サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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代替医療ではなく補完医療としてのCAM利用@フィンランド [2012年05月20日(日)]
今月の臨床薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、小児における補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、フィンランドのグループ(University of Eastern Finland)から報告されていました。
(Eur J Clin Pharmacol. 2012 May 10.)



これまでに多くの研究において、補完代替医療(CAM)の実態調査が示されています。


今回の研究では、フィンランドの小児におけるCAMの利用状況調査が行われました。


具体的には、横断研究として、2007年春に、12歳未満の小児6000名を対象に行われ、
4,032名(67%)から回答が得られています。
(質問票は両親に送付。)



解析の結果、
小児におけるCAM利用率は11%でした。


CAMの中では

魚油と脂肪酸が6%と多く、

次に、プロバイオティクスが4%と続いています。





CAM利用と相関していた因子は、

・第1子であること、

・ビタミン類を摂取していること、

・何らかの症状があること、

でした。



また、親がビタミン類やCAMを利用していることも、
小児のCAM利用と相関が認められています。




なお、調査に先行する2日間に限ると、

3%の小児は、CAMのみを利用しており、

7%の小児は、CAMを処方薬やOTC薬と併用していた、

ということです。





以上のデータから、論文著者らは、

フィンランドの小児では、
健康保持や症状緩和を目的としてCAMが利用されており、

両親のうちの少なくとも一方がCAMを利用していることが有意に相関すること、


また、これらのCAM利用は、

代替医療(Alternative)として西洋医学/通常医療の代わりに用いられるよりも、

主に、補完療法として、通常医療を補う形で用いられている、

と考察しています。




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小児におけるCAM(補完代替医療)@韓国  [2012年04月28日(土)]
今月のCAM(補完代替医療)の専門ジャーナル(電子版)に、韓国における小児のCAM利用に関する調査研究が報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2012 Apr 20;12(1):46)



具体的には、2010年に、電話調査として、0歳から18歳までの子供を持つ家庭が対象となり、2000名の被験者が調べられています。


1,184世帯、18.6%の回答率で、
2,077名からデータが得られました。



解析の結果、
65.3%の小児が何らかのCAMを利用していたということです。



最も利用率が高かったのは、健康食品(natural products)で、
利用者のうちの89.3%でした。



CAM利用者の半数以上(52.7%)が、それらに満足していると回答しています。



しかし、西洋医学の医師に、CAM利用について相談しているのは29.1%でした。



また、医師の受診と、CAMへの低い満足度との間に相関が認められていますが、医師との相談率には相関は示されていません。




以上のデータから、

韓国では、小児の間で健康食品を中心にCAMが広く利用されている一方、

それらの有効性と安全性に関して、医師によるガイドが十分ではないことが示唆されます。






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患者が利用するCAM(補完代替医療)を医療従事者はよく知らない [2012年04月11日(水)]
医学啓発研究のジャーナル(電子版)に、患者が利用するCAM(補完代替医療)に関して、医療従事者はその内容をよく知らないとする調査研究が、米国のグループ(Texas Tech University Health Sciences Center)から報告されていました。
(Patient Educ Couns. 2012 Mar 30. )



今回の研究では、患者のCAM利用状況と、特定のCAM療法に関する医師の熟知度について、比較が行われています。



具体的には、テキサス州の2都市において、外来患者を対象に、27種類のCAM療法についての調査が行われています。



医療従事者69名、外来患者468名が調査を完了しました。


解析の結果、
患者による利用頻度の高いCAM療法は、医療従事者側ではその内容に関する知識を十分に持っていないことが示されました。



CAM療法に関する医療従事者との対話について、

300名(70%)が回答し、

そのうち、44.5%は、CAM利用に関して、医療従事者と対話(相談)したことはない、

と回答しています。


二項ロジスティック回帰では、年齢や性別、人種といった因子は、CAM利用と医療従事者への相談についての関連は認めませんでした。


一方、
大卒の教育水準の患者および米国市民(の患者)は、
その他の患者群に比べて、
CAM利用に関して相談する割合が3倍と高くなっていたということです。




以上のデータから、
医療従事者におけるCAMに関する知識不足が、患者と医療従事者との間の対話の障害になっていることが示唆されます。





米国のような多民族国家では、多種多様なCAM療法が利用されていますので、プライマリケア医がそれらについての知識を持っておくのはかなり大変と思われます。

(例えば、ハーブや薬用植物に関して、アジア系移民、カリブ海出身、ヨーロッパ系、アメリカ先住民などでは、伝統的に用いられてきた植物も用量用法も異なっています。)



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DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査) [2012年04月06日(金)]
経済産業省による消費者の調査によると、

50%以上がサプリメントを利用しており、

現在、利用している(利用したい)メーカーでは、DHCが第1位

と報告されています。



(出典:『機能性食品に関する消費者の意識調査報告書

経済産業省・中部経済産業局・地域新成長産業創出促進事業「北陸地域ライフケア関連産業振興事業」)




結果の概要は、次の通りです。



調査期間:2011 年10 月14 日(金)〜10 月17 日(月)

全国の20 歳以上の男女

有効回答者数5,316 名





健康・美容面での不安・不調について:

--健康及び美容面で不安または不調を感じているか尋ねたところ、87.7%が何らかの健康不安を抱えていた

--「疲れやすい」が40.3%で最多

--性別・年代別では、

20〜40 代男性及び20〜30 代女性では「疲れやすい」が最多、

50〜70代男性では、「膝・腰などの関節痛」、「高血圧、高血糖、高コレステロール」といった加齢に伴う不調が増加、

40〜60 代女性では半数以上が「シミ、しわ、たるみ」、「白髪、薄毛など頭髪」といった美容面での訴え


--総回答数では男女共に50 代の回答数が最も多く、健康に不安・不調を感じ始める世代である




機能性食品の素材・成分についての認知度について

機能性食品の素材・成分20 品目の認知度では、

「コラーゲン」83.2%、

「食物繊維」81.6%、

「ポリフェノール」76.1%、

「アミノ酸」74.8%、

「DHA」73.5%、

「グルコサミン」71.6%、

「コエンザイムQ10」69.7%


といった成分が上位





機能性食品の利用状況

--「ほとんど毎日利用している」が23.0%、

--「週に2〜3 回利用している」が6.7%、

-- 「月に2〜3 回利用している」が2.4%、

--「必要なときに利用している」が19.7%.



--全体の約半数の51.8%が利用していると回答.

--過去の利用経験を含めると、76.5%に機能性食品の利用経験がある






現在利用している(利用したい)機能性食品の商品名 メーカー名(自由回答)

メーカー名 (複数回答、n=5,316;%)

DHC  12.0%

ファンケル 4.6%

大塚製薬 3.9%

サントリーウェルネス 3.7%

わかさ生活 3.3%

やずや 3.2%

明治 2.6%

小林製薬 2.3%

えがお 2.0%

アサヒフードアンドヘルスケア 1.6%

ヤクルト本社 1.1%

オーガランド 1.0%

エーザイ 1.0%








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米国の軍人におけるサプリメントの利用状況 [2012年03月30日(金)]
今月の疫学研究の専門ジャーナル(電子版)に、米国の軍人におけるサプリメントの利用状況に関する調査が、米国のグループ(Naval Health Research Center, San Diego)から報告されていました。
(Ann Epidemiol. 2012 Mar 23)



今回の研究では、米国の軍人におけるサプリメントの利用状況に関して、軍隊での経験別、性別、目的別の調査が行われています。



具体的には、2007年から2008年にかけて、106,698名を対象に、

サプリメントの利用、身体活動、軍隊の展開・(イラクやアフガニスタンでの)軍事行動といった因子が解析されました。

(Millennium Cohort Studyという研究の一環です。)



まず、

被験者全体の46.7%が、少なくとも1種類のサプリメントを摂取しており、

22.0%は、複数の種類のサプリメントを利用していることが明らかとなっています。


次に、

男性では、ボディビルディングを目的としたサプリメントをより利用する傾向が認められたのに対して、

女性では、減量を目的としたサプリメントの利用傾向が示されました。



また、
身体活動量の多い被験者や若年世代では、あらゆるタイプのサプリメントの利用が認められたということです。


その他、
男女を問わず、睡眠時間が5時間未満の被験者では、強壮目的のサプリメント(エナジーサプリメント)を利用する傾向が示されています。




以上のデータから、
米国の軍人の間では、さまざまなタイプのサプリメントが広く利用されていることが示唆されます。





日本の自衛隊員におけるサプリメントの利用状況が気になるところです。


(日本の研究では、一般の健常者、学生やアスリート、医療機関受診者、さまざまな疾患の有病者などを対象にしたサプリメントの利用状況が示されています。
ただ、現役の自衛隊の隊員を対象にしたサプリメント利用状況調査は見当たりませんでした。)







DHCでは体力維持・強壮目的のサプリメントとして、



醗酵黒セサミン+スタミナ


醗酵黒セサミン+ビューティ


複合サプリメント(体力満々)


エゾウコギ


などを製品化しています。


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補完代替医療(CAM)の利用状況についてのレビュー [2012年03月25日(日)]
補完代替医療(CAM;complementary and alternative medicine)の利用状況に関する系統的レビュー論文が発表されていました。
(Ochsner J. 2012 Spring;12(1):45-56.)




この10数年の調査研究によって、一般人口における補完代替医療(CAM)の高い利用状況が報告されてきました。


一方、一部の療法については、医療関係者の間で、その有効性に関する議論が続いています。



さて、今回の研究では、一般人口および医療従事者におけるCAM利用状況を示した既報について、系統的レビューが行われました。


具体的には、 PubMed/Medline, PSYNDEX, PsycLitといったデータベースが検索されています。


解析の対象として条件に一致した16報が抽出され、

それぞれの研究におけるCAM利用率は、

5%〜74.8%

の間でした。




ドイツ語圏では、

ホメオパシーと鍼の利用率が有意に高くなっています。



あらゆる形式の祈祷(祈り)をCAMとしては除外した解析では、

・カイロプラクティック、

・ハーブ、

・マッサージ、

・ホメオパシー

といったCAMが最もよく用いられているという結果が示されました。


(なお、米国などにおけるCAM利用状況調査では、(自分あるいは他人の健康のための)祈りがCAMとして含まれていることがあり、最多の頻度となります。)



年齢や性別、教育水準は、CAM利用と相関が示されており、

中年期、

女性であること、

より教育水準が高いこと

が有意に相関しています。



また、CAM利用の目的は、腰痛やうつ病、睡眠障害、重症の頭痛や片頭痛、胃腸障害といった病態が上げられています。



一方、専攻学生別のCAMへの態度の調査では、

CAM療法士・施術者への相談を行うとする学生の割合は、

医学部の学生が10%と最も少なく、

看護学生は44.7%、

薬学学生は18.2%、

ということでした。




なお、今回のレビューでは、
1990年から2006年の間に世界各国で報告されたCAM利用状況調査が対象となり解析されています。





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CAM(補完代替医療)の利用状況とプライマリケア@豪州 [2012年02月10日(金)]
今月のCAM(補完代替医療)の専門ジャーナルに、オーストラリアの成人によるCAMの利用実態と、プライマリケア医への相談状況に関する調査が報告されていました。
(Complement Ther Med. 2012 Feb;20(1-2):45-53)



さまざまな調査で、CAMの高い利用率と、主治医への自己申告率の低さが示されています。


今回の研究では、クイーンズランド州の成人1261名を対象に、CAMの利用状況に関する面接調査が行われました。


解析の結果、回答者のうち61.7%が、何らかのCAMを利用、もしくは、CAM療法士・施術者を訪問していました。


CAM利用の傾向は、女性、および若年者で有意でした。


一方、CAM利用の前後で、主治医のアドバイスを求める傾向は、

男性、およびより良い健康状態

といった項目で有意な相関となっています。




以上のデータから、オーストラリア・クイーンズランド州の成人では、

CAM利用者が、CAM利用の前にプライマリケア医の助言を求めるということは少なく、

また、CAM利用後もそれについて主治医に開示/相談することは少ない、

と考察されています。






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多くの米国人が健康保持のためにCAMを利用 [2012年01月28日(土)]
今月の女性加齢医学の専門ジャーナルに、50歳以上の米国人男女におけるCAM(補完代替医療)の利用状況を調べた研究が報告されていました。
(J Women Aging. 2012 Jan;24(1):23-43.)



これまで、さまざまな国、人種、疾患別に、CAMやTM(伝統医療)の利用状況について、調査研究が行われてきました。



今回は、2007年の米国全国健康面接調査に基づき、50歳以上の米国人男女8950万人におけるCAMの利用が調べられています。



解析の結果、
5200万人が、健康保持(general health)のためにCAMを利用していることが見出されました。



その他のCAM利用目的別の人数として、

免疫機能:2160万人、

身体活動能:1590万人、

強壮(エネルギー):1010万人

というデータが示されています。




また、女性は、男性よりも、上記の4つの理由でのCAM利用率が高かったということです。








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2型糖尿病患者によるCAM療法の要望に関する調査 [2011年12月09日(金)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、2型糖尿病患者でのCAM療法の要望について調べた研究が、米国のグループ(Bastyr University Research Institute)から報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2011 Dec 1;11(1):121)




2型糖尿病は、遺伝素因に、不適切な食事や運動といったライフスタイルが合わさって生じる生活習慣病です。


食事療法と運動療法が基本であり、セルフケアが重要な病態です。


したがって、2型糖尿病患者では、補完代替医療(CAM)や自然療法に関する一定の関心があると推察されます。


(論文著者の所属するBastyr Universityは、自然療法の教育と研究で有名な大学です。)


そこで、今回の研究では、血糖コントロールが良好ではない2型糖尿病患者を対象に、CAM療法への関心、現在のセルフケア、セルフケア改善の動機、現状のヘルスケアに対する満足度などが調べられています。



具体的には、2009年から2010年にかけて、
インスリンを使用しておらず、HbA1cが7.5-9.5%の2型糖尿病患者321名を対象に、
電話調査により、
セルフケアの内容や変化への動機づけ、現状のヘルスケア(医療)への満足度、糖尿病に対する自然療法ケアへの興味などが調査されました。




219名(68.5%)が調査を完了しました。


約半数(48%)が、

もし自分たちの保険がカバーするのであれば、糖尿病に対して自然療法を用いることに興味がある、

と回答したということです。



自然療法を試すことへの興味は、地域性や既往歴、現病歴、あるいはセルフケアとは関連していませんでした。



自然療法への関心が高い患者は、

現状のヘルスケアが血糖コントロールに十分に有効ではないと感じていること(5.9 ± 1.9 vs. 6.6 ± 1.5, p=0.003)、

セルフケアの成功を決意していること(p=0.007)

といった項目での相関が示されています。




また、現在、糖尿病に対するCAM療法を利用していることも、自然療法への関心と相関しています。




以上のデータから、
血糖コントロールが良好とはいえない2型糖尿病患者は、自然療法に対する関心が高く、その傾向は、現状のヘルスケアによる糖尿病治療に満足していない患者群、セルフケアへの意思が高い患者群、あるいはすでに何らかのCAM療法を用いている患者群においてより顕著であることが示唆されます。




2型糖尿病に対しては、正しい食養の啓発が最優先されます。



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補完代替医療(CAM)を利用する両親の特徴は [2011年11月10日(木)]
今月の補完代替医療(CAM)の専門ジャーナルに、補完代替医療(CAM)を利用する両親の特徴を調べた研究が、フィンランドのグループから報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2011 Nov 4;11(1):107.)




これまでに、成人や小児を対象としたCAMの実態調査が世界中で数多く報告されています。


一般に、西洋医学やCAMに対する両親の知識や対応は、その子供のCAM療法の選択に影響を及ぼすと考えられます。


そこで、今回の研究では、西洋医学・医療およびCAMの選択や利用について、両親の特徴が解析されました。



具体的には、フィンランド住民登録センターのデータベースから2007年春の時点で12歳未満の小児を選び、彼らの両親に対して、質問票が届けられました。


CAM療法だけではなく、通常医療/近代西洋医学、伝統医療などについての利用状況などが調べられています。



対象者の67%(4,032名)から回答が得られました。


解析の結果、先行する2日間に何らかのCAMを利用した人の割合は31%でした。
(2ヵ月ではなくて、2日間です。)


最も広く利用されていたCAMは、
ビタミン、ミネラルであり、
魚油や脂肪酸が続いています。


3分の1の両親が、CAMを、処方薬(医療用医薬品)やOTC(一般用)医薬品と併用していました。



CAMをよく利用する両親の特徴は、

--30歳以上であること(33%)、

--女性(母親)であること(32%)、

--教育水準が高いこと(35%)、

--月収が多いこと(3000-3999 euros, 34%)、

でした。





また、CAMの利用者は、非利用者に比べて、
通常医療(近代西洋医学)にネガティブな態度を有していることも示されています。





以上のデータから、
子供を有する両親のうち、CAMをよく利用する人は、
30歳以上の女性で、教育水準や収入が高いという特長が考えられます。




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がん患者におけるCAM利用:レビュー [2011年10月29日(土)]
今月のがんと統合医療の専門ジャーナル(電子版)に、がん患者における補完代替医療(CAM)の利用状況に関するレビュー・メタ解析が、ドイツのグループから報告されていました。
(Integr Cancer Ther. 2011 Oct 21.)



これまで、多くの調査研究によって、さまざまなタイプのがん患者におけるCAM利用状況が示されてきました。


そこで、今回の研究では、2009年1月までのMEDLINE, AMED, Embaseデータベースが検索され、

・少なくとも100名以上の成人がん患者が対象となり、

・カナダ、米国、豪州、ニュージーランド、欧州において行われた
調査研究が解析されました。



18か国から152報、65,000名以上のがん患者が対象となっています。



研究全体を通じて、CAM療法を現在利用しているとした患者の割合は、40%であったということです。


ただし、調査方法の違いから、CAM利用に関するデータの比較は容易ではない、とされています。



国別では、米国において最も高率であり、イタリアとオランダが最も低率でした。


メタ解析の結果、
CAM利用率は、

1970年代〜80年代の約25%から、

90年代には32%以上に増加、

2000年以降は49%に増加したことが示されています。





以上のデータから、欧米とオセアニアでは、がん患者におけるCAM利用率が増加してきたことがわかります。





CAMやTM(伝統医療)は、それぞれの国や地域の分野的背景から医療制度の影響を受けますので、その国の特徴をとらえた調査研究では、CAM/TM分類が特殊となり、他の研究との比較が困難となりがちです。


そのため、後の国際比較を容易にするために、米国NIHのNCCAMによる分類に基づいた調査を行うこともあります。

(この場合、必ずしもその国のCAM分類として適切とは限らないこともあります。)



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頭痛に対するCAM(補完代替医療)の利用状況 [2011年10月16日(日)]
今月の神経疼痛学の専門ジャーナル(電子版)に、頭痛患者におけるCAM(補完代替医療)の利用状況を調べた研究が、ノルウェイのグループ(Akershus University Hospital)から報告されていました。
(J Headache Pain. 2011 Oct 13.)



頭痛はプライマリケア領域において広く認められる疾患であると同時に、患者の間では、CAM利用が行われていることが推測されています。



今回の研究では、横断研究として、頭痛に対するCAMなどのアプローチが調べられました。


具体的には、慢性頭痛を有する患者(30-44歳の3万人)を対象に、医師による面接調査によって、頭痛の類型と治療方法・介入方法が解析されています。


その結果、

慢性頭痛患者のうち80%が、かかりつけ医(GP)を受診しており、

19%が神経学専門医を受診、

4%が入院した

というデータが得られています。



GPへの受診率は、片頭痛や、頭痛の重症度の相関が示唆されています。


また、62%が、何からのCAM療法を利用していました。


CAM療法の中では、

物理療法、鍼治療、カイロプラクティック

がよく用いられています。



また、医師に相談することと、CAM利用率との間に相関が認められています。



その他、慢性頭痛では医薬品の利用は少ない一方で、急性頭痛に対しては医薬品が過剰に利用されていることが示唆されています。




慢性頭痛の治療に対しても、統合医療的アプローチが求められます。

.


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機能障害の有無とCAM(補完代替医療)の利用 [2011年10月06日(木)]
リハビリテーション学の専門ジャーナル(電子版)に、機能障害の有無とCAM(補完代替医療)利用状況を調べた研究が、米国のグループから報告されていました。
(Disabil Rehabil. 2011 Sep 30)



今回の研究では、機能障害を有する人とそうでない人との間で、CAMの利用状況に差があるかどうか、調べられています。


具体的には、2007年の米国の全国健康面接調査の対象者(n = 20,710)について、機能障害の有無とCAM利用状況の解析が行われています。


その結果、機能障害のない人に比べて、有する人では、CAM利用率が有意に高いことが見出されました(48.7% vs. 35.4%; p&#8201;<&#8201;0.001)。


機能障害を有する人が最も良く利用するCAMは、
マインドボディ療法(心身療法)の27.4%でした。
(NIHのCAM分類)


一方、利用率が低いのは、
代替医療システム(伝統医療など)の4.8%です。



リラクセーションテクニックが最もよく利用されており、機能障害の有無での利用率の差は、
24.6% vs. 13.7%
と有意差が見出されています(P&#8201;<&#8201;0.001)。



機能障害を有する人の半数以上(51.3%)は、CAM利用について、通常医療の医療従事者と相談しています。

これは、機能障害のない人の37.9%に比べて、有意に高率です(p&#8201;<&#8201;0.001)。


CAM利用の理由として、
一般的な健康保持(ウエルネス)/疾病予防が挙げられており、機能障害の有無によって有意差は見出されていません(59.8% vs. 63.1%; P&#8201;=&#8201;0.051)。



以上のデータから、機能障害者では、対照者に比べて、CAM利用率が高いことが示唆されます。



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関節症とCAM利用状況 [2011年09月06日(火)]
予防医学の専門ジャーナル(電子版)に、米国の関節症患者におけるCAM利用状況を調べた研究が報告されていました。
(Prev Med. 2011 Aug 25)



関節症・関節炎は、比較的よくみられる疾患であり、予防医学、治療医学ともに対策が重要です。



今回の研究では、米国成人において、関節症・関節炎に対するCAM(補完代替医療)の利用状況が調べられました。



具体的には、2007年の全国健康調査データに基づき、ロジスティック解析が行われ、過去1年間において、

1.CAMと通常医療(近代西洋医学)の併用群

2.通常医療単独利用群

3.CAM単独利用群

4.いずれも利用しなかった群

の属性が検証されています。




対象者は3850名であり、女性が62.8%、白人が80.4%、半数ほどが65歳以上でした。



半数が、CAMと通常医療の両方を利用していたということです。


一方、いずれも利用しなかった群については、両方を利用した群に比べて、次の因子との相関が認められています。

・人種的にマイノリティーである(ORs=2.44, 3.26, and 3.91)

・無保険である(OR=4.06)

・未解決のニーズに対して潜在的なリスクが想定される場合



以上のデータから、関節症・関節炎を有する個人に対して、可能な医療やコストなどの啓発についての必要性が示唆されます。





米国のみならず日本でも、
個人レベルだけではなく社会的な負担も考えると、関節症・関節炎の有病者に対しては適正な治療の選択が提供されることが必須ですし、ライフスタイルへの介入による予防も重要です。



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ドイツでの補完代替医療(CAM)利用状況 [2011年08月22日(月)]
今月の統合医療の専門ジャーナルに、ドイツの高齢者における補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、ドイツのグループ(University of Witten/Herdecke)から報告されていました。
(Zhong Xi Yi Jie He Xue Bao. 2011 Aug;9(8):847-56.)




これまでに、CAM利用状況に関して、国別、疾患別、SES別に実態調査が行われています。



今回の研究では、ドイツで健康保険を有する高齢者におけるCAM利用状況が調べられました。


具体的には、健康保険の受益者5,830名を対象に、断面調査として行われ、
過去5年間におけるCAM利用
が解析されています。


その結果、利用率の高いCAMは、

鍼/中国伝統医療(TCM):21%、

ホメオパシー:21%、

理学的介入法・運動療法:19%

オステオパシー・カイロプラクティック:12%、

ハーブ/植物療法:7%、

食事療法:6%、

リフレクソロジー(足):5%

でした。


アントロポゾフィー医学はごく少数であったということです。


また、鍼とホメオパシーの利用者は、同時に2つ以上のCAM療法を選択する傾向がみられています。

(鍼とホメオパシーの組み合わせが多いという結果です。)



以上のデータから、ドイツの特徴として、西洋において確立されたCAMであるホメオパシー(ドイツが発祥)と、東洋医学の代表的なCAMである鍼が、どちらも根付いて一般的に利用されていることが示唆されます。




今回のデータでは、鍼がTCM(中国伝統医療)のようです。


一方、日本の鍼灸治療・鍼治療は独自の発展を遂げ、優れた技術を有し、多くの研究が報告されています。


TCMの鍼は、割と雑である場合も見受けられますが、彼らは、自分たちの伝統医療を世界の標準にしようと、非常にアグレッシブに国策のバックアップを受けて動いています。



欧米の研究者の一部から、中国に行ってIMがテーマになると、TCMの話しか出てこないから辟易している、という本音を聞いたこともあります。



ドイツやイギリスには、日本の伝統医療である漢方医学の施術者・MDなどは非常に少数になっており、日本と中国の伝統医療に対する国策としての違いを目の当たりにして、残念に思うことが多々あります。

もっと日本の伝統医療・漢方医学(漢方薬、鍼灸、養生などが構成要素)に海外での活躍も期待したいところです。


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軍隊付属クリニックでのCAM(補完代替療法)の評価 [2011年08月13日(土)]
今月のCAM(補完代替医療)の専門ジャーナル(電子版)に、軍の附属病院において、スタッフを対象にしたCAM施術クリニックのフィージビリティースタディーを行ったデータが米国のグループ(Restoring & Renewing Military Families, Silver Spring)から発表されていました。
(J Altern Complement Med. 2011 Aug 11)



具体的には、米国の国防省病院において、Restore & Renew(修復&回復)ウエルネスクリニックを設置し、

病院ナース、医師、サポートサポートスタッフ、一般事務員などを対象に、

予約不要な外来として、週1回、朝8時から午後2時まで、

耳鍼、臨床指圧、ゼロバランスのいずれかが施術されています。



施術後の評価として、自覚症状、ストレス関連症状、睡眠、職場での人間関係などの指標が測定されています。


述べ2,756名分のデータが解析された結果、
参加者のほとんどは、施術の後に

・リラックスできた(97.9%)

・ストレスが減少した(94.5%)

・活力を得られた(84.3%)

・痛みが減少した(78.8%)

と報告しています。


また、97%の被験者は、同僚にも勧めると回答しています。



さらに、5回以上の施術を受けたスタッフでは、
半数以上(59%-85%)が、

患者への思いやりの気持ちの増加、

睡眠の改善、

気分の改善、

同僚との関係性の改善、

といったことも報告しています。



CAM療法によって得られた効果は、施術回数と相関が見出されています。




以上のデータから、軍附属のウエルネスクリニックにおいてCAM療法の提供は可能であり、スタッフのストレス関連症状の改善、気分障害や睡眠、ライフスタイルの改善に有用であることが示唆されます。




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がんの家族歴を有する男性におけるサプリメントの利用状況 [2011年08月12日(金)]
今月の統合腫瘍学の専門ジャーナル(電子版)に、前立腺がんの家族歴を有する男性におけるサプリメントの利用状況を調べた研究が、米国のグループから報告されていました。
(Integr Cancer Ther. 2011 Aug 5.)




近年、様々な慢性疾患、がん、生活習慣病、難治性疾患の有病者を対象にして、サプリメントやCAM(補完代替医療)の実態調査が示されてきました。


これらの研究では、がんや慢性疾患、難治性疾患の患者では、病気の治療や症状緩和の目的で、近代西洋医学の標準治療と合わせて、サプリメントやCAMを用いていることが示されています。




さて、今回の研究では、前立腺がんの家族歴を有する男性が、病気の予防や健康保持のためにサプリメントをどのくらい利用しているか、調べられています。


前立腺がんの患者を兄弟にもつという家族歴を有する場合、その人は、前立腺がんと診断されるリスクが2倍になります。


また、家族歴による高リスクのグループでは、前立腺がんの予防を目的として、ビタミンなどのサプリメントの利用率が高いという予備的なデータも知られています。






さて、今回の研究では、少なくとも一人の兄弟が前立腺がんと診断された家族歴を有する男性542名を対象に、ビタミンなどのサプリメントの利用状況や動機などについて調査が行われました。



解析の結果、1種類以上のビタミンあるいはサプリメント(マルチビタミンを含む)を、

過去に利用したことがある人は59.2%、

現在も利用している人は36.5%

というデータとなっています。


ビタミンやサプリメントを摂取している男性のうちの3分の1は、前立腺の健康維持やがん予防を目的としていました。


具体的な成分として、
緑茶、マグネシウム、男性ホルモン、ノコギリヤシ、セレン、大豆、ビタミンA,C,E、亜鉛があげられています。



年齢が高くなるほど、ビタミンやサプリメントの利用率が高いという相関が見出されました。
(OR= 1.03; 95% CI = 1.01-1.05)



調査時点での年齢で補正した結果、
前立腺がんと診断された兄弟よりも本人が若年であることと、ビタミンやサプリメントの利用との間に有意な相関が示されています(OR = 1.51; 95% CI = 1.01-2.25)。



以上のデータから、前立腺がんの家族歴を有する(健康な)男性では、がんの予防目的で、サプリメントを利用していることが示唆されます。





これまでの観察研究や基礎研究によって、前立腺がんの予防が示唆されているサプリメント成分としては、
リコピンや大豆イソフラボンセレンなどが知られています。


ノコギリヤシは、良性疾患である前立腺肥大症に対して用いられます。




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日本の病院における補完代替医療(CAM)に対する需要 [2011年08月08日(月)]
補完代替医療の専門ジャーナル(電子版)に、日本の病院における補完代替医療(CAM)の需要を調べた調査研究が報告されていました。
(Evid Based Complement Alternat Med. 2011;2011:591868.)



2007年、三重県在住者1万人が対象となり、質問票が送付され、2824名(28.6%)から有効回答が得られています。


解析の結果、
2019名(71.5%)が病院でのCAM療法提供を望んでおり、

その理由として、
医師のもとで療法を受けることができる
ことをあげています。


患者の希望が多いCAM療法は、

漢方:69.0%(1391名)、

鍼・マッサージ・指圧:57.4%、

鍼灸:40.4%、

等となっています。


健康食品・サプリメントは、23.6%でした。



これらの需要は、

・40-59歳

・年間世帯収入が500-700万円

・専門職/技術職/営業職

・健康状態がよくないこと

といった項目と相関が見出されています。



また、治療目的で、CAMと西洋医学(通常医療)の両方を用いている場合に、(病院でCAM療法を提供することに対する)需要が高い、ということです。



以上のデータから、日本では、CAM療法を病院で受けたいという一定の需要があることが推察されます。






以前、このブログでも紹介しましたが、
米国病院協会の調査によると、‘統合医療’を標榜し、マッサージなどのCAM療法を取り入れている病院が増えているというデータが知られています。





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慢性疾患におけるCAM(補完代替医療)の利用状況@豪州 [2011年08月04日(木)]
今月の公衆衛生学の専門ジャーナルに、慢性疾患有病者におけるCAM(補完代替医療)の利用状況を調べた研究が、オーストラリアのグループ(University of Canberra)から報告されていました。
(Aust N Z J Public Health. 2011 Aug;35(4):384-390)



研究の目的は、5大慢性疾患(喘息、糖尿病、関節炎、骨粗鬆症、心臓病)を有するオーストラリアの成人人口において、ビタミン・ミネラルサプリメント、ハーブ、医薬品、各種のCAM療法の利用状況を調べることです。


具体的には、2004-2005年の豪州全国健康調査データベースが解析されています。


その結果、慢性疾患を有する成人の約24%(130万人)が定期的にCAM療法を用いていることが見出されました。


CAM療法が最も用いられていた疾患は、関節炎と骨粗鬆症です。
(CAM単独あるいは医薬品との併用。)



一方、喘息、糖尿病、心・循環器疾患の有病者では、CAMの利用率は10%以下であり、医薬品のほうが好んで用いられていることが示唆されています。






豪州は(分類上は先進国ですが)、移民による新興国であり、かつ、CAM療法士に対する規制も独自路線をとっていますので、主要先進諸国とはかなり異なる状況のようです。




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心血管疾患患者とCAM(補完代替医療)の利用 [2011年07月17日(日)]
今月の循環器病学の専門ジャーナルに、心血管疾患の患者あるいは高血圧や脂質異常などの危険因子を有する患者におけるCAM(補完代替医療)の利用状況を調べた研究が、米国のグループ(University of Virginia)から報告されていました。
(J Cardiovasc Nurs. 2011 Jul 7.)



心筋梗塞や狭心症などの心血管疾患、高血圧、脂質異常症(高脂血症)は、有病率も高く、CAM(補完代替医療)の併用も行われています。



今回の研究では、2007年の米国健康面接調査データに基づいた解析が行われました。


具体的には、
冠動脈疾患と診断された患者(n=1055)、高血圧患者(n=6849)、高コレステロール血症(n=5808)を対象とし、心疾患有病者ではない対照群(n=22290)と比較されています。


解析の結果、
心血管疾患患者は、対照群に比べて、補完代替医療の利用率が高く、
特にサプリメント健康食品とマインドボディ(心身医療)の利用が多いということです。






心疾患対策のサプリメントとしては、
コエンザイムQ10が米国では広く認知されています。


また、コレステロール対策では、紅麹について有効性と安全性を示すエビデンスが豊富であり、最近では、スタチン不耐症(医薬品のスタチン剤が副作用のために利用できない患者)に対して紅麹の投与による有効性が示されています。


高血圧については、サプリメント成分もありますが、心身医療も有効です。

例えば、今回の東日本大震災では、通常の高血圧治療薬では降圧効果が得られなかった被災者に対して、ヨーガ療法のボランティアグループがヨーガを指導したところ、顕著な高血圧改善効果が示されたことも知られています。




コエンザイムQ10には,酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが,酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は,体内に吸収された後,いったん還元されてから,利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは,酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって,一般的には,生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して,酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方,特定の疾患に対して用いる場合,あるいは,体内の生理機能が低下している高齢者の場合には,還元型CoQ10の利用が推奨されます。



脂質代謝異常,特にコレステロール高値に対する機能性食品素材としては,紅麹の他,植物ステロールなどがあり,それらを含む複合サプリメントも用いられています。



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