サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
母子へのプロバイオティクス投与が小児のアトピー性皮膚炎リスク低減:メタ解析 [2019年11月16日(土)]
今月の皮膚科学の専門ジャーナル(電子版)に、母子へのプロバイオティクス投与による小児のアレルギー性疾患への有用性を検証した系統的レビュー/メタ解析が、オーストラリアのグループ(Royal Children's Hospital, Melbourne)から報告されていました。
(Australas J Dermatol. 2019 Nov 12.)

プロバイオティクスは、アレルギー性疾患のリスク低減や改善に有用です。
(ヨーグルトが花粉症に効く、などが知られています。)

ただし、どのような菌種(の組み合わせ)がどのような疾患に有用であり、かつ、効果発現のための投与期間はどのくらい必要か、などについては、まだ議論があります。

今後、各自の腸内フローラを調べて、各自の体質や病態にあったシンバイオティクスによるアプローチが広がってくると考えられます。


さて、今回の系統的レビュー/メタ解析では、

母親の妊娠中から授乳中に至るまで、母子のプロバイオティクス摂取による小児のアトピー性皮膚炎リスクへの作用が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて関連論文が検索され、
(MEDLINE, Embase, PubMed, Cochrane)


21報が系統的レビュー/メタ解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、
菌種別のサブ解析によると、

特定の単一の菌種の投与では、

プロバイオティクスの混合した投与に比べて、

アトピー性皮膚炎リスクへの有用性は検出されませんでした。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

母親に対して、妊娠中から授乳中にかけて、

プロバイオティクスの混合(複数の菌種のプロバイオティクス)投与、
および乳児へのプロバイオティクス投与は、

アトピー性皮膚炎の高リスクの小児及び、
高リスクではない小児のいずれにおいても、

アトピー性皮膚炎の発症率を有意に低下させました。





DHCでは、次のような関連製品があります。

善玉菌ダイエット

プロバイオティクス、シンバイオティクスには免疫調節作用などもあります。

プロバイオティクス・シンバイオティクスが手術部位感染を予防:メタ解析



乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスは、腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスを改善し、免疫調節作用や生活習慣病予防効果を示します。



乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析




腸内環境を整える減量方法:メタ解析


DHCでは、プロバイオティクスとして、


乳酸菌
(届くビフィズスEX 30日分【機能性表示食品】)



ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア



複合サプリメント(グッドスルー)


乳酸菌EC-12 30日分

5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!


などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、


血糖ファイバー 30日分【機能性表示食品】

≪臨床試験済≫食後の血糖値が気になる方に。食後血糖のピーク値を抑える!



があります。



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
アトピー性皮膚炎に対するビタミン・ミネラルの効果:系統的レビュー [2019年03月24日(日)]


今月の皮膚科学の専門ジャーナル(電子版)に、アトピー性皮膚炎に対するビタミン・ミネラルの働きを検証した系統的レビューが、米国のグループから報告されていました。
(Int J Dermatol. 2019 Mar 20.)


アトピー性皮膚炎は、

慢性炎症性の疾患であり、表皮の防御機能が障害されています。


今回の系統的レビューでは、

補完療法としての経口のビタミン、ミネラルサプリメントの有用性が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(MEDLINE, EMBASE, Cochrane)

2018年2月までの論文が検索され、

アトピー性皮膚炎に対する治療あるいは予防に対して、

ビタミンサプリメントの経口投与を行った臨床試験が検索され、

300報を超える論文から37報の研究が、レビューの対象となりました。


解析の結果、

アトピー性皮膚炎の症状軽減に対する有用性が、ビタミンEおよびビタミンDサプリメントにて見出されました。


また、
プロバイオティクスは、アトピー性皮膚炎の炎症の予防に対する有用性が示唆されました。

さらに、
DHAやサージオイルなどは、アトピー性皮膚炎の重症度の抑制に有用でした。


今回の系統的レビューから、

アトピー性皮膚炎に対する補完療法として、抗炎症作用を有するビタミンや脂肪酸の有用性が示唆されます。

先行研究では、次のような報告があります。


プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析


大豆製品・イソフラボンの摂取が多いとアレルギー性疾患の罹患率が低下


小児のアトピー性皮膚炎ではビタミンDが低値:メタ解析




近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。





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大豆製品・イソフラボンの摂取が多いとアレルギー性疾患の罹患率が低下 [2018年12月03日(月)]
臨床栄養学の専門ジャーナルに、日本人において、大豆製品およびイソフラボン類の摂取と、アレルギー疾患との関連を調べた観察研究が、徳島大学のグループから報告されていました。
(Asia Pac J Clin Nutr. 2018;27(6):1277-1285.)



大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ


さて、
今回の研究では、日本人において、大豆製品およびイソフラボン類の摂取と、アレルギー疾患との関連が検証されました。


具体的には、

横断研究として、

2010年から2011年にかけて、

徳島県在住の20歳から64歳の1437名を対象に、

食事調査を含む生活習慣やアレルギー性疾患の現病歴などが調べられ、

年齢、アレルギー性疾患の家族歴、喫煙、飲酒、身体活動、エネルギー摂取、BMI、食事因子などの交絡因子で補正が行われました。


解析の結果、

大豆製品の摂取と、

アレルギー性鼻炎との間に、用量依存的な有意な負の相関が見出されました。



大豆製品の摂取量の4分位で、

最低群に比べて、

第3群では、

44%のリスク低下が見出されました。
(OR; 0.56, 95% CI: 0.35-0.91)


なお、大豆製品の摂取とアトピー性皮膚炎との間には有意な相関は見出されませんでした。


大豆イソフラボンの摂取と、
アトピー性皮膚炎との間には有意な用量依存性の負の相関が見出されました。

ただし、

交絡因子で補正後、

大豆イソフラボンとアトピー性皮膚炎との相関はU字カーブを示しました。


一方、

大豆イソフラボンの摂取と、他のアレルギー性疾患との相関は見出されませんでした。



以上のデータから、

日本人において、

大豆製品の摂取によるアレルギー性鼻炎のリスク低下、

大豆製品の摂取および大豆イソフラボンの摂取による、アトピー性皮膚炎のリスク低下作用が示唆されます。





DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。


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エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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葉酸は喘息のリスクに影響しません:メンデルランダム化メタ解析 [2018年11月17日(土)]
ネット上での都市伝説では、葉酸が喘息のリスクを高める、といった間違った情報を見ることがあります。

これは、ずいぶん昔に発表された研究データの解釈が、途中で勘違いされて、その論文の著者ですらそんなことは言っていないのに、葉酸を摂ると喘息リスクが高くなるというような間違った情報がネット上に出回っています。

今年の2月に、ヨーロッパの臨床栄養学の専門ジャーナルに、葉酸及びビタミンB12による喘息と花粉症のリスクへの作用を検討したメンデルランダム化メタ解析が、欧州のグループ(デンマーク、イギリス、ドイツ)から報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2018 Feb;72(2):264-271.)


ビタミンB12と葉酸の摂取と、喘息及び花粉症のリスクへの作用を調べたこれまでの研究では、相関関係や因果関係、交絡因子について、さまざまなデータが示されています。


従来の観察研究では、相関関係は示唆されても、因果関係の立証のためには、介入試験が必要とされてきました。
しかし、介入試験には膨大なコストと時間がかかります。

観察研究には、交絡因子やセレクションバイアス、報告バイアスなどの目的とする関連に影響を及ぼす要因が含まれる可能性に加えて、因果関係の臨床にも十分ではないという課題があります。

これに対して、メンデルランダム化メタ解析という手法では、観察研究のデータを遺伝子多型を用いてランダム化し、形質との関連に交絡要因を含まないことや逆の因果関係を持たないことから、遺伝子多型を操作変数として形質に影響を及ぼす因子との関連を推定できると考えます。

(遺伝子多型は環境要因の影響を受けずに、無作為に子孫に配分される「メンデルの独立の法則」に従っていることに基づきます)


メンデルランダム化メタ解析は、
統計学的な因果推論の枠組みを利用して、観察研究に用いるデータでも因果推論(causal inference)を可能にするので、
観察研究のデータを因果関係を考察できる点で、新しい手法として提唱されています。


さて、

今回の研究では、

メンデルランダム化メタ解析という手法で、

ビタミンB12と葉酸による、喘息と花粉症への影響への因果関係が検証されました。


具体的には、

ビタミンB12に関連した11種類のSNPsと、葉酸に関連した2種類のSNPsが、アレルギーのバイオマーカーとして用いられ、

世界最大のバイオバンクである英国のUK Biobankを含む9つの観察研究から、

162,736名のデータが対象となりました。


解析の結果、

ビタミンB12や葉酸と、喘息や花粉症との間に因果関係は認められませんでした。


血中ビタミンB12と、
花粉症:OR = 1.02 (95% CI: 0.98, 1.05),

喘息: OR = 0.99 (95% CI: 0.95, 1.04),

アレルギー感作: OR = 1.02 (95% CI: 0.74, 1.40),

血中IgEの変化per 100 pg/ml B12: 10.0% (95% CI: -9.6%, 29.6%)


でした。

また
血中葉酸と、

花粉症: OR = 0.74 (95% CI: 0.45, 1.21),

喘息: OR = 0.80 (95% CI: 0.43, 1.49),

アレルギー感作: OR = 1.92 (95% CI: 0.11, 33.45)

との間に有意な相関は認められませんでした。


なお、

血中葉酸値(per 0.1 ng/ml)と、
血中IgEの変化との間には有意な相関が認められました
: 2.0% (95% CI: 0.43%, 3.58%) serum folate.



以上、今回のメンデルランダム化メタ解析の結果から、

ビタミンB12および葉酸の摂取と、

喘息や花粉症リスクとの因果関係は認められませんでした。



認知症や脳卒中の予防には、葉酸サプリメントの効果が確立しています。

これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。




DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



境町葉酸サプリプロジェクト:健康長寿社会の実現を目指して



葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240㎍の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)







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ビフィズス菌がアレルギー性鼻炎・花粉症の症状を改善する [2017年05月05日(金)]
小児科の専門ジャーナルに、小児のアレルギー性鼻炎・花粉症に対するビフィズス菌(3種類の複合サプリメント)の有用性を示した臨床研究が、イタリアのグループ(Second University of Naples)から報告されていました。
(Ital J Pediatr. 2017 Mar 7;43(1):25)



アレルギー性鼻炎や喘息は、IgEによる炎症反応です。


ビフィズス菌や乳酸菌といったプロバイオティクスは、

腸内細菌叢に作用し、

抗炎症作用や免疫調節作用を有しています。



今回の研究では、

アレルギー性鼻炎や喘息を有する小児において、

ビフィズス菌摂取による鼻炎症状及びQOLへの作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

パリエタリア・アレルギーを有する小児40名(うち男児18名、平均年齢9歳±2.2)を対象に、


・ビフィズス菌投与群、

(ロンガム、ブレーベ、インファンティスの3種類の複合サプリメント)

(Bifidobacteria mixture, B longum BB536 (3x109CFU), B infantis M-63 (1x109 CFU), and B breve M-16 V (1x109 CFU) as powder in 3 mg sachet.)

・偽薬投与群

の2群について、4週間の介入が行われ、

アレルギー性鼻炎の症状、およびQOLが介入の前後で調べられています。




解析の結果、

ビフィズス菌投与群では、

鼻炎症状の有意な改善、
(p&#8201;<&#8201;0.005),

QoLの有意な改善
(p&#8201;<&#8201;0.001)

が認められました。


対症療法のための医薬品の使用は、両群間で同程度でした。

2群間の比較では、

偽薬群に比べて、

ビフィズス菌投与群では、

あらゆる指標において有意に優れていたということです。


以上のデータから、

花粉症に伴うアレルギー性鼻炎および喘息発作を有する小児において、

ビフィズス菌(ロンガム、ブレーベ、インファンティスの3種類の複合サプリメント)の投与による症状改善作用が示唆されます。



DHCでは、同一のビフィズス菌サプリメントを製品化しています。



DHCの『届くビフィズス』は、それぞれ個性の異なる3種(ロンガム、ブレーベ、インファンティス)のビフィズス菌を200億個以上も配合(1日目安量)。3種のビフィズス菌を組み合わせることでお互いに助け合い、さまざまなパワーを発揮。




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妊娠中のビタミンD摂取が子どもの喘息・反復性喘鳴を減らす:メタ解析 [2017年04月03日(月)]
呼吸器のアレルギー病態である喘息や喘鳴について、胎児期のビタミンD不足との関連が示唆されています。

昨年の論文ですが、臨床アレルギー・免疫学の専門ジャーナルに、妊娠中のビタミンサプリメントの摂取と、妊娠アウトカムとの関連を調べたメタ解析が報告されていました。
(J Allergy Clin Immunol Pract. 2016 Nov 22)



具体的には、

子供でのアレルギー疾患発症に対する妊娠期間中のビタミンサプリメントの摂取の影響を検証する目的で、

主要医学データベースを用いて、
(CENTRAL, MEDLINE, SCOPUS, World Health Organization's International Clinical Trials Registration, E-theses, Web of Science)

ランダム化比較試験(RCT)が検索され、

5報から、2456名の小児のデータが抽出されました。


内訳は、

ビタミンC+E;1報、ビタミンC;1報、ビタミンD;3報で、

偽薬/対照との比較です。



ビタミンDサプリメントを妊婦に投与した3報、小児1493名に関して、メタ解析が行われた結果、

ビタミンDの妊娠中の摂取により、小児の反復性喘鳴の有意な減少が認められたということです。
(約19%の減少. RR 0.812; 95% CI, 0.67-0.98)


なお、
ビタミンC+E、ビタミンCについては、2報の間での異質性が高く、メタ解析は行われませんでした。



以上のデータから、

小児の反復性喘鳴の予防/リスク低減に対して、

妊娠中のビタミンDサプリメントの好影響が示唆されます。


今後、補完療法としての適正使用情報の構築が期待されます。


最近では次の研究が知られています。


妊娠中のマルチビタミンサプリメントが小児の多動性リスクを低減





妊娠中には、ビタミンやミネラルの必要量が増加しますので、

米国では、妊娠中には、
Prenatal vitaminsとして、ビタミン類やミネラル類のサプリメントを摂取することは当然とされています。




妊娠中は、バランスの取れた食事に加えて、マルチビタミンおよびマルチミネラルサプリメントの摂取が必須です。


マルチビタミン 徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンB1・ビタミンC・ビタミンE)】
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ビタミンD値が低いとアレルギー性鼻炎リスクが高い:メタ解析 [2017年01月24日(火)]
今月の免疫学の専門ジャーナルに、ビタミンD値と、アレルギー性鼻炎との関連を調べた系統的レビューおよびメタ解析が報告されていました。
(Int Rev Immunol. 2017 Jan 19:1-13.)



アレルギー性疾患の病因論におけるビタミンDの臨床的意義は明確ではありません。


先行研究では、下記の報告があります。


アトピー性皮膚炎とビタミンDの関係


ビタミンDサプリメントが乳児のアレルギーを抑制する


慢性蕁麻疹(じんましん)におけるビタミンD3の意義



ビタミンDによるアトピー性皮膚炎での免疫調節作用



さて、今回の研究では、

空気アレルゲン感作およびアレルギー性鼻炎の2つのアウトカムに関して、ビタミンDとの関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Medline, Scopus, Science Citation Index, and Google Scholar)

21報の観察研究が対象となりました。


解析の結果、

血中ビタミンDが高い(25(OH)D &#8805;75 nmol/L)小児では、

空気アレルゲン感作リスクが有意に低いという相関が見出されました。

なお、妊娠中のビタミンD摂取や、乳児期のビタミンDサプリメントと、

空気アレルゲン感作との関連は認められていません。


次に、

血中ビタミンDが高値(25(OH)D &#8805;75 nmol/L)の群では、

低値(25(OH)D <50 nmol/L)群に比べて、

アレルギー性鼻炎の罹患率が、29%低いという有意な相関が見出されました。
(OR; 0.71, 95%CI; (0.56-0.89), p = 0.04)


ビタミンD高値とアレルギー性鼻炎罹患率低値との関連は、

成人男性において、顕著に見出されており、

血中ビタミンD低値(25(OH)D <50 nmol/L)に比べて、

ビタミンD高値(25(OH)D &#8805;75 nmol/L)群との比較で示されています。

一方、女性ではこの相関は示されませんでした。


以上のデータから、

ビタミンDの血中濃度と、

空気アレルゲン感作やアレルギー性鼻炎リスクとの間に、年齢や性別に特異的な関連が示唆されます。


今後、アレルギー性疾患におけるビタミンDサプリメント投与の臨床的意義の検証が期待されます。



近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防、ヘルシーエイジングを目的としたビタミンD3サプリメントは、

1日あたり

25マイクログラム(1,000 IU)から、50マイクログラム(2,000 IU)が推奨されます


ビタミンD3サプリメントは、安全性、有効性、経済性に優れていますので、健康保持や疾病予防、あるいは多くの疾患での栄養状態を改善する前提条件に、ベーシックサプリメントとして広く利用されることが推奨できます。



多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。

米国での関連学会は、下記の推奨をしています。


米国老年医学会は、1日あたり4,000 IUを推奨

米国老年医学会(AGS)では、高齢者における転倒や骨折を予防するために、血中ビタミンD値(25OH-D)が30 ng/mL (75 nmol/L)は必要としています。

そして、ビタミンDの推奨量は、1日あたり4,000 IUとしています。

(これは、食事、サプリメント、日光暴露による総量です。
なお、この量は、現実的には食事のみからでは不可能であるため、サプリメントを利用することになります。)


米国内分泌学会は、1日あたり1,500 IU〜2,000 IUを推奨

米国内分泌学会のガイドラインでは、1日あたりの所要を男女とも年齢によって、次の3段階に分けています。
1歳未満の乳児は400〜1,000 IU、
1歳〜18歳では600〜1,000 IU、
19歳以上では1,500 IU〜2,000 IU


サプリメントでは、ビタミンD3が用いられます。





日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。



ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。

地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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posted at 23:52 | この記事のURL
アレルギー性鼻炎に対する補完代替医療(CAM)の利用状況 [2016年12月01日(木)]
アレルギー研究の専門ジャーナル(電子版)に、アレルギー性鼻炎患者における補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が、千葉大学他のグループから報告されていました。
(Allergol Int. 2016 Nov 21.)


今回の研究では、

日本において、

2007年9月から2009年8月にかけて、

耳鼻咽喉科の医療機関114施設(クリニック)を受診し、

アレルギー性鼻炎と診断された患者(小児および成人)を対象に、

CAM(補完代替医療)の利用状況が調べられています。

また、病院での健康診断受診者などを対象に、同様の調査も行われています。

調査票は、千葉大学に送付され、解析されました。


解析の結果、

病院を受診したアレルギー性鼻炎患者の中のCAM利用経験のある人の割合は、

小児では、7.1% (225名/3170名)、

成人では、19.2% (1416名/7363名)

でした。


成人の36.2%が、CAM療法が有用であったと回答しています。

CAM利用の主な理由としてあげられたのは、

安全性、利便性、低価格といったことでした。


一方、
CAM療法に1000ドル(10万円)以上つかっていた被験者では、

病院での治療に対しての不満や不安が大きいことが示されました。


全般的に、CAM利用の状況については、一定した特徴は見出されておらず、被験者の背景によって影響されていることが示唆されました。


以上のデータから、

日本でのアレルギー性鼻炎の患者のCAM利用者の多くは、

病院での治療による効果が十分ではないと感じていたり、

治療の副作用に対する懸念を抱いていたり、という傾向と考えられます。


論文著者らは、
ガイドラインに示された標準治療が広く啓発されることが必要であると考察しています。



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posted at 23:54 | この記事のURL
妊婦のオメガ3系摂取による子供の呼吸器系アレルギー疾患予防効果 [2016年06月05日(日)]
臨床免疫学の専門ジャーナル(電子版)に、妊婦のオメガ3系必須脂肪酸の摂取と、子孫(子供)の呼吸器系アレルギー性疾患との関連を調べた研究が、デンマークと米国のグループから報告されていました。
( J Allergy Clin Immunol. 2016 Apr 25.)


EPAやDHAといったオメガ3系脂肪酸では、抗炎症作用を介した動脈硬化抑制作用による生活習慣病予防効果が知られています。



母親のオメガ3系必須脂肪酸の摂取が、胎児への免疫調整への好影響を作用し、抗炎症作用や抗アレルギー作用が示唆されます。

今回の研究では、小児の長期予後に関する検証が行われました。

具体的には、

ランダム化偽薬対照試験として、

母親533名を対象に、

妊娠3期に、

・2.7gのオメガ3系必須脂肪酸投与群

・オリーブオイル(対照)投与群

(⇒著者注記:時々オリーブオイルを対象として用いるRCTがありますが、単価不飽和脂肪酸であるオリーブオイル自体に機能性があることから、実薬群との有意差を検証するには検出力不足となる、という問題点があります。)

・非投与群

の3群について、

小児の喘息およびアレルギー性呼吸系疾患への関連に関して、

1990年から24年間のフォローアップが行われました。

(2:1:1の割合)


小児は、処方箋登録制度によりフォローアップが行われ

主アウトカムは、
喘息およびアレルギー性鼻炎に関連した処方および治療とされました。

さらに、小児は、18歳から19歳の時点で、

質問紙票による調査(74%が参加)、臨床所見の検査(47%が参加)も行われました。


解析の結果、

ITT解析によると、

魚油サプリメント投与群では、対照群よりも、喘息の治療薬の処方が有意に少なかったということです。
(46%低下、HR; 0.54, 95% CI, 0.32-0.90; P = .02)


また、
アレルギー性鼻炎に対する処方箋薬の処方量も、

対照群に比べて、

魚油サプリメント投与群では低下傾向が示唆されました。

(HR, 0.70, 95% CI, 0.47-1.05; P = .09)


18歳から19歳の時の自覚的な質問票では、これらの効果を支持していました。

なお、肺機能検査などの所見では有意差は認められていません。


以上のデータから、

妊娠中のオメガ3系必須脂肪酸サプリメントの摂取により、

小児の呼吸器系アレルギー性疾患リスク低減作用が示唆されます。




EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。



EPAやDHAといったオメガ3系脂肪酸では、抗炎症作用を介した動脈硬化抑制作用による生活習慣病予防効果が知られています。


オメガ3系脂肪酸の抗炎症作用のメカニズムとして、以前は、オメガ6系との比率からアラキドン酸カスケードへの機序が考えられていました。


現在では、これに加えて、EPAとDHAの代謝物自体に抗炎症作用があることがわかっています。




臨床研究におけるオメガ3系脂肪酸の投与量は、1日あたり数百ミリグラムから4グラム程度です。


また、EPA:DHA=2〜3:1の割合です。


日本人の食事摂取基準では、EPAおよびDHAの摂取量を一グラム/日としています。


EPAもDHAも、どちらも健康維持や疾病予防に重要です。


一般に、DHAは脳の栄養素、EPAは血管の栄養素といえるでしょう。





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posted at 23:54 | この記事のURL
花粉症対策のサプリメント [2008年01月29日(火)]
先日、環境省から、今春のスギ・ヒノキの花粉飛散量予測(確定版)が公表されました。



それによると、花粉飛散量は、昨年春に比べて東日本で1・5倍から3倍、西日本はほぼ昨年並みということです。

スギの飛散開始日は、例年に比較して5〜10日程度早くなるとされています。

気温が高めに推移するため「飛散量・飛散期間ともに多く、長くなる」との予測です。


花粉症の予防や治療の対策としては、花粉症用のマスクやメガネといったグッズの他に、サプリメントの利用も可能です。


例えば、シソの実油、シソの実エキス、甜茶といった成分の有効性を示すデータがあります。


(なお、サプリメントの効果には個人差があります。
サプリメントで十分な効果が得られない場合、医療用医薬品を用いるという選択肢も考えられます。)


その他、外出する際には花粉の付きにくい服装(生地)を選ぶ、帰宅時にはうがいや洗顔を行う、といった工夫も大切です。
(ポリエステルなどの化学繊維は、ウール類などのよりも花粉が付着しにくいとされています。)
posted at 23:55 | この記事のURL
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医学博士 蒲原聖可
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