サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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アロマセラピー(芳香療法)による認知症高齢者での睡眠障害改善作用 [2017年04月14日(金)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、認知症の高齢者における睡眠障害に対して、アロマセラピー(芳香療法)の有用性を示した臨床研究が、東京有明医療大学と北里大学のグループから報告されていました。
(Evid Based Complement Alternat Med. 2017;2017:1902807.)



アロマセラピー(アロマテラピー、芳香療法)は、

リラクセーションだけではなく、

医療分野において、補完療法としての応用研究が行われています。


特に注目されるのは、認知症の関連症状の改善作用です。




今回の研究では、

認知症高齢者における睡眠障害に対して、

芳香療法としてのアロマセラピーの有用性が検証されました。

具体的には、

被験者19名(男性10名、女性9名、平均年齢80.7歳)を対象に、

20日間の対照期間での通常の睡眠状態の観察、

続いて、
20日間の介入が行われ、両者が比較されています。


介入期間では、

患者の枕元に、エッセンシャルオイルを含ませたタオルを置き、

睡眠関連指標(睡眠潜時、睡眠時間、睡眠効率、睡眠持続時間、入眠後の起床時間、翌朝の起床、昼間の睡眠時間)、NPI(神経精神症状評価)が調べられました。

なお、介入時及び対照期間は、18時から20時の間に研究者が被験者の病室の枕元にタオルを設置しています。
(ホーソン効果を避けるために、研究者は同じように行動しています。)

また、エッセンシャルオイルに関しては、被験者が選んだ精油を2–5滴 (0.1–0.25 ml)利用したということです。


解析の結果

対照群に比べて、

アロマセラピー介入群では、睡眠総時間の有意な増加が認められました。
(p < 0.05)


また、

最長持続睡眠時間は、

偽薬群に比べて、

アロマセラピー実施群において有意な増加が認められました。
(p < 0.05)


さらに、
早朝覚醒は、

対照群に比べて、介入群・アロマセラピー群において、有意に減少しました。
(p < 0.05)


なお、日中の睡眠時間については、正確に測定できなかったことから、解析から外されています。

その他の睡眠指標には両群間での有意差は見いだされていません。


以上のデータから、

高齢の認知症患者における睡眠障害に対して、芳香療法としてのアロマセラピーの有用性が示唆されます。



アロマセラピーによる認知症の症状改善作用は、複数の研究によって支持されています。


例えば、日本での研究では、

アロマ精油のディフューザーを用いて、


午前中の2時間、ローズマリー+レモン

午後の2時間、ラベンダー+オレンジ

のアロマセラピーによる効果が知られています。





DHCでは、アロマセラピーの関連製品を扱っています。




認知症に対するアロマセラピーのプロトコールは、



朝9:00−11:00の2時間

レモン2滴 & ローズマリー4滴

(1滴は0.02cc)

をアロマディフューザーで。


夕方19:30−21:30の2時間

オレンジ2滴 & ラベンダー4滴
(1滴は0.02cc)


です。



DHC製品では、下記の2つが昼用と夜用です。

DHCアクティブタイム アロマミスト(デイ)
ぼんやり対策にフレッシュなアロマの力を。すっきり冴える昼用ルームミスト





DHCスリープタイム アロマミスト(ナイト)
緊張をときほぐしたいときに、アロマの力でホッと安らぐ。夜用ルームミスト






最近の研究では、


アロマセラピー+マッサージによる乳がん患者のQOL改善作用




アロマセラピーによる認知症改善作用



ベルガモット精油アロマセラピーによるストレス軽減効果




月経困難症に対するアロマセラピーの効果




アロマセラピーによるストレス軽減効果:メタ解析



アロマセラピーによる術後の鎮痛効果



アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師



アロマセラピーによる掻痒改善効果@慢性維持透析患者


も示されています。



なお、
日本では、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)は雑貨扱いになっており、
品質が玉石混淆です。


したがって、一定以上の品質を有する、質の高いアロマセラピー製品を選ぶ必要があります。


DHCでは、アロマセラピーの関連製品を扱っています。






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。

地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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posted at 23:55 | この記事のURL
ラベンダーのアロマセラピーによる睡眠障害改善作用 [2016年10月10日(月)]
今日、駅前を歩いていたら、ゴジラが歩道を掃除していました。↓



さて、本日の私的なお勉強日記です。

ラベンダーのエッセンシャルオイルを用いたアロマセラピーによる睡眠障害改善作用を示した臨床研究が、米国のグループ(University of Minnesota)から報告されていました。
(Explore (NY). 2016 Aug 18.)


今回の研究では、

ラベンダーによる睡眠障害への影響が検証されました。


具体的には、

79名の学生を対象に、

ランダム化比較試験の二次解析として、


睡眠衛生単独群、
(国際分類ではsleep hygieneなので睡眠衛生が訳語になりますが、日本の用語ではスリープヘルスに相当します)

ラベンダーの吸入+睡眠衛生併用群

の2群について、5回の介入及び2週間のフォローアップによる評価が行われています。



解析の結果、

介入後に、

睡眠衛生単独群に比べて、

ラベンダーの吸入併用群では、

介入後に、

睡眠の質に関する各種指標での有意な改善が認められました。

(well-being domains of sleep, energy, vibrancy (P = .01, .03,.05) )


また、全般的な睡眠関連指標に関しても、

ラベンダー併用群において、有意な改善営繕傾向が見出されました。


以上のデータから、

ラベンダーの吸入(アロマセラピー)による睡眠の質の改善作用が示唆されます。




最近の研究では、


アロマセラピー+マッサージによる乳がん患者のQOL改善作用




アロマセラピーによる認知症改善作用



ベルガモット精油アロマセラピーによるストレス軽減効果




月経困難症に対するアロマセラピーの効果




アロマセラピーによるストレス軽減効果:メタ解析



アロマセラピーによる術後の鎮痛効果



アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師



アロマセラピーによる掻痒改善効果@慢性維持透析患者


も示されています。



なお、
日本では、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)は雑貨扱いになっており、
品質が玉石混淆です。


したがって、一定以上の品質を有する、質の高いアロマセラピー製品を選ぶ必要があります。


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不眠症の妊婦でのCAM(補完代替医療)利用状況 [2015年09月28日(月)]
今月の睡眠研究の専門ジャーナル(電子版)に、不眠症の妊婦におけるCAM(補完代替医療)の利用状況を調べた研究が、オーストラリアのグループから報告されていました。
(Sleep Breath. 2015 Sep 25.)



妊娠中において、不眠症・睡眠障害や疲労は、比較的高頻度に認められます。

今回の研究では、
睡眠障害や疲労を経験している妊婦において、補完代替医療の利用状況が調べられました。

具体的には、
2010年に、オーストラリアにおける横断研究として、

2445名の女性(比較的最近、出産を経験した女性)を対象に、

妊娠中の不眠・睡眠障害、疲労と、ヘルスサービス利用が調べられています。


解析の結果、

妊娠中に
15.2 %の女性が睡眠障害を経験し、


35.4 %が疲労を経験していました。


ヘルスケアサービスの利用状況では、

疲労に関して、

産婦人科医への相談(n&#8201;=&#8201;96)、

かかりつけ医・家庭医への相談(n&#8201;=&#8201;74)、

助産師への相談(n&#8201;=&#8201;56)
でした。


補完代替医療(CAM)を利用した妊婦は、

睡眠障害では 33 %、
疲労では28 %でした。



以上のデータから、

妊娠中の女性では、疲労や睡眠障害が比較的高頻度に認められて、

対処方法として、産婦人科や家庭医の他に、補完代替医療も利用されていることが示唆されます。




DHCでは、不眠症対策・睡眠の質を改善する機能性食品として、下記の製品を取り扱っています。



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スマートフォンによる小児の睡眠障害 [2015年01月09日(金)]
今月の小児科学の専門ジャーナル(電子版)に、テレビやスマートフォンによる小児の睡眠への影響を検証した研究が、米国のグループ(University of California Berkeley)から報告されていました。
(Pediatrics. 2015 Jan 5)



テレビやスマートフォンなどさまざまな環境が、小児の睡眠に影響を与えます。

従来、テレビの視聴と、小児の睡眠短縮が知られていますが、最近では、スマートフォンなど小さなスクリーンのデジタル機器による影響が懸念されています。

(これらの携帯電子端末のスクリーンから発せれる、波長の短い光、ブルーライトが、害実リズムに悪影響を及ぼすことが示唆されています。)


今回の研究では,

テレビやスマートフォンによる小児の睡眠への影響が検証されました。


具体的には,

横断研究として,
2012年から2013年にかけて,
米国マサチューセッツ州の4年生と7年生の2,048名を対象に,

テレビやスマートフォンのある環境と,睡眠との関連が調べられました。

(Massachusetts Childhood Obesity Research Demonstration Studyという小児肥満に関する研究の一環です。)



解析の結果,

就寝時に,
スマートフォンなど小さなスクリーン機器を近くにおいている小児では,

そうではない小児に比べて,

一日あたりの睡眠時間が,20.6分,有意に短いことが見出されました。
(95% CI, -29.7 to -11.4)


また,
休息が不十分、あるいは睡眠が不十分と感じている小児の割合も,39%高いことがわかりました。
(1.39; 95% CI, 1.21 to 1.60)


一方、
部屋にテレビがある小児は、

テレビのない小児に比べて,

睡眠時間が18.0分、有意に短いとされましたが、
(95% CI, -27.9 to -8.1)

休息や睡眠が不十分と感じる割合には、有意差は見出されていません。

ただし、
実際に、テレビやDVDを視聴していた、あるいは、ビデオゲーム・コンピューターゲームを利用していた場合、
睡眠アウトカムと有意に相関、つまり睡眠不足と感じる割合と相関していました。
(P < .01)



以上のデータから,

小児の睡眠障害(睡眠時間の短縮や睡眠の質の低下)の原因として、

就寝時にスマートフォンなど小さなスクリーン機器・携帯端末機器があること、

テレビのある部屋での就寝、

就寝時にそれらを視聴したり利用したりすること、

が考えられます。


小児の睡眠障害・不眠症の改善には、就寝時のスマートフォン利用の制限などの対策が有用と考えられます。




ブルーライトによる眼の障害が問題になっています。

機能性食品成分でブルーライトによる眼の障害を抑制する成分は、
ルテインがあります。


ルテインは、ホウレン草やコーンといった植物性食品に含まれる他、サプリメントとしても利用できます。


加齢性黄斑変性症(AMD)の予防・リスク低減に対して、ルテインサプリメントの推奨が広く受け入れられています。




最近の研究では,

ルテインによる黄斑色素密度(MPOD)増加作用:メタ解析


ルテインによる視覚処理速度改善作用


という報告もあります。





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乳タンパク加水分解物(ラクティウム)による睡眠障害改善作用 [2014年12月11日(木)]
睡眠研究の専門ジャーナルに,乳タンパク加水分解物(ラクティウム)による睡眠障害改善作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Open Sleep Journal. 2009;2:26-32)



現在,多くの日本人が,睡眠に不満があり,

睡眠障害・不眠症の場合も少なくありません。

睡眠障害には,入眠障害(なかなか寝付けないタイプ)や,中途覚醒(途中で起きてしまうタイプ)などがあります。




睡眠障害に対しては,

医療機関では睡眠導入剤が処方されますが,少しハードルが高いかもしれません。


一般用医薬品やサプリメントでもセルフケアが可能です。


サプリメントの中で,ハーブでは,バレリアンが用いられます。



また,

牛乳に含まれる乳タンパク質の主成分であるカゼインに由来するペプチド(ミルクプロテイン加水分解物)に,

リラックス効果や不眠症改善効果が見出されており,

機能性食品成分として利用されています。





乳タンパク質のカゼイントリプシン加水分解物由来の機能性食品素材であるラクティウム(Lactium)は,

諸外国において機能性表示が認められており,

例えば,フランスでは,

「ストレスへの緊張反応を緩和することができる」

といった表示が可能です。

(ラクティウムは,フランスの酪農組合が母体となった乳タンパクメーカーのIngredia S.A.社の機能性素材です。)

(成人が牛乳を摂取しても,成人の酵素系では,この生理活性ペプチドを十分に得ることができないとされています。)



さて,今回の研究では,

乳タンパク加水分解物(ラクティウム)による睡眠障害への影響が検証されました。


具体的には,

睡眠障害を有する日本人32名(25〜40歳)を対象に,

カゼイントリプシン加水分解物(ラクティウム,150mg)投与群(20名)と

偽薬投与群(12名)を4週間の投与し,

睡眠関連指標による比較が行われました。



解析の結果,


PSQI(ピッツバーグ睡眠調査票)において総スコアの有意な改善が認められたということです。

特に,睡眠潜時の減少(改善)と日中の障害(眠気)の減少(改善)が顕著であり,睡眠の質の改善が示唆されました。


なお,特に問題となる有害事象は見出されていません。



以上のデータから,

カゼイントリプシン加水分解物(ラクティウム)による不眠症改善作用が示唆されています。




DHCでは,

ラクティウム含有複合サプリメント(グースカ&#174;;ラクティウム150mg+クワンソウ濃縮エキス末300r+オルニチン塩酸塩400mg+アルギニン600mg)
を用いた研究も行っています。


具体的には,

睡眠障害を訴える日本人を対象に,

2週間投与したところ,

PSQI(ピッツバーグ睡眠調査票)スコアの改善,

OSA睡眠調査票MA版の改善,

行動計による改善傾向が見出されました。





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posted at 23:57 | この記事のURL
オルニチンによるストレス軽減と睡眠改善作用 [2014年08月06日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、L-オルニチンによる抗ストレス作用と睡眠改善作用を示した臨床研究が、キリンCo., Ltd.のグループから報告されていました。
(Nutr J. 2014 Jun 3;13:53.)


L-オルニチンは、機能性アミノ酸の1種であり、慢性の身体的疲労に対するサプリメントとして広く利用されています。



今回の研究では、

L-オルニチンによるストレスおよび睡眠に対する作用が検証されました。



具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、


軽度のストレスや疲労を感じている、
日本人の健常者42名を対象に、

L-オルニチン(400 mg/日)あるいは偽薬が8週間投与されています。



評価指標として、

血中コルチゾール、DHEA-S値、

気分および睡眠についてはPOMS、AIS(アテネ不眠スケール)、OSA-MAが用いられました。




解析の結果、

偽薬群に比べて、

L-オルニチン投与群では、

血中コルチゾール値およびコルチゾール/DHEA-Sが有意に減少し、

睡眠の質の改善効果も認められました。



以上のデータから、

L-オルニチンサプリメントによるストレス軽減作用および睡眠改善作用が示唆されます。




DHCでは、
L-オルニチン含有サプリメントを製品化しています。

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posted at 23:56 | この記事のURL
亜鉛による睡眠改善作用 [2014年07月06日(日)]
亜鉛の睡眠への影響を調べていたところ、亜鉛・メラトニン・マグネシウムの長期投与による不眠症改善効果を示した臨床研究が、イタリアのグループ(University of Pavia)から報告されていました。
(J Am Geriatr Soc. 2011 Jan;59(1):82-90.)




現在、日本でも睡眠障害・不眠症の増加が問題になっています。


睡眠障害は、さまざまな生活習慣病のリスクにも関連するため、適切な診断と治療が求められます。


入眠障害は若年者にも高齢者にも認められ、

高齢者では中途覚醒が増えていきます。



一方、亜鉛の摂取不足は、日本人の食事調査で示されており、味覚障害などの原因として知られています。




さて、今回の研究では、

原発性不眠症に対する亜鉛、マグネシウム、メラトニン投与による働きが検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

イタリアの長期療養施設の43名(平均年齢78.3歳)を対象に、


・サプリメント投与群(22名)、
(5 mg メラトニン, 225 mg マグネシウム, 11.25 mg 亜鉛を就寝1時間前に摂取)


・偽薬投与群21名


の2群について、

8週間の介入試験が行われました。



主アウトカムは、

睡眠関連指標(PSQI)であり、


副アウトカムとして、

Epworth Sleepiness Scale, the Leeds Sleep Evaluation Questionnaire (LSEQ), the Short Insomnia Questionnaire (SDQ), SF-36が用いられました。



また、ウエアラブル機器で、睡眠時間が測定されました。




解析の結果、

サプリメント投与群は、偽薬群に比べて、PSQIが有意に改善していました。
(P<.001)



また、

LSEQでは、4領域すべてにおいて、有意な改善が認められました。

(ease of getting to sleep, P<.001; quality of sleep, P<.001; hangover on awakening from sleep, P=.005; alertness and behavioral integrity the following morning, P=.001)。


その他、
SDQ スコア(P<.001), 睡眠時間 (P<.001), SF-36 physical score (P=.006)でもサプリメント投与群の作用が認められています。



以上のデータから、

長期療養施設の入所者における原発性不眠症に対して、

亜鉛、マグネシウム、メラトニンによる効果が示唆されます。






亜鉛の摂取不足は、睡眠障害の一因にもなりうると考えられます。


国民健康・栄養調査では、亜鉛の摂取不足が示されており、

亜鉛サプリメントの摂取が推奨されます。


また、カロテノイド類のうち、アスタキサンチンは、亜鉛のキレート作用を持っており、亜鉛との併用によって亜鉛の吸収を促進します。


(アスタキサンチン自体には、通常の摂取量では、睡眠への影響は認められません。動物に大量に投与して、睡眠を改善したという基礎研究はありますが。)




DHCでは、関連サプリメントとして、下記の製品を扱っています。


亜鉛


マルチミネラル


アスタキサンチン


バレリアン


ゆったり


テアニン





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双極性障害に伴う不眠対策のサプリメント [2014年06月23日(月)]
今月の精神科学の専門ジャーナル(電子版)に、双極性障害に伴う不安や不眠に対するハーブサプリメントを検証したレビューが報告されていました。
(Aust N Z J Psychiatry. 2014 Jun 19)




双極性障害では、そう状態やうつ状態の間で不安や不眠といった症状を示すことがあり、

セルフメディケーションとしてサプリメントも用いられています。





今回のレビューでは、

双極性障害に伴う不安や不眠に対するサプリメントの有効性が調べられました。




具体的には、

双極性障害における不安や不眠に対して、

症例報告、オープンラベル試験、偽薬対照試験により示されたハーブサプリメントが検証されました。



ヒト臨床研究での

11種類のハーブサプリメントが対象となり、

作用機序、有効性、副作用、相互作用などが解析された結果、


現状のエビデンスでは、バレリアンが双極性障害に伴う不眠や不安にもっとも有用である、と考察されています。




なお、今回のレビューではハーブサプリメントのみが対象となっています。



ハーブ以外では、オメガ3系脂肪酸(EPAやDHA)による双極性障害への有効性が知られています。




DHCでは、関連したサプリメント/健康食品を扱っています。


バレリアン


複合サプリメント「ゆったり」


EPA



DHA





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バレリアンによる睡眠障害の改善@更年期女性 [2013年11月29日(金)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、更年期女性の睡眠障害に対するバレリアンの効果を示した臨床研究が、イランのグループ(Tehran University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Complement Ther Clin Pract. 2013 Nov;19(4):193-6.)




バレリアン(学名Valeriana officinalis)は、睡眠障害・不眠症に対するハーブサプリメントとして知られています。




更年期の女性では、ほてりや睡眠障害・不眠症などの症状がみられます。




そこで、今回の研究では、

バレリアンとレモンバームによる更年期女性の睡眠障害に対する効果が調べられました。



具体的には、

睡眠障害・不眠症を訴える50歳から60歳の女性100名を対象に、

バレリアン/レモンバーム投与群、



偽薬群の2群(各群50名)について介入が行われました。



アウトカムとして、

介入前後で、

自記式質問票「ピッツバーグ睡眠調査票」(Pittsburgh Sleep Quality Index (PSQI))による評価が行われました。



解析の結果、

偽薬群に比べて、

バレリアン/レモンバーム投与群において、

睡眠障害の改善が認められた、ということです。



以上のデータから、

更年期女性における睡眠障害に対して、

バレリアン/レモンバームの投与による改善作用が示唆されます。






バレリアンは、単回投与による効果も示されていますが、一般には、1ヶ月間などの投与によって「睡眠の質」を改善する働きが期待されています。


(つまり、医薬品の睡眠導入剤のような使い方ではなく、一定期間摂取することで、ハーブによる睡眠の質の改善が期待される、というタイプと考えます。)




先行研究でも、バレリアンによる効果が示されています。



バレリアンによる睡眠障害改善作用



バレリアンの睡眠改善作用@がん患者



バレリアンによる不眠症改善作用



バレリアンの体内動態と個人差




バレリアンでは、鎮静作用の他、平滑筋に対する鎮痙作用も知られています。



バレリアンによる鎮痙作用



バレリアンの抗酸化作用




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医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

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ビタミンDが低いと昼間に眠くなる [2012年12月31日(月)]
今月の臨床睡眠研究の専門ジャーナルに、血中ビタミンD値の低値と日中の眠気との相関を示した研究が、米国のグループ(Louisiana State University)から報告されていました。
(J Clin Sleep Med. 2012 Dec 15;8(6):693-7)




今回の研究では、

(1)血中ビタミンD値と日中の過剰な眠気(excessive daytime sleepiness;EDS)との関連、

(2)人種差の2点について、検証が行われています。



具体的には、

睡眠障害および非特異的疼痛を訴える患者81名を対象に、

血中ビタミンD値と睡眠状態が測定されました。




ビタミンD値が20 ng/mL未満をビタミンD欠乏、

エプワース眠気尺度スコア(ESSs)が10以上を日中の過剰な眠気、

と診断しています。



解析の結果、

まず、ビタミンD欠乏のない被験者(25OHD &#8805; 20 ng/mL)では、

ESSsは、ビタミンD値と有意な負の相関を認めました。

(r = 0.45, p < 0.05)



このグループの黒人患者は6%であり、コホート全体の35%と比べて少なくなっています。


ESSsは、黒人患者ではビタミンD値と相関していたのに対して、白人の被験者では相関は見出されていません。


(ビタミンD欠乏になりやすい)黒人患者では、

ビタミンD欠乏を有する患者での平均ESSsスコアは高く、

ビタミンD値は有意に低いという関係が示されました。




以上のデータから、

睡眠障害、日中の過剰な眠気と、

血中ビタミンD欠乏との関連が示唆されます。




今後、作用メカニズムの解明や介入試験による臨床的意義の検証が期待される分野です。







近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、
臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/ml増加する、
という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。






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睡眠が短いと慢性疾患リスクが増加 [2012年02月09日(木)]
科学誌プロスワンに、睡眠時間と慢性疾患リスクとの関連を調べた調査研究が、ドイツのグループ(German Institute of Human Nutrition Potsdam-Rehbruecke)から報告されていました。
(PLoS One. 2012;7(1):e30972.)




これまでの研究では、睡眠時間の長短と、慢性疾患のリスクが関連することが示唆されています。


例えば、2型糖尿病では、睡眠時間が長くても短くても、糖尿病の罹患率が高くなるというデータがあります。


さて、今回の研究では、睡眠時間と主な慢性疾患リスクとの関連が調べられました。


具体的には、1994年から98年に登録された、中高年23,620名を対象に、登録時の自己評価式の睡眠時間と、フォローアップ期間中の慢性疾患の発症が解析されています。

(がんと栄養をテーマに実施されたEPIC研究の一環です。)


平均7.8年間のフォローアップ中、

2型糖尿病は841例、

心筋梗塞は197例、

脳卒中は169例、

腫瘍(がん)は846例、

見いだされました。



1日あたりの睡眠時間が7〜8時間の人に比べて、
睡眠時間が6時間未満の人では、

脳卒中リスクが106%増加、

がんリスクが43%増加、

慢性疾患全般の発症リスクが31%増加、

という関連が示されています。




なお、昼寝については、高血圧のリスクとの負の相関が示されています。



以上のデータから、
睡眠時間が6時間未満では、脳卒中やがんといった慢性疾患リスクが高まることが示唆されます。




睡眠時間は個人差が大きいため、個人にとっての適正な睡眠時間であれば、

また、睡眠の長さだけではなく、睡眠の質も問題となります。



不眠症の短期的な改善には、睡眠導入薬(睡眠薬)の利用が手っ取り早いかもしれません。


一方、サプリメントでは、バレリアンというハーブが、睡眠障害に用いられています。

安全性・有効性ともに確立しており、バレリアンは、短期的な睡眠障害の改善だけではなく、1ヶ月などの長期摂取により、睡眠の質が改善されるという報告があります。



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posted at 23:53 | この記事のURL
カモミールによる睡眠障害改善作用 [2011年09月28日(水)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、カモミールによる睡眠障害改善作用を示した臨床研究が報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2011 Sep 22;11(1):78)



ハーブティーに利用されるカモミールは、抗不安作用や鎮静作用などが知られており、睡眠障害(不眠症)に対する効果も示唆されています。


英国童話「ピーターラビット」の中で、カモミールティーが用いられており、効能効果は広く認知されています。

(そのため、少なくとも欧米では、カモミールについて、ランダム化比較試験やメタ解析によるエビデンス云々といった議論はきかれません。)



さて、今回の研究では、睡眠障害に対するカモミールの有効性と安全性が調べられました。


具体的には、DSM-IVによる不眠症患者34名(18-65歳)を対象に、1日あたり540r(分2)のカモミール抽出物あるいは偽薬が28日間投与されています。



主アウトカムは、睡眠日記による不眠症の測定、
副アウトカムは、昼間の徴候や安全性、効果の大きさです。



解析の結果、主アウトカム(睡眠日記)に関して、両群間に有意差は示されませんでした。


一方、副アウトカム(昼間の機能性)について、カモミール群では、偽薬群に比べて改善傾向が見出されたということです。


また、効果の大きさ、睡眠潜時、疲労関連指標、夜間の覚醒などについても、カモミール投与群のほうが、改善傾向を示しています。



以上のデータから、カモミール投与による睡眠障害の改善作用が示唆されます。




なお、カモミールは、ハーブティーでの利用が一般的ですので、睡眠薬(睡眠導入剤)のような効果ではありません。



また、不眠症に対するハーブサプリメントとしてバレリアン(学名Valeriana officinalis)が知られています。


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ラベンダーアロマによる睡眠の質の改善作用 [2011年08月31日(水)]
今月の補完代替量の専門ジャーナルに、ラベンダーを用いたアロマセラピーによる睡眠の質の改善効果を示した研究が、台湾のグループ(Taipei Medical University Hospital)から報告されていました。
(Evid Based Complement Alternat Med. 2012;2012:740813. Epub 2011 Aug 18.)




アロマセラピー(アロマテラピー)は、リラクゼーションなどを目的としたセルフケアとして広く利用されている補完代替医療の一つです。


さて、今回の研究では、不眠症を有する女性を対象に、ラベンダーアロマセラピーによる睡眠および心拍変動への影響が検証されました。


具体的には、45-55歳の女性67名(CPSQIが5より大きく睡眠障害)を対象に、

--ラベンダーアロマセラピー介入群(n=34):1回あたり20分を1週間に2回、12週間施行、合計24回、

--対照群(n=33):睡眠に関する啓発を受けた群

の2群について比較が行われています。




解析の結果、アロマセラピー施行群では、有意な睡眠の質の改善が認められました。

(CPSQIスコアの有意な低下。P < 0.001)


一方、対照群では、有意な変化は認められていません。(P = 0.776)



また、心拍数の変動に関する解析では、安静時心拍数や変動について、開始時、1ヶ月、3ヶ月の時点で両群間に有意差は示されていません。

なお、1ヶ月と3ヶ月の時点では、介入群において、HFやRMSDDなど心拍変動解析の指標の一部で、有意な低下を認めたということです。




以上のデータから、不眠症の女性において、ラベンダーアロマセラピーによる睡眠の質の改善作用が示唆されます。




DHCでは、DHCアロマシリーズとして、

DHCエッセンシャルオイル ラベンダー(オーガニック)を扱っています。





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posted at 23:54 | この記事のURL
バレリアンによる睡眠障害改善作用 [2011年07月28日(木)]
今月の婦人科学の専門ジャーナル(電子版)に、閉経後の女性においてバレリアンによる睡眠障害改善作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Menopause. 2011 Jul 14)



睡眠障害(不眠症)は、プライマリケアの中でよく認められる病態です。



不眠症に対するハーブサプリメントとしてバレリアン(学名Valeriana officinalis)が知られています。



バレリアンの活性成分としてバレレン酸valerenic acidが見出されており,ハーブサプリメント製品の指標に用いられています。





閉経後の女性では、約50%が不眠症を経験するとされています。


そこで、今回の研究では、50〜60歳の閉経後の女性100名を対象に、

・バレリアン抽出物 530mgを1日2回、

・偽薬

のいずれかが4週間投与されました。

(ランダム化二重盲検偽薬対照試験)




Pittsburgh Sleep Quality Indexによって解析された結果、
偽薬群に比べて、バレリアン投与群では、
睡眠の質に関する指標が有意に改善したということです (P < 0.001)。


また、睡眠の質の有意な改善は、
バレリアン群の30%、偽薬群の4%において認められています (P < 0.001)。




以上のデータから、不眠症の症状を有する閉経後の女性において、バレリアンの1ヶ月間の投与は、睡眠の質を改善し、睡眠障害を改善することが示唆されます。





バレリアンは,単回投与による効果も示されていますが、一般には、1ヶ月間などの投与によって「睡眠の質」を改善する働きが期待されています。



(つまり,医薬品の睡眠導入剤のような使い方ではなく、一定期間摂取することで、ハーブによる睡眠の質の改善が期待される、というタイプと考えます。)




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バレリアンの睡眠改善作用@がん患者 [2011年04月26日(火)]
東日本大震災により被害を受けられた皆様に,心からお見舞いを申し上げます。

被災地の一日も早い復旧,復興を心よりお祈り申し上げます。


なお,私どもDHCによる支援活動は,こちら
「東日本大震災 被災地への支援活動について」

からご確認いただけます。




がん緩和療法の専門ジャーナルに、バレリアンによる睡眠改善作用を検証した臨床研究が、米国のグループ(SourceMayo Clinic Rochester)から報告されていました。
(J Support Oncol. 2011 Jan-Feb;9(1):24-31.)



睡眠障害(不眠症)は,一般に健康な人であっても認められる病態です。

不眠症に対するハーブサプリメントとしてバレリアン(学名Valeriana officinalis)が知られています。



短期間の投与でも睡眠障害改善作用が示されていますが、一般的には1ヶ月以上の投与によって「睡眠の質」が改善します。


つまり、睡眠薬(睡眠導入剤)のような効果というよりは、一定期間摂取することで効果が示されるハーブです。



がんサバイバー(がん生存者)では、23%〜61%が睡眠障害をうったえるという調査があります。


そこで、今回の研究では、がんサバイバーを対象に、バレリアンの効果が検証されました。




被験者は、

-バレリアン投与群:450mgを就寝1時間前に投与

-偽薬投与群

の2群に分けられ、8週間の介入試験が行われています。



主エンドポイントは、睡眠の質の評価指標(PSQI:ピッツバーグ睡眠質問票Pittsburgh Sleep Quality Index )のAUCです。


二次エンドポイントは、Functional Outcomes of Sleep Questionnaire, the Brief Fatigue Inventory (BFI), the Profile of Mood States (POMS)といった指標です。


2004年から2007年の間に、227名の患者が無作為に2群に分けられ、
投与前、4週後、8週後の時点で各指標が測定されました。



119名が主エンドポイントの解析対象となり、8週間のAUCは、
バレリアン群では51.4 (SD = 16)
偽薬群では49.7 (SD = 15)
となっています(有意差なし P value of 0.6957)。


一方、BFIやPOMSによる二次エンドポイントでは、疲労などの指標において、偽薬群に比べてバレリアン投与群における有意な改善が認められたということです。


有害事象に関しては、特に有意なものはありませんでした。
(アルカリフォスファターゼの上昇は、偽薬群のほうでやや多いという結果になっています。)



以上のデータから、PSQIによる評価では、バレリアンによるがんサバイバーでの有意な改善は示されませんでしたが、探査分析では疲労などの指標における改善が見出されたことになります。




がんサバイバーの睡眠障害に対する統合医療的アプローチでは、

バレリアンなどのハーブサプリメント、アロマセラピーなどさまざまなアプローチがあります。


心身医療によるストレス軽減や各種の瞑想法なども有用です。

(医薬品の場合には、長期投与の場合の副作用の他、コストも問題になります。)



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パッションフラワーによる睡眠の改善 [2011年02月07日(月)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に,パッションフラワーによる睡眠の質改善作用を示した予備的な臨床研究が,オーストラリアのグループ(Monash University)から報告されていました。
(Phytother Res. 2011 Feb 3. doi: 10.100)



パッションフラワー(学名Passiflora incarnata)は,欧米の民間療法で,鎮静作用や睡眠障害改善,抗不安作用といった目的で用いられてきたハーブです。


臨床的な経験値での有用性が知られている他,基礎研究データの報告はありますが,臨床研究はあまり知られていません。


そこで,今回の研究では,パッションフラワーのハーブティーによる睡眠に対する作用が検証されました。

具体的には,18-35歳の被験者41名を対象に,パッションフラワー含有ハーブティーあるいは偽薬ティーのいずれかが,1週間投与され,睡眠日記の記入,第7日目の朝にSpielberger's state-trait anxiety inventoryによる評価,睡眠ポリグラフ検査(10名)による評価が行われています。

(二重盲検偽薬対照試験。1週間のwash-out期間。)



睡眠日記解析の結果,偽薬ティー投与群に比べて,パッションフラワー含有ハーブティー投与群では,有意な睡眠の質(改善)が見出されたということです(p<0.01)。



ハーブティーという低用量の投与でも,臨床指標において,一定の効果が示されたことは興味深いと思います。


一般に,ハーブティーは,安全性/許容性が高いので,広く推奨できる投与方法です。


なお,睡眠改善(入眠障害の改善)に対しては,カモミール(ハーブティー)が広く利用されています。



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バレリアンの体内動態と個人差 [2010年10月05日(火)]
今月の生薬学の専門ジャーナルに,バレリアンの体内動態に関する臨床研究が,米国のグループ(University of Washington)から報告されていました。
(Phytother Res. 2010 Oct;24(10):1442-6.)



睡眠障害(不眠症)は,プライマリケアの中でよく認められる病態です。


不眠症に対するハーブサプリメントとしてバレリアン(学名Valeriana officinalis)が知られています。




バレリアンの活性成分としてバレレン酸valerenic acidが見出されており,ハーブサプリメント製品の指標に用いられています。



今回の研究では,バレリアンの投与時における体内動態についての個人差が検証されました。


具体的には,高齢女性を対象に,バレリアンを単回投与,あるいは2週間の投与を行い,薬理学的指標が測定されています。



単回投与と連続投与との比較の結果,Cmax,Tmax,AUC,T1/2,経口クリアランスといった指標において有意な差は認められませんでした。


一方,個人差の存在が見出されており,例えば,体重の増加によって,CmaxとAUCは減少し,T1/2は増加しています。


なお,バレリアンカプセル間の差異は小さく,
hydroxyvalerenic acid;2.2%,acetoxyvalerenic acid;1.4%,valerenic acid;1.4%
という数値でした。



以上のデータから,バレリアンの体内動態には個人差があり,そのために,バレリアンの効果に個人差が見られると考えられます。





バレリアンは,単回投与による効果も示されていますが,一般には,1ヶ月間などの投与によって「睡眠の質」を改善する働きが期待されています。


(つまり,医薬品の睡眠導入剤のような使い方ではなく,一定期間摂取することで,ハーブによる睡眠の質の改善が期待される,というタイプと考えます。)




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バレリアンによる不眠症改善作用 [2010年05月03日(月)]
睡眠研究の専門ジャーナル(電子版)に,バレリアンによる睡眠障害改善作用を検証した総説が,スペインのグループから報告されていました。
Sleep Med. 2010 Mar 25.)



睡眠障害(不眠症)は,プライマリケアの中でよく認められる病態です。


不眠症に対するハーブサプリメントとしてバレリアンが知られています。


バレリアンは,単回投与による効果も示されていますが,一般には,1ヶ月間などの投与によって睡眠の質を改善する働きが期待されています。



今回の研究では,バレリアンの作用に関するRCT(ランダム化比較試験)について,メタ分析が行われました。


具体的には,Medline,Cochrane Library,Embase,Biosisといったデータベースを用いて,18報のRCTが抽出され,解析された結果,

睡眠潜時(睡眠導入までの時間)におけるバレリアン群と偽薬群の差は,平均0.70分(95%CI -3.44 to 4.83),

睡眠の質に関するスコアにおける両群の差は,-0.02 (95%CI, -0.35 to 0.31),

睡眠の質の改善を示す指標の相対危険度は,バレリアン群では,偽薬群に比べて1.37 (95%CI, 1.05-1.78)

と改善が示されています。



以上のデータから,バレリアンによる睡眠障害(不眠症)改善作用が示唆されます。



バレリアンに関するRCTでは,被験者のタイプや偽薬の作成などの点で,RCT間のばらつきが大きくなりますが,今回のメタ分析では,ハダッドスコアの大きな(質の高い)RCTが多く,異なる指標でのメタ分析で,その有効性が示されたことに意義があると考えられます。



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posted at 23:56 | この記事のURL
バレリアンの抗酸化作用 [2009年02月16日(月)]
今月の神経学の専門ジャーナル(電子版)に,バレリアンの抗酸化作用を示した基礎研究が報告されていました。
(Neurochem Res. 2009 Feb 4. PMID: 19191025)



バレリアン(Valeriana officinalis)は,不眠症に対して用いられるハーブです。

臨床研究によって,睡眠の質を改善することが示されています。


有効成分なども単離されていますが,詳細な作用メカニズムについては明らかではありません。

(例えば,脳に対する作用では,バレリアン抽出物が海馬ニューロンにおいて,鉄に対する抗酸化作用を有するといった予備的なデータはあります。)



さて,今回の研究では,様々な物質が原因で生じる脳内の酸化ストレスに対して,バレリアンの作用が検討されています。


具体的には,キノリン酸,3-ニトロプロピオン酸,ニトロプルシドナトリウム,硫酸鉄について,ラット脳ホモジネートにおける酸化障害が解析されました。



その結果,バレリアン抽出物は,これらの物質によって誘導される酸化障害を用量依存的に抑制したということです。

(TBAやROS産生等を指標にしています。)



以上のデータから,バレリアンによる脳内での酸化ストレス軽減作用が示唆されます。


バレリアンによる睡眠の質の改善効果について,今回の研究に基づいて考えると,たとえば,睡眠障害によって生じる酸化ストレスを軽減するといったメカニズムが推測されます。
posted at 23:57 | この記事のURL
バレリアンについての基礎研究 [2008年10月06日(月)]
生薬学の専門ジャーナルに、バレリアンの作用機序に関する基礎研究が、オーストリアのグループから報告されていました。
(Planta Med 2008; 74: 1338-1344)


バレリアン(Valeriana officinalis)は、鎮静作用を有し、不眠や不安に対して用いられるハーブサプリメントの1種です。


主要成分としてバレレン酸valerenic acidが見出されており、GABA受容体への作用が示されています。

今回の研究では、in vitroの実験系において、バレレン酸とその代謝産物(acetoxyvalerenic acidとhydroxyvalerenic acid)が血液脳関門を通過することが示されました。

透過率は、バレレン酸、hydroxyvalerenic acid、acetoxyvalerenic acidの順に高くなっています。


バレリアンの作用機序については未解明な点も多く、臨床的意義の検討が期待される分野です。
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