サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
ドイツの青少年でのサプリメントの利用状況 [2019年06月07日(金)]
栄養学の専門ジャーナルに、ドイツの青少年におけるサプリメントの利用状況を調べた研究が、ドイツのグループ(Robert Koch Institute)から報告されていました。
(Nutrients. 2019 May 28;11(6).)



サプリメントの利用は、栄養素の摂取に寄与します。

外食や偏食の若年者あるいは少食の高齢者では、ビタミンやミネラルを摂取するために、サプリメントの利用が有用と考えられます。


今回の研究では、

ドイツ在住の若年者において、サプリメントの利用状況が調べられました。


具体的には、
食事調査に関するデータの掲示変化を調べる手法により、

EsKiMo I (2006)から、

KiGGS Module EsKiMo II (2015-2017)でのデータをもとに、

12−17歳の1356名を対象に、

過去4週間のサプリメント利用が調べられています。



解析の結果、

2015-2017年のあいだに、

16.4% (95%-CI: 13.0-19.7%)の青少年が、サプリメントを利用していました。

サプリメントの利用は、

身体活動の低下や肥満/過体重と負の相関が認められました。

(つまり、サプリメントの利用は、高い身体活動と、低い肥満と相関。)


利用していたサプリメントは、

1種類が多く、

ビタミンやミネラルを含む製品でした。

最もよく利用されていた成分は、

ビタミンCとマグネシウムです。

また、

サプリメント利用の理由は、

健康増進のため
('to improve health')

でした。

なお、先行研究の2006年での調査では、

サプリメント利用率は18.5%でした。
(95%-CI: 15.8-21.2%)



マルチビタミンやマルチミネラル、オメガ3系必須脂肪酸といったベーシックサプリメントは、青少年期の栄養補助食品として有用です。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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ハーブサプリメントに対する消費者のとらえ方@英国 [2019年06月02日(日)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、ハーブサプリメントに対する消費者の視点を調べた研究が、英国のグループ(University of Leicester)から報告されていました。
(Complement Ther Med. 2019 Jun;44:83-90)



ハーブ・薬用植物がサプリメントとして、セルフケアにおいて用いられるようになりました。

背景として、メタ解析レベルでの高いエビデンスが構築されたことが考えられます。


セントジョーンズワートは、うつ病に対して医薬品と同等の効果を示す:メタ解析


イチョウ葉エキス(EGb 761)による認知症の周辺症状改善作用:メタ解析


紅麹による脂質代謝改善作用@メタ解析


ノコギリヤシエキスは前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析


ガルシニアの減量効果



さて、
今回の研究では、

ハーブサプリメントに対する
英国の消費者の意見や利用状況が調べられました。

具体的には、

2015年8月1日から2016年7月31日までの1年間の間に、

157名の対象者(年齢は87%が45−64歳、13%が65歳以上)にて調査が行われました。


解析の結果、

80%が、ハーブサプリメント(メディシナルプラント)を、複数の理由(健康を守ること74%、病気の予防38%、治療49%)で用いていました。

また、
95%が、植物は有用と考えていました。


消費者が得ている知識の情報源は、

書籍57%、

インターネット53%、

友人・知人・同僚51%、

医療関係者42%

でした。

51%がハーブを安全と考えており、

55%が、
医薬品と比べて、副作用が少ないと考えていました。



24%が、メディシナルハーブの利用を、かかりつけ医に伝えており、

主治医の47%が、メディシナルハーブの利用を受け入れていました。



サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性





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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



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前立腺がん患者での利用が増えたサプリメント@米国 [2019年05月31日(金)]
今月の泌尿器科学の専門ジャーナル(電子版)に、前立腺がん患者での補完代替医療の利用状況を調べた研究が、米国のグループ(University of California San Francisco)から報告されていました。
(J Urol. 2019 May 15)



補完代替医療(CAM)は、健康な人が健康増進や未病対策で利用するだけではなく、

慢性疾患を有する患者が、標準治療への補完療法として利用することもあります。


今回の研究では、

前立腺がん患者の間での補完代替医療の利用状況が調べられました。

(Cancer of the Prostate Strategic Urologic Research Endeavor, CaPSURETMという研究の一環です。)


具体的には、

1996年から2016年の間に

CaPSUREへの参加者7,989名を対象に、

70近い種類のCAMの利用について、質問票での調査が行われました。

また、

新規に診断された前立腺がん患者の間でのトレンドを評価するために、

診断後24ヶ月間以内のCAM利用を考慮し、

診断年によるグループでのCAM利用の割合が計算されました。
(n = 7,696).


解析の結果、

前立腺がん患者の56%が、

何らかのCAMを利用していました。

最も多かったのは、

マルチビタミンの40%、

オメガ3系必須脂肪酸の24%
です。


非利用者に比べて、

CAM利用者では、

教育水準が高く、

世帯年収が高く、

西部から中西部に居住している

という特徴がみられました。

診断時点でのPSAの中央値は、

利用者では、
5.8 (IQR 4.4-8.4)

非利用者では、
6.2 (IQR 4.7-10.1)
であり、

両群間に有意差が見出されました。
(p < 0.01)


また、

1996-2000年の間に診断された群と、

2011-2016年に診断された群を比較すると、

CAM利用者の割合は倍増以上でした。
(+128%の増加率。 割合は、24% から54%へ増加)

さらに、

2006-2010年の間に診断された群に比べて、

2011-2016年の間に診断された群では、

ビタミンDの利用者が倍増し、
(+108%)


ビタミンEの利用者が減少していました。
(-48%)


以上のデータから、

前立腺がん患者では、マルチビタミン、ビタミンD、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントの利用が増えていることが示唆されます。


マルチビタミンやマルチミネラルサプリメントは、潜在的な微量必須栄養素の摂取不足を予防するために、ベーシックサプリメントとしての摂取が推奨されます。

マルチビタミンサプリメントの有用性に関して、次の研究が知られています。



マルチビタミン・ミネラルと死亡率の関係:メタ解析



マルチビタミン・ミネラルサプリメントで栄養素不足が解消



野菜不足の日本人はマルチビタミン摂取によって脳卒中での死亡率が20%低下




50歳以上の米国の男性医師14,641名を対象にした研究で、

マルチビタミンによるがんリスク低減効果


(平均的な日本人を集団で対象とする場合、現代の食生活では潜在的な栄養素の不足という問題は想定されますが、マルチビタミンの投与で死亡率低下というデータまでは検出できないと思います。)

(なお、マルチビタミン・ミネラルサプリメントによる抗がん作用や死亡率低下のメカニズムとしては、ビタミンCやビタミンE、セレンといった抗酸化作用を持つ成分が、酸化障害の抑制を介して、抗がん作用および生活習慣病予防効果を示す、となります。)







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女性・若年・高学歴がCAM利用者の特徴:スウェーデンのがん患者調査 [2019年03月28日(木)]
今月の補完代替医療(CAM)の専門ジャーナルに、スウェーデンのがん患者におけるCAMの利用状況を調べた研究が報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2019 Mar 13;19(1):62.)



補完代替医療(CAM)は、健康な人が健康増進や未病対策で利用するだけではなく、

慢性疾患を有する患者が、標準治療への補完療法として利用することもあります。


今回の研究では、
スウェーデンのがん患者におけるCAM利用の状況と関連因子が調べられました。


具体的には、
大学病院の腫瘍科の外来において、がん患者1297名を対象にアンケート調査が行われ、

58% (n =&#8201;755)から回答が得られ、解析が行われました。


解析の結果、

過去のCAM利用率(生涯にわたる期間での利用率)は、34%(256名)であり、

がんと診断後のCAM利用率は26%(n =&#8201;198)でした。

CAM利用と相関していた背景因子は、

・女性、

・若年、

・高学歴

でした。

つぎに、

最もよく利用されているCAMは、


ビタミンやミネラルを含む天然製品(natural products)と、リラクセーションでした。

CAM利用の主な目的は、

身体機能の改善、

全般的および感情的なウェルビーイングのため、

がんと闘うための身体能向上のため

でした。

CAM利用の満足度は、全般的に高いとされました。


有害事象は、まれであり、軽度でした。

CAM利用者の54%は、CAMに対する一カ月当たりの費用は50ユーロ未満でした。


三分の一が、CAM利用について、がんケアプロバイダー(がん治療提供者)と相談していました。

また、

参加者の半数以上が、
がんケアプロバイダーはCAM利用について相談をできるようになるべきであり、

がんケアにおいて、CAM利用が考慮されるべきと考えていました。


以上のデータから、

がんの標準治療の中では、アクセスやアドバイスが限定されているにもかかわらず、

スウェーデンでは、4分の1のがん患者がCAMを利用していること、
また、
がん患者と、治療提供者との間の対話は十分とは言えないこと、

がん標準治療におけるCAM療法の選択肢が統合されることの必要性
などが示唆されます。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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TCCの卒業証書・学位授与式 [2019年03月21日(木)]
今日は、東京カレッジオブカイロプラクティック(TCC)の卒業証書・学位授与式が、日本赤十字社本社にて挙行されました。


私は来賓として出席させていただきました。

第21期の卒業生の皆様、おめでとうございます。
今後の活躍を期待しています。


カイロプラクティックは、米国発祥であり、欧米やオセアニア諸国では法制化されています。

頸部痛や腰痛といった筋骨格系の症状に対する介入が中心です。

また、スポーツ選手/アスリートのコンディションの維持のために、スポーツカイロプラクティックがあり、

小児や妊婦など、幅広い対象があります。



来年の東京オリンピックでも、ポリクリニックには、カイロプラクティックが導入されると聞いています。

(ちなみに、前回のリオ五輪では、アメリカの選手団に同行した医療チームの責任者は、整形外科医ではなく、カイロプラクター/ドクターオブカイロプラクティック、DCでした。)



下記のような研究を見ると、健康寿命延伸にも貢献すると考えられます。

カイロプラクティックは感覚運動機能の改善を介して高齢者の転倒リスクを低減する




カイロプラクティックは、米国をはじめ、欧米主要国では公的資格が確立しています。


ただし、日本では、国際基準に相当するカイロプラクター(カイロプラクティックの施術者)は1,000名ほどです。


(これに対して、街中のカイロプラクティック/いわゆる整体などの看板は、1万から3万とされています。)



国際基準を満たすカイロプラクターの名簿は、登録機構を介して、厚労省の医事課に提出されています。



(日本でのカイロプラクターは

「日本カイロプラクティック登録機構」

で検索できます。



ちなみに私は、

カイロプラクティック新橋外来センター

で受けています。)



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自閉症スペクトラム障害に対する補完代替医療(CAM)の利用状況@ドイツ [2019年02月10日(日)]
今月の精神科研究の専門ジャーナルに、自閉症スペクトラム障害(ASD)に対する補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、ドイツのグループ(Carl von Ossietzky University Oldenburg)から報告されていました。
(BMC Psychiatry. 2019 Feb 1;19(1):53.)


補完代替医療(CAM)は、健康な人が健康増進や未病対策で利用するだけではなく、

慢性疾患を有する患者が、標準治療への補完療法として利用することもあります。


今回の研究では、

ドイツにおいて、

自閉症スペクトラム障害(ASD)の成人患者におけるCAMの利用状況が調べられました。

(先行研究では、ASDの小児や青少年での調査はありますが、)


具体的には、

ドイツのASD外来4か所において、

2015年11月から2016年6月にかけて、

成人のASD患者を対象に質問票による調査が行われ、

192名のデータが解析の対象となりました。

(回答率26.8%、平均年齢31.5歳、&#8201;男性80%

診断の内訳は、
アスペルガー症候群; 58%

小児自閉症;27%

非定型自閉症;12%

でした。

回答者の45%が、これまでに何らかのCAMを利用したことがある、もしくは現在利用している、と回答しました。


生涯にわたるCAM利用については、

半数が、2種類以上のCAM療法を使っていました。

代替医療システム(ホメオパシーや鍼)が最もよく利用されており、

心身介入療法(ヨーガ、バイオフィードバック、動物介在療法)が続いていました。

また、20%の回答者が、
将来、何らかのCAM両方を利用しようと思うと答えました。


以上のデータから、

成人ASD患者では、

CAMが利用されていることから、適切な情報提供が必要であると考えられます。


機能食品成分も、精神神経科分野での有用性が報告されています。

マルチビタミンミネラルCoQ10オメガ3サプリメントによる自閉症への効果



葉酸+マルチビタミンサプリメントが自閉症リスクを半減



葉酸サプリメントの自閉症スペクトラムに対する有用性


妊娠中の葉酸サプリメント摂取が自閉症リスクを低減:系統的レビュー



ビタミンD3サプリメントによる自閉症スペクトラム障害改善


ビタミンDによる自閉症スペクトラム障害改善作用



双極性うつ病に対するコエンザイムQ10の補完療法としての有用性


コエンザイムQ10が自閉症ASDの小児において抗酸化作用を示す



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開業医の19.3%がサプリメントを診療に利用@日本 [2018年12月05日(水)]
統合医療の専門ジャーナル(電子版)に、日本の開業医における補完代替医療の利用状況を調べた研究が、金沢医科大学のグループから報告されていました。
(J Integr Med. 2018 Nov 17)



日本は、一般人口における補完代替医療(CAM)の利用状況調査が報告されてきました。


一方、

開業医によるCAMの提供状況に関する調査は限られています。


そこで、

今回の研究では、

インターネットを用いて、

2017年2月6日から10日の間に、

日本のプライベートプラクティス(19床以下の一人医療法人の開業医)400名を対象に、CAMの提供状況が調べられました。


解析の結果、

開業医により提供/処方されているCAMは、

漢方薬(34.8%)、

サプリメント/健康食品(19.3%)

でした。


専門医による相違がみられ、

漢方薬は、

産婦人科医では54.0%、

整形外科医では44.4%、

皮膚科では 43.0%でした。

一方、

いずれのCAMも提供していない開業医は、

53.5%でした。


健康保険の適応については、

96.8%の開業医が、国民皆保険制度での適応となるもののみを、もしくは主に処方していました。
(それぞれ29.8%、67.0%)



以上のデータから、

日本の開業医が提供/処方するCAMでもっとも高頻度であるのは、漢方薬であり、

理由として、国民皆保険制度の下で、健康保険の適応になることが考えられます。




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筋骨格系の疼痛に対する統合補完療法の利用状況@米国退役軍人 [2018年10月19日(金)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナル(電子版)に、米国の退役軍人において、筋骨格系の疼痛に対する補完療法・統合医療(complementary and integrative health (CIH) therapies)の利用状況を調べた研究が、報告されていました。
(J Altern Complement Med. 2018 Oct 12)


米国では麻薬の蔓延が大きな社会問題であり、

2017年には「オピオイド危機」として公衆衛生上の非常事態が宣言されました。


そこで、

慢性筋骨格疼痛に対する補完療法・統合医療(CIH)によるアプローチの重要性が認識されています。


米国の退役軍人健康庁 (VHA)は、米国で最大規模の統合医療ヘルスケアを提供しています。


そこで、今回の研究では、

米国退役軍人において、

慢性筋骨格系の疼痛に対する補完療法・統合医療(CIH)の利用状況が調べられました。

具体的には、

米国退役軍人健康管理庁での2010年から2013年のデータ(530,216名)を用いて、

比較的若年の退役軍人における慢性筋骨格系疼痛に対する9種類のCIHについて、2年間の状況が調べられています。

なお、慢性筋骨格系疼痛は、
(1)慢性疼痛に代表される筋骨格系疼痛の診断コードでの2回以上の受診が30−365日の間に行われた場合、


(2) 90日以内に筋骨格系の診断コードで2回以上受診し、90日以内に2回以上、4以上の疼痛スコアでランクされた場合、

とされています。


解析の結果、

まず、27%の若年退役軍人が、、慢性筋骨格系疼痛にて、何らかのCIH療法を受けていました。

CIH療法の内訳は、

瞑想;15%、

ヨーガ:7%、

鍼灸;6%、

カイロプラクティック;5%、

誘導イメージ療法:4%、

バイオフィードバック;3%、

太極拳;2%、

マッサージ:2%、

催眠療法:0.2%、

でした。


CIH療法の利用は、
女性、
独身、
複数の疼痛
を有している群においてより多く認められました。



以上のデータから、

米国退役軍人では一定数が、慢性筋骨格系疼痛に対して、補完療法・統合医療を用いていることが示唆されます。




カイロプラクティックは、米国をはじめ、欧米主要国では公的資格が確立しています。


ただし、日本では、国際基準に相当するカイロプラクター(カイロプラクティックの施術者)は1,000名ほどです。


(これに対して、街中のカイロプラクティック/いわゆる整体などの看板は、1万から3万とされています。)



国際基準を満たすカイロプラクターの名簿は、登録機構を介して、厚労省の医事課に提出されています。



(日本でのカイロプラクターは

「日本カイロプラクティック登録機構」

で検索できます。



ちなみに私は、

カイロプラクティック新橋外来センター

で受けています。)


カイロプラクティックは、米国発祥であり、欧米やオセアニア諸国では法制化されています。

頸部痛や腰痛といった筋骨格系の症状に対する介入が中心です。

また、スポーツ選手/アスリートのコンディションの維持のために、スポーツカイロプラクティックがあり、

小児や妊婦など、幅広い対象があります。

また、下記のような研究を見ると、健康寿命延伸にも貢献すると考えられます。

カイロプラクティックは感覚運動機能の改善を介して高齢者の転倒リスクを低減する





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ドイツの婦人科系がん患者の74.1%が補完代替療法を併用 [2018年10月01日(月)]
補完代替医療の専門ジャーナルに、乳がん患者における生物学的な補完代替医療の利用状況を調べた研究が、ドイツのグループから報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2018 Sep 24;18(1):259)


ハーブや栄養サプリメントなどの生物学的手法の補完代替医療(CAM)は、婦人科系がん患者の全身療法に併用されることがあります。

今回の研究では、

2014年9月から2014年12月、および2017年2月から2017年5月の間に、

ドイツの大学病院(Technical University Munich)のがん治療のデイケアユニットにおいて、

乳がん及び婦人科系がんの全身療法を受けたがん患者717名を対象に、

治療施行中に利用した補完代替医療に関する質問票を用いた調査が行われました。

448名から回答が得られました。

解析の結果、

448名中74.1% が、全身療法に加えて、生物学的療法であるCAM療法を併用していました。

最もよく利用されていたCAMは、

ビタミン類とミネラル類のサプリメント(72.3%),

メディシナルティー(46.7%),

植物療法 (30.1%),

ヤドギリ療法(アントロポゾフィー医学)(25.3%)

でした。

生物学的CAM療法の利用と相関していた因子は、

化学療法を施行
(p= 0.002)

若年層(60歳未満; p=0.017)
でした。


以上のデータから、

婦人科系がん患者では、

標準治療に加えて、サプリメントやハーブなどの補完代替医療を高率に併用していることが考えられます。

なお、今回のドイツのがんセンターでは、2013年に、統合医療の理念に基づいて、カウンセリングサービスが外来患者向けプログラムに導入されているということでした。





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米国の兵士の75%がサプリメントを利用している [2018年09月28日(金)]
ミリタリー医学の専門ジャーナル(電子版)に、米国軍の兵士におけるサプリメントの利用状況を調べた研究が、米国のグループ(U.S. Army Research Institute of Environmental Medicine)から報告されていました。
(Mil Med. 2018 Aug 20.)


サプリメントは、健康増進や疾病予防に広く利用されています。

軍の兵士は、身体機能や運動能を向上させるために、一般市民よりも積極的なサプリメントの利用が推察されます。

そこで、

今回の研究では、米国の軍隊の兵士によるサプリメントの利用状況が調べられました。



具体的には、

米国陸軍の3つの施設において、

289名の兵士 (平均年齢28 ± 6歳、平均BMI 27 ± 3 kg/m2 、83%が男性)を対象に、

感覚刺激探求(Sensation seeking (SS) 行動)と、サプリメントの利用との関連が検証されました。


解析の結果、

まず、75%の兵士が、1週間に1回以上、サプリメントを利用していました。

最もよく利用されていたサプリメントは、

プロテイン/アミノ酸 (52%),

マルチビタミン/マルチミネラル (47%),

その他のサプリメント(43%),

複合サプリメント(35%)

でした。


感覚刺激探索行動との関連では、

全般に、サプリメントの利用者は、

非利用者に比べて、


高い体験探索
(8.0 ± 1.7 vs 7.5 ± 2.0; p < 0.05)

高い新規探索
(28.4 ± 3.7 vs 26.8 ± 4.7; p < 0.05)

が見出されました。

また、
プロテイン/アミノ酸の利用者は、

非利用者に比べて、

感覚刺激探索行動のサブクラス6つすべてで、高値を示しました。

experience seeking (p < 0.001),
boredom susceptibility (p < 0.001),
thrill seeking (p < 0.001),
disinhibition (p < 0.01),
novelty (p < 0.001),
intensity (p < 0.001)


その他、

ボディビルディング用のサプリメントの利用者は、

非利用者に比べて、

6つのうち4つの項目での感覚刺激探索行動の有意な高値が見出されました。

(boredom susceptibility (p < 0.05), thrill seeking (p < 0.001), disinhibition (p < 0.01), and intensity (p < 0.001))


以上のデータから、

米国の軍隊の兵士では、

サプリメントが広く利用されていること、

その行動には一定の感覚刺激探索、リスク探索との相関が示唆されること

が考えられます。


身体活動能や持続力、運動能を向上させるといった目的で、兵士がサプリメントを利用する際には、適正使用情報の提供が必要性が高いと考えられます。



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グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



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84.5%が消化器症状にハーブサプリメントを利用:オンライン調査 [2018年08月10日(金)]
サプリメント研究の専門ジャーナルに、消化器系症状に対するハーブサプリメントの利用状況を調べた研究が、米国のグループから報告されていました。
(J Diet Suppl. 2018 Jun 29:1-14.)


すでに、統合医療の理念がメインストリームとなっている米国では、

各種の補完代替医療が、健康増進や未病対策、標準治療の併用療法として、広く利用されています。


日本での調査では、下記の報告があります。

62.1%が補完代替医療を利用:2009年の仙台市での調査



今回の研究では、

インターネットを用いた横断研究として、

消化器系症状に対するセルフケアに利用される、サプリメントなど補完療法の状況が調べられました。

インターネット調査の対象者は、

88%が女性で、

50.1%が、26歳から45歳というバイアスがあります。


解析の結果、

対象者の84.5%が、ハーブサプリメントを利用しており、

対象者の84.8%は、特別の健康上の問題に対して、ハーブサプリメントを利用している、ということが明らかとなりました。


もっとも多い病態は、
胃食道逆流症の44.4%でした。


GI症状に対するサプリメントの利用データ収集のための、匿名のオンライン調査に使われたノベルティによって、

今回の調査では、

先行研究に比べて、

消化器系症状に対するサプリメント及びハーブサプリメントの利用状況が高率に示されたと考えられます。


論文著者らは、

ヘルスケアプロバイダーは、

医薬品の服用だけではなくて、サプリメントについても確認が求められること、

標準治療での医薬品が症状の改善に十分ではない場合や、サプリメントを利用する傾向にある患者では、
十分にコミュニケーションをとる必要があること、

などと考察しています。







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62.1%が補完代替医療を利用:2009年の仙台市での調査 [2018年07月29日(日)]
今月の科学誌プロスワンに、仙台市における補完代替医療の利用状況について調べた研究が、日本大学のグループから報告されていました。
(PLoS One. 2018 Jul 16;13(7):e0200578.)


1990年代初めから、補完代替医療(CAM)の利用状況については世界中で様々な調査が行われてきました。


日本での本格的な全国調査は、エクセター大学への留学経験のある山下仁先生による研究が最初です。

山下先生の論文は、CTM誌に発表されています。

(Yamashita H et al.:
Popularity of complementary and alternative medicine in Japan: a telephone survey.
Complement Ther Med. 2002 Jun;10(2):84-93. PMID: 12481956)


同じ時期に、私も大学病院健診センター受診者を対象に、CAMの利用状況を調べて、学会にて発表を行いました。

(内容は、蒲原聖可『代替医療』(中公新書)に記載しています。)


その後、国内外の多くの調査研究が発表されてきました。


さて、

今回の研究では、

補完代替医療の利用状況と関連因子について検証が行われました。

具体的には、

2009年の5月から7月に、仙台市の1500名(20歳から69歳)を対象に、

補完代替医療に関するアンケート調査が行われ、

1,018名 (68.6%)から回答が得られました。


解析の結果、

過去4週間の間に何らかのCAMを利用していた割合は、
62.1%
でした。

利用率の多い順では、下記のCAMが挙げられています。

サプリメント:59.2%、
栄養ドリンク:49.4%、
マッサージ:14.4%
健康増進器具:10.6%、
漢方:9.4%、
カイロプラクティック:9.2%、
アロマセラピー:3.5%


CAMの利用に相関が認められた因子は、

構造要因では、主観的な中流意識
(OR = 1.47; 95% CI: 1.04-2.07)

決定要因としての希望
(OR = 1.25; 95%CI: 1.04-1.50)

女性
(OR = 1.47; 95% CI: 1.02-2.12)

健康への懸念
(OR = 1.68; 95% CI: 1.20-2.34)

などでした。


代替医療―効果と利用法 (中公新書)




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50歳以上の米国人の38%が補完代替療法(CAM)を利用している [2018年06月19日(火)]
今月の加齢医学研究の専門ジャーナル(電子版)に、壮年期以上の米国人における補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた調査研究が報告されていました。
(J Aging Health. 2018 Jun 1)



今回の研究では、

米国の全国調査から、

50歳以上の壮年期及び老年期の米国人が、

健康増進およびウェルネスのために用いているCAM(補完代替医療)について、人種別の検証が行われました。


具体的には、

2012年の全国健康面接調査のデータから、

50歳以上のデータが調べらました。



解析の結果、

50歳以上の米国人の38%が、過去1年間のうちに何らかのCAMを利用していたということです。

感じられたベネフィットとして調べられた7項目のうちの6項目では、人種間での有意差が見出されました。

(非ヒスパニック系白人と比べて、他の人種では、2つ以上の項目で、ベネフィットを感じているという結果でした。)


非ヒスパニック系白人と比べて、

それ以外の人種では、CAM利用者の割合は少ないですが、

CAM利用から得られるベネフィットは、白人よりも多く感じていることが示唆されます。


今後、補完療法としてのCAMの適正使用について、人種別のエビデンスに基づく検証が期待される分野です。


最近の研究では、次の報告があります。


小児科レジデント(研修医)の83%が患者から補完医療や統合医療について質問を受けている@米国


米国の薬学教育には補完代替医療が組み込まれている:調査研究


小児病院でのCAM利用状況


米国の軍人・兵士のサプリメント利用の現状:縦断研究




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小児科レジデント(研修医)の83%が患者から補完医療や統合医療について質問を受けている@米国 [2018年04月22日(日)]
今月の補完療法医学の専門ジャーナルに、レジデントの補完療法や統合医療に対する意識を調べた研究が、米国のグループ(Texas Children's Hospital)から報告されていました。
(Complement Ther Med. 2018 Apr;37:133-135)



今回の研究では、

米国の小児科レジデントプログラムの研修医における補完療法や統合医療への知識や対応の状態が調べられました。

具体的には、

テキサス州で小児科レジデントプログラムに参加している研修医177名を対象に、

匿名の電子式調査により20項目が調べられました。


177名中80名から回答がありました。

回答者のうち、83%が、患者から、補完療法(CAM)や統合医療(IM)について質問を受けている、ということでした。

また、
88%が、CAM/IMに関する知識を広げたいと考えている、と回答しています。


知識の欠如が、

レジデントが、診療に補完療法や統合医療を取り入れるための障害のトップとされています。

望まれる教育方法として、

補完代替医療や統合医療のプロバイダーとの経験(曝露)があげられています。


以上の調査データから、

小児科レジデントは、補完医療や統合医療についての知識不足を認識しており、

補完療法/統合医療への理解を改善することを望んでおり、

研修医に対して統合医療に関する適切なカリキュラムが設定されれば、患者や家族とのコミュニケーションに有用と考えられます。

米国では、
NIHの中に、ナショナルセンターとして、NCCAM(国立補完代替医療研究センター)が設置されていました。

現在、NCCIM・国立補完統合ヘルスとなり、研究や情報発信を行っています。



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片頭痛患者は補完代替医療の利用でQOLが改善@米国 [2018年02月07日(水)]
今日の午後、症候概論の講義のため、外出しました。

最近の学生はまじめなのか、全員出席でした。
(本来、そうあるべきなのでしょうけれど。)


さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の補完代替医療(CAM)の専門ジャーナルに、片頭痛患者でのCAMの利用とQOLとの関連を調べた研究が、米国のグループ(Yale University)から報告されていました。
(Complement Ther Clin Pract. 2018 Feb;30:44-49)


今回の研究では、


片頭痛や重度の頭痛を有する米国の成人において、

補完代替医療(CAM)の利用の利用状況、利用の理由(治療、ウエルネス、療法)、得られるベネフィット(便益)が検証されました。


具体的には、

2012年の米国全国健康面接調査から、

片頭痛/重度の頭痛を有する成人4447名のデータが解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、
過去1年間に41.3%の被験者が何らかのCAMを利用していました。


次に、CAM利用の目的は、

CAM利用者の約3分の1(29.6%)は、CAMをウエルネスのために利用、

59%はウエルネスと治療の両方、

11.4%が治療目的での利用

でした。


具体的には、

ハーブ:46.86%

カイロプラクティック:32.08%

マッサージ:31.80%

ヨーガ:29.31%

などが利用されていました。


また

自己申告のベネフィット(便益)としてあげられた6項目に関して、
(健康を管理できているという感覚、ストレス軽減、睡眠改善、気分/感情の改善、全般的な健康状態の改善、他者との関係の改善)

ウエルネスにCAMを利用していた群と、

両方の目的での利用群とは、

治療目的の群に比べて、

(睡眠以外の項目で)ベネフィットを得る率が高率でした。
(p < 0.05)


以上のデータから、

米国において、

片頭痛/重症の頭痛を有する成人では、

ウエルネス、あるいはウエルネスと治療の目的でCAMを利用する場合にQOLの改善作用が示唆されます。


これまでに次の報告が知られています。


片頭痛患者はコエンザイムQ10が不足し、CoQ10サプリメントで片頭痛が予防できる



コエンザイムQ10による片頭痛予防効果



コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。




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徒手療法による慢性腰痛の改善効果:系統的レビュー/メタ解析 [2018年01月31日(水)]
ちょっと出張が続いて、運動不足もあり、頸部痛と腰痛があったので、

今日、仕事の帰りに、

カイロプラクティック新橋外来センター

でカイロプラクティックを受けてきました。


ついでに、カイロプラクティック/徒手療法の有用性に関するメタ解析を読んでみました。

今月の整形外科/脊椎研究の専門ジャーナル(電子版)に、カイロプラクティックなどの徒手療法による慢性腰痛の改善作用を示した系統的レビュー/メタ解析が、米国のグループ(UCLA)から報告されていました。
(Spine J. 2018 Jan 22)


カイロプラクティックに代表される脊椎徒手療法は、慢性腰痛や頸部痛に対する有用性および安全性が示されています。

今回の研究では、

慢性腰痛に対する徒手療法(mobilization およびmanipulation)の有効性に関する系統的レビュー/メタ解析が行われました。


具体的には、
2000年1月から2017年3月までの主要データベースから、

ランダム化比較試験として、

徒手療法と、それ以外の群(非介入群や介入群)との比較を行った臨床研究が抽出され、


51報が系統的レビューに含まれました。


また、9報の1176名のデータがメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

介入後に、

疼痛の有意な減少
(SMD= -0.28, 95% CI, -0.47 to -0.09, P=0.004; I2=57%)
が認められました。

また、
7報923 名では、

他の群に比べて、

徒手療法介入群において、

機能障害の有意な改善も認められています。
(SMD= -0.33, 95% CI, -0.63 to -0.03, P=0.03; I2=78%)


層別解析では、


運動や理学療法を施行した群など他の介入群と比べても、

徒手療法の実施群において、疼痛の有意な改善が認められています。


(運動群との比較:SMD= -0.43, 95% CI, -0.86 to 0.00; P=0.05, I2=79%),
(理学療法群との比較:SMD= -0.86, 95% CI, -1.27 to -0.45; P<0.0001, I2=46%).


以上、今回の系統的レビュー/メタ解析のデータから、

カイロプラクティックに代表される徒手療法による慢性腰痛改善作用が示されました。

(この研究は、NIHのNCCIHのグラントで行われています。)

腰痛に対して利用される補完代替医療には、日本の伝統医療の鍼灸や、米国発祥のカイロプラクティックなどがあります。

鍼灸は、伝統医療として国家資格があります。

また、
カイロプラクティックは、米国をはじめ、欧米主要国では公的資格が確立しています。


ただし、日本では、国際基準に相当するカイロプラクター(カイロプラクティックの施術者)は1,000名ほどです。


(これに対して、街中のカイロプラクティック/いわゆる整体などの看板は、1万から3万とされています。)



国際基準を満たすカイロプラクターの名簿は、登録機構を介して、厚労省の医事課に提出されています。



(日本でのカイロプラクターは

「日本カイロプラクティック登録機構」

で検索できます。


ちなみに私は、

カイロプラクティック新橋外来センター

で受けています。)





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米国の薬学教育には補完代替医療が組み込まれている:調査研究 [2017年12月27日(水)]
薬学教育の専門ジャーナルに、米国での薬学教育における補完代替医療についての調査が、米国のグループ(Philadelphia College of Pharmacy, University of the Sciences)から報告されていました。
(Curr Pharm Teach Learn. 2017 Jul;9(4):521-527)



今回の研究では、

米国の薬学部/薬科大学において、補完代替医療(CAM)の教育の現状に関する調査が行われました。


具体的には、

135校を対象に、

CAM教育がカリキュラムに導入されているかどうかなどが調査され、

96校(71.1%)から回答がありました。

解析の結果、

回答した96校全校において、

CAM教育がカリキュラムに取り入れられていました。


なお、
カバーされる内容/トピック、教育方法、評価方法はさまざまでした。

また、
74の選択科目、116の必修科目としてのコースが設定されていました。


回答者からは、

CAM利用をサポートするエビデンスが十分ではないことが、CAM教育の障害となっているということが最もよくあげられました。


そのほか、50%の回答者は、CAM教育の拡大を計画している、ということでした。


以上のデータから、

米国の薬科大学/薬学部では、

補完代替医療(CAM)の教育が広く行われていることが示唆されます。


今後、教育カリキュラムの充実のために、CAMに関するエビデンスのさらなる構築が期待されます。


なお、私が気になるのは、教える側が、CAMの研究評価方法の課題を理解しているのかどうか、という点です。

サプリメントも含めて、ダブルスタンダードでみられがちであり、かつ、ネガティブなことしかニュースにならないので。



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オランダで最も利用されているハーブサプリメントは [2017年12月05日(火)]
オランダで最も利用されているハーブサプリメントは、
エキナセア、という調査がありましたので、ご紹介します。

(エキナセアについては、昨日のブログでもご紹介いたしました。)



機能性食品研究の専門ジャーナル(電子版)に、オランダでの植物由来成分のサプリメントの利用状況に関する調査研究が報告されていました。
(Food Funct. 2017 Nov 29.)


ハーブあるいは植物由来成分を含むサプリメントは、広く利用されています。

ただし、適正使用に関する情報が求められます。


今回の研究では、

オランダでのハーブ・植物成分由来サプリメントの利用状況が調べられました。

具体的には、

オランダ国立食物消費調査のデータを用いて、


まず、

75,100名の成人と小児のデータからスクリーニング調査が行われ、



続いて、

代表として選択された739名のハーブ/植物サプリメントの利用者での調査が行われました。


解析の結果、

オランダでのハーブ/植物サプリメントの利用率は、

男性では約10%、

女性では17%、

小児では13%でした。

用いられているハーブ/植物サプリメントは、非常に幅広く、

600種類の製品、

345種の植物成分が見出されました。

もっともよく利用されていたハーブ/植物成分は、

エキナセア、
(Echinacea purpurea)

イチョウ葉エキス
(Ginkgo biloba),

クランベリー
(Vaccinium macrocarpon),

高麗人参
(Panax ginseng)

緑藻/スピルリナやクロレラ
(Spirulina or Chlorella)

でした。


以上のデータから、

論文著者らは、

・オランダでは、ハーブ/植物成分含有サプリメントが広く利用されていること、

・ハーブ医薬品の相互作用などのリスク評価が必要であること、

などを考察しています。




DHC製品では、下記が該当します。


エキナセア、
(Echinacea purpurea)




イチョウ葉エキス
(Ginkgo biloba),



クランベリー
(Vaccinium macrocarpon),


高麗人参
(Panax ginseng)




緑藻/スピルリナやクロレラ
(Spirulina or Chlorella)



パワーフード スピルリナ




クロレラ


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小児病院でのCAM利用状況 [2017年12月02日(土)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、小児病院における補完代替医療(CAAM)の利用状況を調べた研究が、米国のグループ(duPont Hospital for Children)から報告されていました。
(Complement Ther Med. 2017 Dec;35:20-24.)


先行研究では

小児の間でも補完代替医療が利用されていることが示唆されています。


今回の研究では、

入院中の小児患者でのCAM利用状況が調べられました。


具体的には、

小児病院を対象にした匿名の調査として、

99の施設が対象となり、

22施設から回答が得られています。


解析の結果、

82%の施設では、

CAM療法が利用されており、

63%ではCAM療法が正式に提供されていました。


また、
独立した小児病院は、

他のタイプの病院に比べて、

より多くのCAM療法を提供していました。

提供されるCAMの数について、地域的な相違はありませんでした。


もっともよく利用されていたCAMは、

マッサージとバイオフィールド療法でした。

一方、
医療用マリファナ、ホメオパシーは、利用が少ない、ことが見出されました。


以上のデータから、

小児病院でもさまざまなCAM療法が利用されていることが示唆されます。




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43.2%の成人がサプリメントを利用@豪州 [2017年11月01日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、サプリメントの利用状況を調べた研究が、オーストラリアのグループ(Curtin University)から報告されていました。
(Nutrients. 2017 Oct 21;9(10).)


日本では、

消費者の6割が「健康食品」を利用し、その6割が満足している、

という調査があります。(2012年内閣府)


また、

経済産業省の調査では、約半数の消費者が「機能性食品」を利用している、

ということです。(2012年経済産業省)



さて、

今回の研究では、

オーストラリアでのサプリメントの利用状況が調べられました。

具体的には、

2014年〜15年の全国健康調査(NHS)から、

19,257名のデータが解析されています。

解析の結果、

過去2週間の間に1種類以上のサプリメントを摂取していた人の割合は、

成人の43.2%(男性は34.9%、女性は50.3%)、

青年の20.1%(男性は19.7%、女性は20.6%)、

小児の23.5% (男児24.4%, 女児22.5%)

でした。


もっともよく用いられていたサプリメントは、

マルチビタミン、

マルチミネラル、

魚油サプリメント

でした。


成人でのサプリメント利用に関連する因子は、

女性、

加齢、

オーストラリア以外の出身(出生が国外)

教育水準が高い、

BMIがより健康的な値、

身体活動が高い、

非喫煙者

です。


論文著者らによると、

本調査が豪州でのサプリメント利用に関する全国調査として詳細に行われた最初の研究である、ということです。


前述のように、健康食品/サプリメント/機能性食品の利用に関して、日本での最近の全国調査では、次の報告があります。


(1) 「消費者の6割が健康食品を利用しており、6割が満足している」

・1万人を対象にしたアンケート調査 (内閣府2012年)

・約6割の消費者が健康食品を現在利用している

    ・健康食品への支出は、約7割が月額3,000 円未満。

&#8226; 約6割の利用者が概ね満足している。 

(出典:消費者の「健康食品」の利用に関する実態調査, 内閣府・消費者委員会 2012年5月)


(2) 「50%以上が機能性食品を利用、メーカー別第1位はDHC」

・対象:全国の20 歳以上の5,316 名(経済産業省2012年)

・全体の約半数の51.8%が利用していると回答.

・過去の利用経験を含めると、76.5%に機能性食品の利用経験がある

・現在利用している(利用したい)機能性食品のメーカー名(自由回答)

  DHC 12.0%、ファンケル 4.6%、 大塚製薬 3.9%、 サントリーウェルネス3.7%

(出典:『機能性食品に関する消費者の意識調査報告書』2012年2月 経済産業省・中部経済産業局」)



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