DNA)障害への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

74名を対象に、

・偽薬投与群32名(ひまわり油1,500mg/日)、

・DHA投与群42名(DHA 1,500mg/日)

を10週間投与し、

精子関連指標(精液量、精子濃度、精子運動能、形態学的所見、活動性)、抗酸化能、DNA損傷、脂質組成が調べられています。

57名(偽薬群25名、DHA群32名)が解析の対象となりました。


解析の結果、

DHA投与群では、

精液中のオメガ3系脂肪酸濃度の上昇、抗酸化能の亢進、DNA障害の軽減が認められたということです。

その他の精液の指標に有意な変化は認められませんでした。

以上のデータから、
DHA(ドコサヘキサエン酸)サプリメントによる精液での抗酸化能が示唆されます。


今後、不妊症男性における臨床的意義の検証などが期待される分野です。



EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。



男性不妊症に対する機能性食品素材としては、コエンザイムQ10の効果が報告されています。



コエンザイムQ10による男性不妊症改善作用



コエンザイムQ10による抗酸化作用@男性不妊症



コエンザイムQ10 による男性不妊症の改善作用




還元型コエンザイムQ10による乏精子症(精子無力症)改善効果



コエンザイムQ10+ビタミンEによる精子機能の改善と妊娠率向上



特発性精子無力症に対するサプリメントの効果



還元型コエンザイムQ10による精子機能改善作用



コエンザイムQ10 による男性不妊症の改善作用



αリポ酸による精子機能改善作用



ビタミンDによる精子運動機能の改善作用



トンカットアリによる男性のQOLとリビドー改善作用





DHCでは、マカトンカットアリを製品化しています。








------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:54 | この記事のURL
DHAと網膜障害治療薬・VEGF阻害薬とのシナジー [2016年10月29日(土)]
今月の眼科学の専門ジャーナル(電子版)に、DHA(ドコサヘキサエン酸)と網膜障害治療薬・ラニビズマブ(VEGF阻害薬)とのシナジーを示した臨床研究が、スペインのグループ(University of Barcelona)から報告されていました。
(Retina. 2016 Oct 26.)


ラニビズマブ(製品名:ルセンティス)は、VEGF阻害薬の1つで、網膜障害治療薬として用いられます。


今回の研究では、

ルセンティスと、DHA(ドコサヘキサエン酸)サプリメントとの併用の有用性が検証されました。

具体的には、

ランダム化一重盲検試験として、

糖尿病黄斑浮腫の患者62名を対象に、

・ルセンティス硝子体内注射単独投与群:33名(42眼)

・ルセンティス硝子体内注射と、DHA(ドコサヘキサエン酸)サプリメント(1,050 mg/日)との併用群:29名(34眼)

の2群について介入が行われました。

当初の4ヶ月間、ルセンティスが毎月0.5 mg、投与され、その後は必要に応じて投与されています。


24ヵ月後の時点で、

中心窩領域網膜厚の減少幅は、2群間において有意差があり、DHA併用群において、有意に好影響という結果でした。
(95%CI 7.20-97.656; P = 0.024)

なお、
最高矯正視力には有意差は見出されていません。
(ETDRS チャートにて測定、95%CI 5.4-11.2, P < 0.66)

ただし、

24ヵ月後の時点で、

ETDRS チャートでのサブ解析(>5 および>10 letters)では、DHAサプリメント併用群のほうが、対照群に比べて、有意な改善が認められたということです。

その他の指標では、12カ月および24カ月のいずれの時点でも有意差は見出されませんでした。


以上のデータから、

糖尿病黄斑浮腫患者において、
ルセンティス硝子体内注射に、DHAサプリメントの2年間の併用により、

ルセンティス硝子体内注射単独投与群よりも、有意な改善効果(中心窩領域網膜厚の減少)が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。





------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:52 | この記事のURL
オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD) [2016年10月08日(土)]
今月の科学誌に、オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用を示したメタ解析が報告されていました。
(PLoS One. 2016 Oct 6;11(10))



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、
単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。



今回のメタ解析では、

NAFLDに対するオメガ3系必須脂肪酸の有用性が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Cochrane Library and Embase)


NAFLDとオメガ3系必須脂肪酸投与のランダム化比較試験が検索され、

11報のRCTの442名(介入群227名、偽薬対照群215名)が対象となりました。


解析の結果、

偽薬投与群に比べて、

オメガ3系必須脂肪酸投与群では、

ALT値の有意な低下(改善)
(IV 95% CI: -7.61 [-12.83 to -2.39], p = 0.004)

総コレステロール値の有意な低下(改善)
(IV 95% CI: -13.41 [-21.44 to -5.38], p = 0.001)

中性脂肪値の有意な低下(改善)
(IV 95% CI: -43.96 [-51.21 to -36.71], p<0.00001)

HDL値の有意な改善
(IV 95% CI: 6.97 [2.05 to 11.90], p = 0.006)

が認められたということです。


また、

オメガ3系必須脂肪酸投与群では、

AST値の改善傾向
(IV 95% CI: -6.89 [-17.71 to 3.92], p = 0.21)

GGT値の改善傾向
(IV 95% CI: -8.28 [-18.38 to 1.83], p = 0.11)

LDLコレステロール値の改善傾向
(IV 95% CI: -7.13 [-14.26 to 0.0], p = 0.05)

も見出されました。


以上のデータから、

NAFLD患者において、

オメガ3系必須脂肪酸の投与による肝機能の改善作用および脂質代謝の改善作用が示唆されます。



DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)のサプリメントを製品化しています。


EPA 30日分
不飽和脂肪酸で、スムーズな流れの健康生活
1日3粒目安/30日分
通常価格
\950(税込\1,026)




DHA 30日分
青魚のサラサラ成分で、健やか健康値!回転もすっきりクリア!
1日4粒目安/30日分
通常価格
\1,191(税抜)





NAFLD/NASHに対する機能性食品素材の有用性を示した報告として、下記の研究が知られています。



コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用



クルクミンによる脂質異常症改善および高尿酸血症作用@NAFLD


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対するショウガの有用性




------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:55 | この記事のURL
| 次へ
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る