サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ビタミンDがアルコール性肝硬変の病態に好影響を与える [2018年07月08日(日)]
今月の内科学の専門ジャーナル(電子版)に、アルコール性肝硬変におけるビタミンDサプリメントの有用性を検証した臨床研究が、イタリアのグループ(University of Novi Sad)から報告されていました。
(Minerva Med. 2018 Jul 2.)


肝臓は、ビタミンDの代謝に関与しており、

アルコール性肝疾患の患者では、34-48%に、骨量減少が認められます。

また、骨粗鬆症は、11-36%に見出されるという報告があります。


したがって、進行した肝疾患は、骨粗鬆症のリスクと考えられます。



今回の研究では、

アルコール性肝硬変(ALC)において、

ビタミンD値と、肝硬変の病態との関連が調べられ、

ビタミンDサプリメント投与による影響が検証されました。



具体的には、

アルコール性肝硬変の男性患者70名を対象に、

1日あたり1,000IUのビタミンD3サプリメントを投与し、

ビタミンDの状態及びChild-Pughスコアが調べられています。

(Child-Pugh(チャイルド・ピュー)分類は、肝硬変の重症度分類です。米国の外科医Childと英国の外科医Pughの名前に由来します。)


被験者50名が試験を完了しました。



解析の結果、

まず、

試験開始の時点では、

ビタミンDは、

Child-Pughスコア分類別に、

A;60.73±28.02 nmol/l

B;50.53±39.52 nmol/l

C;26.71±12.81 nmol/l

でした。


次に、

ビタミンDサプリメントの最初の6ヶ月間の投与によって、

これらの血中濃度は有意に上昇しました。
(p<0.05)



また、
クラスC群では、

ビタミンDサプリメント投与1年後の時点でも、有意な上昇を示しました。
(p <0.05)


さらに、

試験終了時点では、

試験開始の時点でクラスCであった7名中2名がクラスAに改善し、

4名は、クラスCからクラスBに改善、

1名のみがクラスCの分類のままでした。
(p=0.012)


また、

試験開始の時点でクラスBであった17名中、

11名がクラスAに改善し、

6名がクラスBのままでした。



以上のデータから、

アルコール性肝硬変の患者では、

血中ビタミンD値と、重症度スコアであるChild-Pughスコアは有意な負の相関を示すこと、

1日あたり1000IUのビタミンD3サプリメントの6か月間以上の投与により、重症度の軽減などの好影響を与えること

などが示唆されます。


ビタミンDは、脂溶性ビタミンであり、安全性は高いことから、

アルコール性肝硬変などの肝疾患患者での補完療法としてのサプリメントの摂取が推奨されます。




近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。



ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。




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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



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オメガ3系脂肪酸(EPAとDHA)が非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)を改善する:メタ解析 [2018年06月22日(金)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用を示した系統的レビュー/メタ解析が、カナダのグループ(Environmental & Regulatory Services (HERS))から報告されていました。
(Nutr Rev. 2018 Jun 15.)



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、
単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。



さて、

今回の研究では、

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対するオメガ3系必須脂肪酸、特にEPAとDHAの作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

成人あるいは小児のNAFLD患者を対象に、EPAやDHAといったオメガ3系必須脂肪酸の投与試験を行った臨床研究が検索され、

18報がメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

オメガ3系必須脂肪酸の投与によって、

13項目のメタボリックリスクファクターのうち、6項目(肝逸脱酵素3項目中2項目、肝臓の脂質量、肝硬変スコアなど)の有意な改善が見出されました。

なお、肝組織検査の所見では有意な変化は検出されていません。


以上、今回のメタ解析により、

NAFLD患者において、

EPAとDHAのオメガ3系必須脂肪酸の投与による改善作用が示唆されます。




先行研究では、次の結果が示されています。


オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)



低炭水化物食が肝細胞内脂肪を減らす:メタ解析



コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用



糖質制限食のほうが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)には有用性が高い




DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))




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エクストラバージンオリーブオイルが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での肝機能を改善する [2018年06月07日(木)]
消化器病学の専門ジャーナルに、エクストラバージンオリーブオイルによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での肝機能改善作用を示した臨床研究が、イランのグループ(Iran University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Can J Gastroenterol Hepatol. 2018 Apr 17;2018:1053710.)




非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、
単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。



さて、

今回の研究では、

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)において、肝逸脱酵素に対するエクストラバージンオリーブオイルの働きが検証されました。

(心血管疾患を合併するNAFLDでは、肝逸脱酵素と、肝臓への脂質蓄積との相関が示唆されています。)


具体的には、

減量のための食事療法を行ったNAFLD患者50名(平均年齢45.91歳、BMI 29.7)において、

エクストラバージンオリーブオイル投与により、

ALTとAST値、脂肪肝の重症度への作用を調べるために、


・エクストラバージンオリーブ投与群(総エネルギー比で20%がオリーブオイル由来)、

・対照群(通常の脂質の摂取群)

の2群について、

12週間の介入が行われ、

肝機能などが測定されました。

なお、両群とも低カロリー食の食事療法が行われています。


解析の結果、

まず、

対照群では、

介入後の時点で、
ALT値の有意な低下(改善)が認められました。
(P = 0.004)


次に、

エクストラバージンオリーブ投与群では、

ALT値もAST値も両方とも、介入前に比べて、介入後に有意な低下(改善)が見出されました。
(P < 0.01)


ALT値とAST値では、両群間に有意差が認められました。
(P < 0.02)


なお、脂肪肝の重症度については介入期間での有意な変化は検出されませんでした。


以上のデータから、

NAFLD患者の減量のための食事療法としての低カロリー食との併用として、

エクストラバージンオリーブの投与による肝機能改善作用が示唆されます。



先行研究では、次の結果が示されています。



低炭水化物食が肝細胞内脂肪を減らす:メタ解析



コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用



糖質制限食のほうが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)には有用性が高い





近年の研究では、

単なるオリーブオイルではなく、

オリーブ由来のポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイルのほうが、優れた機能性を有することが分かってきました。

私は、健康維持のために、この(↓)エクストラバージンオリーブオイルを、毎朝、大さじスプーン1杯、そのまま飲んでいます。




[佐賀県唐津市]ヌニェス・デ・プラド エクストラバージンオリーブオイル6本セット       


DHCは、佐賀県唐津市と包括連携協定を締結し、ヘルスケア企業として、さまざまな健康づくり事業や地域活性化策に取り組んでいます。





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カロテノイドが高いと非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)リスクが抑制される [2018年04月04日(水)]
欧州の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、血中カロテノイド値と、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)リスクとの関連を調べた観察研究が、中国のグループ(Sun Yat-sen University)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2018 Mar 29.)



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、
単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。


抗酸化ビタミン類やカロテノイド類は、抗炎症作用や抗酸化作用を介して、がんや動脈硬化性疾患など生活習慣病のリスク低下効果が示唆されています。


先行研究では、次の報告があります。

血中カロテノイドが高いと乳がんリスクが低い



カロテノイドによる糖尿病および網膜症のリスク低下:横断研究


血中カロテノイドが高いと肝障害リスクが低い:三ヶ日コホート研究


カロテノイド類の摂取が多いと骨折が少ない:メタ解析



血中カロテノイドが高いと認知症リスクが低い 


血中カロテノイドとテロメア長との関連 


アルツハイマー病患者では血中カロテノイドが低値:メタ解析




先行研究では、


カロテノイドの血中濃度が、NAFLDリスクと負の相関を示すとされています。

ただし、縦断研究でのデータは十分ではありません。

そこで、
今回の研究では、

中高年の中国人の成人において、

血中カロテノイド値と、NAFLDの重症度、

RBP4(retinol-binding protein 4) 、

インスリン抵抗性(HOMA-IR)、

BMI、

血中トリグリセリドとの関連が調べられました。



具体的には、

前向きコホート研究として、

40歳から75歳の中国人の成人3,336名を対象に、

6年間のフォローアップが行われ、その前後で、関連指標が調べられ、

3年後、および6年後の時点でのNAFLDの罹患率と重症度が調べられました。


2687名がNAFLDの検査を終了し、罹患率や重症度が調べられました。


解析の結果、

血中のαカロテン、βクリプトキサンチン、βカロテン、リコピン、ルテイン/ゼアキサンチン、総カロテノイド類は、

NAFLDの改善との間に有意な正相関が見出されました。
(all p-trend&#8201;<&#8201;0.05)


交絡因子の補正後、

NAFLDが進行した群に比べて、

改善を認めた群では、

下記のように、血中の各種のカロテノイド類が有意に高値であるという関連が見出されました。

βカロテン;29.6%,
αカロテン;18.2%,
βクリプトキサンチン;15.6%
リコピン;11.5%、
ルテイン/ゼアキサンチン;8.9%
総カロテノイド;16.6%


さらに、

カロテノイドの血中濃度とNAFLDリスクとの負の相関は、

血中RBP4の低値、

中性脂肪の低値、

HOMA-IRの低値、

BMIの低値によって支持されており、

NAFLDの罹患率や進展とも相関していました。


以上のデータから、

中高年の成人において、

血中カロテノイドが高値であると、

NAFLDの予防や改善に有用であると考えられます。







DHC製品で、カロテノイドを主要成分とするサプリメントとして、下記の製品があります。


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マリアアザミ由来シリマリンによる肝機能指標改善作用:メタ解析 [2017年08月13日(日)]
消化器病学の専門ジャーナルに、マリアアザミ由来シリマリンによる肝機能指標改善作用を検証したメタ解析が、ブラジルのグループ(Federal University of Bahia)から報告されていました。
(World J Gastroenterol. 2017 Jul 21;23(27):5004-5017.)



マリアアザミ(英名Milk thistleミルク・シスル,学名Silybum marianum)では、種子の抽出物に含まれるシリマリンsilymarinによる肝臓保護作用を示した研究が知られており、肝臓対策のハーブサプリメントとして広く利用されています。


マリアアザミの有効成分は、抗酸化作用、抗炎症作用、繊維化抑制作用を有し、肝細胞の再生を促進するという研究が報告されています。



今回の研究では、

シリマリンによる肝機能関連指標(ALT,AST,γGT)への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化比較試験(RCT)の系統的レビュー/メタ解析として、

主要医学データベースを用いて、
(Cochrane Library, PubMed/Medline, Scopus, Web of Science, Lilacs and Clinical Trials)

2016年1月末までに報告されたRCTが検索され、

肝疾患を有する成人/高齢者の男女を被験者として、

シリマリン含有サプリメント(シリマリン単独あるいは複合サプリメント)を経口投与した臨床試験において、

介入の前後で、
ALT, AST, γGTの変化が調べられています。


まず、検索の結果
10904報の論文が見出され、


系統的レビューの対象として17報、

メタ解析の対象として6報が抽出されました。


メタ解析の結果、

シリマリン投与群において、

ALT値の有意な低下、
0.26 IU/mL (95%CI: -0.46-0.07, P = 0.007)

AST値の有意な低下、
0.53 IU/mL (95%CI: -0.74-0.32, P = 0.000)

が見出されました。

両群とも有意な低下を示しましたが、

臨床的には有意ではない変化と考えられました。


なお、
γGTについては、有意な変化は見出されていません。


層別解析では、

介入方法(シリマリン単独あるいは複合サプリメント、もしくは、6ヶ月未満と6ヶ月以上)での有意差は検出されていません。



以上のデータから、

肝疾患患者において、

マリアアザミ由来シリマリンによる肝機能指標(ALT、AST)の有意な改善作用が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。

欧米のハーブ療法で肝臓対策のエビデンスがあるのはマリアアザミになります。




また、最近、利用されるようになった肝臓対策成分として、

「肝臓エキス+オルニチン 30日分」

飲む人の味方・肝臓エキス配合!速攻アプローチで、翌日も残らずスッキリ!

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通常価格 \1,250(税込\1,350)


があります。



先行研究では、次の結果が示されています。


コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用








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大豆イソフラボンが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのメタボ指標を改善する [2017年06月29日(木)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者において、大豆イソフラボンのゲニステインによる内分泌代謝関連指標への影響を検証した臨床研究が、イランのグループ(Shiraz University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Clin Nutr. 2017 Jun 1.)




非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、
単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。



さて、

今回の研究では、
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対するゲニステイン・サプリメントの影響が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、


NAFLD患者を対象に、

・ゲニステイン投与群(250mg):41名、

・偽薬投与群:41名

の2群について、

8週間の介入が行われ、

両群ともエネルギーバランス食と身体活動が推奨されています。


アウトカムとして、

内分泌代謝関連指標が測定されました。



解析の結果、


投与後の時点で、

ゲニステイン投与群では、

偽薬群に比べて、


血中インスリン値の有意な低下、
(p = 0.001)

インスリン抵抗性 (HOMA-IR)の有意な改善
(p = 0.041)

が認められたということです。

また、

ゲニステイン投与によって、

過酸化脂質の指標であるMDAの有意な減少、
(p = 0.004)

TNF-αの有意な減少、
(p = 0.045)

IL-6の有意な減少
(p = 0.018)

も見出されています。

さらに、

偽薬群に比べて、

ゲニステイン投与群では、

ウエストヒップ比の有意な減少、
(p = 0.021),


体脂肪率の有意な減少、
(p = 0.015)


中性脂肪値の有意な減少
(p = 0.018)

も見出されています。


なお、BMIや空腹時血糖値、ALTやASTには両群間での有意差は認められませんでした。


以上のデータから、

NAFLD患者において、

イソフラボン250mgの8週間の投与による内分泌代謝改善作用が示唆されます。




先行研究では、次の結果が示されています。



低炭水化物食が肝細胞内脂肪を減らす:メタ解析



コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用



糖質制限食のほうが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)には有用性が高い




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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【健康食品FAQ】


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糖質制限食のほうが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)には有用性が高い [2017年06月22日(木)]
今月の肝臓研究の専門ジャーナル(電子版)に、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対する食事療法として、糖質制限食と低脂肪食の効果を比較した臨床研究が、韓国のグループ(Soonchunhyang University)から報告されていました。
(Hepatol Res. 2017 Jun 7.)



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、

単純性脂肪肝と

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、

後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。



さて、

今回の研究では、

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対する食事療法として、三大栄養素の配分の異なる食事による有用性/コンプライアンスが検証されました。


具体的には、

韓国のNAFLD患者106名を対象に、

・低脂肪食の教育群と、

・低炭水化物食/糖質制限食の教育群の2群について、8週間の介入が行われ、

肝逸脱酵素、肝臓/脾臓比(L/S比)、内臓脂肪面積が測定されました。



解析の結果、

低脂肪食群に比べて、

低炭水化物/糖質制限食摂取群では、

肝臓内脂肪蓄積の有意な減少が見出されたということです。
(L/S比 0.85 vs. 0.92, p&#8201;<&#8201;0.05)



また、
8週間後の時点で、
肝逸脱酵素のALT値が正常範囲内に改善した被験者の割合は、


低炭水化物/糖質制限食摂取群では38.5%、

低脂肪食群では16.7%でした。
(p&#8201;=&#8201;0.016)

さらに、

LDLコレステロール値と血圧についても、

低炭水化物/糖質制限食摂取群のほうで有意な減少が見出されました。

その他、

摂取総カロリーは、

低脂肪食群に比べて、低炭水化物/糖質制限食摂取群のほうで、有意に減少しました。


なお、
体脂肪量では両群間に有意差はありませんでしたが、

内臓脂肪量は、低炭水化物/糖質制限食のほうで、減少を認めました。


以上のデータから、

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の治療食として、

低脂肪食よりも、

低炭水化物/糖質制限食のほうが効果的であると考えられます。


先行研究では、次の結果が示されています。



低炭水化物食が肝細胞内脂肪を減らす:メタ解析



コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用





DHCでは、
「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。




DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。



DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、


コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、

ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。




その他、低GI食、低GL食として、

発芽玄米

米こんにゃく

があります。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



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posted at 23:55 | この記事のURL
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対するクルクミンの安全性と有効性 [2017年02月07日(火)]
今月の薬学の専門ジャーナル(電子版)に、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対するクルクミンの安全性と有効性を検証した臨床研究が、イランのグループ(Baqiyatallah University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Drug Res (Stuttg). 2017 Feb 3.)


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、
単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。


クルクミンは、ウコンに含まれるファイトケミカルであり、

抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病改善作用が示唆されます。


今回の研究では、

NAFLD患者に対するクルクミンの安全性と有効性が検証されました。

具体的には、

肝臓超音波検査で、グレード1-3のNAFLDと診断された患者を対象に、

クルクミン投与群(50名)
(phytosomal curcuminとして、1日あたり1,000mgを分2)

あるいは

偽薬投与群(52名)

の2群について、8週間の介入が行われています。


また、試験開始時に、
被験者全員が、食事とライフスタイルのアドバイスを受けています。

被験者87名(クルクミン群44名、偽薬群43名)が試験を完了しました。


解析の結果、

まず、

クルクミン投与群では、

BMIの有意な減少が認められました。

(クルクミン群; -0.99±1.25 vs. 偽薬群;&#8201;-&#8201;0.15±1.31,; p=0.003)


また、ウエスト周囲長は、

クルクミン群のほうが、偽薬群よりも減少を示しました。
(クルクミン群;-1.74±2.58 vs. 偽薬群;-0.23±3.49; p=0.024)


さらに、

超音波検査所見で改善がみられた被験者の割合は、

クルクミン群が75.0%、

対照群が4.7%

でした。
(p<0.001)


その他、

肝機能指標である血中AST、ALTは、

クルクミン群では介入後に有意な減少(改善)を示しました(p<0.001)が、

対照群では上昇しました。
(p<0.001)


以上のデータから、

NAFLDに対して、ウコン由来のクルクミンの有用性が示唆されます。


DHCではクルクミン含有サプリメントを製品化しています

濃縮ウコン 徳用90日分
3種のウコンパワーで不調をブロック




ウコン製品では、高吸収タイプ・即効性のものもあります。



欧米のハーブ療法で肝臓対策のエビデンスがあるのはマリアアザミになります。



また、最近、利用されるようになった肝臓対策成分として、

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肝臓エキス+オルニチン 1日3粒あたり 肝臓エキス600mg、オルニチン塩酸塩120mg、亜鉛6mg

通常価格 \1,250(税込\1,350)


があります。



先行研究では、次の結果が示されています。


コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用
7/20/15 blog予定→


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用






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posted at 23:53 | この記事のURL
低炭水化物食が肝細胞内脂肪を減らす:メタ解析 [2016年12月08日(木)]
非アルコール性脂肪性肝疾患において、低炭水化物食の摂取により、肝細胞内脂肪が減少するという系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(J Res Med Sci. 2016 Jul 29;21:53.)




非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、
単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。


今回の研究では、

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)において、

低炭水化物食による肝機能への作用が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、2014年7月までのデータが検索され、
(PubMed, ISI Web of Science, Scopus, Google Scholar)

10報がALT値(n = 238)、

9報がAST 値(n = 216)、

5報がGGT 値(n = 91)、

4報がIHLC (肝細胞内脂肪)値(n = 50)

を測定していました。


解析の結果、

低炭水化物食の摂取により、

IHLCの有意な減少が認められました。
(-11.53%, 95% CI: -18.10, -4.96; I2 = 83.2%)

なお、その他の指標(ALT,AST,GGT)では、低下(改善)傾向が示唆されましたが、有意差は示されませんでした。

ALT;-4.35 IU/L (95% CI: -12.91, 4.20; I2 = 87.9%),
AST; -1.44 IU/L (95% CI: -4.98, 2.10; I2 = 61.4%),
GGT; -7.85 IU/L (95% CI: -29.65, 13.96; I2 = 99.4%)



以上のデータから、

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)において、

低炭水化物食による肝細胞内脂肪の減少効果が示唆されます。



DHCでは、
「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。




DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。



DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、


コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、

ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。




その他、低GI食、低GL食として、

発芽玄米

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があります。









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posted at 23:54 | この記事のURL
マリアアザミによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用 [2016年11月14日(月)]
消化器学の専門ジャーナルに、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対する薬物療法及び栄養療法に関するレビューが、米国のグループ(New York Methodist Hospital)から報告されていました。
(Gastroenterol Res Pract. 2016;2016:7109270.)



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、
単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。


今回の研究では、

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対する薬物療法や栄養療法、サプリメントなどの介入効果に関するレビューが行われています。


解析の結果、

生活習慣の改善(食事の見直しと有酸素運動の組み合わせ)に認知行動療法の併用が、NAFLDの改善に有用であると認められました。

(この介入は、減量が認められない場合でも有用です。)


また、NASH患者に対しては、
ビタミンEや医薬品(Pioglitazoneピオグリタゾン)が、もっとも有用でした。

一方、減量を目的とした外科治療や抗肥満薬は、NASH関連の繊維化を悪化させる可能性が示唆されています。


さらに、

オメガ3系必須脂肪酸、プロバイオティクス、マリアアザミ、コーヒーといった栄養成分もNAFLDに対する有用性が示されています。




マリアアザミ(英名Milk thistleミルク・シスル,学名Silybum marianum)では、種子の抽出物に含まれるシリマリンsilymarinによる肝臓保護作用を示した研究が知られており、肝臓対策のハーブサプリメントとして広く利用されています。

マリアアザミの有効成分は、抗酸化作用、抗炎症作用、繊維化抑制作用を有し、肝細胞の再生を促進するという研究が報告されています。


また、ランダム化二重盲検偽薬対照試験では、

マリアアザミとビタミンE、リン脂質の投与により、肝繊維化の有意な改善が示されています。

さらに、
別の多施設共同二重盲検試験では、

138名の患者を対象に、

マリアアザミ(シリビン)+ホスファチジルコリン
あるいは
偽薬のいずれかを12ヶ月間投与した研究では、

実薬群において、肝機能(肝逸脱酵素)指標、HOMA-IR、甘草の有意な改善が示されました。

以上のデータから、NAFLD/NASHに対する補完療法として、ハーブサプリメントの中では、マリアアザミの有用性が示唆されます。


欧米のハーブ療法で肝臓対策のエビデンスがあるのはマリアアザミになります。


また、最近、利用されるようになった肝臓対策成分として、

「肝臓エキス+オルニチン 30日分」

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肝臓エキス+オルニチン 1日3粒あたり 肝臓エキス600mg、オルニチン塩酸塩120mg、亜鉛6mg

通常価格 \1,250(税込\1,350)


があります。


アルコール対策として日本で用いられているのは、ウコンです。


ウコン製品では、高吸収タイプ・即効性のものもあります。





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posted at 23:52 | この記事のURL
コーヒー摂取により非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)リスクが29%低減:メタ解析 [2016年11月09日(水)]
今月の消化器病学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取と、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)リスク低減との関連を調べたメタ解析が報告されていました。
(Eur J Gastroenterol Hepatol. 2016 Nov 7)



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、

単純性脂肪肝と

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、

後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。


最近の研究では、

オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)


があります。


今回の研究では、
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)リスクとコーヒーの摂取との関連が検証されました。

2つの研究から構成されており、

まず、最初のメタ解析では、観察研究を含めて、コーヒーの摂取群と非摂取群とで、NAFLDリスクを調べており、

2つ目の解析では、NAFLD患者での肝繊維症リスクについて、コーヒーの摂取群と、非摂取群で比較されています。



355報から、5研究がクライテリアに合致してメタ解析の対象となりました。

解析の結果、

まず、

NAFLDリスクは、

コーヒーの非摂取群に比べて、

摂取群では、29%低下していました。

(RR 0.71, 95% CI, 0.60-0.85)


次に、
NAFLD患者の間での肝繊維症のリスクは、

コーヒーの非摂取群に比べて、

摂取群では、

30%の有意な低減が認められました。

(RR of 0.70、95% CI, 0.60-0.82)

ただし、
定期的なコーヒー摂取に関する定義が、各研究間でのばらつきがあり、課題です。


以上のデータから、

習慣的なコーヒーの摂取群では、

非摂取群に比べて、

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)リスクが有意に低減されること、

また、
NAFLD患者での肝繊維症リスクが有意に低減されることが示唆されます。



DHCでは、コーヒーも取り扱っています。

DHC本格焙煎ドリップコーヒー(カフェインレス)



これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



例えば、次のような研究が知られています。


コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析



コーヒーの摂取と泌尿器のがんの関係@メタ解析



コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用@メタ解析




コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用



コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連



コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用



チョコレートとコーヒーの摂取と肝機能の関係@HIV-HCV重複感染者



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制





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posted at 23:56 | この記事のURL
オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の改善:メタ解析 [2016年09月23日(金)]
消化器病研究の専門ジャーナルに、オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の有用性を検証したメタ解析が報告されていました。
(Gastroenterol Res Pract. 2016;2016:1459790.)



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、

単純性脂肪肝と

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、

後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。


NAFLDでは、脂質異常症や高尿酸血症も合併します。


今回のメタ解析では、

NAFLD患者において、

オメガ3系必須脂肪酸の投与による肝臓の脂質、肝逸脱酵素(ALT、AST)、GGT、脂質代謝関連指標(LDL,TG,HDLなど)への作用が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、

(MEDLINE/PubMed, EMBASE, the Cochrane Central Register of Controlled Trials, CINAHL, Science Citation Index (ISI Web of Science), CBM, CNKI)

2015年5月までのオメガ3系必須脂肪酸を用いたランダム化比較試験が検索され、

10報がメタ解析の対象となっています。


RCT10報から577名のNAFLD/NASH患者が対象となり、

解析の結果、

オメガ3系必須脂肪酸投与群において、

肝臓の脂質量の改善効果、

GGT値の改善が認められました。

また、TG値とHDL値にも有意な改善が見出されました。

なお、
ALT, AST, TC, LDLには有意差は見出されていません。

以上のメタ解析データから、

NAFLD/NASH患者におけるオメガ3系必須脂肪酸の有用性が示唆されます。


NAFLD/NASHに対する機能性食品素材の有用性を示した報告として、下記の研究が知られています。



コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用



クルクミンによる脂質異常症改善および高尿酸血症作用@NAFLD


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対するショウガの有用性




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米国では肝臓病に対してマリアアザミが最もよく利用されている [2016年08月12日(金)]
臨床消化器病学の専門ジャーナルに、肝臓病に対する補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、米国のグループ(Duke University School of Medicine)から報告されていました。
(J Clin Gastroenterol. 2016 Jul 29.)



今回の研究では、

肝臓病を有する米国の成人において、肝臓病に対する補完代替医療の利用状況が調べられました。

具体的には、2012年の米国での全国健康調査に基づいて、

肝疾患を有する647名の成人が対象となり、

過去1年間のCAM利用率を調べたところ、

41%が何らかのCAMを利用していたということです。

一方、肝疾患を有していない群の利用率は33%でした。


肝疾患に対して最もよく用いられていたCAMは、
ハーブおよびサプリメント:23%
でした。


肝臓病に対して用いられていたCAMは多くはありませんでしたが、

その中では、マリアアザミが最もよく利用されていました。


その他、

肝疾患を有するCAM利用者では、

CAM利用の目的として、不安やうつ、疲労への対策があげられています。


回答者の多くは、これらのCAMが、健康状態の改善に有用であることを期待してました。

一方、

3分の1の利用者は、医療従事者への申告を行っておらず、これは多くの場合、医療従事者が問診を行っていないということが示唆されています。


以上のデータから、

ハーブ及びサプリメントは、肝疾患を有する米国の成人において広く利用されていることが示唆されます。


欧米のハーブ療法で肝臓対策のエビデンスがあるのはマリアアザミになります。


また、最近、利用されるようになった肝臓対策成分として、

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アルコール対策として日本で用いられているのは、ウコンです。


ウコン製品では、高吸収タイプ・即効性のものもあります。





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消化性潰瘍に対する補完療法としてのクルクミンの有用性 [2016年07月03日(日)]
薬剤研究の専門ジャーナル(電子版)に、消化性潰瘍において、クルクミンの有用性を示した臨床研究が、イランのグループ(Baqiyatallah University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Drug Res (Stuttg). 2016 Jun 28.)


ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。



動物を用いた基礎研究では、
クルクミンの投与によって、消化性潰瘍の改善作用が認められています。

ただし、臨床におけるデータは十分ではありません。

そこで、今回の研究では、

消化性潰瘍を有する患者において、

ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌および機能性消化不良に対するクルクミンの補完療法としての有用性が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

消化性潰瘍と診断された患者を対象に、

ピロリ菌の除菌のための3剤併用投与の標準治療を行い、
clarithromycin (500&#8201;mg b.i.d.), amoxicillin (1&#8201;000&#8201;mg b.i.d.) and pantoprazole (40&#8201;mg b.i.d.)

標準治療の補完療法として、

・クルクミン(500mg/日)投与群

・偽薬投与群

の2群について、比較が行われています。

消化不良の症状の重症度が評価され、
(評価指標:Hong Kong dyspepsia index (HKDI))


ピロリ菌の除菌は、尿素呼気テストにより治療の4週間後に評価されました。

解析の結果、

クルクミンを併用投与した群では、

対照群に比べて、

消化不良に伴う症状の有意な改善効果が認められました。

(HKDI スコア:クルクミン群: -12.90±2.81 vs. 対照群 -9.60±3.39, p<0.001)


また、

治療過程において、

消化不良の症状が寛解した被験者の割合は、

クルクミン群では27.6%、

偽薬群では6.7%でした。
(p=0.042)


さらに、
UBT(尿素呼気テスト)では、

ピロリ菌の除菌率(73.3%)は、両群とも同等でした。

試験期間中、クルクミン投与による有害事象は認められませんでした。

以上のデータから、

消化性潰瘍の患者において、

ピロリ菌の除菌治療での補完療法として、クルクミン(500mg/日)の併用投与は、

安全であり、かつ、消化不良の症状の改善が示唆されます。

ただし、クルクミンの併用では除菌率の向上(改善)は認められませんでした。



ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


抗炎症作用を介した抗がん作用も知られており、
大腸がんや膵臓がんに対する臨床試験も報告されています。


クルクミンは、安全性も高く、
臨床試験では、1日あたり8,000mgの用量で3ヶ月の投与が行われています。



DHCのウコン製品では、

濃縮ウコン

があります。



重症うつ病に対するクルクミン(ウコン)の効果:メタ解析


転移性乳がん・進行性乳がんに対するウコン(クルクミン)の投与


クルクミンによる脂質異常症改善および高尿酸血症作用@NAFLD



ウコンによる変形性膝関節症への効果:レビュー




グルコサミン塩酸塩+コンドロイチン+クルクミンによる変形性膝関節症の症状改善作用



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DHCが日本のサプリを健康にします。


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クルクミンによる脂質異常症改善および高尿酸血症作用@NAFLD [2016年04月29日(金)]
今日はGWの初日でしたが、午前中に、研究関係の打ち合わせがありました。

当初は今週の平日の早朝開催で調整していましたが、結局、集まれるのは今日の午前中、ということになってしまいました。



さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の循環器学の専門ジャーナル(電子版)に、クルクミンによる脂質異常症改善、高尿酸血症の改善作用を示した臨床研究が報告されていました。
(J Cardiovasc Pharmacol. 2016 Apr 27.)


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、

単純性脂肪肝と

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、

後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。


NAFLDでは、脂質異常症や高尿酸血症も合併します。



今回の研究では、

NAFLDにおいて、

クルクミンによる脂質代謝および尿酸代謝への影響が検証されました。


具体的には、

NAFLD患者を対象に、

・クルクミン投与群(1000mg/日、分2):50名

・対照群:52名

の2群について、8週間の介入が行われています。

被験者は、生活習慣に関するアドバイスも受けています。


アウトカムとして、

脂質代謝、糖代謝関連指標、尿酸値などが介入の前後で測定されました。


87名(クルクミン群44名、対照群43名)が試験を完了しました。

解析の結果、

クルクミン投与により、

血中総コレステロール値の有意な低下
(p<0.001)

LDLコレステロール値の有意な低下
(p<0.001)

中性脂肪値の有意な低下
(p<0.001)

非HDLコレステロール値の有意な低下
(p<0.001) and uric acid (p<0.001)

尿酸値の有意な低下
(p<0.001)

が認められたということです。


また、
血中HDLコレステロール値、糖代謝指標には、変化は認められていません。


クルクミンは、安全性が高く、特に有害事象は認められていません。


以上のデータから、

NAFLD患者において、

クルクミンの高用量投与による脂質代謝改善作用および高尿酸血症改善作用が示唆されます。





ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


抗炎症作用を介した抗がん作用も知られており、
大腸がんや膵臓がんに対する臨床試験も報告されています。


クルクミンは、安全性も高く、
臨床試験では、1日あたり8,000mgの用量で3ヶ月の投与が行われています。



DHCのウコン製品では、

濃縮ウコン

があります。




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posted at 23:55 | この記事のURL
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対するショウガの有用性 [2016年04月26日(火)]
大学の同期のMLをみていたら、1名がAMDAから熊本地震の被災地に派遣されたようです。
彼は、ザンビアでの長期の医療支援活動の帰国から間もないのですが、がんばってほしいと思います。


さて、本日の私的なお勉強日記です。

肝臓病の専門ジャーナルに、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対するショウガの有用性を示した臨床研究が報告されていました。
(Hepat Mon. 2016 Jan 23;16(1):e34897.)


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、

単純性脂肪肝と

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、

後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。



ショウガ(生姜、ジンジャー)は、生活習慣病のリスク低減作用が示唆されています。


今回の研究では、

NAFLDに対するショウガの働きが検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検臨床試験として、

NAFLD患者44名を対象に、

1日あたり2グラムのショウガ投与群

偽薬群

の2群について、12週間の投与試験が行われました。


両群とも、食事と運動に関するプログラムを指導されています。


肝機能指標および内分泌代謝指標が12週間の介入の前後で比較されました。


解析の結果、

偽薬群に比べて、

ショウガサプリメント投与群では、

ALT(GPT)、γGTP、炎症性サイトカイン、インスリン抵抗性指標、肝硬変グレードが有意に改善していたということです。

なお、肝線維化やASTには有意な変化は認められませんでした。


以上のデータから、

ショウガサプリメントによるNAFLDに対する有用性が示唆されます。




先行研究では、次の結果が示されています。


コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用




ショウガについては、
下記の研究が知られています。


ショウガによる妊娠悪阻(つわり)の症状改善作用:メタ解析




DHCは、ショウガ含有健康食品を製品化しています。

DHCホットな美人の生姜(しょうが)パウダー



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posted at 23:56 | この記事のURL
二日酔い対策のサプリメント:レビュー [2016年01月14日(木)]
今月の分子生物学の専門ジャーナルに、飲酒に伴う二日酔い対策(二日酔いの予防・軽減)に用いられる機能性食品成分に関するレビュー論文が報告されていました。
(Molecules. 2016 Jan 7;21(1). pii: E64.)



飲酒時に併用されるサプリメントとして、

ウコンや肝臓分解産物があります。

DHCでは、

「肝臓エキス+オルニチン 30日分」

飲む人の味方・肝臓エキス配合!速攻アプローチで、翌日も残らずスッキリ!

肝臓エキス+オルニチン 1日3粒あたり 肝臓エキス600mg、オルニチン塩酸塩120mg、亜鉛6mg

通常価格 \1,250(税込\1,350)



DHC速攻ウコンゼリー

酒席のお供「速攻ウコン」の、常備&携帯に便利なゼリータイプ!

1日1包あたりクルクミン50mg、L-オルニチン塩酸塩200mg 
通常価格 \372(税込\401)



といった製品が該当します。


さて、今回の研究では、

伝統医療で用いられるハーブ、野菜、果物のうち、アルコールの過度な摂取に伴う健康上の問題に対して用いられてきた機能性食品成分に関するレビューが行われています。


二日酔い対策として、取り上げられた機能性成分は、次の通りです。


・Pueraria Lobata (葛、クズ):TCMにて利用されてきた生薬
 有効成分は、プエラリンとダイゼイン

Fructus Evodiae (ゴシュユ):TCMでの利用。

Trigonela Foenum-Graecum (コロハ)

Hovenia Dulcis ケンポナシ

Pyrus Pyrifolia ナシ

Mangifera Indica L. マンゴー

Diospyros Kaki Thunb. カキ

Thymus Vulgaris タチジャコウソウ

Zingiber Officinale ショウガ

Asparagus Officinalis アスパラガス

Opuntia Ficus-Indica サボテン

Panax Ginseng 高麗人参

なお、エビデンスレベルは、基礎研究から予備的なヒト臨床研究までさまざまです。

その他、レビューでは、慢性肝臓病に対するハーブも示されています。




アルコール対策として日本で用いられているのは、ウコンです。


ウコン製品では、高吸収タイプ・即効性のものもあります。


欧米のハーブ療法で肝臓対策のエビデンスがあるのはマリアアザミになります。


また、最近、利用されるようになった肝臓対策成分として、

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コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用 [2015年07月20日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)への作用を調べた臨床研究が報告されていました。
(J Am Coll Nutr. 2015 Jul 9:1-8)



近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、

単純性脂肪肝と

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、

後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。



コエンザイムQ10は、ミトコンドリアで作用する生体内分子であり、APT産生作用や抗酸化作用を介して、さまざまな機能性を発揮します。



今回の研究では、

NAFLDにおいて、
コエンザイムQ10サプリメント投与による肝逸脱酵素、炎症関連マーカー、アディポカイン類への作用が検証されました。


具体的には

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

NAFLD患者41名を対象に、

・コエンザイムQ10投与(100mg/日)群、

・偽薬投与群

の2群について、

12週間の介入試験が行われています。


介入の前後で、

肝逸脱酵素、炎症マーカー、アディポカイン類が測定されました。



解析の結果、

対照群に比べて、

コエンザイムQ10投与群では、

肝逸脱酵素の有意な低下(改善)、
(aspartate aminotransferase [AST] およびgamma-glutamyl transpeptidase [GGT])

hs-CRPおよびTNFαの有意な低下(改善)が認められたということです。
(p < 0.05)


さらに、

コエンザイムQ10投与群では、

血中アディポネクチン値の有意な上昇

(p = 0.016)も見出されています。


なお、IL-6には、両群とも有意な変化は示されませんでした。



以上のデータから、

NAFLDにおいて、

1日あたり100mgのコエンザイムQ10投与による肝機能改善・抗炎症作用が示唆されます。




先行研究では、次の結果が示されています。

レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用





コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。






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レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用 [2015年01月15日(木)]
アメリカで,はしかの発生がニュースになっていました。

カリフォルニアのテーマパークでの集団感染が疑われており,19名の患者が発生したということです。



公衆衛生学的な施策として,予防接種には臨床的意義があると思いますが,

一方で,稀に重篤な副作用が生じうるため,

日本でも米国でも,いろいろな議論があります。






さて,今日の私的なお勉強日記です。

消化器病学の専門ジャーナル(電子版)に,レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善および糖代謝改善作用を示した臨床研究が,中国のグループ(Third Military Medical University)から報告されていました。
(Dig Liver Dis. 2014 Dec 16.)





レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。


近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、
単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。





今回の研究では、

レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での糖代謝および脂質代謝への影響が検証されました。



具体的には,

二重盲検ランダム化偽薬対照試験として,

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者60名を対象に,

1日あたり300mg(分2)のレスベラトロール投与群,

あるいは

偽薬投与群の2群について,

3か月間の投与が行われ,肝機能や糖代謝関連指標が測定されました。



解析の結果,


偽薬群に比べて,

レスベラトロール投与群では,

ASTの有意な低下(改善),
(-6.00 (-9.00, -3.00) IU/L,P&#8804;0.001)

血糖値とLDLコレステロール値の有意な低下
[-0.64±0.31mmol/L, and -0.41±0.35mmol/L, P&#8804;0.001]

ALTの有意な低下,
(-7.00 (-11.0, -2.50) IU/L, P=0.002)

総コレステロール値の有意な低下,
(-0.67±0.50mmol/L, P=0.002)

が認められました。



また,インスリン抵抗の指標(HOMA-IR)も有意な改善が認められています。
(-0.60±1.15, P=0.016)



その他,

レスベラトロール投与群では,

TNF-αやサイトカイン類など炎症惹起マーカーの有意な低下も見出されています。
(P<0.05)

アディポネクチン値は有意な増加を示しました。
[1.22 (-0.37, 1.60) ng/mL, P=0.025]



以上のデータから,

レスベラトロール投与による,
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者での糖代謝および脂質代謝改善作用が示唆されます。



先行研究でも,同様の結果が示されています。

レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用






レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

レスベラトロールは、長寿関連遺伝子の1つであるサーチュイン遺伝子の活性化を介して、アンチエイジング効果があるのでは、と期待されています。

長寿になるかどうかを確認するためのヒト臨床試験は容易ではありませんが、
最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。




現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


レスベラトロールによる運動効果@2型糖尿病患者


という報告が知られています。






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非アルコール性脂肪性肝疾患に対するコエンザイムQ10の効果 [2014年12月10日(水)]
非アルコール性脂肪性肝疾患に対するコエンザイムQ10の作用を調べた臨床研究が,イランのグループ(Tabriz University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Arch Med Res. 2014 Nov 11.)



近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、

単純性脂肪肝と

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、

後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。



コエンザイムQ10は、抗酸化作用やATP産生作用を有する機能性成分で、体内でも産生されます。
しかし、加齢とともに内在性コエンザイムQ10は減少し、生活習慣病や慢性疾患でも低下がみられることから、アンチエイジング分野で広く摂取が推奨されているベーシックサプリメントです。




さて,今回の研究では,
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対するコエンザイムQ10の作用が検証されました。




具体的には,

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者44名を対象に,

1日あたり100mgのコエンザイムQ10投与群(n=22),

あるいは

偽薬投与群(n=22)

の2群について,

4週間の介入試験が行われました。


体組成や糖代謝,脂質代謝関連指標が介入前後で比較されています。




解析の結果,

コエンザイムQ10投与によって,

ウエスト周囲長,血中AST,酸化ストレスマーカーが有意に減少したということです。

なお,
これらの指標は偽薬群では変化は認められませんでした。


この他,

多変量解析では,

空腹時血糖値の変化は,血中vaspin, chemerin およびpentraxin 3の先行指標であったということです。
(p <0.001).



以上のデータから,

NAFLDに対する
コエンザイムQ10の補完療法としての効果が示唆されます。



コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。








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