サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ノルウェイのがん患者での補完代替医療(CAM)利用状況:トロムソ第7回調査研究 [2020年01月02日(木)]
補完代替医療研究の専門ジャーナルに、ノルウェイのがん患者における補完代替医療(CAM)・伝統医療(TM)の利用状況を調べた研究が、トロムソ大学のグループから報告されていました
(BMC Complement Altern Med , 19 (1), 341, 2019 Nov 29)


これまでの研究により、がん患者では、補完代替医療(CAM)・伝統医療(TM)が広く利用されていることが示されています。

今回の研究では、

ノルウェイのがん患者におけるCAM・TMの利用状況が調べられました。

なお、トロムソ大学は、ノルウェイの4つの国立大学の一つで、補完代替医療研究のための国立センターが設置されています。
(トロムソは北極圏にあり、北極へのアプローチのための街としても知られています。)


CAM・TMは、

ノルウェイ北部にて、がん患者に広く利用されており、

特に、伝統的なヒーリング/癒しのような、精神的な形態で用いられています。


CAM・TMは、主に、標準治療への補完療法として用いられていますが、


通常医療の医療従事者と議論することはほとんどないため、

標準治療とのネガティブな相互作用のリスクも生じえます。


今回の研究の目的は、

トロムソのがん患者において、

CAM・TM利用の状況が調べられました。


具体的には、

2015年から2016年に、トロムソTromsøでの7回目の調査として、

40歳以上のトロムソすべての住民が参加に招待され(n = 32,591)、

そのうち21,083名が参加しました(回答率65%)。

データは、3つの自己管理アンケートと包括的な臨床検査を通じて収集されました。

解析の結果、

回答者の8パーセント(n = 1636)が、

がんに罹患している(n = 404)、

または、がんを罹患していました(n = 1232)。

現在のがん罹患者のうち

33.4%が一年以内に、CAM・TMを利用していました。


13.6%は、CAM・TMプロバイダーに相談し、

17.9%が、ハーブ/自然療法を使用し、

6.4%が自助(セルフヘルプ)テクニックを実践しました。


現時点のがん罹患者は、

がんの既往者よりも、

CAM・TMプロバイダーを訪問していました(13.6%vs.8.7%, p = 0.020)。

現在のがんの罹患者のうち、

6.4%がCAM・TMプロバイダーに相談したと報告し、

5.8%が鍼灸師に相談し、

4.7%が他のCAMプロバイダーに相談したと報告しました。


女性は、

男性よりも鍼治療や自助テクニックを使用した割合が有意に高値でした。

他のCMプロバイダー、TMプロバイダーへの訪問、またはハーブ/自然療法の使用に関して、性別に大きな違いは見られませんでした。


以上、

今回の調査結果は、

がん患者において、

公的な医療ケアシステム以外に、

CAM・TMが利用されていることを示しており、

先行研究と一致した結果となっています。


ハーブ療法の一部は、がんの標準治療との相互作用も想定されるため、医療従事者とのコミュニケーションの重要性が示唆されます。




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母親の65.4%がサプリメントを利用し、16.4%が子供にサプリメントを与えている [2019年12月21日(土)]
栄養学の専門ジャーナルに、日本の子供におけるサプリメントの利用状況を調べた研究が、国立栄養研のグループから報告されていました。
(Nutrients. 2018 Aug 28;10(9).)



日本では、ビタミン、ミネラル、魚油などのサプリメントの利用が増えています。


今回の研究では、

日本の子供におけるサプリメントの利用状況が調べられました。


具体的には、
まず、

2017年8月に、

25歳から59歳までの母親265,629名を対象に、

予備的なインターネット調査が行われ、

このうち、
小学校、中学校、高校のいずれかに通う子どもの母親19,041名が選ばれました。



解析の結果、


16.4%が、現在、子供にサプリメントを提供しており、

5.2%が以前に子供に与えていました。


サプリメントの利用率は、

女子よりも男子のほうが高く、

学年が上がるにつれて、利用率も高くなっていました。



2439名を対象に行われたサプリメント利用の実態調査によると、

男女とも、

健康維持、

栄養素の補給、

成長促進のためにサプリメントが利用されていました。


子供の多く(37.5%)が、ビタミンとミネラルのサプリメントを利用していました。




母親は、サプリメントに関する情報をインターネット経由で入手し、

サプリメントはドラッグストアまたはインターネット経由で購入していました。


母親のサプリメント利用率は、65.4%であり、

子供での利用率と関連している可能性が考えられました。



なお、3.6%において、
腹痛、下痢、吐き気・嘔吐、便秘などの有害事象が報告されましたが、

有害事象での因果関係は明確ではありません。


ただし、一部の子供には、成人向けのサプリメントが与えられていました。


以上の調査データから、

親に対するサプリメントの適正使用に関する啓発が必要と考えられます。



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ドイツのヘルスシステムでのハーブの重要性 [2019年12月14日(土)]
今月のヘルスサービス研究の専門ジャーナル(電子版)に、ドイツのヘルスケアシステムにおけるハーブの重要性や利用率、背景因子を調べた調査研究が、ドイツのグループから報告されていました。
(BMC Health Serv Res 2019.)


ハーブの利用率は世界的に増加しています。


ヨーロッパ、特にドイツでは、ハーブサプリメントについての研究が行われてきており、
OTC医薬品としても活用されてきました。



今回の研究では、

ドイツの一般人口において、ハーブの利用状況、利用者の特徴、ハーブ利用に影響する因子が調べられました。

具体的には、

ドイツでのオンライン調査として、

2906名の参加者から、

ハーブの利用が調べられました。


解析の結果、

ハーブの利用率は非常に高く、

・過去12か月でハーブを使用した群:75.4%

・過去12か月ではハーブを使用しなかったが、これまでに利用した群:11.3%、

・今までハーブを使用しなかった群:13.3%

でした。


ハーブの利用おいて、セルフメディケーションは一般的な実践であり、

同時にハーブの利用者は、

医師に知らせることはなく、

知識は十分とは考えておらず、

インターネットを主な情報源としていました。

ハーブ利用の目的となる症状や病気、および、有用性に関する認識は、次のようになっています。

風邪やインフルエンザ 1441名 65.8%が利用、
効果ない:2.3%%、一定の効果あり:56.8% よく効いた:40.9%

呼吸器系の症状 1355名 61.8%が利用、
(有用性の内訳;2.4 49.4 48.2)

消化器系症状 1048名47.8%
(有用性の内訳;2.0 44.8 53.2)

睡眠障害 655名29.9%
(15.7 53.4 30.9)

不安 500名22.8%
(13.6 54.4 32.0)


過去12か月のハーブ利用者の特徴は、

女性、

高学歴、

個人保険に加入、

仕事に就いている、

健康志向の高いライフスタイル

でした。


特定の社会人口統計学的および健康関連の因子も、ハーブ利用および非利用にある程度、影響はしますが限定的でした。


以上、

今回の調査研究から、

ハーブ利用がドイツのヘルスケアシステムで重要な役割を果たしていることが示唆されます。

課題として、
セルフケアが主体であり、

医師とのコミュニケーション不足なども示唆されます。


論文著者らは、

ドイツでのハーブの利用率が高いことから、

医療従事者やヘルスケアサービスの提供者は、これらの課題を認識するべきであると考察しています。

DHCでは、ハーブサプリメントの適正使用に関するエビデンスをまとめて出版しています。

サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報




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アジア系アメリカ人での補完代替療法の利用状況 [2019年10月25日(金)]
今月の公衆衛生学の専門ジャーナル(電子版)に、アジア系アメリカ人における補完代替療法の利用状況を調べた研究が、ハワイ大学のグループから報告されていました。
(J Immigr Minor Health. 2019 Oct 3.)


今回の研究では、

2012年の米国での全国健康面接調査のデータから、
(2012 National Health Interview Survey)

アジア系アメリカ人2214名を対象に、

治療を目的とする補完代替医療(CAM)利用状況が調べられました。


アジア系アメリカ人は、

中国系、

インド系、

フィリピン系、

その他のアジア系の4グループに分類されています。


解析の結果、

治療のためのCAMを利用していたアジア系アメリカ人は、9%でした。


また、6%は、CAMを慢性疾患や慢性の状態に利用していました。


これは、医学的な多元主義の一形態であると推定され、

東洋医学と西洋医学を合わせたアプローチであると考えられます。

なお、
アジア系アメリカ人のグループの中では、

その他のグループが、最も高いCAM利用率でした。


また、

CAM利用と相関していた因子は、

65歳以上であること、

高い学歴であること(大卒以上)

でした。

アジア系アメリカ人の中では、SESがCAM利用の予知因子でした。


以上のデータから、

アジア系アメリカ人では、医学的な多元主義として、慢性疾患などの病態や疾病の治療の目的で、補完代替医療が利用されていることが示唆されます。




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神経膠腫(グリオーマ)患者での補完代替医療の利用状況@スイス [2019年08月23日(金)]
神経腫瘍学の専門ジャーナルに、スイスにおける神経膠腫(グリオーマ)患者での補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、チューリッヒ大学のグループから報告されていました。
(Neurooncol Pract. 2019 May;6(3):237-244.)



神経膠腫(しんけいこうしゅ)は、悪性の脳腫瘍の1つです。
グリオーマ(glioma)とも呼びます。
神経膠腫は、神経膠細胞から発生します。


グリオーマは、予後が良好とはいいがたいことから、患者の一定数が、標準治療の補完や、症状の軽減などの目的で何らかのCAMを利用していることが考えられます。

そこで、
今回の研究では、

横断研究として、

スイスの神経腫瘍専門センター3か所において、

WHOグレードU〜Wのグリオーマ患者を対象に、CAMの利用状況が調べられました。

(なお、脳腫瘍には、他のがんのようなTNM分類やステージ分類がなく、
悪性度(グレード)として1から4までの数字を用いて分類されます。

グレード1の腫瘍は、手術で全摘出できれば再発のおそれがほとんどない腫瘍です。
グレード1の神経膠腫には、小児の小脳や視神経に発生することが多い毛様細胞性星細胞腫があります。
神経膠腫の中で多いのは、びまん性星細胞腫や乏突起膠腫で、グレード2〜4に分類されます。)


調査に対して、208名の患者が回答しました。

解析の結果、

回答者のうち、約半数が、何らかのCAMを利用していました。(現在あるいは過去において)


CAM利用と相関していたのは、

若年の年齢でした。

グレードUのグリオーマ患者では、
CAM利用が少ない傾向でした。


CAM利用の主な理由は

疾病の治療に対する有用性の貢献でした。

また、
CAM利用は、多くの場合、

医療従事者に相談はされていませんでした。

CAM利用をあきらめる理由の重要な因子として、

費用があげられました。


以上のデータから、

スイスの神経腫瘍専門医療センターを受診するグリオーマ患者では、

半数以上がCAMを利用しているものの、

医療従事者による相談対応が十分ではないことが、示唆されます。


今後、補完療法としての有用性を得るために適切な環境の整備が必要と考えられます。




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posted at 23:56 | この記事のURL
エリートスポーツ選手のサプリメント利用状況@スペイン [2019年07月22日(月)]
今月のスポーツ栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、スペインのエリートスポーツ選手におけるサプリメントの利用状況を調べた疫学研究が報告されていました。
(J Int Soc Sports Nutr. 2019 Jul 18;16(1):30.)



機能性食品成分が含まれるサプリメントは、運動能の向上を目的として、スポーツ選手/アスリートの間で広く利用されています。

今回の研究では、

スペインでのエリートスポーツ選手におけるサプリメント利用状況が調べられました。


具体的には、

個人あるいは団体競技のハイパフォーマンスアスリート527名(男性346名、女性181名)を対象に、


サプリメントの利用や購買に関する調査が行われ、

IOCコンセンサスに基づいてカテゴリー分類がされました。


解析の結果、


337名(64%)のアスリートが何らかのサプリメントを利用していました。

(中央値は3種類、1種類から12種類の範囲。)


年齢、性別、スポーツの種類、競争レベル、プロフェッショナルといった因子が、サプリメント利用に有意な影響を与えていました。
(all p&#8201;<&#8201;0.05)


最もよく利用されていたサプリメントは、

タンパク質
(41%; n&#8201;=&#8201;137),

アミノ酸/BCAAベースのサプリメント
(37%; n&#8201;=&#8201;124)

でした。


また、
18%は、グルタミン、HMB、L-カルニチンといったサプリメントを利用していました。


入手先について、

45%(152名)のアスリートは店舗で購入、

24%(81名)は、スポンサーから得ていました。


さらに、

42%(141名)は、

サプリメントを自ら選んでおり、
専門家への相談は行っていませんでした。


その他、

81%(273名)のアスリートは、

サプリメントの安全性や品質をチェックするためのプラットフォームを知りませんでした。


なお、
サプリメントを利用していなかった36%(190名)のうち、

72%(137名)は、サプリメントが必要ないと考えていました。


以上のデータから、

エリートアスリートの過半数が、タンパク質やアミノ酸を中心としたサプリメントを利用していることが示唆されます。




アスリートが利用しているタンパク質やアミノ酸は、

健康寿命延伸のために、身体的フレイル/サルコペニアの対策としても利用することができます。





高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者

HMB+たんぱく質の栄養補助は費用対効果が高い



HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



人生100年時代に必要なフレイル対策


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posted at 23:57 | この記事のURL
ドイツの青少年でのサプリメントの利用状況 [2019年06月07日(金)]
栄養学の専門ジャーナルに、ドイツの青少年におけるサプリメントの利用状況を調べた研究が、ドイツのグループ(Robert Koch Institute)から報告されていました。
(Nutrients. 2019 May 28;11(6).)



サプリメントの利用は、栄養素の摂取に寄与します。

外食や偏食の若年者あるいは少食の高齢者では、ビタミンやミネラルを摂取するために、サプリメントの利用が有用と考えられます。


今回の研究では、

ドイツ在住の若年者において、サプリメントの利用状況が調べられました。


具体的には、
食事調査に関するデータの掲示変化を調べる手法により、

EsKiMo I (2006)から、

KiGGS Module EsKiMo II (2015-2017)でのデータをもとに、

12−17歳の1356名を対象に、

過去4週間のサプリメント利用が調べられています。



解析の結果、

2015-2017年のあいだに、

16.4% (95%-CI: 13.0-19.7%)の青少年が、サプリメントを利用していました。

サプリメントの利用は、

身体活動の低下や肥満/過体重と負の相関が認められました。

(つまり、サプリメントの利用は、高い身体活動と、低い肥満と相関。)


利用していたサプリメントは、

1種類が多く、

ビタミンやミネラルを含む製品でした。

最もよく利用されていた成分は、

ビタミンCとマグネシウムです。

また、

サプリメント利用の理由は、

健康増進のため
('to improve health')

でした。

なお、先行研究の2006年での調査では、

サプリメント利用率は18.5%でした。
(95%-CI: 15.8-21.2%)



マルチビタミンやマルチミネラル、オメガ3系必須脂肪酸といったベーシックサプリメントは、青少年期の栄養補助食品として有用です。




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ハーブサプリメントに対する消費者のとらえ方@英国 [2019年06月02日(日)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、ハーブサプリメントに対する消費者の視点を調べた研究が、英国のグループ(University of Leicester)から報告されていました。
(Complement Ther Med. 2019 Jun;44:83-90)



ハーブ・薬用植物がサプリメントとして、セルフケアにおいて用いられるようになりました。

背景として、メタ解析レベルでの高いエビデンスが構築されたことが考えられます。


セントジョーンズワートは、うつ病に対して医薬品と同等の効果を示す:メタ解析


イチョウ葉エキス(EGb 761)による認知症の周辺症状改善作用:メタ解析


紅麹による脂質代謝改善作用@メタ解析


ノコギリヤシエキスは前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析


ガルシニアの減量効果



さて、
今回の研究では、

ハーブサプリメントに対する
英国の消費者の意見や利用状況が調べられました。

具体的には、

2015年8月1日から2016年7月31日までの1年間の間に、

157名の対象者(年齢は87%が45−64歳、13%が65歳以上)にて調査が行われました。


解析の結果、

80%が、ハーブサプリメント(メディシナルプラント)を、複数の理由(健康を守ること74%、病気の予防38%、治療49%)で用いていました。

また、
95%が、植物は有用と考えていました。


消費者が得ている知識の情報源は、

書籍57%、

インターネット53%、

友人・知人・同僚51%、

医療関係者42%

でした。

51%がハーブを安全と考えており、

55%が、
医薬品と比べて、副作用が少ないと考えていました。



24%が、メディシナルハーブの利用を、かかりつけ医に伝えており、

主治医の47%が、メディシナルハーブの利用を受け入れていました。



サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性





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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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前立腺がん患者での利用が増えたサプリメント@米国 [2019年05月31日(金)]
今月の泌尿器科学の専門ジャーナル(電子版)に、前立腺がん患者での補完代替医療の利用状況を調べた研究が、米国のグループ(University of California San Francisco)から報告されていました。
(J Urol. 2019 May 15)



補完代替医療(CAM)は、健康な人が健康増進や未病対策で利用するだけではなく、

慢性疾患を有する患者が、標準治療への補完療法として利用することもあります。


今回の研究では、

前立腺がん患者の間での補完代替医療の利用状況が調べられました。

(Cancer of the Prostate Strategic Urologic Research Endeavor, CaPSURETMという研究の一環です。)


具体的には、

1996年から2016年の間に

CaPSUREへの参加者7,989名を対象に、

70近い種類のCAMの利用について、質問票での調査が行われました。

また、

新規に診断された前立腺がん患者の間でのトレンドを評価するために、

診断後24ヶ月間以内のCAM利用を考慮し、

診断年によるグループでのCAM利用の割合が計算されました。
(n = 7,696).


解析の結果、

前立腺がん患者の56%が、

何らかのCAMを利用していました。

最も多かったのは、

マルチビタミンの40%、

オメガ3系必須脂肪酸の24%
です。


非利用者に比べて、

CAM利用者では、

教育水準が高く、

世帯年収が高く、

西部から中西部に居住している

という特徴がみられました。

診断時点でのPSAの中央値は、

利用者では、
5.8 (IQR 4.4-8.4)

非利用者では、
6.2 (IQR 4.7-10.1)
であり、

両群間に有意差が見出されました。
(p < 0.01)


また、

1996-2000年の間に診断された群と、

2011-2016年に診断された群を比較すると、

CAM利用者の割合は倍増以上でした。
(+128%の増加率。 割合は、24% から54%へ増加)

さらに、

2006-2010年の間に診断された群に比べて、

2011-2016年の間に診断された群では、

ビタミンDの利用者が倍増し、
(+108%)


ビタミンEの利用者が減少していました。
(-48%)


以上のデータから、

前立腺がん患者では、マルチビタミン、ビタミンD、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントの利用が増えていることが示唆されます。


マルチビタミンやマルチミネラルサプリメントは、潜在的な微量必須栄養素の摂取不足を予防するために、ベーシックサプリメントとしての摂取が推奨されます。

マルチビタミンサプリメントの有用性に関して、次の研究が知られています。



マルチビタミン・ミネラルと死亡率の関係:メタ解析



マルチビタミン・ミネラルサプリメントで栄養素不足が解消



野菜不足の日本人はマルチビタミン摂取によって脳卒中での死亡率が20%低下




50歳以上の米国の男性医師14,641名を対象にした研究で、

マルチビタミンによるがんリスク低減効果


(平均的な日本人を集団で対象とする場合、現代の食生活では潜在的な栄養素の不足という問題は想定されますが、マルチビタミンの投与で死亡率低下というデータまでは検出できないと思います。)

(なお、マルチビタミン・ミネラルサプリメントによる抗がん作用や死亡率低下のメカニズムとしては、ビタミンCやビタミンE、セレンといった抗酸化作用を持つ成分が、酸化障害の抑制を介して、抗がん作用および生活習慣病予防効果を示す、となります。)







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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:51 | この記事のURL
女性・若年・高学歴がCAM利用者の特徴:スウェーデンのがん患者調査 [2019年03月28日(木)]
今月の補完代替医療(CAM)の専門ジャーナルに、スウェーデンのがん患者におけるCAMの利用状況を調べた研究が報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2019 Mar 13;19(1):62.)



補完代替医療(CAM)は、健康な人が健康増進や未病対策で利用するだけではなく、

慢性疾患を有する患者が、標準治療への補完療法として利用することもあります。


今回の研究では、
スウェーデンのがん患者におけるCAM利用の状況と関連因子が調べられました。


具体的には、
大学病院の腫瘍科の外来において、がん患者1297名を対象にアンケート調査が行われ、

58% (n =&#8201;755)から回答が得られ、解析が行われました。


解析の結果、

過去のCAM利用率(生涯にわたる期間での利用率)は、34%(256名)であり、

がんと診断後のCAM利用率は26%(n =&#8201;198)でした。

CAM利用と相関していた背景因子は、

・女性、

・若年、

・高学歴

でした。

つぎに、

最もよく利用されているCAMは、


ビタミンやミネラルを含む天然製品(natural products)と、リラクセーションでした。

CAM利用の主な目的は、

身体機能の改善、

全般的および感情的なウェルビーイングのため、

がんと闘うための身体能向上のため

でした。

CAM利用の満足度は、全般的に高いとされました。


有害事象は、まれであり、軽度でした。

CAM利用者の54%は、CAMに対する一カ月当たりの費用は50ユーロ未満でした。


三分の一が、CAM利用について、がんケアプロバイダー(がん治療提供者)と相談していました。

また、

参加者の半数以上が、
がんケアプロバイダーはCAM利用について相談をできるようになるべきであり、

がんケアにおいて、CAM利用が考慮されるべきと考えていました。


以上のデータから、

がんの標準治療の中では、アクセスやアドバイスが限定されているにもかかわらず、

スウェーデンでは、4分の1のがん患者がCAMを利用していること、
また、
がん患者と、治療提供者との間の対話は十分とは言えないこと、

がん標準治療におけるCAM療法の選択肢が統合されることの必要性
などが示唆されます。




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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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TCCの卒業証書・学位授与式 [2019年03月21日(木)]
今日は、東京カレッジオブカイロプラクティック(TCC)の卒業証書・学位授与式が、日本赤十字社本社にて挙行されました。


私は来賓として出席させていただきました。

第21期の卒業生の皆様、おめでとうございます。
今後の活躍を期待しています。


カイロプラクティックは、米国発祥であり、欧米やオセアニア諸国では法制化されています。

頸部痛や腰痛といった筋骨格系の症状に対する介入が中心です。

また、スポーツ選手/アスリートのコンディションの維持のために、スポーツカイロプラクティックがあり、

小児や妊婦など、幅広い対象があります。



来年の東京オリンピックでも、ポリクリニックには、カイロプラクティックが導入されると聞いています。

(ちなみに、前回のリオ五輪では、アメリカの選手団に同行した医療チームの責任者は、整形外科医ではなく、カイロプラクター/ドクターオブカイロプラクティック、DCでした。)



下記のような研究を見ると、健康寿命延伸にも貢献すると考えられます。

カイロプラクティックは感覚運動機能の改善を介して高齢者の転倒リスクを低減する




カイロプラクティックは、米国をはじめ、欧米主要国では公的資格が確立しています。


ただし、日本では、国際基準に相当するカイロプラクター(カイロプラクティックの施術者)は1,000名ほどです。


(これに対して、街中のカイロプラクティック/いわゆる整体などの看板は、1万から3万とされています。)



国際基準を満たすカイロプラクターの名簿は、登録機構を介して、厚労省の医事課に提出されています。



(日本でのカイロプラクターは

「日本カイロプラクティック登録機構」

で検索できます。



ちなみに私は、

カイロプラクティック新橋外来センター

で受けています。)



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自閉症スペクトラム障害に対する補完代替医療(CAM)の利用状況@ドイツ [2019年02月10日(日)]
今月の精神科研究の専門ジャーナルに、自閉症スペクトラム障害(ASD)に対する補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、ドイツのグループ(Carl von Ossietzky University Oldenburg)から報告されていました。
(BMC Psychiatry. 2019 Feb 1;19(1):53.)


補完代替医療(CAM)は、健康な人が健康増進や未病対策で利用するだけではなく、

慢性疾患を有する患者が、標準治療への補完療法として利用することもあります。


今回の研究では、

ドイツにおいて、

自閉症スペクトラム障害(ASD)の成人患者におけるCAMの利用状況が調べられました。

(先行研究では、ASDの小児や青少年での調査はありますが、)


具体的には、

ドイツのASD外来4か所において、

2015年11月から2016年6月にかけて、

成人のASD患者を対象に質問票による調査が行われ、

192名のデータが解析の対象となりました。

(回答率26.8%、平均年齢31.5歳、&#8201;男性80%

診断の内訳は、
アスペルガー症候群; 58%

小児自閉症;27%

非定型自閉症;12%

でした。

回答者の45%が、これまでに何らかのCAMを利用したことがある、もしくは現在利用している、と回答しました。


生涯にわたるCAM利用については、

半数が、2種類以上のCAM療法を使っていました。

代替医療システム(ホメオパシーや鍼)が最もよく利用されており、

心身介入療法(ヨーガ、バイオフィードバック、動物介在療法)が続いていました。

また、20%の回答者が、
将来、何らかのCAM両方を利用しようと思うと答えました。


以上のデータから、

成人ASD患者では、

CAMが利用されていることから、適切な情報提供が必要であると考えられます。


機能食品成分も、精神神経科分野での有用性が報告されています。

マルチビタミンミネラルCoQ10オメガ3サプリメントによる自閉症への効果



葉酸+マルチビタミンサプリメントが自閉症リスクを半減



葉酸サプリメントの自閉症スペクトラムに対する有用性


妊娠中の葉酸サプリメント摂取が自閉症リスクを低減:系統的レビュー



ビタミンD3サプリメントによる自閉症スペクトラム障害改善


ビタミンDによる自閉症スペクトラム障害改善作用



双極性うつ病に対するコエンザイムQ10の補完療法としての有用性


コエンザイムQ10が自閉症ASDの小児において抗酸化作用を示す



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グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



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開業医の19.3%がサプリメントを診療に利用@日本 [2018年12月05日(水)]
統合医療の専門ジャーナル(電子版)に、日本の開業医における補完代替医療の利用状況を調べた研究が、金沢医科大学のグループから報告されていました。
(J Integr Med. 2018 Nov 17)



日本は、一般人口における補完代替医療(CAM)の利用状況調査が報告されてきました。


一方、

開業医によるCAMの提供状況に関する調査は限られています。


そこで、

今回の研究では、

インターネットを用いて、

2017年2月6日から10日の間に、

日本のプライベートプラクティス(19床以下の一人医療法人の開業医)400名を対象に、CAMの提供状況が調べられました。


解析の結果、

開業医により提供/処方されているCAMは、

漢方薬(34.8%)、

サプリメント/健康食品(19.3%)

でした。


専門医による相違がみられ、

漢方薬は、

産婦人科医では54.0%、

整形外科医では44.4%、

皮膚科では 43.0%でした。

一方、

いずれのCAMも提供していない開業医は、

53.5%でした。


健康保険の適応については、

96.8%の開業医が、国民皆保険制度での適応となるもののみを、もしくは主に処方していました。
(それぞれ29.8%、67.0%)



以上のデータから、

日本の開業医が提供/処方するCAMでもっとも高頻度であるのは、漢方薬であり、

理由として、国民皆保険制度の下で、健康保険の適応になることが考えられます。




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筋骨格系の疼痛に対する統合補完療法の利用状況@米国退役軍人 [2018年10月19日(金)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナル(電子版)に、米国の退役軍人において、筋骨格系の疼痛に対する補完療法・統合医療(complementary and integrative health (CIH) therapies)の利用状況を調べた研究が、報告されていました。
(J Altern Complement Med. 2018 Oct 12)


米国では麻薬の蔓延が大きな社会問題であり、

2017年には「オピオイド危機」として公衆衛生上の非常事態が宣言されました。


そこで、

慢性筋骨格疼痛に対する補完療法・統合医療(CIH)によるアプローチの重要性が認識されています。


米国の退役軍人健康庁 (VHA)は、米国で最大規模の統合医療ヘルスケアを提供しています。


そこで、今回の研究では、

米国退役軍人において、

慢性筋骨格系の疼痛に対する補完療法・統合医療(CIH)の利用状況が調べられました。

具体的には、

米国退役軍人健康管理庁での2010年から2013年のデータ(530,216名)を用いて、

比較的若年の退役軍人における慢性筋骨格系疼痛に対する9種類のCIHについて、2年間の状況が調べられています。

なお、慢性筋骨格系疼痛は、
(1)慢性疼痛に代表される筋骨格系疼痛の診断コードでの2回以上の受診が30−365日の間に行われた場合、


(2) 90日以内に筋骨格系の診断コードで2回以上受診し、90日以内に2回以上、4以上の疼痛スコアでランクされた場合、

とされています。


解析の結果、

まず、27%の若年退役軍人が、、慢性筋骨格系疼痛にて、何らかのCIH療法を受けていました。

CIH療法の内訳は、

瞑想;15%、

ヨーガ:7%、

鍼灸;6%、

カイロプラクティック;5%、

誘導イメージ療法:4%、

バイオフィードバック;3%、

太極拳;2%、

マッサージ:2%、

催眠療法:0.2%、

でした。


CIH療法の利用は、
女性、
独身、
複数の疼痛
を有している群においてより多く認められました。



以上のデータから、

米国退役軍人では一定数が、慢性筋骨格系疼痛に対して、補完療法・統合医療を用いていることが示唆されます。




カイロプラクティックは、米国をはじめ、欧米主要国では公的資格が確立しています。


ただし、日本では、国際基準に相当するカイロプラクター(カイロプラクティックの施術者)は1,000名ほどです。


(これに対して、街中のカイロプラクティック/いわゆる整体などの看板は、1万から3万とされています。)



国際基準を満たすカイロプラクターの名簿は、登録機構を介して、厚労省の医事課に提出されています。



(日本でのカイロプラクターは

「日本カイロプラクティック登録機構」

で検索できます。



ちなみに私は、

カイロプラクティック新橋外来センター

で受けています。)


カイロプラクティックは、米国発祥であり、欧米やオセアニア諸国では法制化されています。

頸部痛や腰痛といった筋骨格系の症状に対する介入が中心です。

また、スポーツ選手/アスリートのコンディションの維持のために、スポーツカイロプラクティックがあり、

小児や妊婦など、幅広い対象があります。

また、下記のような研究を見ると、健康寿命延伸にも貢献すると考えられます。

カイロプラクティックは感覚運動機能の改善を介して高齢者の転倒リスクを低減する





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ドイツの婦人科系がん患者の74.1%が補完代替療法を併用 [2018年10月01日(月)]
補完代替医療の専門ジャーナルに、乳がん患者における生物学的な補完代替医療の利用状況を調べた研究が、ドイツのグループから報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2018 Sep 24;18(1):259)


ハーブや栄養サプリメントなどの生物学的手法の補完代替医療(CAM)は、婦人科系がん患者の全身療法に併用されることがあります。

今回の研究では、

2014年9月から2014年12月、および2017年2月から2017年5月の間に、

ドイツの大学病院(Technical University Munich)のがん治療のデイケアユニットにおいて、

乳がん及び婦人科系がんの全身療法を受けたがん患者717名を対象に、

治療施行中に利用した補完代替医療に関する質問票を用いた調査が行われました。

448名から回答が得られました。

解析の結果、

448名中74.1% が、全身療法に加えて、生物学的療法であるCAM療法を併用していました。

最もよく利用されていたCAMは、

ビタミン類とミネラル類のサプリメント(72.3%),

メディシナルティー(46.7%),

植物療法 (30.1%),

ヤドギリ療法(アントロポゾフィー医学)(25.3%)

でした。

生物学的CAM療法の利用と相関していた因子は、

化学療法を施行
(p= 0.002)

若年層(60歳未満; p=0.017)
でした。


以上のデータから、

婦人科系がん患者では、

標準治療に加えて、サプリメントやハーブなどの補完代替医療を高率に併用していることが考えられます。

なお、今回のドイツのがんセンターでは、2013年に、統合医療の理念に基づいて、カウンセリングサービスが外来患者向けプログラムに導入されているということでした。





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サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


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米国の兵士の75%がサプリメントを利用している [2018年09月28日(金)]
ミリタリー医学の専門ジャーナル(電子版)に、米国軍の兵士におけるサプリメントの利用状況を調べた研究が、米国のグループ(U.S. Army Research Institute of Environmental Medicine)から報告されていました。
(Mil Med. 2018 Aug 20.)


サプリメントは、健康増進や疾病予防に広く利用されています。

軍の兵士は、身体機能や運動能を向上させるために、一般市民よりも積極的なサプリメントの利用が推察されます。

そこで、

今回の研究では、米国の軍隊の兵士によるサプリメントの利用状況が調べられました。



具体的には、

米国陸軍の3つの施設において、

289名の兵士 (平均年齢28 ± 6歳、平均BMI 27 ± 3 kg/m2 、83%が男性)を対象に、

感覚刺激探求(Sensation seeking (SS) 行動)と、サプリメントの利用との関連が検証されました。


解析の結果、

まず、75%の兵士が、1週間に1回以上、サプリメントを利用していました。

最もよく利用されていたサプリメントは、

プロテイン/アミノ酸 (52%),

マルチビタミン/マルチミネラル (47%),

その他のサプリメント(43%),

複合サプリメント(35%)

でした。


感覚刺激探索行動との関連では、

全般に、サプリメントの利用者は、

非利用者に比べて、


高い体験探索
(8.0 ± 1.7 vs 7.5 ± 2.0; p < 0.05)

高い新規探索
(28.4 ± 3.7 vs 26.8 ± 4.7; p < 0.05)

が見出されました。

また、
プロテイン/アミノ酸の利用者は、

非利用者に比べて、

感覚刺激探索行動のサブクラス6つすべてで、高値を示しました。

experience seeking (p < 0.001),
boredom susceptibility (p < 0.001),
thrill seeking (p < 0.001),
disinhibition (p < 0.01),
novelty (p < 0.001),
intensity (p < 0.001)


その他、

ボディビルディング用のサプリメントの利用者は、

非利用者に比べて、

6つのうち4つの項目での感覚刺激探索行動の有意な高値が見出されました。

(boredom susceptibility (p < 0.05), thrill seeking (p < 0.001), disinhibition (p < 0.01), and intensity (p < 0.001))


以上のデータから、

米国の軍隊の兵士では、

サプリメントが広く利用されていること、

その行動には一定の感覚刺激探索、リスク探索との相関が示唆されること

が考えられます。


身体活動能や持続力、運動能を向上させるといった目的で、兵士がサプリメントを利用する際には、適正使用情報の提供が必要性が高いと考えられます。



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84.5%が消化器症状にハーブサプリメントを利用:オンライン調査 [2018年08月10日(金)]
サプリメント研究の専門ジャーナルに、消化器系症状に対するハーブサプリメントの利用状況を調べた研究が、米国のグループから報告されていました。
(J Diet Suppl. 2018 Jun 29:1-14.)


すでに、統合医療の理念がメインストリームとなっている米国では、

各種の補完代替医療が、健康増進や未病対策、標準治療の併用療法として、広く利用されています。


日本での調査では、下記の報告があります。

62.1%が補完代替医療を利用:2009年の仙台市での調査



今回の研究では、

インターネットを用いた横断研究として、

消化器系症状に対するセルフケアに利用される、サプリメントなど補完療法の状況が調べられました。

インターネット調査の対象者は、

88%が女性で、

50.1%が、26歳から45歳というバイアスがあります。


解析の結果、

対象者の84.5%が、ハーブサプリメントを利用しており、

対象者の84.8%は、特別の健康上の問題に対して、ハーブサプリメントを利用している、ということが明らかとなりました。


もっとも多い病態は、
胃食道逆流症の44.4%でした。


GI症状に対するサプリメントの利用データ収集のための、匿名のオンライン調査に使われたノベルティによって、

今回の調査では、

先行研究に比べて、

消化器系症状に対するサプリメント及びハーブサプリメントの利用状況が高率に示されたと考えられます。


論文著者らは、

ヘルスケアプロバイダーは、

医薬品の服用だけではなくて、サプリメントについても確認が求められること、

標準治療での医薬品が症状の改善に十分ではない場合や、サプリメントを利用する傾向にある患者では、
十分にコミュニケーションをとる必要があること、

などと考察しています。







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62.1%が補完代替医療を利用:2009年の仙台市での調査 [2018年07月29日(日)]
今月の科学誌プロスワンに、仙台市における補完代替医療の利用状況について調べた研究が、日本大学のグループから報告されていました。
(PLoS One. 2018 Jul 16;13(7):e0200578.)


1990年代初めから、補完代替医療(CAM)の利用状況については世界中で様々な調査が行われてきました。


日本での本格的な全国調査は、エクセター大学への留学経験のある山下仁先生による研究が最初です。

山下先生の論文は、CTM誌に発表されています。

(Yamashita H et al.:
Popularity of complementary and alternative medicine in Japan: a telephone survey.
Complement Ther Med. 2002 Jun;10(2):84-93. PMID: 12481956)


同じ時期に、私も大学病院健診センター受診者を対象に、CAMの利用状況を調べて、学会にて発表を行いました。

(内容は、蒲原聖可『代替医療』(中公新書)に記載しています。)


その後、国内外の多くの調査研究が発表されてきました。


さて、

今回の研究では、

補完代替医療の利用状況と関連因子について検証が行われました。

具体的には、

2009年の5月から7月に、仙台市の1500名(20歳から69歳)を対象に、

補完代替医療に関するアンケート調査が行われ、

1,018名 (68.6%)から回答が得られました。


解析の結果、

過去4週間の間に何らかのCAMを利用していた割合は、
62.1%
でした。

利用率の多い順では、下記のCAMが挙げられています。

サプリメント:59.2%、
栄養ドリンク:49.4%、
マッサージ:14.4%
健康増進器具:10.6%、
漢方:9.4%、
カイロプラクティック:9.2%、
アロマセラピー:3.5%


CAMの利用に相関が認められた因子は、

構造要因では、主観的な中流意識
(OR = 1.47; 95% CI: 1.04-2.07)

決定要因としての希望
(OR = 1.25; 95%CI: 1.04-1.50)

女性
(OR = 1.47; 95% CI: 1.02-2.12)

健康への懸念
(OR = 1.68; 95% CI: 1.20-2.34)

などでした。


代替医療―効果と利用法 (中公新書)




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50歳以上の米国人の38%が補完代替療法(CAM)を利用している [2018年06月19日(火)]
今月の加齢医学研究の専門ジャーナル(電子版)に、壮年期以上の米国人における補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた調査研究が報告されていました。
(J Aging Health. 2018 Jun 1)



今回の研究では、

米国の全国調査から、

50歳以上の壮年期及び老年期の米国人が、

健康増進およびウェルネスのために用いているCAM(補完代替医療)について、人種別の検証が行われました。


具体的には、

2012年の全国健康面接調査のデータから、

50歳以上のデータが調べらました。



解析の結果、

50歳以上の米国人の38%が、過去1年間のうちに何らかのCAMを利用していたということです。

感じられたベネフィットとして調べられた7項目のうちの6項目では、人種間での有意差が見出されました。

(非ヒスパニック系白人と比べて、他の人種では、2つ以上の項目で、ベネフィットを感じているという結果でした。)


非ヒスパニック系白人と比べて、

それ以外の人種では、CAM利用者の割合は少ないですが、

CAM利用から得られるベネフィットは、白人よりも多く感じていることが示唆されます。


今後、補完療法としてのCAMの適正使用について、人種別のエビデンスに基づく検証が期待される分野です。


最近の研究では、次の報告があります。


小児科レジデント(研修医)の83%が患者から補完医療や統合医療について質問を受けている@米国


米国の薬学教育には補完代替医療が組み込まれている:調査研究


小児病院でのCAM利用状況


米国の軍人・兵士のサプリメント利用の現状:縦断研究




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小児科レジデント(研修医)の83%が患者から補完医療や統合医療について質問を受けている@米国 [2018年04月22日(日)]
今月の補完療法医学の専門ジャーナルに、レジデントの補完療法や統合医療に対する意識を調べた研究が、米国のグループ(Texas Children's Hospital)から報告されていました。
(Complement Ther Med. 2018 Apr;37:133-135)



今回の研究では、

米国の小児科レジデントプログラムの研修医における補完療法や統合医療への知識や対応の状態が調べられました。

具体的には、

テキサス州で小児科レジデントプログラムに参加している研修医177名を対象に、

匿名の電子式調査により20項目が調べられました。


177名中80名から回答がありました。

回答者のうち、83%が、患者から、補完療法(CAM)や統合医療(IM)について質問を受けている、ということでした。

また、
88%が、CAM/IMに関する知識を広げたいと考えている、と回答しています。


知識の欠如が、

レジデントが、診療に補完療法や統合医療を取り入れるための障害のトップとされています。

望まれる教育方法として、

補完代替医療や統合医療のプロバイダーとの経験(曝露)があげられています。


以上の調査データから、

小児科レジデントは、補完医療や統合医療についての知識不足を認識しており、

補完療法/統合医療への理解を改善することを望んでおり、

研修医に対して統合医療に関する適切なカリキュラムが設定されれば、患者や家族とのコミュニケーションに有用と考えられます。

米国では、
NIHの中に、ナショナルセンターとして、NCCAM(国立補完代替医療研究センター)が設置されていました。

現在、NCCIM・国立補完統合ヘルスとなり、研究や情報発信を行っています。



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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