サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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がん生存者のサプリメント利用と看護 [2009年01月15日(木)]
今月のがん看護学の専門誌に,がん生存者(cancer survivors,キャンサーサバイバー)におけるサプリメントの利用状況が、米国のグループから発表されていました。
(Oncol Nurs Forum. 2009 Jan;36(1):61-8.)



今回の研究では,ペンシルベニア州のがん生存者研究対象者である1,233名(30歳〜69歳)を対象に,サプリメント/健康食品の利用状況について電話調査が行われました。


調査の結果,全体の73%の患者(がん生存者)が何らかのサプリメントを利用していたということです。

利用率については,血液の悪性腫瘍患者では50%,メラノーマ(皮膚がん)患者では85%と,がんの種類によって差がみられています。



マルチビタミン,カルシウム,ビタミンD,抗酸化ビタミン類,などが広く利用されていました。

(利用者のうちの78%は,2種類以上のサプリメントを摂取しています。)


多変量解析によると,サプリメントの利用と有意に相関していたのは,

年齢が50歳以上であること,

高い教育水準,

高い身体活動(運動習慣),

女性であること,

BMIが小さいこと,

白人であること,

といった事項です。



論文著者らは,がん治療に携わる看護師にとって,患者のサプリメント/健康食品利用状況を把握することが重要であると述べています。



がん生存者におけるサプリメント利用に際しては、医療従事者との十分なコミュニケーションが大切です。
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コメント
サプリメントを使いすぎたらがんになるということが本当でしょうか?
すみませんですが、日本語良く分かりませんので・・・
Posted by:村崎スージー  at 2009年06月05日(金) 21:14


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