サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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プロバイオティクスが肥満者の脂質代謝を改善する:メタ解析 [2019年03月17日(日)]
今月の機能性食品研究の専門ジャーナル(電子版)に、肥満者において、プロバイオティクスによる脂質代謝への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(Food Funct. 2019 Mar 12.)


先行研究では、

プロバイオティクス・シンバイオティクスによる肥満者での減量効果が示唆されてきました。


肥満者と痩せの人では、腸内細菌叢に相違があることが明らかになっています。

肥満者の腸内細菌叢では、短鎖脂肪酸を産生する菌が少ないため、短鎖脂肪酸のもつ単分泌代謝系への作用や消化管ホルモンへの作用が低下することが、肥満という表現型を生じていると考えられています。


したがって、

ヒトの肥満者に対して、プロバイオティクスの投与による腸内細菌叢への介入が、減量に有用であると思われます。


腸内環境を整える減量方法:メタ解析


さて、

今回のメタ解析では、

肥満・過体重の被験者において、

プロバイオティクスによる脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

プロバイオティクス投与群、

対照群(非投与群)を比較した

ランダム化比較試験において、

脂質代謝関連指標を調べた試験が検索され、

12報の、767名(プロバイオティクス投与群391名、対照群376名)がメタ解析の対象となりました。

解析の結果、

対照群に比べて、

プロバイオティクス投与によって、

総コレステロール値とLDLコレステロール値の有意な減少が認められました。

(TC level −3.04 (−4.88, −1.21) mgdL−1)
(LDL level −2.28 (−3.60, −0.96) mg dL−1)

なお、

HDLコレステロール値、中性脂肪値では有意差は見出されませんでした。
(HDL level −0.26 (−2.39, 1.87) mg dL−1)
(TG level −0.86 (−2.54, 0.83) mg dL−1)


以上のデータから、

肥満及び過体重において、

プロバイオティクス投与による脂質代謝改善作用が示唆されます。




乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスは、腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスを改善し、免疫調節作用や生活習慣病予防効果を示します。



乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。

最近の研究では、次の報告があります。


プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析


プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析


プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析


腸内環境を整える減量方法:メタ解析



DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア



複合サプリメント(グッドスルー)


乳酸菌EC-12 30日分

5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!


などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、


血糖ファイバー 30日分【機能性表示食品】

≪臨床試験済≫食後の血糖値が気になる方に。食後血糖のピーク値を抑える!




があります。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果


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posted at 23:54 | この記事のURL
男性のためのプレコンセプションヘルスケア [2019年03月16日(土)]
今日の夕方、雨の後に虹がかかっていました。



さて、今日の私的なお勉強日記です。


コンセプション(Conception)とは、受胎(おなかの中に新しい命を授かること)という意味です。

したがって、プレコンセプションケアとは、受胎前のケア、つまり、将来の妊娠を考えながら女性やそのパートナーが、自分たちの生活や健康に向き合うことです。

プレコンセプションケアは、妊娠を計画している女性だけではなく、すべての妊娠可能な年齢の女性にとって大切なケアとされています。
プレコンセプションケアは、女性だけではなく、パートナーの男性のためのヘルスケアもあります。


米国CDCでは、プレコンセプションヘルスケア
(WHOではプレコンセプションケアです。)

米国CDCの男性向けプレコンセプションヘルスケア、次の10項目の啓発です。


プレコンセプションヘルスケアというと、女性のための健康情報と思われがちです。
しかし、プレコンセプションヘルスは、男性にとっても、大切です。


男性が自身の健康のために行う事柄は、

女性のため、子どものためにも有用です。



男性のためのプレコンセプションヘルスケア


1.計画を立て行動を起こす

男性も、将来、子どもを持つか持たないか、考えていると思います。
目標を決めて、それに向かって計画を立てて行動しましょう。
この計画は、リプロダクティブ・ライフプラン(生殖に関する人生設計、reproductive life plan)といいます。

計画を立て、行動を起こすことは非常に大切です。

全ての女性、男性、カップルは、各自の考えや目標、リソースについてのリプロダクティブ・ライフプランを作成することでメリットを得ることができます。


2.性感染症(STDs)を予防/治療しましょう

性感染症(STDs)の検査を受けましょう。
妊娠中は、STDsに罹患しないように自身とパートナーを守りましょう。

妊娠自体は、妊娠中の女性及び胎児に対して、STDsを防ぐ働きをもたらすものではありません。

妊娠中にSTDsに罹患することは、女性と胎児に対して、重大なリスクとなりえます。

さらに、
STDsは、女性の不妊症を生じることもあります。


3.喫煙をやめ、過度な飲酒を避けましょう

禁煙しましょう。過度な飲酒も控えましょう。
危険ドラッグや違法薬物は使用しないこと。
これらは男性自身の健康を害します。

喫煙は、家族の健康も害します。
受動的喫煙は、低出生体重児のリスクを有意に高めます。

過度な飲酒、薬物は、男性不妊症の原因ともなります。


4.有害物質に注意しましょう
合成化学物質、金属、化学肥料、殺虫スプレーなど、職場や家庭での有害物質やその他の有害物質への暴露は、男女ともに生殖器系臓器の働きに影響を与える可能性があります。


5.不妊症のリスクを下げましょう
男性不妊症の原因は、一部の男性では、生まれついた体質、疾患、怪我などです。


男性の精子機能は、全般的な健康状態の改善やライフスタイルの見直しによって改善します。
また、機能性食品素材による精子機能の改善作用も知られています。


男性不妊症のリスク
過度の飲酒
喫煙
違法薬物
環境の有害物質
加齢
肥満
感染症(風疹)、
ホルモン異常
1型糖尿病
医薬品の一部
がんに対する放射線療法

(男性不妊症に対しては専門医を受診しましょう。)


6.健康的な体重を維持する
肥満は、がんや心臓病、2型糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病のリスクを高めます。
また、肥満は、男性不妊症の原因ともなります。

低体重(痩せ)は、健康上のリスクとなります。


7.家族歴を知りましょう
家族の健康状態(家族歴)は、男性自身の健康上のリスクを知る手助けになり、病気の予防や早期発見に役立ちます。
遺伝子多型に基づく疾患感受性を知ることもできます。

家族歴に基づき、主治医が、遺伝カウンセリングを紹介することもあります。

8.暴力に対しては助けを求めましょう
幼児から高齢者まで、身体的・精神的な暴力は生活のあらゆる段階で人々に影響を与えます。
暴力を乗り切っても、身体的、感情的な傷痕を残すことになります。


9.メンタル面も健康になりましょう
メンタル面の健康も大切。ストレスをためないように。

10.パートナーをサポートしましょう
男性は、パートナーとして、女性の健康維持をサポートすることができます。
例えば、男性は、パートナーと一緒に、健康的な食事をとり、ストレス対策をし、受動的喫煙を避けるなどができます。


(米国CDCプレコンセプションヘルスケアから一部改変。)

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ウコン/クルクミンが糖尿病患者で抗炎症作用を示す [2019年03月15日(金)]
今月の植物療法研究の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者において、ウコン/クルクミンによ作用を検証した臨床研究が、イランのグループ(Shahid Beheshti University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Phytother Res. 2019 Mar 12)


ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


今回の研究では、

2型糖尿病患者において、ウコン/クルクミンによる内分泌代謝および炎症マーカーへの作用が検証されました。


具体的には、

二重盲検ランダム化比較試験として、

2型糖尿病患者44名を対象に、

・クルクミン(1,500mg/日)投与群、

・偽薬投与群

の2群について、10週間の投与が行われました。


介入の前後で、

体組成や脂質代謝、炎症関連マーカーなどが測定されました。


解析の結果、

クルクミン投与群では、

投与開始時に比べて、

介入後の時点で、

中性脂肪値の有意な減少が見出されました。
(109 ± 36 vs. 124 ± 36; p < 0.05)


また、

炎症マーカーのhs-CRP値は、

介入後の時点で、

対照群に比べて、

有意な減少が認められました。
(2.9 ± 2.9 vs. 3.4 ± 4.2; p < 0.05)


一方、

善玉アディポサイトカインのアディポネクチンの血中濃度は、

介入後の時点で、

偽薬群に比べて、

クルクミン投与群において、有意な上昇が見出されました。
(64 ± 3 vs. 63 ± 4; p < 0.05)



以上のデータから、

2型糖尿病患者において、

ウコン/クルクミンの摂取は、中性脂肪の低下/脂質代謝の改善、炎症抑制を介して、

糖尿病の合併症のリスクを低減することが示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。


ウコン/クルクミンについては、次の研究があります。




クルクミンによる耐糖能異常での血糖低下作用:メタ解析




ウコンによる変形性膝関節症への効果:レビュー



重症うつ病に対するクルクミン(ウコン)の効果:メタ解析


ウコン(クルクミン)とボスウェリアによる変形性膝関節症に対する有用性:メタ解析


ウコン+ボスウェリアがAGEs(終末糖化産物)を抑制




ショウガやウコンによる鎮痛作用:メタ解析


DHCでのウコンサプリメントには、下記の製品があります。


濃縮ウコン 徳用90日分
3種のウコンパワーで不調をブロック






DHC速攻ウコンゼリー 3包入
酒席のお供「速攻ウコン」の、常備&携帯に便利なゼリータイプ!





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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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日本での二分脊椎症に関わる4つの因子 [2019年03月14日(木)]
先天異常研究の専門ジャーナルに、日本での二分脊椎症のリスクを調べた疫学研究が、津島リハビリテーション病院(愛知県)から報告されていました。
(Birth Defects Res A Clin Mol Teratol. 2013 Sep;97(9):610-5)


今回の研究では、

日本での二分脊椎症に関わるリスクが検証されました。


具体的には、

2001年から2012年にかけて、

二分脊椎症の罹患児を出産した女性360名と、

二分脊椎症の子どもを持っていない対照群の女性2333名について、

質問票による調査が行われました。



解析の結果、

次の4つの要因が、二分脊椎症のリスク上昇と有意な相関が見出されました。

・葉酸サプリメントを摂取していない:2.5倍のリスク上昇
(OR, 2.50; 95% CI, 1.72-3.64)

・三親等以内の親族に二分脊椎症の罹患者がいる:4.26倍のリスク上昇
(OR, 4.26; 95% CI, 1.12-16.19),

・葉酸サプリメントを併用せずに抗てんかん薬を服用していた:20.20倍のリスク上昇
(OR, 20&#183;20; 95% CI, 2.06-198.17)

・低出生体重児(2500g以下):4.21倍のリスク上昇、
(OR, 4.21; 95% CI, 3.18-5.59)


二分脊椎症の罹患率は、
1万出生あたり5から6名で、11年間のトレンドでは減少していませんでした。


以上のデータから、

日本での二分脊椎症に関する4つのリスクが示唆されます。

今後、適切な情報の啓発と葉酸サプリメントの適正利用の推進が必要です。


なお、葉酸サプリメントは、
・妊娠1ヵ月以上前から、400&#13197;摂取する、
・二分脊椎症の既往や遺伝素因がある場合には、高用量の葉酸サプリメント(5000&#13197;)を摂取する、
・抗てんかん薬の服用中は高用量の葉酸サプリメント(5000&#13197;)を摂取する
・低出生体重児のリスク低減には(DNAメチル化の供与体でもある)葉酸サプリメントを摂取する、
などの効果が知られています。

したがって、妊娠を考えるのであればまずは葉酸サプリメントはプレコンセプションケアとして必須です。




葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

この作用機序として、葉酸によるDNAのメチル化によるメカニズムが考えられています。

葉酸は、、DNAへのメチル化供与体となるビタミンであり、母体の低栄養や葉酸不測では、胎児への供給が不足し,これにより胎児のDNAのメチル化修飾が低下します。その結果、例えば、脂質代謝関連遺伝子PPARのメチル化修飾が低
下してその発現が異常に上昇し,これにより少量の栄養でも生き延びられるエネルギー倹約体質が獲得されるといった、葉酸が関与するエピジェネティックな変化に基づく体質変化のメカニズムが分かってきました。



DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます




DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)




パーフェクトサプリ ビタミン&ミネラル 妊娠期用 30日分【栄養機能食品】
妊婦さんが摂りたい栄養素・成分がこれ1つ! すこやかな妊娠期のために



パーフェクトサプリ ビタミン&ミネラル 授乳期用 30日分【栄養機能食品】
ママと赤ちゃんが摂りたい栄養素・成分がこれ1つ! 授乳期の健康のために






妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート







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posted at 23:55 | この記事のURL
プレコンセプションヘルスケア(米国CDC) [2019年03月13日(水)]
「プレコンセプションケア」とは、コンセプション(受胎)前のケア、

つまり、将来の妊娠を考えながら女性やそのパートナーが、自分たちの生活や健康に向き合うことを指します。


プレコンセプションケアは、妊娠に向けて、受胎前の女性の健康管理をするという狭い意味だけではなく、広く若年世代の健康への関心を高めるための啓発に用いられています。

例えば、米国では、CDCが、「プレコンセプションヘルスケア(Preconception Health Care)」を提唱しています。

米国CDCによると、プレコンセプションヘルスおよびヘルスケアは、将来の赤ちゃんの健康を守るために、いま、とるべき行動に焦点を当てています。


例えば、

妊娠前からの葉酸サプリメントの摂取は、プレコンセプションケアの中で、最も基本的な栄養学的介入です。

CDCでは、

「合成葉酸(folic acid)を毎日400&#13197;摂りましょう

(Take 400 Micrograms of Folic Acid Every Day)」

と明記しています。



(これに対して、

日本の国立成育医療研究センターでは、

「葉酸を積極的に摂取しよう」

となっているだけですので、
頑張ってほうれん草やブロッコリーを食べれば大丈夫というような誤解を生じる懸念があります。

あらゆる研究で示されているように、食事性葉酸では絶対に足りません)。


日本でも、プレコンセプションケアのチェックシートがありますが、

先行しているのは米国なので、米国のプレコンセプションヘルスケアのチェックリストを見てみました。


女性のためのプレコンセプションヘルスケア(米国CDC)では、
プレコンセプションヘルスケアのチェックリストとして次の10項目を挙げています。

(妊娠を考えている女性では最後の10番目が少し異なります。)


1.計画を立て行動を起こす

子どもを持つか持たないか、目標を決めて、それに向かって計画を立てて行動しましょう


2.健康診断を受けましょう

1年に1回は健康診断を受け、生活習慣病や婦人科系がんをチェックしましょう
感染症(性感染症、肝炎、風疹など)から自分を守りましょう。
予防接種を受けましょう。

3.葉酸を毎日400&#13197;摂りましょう。

合成葉酸(folic acid)(サプリメント)を毎日、400&#13197;摂りましょう

4.喫煙をやめ、過度な飲酒を避けましょう

禁煙し、受動的喫煙を避ける。飲酒も控えましょう。危険ドラッグや違法薬物は使用しない。
これらは、女性自身の健康を害し、赤ちゃんの先天奇形の原因ともなります。


5.有毒物質を避ける

合成化学物質、金属、化学肥料、殺虫スプレーなど、職場や家庭での有害物質やその他の有害物質への暴露は、男性と女性の生殖器系を傷つける可能性があります。

6.健康的な体重を維持する

肥満は、生活習慣病や婦人科系がんのリスクを高めます。
また、低体重(痩せ)は、月経不順などの健康上の問題を生じます。


7.暴力に対しては助けを求めましょう

幼児から高齢者まで、暴力は生活のあらゆる段階で人々に影響を与えます。

8.家族歴を知りましょう

家族の健康状態は、女性の健康上のリスクを知る手助けになり、病気の予防や早期発見に役立ちます。


9.メンタル面も健康になりましょう

メンタル面の健康も大切。ストレスをためないように。


10.準備が整ったら、妊娠の計画を立てましょう




DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます




DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)





妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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posted at 23:56 | この記事のURL
3ヵ月以上のプロトンポンプ阻害薬(PPIs)処方が慢性腎臓病リスクを高める [2019年03月12日(火)]
昨日に続いて、Bad Drugの代表であるプロトンポンプ阻害薬(PPIs)の話題です。


科学誌プロスワンに、プロトンポンプ阻害薬(PPIs)の服用と、慢性腎臓病(CKD)リスクとの関連を示した疫学研究が、スペインのグループ(IdIAPGol)から報告されていました。
(PLoS One. 2018 Oct 17;13(10):e0204231.)


昨日に続いて、プロトンポンプ阻害薬(PPIs)の話題です。

PPIは、胃酸分泌抑制作用が非常に強く、効果が顕著であるため、日本でも米国でも、胃・十二指腸潰瘍や逆流性食道炎によく処方されています。

胃酸を強く抑制することで、疾患が改善しますが、
腸内細菌叢のバランスが変わり、下痢や腸炎などの副作用を起こすことはよく知られています。

先行研究では、

プロトンポンプ阻害薬(PPIs)が慢性腎臓病リスクを上げる(JAMA)

という報告があります。



今回の研究では、

スペインでの後ろ向きコホート研究として、

プロトンポンプ阻害薬(PPIs)処方と、慢性腎臓病(CKD)リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

2005年1月1日から、2012年12月31日までのデータを用いて、


15歳以上でのPPI処方が調べられ、

CKDは、

eGFRが60 ml/ min/1.73 m2未満、
あるいは、
尿中アルブミン/クレアチニンが30 mg/g以上、

と定義されました。
(フォローアップ期間の最低3ヶ月の期間で2回以上合致した場合にCKD)


解析の結果、

臨床的な交絡因子で補正後、

PPIの処方と、CKDリスクの有意な上昇との相関が見出されました。

コホート研究の開始時点ですでにPPIを処方されていた群では、
18%のリスク上昇、
(HR; 1.18; 95% CI 1.04-1.51)

フォローアップ期間にPPIを開始した群では、
37%のリスク上昇
(HR 1.37; 95% CI 1.25-1.50)

でした。

また、

高用量のPPI処方では、
CKDリスクが92%上昇していました。
(HR 1.92; 95%CI 1.00-6.19)

高用量でのPPI処方のいずれのタイプでも、140%のリスク上昇
(HR 2.40; 95%CI 1.65-3.46)

フォローアップ期間を通じた高用量のPPI処方群でもリスク上昇でした。


CKDリスクは、PPI処方の3ヶ月以降から上昇しており、

処方の開始の3か月後から6ヶ月後にかけて、
CKDリスクは78%上昇、
(HR1.78; 95% CI 1.39-2.25)

6ヶ月後以降では、30%のリスク上昇が認められました。
(HR 1.30; 95%CI 1.07-1.72)


以上のデータから、

PPI服用は、CKDリスク上昇と相関すること、

この相関は、
高用量の投与及び投与3ヵ月以上で顕著になることが示唆されます。


PPIは、胃酸分泌抑制作用が非常に強く、効果が顕著であるため、日本でも米国でも、胃・十二指腸潰瘍や逆流性食道炎によく処方されています。

胃酸を強く抑制することで、疾患が改善しますが、
腸内細菌叢のバランスが変わり、下痢や腸炎などの副作用を起こすことはよく知られています。

一方、PPIの長期連用は、ビタミンやミネラルの不足から、死亡率の減少に至るまで、さまざまな副作用を生じることが指摘されています。
(PPIは、Bad Drugの代表です。)

これまでに、多くの研究によって、医薬品服用によるビタミンやミネラル、コエンザイムQ10の喪失や減少が報告されてきました。



生活習慣病の治療薬を服用中に必要なサプリメント


胃薬(制酸剤、胃酸分泌抑制薬)の長期服用がビタミンB12欠乏を生じる





糖尿病治療薬メトホルミンがビタミンB12欠乏を生じる


そこで、現在では、
生活習慣病の医薬品を服用中の場合、栄養素の喪失や不足に対する保険的な意味合いで、栄養素の充足を担保するために、次のサプリメントの併用が必要です。


@マルチビタミン

Aマルチミネラル


BコエンザイムQ10
(LDLコレステロール降下薬のスタチン剤の服用中には必須です。)



Cオメガ3系必須脂肪酸(EPA、DHA)
EPA
DHA

DビタミンD3サプリメント

Eプロバイオティクス
乳酸菌EC-12 30日分 5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!

ビフィズス菌+オリゴ糖

なお、これらは、健康増進や疾病予防のために、年齢や性別に関わりなく推奨できるベーシックサプリメントでもあります。



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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プロトンポンプ阻害薬(PPIs)が慢性腎臓病リスクを上げる [2019年03月11日(月)]
昨日に続いて、プロトンポンプ阻害薬(PPIs)の話題です。

PPIは、胃酸分泌抑制作用が非常に強く、効果が顕著であるため、日本でも米国でも、胃・十二指腸潰瘍や逆流性食道炎によく処方されています。


胃酸を強く抑制することで、疾患が改善しますが、
腸内細菌叢のバランスが変わり、下痢や腸炎などの副作用を起こすことはよく知られています。


一方、PPIの長期連用は、ビタミンやミネラルの不足から、死亡率の減少に至るまで、さまざまな副作用を生じることが指摘されています。
(PPIは、Bad Drugの代表です。)


これまでの研究により、
PPIsの処方と、
急性間質性腎炎
との関連が知られています。


2016年にJAMAに掲載された研究では、

PPI処方と、CKD(慢性腎臓病)リスクとの関連が検証されました。
(JAMA Intern Med. 2016 Feb;176(2):238-46.)


具体的には、

コホート研究として、
(Atherosclerosis Risk in Communities studyという研究の一環です)

eGFRが60 mL/min/1.73 m(2)以上の被験者10,482名を対象に、

1996年2月1日と1999年1月30日の間に初回の受診があり、2011年12月31日までフォローアップされ、

2015年にデータの解析が行われました。

また、見出された結果は、

Geisinger Health Systemの参加者から、

eGFRが60 mL/min/1.73 m(2)以上の248,751名のコホート研究に適応されました。


PPI処方について、

Atherosclerosis Risk in Communities studyは、自己申告でのPPI利用、

Geisinger Health System replication cohortでは、外来患者でのPPI処方が集められ、

H2ブロッカーの利用は、対照群とされました。

主アウトカムは、

慢性腎臓病(CKD)の罹患率の定義は、

Atherosclerosis Risk in Communities Studyでの退院時の診断コードあるいは死亡、

Geisinger Health System replication cohortでのeGFRが60 mL/min/1.73 m(2)未満の外来患者
とされました。

なお、
Atherosclerosis Risk in Communities studyでの10,482名は、
平均年齢63.0±5.6歳であり、男性は43.9%でした。

非利用者に比べて、

PPI利用者は、

白人、肥満、降圧剤服用の傾向がありました。


解析の結果、

PPI服用は、

CKDリスクを45%上昇させるという関連が見出されました。
(HR, 1.45; 95% CI, 1.11-1.90)

また、
各種交絡因子を考慮した解析でも、
PPI利用によるCKDリスクが、35%から50%上昇という有意な相関が見出されました。
(HR, 1.50; 95% CI, 1.14-1.96)
(adjusted HR, 1.35; 95% CI, 1.17-1.55)


PPIの利用は、

H2ブロッカーの利用に比べて、

CKDリスクが39%上昇
(adjusted HR, 1.39; 95% CI, 1.01-1.91)


propensity scoreを一致させた非利用者と比べて、

76%のリスク上昇、
(HR, 1.76; 95% CI, 1.13-2.74)

という相関が見出されました。


次に、
Geisinger Health System replication cohortでは、

あらゆる解析方法にて、

PPI利用と、CKDリスク上昇との相関が再現されました。

(a time-varying new-user designでは24%上昇; adjusted HR, 1.24; 95% CI, 1.20-1.28).

また、
PPIの用量が、1日2回の群は46%のCKDリスク上昇
(adjusted HR, 1.46; 95% CI, 1.28-1.67)

1日1回の群では、15%のCKDリスク上昇
(adjusted HR, 1.15; 95% CI, 1.09-1.21)

という相関でした。


以上のデータから、

PPIsの長期連用による慢性腎臓病(CKD)リスク上昇作用が示唆されます。


これまでに、多くの研究によって、医薬品服用によるビタミンやミネラル、コエンザイムQ10の喪失や減少が報告されてきました。



生活習慣病の治療薬を服用中に必要なサプリメント


胃薬(制酸剤、胃酸分泌抑制薬)の長期服用がビタミンB12欠乏を生じる





糖尿病治療薬メトホルミンがビタミンB12欠乏を生じる


そこで、現在では、
生活習慣病の医薬品を服用中の場合、栄養素の喪失や不足に対する保険的な意味合いで、栄養素の充足を担保するために、次のサプリメントの併用が必要です。


@マルチビタミン

Aマルチミネラル


BコエンザイムQ10
(LDLコレステロール降下薬のスタチン剤の服用中には必須です。)



Cオメガ3系必須脂肪酸(EPA、DHA)
EPA
DHA

DビタミンD3サプリメント

Eプロバイオティクス
乳酸菌EC-12 30日分 5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!

ビフィズス菌+オリゴ糖

なお、これらは、健康増進や疾病予防のために、年齢や性別に関わりなく推奨できるベーシックサプリメントでもあります。






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:54 | この記事のURL
制酸剤(PPIs)の長期連用が死亡率を上昇する [2019年03月10日(日)]
生活習慣病の治療薬を服用中に必要なサプリメントに関連して、医薬品による有害事象の論文を読んでいました。


BMJに、胃酸分泌抑制剤のプロトンポンプ阻害薬(PPIs)の服用と、死亡率との関連を検証したコホート研究が、米国のグループ(VA Saint Louis Health Care System)から報告されていました。
(BMJ Open. 2017 Jul 4;7(6):e015735.)


胃酸分泌抑制剤のプロトンポンプ阻害薬(PPIs)は、広く処方されており、

PPIsの服用とさまざまな有害事象の上昇との関連が示されています。


今回の研究では、
PPIの服用と、全死亡率との関連が検証されました。

具体的には、
米国退役軍人病院でのコホート研究として、

プロトンポンプ阻害薬(PPI)あるいはヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2RA、H2ブロッカー)の新規服用者(n=349&#8201;312)を対象にした研究が主コホート研究、

追加コホート研究として、
PPIと非PPIの比較のコホート研究 (n=3&#8201;288&#8201;092)

および
PPIと、非PPIかつ非H2ブロッカーの比較 (n=2&#8201;887&#8201;030)

が行われ、
主アウトカムは、死亡リスクです。


フォローアップ期間の中央値は、

5.71年
(IQR 5.11-6.37)
です。

解析の結果、

H2ブロッカー服用者に比べて、

PPI服用者では、死亡リスクが25%有意に上昇していました。
(HR 1.25, CI 1.23 to 1.28)


PPI服用による死亡リスクは、
傾向スコア(プロペンシティスコア;ある治療を割り当てられる確率)の補正後でも、
16%有意に高値でした。
(HR 1.16, CI 1.13 to 1.18)


死亡リスクは、

PPI服用と、PPIの非服用、
(HR 1.15, CI 1.14 to 1.15),

PPI服用と、PPIの非服用及びH2ブロッカー非服用、
(HR 1.23, CI 1.22 to 1.24)

の比較でも有意な上昇を示しました。

PPI服用に伴う死亡リスクは、

GI疾患のない被験者において上昇しており、

PPI服用は、H2ブロッカー服用に比べて、24%のリスク上昇、
(HR 1.24, CI 1.21 to 1.27),

PPI服用は、PPI 非服用に比べて、19%のリスク上昇
(HR 1.19, CI 1.18 to 1.20)

PPI服用は、PPIとH2ブロッカーのいずれも非服用と比べて、22%のリスク上昇、
(HR 1.22, CI 1.21 to 1.23)

でした。

PPIの新規服用者では、

服用期間と、死亡リスクとの間に相関が認められます。

以上のデータから、

PPI利用は、死亡リスク上昇と相関し、

特に、消化管の疾患がない患者、および、服用期間が長い患者では、死亡リスク上昇とのリスクがあると考えられます。




サプリメントと医薬品の組み合わせについてのテーマでは、サプリメント・健康食品が医薬品の効果を減弱させる、というネガティブな話題がよく取り上げられます。

しかし、実際には、このようなケースは非常にまれです。

むしろ、日常臨床の現場では、生活習慣病の医薬品を服用中の患者では、医薬品の作用により、さまざまなビタミンやミネラルが減少しています。

そして、これらの必須微量栄養素が潜在的に不足している結果、いろいろな不定愁訴や病態が生じているのです。

これまでに、多くの研究によって、医薬品服用によるビタミンやミネラル、コエンザイムQ10の喪失や減少が報告されてきました。



生活習慣病の治療薬を服用中に必要なサプリメント


胃薬(制酸剤、胃酸分泌抑制薬)の長期服用がビタミンB12欠乏を生じる





糖尿病治療薬メトホルミンがビタミンB12欠乏を生じる


そこで、現在では、
生活習慣病の医薬品を服用中の場合、栄養素の喪失や不足に対する保険的な意味合いで、栄養素の充足を担保するために、次のサプリメントの併用が必要です。


@マルチビタミン

Aマルチミネラル


BコエンザイムQ10
(LDLコレステロール降下薬のスタチン剤の服用中には必須です。)



Cオメガ3系必須脂肪酸(EPA、DHA)
EPA
DHA

DビタミンD3サプリメント

Eプロバイオティクス
乳酸菌EC-12 30日分 5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!

ビフィズス菌+オリゴ糖

なお、これらは、健康増進や疾病予防のために、年齢や性別に関わりなく推奨できるベーシックサプリメントでもあります。




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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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オメガ3系脂肪酸が上半身肥満+高血圧患者の状態を改善する [2019年03月09日(土)]
今月の機能性食品に関する専門ジャーナル(電子版)に、上半身肥満(腹部肥満、内臓脂肪型肥満)を有する高血圧患者において、オメガ3系必須脂肪酸サプリメント投与による心血管代謝マーカーへの作用を検証した臨床研究が、中国のグループ(Wenzhou Medical University)から報告されていました。
(Food Funct. 2019 Mar 6.)



EPAやDHAといったオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用を有しており、

心筋梗塞など心疾患の予防、動脈硬化性疾患のリスク低減、うつ病や認知症リスク低減など多彩な作用が知られています。


さて
今回の研究では、

内モンゴルにおいて、

上半身肥満(腹部肥満、内臓脂肪型肥満)の高血圧患者に対してオメガ3系脂肪酸投与による有用性が検証されました。

(内モンゴルのエリアですので、普段の食生活では、魚油の摂取は少ないと考えられ、
魚油サプリメント、オメガ3系脂肪酸サプリメントの効果が検出されやすい被験者であると推察されます。)


具体的には、

12週間の二重盲検ランダム化偽薬対照試験として、

内モンゴル地区の中高年の中国人被験者(上半身肥満+高血圧合併)108名を対象に、

・魚油投与群、
(35名, 1日あたり2 g のEPA+DHA),

・亜麻仁油投与群、
(39名, 1日あたり2.5 gのαリノレン酸)

・対照群(コーンオイル)
(34名)

の3群について、

血圧、ウエスト周囲長、糖代謝・脂質代謝指標が12週間の介入の前後で測定されました。


解析の結果、

12週間の介入によって、

コーンオイル(対照群)に比べて、

魚油投与群では、

心血管代謝リスクスコアの有意な減少が見出されました。
(-0.41 ± 0.92 vs. 0.02 ± 0.95, p = 0.016)

一方、
亜麻仁油群では、減少傾向であり、有意差は見出されませんでした。
(-0.23 ± 1.02 vs. 0.02 ± 0.95, p = 0.109)

次に、

個別のリスクファクターでは、

対照群に比べて、

魚油投与群では、

LDLコレステロール値の有意な減少、
(-0.25 ± 0.78 mmol L-1 vs. -0.05 ± 0.65 mmol L-1, p = 0.010)

ApoBの有意な減少、
(-012 ± 0.28 mmol L-1 vs. -0.03 ± 0.23 mmol L-1, p = 0.036)

ウエスト周囲長の有意な減少、
(-1.58 ± 3.67 cm vs. -0.52 ± 3.27 cm, p = 0.031)

が認められました。

一方、

これらの個別の指標について、
亜麻仁油とコーンオイルとの間での有意差は見出されませんでした。
(LDL-cholesterol (p = 0.081), ApoB (p = 0.102) and WC (p = 0.093))



以上のデータから、

(魚油の摂取量が少ない)内モンゴル地区の中国人で、腹部肥満を合併した高血圧患者において、

魚油(EPA+DHA)2gの投与による心血管リスク因子低減作用が示唆されます。




DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))





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posted at 23:53 | この記事のURL
高ホモシステイン血症は妊娠損失(流産・不育症)リスク [2019年03月08日(金)]
産婦人科の専門ジャーナル(電子版)に、プレコンセプション(受胎前)の葉酸と、妊娠アウトカムとの関連を調べた疫学研究が、米国のグループ(NIH)から報告されていました。
(Am J Obstet Gynecol. 2019 Feb 23.)


葉酸は、プレコンセプションケアには必須のビタミンです。
食事から十分量は取れないので、世界各国で、合成葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

妊娠前からの葉酸サプリメントの摂取により、
神経管閉鎖障害リスク低減効果が知られていますが、

それ以外にも高ホモシステイン血症がリスクとなる産婦人科での病態に対して、葉酸サプリメントの有用性が知られています。

具体的には、不育症(習慣流産)などの妊娠損失(pregnancy loss)、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、早産、低出生体重児、産後うつ病などが高ホモシステイン血症と関連するため、葉酸サプリメントによるホモシステイン低下作用による有用性が考えられます。


さて、今回の研究では、

プレコンセプションでの母親の葉酸代謝バイオマーカーである葉酸とホモシステイン値と、

妊娠アウトカムとの関連が検証されました。

具体的には、


Effects of Aspirin in Gestation and Reproduction (EAGeR)試験の一環として、


・低用量アスピリン(81 mg/day)投与群、
・偽薬投与群の2群にて、

全被験者に葉酸サプリメント(400 μg/day)が投与された二重盲検偽薬対照試験のデザインにて、


米国の4か所の医療機関から、2006年-2012年にかけて、

先行して1-2回の妊娠ロスの既往があり、不妊症ではない女性1,228名がリクルートされ、

6回までの妊娠周期にて妊娠が試みられ、


プレコンセプションでの血中葉酸値、血中ホモシステイン値と、無排卵、妊娠、妊娠ロスとの関連が調べられました。


解析の結果、

先行する2回の妊娠ロスの既往のある女性において、

高ホモシステイン血症は、

妊娠損失(妊娠ロス)と有意な相関が見出されました。

(RR;1.43, 95% CI: 1.08, 1.89)

なお、
本研究でのホモシステインの中央値は、
8.0 μmol/L
であり、

全米の中央値の6.0 μmol/L
と比べて高値でした。

なお、血中葉酸値は、妊娠アウトカムとの相関は検出されず、

ホモシステイン血症と、無排卵や妊娠との関連も検出されませんでした。


以上のデータから、

不育症・習慣流産を有する女性では、高ホモシステイン血症がリスクであることが示唆されます。


なお、血中葉酸値は、食事などの影響があるため、
ホモシステイン値の低下が、葉酸サプリメントの効果の指標として用いられます。


サプリメントもプレコンセプションケアとして推奨できます。

特に、葉酸を含むビタミンサプリメントは必須です。



葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

この作用機序として、葉酸によるDNAのメチル化によるメカニズムが考えられています。

葉酸は、DNAへのメチル化供与体となるビタミンであり、母体の低栄養や葉酸不測では、胎児への供給が不足し,これにより胎児のDNAのメチル化修飾が低下します。その結果、例えば、脂質代謝関連遺伝子PPARのメチル化修飾が低
下してその発現が異常に上昇し,これにより少量の栄養でも生き延びられるエネルギー倹約体質が獲得されるといった、葉酸が関与するエピジェネティックな変化に基づく体質変化のメカニズムが分かってきました。



DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます



DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)





妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート






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糖尿病性腎症での腎機能に対するビタミンDの効果:メタ解析  [2019年03月07日(木)]
腎臓研究の専門ジャーナルに、糖尿病性腎症患者において、ビタミンDサプリメントによる腎機能への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(Kidney Blood Press Res. 2019 Feb 22;44(1):72-87)


ビタミンDは、抗炎症作用を有しており、

腎保護作用も知られています。


今回の研究では、

糖尿病性腎症の患者において、
ビタミンDサプリメント投与による腎機能、炎症マーカー、糖代謝関連指標への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Pubmed, Embase, Cochrane Library, and three major Chinese biomedical databases (CNKI, WANGFANG and VIP))

2007年9月から2018年7月の間に収載された論文から、

糖尿病性腎症患者に対して、

ビタミンDサプリメントあるいはその誘導体を投与し、関連指標を測定したランダム化比較試験が検索されました。

20報から、1,464名の糖尿病性腎症患者がメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

ビタミンDサプリメント投与によって、

24時間尿中たんぱく質の有意な減少、
[MD = -0.26; 95% CI (-0.34, -0.17); P < 0.00001; I2 = 95%],

UAERの有意な減少、
[MD = -67.36; 95% CI (-91.96, -42.76); P < 0.00001; I2 = 97%],

hs-CRPの有意な減少、
[MD = -0.69; 95% CI (-0.86,-0.53); P < 0.00001; I2 = 0%],

TNF-αの有意な減少、
[MD = -56.79; 95% CI (-77.05, -36.52); P < 0.00001; I2 = 89%]

IL-6の有意な減少、
[MD = -0.73; 95% CI(-1.03, -0.44); P < 0.00001; I2 = 0%]

が見出されました。


一方、

ビタミンDサプリメント投与は、

血中クレアチニン
[MD = -0.83; 95% CI (-3.67,2.02); P = 0.57; I2 = 0%]

eGFR
[MD = 2.13; 95% CI (-2.06, 6.32); P = 0.32; I2 = 0%]

には有意な変化は認められませんでした。


その他、

ビタミンDサプリメントは糖代謝関連指標には有意な変化は認められませんでした。
HbA1c [MD = 0.01; 95% CI (-0.09, 0.11); P = 0.84; I2 = 0%]
FBG [MD = -0.05; 95% CI (-0.29, 0.20); P = 0.70; I2 = 0%]


なお、
ビタミンDサプリメントの種類による層別解析では、
カルシトリオール、alfacalcidol、ビタミンD3のいずれも有意差は認められませんでした。


以上のメタ解析のデータから、

糖尿病性腎症患者において、

ビタミンDサプリメントによる腎機能への好影響及び抗炎症作用が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。



近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。




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ビルベリーが心筋梗塞後の運動能を改善する [2019年03月06日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、心筋梗塞後の患者において、ビルベリー(野生種のブルーベリー、Vaccinium myrtillus)投与による運動能への作用を検証した臨床研究が、スウェーデンのグループ(&#214;rebro University)から報告されていました。
(Nutr Res. 2019 Feb;62:13-22.)


ビルベリー(野生種のブルーベリー、Vaccinium myrtillus)には、ファイトケミカルであるアントシアニン類が豊富に含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性が示されています。


今回の研究では、

急性心筋梗塞後の患者において、ビルベリー投与による心代謝機能への作用が検証されました。


具体的には、

PCI(経皮的冠動脈形成術)施行後24時間以内の急性心筋梗塞患者を対象に、

・標準治療+1日あたり40gのフリーズドライ・ビルベリーパウダー(480gのフレッシュなビルベリーに相当)を投与した群、

・標準治療のみの対照群

の2群について、8週間の介入が行われました。

主アウトカムは、
炎症マーカーであるhs-CRPと、6分間歩行試験です。


50名の患者が試験を完了しました。


解析の結果、

まず、CRP値には、有意差は認められませんでした。


次に、

6分間歩行試験では、

対照群に比べて、

ビルベリー投与群では、歩行距離の有意な延長が認められました。
(38&#8239;m; 95% CI 14-62, P&#8239;=&#8239;.003)


さらに、

Ex vivoでの解析では、

酸化LDLコレステロール値は、対照群に比べて、ビルベリー投与群にて有意な減少を示しました。
(0.80, 95% CI 0.66-0.96, P&#8239;=&#8239;.017)

なお、総コレステロール値、LDLコレステロール値は両群間に有意差は見出されませんでした。


その他、

アントシアニン由来代謝物の血中濃度は、

ビルベリー投与群にて有意に増加しました。


以上のデータから、

PCI施行後の急性心筋梗塞患者において、

ビルベリー投与による運動能の有意な改善作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。





ブルーベリーおよびクランベリーについては、下記の研究があります。


メタボリック症候群でのブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる糖代謝改善作用 




ブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる認知機能・記憶能改善作用
 



ブルーベリーが心血管リスクを抑制する




クランベリーが尿路感染症を予防する:メタ解析




男性におけるクランベリーの働き


ブドウおよびブルーベリーポリフェノールが健常高齢者の認知機能を改善する





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果


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posted at 23:56 | この記事のURL
肥満では葉酸が低くなる:系統的レビュー [2019年03月05日(火)]
葉酸は、ビタミンB群の一つです。

葉酸は、悪玉のアミノ酸であるホモシステインを代謝し、ホモシステイン値を低下させることで、認知症や脳卒中を予防する働きがあります。

ホモシステインは、脳萎縮や動脈硬化、骨粗鬆症のリスクであることがわかっており、

葉酸は、ホモシステイン値の低下を介して、これらの病態や疾患を予防します。

実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。


葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究



さて、今回の系統的レビューでは、肥満者において、葉酸代謝が調べられました。
(Int J Vitam Nutr Res. 2019 Feb 21:1-12.)


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Web of Science, Cochrane and Lilac databases)

2017年5月/6月までの関連論文4236報のランダム化比較試験、横断研究、前向きコホート研究が検索され、

2000年から2016年の間に英語で発表された、葉酸と肥満との関連を調べた17報が解析の対象となりました。

17報のうち、
5報が葉酸サプリメント投与、

12報は被験者の葉酸の状態に基づいた研究であり、

葉酸サプリメントの摂取と、血中葉酸値が調べられています。


解析の結果、


普通体重の人に比べて、

肥満者および過体重では、葉酸の摂取量についての変化は認められませんでしたが、

葉酸の血中濃度が低値であるという相関が見出されました。


したがって、

肥満の状態では、葉酸代謝に変化があり、

葉酸の利用の亢進、尿中排泄の増加、血液循環量の増加による濃度希釈、葉酸代謝に関連する臓器や組織での相違が推定されます。


肥満者では、

葉酸を含有するサプリメントの利用が少ないこと、

健康的ではない食事の摂取、野菜や果物の摂取が少ない、

といったことから葉酸値の低下の要因も考えられます。


肥満は、生活習慣病のリスクであり、葉酸低値はさらにリスクを高めることになります。



葉酸サプリメントの摂取によって、
血中ホモシステイン値が低下すると、脳卒中や心血管疾患の発症率が減少することが示されています。


葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。

今回の研究に関連した別のサブ解析も知られています。

葉酸が網膜アテローム性動脈硬化症リスクを予防@糖尿病合併高血圧症患者



DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



境町葉酸サプリプロジェクト:健康長寿社会の実現を目指して



葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:53 | この記事のURL
レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー [2019年03月04日(月)]
薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、高血圧患者において、レスベラトロールの降圧作用を検証した系統的レビューが、イランのグループから報告されていました。
(Curr Drug Discov Technol. 2019 Feb 25.)



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。

非感染性疾患に対するレスベラトロールの有用性:メタ解析




今回の研究では、

レスベラトロールによる降圧作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Scopus, Pubmed, Ovid, Cochrane)

2017年9月までの収載論文から関連論文が検索され、

5報から、

229名の高血圧症および前高血圧症の男女を対象に解析が行われました。


解析の結果、

レスベラトロールによる降圧作用が見出されたということです。

レスベラトロールの降圧作用の機序として、

レスベラトロールによるNO産生増加が示唆されています。



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

レスベラトロールは、長寿関連遺伝子の1つであるサーチュイン遺伝子の活性化を介して、アンチエイジング効果があるのでは、と期待されています。

長寿になるかどうかを確認するためのヒト臨床試験は容易ではありませんが、
最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。




現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


レスベラトロールによる運動効果@2型糖尿病患者


という報告が知られています。



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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posted at 23:56 | この記事のURL
プレコンセプションケアの3つの視点 [2019年03月03日(日)]
「プレコンセプションケア」とは、受胎前のケア、つまり、将来の妊娠を考えながら女性やそのパートナーが、自分たちの生活や健康に向き合うことを指します。


妊娠前(プレコンセプション)の男性と女性双方の健康と栄養は、

単に妊娠アウトカムだけではなく、夫婦の子どもの生涯にわたる健康状態にとって、さらに次世代にとってさえも大切です。


プレコンセプションの期間は、次の3つの視点で見ることができます。

まず、生物学的視点からは、胚発生前の日々として、

次に、個人の視点からは、妊娠したい時間として、

最後に、人口問題の視点からは、出産可能年齢の女性のすべての時間として

考えられます。


妊娠を考える女性の栄養や健康に対しては、これまでも、例えば、妊娠前の葉酸サプリメントの利用の啓発、痩せすぎ女性の低栄養、低出生体重児の増加といった課題が知られています。

これらの問題はいずれも改善はしていないままです。

今日では、女性だけではなく、パートナーも含めた心身の健康状態の重要性について、プレコンセプションケアの概念の下で啓発が行われるようになりました。




サプリメントもプレコンセプションケアとして推奨できます。

特に、葉酸を含むビタミンサプリメントは必須です。



葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

この作用機序として、葉酸によるDNAのメチル化によるメカニズムが考えられています。

葉酸は、、DNAへのメチル化供与体となるビタミンであり、母体の低栄養や葉酸不測では、胎児への供給が不足し,これにより胎児のDNAのメチル化修飾が低下します。その結果、例えば、脂質代謝関連遺伝子PPARのメチル化修飾が低
下してその発現が異常に上昇し,これにより少量の栄養でも生き延びられるエネルギー倹約体質が獲得されるといった、葉酸が関与するエピジェネティックな変化に基づく体質変化のメカニズムが分かってきました。



DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます




DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
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パーフェクトサプリ ビタミン&ミネラル 妊娠期用 30日分【栄養機能食品】
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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



posted at 23:55 | この記事のURL
プレコンセプションケアでの検査プログラムによる先天奇形予防効果 [2019年03月02日(土)]
産婦人科の専門ジャーナルに、プレコンセプション(受胎前)の検査プログラムによる先天奇形の予防効果を調べた臨床研究が、中国のグループ(Maternal and Children Health Care Hospital of Donguan City)から報告されていました。
(J Matern Fetal Neonatal Med. 2018 Dec 6:1-141)



具体的には、

2013年から2017年にかけて、
中国広東省の東莞市(とうかんし)において、


プレコンセプション検査システム及び
先天奇形サーベイランスシステムのデータから、


妊娠中に、プレコンセプション検査を行った母親からの出生児63 175名(スクリーニング群)と、


非スクリーニングの対照群の出生児649 862名の2群について、

妊娠28数から生後7日の間の死産、胎児死亡、出生児
および
合法妊娠中絶が対象となり、両群間の比較が行われました。



解析の結果、

先天奇形の発症率は、

スクリーニング群では、134.55/10000、

対照群では、241.53/10000
でした。


プレコンセプション検査は、

先天奇形の発症率を44.3%減少させました。
(RR: 0.557, 95%CI: 0.520-0.597)


二分脊椎症は、92.4%の減少、
(RR: 0.076, 95%CI: 0.011-0.545)

無脳症は、86.6%の減少、
(RR: 0.134, 95%CI: 0.033-0.543)

肛門直腸閉鎖/狭窄は、
84.9%の減少、
(RR: 0.151, 95%CI: 0.048-0.471)

であり顕著な効果が見出されました。

ダウン症候群は、31.6%の減少傾向でした。
(RR: 0.684, 95%CI: 0.435-1.075)


若年の母親(14−19歳)および高齢出産では、

先天奇形リスクが上昇していました。


プレコンセプション検査は、

25歳以下の年齢の母親において、もっとも効果的であり、
(RR: 0.465, 95%CI: 0.387-0.559)

次に、
30-34歳で相対的な貧困層の母親で、効果的でした。
(RR: 0.678, 95%CI: 0.593-0.776)


また、
地方よりも、都市部にて、先天奇形の発症率が高値でした。


先天奇形の予防のためのプレコンセプション検査は、

地方よりも、
(RR: 0.577, 95%CI: 0.533-0.625)

都市部において、
(RR: 0.453, 95%CI: 0.391-0.525)

より効果的でした。

なお、

先天奇形の罹患率は、

女児よりも男児において高値でした。


以上のデータから、

プレコンセプション検査プログラムによる先天奇形罹患率の減少効果が示唆されます。



サプリメントもプレコンセプションケアとして推奨できます。

特に、葉酸を含むビタミンサプリメントは必須です。



葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

この作用機序として、葉酸によるDNAのメチル化によるメカニズムが考えられています。

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下してその発現が異常に上昇し,これにより少量の栄養でも生き延びられるエネルギー倹約体質が獲得されるといった、葉酸が関与するエピジェネティックな変化に基づく体質変化のメカニズムが分かってきました。



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DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート







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遺伝子検査を用いた疾病予防の費用対効果分析 [2019年03月01日(金)]
遺伝医学研究の専門ジャーナル(電子版)に、若年成人すべてを対象に、遺伝子(ゲノム)検査を行い疾病予防をはかることによる費用対効果を検証した研究が、オーストラリアのグループ(Monash University)から報告されていました。
(Genet Med. 2019 Feb 18)


今回の研究では、
単一支払者制度による保健医療制度(single-payer health-care system,国や政府機関が支払者となる国民皆保険制度)において、

若年成人すべてに対して、

疾病予防のためのゲノム検査(遺伝子多型検査)を提供することのインパクトと費用対効果が検証されました。


具体的には、

オーストラリアの18-25歳の2,688,192名を対象に、

病原性変異であるBRCA1/BRCA2/MLH1/MSH2の遺伝子変異の検査、

および、
嚢胞性線維症(cystic fibrosis;CFTR遺伝子の変異が原因となる常染色体劣性遺伝疾患)のキャリア、
脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy: SMA)のキャリア、
脆弱X症候群(fragile X syndrome, FXS)のキャリアについて、

1検査当たりAUD200から1200(USD$140から$850)のコストで、71%のテスト取り込み率として、スクリーニングモデルが設定されました。


投資費用は、
リスク群の個人やカップルに対して、
遺伝子カウンセリング、
監視(surveillance)、
介入(払い戻しのみ)
を含んでいます。


費用対効果は、

現在の標的テスト費用と比べて、増分費用対効果比ICERを用いて、

1日あたりAUD$50,000未満 (disability-adjusted life year)と定義されました。


アウトカムは、

がん罹患率、がん死亡率、疾病症例数、削減できた費用

です。


解析の結果、

標的検査に比べて、

一般人口を対象にした集団検診としてのゲノム検査によって、

変異に関連したがん罹患率が28.8%減少、

がん死亡率が31.2%減少、

CF/SMA/FXSの症例数が24.8%減少しました。


1検査あたりの費用を400AUDと仮定した場合、

現在の費用の4-5倍の費用が必要という試算です。


しかし、
疾病予防の結果、
削減される費用は、
1日あたりAUD$4038の高いICERとなります。


検査費用を200AUDとして場合、

遺伝子変異スクリーニングは、
保険制度に対しての費用削減アプローチになりえます。
(ICER&#8201;=&#8201;AUD$22/DALY)


以上のデータから、

若年成人期において、

疾病予防のための遺伝子変異スクリーニングは、

単一者医療制度(国や政府関係機関による保健制度)のもとで、費用対効果の高い方法であることが示唆されます。

今後、導入に際しては、倫理的課題の検証などが必要となります。



DHCの遺伝子検査がネイチャー誌に紹介されました


「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定




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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果 [2019年02月28日(木)]
拙著「ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果」を上梓いたしました。




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早速ですが、正誤表をお知らせいたします。

正誤表
(2019年2月28日第1版第1刷)


p.23 8行目 
ライスコース → ライフコース

p.32 13行目
高尿酸血症低下リスク → 高尿酸血症リスク低下

p.38 下から4行目
15.0μmol/L → 15.1μmol/L

p.67 図17 図中
強化以前 → 強化以降


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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ! 日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果



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メテオ・メディカルブックセンター



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共創CSVと三方よし [2019年02月27日(水)]
昨日のブログの続きです。

共通価値の創造(CSV、共創)は、2011年に、ポーター(Porter ME)が提唱しました。
(Porter ME, Kramer MR. Creating shared value. Harvard Business Review. 2011 Jan-Feb;89(1&#8211;2):62&#8211;77.)


ヘルスケア企業は、

ヘルスサービスを提供する際のすべての影響について説明責任を負うべきであり、

また、利益を生み出すためにすべての資産を活用するべきです。

これらの資産の一つは、

PorterとKramerによって、企業の社会的責任の構成要素として特徴づけられる社会貢献活動です。

社会貢献活動は、利益を生み出すための手段として効果的に利用しえますが、


企業の大きさによって限界が生じ、また、必然的に、コストを上げ、利益を減少させます。

それに対して、

共通価値を生み出すイニシアチブ・計画の場合は、社会的価値を生み出す一方で、組織の投資に対する収益も生み出すため、また、その逆も同様であるため、本質的に、組織の規模によって制限されることはありません。


ポーターおよびKramerによると、

共通価値の概念は、

企業の競争力を高めると同時に、事業を行う地域社会での経済的および社会的条件を向上させる方針や事業慣行として定義することができます。


2011年に発表されたポーターらの論文では、共通価値を創造した取り組みのいくつかの例が示されています。

具体的には、次の事例が挙げられていました。

・ボーダフォンがケニアで行ったM-Pesaモバイルバンキング

M-Pesaサービスは、顧客にとっての銀行コストを削減したと同時に、ボーダフォンにも利益を生み出すことによって、共通の価値を生み出します。ケニアだけで、2007年3月から2011年12月の間に1700万人がサービスに登録したということです。


・RML(ロイターマーケットライト)情報サービス

このサービスは、天候に関する情報、穀類の価格情報、農業のアドバイスを希望する言語で提供するものであり、ロイターと顧客の両方に収益を生み出しました。

RML Information Services Pvt Ltdは、このサービスにより、2010年に、World Business Development Award を受賞しました。


・GEのecomagination(エコマジネーション)

GEのecomaginationは、世界の環境課題の解決のために、ecology(環境)とeconomy(経済)の2つのエコを両立させ、顧客の環境や業績の向上に寄与する製品サービスを拡充するという取り組みです。ecoとimagination(創意)を合わせた造語のスローガンです。

GE自体の事業収益と、GEの顧客の経済的成果を向上させると同時に、排出量の削減、商取引に関連するその他の環境に対する悪影響を減少させることで、共通の価値を生み出すというものです。具体的には、エネルギーの効率化、水の再利用の向上などです。


以上の例が、ポーターらによって、挙げられています。


ただ、(ビジネスの世界ではCSVと判断されるのかもしれませんが)

特にCSVというよりは、ごく普通に消費者のニーズや社会の動向を見ながら、新しい製品やサービスを生み出した、という印象です。


なお、
日本では、近江商人の三方よしの考え方が、共通価値の創造(共創)に類似した概念です。


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地域社会での個人のウェルビーイング促進のための共創 [2019年02月26日(火)]
今日は、地域社会での個人のウェルビーイングを促進/向上するための共創に関して、論文を読んでみました。
(Perm J. 2017;21.)

以下のような内容です。

ヘルスケア機関は、

共通の価値の創造(共創)につながるプログラムを導入することによって、
地域社会でのサービスやその他の社会貢献活動の影響を拡大することができます。


その定義上、共通価値は、

イニシアチブ(計画・戦略・構想)が、社会的利益と地域社会の利益を生み出すと同時に、

スポンサー組織・企業への利益も生み出すときに作り出されます。


事業プログラム自体が、スポンサー機関に対する利益を生み出すことから、

特定のイニシアチブ(計画・戦略)の規模は、

社会貢献活動に利用できるリソースではなく、

利益をもたらす市場(マーケット)だけに限定されます。


共通の価値の概念を示すために、
まず、ヘルスケア以外の分野での3つのイニシアチブの事例があります。

具体的には、
ボーダフォンがケニアで行ったモバイルバンキング、
ロイターが行った事業、
GEによる事業
です。

また、

ヘルスケア機関による共創プログラムの5つのタイプの事例もあります。

具体的には、
遠隔医療(遠隔ヘルス)、職場での健康増進、学校ベースのヘルスセンター、環境と健康に配慮した住宅、清潔で環境的なヘルスサービスです。


共通価値の創造のためのプログラムをすでに実践してきたヘルスケア機関の革新性に基づくと、
あらゆるヘルスケア機関にとって、
同様のプログラムを通じて、
個人や地域社会に対して好影響を生み出すための機会は大きいものであること、
また、その限界は検証されるべきことが考えられます。

DHCによっての共創は、地方自治体との連携による健康づくり推進のための取り組みです。



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