サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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カロテンやルテインなどカロテノイドが膀胱がんを予防:用量反応性メタ解析 [2019年12月19日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、カロテンやルテインなどのカロテノイドの摂取と、膀胱がんリスクとの関連を調べたメタ解析が、米国のグループ(University of Texas Health San Antonio)から報告されていました。
(Adv Nutr. 2019 Dec 4.)


先行研究では、

カロテノイド類の摂取による膀胱がんリスク低下作用が示唆されています。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

男女において、

カロテノイドの摂取及び血中濃度と、膀胱がんリスクとの関連を調べた症例対照研究及びコホート研究を対象に、系統的レビュー/メタ解析が行われました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

2019年4月までの収載論文から関連論文が検索され、

用量反応性メタ解析が行われました。


合計22報から、男女516,740名がメタ解析の対象となりました。



解析の結果、

まず、

カロテノイド摂取量および血中カロテノイド濃度について、

最高群は、最低群に比べて、

膀胱がんリスクは、

それぞれ
12%低下傾向、
(RR 0.88, 95%CI:0.76、1.03)

64%低下傾向
(RR 0.36, 95% CI: 0.12, 1.07),

でした。


次に、

血中ルテインおよびゼアキサンチンでは、

最低群と比べて、

最高群では、

膀胱がんリスクが47%有意な低下という相関が見出されました。
(RR 0.53,95%CI:0.33、0.84)


また、

用量反応分析では、

1日あたりのβ-クリプトキサンチン摂取量が1 mg増えるごとに、

膀胱がんリスクが42%減少することが示されました。
(RR:0.58; 95%CI:0.36、0.94)


さらに、

膀胱がんリスクは、
α-カロテンの血中濃度が1μmol/ L増加するごとに、76%低下、
(RR:0.24; 95%CI:0.08、0.67)


β-カロテンの血中濃度が1μmol/ L増加するごとに、27%低下、
(RR:0.73; 95%CI:0.57、0.94)


ルテインおよびゼアキサンチンの血中濃度が1μmol/ L増加するごとに、56%低下、
(RR:0.44; 95%CI:0.28、0.67)

という相関が見出されました。


以上、今回の系統的レビュー/メタ解析から、

αカロテン、βカロテン、ルテイン/ゼアキサンチン、ベータクリプトキサンチンなどのカロテノイドの摂取による膀胱がん予防効果が示唆されます。




野菜・果物には、色や香りの成分であるファイトケミカルが含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。



具体的には、αカロテンやβカロテン、リコピン、ルテインといったカロテノイド類、アントシアニンやイソフラボンといったフラボノイド類があります。



カロテノイドの摂取に関する研究では、次の報告があります。


カロテノイド類による前立腺がんリスク低下作用



血中カロテノイド値が高いと膵臓がんリスクが低い



ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析


リコピンが心血管リスクを17%低下させる:メタ解析



トマトのリコピンが死亡率を24%低下、心臓病死を27%低下、脳血管死亡を29%低下@NHANES


リコピンによる前立腺がんリスク低下:メタ解析


ビタミンCとカロテノイド類の摂取が多いと肺がんリスクが低い


カロテノイド類の摂取が多いと骨折が少ない:メタ解析


ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析



DHC製品で、カロテノイドを主要成分とするサプリメントとして、下記の製品があります。


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posted at 23:56 | この記事のURL
ネギ属の野菜が胃がんリスクを22%低下:メタ解析 [2019年09月07日(土)]
食物栄養学の専門ジャーナルに、ネギ属の摂取による健康増進・疾病予防効果を検証したメタ解析が報告されていました。
(Food Sci Nutr. 2019 Jul 10;7(8):2451-2470.)


ネギ属の野菜には、特有のファイトケミカルが含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した健康増進・疾病予防対策が知られています。

特に、ニンニクは、動脈硬化抑制作用や抗がん作用、免疫調節作用など多彩な働きを有しており、生活習慣病の予防や改善のためのサプリメント成分としても広く利用されています。

例えば、下記のような研究が知られています。

ニンニクの高血圧改善と脂質代謝改善作用:メタ解析


さて、今回のメタ解析では、

ネギ属の野菜の摂取による健康増進・疾病予防効果が検証されました。

具体的には、アンブレラレビューとして、

16報のメタ解析、

50の独立したアウトカムが対象となりました。

アンブレラレビュー/メタ解析の結果、

ネギ属の野菜と疾病予防でも最も顕著であったのは、

胃がんの22%リスク低減効果でした。
(RR 0.78; 95% CI 0.67-0.91)


また

ニンニクの8週間の摂取により、

血中の総コレステロール値の有意な減少作用も見出されました。
(WMD -17.20 mg/dl; 95% CI -23.10 to -11.30)

特に、
脂質異常症の患者群では、ニンニクの摂取により、一般人口よりも、改善作用が得られやすいことも見出されました。


次に、

糖尿病患者では、

健常者群に比べて、

より長期間のニンニクの摂取により、

空腹時血糖値、HbA1cといった糖代謝指標について、

好影響が見出されました。


さらに、

ニンニクの摂取により、

正常血圧の被験者に比べて、

高血圧の患者での降圧作用が認められました。


ニンニクの摂取による有害事象としては、

ニンニク臭や胃消化管の不快感などが報告されています。


以上、今回のメタ解析データから、

ネギ属の野菜の摂取による胃がんリス低減作用、

ニンニクの摂取による生活習慣病(脂質異常症、高血圧、糖尿病)のリスク低減作用が示唆されます。



ニンニクの高血圧改善と脂質代謝改善作用:メタ解析


日本では、にんにくが強壮作用をもつ、スタミナ食品として認識されているように思います。


例えば、伝統食品の成分では、
ニンニク卵黄や


熟成黒ニンニク

などがサプリメントにも使われています。


にんにくに含まれるファイトケミカルには、抗凝固作用や抗酸化作用、抗炎症作用があるため、各種の生活習慣病予防にも有用です。



一方、欧米のサプリメント市場では、

ガーリック(にんにく)由来のサプリメントは、高血圧や脂質異常症を改善し、心臓病(心血管疾患)リスクを抑えるために用いられています。




DHCでは、下記のサプリメントを製品化しています。





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posted at 23:54 | この記事のURL
プロポリス+クランベリーエキスによる尿路感染症・膀胱炎の発症予防作用 [2019年05月25日(土)]
今月の泌尿器科学の専門ジャーナルに、プロポリス+クランベリーエキスの複合サプリメントによる尿路感染症・膀胱炎の発症予防への作用を検証した臨床研究が、フランスのグループ(Urologie, CHRU Bretonneau)から報告されていました。
(Urol Int. 2019 May 22:1-8.)


尿路感染症は、女性に多く見られる疾患であり、発症時には抗生物質での治療が行われます。

しかし、再発しやすいこと、抗生剤の多用による副作用や耐性菌の課題があります。

機能性食品素材では、クランベリーエキスによる尿路感染症のリスク低減効果が知られています。

クランベリー(Vaccinium macrocarpon)の果実(果汁)は、有効成分としてアントシアニン類やキナ酸、トリテルペン類、カテキン類、タンニン類、フラボノール類を含み、膀胱や尿道への細菌付着を抑制する作用があります。


クランベリーに含まれるフラボノール類やフラバン-3-オールによる機能性が示されています。


プロポリスとは、みつばちがユーカリやポプラなどの樹木から集めた植物成分に、みつばちの分泌物が合わさって作られた物質です。

プロポリスは強い殺菌作用および抗酸化作用をもっており、みつばちはプロポリスを巣の構築物として用いることで、腐敗や微生物の害から巣の内部を守っています。

ギリシャ語でプロポリスの「プロ」は「守る(防御)」、ポリスは「都市(巣のこと)」を意味します。

有効成分はフラボノイド系ファイトケミカルであり、ケルセチン、ピノセンブリン、ピノバンクシン、ガランギン、ケンフェロール、クリシン、ナリンゲニン等が存在します。


これまでの研究により、プロポリスは、

抗菌作用、抗炎症作用、免疫調節作用、抗酸化作用、抗糖尿病作用などが知られています。



今回の研究では、

急性膀胱炎の再発を繰り返す女性において、

クランベリー+プロポリスによる感染症の再発予防効果が検証されました。



具体的には、

多施設共同ランダム化偽薬対照試験として、


先行する12ヶ月間の間に、4回以上の膀胱炎の既往を有する
18歳以上の女性を対象に、

クランベリー+プロポリス投与群:42名、

偽薬投与群:43名

の2群について、
介入試験が行われ、

主アウトカムとして、6か月間でのフォローアップ中の膀胱炎の発症が調べられました。

被験者の平均年齢は、
53 ± 18歳、

過去1年間の膀胱炎の発症頻度は、
6.2 ± 3.6でした。


解析の結果、

クランベリー+プロポリス投与群では、

感染の回数は、

偽薬投与群に比べて、

有意に減少していました。
(respectively, 2.3 ± 1.8 vs. 3.1 ± 1.8)


最初の3ヶ月間での膀胱炎のエピソード回数は、

水の摂取量の補正後でも、

偽薬投与群に比べて、

クランベリー+プロポリス投与群にて有意に低下していました。
(0.7 ± 1.1 vs. 1.3 ± 1.1, p = 0.0257)


また、

初回の尿路感染症の発症までの期間は、

クランベリー+プロポリス投与群のほうが、長い日数でした。

(69.9 ± 45.8 days vs. 43.3 ± 45.9, p = 0.0258)


なお、両群とも高い許容性が認められました。


以上のデータから、

クランベリー+プロポリスによる尿路感染症・膀胱炎の再発予防効果が示唆されます。




クランベリー果汁は酸味が強いため、そのままでは食用に向かず、一般に甘味料が添加されます。


尿路感染症の再発予防に対して、果汁の代わりにクランベリーのサプリメントも広く利用されています。


最近の研究では、下記の報告があります。


クランベリーによる尿路感染症の再発予防効果:臨床研究



クランベリーポリフェノールによる血管機能の改善効果




プロポリスは、原産地によって植物に由来する成分が異なります。

これは、みつばちが集めてくる樹脂が、地域によって異なる植生を反映するためです。
一般に、日本や中国、オーストラリア、欧州、南米で採取されたプロポリスがサプリメントとして製品化されています。



プロポリスには、red propolisやgreen propolisといった種類があり、それぞれが民間療法で用いられており、特に明確な区別はされてきませんでした。


ブラジル産の赤プロポリスには、formononetin や biochanin Aといった成分が含まれています。


最近の研究では、次の報告があります。


プロポリスによる2型糖尿病での腎機能への好影響



ブラジル産赤プロポリスによる抗炎症作用



プロポリスによる糖代謝改善作用


プロポリスによる2型糖尿病での腎機能への好影響




DHCは、プロポリスのサプリメントも製品化しています。
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クランベリーやブルーベリー、ラズベリーなどベリー類には、ポリフェノールが含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防が知られています。

クランベリー果汁による内分泌代謝改善作用@肥満者



ブルーベリーおよびクランベリーについては、下記の研究があります。


メタボリック症候群でのブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる糖代謝改善作用 




ブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる認知機能・記憶能改善作用
 



ブルーベリーが心血管リスクを抑制する




クランベリーが尿路感染症を予防する:メタ解析




男性におけるクランベリーの働き


ブドウおよびブルーベリーポリフェノールが健常高齢者の認知機能を改善する






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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



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posted at 23:52 | この記事のURL
ナットウキナーゼによる抗凝固作用@脂質異常症患者 [2019年05月14日(火)]
今月の機能性食品研究の専門ジャーナル(電子版)に、ナットウキナーゼによる抗凝固作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Food Funct. 2019 May 9)

納豆に含まれている機能性食品成分としてはナットウキナーゼがよく知られています。


ナットウキナーゼは、納豆に存在する酵素です。

血栓溶解活性を有することから、脳梗塞などの血栓症の予防に効果が期待されています。


また、抗凝固作用に加えて、降圧作用も示唆されています。

ナットウキナーゼによる高血圧改善作用</リンク

さらに、
ヒト臨床研究で,体内動態の解析も報告されています。

ナットウキナーゼのヒト体内動態


さて、今回の研究では、

高コレステロール血症患者において、

ナットウキナーゼによる凝固系への作用が検証されました。


具体的には、

高コレステロール血症患者(血中コレステロール値;200-280 mg/dL)を対象に、

・ナットウキナーゼ投与群:50名、

・偽薬群:50名

の2群について、

8週間の介入が行われ、

凝固関連指標が調べられました。



8週間の介入後、

ナットウキナーゼ投与群において、

C-EPI CT(collagen-epinephrine closure time),

PT(prothrombin time),

aPTT(activated partial thromboplastin time)

の有意な上昇が見出されました。


また、

群間比較では、

偽薬群に比べて、

ナットウキナーゼ投与群において、

C-EPI CT (P = 0.001) とaPTT (P = 0.016)の有意な上昇が認められました。
(P = 0.001)


さらに、

PT とaPTTとの間に有意な相関が認められました。
(r = 0.491, P < 0.001)


以上のデータから、

高コレステロール血症患者において、

ナットウキナーゼ投与によるC-EPI CT およびaPTTの有意な亢進、つまり抗凝固作用が示唆されます。




DHCのサプリメント製品を利用して、ナットウキナーゼを摂ることもできますので、

納豆を食べなかった日には、ナットウキナーゼサプリメントを晩御飯と一緒にとることがおすすめです。

(脳梗塞は、夜間/早朝に発症するので、ナットウキナーゼの作用を考えると、朝ごはんではなくて、晩御飯と一緒がおすすめです。)


ナットウキナーゼ 30日分
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ナットウキナーゼに関する研究として、次の報告があります。



ナットウキナーゼによる高血圧改善作用



紅麹とナットウキナーゼによる脂質異常症改善作用



ナットウキナーゼによる抗凝固作用



ナットウキナーゼによる血圧への作用


ナットウキナーゼのヒト体内動態


ナットウキナーゼの作用メカニズム


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『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



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posted at 23:53 | この記事のURL
ヘスペリジンによる抗炎症作用:メタ解析 [2019年04月16日(火)]
今月の生物学の専門ジャーナル(電子版)に、ヘスペリジンによる炎症マーカーへの作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、イランのグループ(Shahid Sadoughi University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Chem Biol Interact. 2019 Apr 13.)



フラボノイド類の中のフラバノンの1種であるヘスペリジンは、抗炎症作用が示唆されています。

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

成人でのランダム化比較試験(RCT)におけるヘスペリジンサプリメント投与による炎症マーカーへの作用が検証されました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Scopus, ISI Web of Science, and Google Scholar)

2018年12月までの収載論文が対象となり、

成人を対象に、ヘスペリジン投与群、あるいは対照投与群の2群についてのランダム化比較試験(RCT)が検索され、


6報、296名のデータが解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

ヘスペリジン投与によって、

VCAM-1(Vascular Cell Adhesion Molecule 1、血管細胞接着分子1)の有意な減少、
(WMD&#8239;=&#8239;-22.81&#8239;ng/L, P&#8239;=&#8239;0.041, n&#8239;=&#8239;3)

が見出されたということです。

なお、
CRP値は低下傾向でした。
(WMD&#8239;=&#8239;-0.69&#8239;mg/L, P&#8239;=&#8239;0.079, n&#8239;=&#8239;5)


サブ解析では、

並行群間試験
(WMD&#8239;=&#8239;-0.72&#8239;mg/L, P&#8239;=&#8239;0.024, n&#8239;=&#8239;3)

4週間以上のフォローアップ試験
(WMD&#8239;=&#8239;-0.76&#8239;mg/L, P&#8239;=&#8239;0.020, n&#8239;=&#8239;2)

で顕著な作用が認められました。


なお、
ヘスペリジン投与は、E-selectin, IL-6、ICAM-1
には有意な変化は見出されませんでした。


以上の系統的レビュー/メタ解析から、

フラボノイド類のヘスペリジンによる抗炎症作用が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




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posted at 23:54 | この記事のURL
ラズベリーが食後血糖値を抑え炎症を抑制@2型糖尿病 [2019年02月21日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、2型糖尿病患者において、ラズベリーが食後の血糖上昇を抑制し、炎症を抑えることを示した臨床研究が、米国のグループ(Oklahoma State University)から報告されていました。
(Ann Nutr Metab. 2019 Feb 14;74(2):165-174)


クランベリーやブルーベリー、ラズベリーなどベリー類には、ポリフェノールが含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防が知られています。

クランベリー果汁による内分泌代謝改善作用@肥満者


(ただし、果糖が多く含まれる糖度の高いベリー類やドライフルーツなどは、糖尿病患者にとってはポイズンです。)

今回の研究では、

2型糖尿病を有する肥満成人において、

4週間のラズベリー摂取による糖代謝及び脂質代謝、炎症マーカーへの作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化クロスオーバー法により、

・ラズベリーの急性投与での食後血糖値フェーズ、
(1週間以上あけて)

・10週間のラズベリーダイエットサプリメントフェーズとして、
ラズベリー投与の4週間と、2週間のwash out、その後、4週間のラズベリー非投与のクロスオーバー

の2つのフェーズで試験が行われています。


解析の結果、

まず、
食後血糖フェーズでは、

対照フェーズに比べて、

ラズベリー摂取後の2時間および4時間の時点での血糖値の有意な低下が認められました。

また、
炎症マーカーであるIL-6およびhsTNF-αは、いずれも

対照食摂取に比べて、

ラズベリー摂取後の4時間での値が有意に低値でした。
(all p < 0.05).

同様に、
中性脂肪値も、対照食フェーズに比べて、ラズベリー摂取後にて、4時間値が有意に低下していました。


次に、
4週間のラズベリー摂取では、

対照食期間に比べて、

IL-6 とhsTNF-αの有意な低下、
(all p < 0.05)

収縮期血圧の低下傾向
が見出されました。


なお、
空腹時血糖値や脂質関連指標、CRP値などでは両群間で有意差は認められませんでした。


以上のデータから、

2型糖尿病の成人患者において、

低カロリーでポリフェノール含量の多い食事性ラズベリー摂取による食後血糖上昇抑制、炎症抑制作用が示唆されます。




クランベリーやブルーベリー、ラズベリーなどベリー類には、ポリフェノールが含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防が知られています。

クランベリー果汁による内分泌代謝改善作用@肥満者





ブルーベリーおよびクランベリーについては、下記の研究があります。


メタボリック症候群でのブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる糖代謝改善作用 




ブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる認知機能・記憶能改善作用
 



ブルーベリーが心血管リスクを抑制する




クランベリーが尿路感染症を予防する:メタ解析




男性におけるクランベリーの働き


ブドウおよびブルーベリーポリフェノールが健常高齢者の認知機能を改善する



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posted at 23:57 | この記事のURL
血中βカロテン値が高いと、心血管リスクと死亡率が低い:31年間のフォローアップ研究 [2018年12月23日(日)]

今月の循環器学の専門ジャーナルに、血中βカロテン値と、全死亡率および主要な生活習慣病の罹患率との関連を検証した前向き研究が、米国NIHとフィンランドのグループから報告されていました。
(Circ Res. 2018 Dec 7;123(12):1339-1349.)


βカロテンは、カロテノイド系ファイトケミカルであり、

抗酸化作用や抗炎症作用を示した多くの研究が知られています。

しかし、

βカロテンの血中濃度と、長期の死亡率、心血管死亡率などについての報告は限られています。


そこで、

今回の研究では、

血中βカロテン値と、全死亡率、疾患特異的死亡率、用量依存性などが検証されました。


具体的には、

ATBC(Alpha-Tocopherol, Beta-Carotene Cancer Prevention)研究の被験者である29,103名の男性を対象に、

31年間のフォローアップが行われ

死亡例23,796名が見出されました。

内訳は、
心血管疾患死亡9,869名、

がん死亡7,692名、

呼吸器疾患死亡2,161名、

糖尿病119名、

外傷や事故 1,255名、

その他の死因2,700名

でした。


血中βカロテン値がHPLCで測定されました。


主なリスク因子で補正後、

血中βカロテン値が高値の男性被験者では、

全死亡率が有意に低いことが見出されました。

5分位で最高群は、

最低群から各群に対して、それぞれ、
36%のリスク低下、

31%の有意なリスク低下、

29%の有意なリスク低下、

19%の有意なリスク低下

という有意な相関が見出されています。

(HR=0.81, 0.71, 0.69, and 0.64 for quintile 2 (Q2)-Q5 versus Q1, respectively; Ptrend<0.0001)


次に、


心血管死亡率、心臓病死亡率、脳卒中、がん、呼吸器疾患、糖尿病、外傷や事故、その他の死亡についても、

それぞれいずれも、血中βカロテン値での最高群は、最低群に比べて、有意な減少が見出されました。
(Q5 versus Q1, hazard ratio=0.21-0.73, all Ptrend<0.0001)


全死亡率での相関は、

野菜や果物の摂取などの補正による影響は受けませんでした。

なお、サブ解析では、若年者、喫煙歴が短い、BMIが低い、といった因子では、より顕著な相関が見出されました。


以上、31年間の前向き研究のデータから、

血中βカロテン値の高値と、全死亡率及び主な疾患の死亡率が低いという相関が示唆されます。




カロテノイドの摂取に関する研究では、次の報告があります。


カロテノイド類による前立腺がんリスク低下作用



血中カロテノイド値が高いと膵臓がんリスクが低い



ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析


リコピンが心血管リスクを17%低下させる:メタ解析



リコピンによる前立腺がんリスク低下:メタ解析


ビタミンCとカロテノイド類の摂取が多いと肺がんリスクが低い


カロテノイド類の摂取が多いと骨折が少ない:メタ解析



DHC製品で、カロテノイドを主要成分とするサプリメントとして、下記の製品があります。


マルチカロチン 30日分
緑黄色野菜・藻などから抽出した“天然”カロテノイドをこの1粒に凝縮!
通常価格
\867(税込\936)





リコピン 30日分
トマトパワーで「生活習慣に負けない若々しさ」と「紫外線に負けない透明感」
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アスタキサンチン 30日分
若返りビタミンの1,000倍パワーで、若々しさ、美しさをサビから守る!
通常価格
\1,440(税込\1,555)








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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


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posted at 23:52 | この記事のURL
リコピンによるメタボリック症候群の改善作用:メタ解析 [2018年12月13日(木)]
栄養学の専門ジャーナルに、リコピンによるメタボリック症候群への働きを検証したメタ解析が、米国のグループ(University of Alabama)から報告されていました。
(Adv Nutr. 2018 Nov 24.)




リコピンは、脂溶性抗酸化成分であり、抗酸化作用を介したメタボリック症候群への有用性が示唆されます。


そこで、今回のメタ解析では、

リコピンによるメタボリック症候群および危険因子への作用が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて関連論文が検索され、
(PubMed and EBSCOhost databases)


メタボリック症候群のリスク因子の5つのうちの3つ以上と、リコピンとの関連を示した論文が抽出されました。
(National Cholesterol Education Program's Adult Treatment Panel III (ATP III)による定義でのリスク因子を用いています。)


11報の研究(8報の横断研究、3報の介入試験)が対象となりました。


横断研究では、

リコピンとメタボリック症候群の罹患率の関連を調べた5報、

ATPVリスク因子を調べた4報、

リコピンへのメタボリック症候群のリスク因子への作用を調べた3報がありました。


解析の結果、

これらの横断研究では、

リコピンによるメタボリック症候群のリスク低減/予防作用が見出されました。


また、3報の介入試験では、リコピン含有飲料によるメタボリック症候群のリスク低減作用が示されています。


メタ解析からは、

リコピンによるメタボリック症候群のリスク低減作用が支持されます。


今後、補完療法として、メタボリック症候群に対するリコピンサプリメント投与による臨床的意義の検証が期待されます。

なお、リコピンサプリメントで減量できるとか痩せるとか、という話ではなく、抗炎症作用や抗酸化作用を介して、慢性炎症などが抑制され、結果的にメタボリック症候群のリスク低減につながる、と推察されます。





リコピン 30日分
1粒にトマト約2個分の天然カロテノイド配合!






DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。





DHCは、オーガニック(有機栽培)の
エクストラバージンオリーブオイルを取り扱っています。

ヌニェス・デ・プラド エクストラバージンオリーブオイル
数々の受賞歴を誇る、有機栽培の高級食用オリーブオイル



オロ・デ・ヘナベ エクストラバージンオリーブオイル
なめらかで、マイルドな風味。有機栽培の高級食用オリーブオイル




地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用



オリーブオイルによる皮膚の老化抑制作用



地中海食による認知症予防効果



地中海食+CoQ10サプリによる抗酸化作用



超低炭水化物・地中海食による減量効果




地中海食による高尿酸血症リスクの低下



オリーブオイルによる動脈硬化抑制作用



バージンオリーブオイルによる骨代謝改善作用




オリーブオイルとナッツによる心血管リスク低下作用



伝統的地中海食による脂質代謝改善作用



オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下





DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。



DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、


コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、

ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。




その他、低GI食、低GL食として、

発芽玄米

米こんにゃく

があります。





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posted at 23:53 | この記事のURL
クロレラによる原発性月経困難症の症状軽減作用 [2018年09月14日(金)]
産婦人科学の専門ジャーナルに、原発性月経困難症に対するクロレラの作用を検証した臨床研究が、イランのグループ(Ahvaz Jundishapur University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 2018 Aug 27;229:185-189.)


クロレラは、食用藻の一種で、タンパク質、ビタミン類、鉄分といった栄養素が豊富に含まれています。




原発性月経困難症は、女性のQOLを低下させてしまう病態です。

クロレラは、抗炎症作用や鎮痛作用を有することから、月経困難症に対する有用性が示唆されます。


そこで、今回の研究では、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

原発性月経困難症を有する若年女性44名を対象に、


・クロレラ投与群;
1日あたり1500mgのクロレラ含有ソフトカプセル、

・偽薬投与群

の2群について、

8週間の介入試験が行われました。


質問票を用いて、月経に関する調査及び食事調査が行われ、

体組成、炎症関連マーカー、酸化マーカーなどが介入の前後で測定されました。

(プロスタグランジンE2 (PGE2), PGF2a, hs-CRP、MDAなどが調べられています。)


解析の結果、

まず、
クロレラ投与群では、

PGE2, PGF2a, hs-CRP, MDAの有意な低下が認められました。
(P&#8201;<&#8201;0.05)

次に、

月経痛の重症度や期間は、

偽薬群に比べて、

クロレラ投与群において、有意な減少を認めました。
(p&#8201;<&#8201;0.05)


月経困難症に関連した全身症状(疲労、頭痛、悪心、嘔吐、エネルギー欠如)は、

クロレラ投与群において、有意な減少を示しました。
(p&#8201;<&#8201;0.05)


なお、体組成や栄養素の摂取量については、

両群間で有意差は見出されませんでした。


以上のデータから、


原発性月経困難症に対して、

クロレラの摂取による疼痛や重症度の有意な減少、

プロスタグランジ値、炎症マーカー、抗酸化マーカーの有意な改善が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。





クロレラやスピルリナに関する研究として、次のような報告があります。


スピルリナによる脂質代謝改善作用:メタ解析


肥満治療におけるスピルリナの有用性


クロレラによるQOL改善作用@乳がん患者



クロレラによる血管機能改善作用


クロレラによる抗酸化作用@日本人高齢者



クロレラによる血管内皮機能改善作用



クロレラによる抗酸化作用@喫煙者



妊婦におけるクロレラサプリメントの効果




スピルリナの抗酸化作用 



スピルリナによる免疫賦活作用




スピルリナによる糖尿病治療薬の副作用軽減




スピルリナによる脂質代謝改善作用:メタ解析




DHCでは、

クロレラ


スピルリナ


を製品化しています。






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posted at 23:56 | この記事のURL
ウコンおよびクルクミンによる腸内細菌叢への作用 [2018年08月12日(日)]
統合医療研究の専門ジャーナルに、ウコン及びクルクミン含有サプリメントによる腸内細菌叢への作用を検証した臨床研究が、米国のグループ(UCSD)から報告されていました。
(J Evid Based Integr Med. 2018 Jan-Dec;23:2515690)


ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


ピペリンは、胡椒の辛味成分であり、

ウコンの吸収率を高めることから、ウコンのサプリメントに含まれています。


先行研究では、ウコンのクルクミンによる糖代謝改善作用が示されています。




クルクミンによる耐糖能異常での血糖低下作用:メタ解析




さて、
今回の研究では、

ウコン及びクルクミンによる腸内細菌叢への作用が検証されました。


具体的には、

・ウコンタブレット+ピペリン投与群:6名、

・クルクミン+ピペリン投与群:5名、

・偽薬投与群:3名

の3群について、

16S rRNA菌叢解析による腸内細菌叢の解析が行われました。

(16S rRNA菌叢解析では、菌がもつ16S rRNA遺伝子をPCRで増幅、次世代シーケンサーで解析し、細菌の種類や分布を解析します。)


解析の結果、

172 から325 種の菌種が検出されました。


菌種は、

偽薬群では、

15%減少したのに対して、


ウコン投与群では、
介入後に7%の菌種の増加が認められ、

クルクミン投与群では、
69%の増加が見出されました。


なお、
ウコンやクルクミンに対する腸内細菌叢の変化は、個人差が大きいことも見出されました。

レスポンダー群とノンレスポンダー群があり、

レスポンダー群で増加がみられた菌種は、
Clostridium spp.,
Bacteroides spp.,
Citrobacter spp.,
Cronobacter spp.,
Enterobacter spp.,
Enterococcus spp.,
Klebsiella spp.,
Parabacteroides spp.,
Pseudomonas spp
などでした。

一方、
減少した菌種は、Blautia spp. と Ruminococcus spp.であったということです。


被験者はすべて、

介入期間中を通じて、細菌叢の変化が見出され、

また、介入に対する反応における個人差も認められました。


ウコン及びクルクミンの投与に対するレスポンダー群では、腸内細菌叢の変化は類似していたことから、

ウコン及びクルクミンに特異的な働きが考えられます。


今後、ウコン及びクルクミンを用いた個別化医療としてのサプリメントの適正使用を進めるために、臨床的意義の検証が期待される分野です。




DHCでのウコンサプリメントには、下記の製品があります。


濃縮ウコン 徳用90日分
3種のウコンパワーで不調をブロック




DHC速攻ウコンゼリー 3包入
酒席のお供「速攻ウコン」の、常備&携帯に便利なゼリータイプ!







乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア



複合サプリメント(グッドスルー)


乳酸菌EC-12 30日分

5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!


などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、


血糖ファイバー 30日分【機能性表示食品】

≪臨床試験済≫食後の血糖値が気になる方に。食後血糖のピーク値を抑える!




があります。






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posted at 23:56 | この記事のURL
ビーツ(ビートルート)果汁の運動能への作用 [2018年07月15日(日)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ビーツ(ビートルート、てんさい)果汁の摂取による運動能への作用を検証した臨床研究が、ブラジルのグループ(Universidade Estadual de Maringa)から報告されていました。
(Appl Physiol Nutr Metab. 2018 Jul 9.)



ビーツ(ビート)には、ベタシアニンというポリフェノールが含まれており、抗酸化作用による機能性が示唆されます。


今回の研究では、

ビートジュースの摂取による10qランニングへの作用が検証されました。


具体的には、

二重盲検偽薬対照クロスオーバー試験として、

レクレーション・ランナーの男性14名(平均年齢27.8 ± 3.4歳)を対象に、

10kmランニングテストが、

試験開始時、ビート果汁摂取後、偽薬対照摂取後の3回、行われました。

実薬群は420mlのビート果汁飲料 (8.4 mmol NO3-/day)を3日間と、測定日当日は2時間前の投与、

対照群は、420mlの偽薬投与 (0.01 mmol NO3-/day)投与でした。


アウトカムとして、

平均速度(MV)、

最大心拍数(HRmax),

主観的最大運動強度 (RPEmax)

などが測定されています。


解析の結果、

10qの時間については、両群間で有意差は見出されませんでした。
(BRJ: 50.1 ± 5.3; PLA: 51.0 ± 5.1 min, p = 0.391)

また、平均速度も同程度でした。
(BRJ: 12.1 ± 1.3; PLA: 11.9 ± 1.2 km&#183;h-1, p = 0.321)


一方、
最初の5qに要する時間は、

偽薬対照群に比べて、

ビート果汁摂取群において、有意に短くなっていました。
(P = 0.027)


以上のデータから、

レクレーションとしての10q走を行う男性ランナーにおいて、

ビーツ果汁摂取による運動能の向上作用が示唆されます。

DHCでは、ポリフェノールを含むサプリメントを製品化しています。


ポリフェノール
4種類のポリフェノールを手軽に補給




DHCでは、大学との共同研究にて、

DHCのコエンザイムQ10投与によって、運動負荷時の活性酸素による酸化障害の抑制作用を報告しています。



具体的には、

トレッドミルを用いた60分間の持久走の負荷に際して、運動前の1週間、DHCのコエンザイムQ10 およびビタミンC、ビタミンEを摂取した群では、摂取しなかった群に比べて、尿中8-OHdG値の上昇が抑制(=運動による酸化障害の発生が抑制)されたというデータです。

運動習慣を有する場合、

マルチビタミンマルチミネラルに加えて、





コエンザイムQ10、



αリポ酸、



ビタミンC(ハードカプセル)、



ビタミンBミックス


アミノ酸



を利用することが好ましいと考えられます。




コエンザイムQ10は、ATP産生作用や抗酸化作用を介して、さまざまな生活習慣病に効果が示されています。
健康な人や未病の状態では、1日あたり90mg〜110mg程度をベーシックサプリメントとして毎日摂取します。

一方、何らかの疾患があり、補完療法として用いる場合には、1日あたり100mg〜300mg程度の利用になります。

欧州の研究では、
がん患者にコエンザイムQ10を投与することで、生存率が向上したという報告もあります。


また、
臨床的には、がん患者では、放射線や化学療法といった治療あるいは終末期において、
がんに関連した倦怠感(Cancer Related Fatigue:. CRF)が高頻度に出現することが知られています。


コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。








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posted at 23:52 | この記事のURL
マンゴー果肉の摂取による抗炎症作用 [2018年05月31日(木)]
今月の分子栄養学の専門ジャーナルに、マンゴー果肉の摂取による抗炎症作用を示した臨床研究が、米国のグループ(Texas A&M University)から報告されていました。
(Mol Nutr Food Res. 2018 May 24:e1800129.)



マンゴーは、ガロタンニン(gallotannin)由来ポリフェノールを含み、抗炎症作用があると考えられます。


今回の研究では、

非肥満者および肥満者において、

マンゴー果肉の摂取による炎症およびない分泌代謝への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化臨床試験として、

18歳から65歳の
非肥満12名(BMI 18-26.2)と肥満者9名(BMI > 28.9)を対象に、

1日あたり400gのマンゴー果肉を6週間摂取させ、

炎症サイトカイン類と内分泌代謝指標が、介入の前後で調べられています。


解析の結果、

まず、

非肥満の被験者では、

6週間の介入後に、
収縮期血圧が4mmHg低下しました。

また、

肥満の被験者では、

HbA1c とPAI-1が それぞれ 18% と 20%低下したということです。


肥満者では、
IL-8とMCP-1の血中AUCの低下も見出されました。


さらに、
相関解析では、

マンゴー果肉摂取により、

炎症惹起サイトカイン類、PAI-1、HbA1cへの好影響が見出されたということです。



以上のデータから、

マンゴー果肉の摂取により、肥満者での炎症惹起サイトカイン類の減少(改善)が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待されます。

なお、果肉からポリフェノールを抽出して、サプリメントを利用する、というのであればいいと思いますが、

マンゴー果肉を毎日取るというのは、東南アジアやインドなどの産地ならともかく、日本や欧米では非現実的です。

また、そもそも、果糖の過剰摂取によるデメリットが大きいように思います。




DHCでは、ポリフェノールなどの機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。



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posted at 23:53 | この記事のURL
クランベリー果汁による内分泌代謝改善作用@肥満者 [2018年03月04日(日)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、低カロリー高ポリフェノールのクランベリー果汁摂取による抗炎症作用と抗酸化作用、脂質代謝改善作用を示した臨床研究が、米国のグループ(Washington State University)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2018 Feb 23.)


クランベリーやブルーベリーなどベリー類には、ポリフェノールが含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防が知られています。


今回の研究では、

過体重/肥満以外は健康な被験者において、

低カロリーのクランベリー果汁による酸化や炎症、内分泌代謝系への作用が検証されました。


具体的には、

過体重あるいは肥満(上半身肥満/腹部肥満)の男女(30-70 years; BMI 27-35 kg/m2)の78名を対象に、


ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

・低カロリー/高ポリフェノールのクランベリー果汁450mL、

・対照群450mL

の8週間の介入が行われ、

介入の前後で、糖代謝、脂質代謝、酸化指標などが測定されました。


解析の結果、

偽薬投与群に比べて、

クランベリー果汁の単回投与群では、

エンドセリン1の低下、NOの上昇、還元型/酸化型グルタチオン比の上昇、インターフェロンγの上昇が認められました。
(P&#8201;<&#8201;0.05)


次に、

クランベリー果汁の8週間の投与後では、

偽薬投与群に比べて、

空腹時CRPの有意な低下、

インスリン値の有意な低下、

HDLコレステロール値の有意な上昇(P&#8201;<&#8201;0.05)が見出されました。


以上のデータから、

肥満/過体重の状態において、

低カロリー・高ポリフェノールのクランベリー果汁飲料の摂取による抗酸化作用・抗炎症作用および糖代謝・脂質代謝の改善作用が示唆されます。



ブルーベリーおよびクランベリーについては、下記の研究があります。


メタボリック症候群でのブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる糖代謝改善作用 




ブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる認知機能・記憶能改善作用
 



ブルーベリーが心血管リスクを抑制する




クランベリーが尿路感染症を予防する:メタ解析




男性におけるクランベリーの働き



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posted at 23:54 | この記事のURL
余暇身体活動を有する成人での食物繊維と炎症反応の関係 [2018年02月01日(木)]
内分泌代謝疾患研究の専門ジャーナル(電子版)に、余暇身体活動を有する成人での食物繊維の摂取と、炎症との関連を調べた臨床研究が、米国のグループ(University of North Florida)から報告されていました。
(Metab Syndr Relat Disord. 2018 Jan 29.)


先行研究では、

食物繊維の摂取が多いと、炎症マーカー(CRP)が低いという関連が示唆されています。

今回の研究では、

米国の成人において、余暇身体活動、炎症反応・CRP、食物繊維の摂取との関連が検証されました。


具体的には、

2007年〜2010年の米国全国健康栄養調査に参加した20歳以上の&#8201;8372名を対象に、


食物繊維の摂取の三分位、

CRPの上昇
(>3-10&#8201;mg/L).

余暇身体活動(LTPA)での層別での関連について、

年齢や人種、性別、ウエスト周囲径、身長での交絡因子での補正の上での解析が行われました。


解析の結果、

LTPAを有する成人において、

三分位で、
食物繊維の摂取量が多い群では、

低い群に比べて、

CRPが上昇している割合が有意に低いという相関が見出されました。
(P&#8201;<&#8201;0.05)


一方、LTPAを有していない被験者では、このような相関は認められませんでした。

なお、ウエスト周囲長と身長で補正すると、有意差が消失しています。


以上のデータから、

論文著者らは、

余暇身体活動を有する成人において、

食物繊維の摂取による炎症反応の低下は、ウエスト周囲長や身長といった因子の一定の関与の元に見出される好影響である、と考察しています。




食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。

食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下



10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下




食物繊維含有玄米食による2型糖尿病の血糖コントロール改善作用



厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


食物繊維
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国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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posted at 23:51 | この記事のURL
ヘスペリジンが2型糖尿病での酸化ストレスを軽減する [2017年08月17日(木)]
今月の植物療法研究の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者において、ヘスペリジンサプリメントによる抗酸化作用を示した臨床研究が、イランのグループから報告されていました。
(Phytother Res. 2017 Aug 14.)



ヘスペリジンは、フラボノイド系ファイトケミカルの1種であり、かんきつ類などに多く含まれる機能性成分です。


毛細血管強化作用、末梢の冷えの改善、脂質代謝改善、肌質改善作用といった働きが知られています。


さて、

今回の研究では、

2型糖尿病において、

ヘスペリジン含有サプリメントによる酸化ストレス関連指標及び糖代謝・脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

2型糖尿病患者64名において、

・ヘスペリジン投与群(500 mg/day)

・偽薬投与群

の2群について、6週間の介入が行われ、

関連指標が測定されています。




解析の結果、

ヘスペリジン投与群では、

投与前に比べて、

投与後の時点で、


総抗酸化能(TAC)の有意な増加、
(0.74 ± 0.16 vs. 0.82 ± 0.18)

血中フルクトサミン(血糖値を反映する指標)の有意な減少
(5.79 ± 5.86 vs. 5.01 ± 4.95; p = 0.001),

酸化ストレスの指標である血中8-OHDG値の有意な低下、
(14.32 ± 6.4 vs. 11.00 ± 7.0; p = 0.000),

過酸化脂質の指標であるMDA値の有意な低下、
(5.78 ± 1.76 vs. 4.60 ± 0.75; p = 0.000)

が見出されました。

また、
介入後の2群の比較では、


TACの変化率(%)
(13.35 ± 19.21 vs. 3.13 ± 10.02; p = 0.043)

血中フルクトサミン
(-10.10 ± 16.84 vs. 4.27 ± 34.646)

8-OHDG
(-25.11 ± 28.23 vs. 8.69 ± 35.41; p = 0.000),

MDA
(-16.46 ± 18.04 vs. -1.82 ± 22.63; p = 0.007)

において有意差が見出されました。


以上のデータから、

2型糖尿病患者において、

ヘスペリジンサプリメント投与により、

酸化ストレス障害の軽減作用および糖代謝への好影響が示唆されます。

今後、標準治療の補完療法として、さらに臨床的意義のの検証が期待される分野です。


DHCでは、ヘスペリジン含有サプリメントを製品化しています。


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posted at 23:53 | この記事のURL
ザクロジュースによる血液生化学所見への作用 [2017年08月14日(月)]
今月の実験治療医学の専門ジャーナルに、ザクロジュースによる血液生化学所見への作用を示した臨床研究が、ギリシャとイギリスのグループから報告されていました。
(Exp Ther Med. 2017 Aug;14(2):1756-1762.)



ザクロには、抗酸化作用を有する機能性食品成分が含まれています。

たとえば、下記の研究が報告されています。


ザクロ抽出物による肥満者での抗炎症作用

ザクロ果汁が糖尿病患者の酸化ストレスを軽減する



今回の研究では、

健康な被験者において、

ザクロ果汁による血球数、内分泌代謝指標などが調べられました。


具体的には

健常者10名(男女各5名、平均年齢31.8±6.6歳, 体重66.2±12.9 kg)を対象に、

・ザクロ果汁 500mL/日摂取群、

・非投与群

の2群について、

14日間の投与試験が行われ、

血液生化学所見の変化が調べられました。


解析の結果、

ザクロ果汁の摂取により、

赤血球数の有意な増加、
(P<0.05)

ヘモグロビン値の有意な増加、
(P<0.001)

ヘマトクリットの有意な増加
(P<0.05)

が見出されました。


なお、

糖代謝や脂質代謝指標などには有意な変化は示されていません。


以上のデータから、

ザクロ果汁の摂取により、赤血球の産生亢進あるいは崩壊抑制などの作用が示唆されます。


今回は健常者を対象にした研究であり、検出力には限界があることから、

今後、臨床的意義の検証が期待されます。



DHCでは、ザクロ含有サプリメントを製品化しています。


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posted at 23:54 | この記事のURL
ブルーベリーポリフェノールと糖代謝との関連 [2017年06月12日(月)]
分子栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ブルーベリー由来ポリフェノールと糖代謝との関連を調べた臨床研究が、フィンランドのグループ(University of Eastern Finland)から報告されていました。
Mol Nutr Food Res. 2017 May 29.)



ブルーベリー(ビルベリー)に含まれる青紫色の色素・アントシアニンは、
植物に存在する機能性食品成分・ファイトケミカル類の1種です。


アントシアニンは、青紫−赤紫色の色素であり、植物が自らを紫外線や酸化障害、害虫などから守るために産生しており、抗酸化作用や抗炎症作用を有しています。


ブルーベリーなどのアントシアニン類は、高い抗酸化作用を有していることから、動脈硬化性疾患などさまざまな生活習慣病への予防効果が示唆されています。



野菜や果物、特にイチゴやスモモなどの摂取時には、代謝物として、尿中の馬尿酸がバイオマーカーとなります。

(馬尿酸は、有機溶剤トルエンの尿中代謝物の1つで、トルエンを使用する作業者の曝露指標として、産業衛生の分野でも利用されるマーカーです。
この時の検査では、果実類の摂取や安息香酸含有飲料の摂取による影響のないことの確認が必要です。)


さて、
今回の研究では、

ブルーベリー含有食品の摂取による糖代謝への影響が検証されました。


具体的には、

メタボリック症候群の患者47名を対象に、

高アントシアニン含有食であるブルーベリーの摂取群(15名)、

ストロベリー、ラズベリー、ホロムイイチゴの摂取群(20名)、

対照食(12名)について、

8週間の介入試験が行われました。



解析の結果、

ブルーベリーの摂取群においてのみ、

空腹時の血中馬尿酸の有意な増加が見出され、
(3.5倍, p = 0.001)

空腹時血糖値の有意な改善との相関、
(r = -0.54, p < 0.05)

および

インスリン分泌との有意な相関が見出されました。
(r = 0.59, p < 0.05)


この相関は、

フィンランド糖尿病予防研究(n = 198)でも確認されたということです。


以上のデータから、

アントシアニンの豊富なブルーベリーの摂取により、


空腹時の血中馬尿酸の上昇と

糖代謝の改善が示唆されます。


ビルベリー/ブルーベリーに関して、次の研究が知られています。


ブルーベリーによるVDT症候群・眼精疲労改善効果


魚油+ブルーベリー+ルテインによる眼精疲労改善効果



ブルーベリーが心血管リスクを抑制する


ビルベリーアントシアニンの抗炎症作用@潰瘍性大腸炎患者


ブルーベリーによる運動能改善効果



DHCのブルーベリー含有サプリメントとしては、

ブルーベリーエキス 徳用90日分
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があります。



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レスベラトロールが電磁場暴露作業者での酸化ストレスを軽減する [2017年06月03日(土)]
がん研究の専門ジャーナル(電子版)に、発電所での電磁場暴露作業者において、レスベラトロール投与による酸化ストレス軽減作用を示した臨床研究が、中国のグループから報告されていました。
(Oncotarget. 2017 May 7)



高電圧線は、超低周波の電磁界(ELF-EMFs)を生じ、

電磁界の暴露と職場や地域社会の健康への影響については、さまざまな議論があります。


今回の研究では、

超低周波の電磁界(ELF-EMFs)に暴露する作業者において、レスベラトロールによる酸化ストレス関連指標への影響が検証されました。


具体的には、

高電圧線での電磁界に職業的に暴露する男性186名と、

有意な暴露などのない対照群154名の2群を対象に、

レスベラトロール(1,000mg、分2)が12ヶ月間、投与され、

酸化ストレス及び炎症関連マーカーが測定されています。


解析の結果、

高電圧線による超低周波の電磁界(ELF-EMFs)に暴露する作業者では、

対照群に比べて、

尿中の酸化ストレス指標(8-OHdGと F2-isoprostane)の有意な上昇が見出されました。

(8-OHdG (mg/mmol creatinine ; 25 ± 310.2 vs.29 ± 87.5**)
(F2-isoprostane (ng/mg creatinine; 14 ± 77.7 vs. 20 ± 46.4***)

また、

対照群にくらべて、

作業者では、

血中のNF-κBとIL-6が低下していました。


次に、

レスベラトロール投与は、

ELF-EMF暴露による影響を軽減したということです。


(8-OHdG (mg/mmol creatinine 24.6 ± 9.9 vs。28.0 ± 4.4**#)


同時に、

レスベラトロール投与によって、サイトカイン産生刺激作用も見出されました。


以上のデータから、

高電圧線による超低周波の電磁界(ELF-EMFs)への暴露では、

酸化ストレスが亢進すること、

および
レスベラトロール投与により、酸化ストレスの軽減作用が示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

レスベラトロールは、長寿関連遺伝子の1つであるサーチュイン遺伝子の活性化を介して、アンチエイジング効果があるのでは、と期待されています。

長寿になるかどうかを確認するためのヒト臨床試験は容易ではありませんが、
最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。




現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


レスベラトロールによる運動効果@2型糖尿病患者


という報告が知られています。





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ルテインの摂取による呼吸系への作用:系統的レビュー [2017年06月01日(木)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナルに、ルテインの摂取と、呼吸系疾患リスクとの関連を調べた系統的レビューが、オランダのグループ(Erasmus MC)から報告されていました。
(Clin Nutr ESPEN. 2016 Jun;13:e1-e7)



ルテインは、脂溶性カロテノイドの1種であり、緑葉野菜や卵黄などに含まれています。

抗酸化作用を介して、呼吸器系の健康増進作用が示唆されます。



今回の系統的レビューでは、

ルテイン(摂取、サプリメント利用、血中濃度)の摂取と、呼吸器系疾患の関連について、


主要医学データベースを用いて、
(Medline, Embase, Cochrane Central, PubMed, Web of Science and Google Scholar)


2014年8月までの論文が検索され、

ランダム化比較試験1報、縦断研究2報、前向き研究4報、横断研究6報が解析の対象となりました。



6報は、小児を対象にした研究であり、

気管支肺異形成症(BPD)、喘息、喘鳴の検査が行われています。


成人を対象にした研究では、

7報において、喘息、呼吸機能、呼吸器疾患での死亡率が調べられています。


解析の結果、

まず、RCTでは、ルテイン/ゼアキサンチンのサプリメント投与により、

BPDリスクが減少する傾向が示唆されました。
(OR 0.43 (95% CI 0.15; 1.17)


ただし、

小児では、ルテインの摂取や血中濃度と、呼吸系のアウトカムとの間には有意な相関は認められませんでした。

次に、

症例対照研究では、

喘息患者において、

血中ルテインの低値が見出されています。


前向き研究あるいは縦断研究のうちの3報では、

成人において、ルテインの摂取あるいは血中濃度と、呼吸器機能との間の好影響を示す有意な相関が認められました。
(他の2報では有意な相関は見いだされていません。)


呼吸器系疾患の死亡率では、

血中ルテイン値が高値であるほど、死亡率が低い、という相関が認められました。
(HR 0.77 (95% CI 0.60; 0.99), per SD increase in lutein).


以上のデータから、

食事あるいはサプリメント由来のルテインによる呼吸器系機能への好影響(疾病リスク低減)が示唆されます。


今後、介入試験による検証が期待される分野です。



ルテインは、加齢黄斑変性症のリスクを低減するサプリメントとして有用性が知られています。





加齢黄斑変性症の予防のためには、
ルテインサプリメント、ビタミンCやビタミンE、亜鉛の摂取が推奨されます。


網膜の黄斑色素の量が多いほど、紫外線やブルーライトから眼を守る作用が高いとされています。


黄斑色素を構成するルテインやゼアキサンチンといったファイトケミカルの摂取による加齢黄斑変性症リスク低下作用が知られています。


日本眼科学会でも、加齢黄斑変性症治療ガイドラインにおいて、
AMD予防のために、ルテインサプリメントを推奨しています。






眼科領域のサプリメントについて、これまでの研究では、次の報告があります。

ルテインによる黄斑色素密度(MPOD)増加作用:メタ解析

ルテインによる視覚処理速度改善作用




オメガ3系脂肪酸によるドライアイ改善作用




魚油サプリメントによるドライアイ改善作用



オメガ3系脂肪酸+抗酸化サプリメントによるドライアイ症状改善作用


オメガ3系必須脂肪酸によるドライアイ改善メカニズム


オメガ3系必須脂肪酸によるマイボーム腺機能不全改善効果




加齢黄斑変性症の予防のためのサプリメントであるルテインやビタミンCサプリメントをDHC製品でとるなら、マルチビタミンやマルチミネラルに加えて、
次の組み合わせになります。



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日本眼科学会も、加齢黄斑変性症治療ガイドラインにおいて、
AMD予防のために、ルテインサプリメントを推奨しています。











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トマトジュース(リコピン)摂取が放射線障害による酸化ストレスを軽減する [2017年05月18日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、トマトジュースの摂取による抗酸化作用を調べた研究が、弘前大学とカゴメのグループから報告されていました。
(Nutr J. 2017 May 12;16(1):27.)


活性酸素種は、放射線などによっても生じ、DNAを障害します。

トマトには、リコピンやベータカロテンなどのカロテノイド類が存在し、抗酸化作用を有しています。


今回の研究では、

トマトジュースを摂取後に、エックス線によるDNA障害や酸化ストレスの変化が検証されました。


具体的には、

健康な成人10名を対象に、

1日あたり
トマトジュース190グラム(リコピン17mg、βカロテン0.25 mg)
を3週間投与し、

次に、
3週間、摂取を中止、

末梢血の白血球が、トマトジュースの介入の前後と、washout後に採取されています。


白血球サンプルに対して、
in vitro系にて、

エックス線照射が0, 0.1, 0.5, 2 Gyの各用量で行われ、

細胞遺伝学的損傷が測定されています。

酸化ストレス障害は、血中の 8-oxo-dG (8-oxo-7, 8-dihydro-2-deoxyguanosine) と d-ROMs(reactive oxygen metabolite-derived compounds)で調べられ、

また、3回の採血ポイントで、血中のカロテノイド類も測定されました。


解析の結果、

まず、
酸化ストレスの指標である8-oxo-dGは、
トマトジュースの摂取により低下傾向を示し、
washout中に増加傾向を示しました。

また、
血中のリコピン+βカロテン値と、
血中8-oxo-dGとの間に負の相関傾向が見出されています。
(P&#8201;=&#8201;0.064)

次に、
放射線照射により、MNやDICで測定された細胞遺伝的障害が用量依存的な増加を示し、


投与前及びwashout後と比べて、

トマトジュースの摂取により、

これらの障害の低下が見出されたということです。




トマト果汁の摂取により、
細胞外の8-oxo-dG, d-ROMs, MNの低下傾向が示唆される一方、

放射線照射によって惹起される8-oxo-dG やd-ROMsへの影響は示されませんでした。


以上のデータから、

リコピンやβカロテンなどのカロテノイド類含有トマト果汁の摂取による抗酸化作用が示唆されます。

放射線障害に伴う酸化障害に対する抑制作用も示唆されますが、補完療法としての有用性にいついては、臨床的意義の検証が必要と考えられます。


リコピンは、前立腺がんリスク低減作用が知られている機能性食品成分です。


リコピンによる前立腺がんリスク低下:メタ解析


カロテノイド類による前立腺がんリスク低下作用


DHCでは、各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなどを製品化しています。





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