サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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西太平洋地域での健康関連SDGsの現状:レビュー [2019年05月24日(金)]
公衆衛生学の専門ジャーナルに、持続可能な開発目標(SDGs)での健康分野について、西太平洋地域33カ国の現状のレビューが掲載されていました。
(Global Health. 2019 Apr 11;15(1):29.)

持続可能な開発目標(SDGs)が、企業や自治体での取り組みの方向性として注目されています。
(国連の報告書によるものです。国連は、第2次大戦後の枠組みで構成され、各国の利害対立の結果として、何もしないし、何もできない機関のですが、ときどき会議を開いて、ときどきレポートを出して、という感じでしょうか。)

上場企業にとっては、ブランディングの方法が、CSRからCSVになり、さらにSDGsでの取り組みとなってきました。

自治体では、地方創生に向けた自治体SDGs推進が政府によって示されています。

SDGsには、「3.すべての人に健康と福祉を」となっています。

日本はあらゆる健康関連指標で世界トップクラスではありますが、

無駄な健診があったり、喫煙率が高かったり、という課題があります。

また、医療費の高騰のため、持続可能性という点では大いに疑問も感じられます。
(そのためにも、食事+運動+機能性食品素材・サプリメントによるセルフケアでの健康づくりと未病改善が必要です。)


弾力的な健康システムは、健康関連の持続可能な開発目標(SDG)を達成する上で避けられません。

保健システム強化のための方法の一つは、

より良い保健ガバナンスのために公衆衛生法の適用範囲を改善することです。

今回の研究では、

西太平洋地域における公衆衛生法の状況を明らかにし、

公衆衛生法の適用範囲と健康関連のSDGの統計との関連が検証されました。


具体的には、

西太平洋地域の33ヵ国を対象に、

2013年4月から2016年10月まで、
公衆衛生法の適応範囲は、健康法評価ツールにより測定され、

健康関連SDGsは、
2017年と2018年のWHOおよびSDGsインデックススコアから評価されました。


解析の結果、

公衆衛生法の適応範囲が高い国は、

ベトナム、韓国、香港、シンガポールで、

低い国は太平洋島嶼国でした。

公衆衛生法の適用範囲の高い課題は、

ヘルスケア組織、感染症、薬物乱用であり、

低い課題は、

生殖医療、家族の健康、口腔ヘルスでした。

公衆衛生法の適応範囲は、

平均寿命や健康寿命、SDGsインデックスなどの
健康関連SDGs統計との有意な相関が示されました。


SDG 3指標のうち、
妊産婦死亡率、(r = - 0.53、p = 0.01)、

新生児死亡率(r = - 0.44、p = 0.02)、

HIV新規感染
(r = 0.78、p = 0.04)、

総アルコール摂取量(r = 0.45、p = 0.02)、

思春期出生率(r = - 0.40、p = 0.04)、

UHCサービスカバレッジインデックス(r = 0.50、p = 0.02)、

および

IHR平均コアキャパシティスコア(r = 0.54、p) = 0.004)は

統計的に有意でした。

一方、公衆衛生法の適用範囲と他のSDGの健康統計との関連は見出されませんでした。


以上のデータから、

健康関連SDGsの達成における公衆衛生法の重要性が示唆されます。



DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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カカオポリフェノールが軽度認知障害(MCI)の進行を抑える [2019年05月23日(木)]
今月の臨床医学のジャーナルに、カカオポリフェノールの摂取により、軽度認知障害(MCI)の進行が抑制されることを示した研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Medicina (Kaunas). 2019 May 17;55(5).)


認知症は、要介護・要支援となる原因の第1位であり、健康寿命延伸には認知症の予防が重要です。

軽度認知障害(MCI)は、認知症予備軍の状態です。


チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノール(フラボノイド類)は、

抗炎症作用や抗酸化作用を介した生活習慣病リスク低減効果が知られています。

また、血管内皮細胞由来のNO産生亢進を介して、高血圧改善作用を示します。

さて、

今回の研究では、

カカオポリフェノールによる軽度認知障害(MCI)に対する作用が検証されました。


具体的には、
後ろ向きコホート研究として、

56−75歳のMCI患者55名(男性29名、女性26名)を対象に、

(被験者は2017年1月から12月の間に「Center for Cognitive Disorder and Dementia of the IRCCS Centro Neurolesi Bonino Pulejo (Messina, Italy) 」に参加。)

カカオポリフェノールの摂取と、認知機能指標(MMSE)について、1年間のフォローアップが行われました。

解析の結果、

認知機能の低下が認められた患者群に比べて、

認知機能の悪化が認められなかった患者群では、

カカオポリフェノールの摂取が有意に高値でした。
(χ2 = 13.79, df = 1, p-value < 0.001)

次に、

認知機能の低下が認められなかった群(つまり認知機能が改善した群あるいは一定であった群)のサブ解析では、

改善が認められた群の46.2%が、カカオポリフェノール摂取群でした。



以上のデータから、

カカオポリフェノールの摂取による軽度認知障害(MCI)の進行抑制作用が示唆されます。


今後、介入試験など質的に高い研究による臨床的意義の検証が期待される分野です。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。

特に、ダークチョコレートによる心血管リスク低減作用は確立しているといいでしょう。

ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー





認知症の予防のために、
現状のエビデンスを見るとき、

・食事療法では、地中海食やMIND食が基本であり、

・葉酸サプリメントは中高年以降、全員に推奨できます。

・また機能性表示食品では、イチョウ葉エキスが、記憶力の維持に有用です。




マインド食(Mind diet; Mediterranean-DASH Intervention for Neurodegenerative Delay)は、米国ラッシュ大学のグループが、地中海食と高血圧の食事療法のDASH食を組み合わせて、認知症予防のために考案した食事パターンです。

2015年にラッシュ大学から、マインド食がアルツハイマー病を50%減らす、というデータが発表され注目されるようになりました。

マインド食と地中海食がアルツハイマー病リスクを半減する


マインド食で認知機能が7.5歳改善


DHCでは、マインド食や地中海食に欠かせないエクストラバージンオリーブを扱っています。







葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。



葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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地中海食/低炭水化物食は低脂肪食よりも脂肪肝の改善作用を示す [2019年05月22日(水)]
今月の肝臓病研究の専門ジャーナル(電子版)に、脂肪肝に対する地中海食/低炭水化物食、低脂肪食との比較を行った臨床研究が、イスラエルのグループ(Tel Aviv University)から報告されていました。
(J Hepatol. 2019 May 7.)


地中海食は、スペインやギリシャ、南フランスなど地中海地方の伝統食です。
野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。

地中海食は、健康増進や疾病予防に有用であることが知られており、多くの研究によってエビデンスが示されています。

肥満、特に内臓脂肪型肥満は、生活習慣病のリスクとなります。

肥満、内臓脂肪型肥満では、多くの場合、脂肪肝が認められます。

今回の研究では、

異なる食事療法を実施した際に、

内臓脂肪組織(VAT)の減少に加えて、肝臓内脂肪蓄積量(HFC hepatic fat content)の変化にどのような違いがあるか、検証されました。



具体的には、

18ヶ月間の減量試験として、

腹部脂肪/脂質異常症の患者278名を対象に、

・低脂肪食(LF)、
あるいは
・地中海食/低炭水化物食(MED/LC+28g/日のクルミ)
の食事での介入に、

中程度の身体活動を併用した群と、非併用群について、

MRIにより試験開始時、6ヶ月後(158名)、18ヶ月後の時点で、

肝臓内脂肪蓄積量が測定されました。



減量試験の結果、

278名のうち、86.3%が試験を完了しました。

なお、被験者は、
平均年齢48歳、男性88%、BMI 30.8、
肝臓内脂肪量HFC 10.2%,(range:0.01%-50.4%)
でした。

解析の結果、

%HFCは、

介入前に比べて、

6ヶ月後
[-6.6% absolute-units (-41% relatively)]

および
18ヶ月後の時点で、
[-4.0% absolute-units (-29% relatively);p<0.001

それぞれ有意に減少しました。

HFCの減少は、

体重の減少よりも
VATの減少と相関していました。


次に、
VATで補正後、

%HFCの減少は、

血中GGT(γ-glutamyl transferase)、ALT、chemerin、HbA1cの低下と有意な相関を示しました。
(p<0.05)


肝臓内脂肪量の減少は、身体活動実施群では同程度でしたが、

低脂肪食摂取群に比べて、

地中海食/低炭水化物食の摂取群では、

より顕著な%HFCの減少が見出されたということです。
(p=0.036)

また、このとき、

心血管代謝リスク指標の有意な改善も認められました。

その他、

中性脂肪値についても、

VATの変化での補正後、

低脂肪食に比べて、

地中海食/低炭水化物食にて、より顕著な改善が認められました。
(p<0.05)


以上のデータから、

肝臓内脂肪量の減少効果および内分泌代謝関連指標に対する改善効果は、

低脂肪食群よりも、

地中海食/低炭水化物食のほうが有用であると考えられます。



DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。



地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用



オリーブオイルによる皮膚の老化抑制作用



地中海食による認知症予防効果



地中海食+CoQ10サプリによる抗酸化作用



超低炭水化物・地中海食による減量効果




地中海食による高尿酸血症リスクの低下



オリーブオイルによる動脈硬化抑制作用



バージンオリーブオイルによる骨代謝改善作用




オリーブオイルとナッツによる心血管リスク低下作用



伝統的地中海食による脂質代謝改善作用



オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下








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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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パーム油(パームオレイン)による脂質代謝への作用:メタ解析 [2019年05月21日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、パーム油/パームオレイン油の摂取による脂質代謝への作用を検証したメタ解析が、マレーシアのグループから報告されていました。
(Adv Nutr. 2019 May 16.)

パーム油(Palm Oil)は、アブラヤシ(油椰子)という植物から採れる植物油です。

アブラヤシは、西アフリカ原産で、19世紀後半から東南アジアのプランテーションで栽培されるようになりました。

30kgほどの果房に数百〜約2,000個の果実があり、その果肉からパーム(原)油(Crude Palm Oil)が摂れます。
また、種からはパーム核油(Palm Kernel Oil)が搾油されます。

パーム油は、大豆や菜種など他の植物性油脂よりも生産性が高く、安価であるため、食用に利用されます。

(なお、ヤシ油と呼ばれる油は、ココヤシの実から採れるココナツオイルで、パーム油ではありません。ヤシ油はパーム核油と似た成分です。)



パーム油が、他の植物油と異なる点は、飽和脂肪酸であるパルミチン酸を豊富に含んでいることです。

一般的に、バターやラードなど動物の脂肪は飽和脂肪酸を多く含み、
菜種や大豆といった植物の油には不飽和脂肪酸が多く含まれています。

これに対して、
パーム油は、植物油ですが、飽和脂肪酸(パルチミン酸)、不飽和脂肪酸(オレイン酸)がそれぞれ40%ほど含まれています。


動物性脂肪に由来する飽和脂肪酸の過剰摂取は、動脈硬化を惹起し、心血管疾患リスクを高めます。

しかし、
飽和脂肪酸の豊富なパーム油の摂取が、心血管疾患リスクに与える影響は明確ではありません。


そこで、今回の研究では、

健常成人において、

パーム油の摂取による脂質代謝関連指標への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(MEDLINE and CENTRAL: Central Register of Controlled Trials)

1975年から2018年1月までの収載論文から、

2週間以上の介入試験として、

パームオレイン(パーム油の脂質分画)と、

それ以外のオイル(ココナッツオイル、ラード、キャノーラ油、高オレイン酸フラワーオイル、オリーブオイル、ピーナッツオイル、大豆オイル)の摂取と、

血中脂質指標への作用を比較した試験が検索され、

9報のRCTから、

533名のパームオレイン群と、

542名の他の脂質投与群

との比較が行われました。


解析の結果、


パームオレイン群と、

他の脂質の比較では、


総コレステロール値、LDLコレステロール値、HDL、中性脂肪、TC/HDLコレステロール比について、両群間に有意差は認められませんでした。
[-0.10 (95% CI: -0.30, 0.10; P = 0.34), -0.06 (95% CI: -0.29,0.16; P = 0.59), 0.02 (95% CI: -0.01, 0.04; P = 0.20), 0.01 (95% CI: -0.05, 0.06; P = 0.85), -0.15 (95% CI: -0.43, 0.14; P = 0.32)]

いずれの脂質代謝関連指標についても、両群間での有意差は検出されませんでした。
(P > 0.05)


今回のメタ解析では、

食用としてのパームオレインは、

健常者の脂質代謝指標に対して、

不飽和脂肪酸(単価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸)と同様の作用が見出され、

飽和脂肪酸の豊富な脂質による作用とは異なる、

と考察されています。


外来診療の際には、
ココナッツオイル、エゴマオイル、亜麻仁油など、いろいろな脂質について質問を受けます。

現時点のエビデンスを俯瞰するとき、

地中海食で利用されるオリーブオイルが最も有用です。


ココナッツオイルは、そこまでの有用性のデータはありませんし、

エゴマオイルや亜麻仁油は、植物性オメガ3であるαリノレン酸として特長的ですが、

臨床研究にしても疫学研究にしても、オリーブオイルほどのエビデンスはありません。


えごまや亜麻仁油ではなく魚油が脂質代謝を改善し炎症を抑制する



最近、日本でも、えごま油が、植物性オメガ3系脂肪酸を含む食用油として販売されています。

しかし、無駄に高価であり、かつ、エビデンスレベルは、抗炎症作用や抗アレルギー作用が予備的な研究で示されている程度です。

EPAやDHAについては、はるかに多くのエビデンスが構築されており、青魚の摂取やサプリメントの利用によって摂ることができます。

また、調理オイルとしては、
えごま油や亜麻仁油よりも、
エクストラバージンオリーブオイルの有用性が確立しています。



近年の研究では、
単なるオリーブオイルではなく、
オリーブ由来のポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイルのほうが、優れた機能性を有することが分かってきました。


ただし、日本では、JAS基準のオリーブオイルが出回っており、エクストラバージンオリーブオイルの品質が国際基準と比べて、高くありません。


エクストラバージンオリーブオイルの基準は、
IOC(国際オリーブ協会)では酸度0.8%以下、
JASの基準では酸度が2%未満です。


DHCのエクストラバージンオリーブオイルは、
酸度はわずか0.2%以下となっています。





地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用



オリーブオイルによる皮膚の老化抑制作用



地中海食による認知症予防効果



地中海食+CoQ10サプリによる抗酸化作用



超低炭水化物・地中海食による減量効果




地中海食による高尿酸血症リスクの低下



オリーブオイルによる動脈硬化抑制作用



バージンオリーブオイルによる骨代謝改善作用




オリーブオイルとナッツによる心血管リスク低下作用



伝統的地中海食による脂質代謝改善作用



オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下





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大豆の摂取が糖尿病リスクを低下@日本人女性:高山スタディ [2019年05月20日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、日本人女性において、大豆の摂取と2型糖尿病リスクとの関連を調べた疫学研究が、岐阜大学と名古屋女子大学のグループから報告されていました。
(J Nutr. 2019 May 11)


大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ




エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




さて、今回の研究では、

日本人において、

大豆食品、大豆たんぱく質、大豆イソフラボンの摂取と、

2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

高山市において、

地域居住者13,521名(男性5883名、女性7638名、35-69歳)を対象に、


1992年の時点の質問票をもとに、大豆食品や大豆たんぱく質、大豆イソフラボンが調べられ


2002年の時点での糖尿病の有無が調べられています。

なお、
BMIは、男性22.6 ± 2.6、女性22.1 ± 2.7 であり、


年齢、教育、身体活動、喫煙、飲酒、高血圧の既往、ビタミンサプリメントの利用、コーヒーの摂取、更年期などで調整されました。


解析の結果、

まず、
10年間のフォローアップ期間中、

438名が糖尿病と診断されました。


交絡因子で補正後、

大豆食品の全摂取の三分位で、

最高群では、

最低群に比べて、

女性での2型糖尿病リスクが55%減少していました。
(HRs 0.45, 95% CI: 0.30, 0.68; P-trend <0.001)

なお、男性では、有意な相関は認められませんでした。


以上のデータから、

日本人女性において、

大豆食品の摂取が多いと、2型糖尿病リスク低下作用が示唆されます。




DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。


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エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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テアニンの摂取による糖尿病リスク低下:久山研究 [2019年05月19日(日)]
今月の糖尿病研究の専門ジャーナル(電子版)に、テアニンの摂取による糖尿病リスク低下作用を示した研究が、九州大学のグループから報告されていました。
(Diabetes Care. 2019 May 10.)


緑茶には、カテキンと、テアニンが含まれています。

カテキンは、ポリフェノールの一種で、タンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みの主成分です。

カテキンは、一番茶では約12〜14%、二番茶では約14〜15%と増加します。

玉露のように光が当たらないよう被覆栽培されるものは、カテキンの生成が抑えられ、煎茶よりも少なくなります(その代わり、玉露にはテアニンが多く含まれます)。


テアニンはアミノ酸の1種で、うまみを感じる成分です。
また、ストレス軽減作用があるアミノ酸です。

テアニンは、茶樹の根で作られ、葉に移っていきます。
また、テアニンは光が当たると分解してエチルアミンをつくり、エチルアミンがカテキンに変化します。

光が当たらないとテアニンは分解されないので、玉露のように、被覆栽培するとテアニンの含有量が高く、カテキンの生成が抑えられたお茶となります

テアニン
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テアニンによるストレス軽減効果



さて、今回の研究では、

日本人において
テアニン(L-テアニン)の摂取と、2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。



具体的には、
久山研究の一環として、

地域居住の日本人(40歳から79歳で、非糖尿病の)2,253名を対象に、

7年間のフォローアップが行われ、

テアニンの摂取のマーカーとして

血中エチルアミン値が測定されました。

血中エチルアミン値を4分位で分けて解析が行われました。
(&#8804;0.86, 0.87-2.10, 2.11-5.28, &#8805;5.29 ng/mL)

また、
健常者12名のボランティアを対象に、

8mgのLテアニンを含む緑茶を摂取させ、

血中エチルアミン値の動態が調べられました。


解析の結果、

まず、

フォローアップ期間中に、

282名が2型糖尿病を発症しました。


年齢や性別で補正後、

2型糖尿病の累積発症率は、

血中エチルアミン値が低いほど、
有意に低下していました。
(P for trend = 0.04)


その他の交絡因子で補正後も、エチルアミン値の高値と2型糖尿病リスク低下という相関は変わりませんでした。

多変量解析の結果、

四分位で最高群は、最低群に比べて、

2型糖尿病リスクが31%低下していました。
(HR 0.69, 95% CI 0.49-0.98)


血中エチルアミン値の高値による2型糖尿病リスク低下という相関は、

中年層の被験者および糖尿病前段階、肥満者、インスリン抵抗性の被験者でより顕著でした。

以上のデータから、

日本人において、

テアニンの摂取の摂取が多いほど、

2型糖尿病リスクの低下が示唆されます。




今後、介入試験による臨床的意義の検証が期待される分野です。


テアニン
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テアニンによるストレス軽減効果



緑茶テアニンによるうつ病の症状改善作用


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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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ノコギリヤシによる前立腺肥大症の症状軽減@多施設共同臨床研究 [2019年05月18日(土)]
泌尿器科学の専門ジャーナル(電子版)に、ノコギリヤシによる前立腺肥大症の症状軽減効果を示した臨床研究が、中国のグループから報告されていました。
(Urology. 2019 Mar 14.)



男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。

良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシの有用性は、メタ解析で示されています。

ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析


さて、

今回の研究では、

中国において、

下部尿路症状(LUTS)を有する前立腺肥大症(BPH)患者に対するノコギリヤシサプリメント投与の有効性と安全性が検証されました。


具体的には、

中国での多施設共同による二重盲検偽薬対照試験として、


19か所の機関から、
LUTS/BPHの患者354名を対象に、

・ノコギリヤシエキス(320 mg)投与群

・偽薬投与群

の2群について、

24週間の介入が行われ、

有効性に関する主アウトカムとして、

IPSS(国際前立腺症状スコア)および最大尿流の変化、

副アウトカムとして、前立腺容積、排尿機能の関連指標などが調べられています。


解析の結果、

偽薬投与群に比べて、

ノコギリヤシ投与群では、

最大尿流の改善、

IPSS(国際前立腺症状スコア)の改善、

蓄尿障害関連症状の改善、

QOLスコアの改善、

男性性機能の改善、

IIEFスコア(国際勃起機能スコア)の改善が見出されました。
(P <.05)


有害事象に関しては、

偽薬群169名中2名(1.18%)、

ノコギリヤシ投与群159名中3名(1.89)

で見出されました。


以上のデータから、

下部尿路症状/前立腺肥大症の患者において、

ノコギリヤシエキスによる症状改善作用が示唆されます。




良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析



前立腺肥大症に対してノコギリヤシは医薬品と同等の効果を示す



ノコギリヤシ+ハルナール併用はハルナール単独よりも有効



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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出講@「エコタイプ次世代植物工場」研究会 [2019年05月17日(金)]
本日、「エコタイプ次世代植物工場」研究会にて


「健康寿命延伸における葉酸の有用性

--公民連携による課題解決型保健事業の取り組み--」

という演題で、

出講いたしました。


主に、葉酸の働きやDHCでの公民連携の取り組みをお話いたしました。

また、研究会に関連したDHCでの展開として、

DHC海洋深層水の植物工場への応用例も紹介いたしました。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果




拙著「不育症・早産・産後うつ病・児の自閉症を防ぐビタミンMの効果!
〜プレコンセプションケアに不可欠な葉酸の働きと公民連携の保健事業〜」を上梓いたしました。



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食物繊維の摂取による憩室症のリスク低減:メタ解析 [2019年05月16日(木)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、食物繊維の摂取と、憩室症リスクとの関連を検証したメタ解析が、英国のグループ(Imperial College London)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2019 Apr 29.)


先行研究では、

食物繊維の摂取が多いと、

憩室症のリスクが低減するという相関が示唆されています。


そこで、

今回の研究では、

前向きコホート研究を対象にした系統的レビュー/メタ解析によって、

食物繊維の摂取と、

憩室症リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Embase)

2018年8月9日の時点で収載された論文が検索され、

前向きコホート研究5報、

865,829名の参加者、

19,282 例の憩室症が解析の対象となりました。


解析の結果、

1日あたり10gの食物繊維の摂取により、

憩室症のリスクが26%低下という有意な相関が見出されたということです。
(95% CI 0.71-0.78, I2&#8201;=&#8201;0%)


また、
食物繊維の摂取量が1日あたり
20g、30g、40gでは、

1日あたり7.5gの摂取と比べて、

憩室症リスクは、

それぞれ、
23%, 41%, 58%

低下が見出されました。

なお、
出版バイアスは認められませんでした。


層別解析でも同様の相関であり、

1日あたり10gの穀類の食物繊維の摂取により、

26%のリスク低下、
(RR 0.74, 95% CI 0.67-0.81, I2&#8201;=&#8201;60%, n&#8201;=&#8201;4)

果物由来の食物繊維の摂取により、

44%のリスク低下
(RR 0.56, 95% CI 0.37-0.84, I2&#8201;=&#8201;73%, n&#8201;=&#8201;2)


野菜由来の食物繊維の摂取により、

20%のリスク低下
(RR;0.80, 95% CI 0.45-1.44, I2&#8201;=&#8201;87%, n&#8201;=&#8201;2)

という相関が見出されました。




以上のメタ解析から、

食物繊維の摂取による憩室症リスク低減作用が示唆されます。

(食物繊維の摂取の摂取が少ない群に比べて、

1日あたり30gの食物繊維の摂取群では、41%のリスク低下という相関です。)





食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。

食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下



10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下




食物繊維含有玄米食による2型糖尿病の血糖コントロール改善作用



厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


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国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




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植物ステロールによる脂質代謝改善・動脈硬化抑制:メタ解析 [2019年05月15日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、植物ステロールによる脂質代謝改善と抗動脈硬化作用を示したメタ解析が、イランとイギリスのグループから報告されていました。
(J Am Coll Nutr. 2019 May 10:1-11.)


植物ステロールと植物スタノールは、脂質代謝改善作用を有しています。



植物ステロール/スタノールは、小腸でのコレステロール吸収を抑制し、脂質異常症の改善効果を示す成分です。


これに対して、濃縮紅麹は、肝臓でのLDLコレステロールの合成を抑制することで、LDLコレステロールを下げ、

植物ステロールは、食事に含まれるコレステロールの吸収を抑制することで、LDLコレステロール作用を示します。



さて、

今回のメタ解析では、

成人において、

植物ステロール/植物スタノール(PS)サプリメントによる抗動脈硬化作用・アポリポプロテイン(Apo)値への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Web of Science, Cochrane Library, Scopus)

2018年9月までの収載論文から関連するランダム化比較試験(RCT)が検索され、

37報のRCT、

51群のデータがメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

PSのサプリメントおよび強化食品により、

Apo-AIの有意な上昇、
(WMD: 0.014&#8201;mg/dl, 95% CI: 0.001, 0.028, p&#8201;=&#8201;0.042)

Apo-CII の有意な上昇、
(WMD: 0.303&#8201;mg/dl, 95% CI: 0.084, 0.523, p&#8201;=&#8201;0.007)

および

Apo-Bの有意な低下、
(WMD: -0.063&#8201;mg/dl, 95% CI: -0.075, -0.051, p&#8201;<&#8201;0.001)

Apo-B/Apo-A-I比の有意な低下、
(WMD: -0.044&#8201;mg/dl, 95% CI: -0.062, -0.025, p&#8201;<&#8201;0.001),

Apo-Eの有意な低下、
(WMD: -0.255&#8201;mg/dl, 95% CI: -0.474, -0.036, p&#8201;=&#8201;0.023)

が認められました。

なお、

PS投与は、

Apo-AIIとApo-CIIIでは有意な変化は検出されませんでした。


また、
PSのサプリメントあるいは強化食品の摂取では、

PSの用量に基づいて、
Apo-Eの有意な変化
(r = -0.137, p nonlinearity = 0.006)
および
Apo-CIIIの有意な変化が認められ、
(r&#8201;=&#8201;1.26, p nonlinearity = 0.028)


Apo-CIII
(r&#8201;=&#8201;3.34, p nonlinearity = 0.013)

Apo-CII
(r&#8201;=&#8201;1.09, p nonlinearity = 0.017)

では、投与期間に基づいた有意な変化が認められました。


以上、メタ解析のデータから、

植物ステロール/植物スタノールの投与によって、

動脈硬化を惹起するアポリポプロテイン(Apo-B and Apo-E)が低下し、

動脈硬化を抑制するアポリポプロテイン(Apo-AI, Apo-CII)が上昇することで、

アポリポプロテインの組成が改善し、動脈硬化抑制作用を示すと考えられます。




先行研究では、


植物ステロールによるLDLコレステロール低下作用:メタ解析




植物ステロールによる超悪玉コレステロール低下作用



植物ステロールによるLDLコレステロール低下作用:レビュー




植物ステロールによる高コレステロール血症改善効果


という報告もあります。


DHCでは下記のサプリメントを製品化しています。



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ナットウキナーゼによる抗凝固作用@脂質異常症患者 [2019年05月14日(火)]
今月の機能性食品研究の専門ジャーナル(電子版)に、ナットウキナーゼによる抗凝固作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Food Funct. 2019 May 9)

納豆に含まれている機能性食品成分としてはナットウキナーゼがよく知られています。


ナットウキナーゼは、納豆に存在する酵素です。

血栓溶解活性を有することから、脳梗塞などの血栓症の予防に効果が期待されています。


また、抗凝固作用に加えて、降圧作用も示唆されています。

ナットウキナーゼによる高血圧改善作用</リンク

さらに、
ヒト臨床研究で,体内動態の解析も報告されています。

ナットウキナーゼのヒト体内動態


さて、今回の研究では、

高コレステロール血症患者において、

ナットウキナーゼによる凝固系への作用が検証されました。


具体的には、

高コレステロール血症患者(血中コレステロール値;200-280 mg/dL)を対象に、

・ナットウキナーゼ投与群:50名、

・偽薬群:50名

の2群について、

8週間の介入が行われ、

凝固関連指標が調べられました。



8週間の介入後、

ナットウキナーゼ投与群において、

C-EPI CT(collagen-epinephrine closure time),

PT(prothrombin time),

aPTT(activated partial thromboplastin time)

の有意な上昇が見出されました。


また、

群間比較では、

偽薬群に比べて、

ナットウキナーゼ投与群において、

C-EPI CT (P = 0.001) とaPTT (P = 0.016)の有意な上昇が認められました。
(P = 0.001)


さらに、

PT とaPTTとの間に有意な相関が認められました。
(r = 0.491, P < 0.001)


以上のデータから、

高コレステロール血症患者において、

ナットウキナーゼ投与によるC-EPI CT およびaPTTの有意な亢進、つまり抗凝固作用が示唆されます。




DHCのサプリメント製品を利用して、ナットウキナーゼを摂ることもできますので、

納豆を食べなかった日には、ナットウキナーゼサプリメントを晩御飯と一緒にとることがおすすめです。

(脳梗塞は、夜間/早朝に発症するので、ナットウキナーゼの作用を考えると、朝ごはんではなくて、晩御飯と一緒がおすすめです。)


ナットウキナーゼ 30日分
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ナットウキナーゼに関する研究として、次の報告があります。



ナットウキナーゼによる高血圧改善作用



紅麹とナットウキナーゼによる脂質異常症改善作用



ナットウキナーゼによる抗凝固作用



ナットウキナーゼによる血圧への作用


ナットウキナーゼのヒト体内動態


ナットウキナーゼの作用メカニズム


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進行がんでの緩和ケアとしてアロマテラピーが有用:系統的レビュー [2019年05月13日(月)]
今月の緩和療法の専門ジャーナル(電子版)に、進行がん患者に対する緩和ケアとしてのアロマセラピーの有用性を示した系統的レビューが、英国のグループ(University College London)から報告されていました。
(Palliat Med. 2019 May 6)


アロマテラピーは、安全性が高く、補完療法として様々な分野に用いられています。


今回の系統的レビューでは、

進行がん患者において、

アロマセラピー、

マッサージ、

リフレクソロジー

による有用性が検証されました。




具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(MEDLINE, EMBASE, PsycINFO, AMED, CINAHL, KoreaMed, ProQuest)

2018年6月までの収載論文が検索され、

進行がん患者での5報の質的研究が解析の対象となりました。


系統的レビューの結果、

(1) 治療中の経験(ウェルビーイングと現実逃避の亢進)

(2) 補完療法のセッションを超えて認められるもの(持続する効果と全体の評価)

(3) 緩和ケアにおける補完療法の提供(セラピストの価値と補完療法の提供)

の3つの解析テーマが特定され、

進行がん患者において、

アロマセラピー、

マッサージ、

リフレクソロジーによる有用性が認められたということです。


日本でも、アロマテラピーに関連する資格や経験を持っているナースなどの医療従事者が、医療機関でアロマテラピーを行っていることがあります。



アロマテラピーは、安全性が高く、補完療法として様々な分野に用いられています。



最近の研究では、

アロマセラピーによる認知症改善作用



アロマセラピーによる術後の鎮痛効果



アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師



アロマセラピーによる掻痒改善効果@慢性維持透析患者


も示されています。



なお、

日本では、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)は雑貨扱いになっており、
品質が玉石混淆です。


したがって、一定以上の品質を有する、質の高いアロマセラピー製品を選ぶ必要があります。


DHCでは、アロマセラピーの関連製品を扱っています。






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ゴマによる高血圧改善作用:メタ解析 [2019年05月12日(日)]
食物科学の専門ジャーナルに、ゴマの摂取による降圧作用を示した系統的レビュー/メタ解析がオーストラリアのグループ(Griffith University)から報告されていました。
(J Sci Food Agric. 2017 Aug;97(10):3087-3094.)


高血圧は、

心筋梗塞や脳卒中、腎臓病などのリスクになります。

日本では、高血圧の患者は約4300万人と推計されています。

このうち、降圧目標に到達しているのは2016年時点で1200万人しかいません。

「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」(日本高血圧学会)では、
高血圧の基準値は、

診察室血圧が140/90mmHg、

家庭血圧が135/85mmHgです。

(収縮期血圧あるいは拡張期血圧のいずれか一方を満たせば、高血圧です。)

最近の研究では、血圧は低いほど、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症のリスクが減ることが示されています。

さて、

ゴマには、
不飽和脂肪酸、食物繊維、植物ステロール、リグナン類が含まれており、

血圧への好影響が示唆されます。


そこで、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ゴマの摂取による血圧への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて

(PubMed (MEDLINE), Cumulative Index to Nursing and Allied Health Literature (CINAHL) and Cochrane Library (Central) databases)

2016年8月までに収載された論文が検索され、

ランダム化比較試験RCTの8報、

843名のデータがメタ解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

ゴマの摂取により、

収縮期血圧の低下、
(-7.83 mmHg, 95% CI: -14.12, -1.54; P < 0.05, I2 &#8201;=&#8201;99%)

拡張期血圧の低下、
(-5.83&#8201;mmHg, 95% CI: -9.58, -2.08; P < 0.01, I2 &#8201;=&#8201;98%)

が示唆されました。

次に、
層別解析として、

異質性を低下させた、質の高い4報でのメタ解析では、

収縮期血圧の有意な減少
(-3.23&#8201;mmHg, 95% CI: -5.67, -0.79; I2 &#8201;=&#8201;33%)

拡張期血圧の低下傾向
(-2.08&#8201;mmHg, 95% CI: -4.85, 0.69; I2 &#8201;=&#8201;62%)

が見出されました。


以上のデータから、

ゴマの摂取による高血圧改善作用が示唆されます。




ゴマのたんぱく質に由来するゴマペプチドがACE阻害作用を有しており、高血圧を改善することが知られています。

そこで、日本では、ゴマペプチドを含むトクホや健康食品が販売されています。

DHCは、高血圧対策のサプリメントとして、ゴマペプチドを製品化しています。

ゴマペプチド 30日分

小さなゴマに秘められた大きなパワーを手軽に




高血圧に対しては、コエンザイムQ10もお勧めです。

直接的な降圧作用を期待するというよりは、

未病改善のためのベーシックサプリメントです。



最新の高血圧の診断基準(JSH2019)


高血圧での生活習慣の修正項目



高血圧対策の機能性食品として、次の報告があります。



レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー


L-シトルリンによる高血圧改善作用:メタ解析


ピクノジェノールによる高血圧改善作用:メタ解析


紅麹+コエンザイムQ10サプリメントによる高血圧と脂質異常症改善効果



食物繊維の摂取による高血圧リスク低減効果



拡張期血圧に対するビタミンDの降圧作用:メタ解析


ナットウキナーゼによる高血圧改善作用</リンク


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析


緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 


ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー





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全米売り上げ一位の医薬品が効く人は5人に1人 [2019年05月11日(土)]
少し前ですが、ネイチャー誌に、個別化医療(パーソナライズドメディシン)についての総説が掲載されていました。
(Nature. 2015 Apr 30;520(7549):609-11.)

かつては、大規模臨床試験を行い、医薬品などの介入方法の効果を検証して、それに基づいて治療を、という考え方が主流でした。

しかし、現在では、個人差に注目した個別化医療の時代であり、

かつ、病気になる前に予防してしまう先制医療が探索されています。

現在も、医薬品成分では、二重盲検ランダム化比較試験がゴールドスタンダードではありますが、あくまで集団をみているだけであり、

遺伝子多型やエピジェネティックな変化も考慮した個別化医療ということにはなっていません。

現場の医療では、個別化医療にはほど多く、あまりに安易に、医薬品が処方されています。

薬漬け医療が一般的な日本では、医療用医薬品は年間10兆円を超す売り上げです。


私も外来診療では、最低限、必要な医薬品は処方します。

では、医薬品は、どのくらい有用なのでしょうか?

ネイチャーの総説には、非先制医療(Imprecision medicine)と題した図が掲載されています。

米国で、売り上げ上位10の医薬品のうち、その薬が効く人(青)と、効かない人(赤)が示されています。

例えば、全米売り上げ第1位の医薬品は、
統合失調症のエビリファイです。

しかし、エビリファイの効果があるのは、5人に1人となっています。
(治療必要数NNTに基づいたデータです。)

その他の医薬品も、軒並み効かない人のほうが多い状況です。
(NNTにて、効果がある一人に対して、効果がない人が3人か24人にも達する状況です。)

(ちなみに、エビリファイは、日本の製薬企業の製品です。)




所詮、医薬品は病人が増えたら儲かるビジネスなのです。

100歩譲って、効果があればいいのですが、大多数は効果がない、ということが問題です。

理念としては、先制医療が流行り言葉になっていますが、

現実は、まだまだ残念な状況です。


やはり私としては、病気にならないように、

ゆるかやな糖質制限で、地中海をベースに、サプリメントを20種類くらいといって、という生活になります。

(運動不足を何とかしなくてはいけないのですが。。)



世の中には、食育原理主義の人がいたり、薬大好きな人がいたり(薬のほうが儲かるでしょうし)、
健康食品・サプリメントの利活用による健康増進・疾病予防・未病改善、という方法に対しては抵抗勢力が多いと感じます。

食事が大事で、というのは当たり前です。

一方、サプリメントの適正使用による健康増進、未病改善、健康寿命延伸というエビデンスが構築されている今日、
食事に気を付けるから、サプリメントはいりません、というのは、単なる情緒的な判断でしかありません。

あくまでセルフケアですので、サプリメントを利用するかしないかは、個人の自由ですが、
病気になってから、効かない薬を処方されたり、あるいは、薬の副作用が出ていないかを確認するために毎月、医療機関で血液検査をしたり、などということにならないように、選択肢を考えるべきと思います。


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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:55 | この記事のURL
平塚市での市民活動「ママぎゅっと」での試食会 [2019年05月10日(金)]
本日、平塚市での市民活動「ママぎゅっと」での試食会があり、DHCのエクストラバージンオリーブ(有機栽培のスペイン産)を使っていただけました。


その時の様子が下記のフェイスブックに公開されています。




来月6月9日(日)に平塚市活動センターで、子育て世代向けのイベント「ママぎゅっと」が開催され、そこでも試食会に利用していただけるようですので、近隣の皆様は是非お立ち寄りください。




DHCは、オーガニック(有機栽培)の
エクストラバージンオリーブオイルを取り扱っています。

ヌニェス・デ・プラド エクストラバージンオリーブオイル
数々の受賞歴を誇る、有機栽培の高級食用オリーブオイル






DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用



オリーブオイルによる皮膚の老化抑制作用



地中海食による認知症予防効果



地中海食+CoQ10サプリによる抗酸化作用



超低炭水化物・地中海食による減量効果




地中海食による高尿酸血症リスクの低下



オリーブオイルによる動脈硬化抑制作用



バージンオリーブオイルによる骨代謝改善作用




オリーブオイルとナッツによる心血管リスク低下作用



伝統的地中海食による脂質代謝改善作用



オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下






posted at 23:55 | この記事のURL
糖尿病患者は歯周病リスクも高くなる [2019年05月09日(木)]
糖尿病研究の専門ジャーナルに、糖尿病と歯周病リスクとの関連を調べた疫学研究が、台湾のグループから報告されていました。
(Diabetes Res Clin Pract. 2019 Mar 14;150:245-252.)


歯周病とは、口の中の細菌の感染によって慢性炎症が生じ、
歯肉が腫れたり、出血したりといった症状を呈します。

最終的には歯が抜けてしまうこともあり、日本人の成人でも罹患率が高い感染症です。

最近の研究によって、
歯周病は、単に歯や歯肉の疾患ではなく、

全身に影響を及ぼすことが分かっています。

特に、
歯周病と関連する生活習慣病として、糖尿病があります。

糖尿病患者において、
歯周病の治療をすることで、血糖コントロールが改善した、という報告も知られています。

その他に、
歯周病菌が血管内に侵入することで、心臓病や脳梗塞といった心血管疾患のリスクを高めるとも考えられています。

さて、
今回の研究では、

台湾において、糖尿病と歯周病リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

台湾全国健康保険研究データベースを用いて、
(Taiwan National Health Insurance Research Database)

2005年から2012年の間に、
20歳以上の新規発症糖尿病患者39,384名を対象に、
解析が行われました。



交絡因子で補正後、

糖尿病患者では、

非糖尿病群と比べて、

歯周病の罹患率が有意に高値でした。
(adjusted hazard ratios [aHR]&#8239;=&#8239;1.04, 95% CI: 1.01-1.08)


これに対して、

高血圧の患者では、歯周病リスクの上昇は見出されませんでした。
(aHR&#8239;=&#8239;0.96, 95% CI: 0.92-1.00)


その他、

脂質異常症患者及び関節リウマチ患者では、
いずれも歯周病リスクの有意な上昇が認められたということです。
(aHR&#8239;=&#8239;1.26, 95% CI: 1.19-1.34; aHR&#8239;=&#8239;1.41, 95% CI: 1.19-1.67).


以上のデータから、

糖尿病患者、脂質異常症患者、関節リウマチ患者では、歯周病のリスク上昇が示唆されます。

歯周病の対策としては、

まず、セルフケアとして、正しい歯磨きが大切です。

その他に、
歯科医でのプラークコントロール、かかりつけ医での生活習慣病の改善も必要です。


DHCでは、
デンタルケア製品を扱っています。


DHCデンタルブラシ(ふつう)

効率設計で、歯のすみずみまで磨き残しナシ!






DHC薬用デンタルペースト(薬用歯みがき)

「薬効成分」と「サポート成分」のパワフル処方で歯周炎・歯肉炎を予防する薬用歯みがき





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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posted at 23:56 | この記事のURL
ビタミンDがアスリートの下肢筋力を強化する:メタ解析 [2019年05月08日(水)]


科学誌プロスワンに、ビタミンDサプリメントによるアスリートの上下肢の筋力への作用を検証したメタ解析が、中国のグループから報告されていました。
(PLoS One. 2019 Apr 30;14(4):e0215826.)


ビタミンDは、腸管からのカルシウム吸収を促進することから、骨の健康に有用であることが知られています。

一方、
骨格筋にも、ビタミンD受容体が存在することから、ビタミンDが、骨格筋に直接作用することが考えられています。

実際、ビタミンDサプリメントが転倒リスクを低減することが報告されています。


これまでの研究では、

運動選手/アスリートにおけるビタミンDサプリメントの筋力や筋機能への作用についてさまざまなデータが示されてきました。


そこで、今回の研究では、

ビタミンDサプリメントによるアスリートの筋力への作用についてメタ解析が行われました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて
(PubMed, EMBASE, Cochrane Library, Web of Science)

ランダム化比較試験(RCT)あるいは対照試験が検索され、

8報のRCTから、アスリート284名のデータが解析の対象となりました。

解析の結果、

まず、

全般的な筋力アウトカムでは、

ビタミンDサプリメントによる有意な影響は検出されませんでした。
(SMD 0.05, 95% CI: -0.39 to 0.48, p = 0.84)

次に、

サブグループ解析では、

ビタミンDサプリメント投与群において、

下肢筋力の有意な亢進が見出されました。
(SMD 0.55, 95% CI:0.12 to 0.98, p = 0.01)

一方、
上肢筋力や
(SMD -0.19, 95% CI:-0.73 to 0.36, p = 0.50)

筋の瞬発力では、
(SMD 0.05, 95% CI:-0.24 to 0.34, p = 0.73)

有意差は検出されませんでした。


ビタミンDサプリメントの効果は、

室内トレーニングのアスリートにおいて、

より顕著に見出されたということです。
(SMD 0.48, 95% CI:0.06 to 0.90, p = 0.02)



以上のデータから、

アスリートにおいて、

ビタミンDサプリメントの投与による下肢筋力の強化作用が示唆されます。


アスリートでは、

ビタミンDやアミノ酸、HMBなどのサプリメントの利用が推奨されます。

また、
冬期の風邪の予防にも、免疫調節作用のあるビタミンDサプリメントの有用性が期待されます。


DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。




要支援・要介護となる主な原因に、フレイル(高齢による虚弱)があります。

フレイルに関連した病態として、サルコペニア(筋肉減弱症)があげられます。

フレイル/サルコペニアは、高齢者での転倒/骨折の原因となることから、

健康寿命の延伸(要支援、要介護予防)のためには、サルコペニアの予防が重要です

そのためには、適切な食事つと運動に加えて、たんぱく質、ビタミンD、HMBなどの食品成分を栄養補助食品として併用することが有用とされています。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



DHCでは、ロイシン由来HMBサプリメントや、ロイシン含有アミノ酸サプリメントを製品化しています。


HMB(エイチエムビー) 30日分

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アミノ酸 15日分
9種類の必須アミノ酸をバランス補給! 水なしで摂れるパウダータイプ





高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。




フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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posted at 23:54 | この記事のURL
植物性食品を中心とした食生活が慢性腎臓病を予防する [2019年05月07日(火)]
臨床腎臓病学の専門ジャーナル(電子版)に、植物性食品を中心とした健康的な食生活が、慢性腎臓病リスクを低下させることを示した疫学研究が、米国のグループ(Johns Hopkins University)から報告されていました。
(Clin J Am Soc Nephrol. 2019 Apr 25.)


慢性腎臓病(CKD)とは、

蛋白尿や腎機能異常(eGFRで判定)といった腎機能障害が3ヵ月以上持続する病態です。

特定の症状が出現することはほとんどありませんが、

CKDは、心筋梗塞など心血管イベントのリスクが高いことが知られています。



これまでの研究により、

適切に準備されたベジタリアン食は、生活習慣病の予防や改善に有用であることが示されています。


一般に、

植物性食品を中心とするベジタリアン食では、

抗酸化作用や抗炎症作用を含む機能性食品素材により、がんをはじめとする生活習慣病の予防効果が考えらます。


例えば、次の報告があります。

ベジタリアン食が糖尿病を改善する:メタ解析


さて、
今回の研究では、
植物ベースの食生活と、慢性腎臓病のリスクおよび腎機能との関連が検証されました。



具体的には、

中高年の14,686名を対象に、

植物ベース食品インデックス、

健康な植物ベース食のインデックスといった食事調査が行われ、

慢性腎臓病(CKD)の発症率や

腎機能の指標(eGFR)との関連が調べられました。 

(Atherosclerosis Risk in Communities studyという研究の一環です。)


24年間(中央値)のフォローアップ期間中、

4343名のCKDが見出されました。


健康的な植物ベース食生活のスコアで5分位での最高群は、

最低群に比べて、

CKD罹患率が14%有意に低下していました。
(HRQ5 versus Q1, 0.86; 95%CI, 0.78 to 0.96; P for trend =0.001)


また、
ベジタリアン食に準じた食事(provegetarian diet)では、CKDの罹患率について、10%の有意なリスク低減が見出されました。
(HRQ5 versus Q1, 0.90; 95% CI, 0.82 to 0.99; P for trend =0.03)


これに対して、
健康的なスコアの低い植物ベース食では、11%のリスク上昇が見出されました。
(HRQ5 versus Q1, 1.11; 95% CI, 1.01 to 1.21; P for trend =0.04)


その他、

健康的な植物ベース食では、

腎機能(eGFR)の低下が有意に抑制されました。


健康的な植物ベース食の遵守によって、CKDの4.1% (95% CI, 0.6% to 8.3%)が予防できると推計されました。


以上のコホート研究データから、

健康的な植物ベース食の遵守による慢性腎臓病の予防効果が示唆されます。




これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。



ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用



ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析


ベジタリアン食が糖尿病を改善する:メタ解析



アメリカ栄養士会(栄養と食事のアカデミー)の機関ジャーナルに、ベジタリアン食に関するポジションステートメントが掲載されています。

--- 米国・栄養と食事のアカデミー(Academy of Nutrition and Dietetics、前米国栄養士会から改名)は、
「適切に準備されたベジタリアン食及びビーガン食は、健康的であり、栄養学的に十分であり、いくつかの病気の予防や治療のために、健康上の好影響をもたらす、」
と考えます。

-- ベジタリアン食は、ライスサイクルのすべてのステージ、妊娠中、授乳中、乳幼児、小児、青少年、高齢者、アスリートのいずれにも適切です。

-- 植物性食品を中心とする食事は、動物性食品を多く摂る食事に比べて、より環境的に持続可能なものです。
(more environmentally sustainable)
 その理由は、より少ない天然資源を利用するため、環境負荷がより少ないことです。

-- ベジタリアン食およびビーガン食は、虚血性心疾患、2型糖尿病、高血圧、あるタイプのがん、肥満といった、いくつかの疾患のリスクを低下させます。

-- 飽和脂肪酸の摂取が少なく、野菜・果物・全粒穀類、豆類、大豆製品、種実類(これらはいずれも食物繊維とファイトケミカルが豊富)の摂取が多いことが、ベジタリアン食やビーガン食の特長であり、このため、総コレステロール値やLDL(悪玉)コレステロールが低く、血糖コントロールにも好影響を与えます。
これらの要因が、慢性疾患リスク低減に寄与します。

-- ただし、ビーガン食は、信頼性の高い、ビタミンB12の供給源(強化食品やサプリメント)の利用が必要です。


拙著でもベジタリアン食について、まとめています。

ときどきベジタリアン食のすすめ ビーガン、マクロビオテックから総合栄養学まで





なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル










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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



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posted at 23:53 | この記事のURL
カルシウム+ビタミンDを全員が摂ると高い費用対効果 [2019年05月06日(月)]
骨代謝研究の専門ジャーナルに、カルシウムとビタミンDによる医療費削減効果を示した研究が、米国とスイスのグループから報告されていました。
(Arch Osteoporos. 2019 Apr 30;14(1):50.)


骨粗鬆症は、転倒・骨折に伴う医療介護費といった負担を生じ、世界的に大きな課題です。

仮に、EUおよび米国の成人全員が、カルシウムとビタミンDサプリメントを摂ったとすると、

1年間あたりEUでは、50万例の骨折が予防でき、

米国では、30万例の骨折が予防できる結果、

EUでは57憶ユーロ、米国では33憶ドルが削減できるとされています。


今回の研究では、

カルシウムとビタミンDサプリメントによる骨粗鬆症性骨折の予防に伴う費用対効果の評価が行われました。


具体的には、
費用便益分析(cost benefit analysis)として、

EUと米国でのカルシウムとビタミンDサプリメントによる骨粗鬆症の成人での骨折関連入院医療費の減少効果が測定されました。


まず、
最近のランダム化比較試験(RCT)のメタ解析によると、

カルシウムとビタミンDサプリメント投与により骨折が14%減少することが示されています。

また、
別のモデルとして、

2016年から17年の疫学研究、臨床研究、ひっようデータがデータベースから収集されました。


分析では、

予防された骨折の全数、

サプリメントの利用によるコスト削減、

サプリメントのコストなどが計算されました。


解析の結果、

EUでは3,000万人,

米国では1100万人が骨粗鬆症であり、

それぞれ
390万件、

230万件の骨折が生じ、

年間の入院医療費は、
500億ユーロ、

280憶ドル
にのぼっています。


骨粗鬆症を有する成人全員が、カルシウムとビタミンDサプリメントを摂取したと仮定すると、

EUでは年間544,687例の骨折が予防され、

米国では年間323,566例の骨折が予防されると推計されました。

これは、
それぞれ
69憶ユーロと、39憶ドルに相当します。

また、
費用の総額では、
それぞれ、
5,710,277,330ユーロ、

3,312,236,252,ドル
が節減されました。


以上のデータから、

カルシウムとビタミンDサプリメントは、骨折の予防効果および高い費用対効果が示唆されます。


また、

今回の研究では50歳以上が対象となっており、

65歳以上の群であればさらに顕著な効果が考えられます。




近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:53 | この記事のURL
子どもの日のステッカーと飛行機のキャンセル [2019年05月05日(日)]
今日は移動日です。

夕方、チェックインしたときに、子どもの日のステッカーをもらいました。

一人で移動している私に渡しても仕方ないはずですが、ステッカーは今日しか使えないですし、おそらく、夕方になってもたくさん余っていたのでしょう。



最初の飛行機は予定通りの運航でしたが、2便目がキャンセル/欠航になってしまいました。
↓ 3つ目の便です。
posted at 23:56 | この記事のURL
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