サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2020年01月  >
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
ノコギリヤシによる前立腺肥大症の症状軽減@多施設共同臨床研究 [2019年05月18日(土)]
泌尿器科学の専門ジャーナル(電子版)に、ノコギリヤシによる前立腺肥大症の症状軽減効果を示した臨床研究が、中国のグループから報告されていました。
(Urology. 2019 Mar 14.)



男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。

良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシの有用性は、メタ解析で示されています。

ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析


さて、

今回の研究では、

中国において、

下部尿路症状(LUTS)を有する前立腺肥大症(BPH)患者に対するノコギリヤシサプリメント投与の有効性と安全性が検証されました。


具体的には、

中国での多施設共同による二重盲検偽薬対照試験として、


19か所の機関から、
LUTS/BPHの患者354名を対象に、

・ノコギリヤシエキス(320 mg)投与群

・偽薬投与群

の2群について、

24週間の介入が行われ、

有効性に関する主アウトカムとして、

IPSS(国際前立腺症状スコア)および最大尿流の変化、

副アウトカムとして、前立腺容積、排尿機能の関連指標などが調べられています。


解析の結果、

偽薬投与群に比べて、

ノコギリヤシ投与群では、

最大尿流の改善、

IPSS(国際前立腺症状スコア)の改善、

蓄尿障害関連症状の改善、

QOLスコアの改善、

男性性機能の改善、

IIEFスコア(国際勃起機能スコア)の改善が見出されました。
(P <.05)


有害事象に関しては、

偽薬群169名中2名(1.18%)、

ノコギリヤシ投与群159名中3名(1.89)

で見出されました。


以上のデータから、

下部尿路症状/前立腺肥大症の患者において、

ノコギリヤシエキスによる症状改善作用が示唆されます。




良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析



前立腺肥大症に対してノコギリヤシは医薬品と同等の効果を示す



ノコギリヤシ+ハルナール併用はハルナール単独よりも有効



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ





------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------

======================

posted at 23:53 | この記事のURL
ノコギリヤシエキスの抗炎症作用@前立腺炎 [2018年08月13日(月)]
泌尿器科学の専門ジャーナル(電子版)に、前立腺炎に対するノコギリヤシエキスの抗炎症作用を示した臨床研究が、ギリシャのグループ(University of Thessaly)から報告されていました。
(World J Urol. 2018 Jul 19.)


男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。

良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシの有用性は、メタ解析で示されています。

ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析


さて、

今回の研究では、

前立腺炎において、

ノコギリヤシのヘキサン抽出エキスによる抗炎症作用が検証されました。


具体的には、

バイオプシーにより前立腺炎であると確定診断された患者を対象に、

・ノコギリヤシエキス(320mg/日)投与群、

・無治療群

の2群について介入が行われ、

6ヶ月後の時点で、

2回目のバイオプシーの検体を用いて、

免疫組織学的検査が実施されています。
(抗体:CD3, CD4 and CD8 (for T-leucocytes), CD20 (for B-leucocytes) and CD163 (for macrophages))


合計97名の患者が解析の対象となりました。



解析の結果、

ノコギリヤシエキス投与群では、

2回目のバイオプシーと初回との比較により、

炎症のグレード及びアグレッシブグレードスコアの有意な改善が見出されました。
(投与前;1.55 と 1.55、投与後;0.79 (p&#8201;=&#8201;0.001) と 0.87 (p&#8201;=&#8201;0.001) )


一方、対照群では、有意な変化は見いだされませんでした。
(炎症グレードスコア;前1.44、後1.23, p&#8201;=&#8201;0.09、アグレッシブグレードスコア;前 1.09、後0.89, p&#8201;=&#8201;0.74)


炎症に関わる全てのスコアの低下(改善)幅は、

偽薬群よりも、

ノコギリヤシエキス投与群のほうが有意に大きいことが見出されました。


また、

免疫組織化学染色では、

ノコギリヤシエキス投与群において、

介入の前後での有意な変化が認められました。

これに対して、非投与群では、

バイオプシーによる免疫組織化学染色でも介入の前後で有意な変化は見いだされませんでした。


以上のデータから、

前立腺炎に対して、

ノコギリヤシエキスによる抗炎症作用が示唆されます。







良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析



前立腺肥大症に対してノコギリヤシは医薬品と同等の効果を示す



ノコギリヤシ+ハルナール併用はハルナール単独よりも有効



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ





------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------


posted at 23:53 | この記事のURL
ノコギリヤシの15年間投与による安全性と有効性 [2018年05月21日(月)]
今月の泌尿器科の専門ジャーナルに、前立腺肥大症に対してノコギリヤシエキスを15年間利用した患者での安全性と有効性に関する観察研究が、ロシアのグループ(I.M. Sechenov First Moscow State Medical University)から報告されていました。
(Urologia. 2018 May 1:391560318772466.)


男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。

良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシの有用性は、メタ解析で示されています。

ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析


さて、

今回の研究では、

前立腺肥大症の進行抑制を目的とした、

ノコギリヤシエキスの長期投与の有効性と安全性が検証されました。



具体的には、
オープン・非対照の観察研究として、

前立腺肥大症の進行抑制に、

1日1回、320mgのノコギリヤシエキスを15年間、摂取していた患者30名を対象に、


IPSS (国際前立腺症状スコア、International Prostatic Symptoms Scale) 、

QoL (Quality of life) スコア、

前立腺関連指標(Qmax, 排尿量, 残尿量、前立腺容積)

が調べられています。



解析の結果、

自覚的な症状(IPSSおよびQoLスコア)に基づくと、

前立腺肥大症に伴う症状の進行は認められませんでした。

また、
客観的な指標(prostate volume, urination rate, residual urine volume)による評価でも、症状の進行は認められていません。


このとき、

ノコギリヤシエキス摂取に関連した有害事象は認められませんでした。

(前立腺がんも認められていません。)


以上のデータから、

前立腺肥大症の症状進行抑制のための、1日あたり320mgのノコギリヤシエキスの摂取による有効性と安全性が示唆されます。


今回の研究は、観察研究ですので、介入試験と比べると、エビデンスレベルが低いとなってしまいます。

しかし、15年間の介入試験を計画するのは非現実的なので、今回のようにノコギリヤシエキスサプリメントを15年間摂取した観察研究のデータには一定の意義があると考えます。



良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析



前立腺肥大症に対してノコギリヤシは医薬品と同等の効果を示す



ノコギリヤシ+ハルナール併用はハルナール単独よりも有効



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ







------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------
posted at 23:52 | この記事のURL
ノコギリヤシエキス製品による前立腺肥大症の症状改善作用:系統的レビュー/メタ解析 [2018年04月29日(日)]
今月の泌尿器科の専門ジャーナル(電子版)に、ノコギリヤシエキス製品(Permixon&#174;)による前立腺肥大症に対する有用性を検証した系統的レビュー/メタ解析が、スペインとイタリアのグループから報告されていました。
(BJU Int. 2018 Apr 25.)


男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。

良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。



ノコギリヤシの有用性は、メタ解析で示されています。

ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析


さて、

今回の研究では、

ノコギリヤシエキス製品(HESr, Permixon)の320mgの単独投与による下部尿路症状(LUTS)/前立腺肥大症(BPH)への作用が検証されました。



具体的には、

系統的レビュー/メタ解析として、

主要医学データベースを用いて、
(Medline, Web of Knowledge [ISI], Scopus, the Cochrane Library)

2017年3月までに収載された、ノコギリヤシエキス製品(HESr, Permixon)の摂取とLUTS/BPHへの働きを調べたランダム化比較試験および観察研究が検索され、

27報(15のRCT、12の観察研究)、5,800名のデータがメタ解析の対象となりました。



解析の結果、

偽薬群に比べて、

ノコギリヤシエキス投与群では、

夜間尿頻度の有意な減少、
(0.64 (95% CI -0.98 to -0.31),p=0.0001)


Qmaxの有意な増加
(2.75 mL/s,95% CI 0.57 to 4.93; p=0.01)

が見出されました。



次に、

α遮断薬の処方群と比べて、

ノコギリヤシ投与群では、

IPSSの改善は同程度であり、
(WMD 0.57; 95%CI, -0.27 to 1.42; p=0.18)


タムスロシンに比べて、Qmaxの上昇も同程度でした。
(WMD -0.02; 95%CI, -0.71 to 0.66; p=0.95)



IPSSを指標とした有用性については、

投与6ヵ月後の時点において、

ノコギリヤシ投与群も5α還元酵素阻害剤(5-ARIs)も同程度でした。


ノコギリヤシ投与群では、

IPSSスコアは、
-5.73ポイント (95% CI -6.91 to -4.54; p<0.0001)
であり、有意な改善が見出されました。


なお、

ノコギリヤシエキス投与は、

性機能に影響を与えることはなく、

PSA値でも臨床的に有意な影響は認められませんでした。


その他、

前立腺容積は、若干の減少を示しました。


サブ解析では、

1年以上の投与群(447名)でも、同様の有用性が認められています。


安全性に関しては、

消化器症状などの有害事象に関して、ノコギリヤシエキスのほうが、好ましいという結果(つまり、低頻度)でした。
(3.8%).


以上、

ランダム化比較試験および観察研究のメタ解析データから、

ノコギリヤシエキス製品の投与は、
前立腺肥大症に伴う下部尿路症状の改善に有用であり、

その効果は、医薬品と同程度であり、かつ、有害事象は少ないことが示唆されます。





良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析



前立腺肥大症に対してノコギリヤシは医薬品と同等の効果を示す



ノコギリヤシ+ハルナール併用はハルナール単独よりも有効



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ




------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------

posted at 23:54 | この記事のURL
ノコギリヤシ+リコピン+セレンとタダラフィル(シアリス)は同等の作用 [2018年03月29日(木)]
今月の泌尿器科の専門ジャーナル(電子版)に、ノコギリヤシ+リコピン+セレンの複合サプリメントと、ED治療薬のタダラフィル(シアリス)との働きを比べた臨床研究が、イタリアのグループ(University of Catania)から報告されていました。
(BJU Int. 2018 Mar 22.)


男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。

良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシの有用性は、メタ解析で示されています。

ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析



さて、

今回の研究では、

下部尿路症状(LUTS)を有する患者において、

ノコギリヤシ+リコピン+セレンの複合サプリメントと、ED治療薬のタダラフィル(シアリス)との有用性と許容性が比較されました。


具体的には、

ランダム化オープンラベル非劣性試験として、

2015年5月から2017年1月にかけて、

LUTS患者427名(21施設、50歳から80歳)がエントリーし、

(被験者は、IPSSが12以上、ピークフローが15 ml/s以下、
PVR(post-void residual)が100 ml未満です。)

2:1の割合で、

複合サプリメント投与群(ノコギリヤシ+リコピン+セレンの複合サプリメント1タブレットを6ヶ月間投与)

タダラフィル(5mg/日, 6ヶ月間)投与群

の2群について、

6か月後のIPSSおよびピークフローの比較が行われています。

404名の被験者が試験を完了しました。


解析の結果、

複合サプリメント投与群では、実薬群に比べて、非劣性が見出されました。

IPSSは、-3.0 vs. - 3.0; p <0.01

IPSS-QoL は、-2.0 vs. -2.0; p<0.05、

ピークフローは、2.0 vs. 2.0; p<0.01

でした。


実薬群に比べて、

複合サプリメント投与群では、

ピークフローが3ポイント以上の増加を示しており、有意差があり、
(38.2% versus 28.1%; p = 0.04)


30%以上のピークフローの増加も、

実薬群に比べて、

複合サプリメント投与群群にて有意に高値でした。
(39.2% versus 27.3%; p <0.01)


一方、

IPSSスコアで3ポイント以上の増加を示した被験者の割合および、

IPSSで25%以上の減少を示した被験者の割合は、両群間で有意差は認められませんでした。


なお、

有害事象は、複合サプリメント投与群では4名(1.44%)、実薬群では10名(7.81%)に認められました。 (p <0.05)


以上のデータから、

下部尿路症状(LUTS)のIPSSやピークフローに対して、

ノコギリヤシ+リコピン+セレン複合サプリメントは、タダラフィルと同等の改善作用を有することが示唆されます。




良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。



ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析



前立腺肥大症に対してノコギリヤシは医薬品と同等の効果を示す



ノコギリヤシ+ハルナール併用はハルナール単独よりも有効



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ







------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------

posted at 23:56 | この記事のURL
ノコギリヤシ+α受容体遮断薬の併用は薬単独よりも臨床的に有用である [2017年11月19日(日)]
今月の泌尿器科学の専門ジャーナルに、前立腺肥大症の症状に対して、ノコギリヤシ+α受容体遮断薬の併用のほうが、α受容体遮断薬単独よりも臨床的に有用な改善作用を示すという臨床研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Sci Rep. 2017 Nov 9;7(1):15179.)



男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。

良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシの有用性は、メタ解析で示されています。

ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析


さて、

今回の研究では、

前立腺肥大症患者の下部尿路症状(LUTS)に対して、

ノコギリヤシ+α受容体遮断薬(前立腺肥大症治療薬の1つ)の併用と
と、
α受容体遮断薬単独との比較が行われました。



具体的には、

前立腺肥大症患者186名から、

IPSS(国際前立腺症状スコア)が試験開始時とフォローアップ期間で評価され、

臨床的意義の有用性(CMI)として、

・IPSSのスコアが、開始時から、3ポイントを超えて改善(CMI#1)、

・IPSSが、開始時から25%以上改善(CMI#2)

の2点が用いられました。

各群は93名(50%)でした。

平均フォローアップ期間は、
13.5ヶ月(12-20ヶ月)でした。,


解析の結果、

SIL単独投与群に比べて、

SIL+ノコギリヤシの併用投与群では、

臨床指標が有意に改善していました。
(p&#8201;=&#8201;0.002)

・CMI#1 (69.9% vs. 30.1%, p&#8201;=&#8201;0.001)

・CMI#2 (68.8% vs. 31.2%, p&#8201;<&#8201;0.001)


層別解析では、

若年者、

IPSSの重症度、

併用の3つが、いずれも臨床指標改善の独立した予見因子であると示されています。


以上のデータから、


前立腺肥大症患者の下部尿路症状(LUTS)に対して、

10名中7名では、

α受容体遮断薬単独に比べて、

ノコギリヤシ+α受容体遮断薬の併用が有用であると考えられます。




良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析



前立腺肥大症に対してノコギリヤシは医薬品と同等の効果を示す



ノコギリヤシ+ハルナール併用はハルナール単独よりも有効



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ




------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報
------------------------------------------------------------------

posted at 23:52 | この記事のURL
細菌性前立腺炎においてノコギリヤシとリコピンがクラビットの有用性を補完する [2016年10月22日(土)]
今月の泌尿器科学の専門ジャーナルに、ノコギリヤシやリコピンを含む複合サプリメントが、慢性細菌性前立腺炎に対するレボフロキサシン(クラビット)とのシナジーを示した臨床研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Arch Ital Urol Androl. 2016 Oct 5;88(3):177-182.)


慢性細菌性前立腺炎に対しては、標準治療だけで十分な効果が得られないことがあります。

今回の研究では、

慢性細菌性前立腺炎の治療に対して、

レボフロキサシン(商品名クラビット)投与に、

ノコギリヤシ、セレン、リコピンと、ブロメライン、メチルスルフォニルメタンの複合サプリメントの併用による作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化比較試験として、

慢性細菌性前立腺炎と診断された患者を対象に、


A群:レボフロキサシン(クラビット)500mg+ノコギリヤシ・リコピン・セレン複合サプリメント併用投与群:40名

B群;レボフロキサシン(クラビット)500mg単独投与群:39名

の2群について、14日間の介入が行われ、

その後、1ヵ月後、6ヵ月後に、

NIHの慢性前立腺炎症状インデックス(CPSI)やIPSS(国際前立腺症状スコア)、QOLによる評価が行われています。


解析の結果、

1ヵ月後の時点で、

A群では、B群に比べて、

NIH-CPSI およびIPSSでの有意な改善が認められました。

(A郡内での変化;mean difference: 17.6 ± 2.65; 12.2 ± 2.33; p &lt; 0.01; p &lt; 0.05, respectively)
(B群との比較;mean difference: -9 ± 1.82; -8.33 ± 1.71; p &lt; 0.05; p &lt; 0.05, respectively)

なお、細菌学的所見では、両群間に有意差は見出されていません。

次に、

6ヵ月後の所見では、
質問票において、両群間に有意差が認められました。

A群では1名 (2.5%)、

B群では7名(17.9%) の患者において、

症状および細菌学的再発が認められました。


以上のデータから、

慢性細菌性前立腺炎の治療において、

レボフロキサシン(クラビット)500mgに、ノコギリヤシ+リコピン+セレンなどを含む複合サプリメントの併用による補完療法としての有用性が示唆されます。


これまでに次の研究が知られています。

・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果



------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------
posted at 23:57 | この記事のURL
前立腺肥大症に対してノコギリヤシは医薬品と同等の効果を示す [2016年02月02日(火)]
泌尿器科学の専門ジャーナル(電子版)に、前立腺肥大症の症状に対して、ノコギリヤシと医薬品との作用を比べた臨床研究が、スペインのグループ(Hosp. Cl&#237;nic Univ., IDIBAPS)から報告されていました。
(Int Urol Nephrol. 2016 Jan 25.)




男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。



良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。



さて,

今回の研究では,

前立腺肥大症に伴う下部尿路症状に対して、

臨床現場で用いられる標準的な薬物(医薬品)と、ノコギリヤシとの作用が比較されています。


具体的には、

泌尿器科外来での多施設共同オープンラベル試験として、

IPSSスコア(国際前立腺症状スコア)が8以上の患者(40歳以上)を対象に、

6か月間の投与が行われ、



指標として、

Benign Prostatic Hyperplasia Impact Index (BII)

IPSSが測定されました。



1,713名の被験者が解析の対象となりました。


試験開始時の平均スコアは、

IPSS:16.8 (5.4)、

BII:6.8 (2.6)でした。


介入の内訳は、

非介入群:8.9 % (n = 153) (watchful waiting, WW),

単独投与群:70.3 % (n = 1204):

単独投与の内訳:

・α1アドレナリン阻害剤投与群[AB]、

・植物療法群 [PT, ノコギリヤシのヘキサン抽出物, HESr]

・5α還元酵素阻害剤[5ARI]


併用投与群:20.8 % (n = 356)は、上記の組み合わせ(AB + 5ARI; AB + HESr; others)


6ヶ月間の介入後、

QOLは、医薬品及びノコギリヤシの単独での介入群ではいずれも同程度に改善していました。

(AB: mean improvement [SD] of 2.4 points [2.4]; PT: 1.9 [2.4]; 5ARI: 2.5 [2.3])



また、併用での介入群での改善は、

AB + 5ARI: 3.1 [2.9]、

AB + PT: 3.1 [2.5]

でした。



単独投与群では、

医薬品でもノコギリヤシでも、いずれの群の間に臨床的に有意差はなく、

全ての介入群において、非投与群よりも有意な改善が認められました。
(p < 0.05)



つまり、

単独投与の場合、

ノコギリヤシは、

α1アドレナリン阻害剤や5α還元酵素阻害薬といった医薬品と同等の有効性(IPSSでの効果)が見出されています。


また、

α1アドレナリン阻害剤との併用による有用性も示されました。



以上のデータから、

臨床の治療現場において、

中等度から重症の前立腺肥大症の症状に対して広く利用されている医薬品やノコギリヤシは、いずれも同程度の有用性が示唆されること、

また、
ノコギリヤシは、医薬品(ABや5ARI)といった医薬品よりも副作用が少ないこと

が示唆されます。




ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



ノコギリヤシ+ハルナール併用はハルナール単独よりも有効
2/18/15 blog予定→


男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ






------------------------------------------------------------------
サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHCが日本のサプリを健康にします。


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------
posted at 23:57 | この記事のURL
ノコギリヤシによる下部尿路症状改善と抗炎症作用 [2015年09月22日(火)]
泌尿器科学の専門ジャーナル(電子版)に、ノコギリヤシによる下部尿路症状改善作用と抗炎症作用を示した臨床研究が、フランスのグループから報告されていました。
Prostate. 2015 Aug 26.)


男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。


良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


今回の研究では、

前立腺肥大症に伴う下部尿路症状および炎症関連マーカーに対するノコギリヤシ抽出物による作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検法にて、

タムスロシン(ハルナール)を実薬対照とし、

下部尿路症状を有する前立腺肥大症(BPH)患者206名を対象に、


・ノコギリヤシエキス(320mg)投与群

あるいは

・タムスロシン(0.4&#8201;mg)投与群

の2群について、3ヶ月間の介入試験が行われています。


介入の前後において、

BPHに関連した29種類の炎症マーカー(タンパク質とmRNA)が測定されました。



解析の結果、

90日の投与後の時点で、

炎症関連遺伝子発現量は、

ノコギリヤシ投与群では、

平均65.4%減少、


タムスロシン投与群では、

平均46.2%減少

でした。



最も多く発現している15種類の遺伝子では、

両群の差はより顕著となっています。

(80% vs. 33%)



次に、

3種類のタンパク質(MCP-1/CCL2, IP-10/CXCL10, MIF)について検証されました。


90日後の時点で、

これらのタンパク質発現の減少が認められた患者は、

ノコギリヤシ投与群のみでした。


さらに、MIF発現は、

タムスロシン投与群に比べて、

ノコギリヤシ投与群のほうで、有意な減少が認められています。
(P&#8201;=&#8201;0.007)


タムスロシン投与群に比べて、

ノコギリヤシ投与群のサブ解析では、

MIF発現が投与前に高値であった群では、

発現が少なかった群に比べて、

IPSSの改善効果がより顕著であったということです。
(mean I-PSS change: -6.4 vs. -4.5 respectively)


以上のデータから、

前立腺肥大症において、
ノコギリヤシによる下部尿路症状改善及び抗炎症作用が示唆されます。


医薬品のタムスロシンでも症状改善作用は期待できますが、慢性炎症改善という効果を考えると、ノコギリヤシのほうが安全性と有効性の点から優れていると考えられます。



DHCでは、下記のサプリメントがあります。

ノコギリ椰子エキス 30日分
中高年男性のすっきりをサポート!
通常価格
\910(税込\982)



クランベリーエキス 30日分
なんとなくすっきりしない女性の体調に
通常価格
\1,020(税込\1,101)



モレスキュット 30日分
回数が多い!ガマンできない!漏れちゃった!のトイレ悩みにはコレ
通常価格
\1,850(税込\1,998)



ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ






------------------------------------------------------------------
サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】


業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質


【DHC健康食品相談室】


【DHCの研究開発】


【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:56 | この記事のURL
ノコギリヤシによる抗炎症・抗酸化作用と前立腺肥大改善作用 [2015年06月29日(月)]
今月の植物療法研究の専門ジャーナル(電子版)に、ノコギリヤシによる抗炎症作用、抗酸化作用、前立腺肥大改善効果を示した基礎研究が報告されていました。
(Phytother Res. 2015 Jun 24)



男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。


良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。



さて、今回の研究では、

ノコギリヤシによる炎症や酸化障害への作用が検証されました。


具体的には、

テストステロン誘導性前立腺肥大症モデル肥満ラットを用いて、

ノコギリヤシの投与による、

酸化ストレス関連マーカー
(総窒素量、MDA、総グルタチオン、SOD、カタラーゼ活性)

および、

炎症関連マーカー
(TNF-α, IL-1β, IL-6)


成長因子(FGFb)

への影響が測定されています。


解析の結果、

まず、

肥満ラットでは、

対照群に比べて、

前立腺重量の増加が認められました。




ノコギリヤシ投与によって、

前立腺重量の有意な減少、

総窒素量、MDAの有意な減少、


総グルタチオン、SOD、カタラーゼ活性の有意な増加(改善)が見出されました。



また、

炎症関連マーカー
(TNF-α, IL-1β, IL-6)

細胞増殖因子
(VEGF, FGFb)

の有意な減少(改善)も認められました。




以上のデータから、

ノコギリヤシによる抗酸化作用および抗炎症作用が、前立腺肥大症の病態において好影響を与えると考えられます。



なお、

ノコギリヤシの作用機序として、5α-reductase阻害作用(テストステロンからジヒドロテストステロンへの転換を阻害)が知られています。




ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。




ノコギリヤシ+ハルナール併用はハルナール単独よりも有効


男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ







------------------------------------------------------------------

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】


業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質


【DHC健康食品相談室】


【DHCの研究開発】


【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------




posted at 23:57 | この記事のURL
ノコギリヤシ+アスタキサンチンによる男性ホルモンへの働き [2014年09月15日(月)]
栄養学の専門ジャーナルに、ノコギリヤシ+アスタキサンチンによる男性ホルモンへの影響を調べた臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
(J Int Soc Sports Nutr. 2014 Aug 23;11:43)




加齢に伴う血中テストステロンの低下は、筋肉量の減少、骨密度の低下、身体活動能の低下などと関連します。



先行研究では、ノコギリヤシ+アスタキサンチン含有複合サプリメントによる男性ホルモンレベルへの影響が示唆されています。



今回の研究では、

ノコギリヤシ+アスタキサンチン含有複合サプリメントによるホルモン類(ジヒドロテストステロン、エストラジオール(E2)、テストステロン)への影響が検証されました。



具体的には、

ランダム化偽薬対照試験として、

健常な男性20名(21歳から70歳)を対象に、


1日あたり800mg

あるいは

1,200mgのノコギリヤシ+アスタキサンチン複合サプリメント

もしくは偽薬群が14日間投与され、

ホルモン類への働きが調べられました。

(クロスオーバー法でのwashoutは14日間)


解析の結果、

800mg/日の複合サプリメント14日間投与後では、


偽薬群と比べて

血中DHT値の有意な低下が認められました。




次に、1,200mgの投与群では、


偽薬群に比べて、

血中ジヒドロテストステロン値およびE2値の有意な低下が見いだされました。




その他、

1,200mgの投与群の被験者では、

偽薬群に比べて、

血中テストステロン値が38%増加しています。
(有意差なし)




以上のデータから、


ノコギリヤシ+アスタキサンチンによる男性ホルモン調節作用が示唆されます。




男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。


良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。



(ノコギリヤシは、多くの臨床試験によって有効性が示されており、安全性の高いハーブです。
医薬品と比べても副作用が少なく、広く推奨できるサプリメント成分です。)



前立腺肥大症(BPH)は、勃起障害(ED)の原因ともなりますし、
BPHの治療に用いられるαブロッカーや5-α-還元酵素阻害薬といった薬の副作用として、EDが生じるリスクもあります。


一方、ハーブサプリメントでは、ノコギリヤシが、軽症から中等度のBPHの症状改善に有用であることが、これまでに多くの臨床研究によって示されています。



DHCでの関連製品としては、

ノコギリヤシ


マカ


トンカットアリ


複合サプリメント

などがあります。






ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ


前立腺炎に対する抗生物質とノコギリヤシの併用投与


ノコギリヤシの前立腺平滑筋への作用



慢性前立腺炎に対するノコギリヤシの効果




------------------------------------------------------------------

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】


業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質


【DHC健康食品相談室】


【DHCの研究開発】


【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:58 | この記事のURL
前立腺炎に対する抗生物質とノコギリヤシの併用投与 [2014年07月26日(土)]
今月の泌尿器科学の専門ジャーナルに、慢性細菌性前立腺炎に対する抗生物質とノコギリヤシサプリメントの併用投与による効果を示した臨床研究が報告されていました。
(BMC Urol. 2014 Jul 19;14(1):53.)



慢性細菌性前立腺炎は、

前立腺疾患の5-10%程度を占めており、

局所の疼痛などさまざまな症状を伴い、QOL(生活の質)に影響します。



一般に、

治療には、フルオロキノロンなどニューキノロン系抗生物質の単独投与が行われます。



今回の研究では、

標準治療の抗生剤のみに加えて、補完療法としてのノコギリヤシの働きが検証されました。



具体的には、

慢性細菌性前立腺炎患者210名を対象に、


フルオロキノロン600mgの21日間投与に加えて、


ノコギリヤシ320mgと

ラクトバシラス(乳酸菌Lactobacillus sporogenes)200mg

アルブチン100mgの複合サプリメントを30日投与する介入試験が行われました。




なお、被験者は、Meares-Stameyテスト陽性で、症状が3カ月以上、継続しています。


被験者は、抗生剤単独投与群と、抗生剤+サプリメント投与群の2群に分けられています。




解析の結果、

2か月後の時点での再発患者数は、


単独投与群では、
21名(27.6%) であったのに対して、


併用投与群では
6 名(7.8%)でした。



その他、

質問票(NIH-CPSI)スコアでも有意な改善が認められています。




以上のデータから、

慢性細菌性前立腺炎に対して、

標準治療の抗生物質に加えて、

ノコギリヤシ含有複合サプリメントの併用による相加的な効果が示唆されます。





DHCでの関連製品としては、

ノコギリヤシ


マカ


トンカットアリ


複合サプリメント

などがあります。



ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ







------------------------------------------------------------------

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】


業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質


【DHC健康食品相談室】


【DHCの研究開発】


【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:56 | この記事のURL
ノコギリヤシの前立腺平滑筋への作用 [2014年03月05日(水)]
今月の生薬学の専門ジャーナルに、ノコギリヤシによる前立腺組織への作用を調べた基礎研究が、オーストラリアのグループ(Monash University)から報告されていました。
(J Ethnopharmacol. 2014 Mar 14;152(2):283-91)



男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。



良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。




さて、今回の研究では、

ノコギリヤシの前立腺肥大症に対する作用メカニズム解析を目的として、

ノコギリヤシの脂質成分による前立腺への働きが調べられました。


具体的には、

ラットの前立腺を用いて、

ノコギリヤシの有効成分を含む脂質成分の粗抽出物とクロマトグラフィーでの分画を投与し、
薬理作用が検証されています。



解析の結果、

ノコギリヤシ抽出物投与によって、

ラット前立腺における平滑筋収縮活性の抑制により、

前立腺収縮の阻害作用が認められたということです。




粗抽出物と同様の収縮抑制効果を示したのは、

酢酸エチル分画であり、

ノコギリヤシエキス由来脂質成分が、非特異的メカニズムを介して、

前立腺平滑筋に対する薬理学的作用(収縮阻害作用)を示す成分と考えられました。




以上のデータから、

ノコギリヤシによる前立腺肥大症の症状改善作用のメカニズムの一つとして、

ノコギリヤシ抽出物由来脂質成分による前立腺平滑筋の収縮抑制作用が示唆されます。







男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。


良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。



(ノコギリヤシは、多くの臨床試験によって有効性が示されており、安全性の高いハーブです。
医薬品と比べても副作用が少なく、広く推奨できるサプリメント成分です。)



前立腺肥大症(BPH)は、勃起障害(ED)の原因ともなりますし、
BPHの治療に用いられるαブロッカーや5-α-還元酵素阻害薬といった薬の副作用として、EDが生じるリスクもあります。


一方、ハーブサプリメントでは、ノコギリヤシが、軽症から中等度のBPHの症状改善に有用であることが、これまでに多くの臨床研究によって示されています。



DHCでの関連製品としては、

ノコギリヤシ


マカ


トンカットアリ


複合サプリメント

などがあります。



ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ






------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】

DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)
------------------------------------------------------------------
posted at 23:53 | この記事のURL
慢性前立腺炎に対するノコギリヤシの効果 [2014年01月14日(火)]
泌尿器科学の専門ジャーナルに、ノコギリヤシ投与による慢性細菌性前立腺炎に対する作用を調べた臨床研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Arch Ital Urol Androl. 2013 Dec 31;85(4):190-6)



慢性前立腺炎は、局所の疼痛などさまざまな症状を伴います。



今回の研究では、

慢性前立腺炎の症状に対するノコギリヤシエキスの作用が検証されました。




具体的には、

56名の患者を対象に、

・抗菌薬(600mgのプルリフロキサシン, prulifloxacin)を15日間投与した群(n=28)、


・抗菌薬(600mgのプルリフロキサシン, prulifloxacin) 15日間投与+ノコギリヤシ8週間投与の併用投与群(n=28)、

の2群について介入が行われています。




解析の結果、

抗菌作用は両群とも同程度の効果でしたが、


疼痛の改善は、抗菌剤単独群よりも抗菌薬とノコギリヤシの併用投与群において有意な改善が見出されました。



また、

性的な機能障害の改善作用や排尿障害に対する改善作用についても、

ノコギリヤシの併用投与群において有意な改善が認められたということです。




以上のデータから、

慢性細菌性前立腺炎に伴う症状に対して、

補完療法としてのノコギリヤシ投与の効果が示唆されます。





男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。


良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。



(ノコギリヤシは,多くの臨床試験によって有効性が示されており,安全性の高いハーブです。医薬品と比べても副作用が少なく,広く推奨できるサプリメント成分です。)


また、前立腺肥大症(BPH)は、勃起障害(ED)の原因ともなりますし、
BPHの治療に用いられるαブロッカーや5-α-還元酵素阻害薬といった薬の副作用として、EDが生じるリスクもあります。


一方、ハーブサプリメントでは、ノコギリヤシが、軽症から中等度のBPHの症状改善に有用であることが、これまでに多くの臨床研究によって示されています。



DHCでの関連製品としては、

ノコギリヤシ


マカ


トンカットアリ


複合サプリメント

などがあります。



ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ







------------------------------------------------------------------
医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】

医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)
------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
ノコギリヤシの分子作用メカニズム [2013年08月06日(火)]
分子生物学の専門ジャーナルに、ノコギリヤシの前立腺細胞に対する作用メカニズムに関する基礎研究が報告されていました。
(Int J Mol Sci. 2013 Jul 10;14(7):14301-20)




男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。



良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。




(ノコギリヤシは,多くの臨床試験によって有効性が示されており,安全性の高いハーブです。医薬品と比べても副作用が少なく,広く推奨できるサプリメント成分です。)



また、前立腺肥大症(BPH)は、勃起障害(ED)の原因ともなりますし、
BPHの治療に用いられるαブロッカーや5-α-還元酵素阻害薬といった薬の副作用として、EDが生じるリスクもあります。



一方、ハーブサプリメントでは、ノコギリヤシが、軽症から中等度のBPHの症状改善に有用であることが、これまでに多くの臨床研究によって示されています。








さて、今回の研究では、

前立腺肥大症に対するノコギリヤシエキスの分子メカニズムが検証されました。


具体的には、

前立腺肥大症モデル培養細胞系2種類(BPH1細胞と、BPHからの初代培養細胞)を用いて、

ノコギリヤシエキスを3時間投与した際に、

細胞増殖やアポトーシス、炎症に関係した分子の遺伝子発現への作用が調べられています。





解析の結果、

ノコギリヤシエキス投与によって、

複数の遺伝子(IL1B, IL1A, CXCL6, IL1R1, PTGS2, ALOX5, GAS1, PHLDA1, IL6, IL8, NFkBIZ, NFKB1, TFRC, JUN, CDKN1B, ERBB3といった遺伝子)の発現が抑制されたということです。



また、炎症惹起に関与する遺伝子(IL6, IL17, IL15)の発現抑制作用も見出されています。



以上のデータから、

ノコギリヤシエキスは、

前立腺細胞において、

細胞増殖やアポトーシス、炎症に関連する遺伝子発現への作用を介して、

前立腺肥大症の予防や症状改善作用を示すと考えられます。




今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。





DHCでの関連製品としては、

ノコギリヤシ


マカ


トンカットアリ


複合サプリメント

などがあります。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:52 | この記事のURL
ノコギリヤシ+リコピン+カボチャ種子による前立腺肥大症の症状改善作用 [2013年06月01日(土)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、ノコギリヤシ+リコピン+カボチャ種子抽出物含有サプリメントによる前立腺肥大症の症状改善作用を示した臨床研究が、オーストラリアのグループ(University of Queensland)から報告されていました。
(Complement Ther Med. 2013 Jun;21(3):172-9)




男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。



良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。




(ノコギリヤシは,多くの臨床試験によって有効性が示されており,安全性の高いハーブです。医薬品と比べても副作用が少なく,広く推奨できるサプリメント成分です。)


また、前立腺肥大症(BPH)は、勃起障害(ED)の原因ともなりますし、

BPHの治療に用いられるαブロッカーや5-α-還元酵素阻害薬といった薬の副作用として、EDが生じるリスクもあります。



一方、ハーブサプリメントでは、ノコギリヤシが、軽症から中等度のBPHの症状改善に有用であることが、これまでに多くの臨床研究によって示されています。




さて、今回の研究では、

前立腺肥大症対策の複合サプリメント(ノコギリヤシ、リコピン、ペポカボチャ種子Cucurbita pepo、ピジウムPygeum africanum、Epilobium parviflorum)による前立腺肥大症への作用が検証されました。



具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

BPHと診断された40歳から80歳の57名を対象に、

・実薬群(n=32),

・偽薬群(n=25)

の2群(いずれも1日1カプセル投与)の比較が行われています。

(臨床試験第2相として実施。)



主アウトカムとして、

IPSS(国際前立腺症状スコア)が、1ヶ月ごとに測定され、

副アウトカムとして、

排尿頻度などが調べられました。





解析の結果、

3ヶ月間の介入後のIPSSの中央値は、

偽薬群では8%の低下であったのに対して、

実薬群では36%の有意な低下(改善)を認めました(p<0.05)。



また、日中の排尿回数は、

3ヶ月間の介入によって、

実薬群では15.6%の有意な減少(改善)が見出されています。

(偽薬群では、有意差なし。)



さらに、夜間の排尿回数も、

実薬群では39.3%の有意な減少(改善)、

偽薬群では7%の減少でした。




以上のデータから、

ノコギリヤシ+リコピン+カボチャ種子などを主成分とするサプリメントは、

前立腺肥大症に伴う症状の改善作用を有すると考えられます。





DHCでは関連製品として、

ノコギリヤシ


マカ


トンカットアリ


複合サプリメント

などがあります。



ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------
posted at 23:56 | この記事のURL
ノコギリヤシによる勃起障害抑制作用 [2013年05月03日(金)]
泌尿器科学の専門ジャーナル(電子版)に、ノコギリヤシによる勃起障害抑制作用を示した基礎研究が報告されていました。
(Urology. 2013 Apr 23.)





男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。


良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。



(ノコギリヤシは,多くの臨床試験によって有効性が示されており,安全性の高いハーブです。医薬品と比べても副作用が少なく,広く推奨できるサプリメント成分です。)


また、前立腺肥大症(BPH)は、勃起障害(ED)の原因ともなりますし、
BPHの治療に用いられるαブロッカーや5-α-還元酵素阻害薬といった薬の副作用として、EDが生じるリスクもあります。


一方、ハーブサプリメントでは、ノコギリヤシが、軽症から中等度のBPHの症状改善に有用であることが、これまでに多くの臨床研究によって示されています。





さて、今回の研究では、ノコギリヤシによる(陰茎)海綿体への作用が検証されました。


具体的には、Sprague-Dawleyラット(n=40)とNZラビット(n=30)を用いて、

ノコギリヤシ投与群(低用量、中用量、高用量の3群)と対照群の4群について比較が行われています。

(ノコギリヤシは7日間連続投与です。)


また、

シルデナフィル(バイアグラ)投与ラット群(n=23)において、勃起反応が誘導されています。





勃起機能は、ノコギリヤシ投与群では介入後24時間で評価され、シルデナフィルでは15分後に評価されました。



陰茎海綿体の電気的活動、5型ホスホジエステラーゼ (PDE5)活性、PDE5遺伝子発現、iNOS遺伝子発現などが測定されています。


(シルデナフィル/バイアグラは、PDE5酵素活性を阻害し、この作用が陰茎部のNO作動性神経に作用して血管を拡張させ、海綿体血流量が増えることによって機能を示します。)



解析の結果、

ノコギリヤシ投与群では、海綿体の神経での電気的刺激に対する反応は、用量依存的に増加していました。




同様の結果がシルデナフィル投与ラット群でも見出されています。




PDE5活性は、

ノコギリヤシ投与のラットおよびラビットのいずれでも用量依存的に抑制が認められました。




一方、
iNOS遺伝子発現は、対照群に比べて、ノコギリヤシ投与群で有意な増加が示されています。



以上のデータから、

ノコギリヤシは、

陰茎海綿体において、iNOS遺伝子発現の増加およびPDE5活性の阻害を介して、

勃起障害を抑制すると考えられます。





今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




DHCでは関連製品として、

ノコギリヤシ


マカ


トンカットアリ


複合サプリメント

などがあります。



ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:52 | この記事のURL
前立腺肥大症に対する3機能成分併用アプローチ [2013年03月07日(木)]
前立腺肥大症に対する3機能成分(ノコギリヤシ・リコピン・セレン)の併用アプローチを提案した研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Curr Med Chem. 2013 Jan 31.)



前立腺肥大症は、加齢によって生じる良性の疾患ですが、下部尿路症状(頻尿や残尿感など)によってQOLを低下させるため、高齢人口の増大に伴って、対策が求められます。


医薬品もありますが、ハーブサプリメントや食品成分によって、前立腺のアンチエイジングアプローチが可能です。



前立腺肥大症(BPH)の病態には、ジヒドロテストステロンによる抑制系のホメオスターシスが変化し、細胞増殖とアポトーシスのバランスが崩れることが関与しています。


そこで、植物療法として使われるのがノコギリヤシです。

ノコギリヤシの作用機序として、5α-reductase阻害作用(テストステロンからジヒドロテストステロンへの転換を阻害)、エストロゲン作用、抗アンドロゲン作用、抗炎症作用等が報告されています。




また、前立腺の健康維持には、必須ミネラルのセレンも重要です。

セレンは、抗酸化作用を示し、前立腺がんリスク低減目的で臨床試験に用いられています。



さらに、前立腺がんリスク低減効果が認められている食品成分として、リコピンがあります。


トマトに含まれる赤色色素のリコピンは、抗酸化作用や抗がん作用を有しており、疫学研究では、肺がんや前立腺がん、大腸がん、脳卒中のリスク低減効果が示されています。




セレンやリコピンは、抗酸化作用・抗炎症作用を介して、前立腺肥大症に対しても、ノコギリヤシとシナジー効果があると推定されます。


具体的には、

アポトーシス誘導因子であるBaxやcaspase-9遺伝子の発現を促進し、

アポトーシス抑制因子であるBcl-2遺伝子発現を抑制、

また、過形成を呈した前立腺でのEDFやVEGF発現の抑制

といった機序が考えられています。



論文著者らは、ノコギリヤシ・セレン・リコピンの併用が前立腺肥大症に対するシナジーを得るために有用であると考察しています。




DHCでは関連製品として、

ノコギリヤシ


マカ


トンカットアリ


複合サプリメント

などがあります。





ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ






------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:52 | この記事のURL
ノコギリヤシはPSA値に影響しない [2013年01月16日(水)]
泌尿器科学の専門ジャーナルに、ノコギリヤシによるPSA (前立腺特異抗原)値への影響を調べた臨床研究が、米国のグループ(Washington University School of Medicine)から報告されていました。
(J Urol. 2012 Dec 14.)





男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。



良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


一方、高齢男性における悪性腫瘍に、前立腺がんがあります。


高齢者では健康診断でのスクリーニング検査として、PSA値(前立腺がん特異的マーカー)が測定されます。



ノコギリヤシの摂取によるPSA値への影響を想定する考えがあります。

ただし、
理論上の話であり、臨床的に問題なったケースは知られていません。





今回の研究では、ノコギリヤシ投与時のPSA値への影響について、二重盲検ランダム化偽薬対照試験による検証が行われました。



具体的には、

2008年6月から2012年10月までの間に

45歳以上の男性369名を対象に、

・ノコギリヤシ投与群

あるいは

偽薬群の2群について、PSA値が調べられています。



(CAMUS (Complementary and Alternative Medicine for Urologic Symptoms)トライアルの一環です。)




ノコギリヤシは、

最初の24週間は1日あたり320mg、

続く24週間は640mg、

さらに、最後の24週間は960mgが投与されました。




解析の結果、

合計72週間の介入期間において、

ノコギリヤシ投与群と偽薬群の2群間でPSA値は同程度であり、有意差は見出されませんでした。



PSA値:

介入前

偽薬群:mean ± SD 1.93 ± 1.59 ng/ml

ノコギリヤシ群:2.20 ± 1.95, p = 0.16



介入後:

偽薬群:0.16 ± 1.08 ng/ml

ノコギリヤシ群:0.23 ± 0.83 ng/ml

(p = 0.50)






また、ノコギリヤシ群について、

投与前のPSA値の層別解析でも特に有意な変化は示されていません。




以上のデータから、

ノコギリヤシの投与は、前立腺がんのスクリーニングマーカーとして用いられるPSA(前立腺特異抗原)値に影響を与えないと考えられます。





DHCでは関連製品として、

ノコギリヤシ


マカ


トンカットアリ


複合サプリメント

などがあります。





ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ








------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:53 | この記事のURL
男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果 [2013年01月15日(火)]
免疫病理・薬理学の専門ジャーナルに、男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシおよびフィナステリド(商品名プロペシア)の効果を調べた臨床研究が、イタリアのグループ(University of Rome)から報告されていました。
(Int J Immunopathol Pharmacol. 2012 Oct-Dec;25(4):1167-73.)




男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia;AGA、アンドロゲン性脱毛症)は、

男性に特徴的な禿頭の1種です。



AGA治療薬として、フィナステリド(商品名プロペシア)がよく知られています。



一方、理論的には、ハーブサプリメントのノコギリヤシによる効果も想定されています。



そこで、今回の研究では、

AGA(男性型脱毛症)に対するノコギリヤシの効果について、フィナステリド(プロペシア)との比較が行われています。





具体的には、中程度のAGAと診断された患者100名を対象に、

・ノコギリヤシ(320mg/日)投与群(n=50)

あるいは

・フィナステリド(プロペシア)(1mg/日)投与群(n=50

の2群について、

2年間の投与試験が行われました。





有効性について、

スコアインデックスが24か月の前後で写真判定されています。



解析の結果、

発毛/育毛が認められた患者の割合は、

ノコギリヤシ群で38%、

フィナステリド群で68%でした。





有効性について、ノコギリヤシよりもフィナステリドのほうが優れた結果となっています。

(50名中33名、66%が有効。)





また、臨床所見として、

フィナステリドは頭頂部と前頭部に、

ノコギリヤシは頭頂部に

それぞれ有効であることが見出されました。





以上のデータから、

AGA(男性型脱毛症)に対して、

ノコギリヤシは一定の有効性を示すこと、

フィナステリドはより有効であること、

が示唆されます。








DHCでは関連製品として、

ノコギリヤシ


マカ


トンカットアリ


複合サプリメント

などがあります。





ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。



ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ







------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:58 | この記事のURL
| 次へ
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る