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大豆たんぱく質およびイソフラボンが閉経後女性の脂質代謝を改善:系統的レビュー/メタ解析 [2019年12月24日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、閉経後女性において、大豆たんぱく質、大豆イソフラボンによる脂質代謝への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Crit Rev Food Sci Nutr 1-15, Dec 20, 2019.)

大豆には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。




これまでのランダム化比較試験では、

大豆製品の摂取による脂質代謝改善作用が示唆されています。


今回の研究では、

閉経後で健康な女性及び高コレステロール血症を有する女性において、

大豆製品の構成成分別に、脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化比較試験の質を評価し、

単離大豆たんぱく質、

単離大豆イソフラボン、

イソフラボン含有大豆たんぱくについて、

総コレステロール値、

LDL、

HDL、

中性脂肪(TG)、

アポリポプロテインA-1 (Apo A-1)およびApo B

への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed、Web of Science、Scopusのデータベース)

2019年5月20日までの収載論文から、

46報のランダム化比較試験が解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、

大豆の摂取は、

TGの有意な減少
(-5.04 mg / dl; 95%CI:-9.95、-0.13; P = 0.044)、

総コレステロール値の有意な減少、
(MD:-3.02 mg / dl; 95%CI:-5.56、-0.47; P = 0.02)、

LDLコレステロール値の有意な減少、
(MD:-3.27 mg / dl; 95%CI:-6.01、- 0.53; P = 0.019)

および
HDLの有意な減少
(MD:-2.28 mg / dl; 95%CI:-4.27、-0.29; P = 0.025)。

が見出されました。

また、

LDL-C、TG、およびHDLの減少は、

単離大豆イソフラボンよりも、

単離大豆タンパク質の摂取において顕著でした。


サブ解析では、

1日あたり大豆タンパク質の摂取量が25グラムを超えると、

血清TGおよびHDLレベルが低下しました。

また、
Apo A-1の減少は、健康な被験者よりも高コレステロール血症の被験者で有意に大きかった。


以上、

今回の系統的レビュー/メタ解析から、

閉経後女性において、

単離大豆タンパク質の摂取による、

血清TG、TC、LDL-C、HDL-CおよびApo-Bの有意な減少、

単離大豆イソフラボンの摂取による、

血清TCおよびアポBの有意な低下が示唆されます。

大豆製品による脂質代謝改善作用は、

大豆製品のタンパク質とイソフラボンの含有量、摂取期間と摂取量にも依存すると考えられます。



大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆の摂取が死亡率を低下:33万人分のメタ解析データ



大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ



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posted at 23:56 | この記事のURL
フラボノイドの摂取と乳がんリスクとの関連:中国での症例対照研究 [2019年11月30日(土)]
今月のがん予防研究の専門ジャーナル(電子版)に、フラボノイドおよびフラボノイドサブクラスの摂取量、と乳がんリスクとの関連を調べた疫学研究が中国のグループから報告されていました。
(Eur J Cancer Prev. 2019 Nov 14.)


植物に含まれるファイトケミカルであるフラボノイド類は、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が示されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


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今回の研究では、

中国人において、

フラボノイドの総摂取量およびサブクラスと、

乳がんリスクとの関連が検証されました。

具体的には、

症例対照研究として、

中国広東省において、

2007年6月から2018年7月までに

1522人の乳がん症例と、1547人の対照群について、

面接による食事調査が行われました。


潜在的な交絡因子の調整後、

総フラボノイド、アントシアニジン、プロアントシアニジン、フラバノン、フラボン、フラボノール、およびイソフラボンの摂取と、

乳がんリスクとの間に有意な負の相関が見出されました。


最高と最低の四分位を比較すると、

総フラボノイドでは、34%のリスク低下、
(OR;0.66,0.54-0.82)、

アントシアニジンでは39%のリスク低下、
(0.61、0.49-0.75)

プロアントシアニジンでは33%のリスク低下、
(OR; 0.67,0.54-0.83)、

フラバノンでは29%のリスク低下、
(0.71、0.57-0.88)

フラボンでは52%のリスク低下、
(0.48,0.39-0.60)

フラボノールでは49%のリスク低下、
(0.51,0.41-0.63)、

イソフラボンでは33%のリスク低下、
(0.67,0.54-0.83)。

という相関が見出されました。

なお、
フラバノール、フラバン-3-オールモノマー、テアフラビンの摂取と、

乳がんリスクの間には、有意な関連性は検出されませんでした。


閉経状態およびエストロゲン受容体/プロゲステロン受容体状態に関する層別解析では、

総フラボノイド、ほとんどのフラボノイドサブクラスの摂取と、

乳がんリスクとは、

閉経期またはエストロゲン受容体/プロゲステロン受容体の状態によっては影響されないことが示唆されました。


以上のデータから、

フラボノイドによる乳がんリスク低下作用が示唆されます。



大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


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エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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posted at 23:56 | この記事のURL
更年期症状に対するイソフラボンサプリメントの有用性:系統的レビュー [2019年11月13日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、更年期症状に対するイソフラボンサプリメントの有用性を検証した系統的レビューが、台湾のグループ(Mackay Memorial Hospital)から報告されていました。
(Nutrients. 2019 Nov 4;11(11).)



大豆には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。



今回の系統的レビューでは、

ダイゼイン、ゲニステイン、S-エクオールなどのイソフラボンサプリメントによる更年期症状への有用性が検証されました。


具体的には、主要医学データベースを用いて、関連論文が検索され、

95報の抄録、

68報の論文が解析の対象となりました。


系統的レビューの結果、

イソフラボンサプリメントにより、

ほてりの減少、

腰椎の骨密度(BMD)減少の抑制、

閉経早期の時点での収縮期血圧への好影響、

In vitroでの血糖コントロール改善

といった有用性が見出されたということです。


なお、
イソフラボンサプリメントによる尿路系症状への作用及び認知機能への作用については明確ではありませんでした。


以上の系統的レビューから、

イソフラボンサプリメントによる更年期症状に対する有用性が示唆されます。




大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆の摂取が死亡率を低下:33万人分のメタ解析データ



大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


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大豆およびイソフラボンの摂取による多彩な健康増進効果:アンブレラレビュー/メタ解析 [2019年10月13日(日)]
今月の分子栄養学研究の専門ジャーナルに、大豆およびイソフラボンの摂取による健康関連指標への作用を検証したアンブレラレビュー/メタ解析が報告されていました。
(Mol Nutr Food Res. 2019 Oct 4:e1900751.)


大豆には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


さて、今回のアンブレラレビューでは、大豆およびイソフラボン類の摂取による健康関連効果への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

関連したランダム化比較試験および観察研究が検索され、

114報のメタ解析と系統的レビューから、43の健康アウトカムが見出されました。


解析の結果、

大豆およびイソフラボンの摂取は、

一連の健康アウトカムに好影響を与えることが示唆されました。


具体的には、

がん、心血管疾患、婦人科疾患、メタボリック疾患、筋骨格系疾患、内分泌代謝疾患、神経学的疾患、腎機能アウトカムにおける好影響であり、

特に、閉経前後の女性においての好影響が顕著でした。

なお、

ネガティブな影響としては、

男性において、味噌汁を1日1-5杯の摂取による胃がんリスクが示唆されています。
(大豆イソフラボンによるリスク上昇というよりは、塩分の過剰摂取による影響と考えられます。)
(RR: 1.17, 95% CI: 1.02-1.36)



以上、今回のアンブレラレビューから、

大豆及びイソフラボンの摂取による健康増進・未病改善作用が示唆されます。

なお、日本食では、大豆製品が豊富に使われますが、

塩分の過剰摂取になりがちなので注意が必要です。





大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆の摂取が死亡率を低下:33万人分のメタ解析データ



大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


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大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


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DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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大豆の摂取が死亡率を低下:33万人分のメタ解析データ [2019年07月08日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、大豆の摂取と、死亡率との関連を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(J Acad Nutr Diet. 2019 Jul 2.)


大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


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そこで、

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

大豆、大豆イソフラボン、大豆たんぱく質の摂取と、

全死亡率、がん死亡率、心血管死亡率との関連が検証されました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて、

2018年5月までの収載論文が検索され、

23報の前向き研究から、

330,826名のデータが系統的レビュー/メタ解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、
大豆/大豆製品の摂取と、がん死亡率の12%の減少という有意な負の相関が見出されました。
(pooled relative risk 0.88, 95% CI 0.79 to 0.99; P=0.03; I2=47.1%, 95% CI 0.0% to 75.4%)


また、

心血管疾患死亡率は15%の有意な減少でした。
(pooled effect size: 0.85, 95% CI 0.72 to 0.99; P=0.04; I2=50.0%, 95% CI 0.0% to 77.6%).


全死亡率についても同様の相関が見出されました。


その他、
サブ解析では、
胃がん、大腸がん、肺がん、虚血性心疾患による死亡率の低下との相関も認められました。


食事由来の大豆イソフラボンの摂取が多い群では、

少ない群に比べて、

全死亡率が10%低いという相関が見出されました。

さらに、
大豆イソフラボンの摂取量が、
1日あたり10mg増えるごとに、

全がん死亡率が7%低下、

乳がん死亡率が9%低下、
という相関が見出されました。


大豆たんぱく質の摂取量が1日あたり5グラム増えるごとに、

乳がん死亡率が12%低下しました。

なお

大豆たんぱく質の摂取と、全死亡率及び心血管死亡率との間には有意な相関は見出されませんでした。

以上の系統的レビュー/メタ解析のデータから、
大豆及び大豆イソフラボンの摂取による死亡率の減少が示唆されます。




最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


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DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。


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エクオールサプリメントによる更年期症状改善作用 [2019年06月30日(日)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、エクオールサプリメントによる更年期症状改善作用を示した予備的な臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
(Curr Dev Nutr. 2019 Jun 13;3(Suppl 1).)


大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


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エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




そこで、

今回の研究では、

エクオールサプリメントによる更年期症状への作用が検証されました。

具体的には、

オープンラベル試験として、

1日あたり10mgのエクオールサプリメントが12週間投与され、

更年期関連症状の変化が調べられました。
(0, 3, 7, 12週の時点で、オンライン調査として、うつ、疲労、脱毛、ほてり、気分の変動、記憶、寝汗、性欲、体重増加など)


解析の結果、

まず、試験開始の時点での調査では、

1164名の多くが、更年期症状を示していました。
・不安 (78%), 性欲の変化 (83%), うつ(70%), 疲労(89%), 脱毛 (57%), ほてり(97%), 気分の変動 (85%), 記憶の問題 (86%), 夜間発汗 (95%), 睡眠障害 (95%), 体重増加 (81%)


次に、

12週間のエクオールサプリメントを投与された被験者(247名)では、

90%の被験者(223名)が、1つ以上の更年期症状において、改善を示しました。


更年期症状の改善を示した223名の内訳は、

82%がほてりの改善、

71%が夜間発汗/寝汗の改善、

40%が睡眠障害の改善

でした。


以上のデータから、

1日あたり10mgのエクオールサプリメントの投与による更年期症状改善作用が示唆されます。


女性特有の症状に対して、

植物エストロゲンの有用性が示唆されています。


エクオール(S-equol)は、大豆製品の経口摂取後、大豆イソフラボンであるダイゼインが腸内細菌により代謝されて産生されます。

米国では、20-30%がエクオール産生能を有しているとされ、

大多数の人が、エクオールサプリメントの有用性を享受できると考えられます。


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エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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エクオールによる更年期症状改善作用:メタ解析 [2019年01月08日(火)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、エクオールによる更年期症状改善作用を示した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(J Med Food. 2018 Dec 28.)


大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


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更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




さて、今回の研究では、

エクオールによる更年期症状に対する作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

更年期症状のうちの血管神経症状に対するエクオールの作用を調べたランダム化比較試験(RCT)が検索され、

6報の779名が系統的レビュー、

5報の728名がメタ解析の対象となりました。

主アウトカムは、ほてりへの作用です。

メタ解析の結果、

エクオール投与によるほてり症状軽減作用が見出されたということです。


以上のデータから、

エクオールサプリメントによる更年期症状改善作用が示唆されます。




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エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

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ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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大豆イソフラボンによる糖代謝改善作用:メタ解析 [2018年11月24日(土)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、糖尿病の女性において、大豆イソフラボンによる糖代謝改善作用を示したメタ解析が、欧州のグループから報告されていました。
(Adv Nutr. 2018 Nov 1;9(6):726-740.)

三大栄養素のうち、糖質のみが血糖値に影響を与えるので、

日本人の肥満や糖尿病患者において、糖質制限食は、血糖コントロールの改善に有用であることが示されています。

また、一部の機能性食品成分も、糖代謝に好影響を与えることが示唆されてきました。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

2型糖尿病の女性において、

植物エストロゲンによる糖代謝関連指標への作用が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて、


植物エストロゲンの摂取(サプリメント投与、食事からの摂取、バイオマーカー)と、

糖代謝関連指標との関連を示したランダム化比較試験およびコホート研究が検索され、


18報のRCTの1687名のデータにて、糖代謝への作用、


9報の前向きコホート研究の212,796名のデータにて、2型糖尿病リスクとの関係がそれぞれ検証されました。


解析の結果、

まず、

偽薬対照群に比べて、

植物エストロゲンサプリメント投与群では、

空腹時血糖値の有意な改善、
-0.12 mmol/L (95% CI: -0.20, -0.03 mmol/L)

HOMA-IRの有意な改善が認められました。
-0.24 mmol/L (95% CI: -0.45, -0.03 mmol/L)


なお、インスリン値には、有意な変化ではありませんが、

植物エストロゲンサプリメント投与による低下傾向が示唆されました。
-0.99 pmol/L (95% CI: -4.65, 2.68 pmol/L)

ただし、

RCTでは、植物エストロゲンの種類による作用の違いがあり、

大豆由来イソフラボンおよびゲニステインでは、

糖のホメオスタシス改善に有用であり、


イソフラボン混合物やダイゼインでは有意な改善作用は認められませんでした。


次に、

観察研究では、

食事からのエストロゲンの摂取量が多いと、

2型糖尿病の発症リスクが10%有意に低い、という相関が見出されました。
(pooled RR: 0.90; 95% CI: 0.85, 0.96; for the highest compared with the lowest quantiles)

以上のメタ解析のデータから、

大豆イソフラボンなど植物エストロゲンによる女性での2型糖尿病リスク低下効果、

及び

血糖コントロールへの好影響が示唆されます。




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エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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posted at 23:56 | この記事のURL
大豆(+減塩)は日本人高齢者の糖代謝に有用 [2018年10月17日(水)]
今月の老年栄養学の専門ジャーナルに、日本人高齢者において、大豆の摂取と、糖代謝との関連を調べた疫学研究が、武庫川女子大学のグループから報告されていました。
(J Nutr Gerontol Geriatr. 2018 Oct 15:1-10.)


大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。



WHOの先行研究では、

24時間尿中のイソフラボン(=大豆の摂取のマーカー)が、心血管疾患の死亡率と有意な負の相関を示すことが報告されています。

今回の研究では、

横断研究として、

日本人の成人(20−49歳)および高齢者(50−79歳)において、

大豆の摂取(=24時間尿中イソフラボン)と、糖代謝関連指標との関連が検証されました。


年齢や性別、医薬品服用などの交絡因子で補正後の解析の結果、

高齢者において、

イソフラボンの24時間排泄(=大豆の摂取)と、

インスリン抵抗性との間に有意な負の相関が見出されました。


また、

高齢者では、
血中の食事性葉酸と、カリウム値と有意な負の相関、

塩分摂取とは有意な正相関が認められました。

以上のデータから、

日本人高齢者では、

大豆+減塩が、インスリン抵抗性の改善に有用であることが示唆されます。




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更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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posted at 23:53 | この記事のURL
大豆の摂取が多いとメタボリック症候群のリスクが低下:韓国コホート研究 [2018年09月30日(日)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、大豆の摂取とメタボリック症候群のリスクとの関連を調べた研究が、韓国のグループ(Hanyang University)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2018 Sep 27.)


大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ



今回の研究では、

大豆たんぱくおよび大豆イソフラボンの習慣的な摂取と、メタボリック症候群のリスクとの関連が検証されました。


具体的には、

メタボリック症候群を有していない、
40歳以上の韓国の男女5509名(男性2204名、 女性3305名)を対象に、

大豆たんぱく質、イソフラボンの摂取が調べられ、フォローアップが行われました。


解析の結果、

まず、女性では、
大豆の摂取と、メタボリック症候群リスクとの間に有意な負の相関が見出されました。
(大豆たんぱく質の摂取の5分位で最高群は最低群に比べて、40%のリスク低減効果, IRR = 0.60, 95% CI = 0.46-0.78, P for trend = 0.0094

大豆イソフラボンの5分位では、最高群では43%のリスク低減; IRR = 0.57, 95% CI = 0.44-0.74, P for trend = 0.0048)

また、
同様の傾向が、男性でも認められましたが、有意差は検出されませんでした。
(大豆たんぱく質の摂取の5分位で最高群は最低群に比べて、20%のリスク低減傾向IRR = 0.80, 95% CI = 0.58-1.11, P for trend = 0.9759,
大豆イソフラボンの摂取の5分位で最高群は最低群に比べて、27%のリスク低減傾向 IRR = 0.73, 95% CI = 0.53-1.01, P for trend = 0.8956)


次に、
個別の項目では、

大豆たんぱく質の摂取および大豆イソフラボンの摂取は、

男女ともLDLコレステロール高値と有意な負の相関が見出されました。


腹部肥満と血圧上昇については、

女性においてのみ、大豆たんぱく質の摂取および大豆イソフラボンの摂取と有意な負の相関が示されました。

また、中性脂肪値は、男性において有意な負の相関が見出されました。


以上のデータから、

大豆製品(大豆たんぱく質及び大豆イソフラボン)の摂取によるメタボリック症候群リスク低減作用が示唆されます。


大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気の他、さまざまな生活習慣病に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンの摂取が多い乳がん患者は死亡率が低い:多民族コホート研究



大豆食品の摂取が2型糖尿病リスクを低減:ベトナム


大豆及びイソフラボンが日本人高齢女性の認知障害リスクを抑制する



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エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。



先行研究では、次の報告があります。


エクオール(10mg)が日本人女性の骨の健康維持と心臓病予防に有用



膣のアンチエイジングにエクオールの働き




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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血中エクオールが高いと前立腺がんリスクが低い@日本人男性:メタ解析 [2018年07月12日(木)]
今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に、イソフラボン類及びリグナン類の血中濃度と、前立腺がんリスクとの関連を調べたメタ解析が、ヨーロッパ各国と日本のグループから報告されていました。
(Int J Cancer. 2018 Jul 4.)



植物エストロゲンは、前立腺がんリスク低減との関連が示唆されています。


今回のメタ解析では、

イソフラボン類(ゲニステイン、ダイゼイン、エクオール)およびリグナン類(エンテロラクトン、エンテロジオール)の血中濃度と、

前立腺がんリスクとの関連が調べられました。


具体的には、

前向きコホート研究7報が対象となり、

(日本からの2報では、患者241名、対照群503名)

(欧州からの5報では、患者2,828名、対照群5,593名)


日本と欧州での血中イソフラボン類の濃度には大きな差があったため、それぞれ別に解析されました。



メタ解析では、

血中濃度の4分位で、最高群と最低群が比較された結果、


まず、
日本の男性では、

エクオールの血中濃度が、

最高群では、最低群に比べて、

前立腺がんリスクは39%有意に低値でした。
(OR; Q4 vs Q1=0.61, 95%CI=0.39-0.97)
(OR per 75 percentile increase=0.69, 95 CI=0.46-1.05, Ptrend =0.085)


なお、ゲニステインとダイゼインの血中濃度は、前立腺がんリスクとの間に有意な相関は見出されませんでした。
(それぞれ:ORs for Q4 vs Q1=0.70, 0.45-1.10, and 0.71, 0.45-1.12)


次に、

欧州の男性での解析では、

ゲニステイン、ダイゼイン、エクオールの濃度と、前立腺がんリスクとの相関は見出されませんでした。


その他、

リグナン類の血中濃度は、重症度や診断までの期間において、前立腺がんリスクとの相関は見出されませんでした




以上のメタ解析から、


診断前のイソフラボン類およびリグナン類の血中濃度と、前立腺がんとの間に強い相関は検出されませんでしたが、

日本人男性では、エクオールが高いと前立腺がんリスクが有意に低いという相関が示唆されます。

今後、介入試験などによる検証が期待される分野です。





エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。



先行研究では、次の報告があります。


エクオール(10mg)が日本人女性の骨の健康維持と心臓病予防に有用



膣のアンチエイジングにエクオールの働き




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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posted at 23:56 | この記事のURL
エクオール(10mg)が日本人女性の骨の健康維持と心臓病予防に有用 [2018年05月10日(木)]
今月の補完療法の専門ジャーナル(電子版)に、日本人の中高年の女性において、10mgのエクオールの投与による骨代謝および心臓病リスク因子への作用を検証した臨床研究が、日本の医療機関のグループ(Hamasite Clinic, Tokyo Midtown Medical Center, Sanno Medical Center)から報告されていました。
(J Altern Complement Med. 2018 May 3.)



エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。


先行研究では、次の報告があります。

膣のアンチエイジングにエクオールの働き


今回の研究では、

中高年の日本人女性において、

エクオール(10mg)の1年間の投与による骨代謝および心血管リスク因子への作用が検証されました。


具体的には、前向き観察研究として、

2013年から2015年にかけて、
外来受診患者74名を対象に

1日あたり10mgのエクオールを投与し、

1年後の時点での主アウトカムとして、

骨代謝や心血管疾患リスクに関連する因子の変化、

副アウトカムとして有害事象に関連する因子が調べられています。


解析の結果、

12ヶ月のエクオール投与後の時点で、

動脈硬化の指標(arterial stiffness)の有意な減少が認められました。
(1402.3&#8201;cm/s vs.1367.3&#8201;cm/s, p&#8201;<&#8201;0.001)



また、

動脈硬化リスクが中程度から高リスクの女性では、

それぞれより顕著な改善が見出されました。

(median [95%CI]: -3.2% [-5.79 to -0.74]; -12.65% [-18.52 to -4.28])


高トリグリセリド血症の改善:
-45.53% [-70.24 to -5.58];

骨吸収リスクの低下
(-15.15% [-23.71 to 1.56])

骨折リスクの低下
(-26.68% [-76.43 to -5.99])

も見出されました。


また、

試験開始時に副甲状腺ホルモンが高値であった15名の被験者では、

1年後には全員が、有意な減少を示しました。
(開始時からの低下率:50% [-54.11 to -31.69] )


なお、有害事象に関しては、

血液性化学検査、婦人科系の検査でも特に問題は見出されませんでした。



以上のデータから、

日本人の中高年の女性において、

1日あたり10mgのエクオールの長期投与により、骨代謝マーカーの改善、心血管リスクの低下が示唆されます。


これらのマーカーはいずれもサロゲートマーカーですので、
今後、臨床的意義の検証が期待されます。





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発酵大豆食品による抗炎症作用@日本人男性 [2018年04月19日(木)]
新潟市には、DHC酒造があるので、酒蔵も案内していただきました。




さて、本日の私的なお勉強日記です。

日本人男性において、発酵大豆食品の摂取による炎症マーカー抑制作用を示した研究が、徳島大学のグループから報告されていました。
(J Med Invest. 2018;65(1.2):74-80.)



疫学研究では、

大豆および大豆食品の摂取により、心血管疾患、がん、骨粗鬆症といった生活習慣病のリスク低減作用が示唆されています。




今回の研究では、日本人において、異なる大豆食品の摂取と、炎症マーカーとの関連が調べられました。


具体的には、

横断研究として、

20歳から64歳の日本人1,426 名 (男性1,053名、 女性373 名)を対象に、

12種類の大豆食品の摂取と、

炎症マーカー(hs-CRP、IL-6, IL-18)との関連が調べられています。


解析の結果、


発酵大豆食品の総摂取量は、男性でのIL-6値と有意な負の相関が認められました。
(Q1:1.03 pg/mL, Q5:0.94 pg /mL;P for trend = 0.031)


また、
男性において、

IL-6値は、

味噌の摂取と負の相関、
(β = -0.068;p = 0.034)

醤油の摂取と負の相関
(β = -0.074;p = 0.018)

が認められました。


以上のデータから、

日本人男性において、

発酵大豆食品の摂取と、IL-6との間の有意な負の相関が示唆されます。



大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気の他、さまざまな生活習慣病に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンの摂取が多い乳がん患者は死亡率が低い:多民族コホート研究



大豆食品の摂取が2型糖尿病リスクを低減:ベトナム


大豆及びイソフラボンが日本人高齢女性の認知障害リスクを抑制する



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植物エストロゲンが多いとメタボリック症候群のリスクが低い [2018年03月23日(金)]
今月の科学誌に、植物性エストロゲンの血中濃度と、メタボリック症候群リスクとの関連を調べた研究が、中国のグループ(University of Chinese Academy of Sciences)から報告されていました。
(PLoS One. 2018 Mar 20;13(3):e0194639.)


内臓脂肪型肥満、メタボリック症候群は、生活習慣病の予備群であり、予防や改善が重要です。

大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。



今回の研究では、

メタボリック症候群のリスクと、血中植物エストロゲンとの関連が検証されました。


具体的には、

中国での横断研究として、

・メタボリック症候群293名、

・健常対照群264名

の2群を対象に、

血中の7種類の植物エストロゲン濃度が測定され、
(daidzein, genistein, glycitein, equol, enterolactone, enterodiol, coumestrol)


メタボリック症候群リスクとの関連が調べられています。


回帰分析の結果、

総イソフラボン量の血中濃度が高いほど、
また、
エクオールの濃度が高いほど、

メタボリック症候群のリスクが低いという有意な相関が見出されました。


また、
エクオールの血中濃度は、

ウエスト周囲径との有意な負の相関が見出され、

HDLコレステロールと、有意な正の相関が見出されました。


さらに、

ダイゼインが高いと、

ウエスト周囲長が低く、

空腹時血糖値が少ない、という相関も見出されました。


以上のデータから、

血中の植物エストロゲンの濃度が高いと、メタボリック症候群リスクが低いという相関が示唆されます。




大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気の他、さまざまな生活習慣病に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性







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エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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大豆及び大豆イソフラボンが2型糖尿病リスクを抑制:メタ解析 [2018年02月08日(木)]
今月の臨床糖尿病研究の専門ジャーナルに、大豆及び大豆イソフラボンの摂取と、2型糖尿病リスクとの関連を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Diabetes Res Clin Pract. 2018 Feb 2;137:190-199.)


大豆には大豆イソフラボンが含まれており、エストロゲン様作用や抗酸化作用などを介した生活習慣病予防効果が示唆されています。


今回の研究では、

観察研究を対象に、

大豆あるいは大豆イソフラボンの摂取と、2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Web of Science and Embase)

2016年12月までの論文が検索され、


8研究19報が対象となりました。


解析の結果、

まず、
大豆の摂取と、2型糖尿病リスクとの間に有意な負の相関が見出されました。

(23%のリスク低減:RR0.77 (95% CI&#8239;=&#8239;0.66-0.91))


また、

大豆タンパク質および大豆イソフラボンの摂取と、2型糖尿病リスク低下との有意な相関も見出されました。
(RR; 0.88 (95% CI&#8239;=&#8239;0.80-0.97)


層別解析では、

女性において、

大豆の摂取による2型糖尿病リスクの低下作用
(35%のリスク低下:RR&#8239;=&#8239;0.65; 95% CI&#8239;=&#8239;0.49-0.87)

横断研究でのリスク低下
(55%のリスク低下:RR&#8239;=&#8239;0.45; 95% CI&#8239;=&#8239;0.30-0.67)

アジア人でのリスク低下
(27%のリスク低下;RR&#8239;=&#8239;0.73; 95% CI&#8239;=&#8239;0.61-0.88)

という相関が認められています。


以上のデータから、

大豆及び大豆タンパク質、大豆イソフラボンの摂取が多いと、2型糖尿病リスクが抑制されることが示唆されます。




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大豆及びイソフラボンが日本人高齢女性の認知障害リスクを抑制する [2018年01月25日(木)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、日本人高齢女性において、大豆及び大豆イソフラボンの摂取による認知症/認知障害リスクへの作用を検証した研究が、徳島大学や国立長寿医療研究センターなどのグループから報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2018 Jan 18)


健康寿命延伸のために、最も重要となるのは認知症対策です。

H28年の厚労省のデータでは、要介護・要支援の原因の第1位が、認知症となり、それまで第1位であった脳卒中は第2位となっています。


さて、今回の研究では、

日本人高齢者において、大豆の摂取と、認知障害/認知症リスクとの関連が検証されました。


具体的には、NILS-LSAという縦断研究のデータから、

試験登録時に60-81歳の男性403名、女性373名が対象となり、

3日間の食事調査、認知機能検査(MMSE)が調べられています。


(NILS-LSAとは、「国立長寿医療研究センター・老化に関する長期縦断疫学研究(National Institute for Longevity Sciences - Longitudinal Study of Aging: NILS-LSA)」であり、老化・老年病予防を目的とした長期縦断疫学研究です。)


認知機能検査(MMSE)では、23未満を認知障害としました。


解析の結果、


女性において、

豆類の総摂取量、大豆の摂取量、大豆イソフラボンの摂取量が多いと認知機能障害リスクが有意に低下する、
という関連が見出されたということです。

(1SD増加あたりのORは、それぞれ、0.48 (0.28-0.81; p&#8201;=&#8201;0.006), 0.51 (0.32-0.83; p&#8201;=&#8201;0.007), 0.55 (0.32-0.93; p&#8201;=&#8201;0.026))


以上のデータから、

日本人高齢女性において、

大豆の摂取及び大豆イソフラボンの摂取が多いと、

認知症/認知障害リスク低減作用が示唆されます。




DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。


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機能性食品・サプリメントの中で、ヒト臨床研究によって、認知症改善作用が示されているのは、次の成分です。



イチョウ葉エキスによる認知症への効果:メタ解析


イチョウ葉エキス


イチョウ葉エキス製剤による認知症の症状改善作用


イチョウ葉エキスによる認知症改善効果@ドイツ


イチョウ葉エキスの有効性と安全性


イチョウ葉エキス20年間摂取による認知機能低下抑制作用


イチョウ葉エキスと認知症治療薬のシナジー


PS(ホスファチジルセリン)サプリメント


PS(ホスファチジルセリン)による認知機能改善作用


エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイル


エクストラバージンオリーブオイルによる認知症予防効果


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析



・ビタミンB群

ビタミンB群投与による脳萎縮(灰白質萎縮)抑制効果と認知機能低下抑制効果


脳萎縮進行抑制効果を示した臨床研究


オメガ3系必須脂肪酸とαリポ酸によるアルツハイマー病の進行抑制効果



一般に、認知機能への効果を期待する場合には、ビタミンB群、オメガ3系脂肪酸(EPADHA)、イチョウ葉エキスといったサプリメントを比較的長期間(数ヵ月以上)に利用することが必要と考えられます。

また、ウコン・クルクミンによる認知症改善作用も報告されています。

DHCでは、複合サプリメントも製品化しています。



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posted at 23:58 | この記事のURL
大豆イソフラボン由来エクオールがスポーツ選手の運動能に関係する [2017年12月13日(水)]
今月の産婦人科学の専門ジャーナルに、日本の大学女子スポーツ選手において、大豆イソフラボン由来エクオールと、月経前症候群および運動能/パフォーマンスとの関連を調べた研究が、近畿大学(Kindai University)のグループから報告されていました。
(J Obstet Gynaecol Res. 2017 Dec 11.)


エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。



ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。


例えば、エクオール非産生者では、

月経前症候群(PMS)


さて、今回の研究では、

日本人大学生の女性アスリートにおいて、

エクオール産生の状態と、

月経前症候群の症状および運動能との関連が検証されました。



具体的には、

横断研究として、

日本人女子大学生アスリート88名を対象に、

大豆負荷後の尿中サンプルからエクオール産生能が測定され、

月経前症候群関連症状および運動成績との関連が調べられています。



解析の結果、


まず、

エクオール産生者は、29.5%でした。

次に、

被験者の54.5%は、月経前症候群の症状により、

競技や練習時の運動パフォーマンスに困難を感じていることがわかりました。


多変量解析では、

運動パフォーマンスの低下リスクと有意に相関する因子は、

・エクオールの非産生者
(odds ratio, 3.34; 95% confidence interval, 1.03-12.20)

・体重制限
(odds ratio, 4.94; 95% confidence interval, 1.47-20.00)

でした。

以上のデータから、

日本人女子学生のアスリートにおいて、

エクオール非産生者は、産生者に比べて、

月経前症候群の症状増悪および運動パフォーマンス低下が示唆されます。


今後、エクオールサプリメント投与による介入試験での臨床的意義の検証が期待される分野です。



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イソフラボン(ゲニステイン)の摂取が多いと前立腺がんリスクが低い@南イタリア [2017年08月20日(日)]
今月の加齢医学の専門ジャーナルに、イソフラボンの摂取と前立腺がんリスクとの関連を検証した疫学研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Aging Male. 2017 Aug 17:1-7.)


大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気の他、さまざまな生活習慣病に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。



最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性

今回の研究では、

イタリア南部での疫学研究として、

植物エストロゲンの摂取と、前立腺がんリスクとの関連が検証されました。


具体的には、

症例対照研究として、

2015年1月から16年12月まで、

イタリア南部(Catania)において、

前立腺がん(組織学的に確定診断)患者118名と

対照群222名の2群について、食事調査が行われています。


解析の結果、

イソフラボンの摂取と、前立腺がんリスク低下との間に有意な相関が見出されたということです。

(Q3 vs. Q1, OR&#8201;=&#8201;0.28; p&#8201;<&#8201;.05)


特に、
ゲニステインの摂取による前立腺がんリスク低下作用が顕著でした。
(Q4 vs. Q1, OR&#8201;=&#8201;0.40; p&#8201;<&#8201;.05)

一方、リグナン類の摂取では、リスク上昇という相関が示唆されています。


以上のデータから、

イソフラボン、特にゲニステインの摂取による前立腺がんリスク低下作用が示唆されます。

なお、今回の研究は、イタリア南部での症例対照研究ですので、
地中海食をベースにした研究です。




最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


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DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。



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posted at 23:53 | この記事のURL
レッドクローバー+プロバイオティクスによる更年期症状の改善作用 [2017年06月16日(金)]
今月の科学誌に、レッドクローバーとプロバイオティクスの併用投与により、更年期障害の症状軽減作用を示した臨床研究が、デンマークのグループ(Aarhus University Hospital)から報告されていました。
(PLoS One. 2017 Jun 7;12(6))



大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカなどには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気の他、さまざまな生活習慣病に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。


今回の研究では、

レッドクローバー由来イソフラボンアグリコンを含むサプリメント投与による、

更年期障害の症状および24時間皮膚コンダクタンスへの影響が検証されました。

(皮膚コンダクタンスは、発汗の測定であり、自律神経の働きを調べています。)



具体的には、

二重盲検ランダム化偽薬対照試験として、


40-65歳の更年期の女性62名を対象に、
(被験者は、1日あたり5回以上のほてりを経験し、FSH値が35 IU/L以上)

・レッドクローバー含有サプリメントを1日2回投与群、
(34mg/日のイソフラボンと、プロバイオティクス)

・偽薬投与群

の2群について、12週間の介入が行われ、


主アウトカムとして、

ほてりの回数が、24時間皮膚コンダクタンスを用いて測定されました。

副アウトカムは、
ほてりの強度、自己申告のほてりの回数とほてりの重症度、血圧、血中脂質です。


解析の結果、

まず、

レッドクローバー由来イソフラボン投与群において、

投与前と比べて、および偽薬群と比べて、12週間の投与後に、

24時間のほてりの回数が有意に減少(P < 0.01)、

ほてりの強度も有意な軽減(P<0.05)

が見出されました。


(レッドクローバー投与群の前後比較;-4.3 HF/24hr, CI -6.8 to -2.3; -12956 μS s-1, CI -20175 to -5737)

(偽薬投与群との比較;0.79 HF/24hr, CI -1.56 to 3.15; 515 μS s-1, CI -5465 to 6496)


また、自己申告のほてり頻度も、偽薬群に比べて、
レッドクローバー投与群において、有意な減少が認められています(P <0.05)。

(レッドクローバー群:-2.97 HFs/d, CI -4.77 to -1.17)
(偽薬群;0.036 HFs/d, CI -2.42 to 2.49)


その他の指標には、有意な変化は認められませんでした。

また、安全性に関して、レッドクローバーでの問題は認められませんでした。


以上のデータから、

更年期障害のほてり症状に対して、

レッドクローバー由来イソフラボン含有サプリメントによる症状改善作用が示唆されます。


今回の研究では、

自己申告での症状は副アウトカムであり、

主アウトカムとして皮膚コンコーダンスを用いた客観的な指標が用いられ、

二重盲検ランダム化偽薬対照試験として行われていますので、信頼性が高いと考えられます。




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【健康食品FAQ】


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イソフラボンとオメガ3系必須脂肪酸による更年期症状への有用性 [2017年06月05日(月)]
産婦人科学の専門ジャーナルに、更年期症状に対する大豆イソフラボンとオメガ3系必須脂肪酸との比較を行った臨床研究が、スペインのグループ(Instituto Palacios)から報告されていました。
(Gynecol Endocrinol. 2017 May 31:1-7)



大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気の他、さまざまな生活習慣病に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


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イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


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EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。


さて、今回の研究では、

閉経後の女性での更年期症状に対して、オメガ3系必須脂肪酸と、大豆イソフラボンとの有用性の比較が行われました。

具体的には、

ランダム化前向き研究として、

閉経後の健康な女性(45-65歳)を対象に、

・オメガ3系必須脂肪酸(850mg/日)サプリメント投与群:38名、

・大豆イソフラボン(108.8mg/日)サプリメント投与群:30名

の2群について、16週間の介入が行われています。


1週間当たりの更年期障害の中等度及び重症の頻度は、

オメガ3系必須脂肪酸投与群では、

それぞれ、
24.56回と 23.90回、

イソフラボンサプリメント投与群では、
それぞれ19.65回と19.51回

でした。

4ヶ月間の介入後、

中程度および重症のほてりは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメント摂取により、有意に減少しました。
(p&#8201;<&#8201;.001)


一方、
大豆イソフラボンサプリメントの4ヶ月間投与では、

重症のほてりは有意な減少を示しました(p&#8201;=&#8201;.02)が、

中等度では有意な変化は見いだされませんでした。
(p&#8201;=&#8201;.077)



オメガ3系必須脂肪酸とイソフラボンとの間では、有効性について、有意差は見出されていません。


以上のデータから、

オメガ3系必須脂肪酸は、ほてりに対して、大豆イソフラボンと同様の効果が示唆されること、

オメガ3系必須脂肪酸は、大豆イソフラボンに比べて、

中等度の症状に対してはより顕著な作用を示すこと、

3−4週間及び4ヶ月後では、同程度であること

などが示唆されます。



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最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


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