サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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L-カルニチンによる高血圧改善作用:系統的レビュー/メタ解析 [2019年09月17日(火)]
今月の高血圧研究の専門ジャーナル(電子版)に、L-カルニチンによる高血圧への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(J Hum Hypertens. 2019 Sep 3.)



カルニチンは、アミノ酸の1種で、食肉(ラム肉)や乳製品に豊富に存在します。



カルニチン(L-カルニチン)は、脂肪の代謝に必要な機能性成分です。

(長鎖脂肪酸は、L-カルニチンと結合することでミトコンドリアに入ります。)



L-カルニチンに関する研究では、中性脂肪やVLDLコレステロールの低下作用、肝臓での脂肪蓄積の抑制、運動能向上作用、肥満での減量など、多彩な働きが示されています。



例えば、

L-カルニチンによる脂質異常症改善:系統的レビュー/メタ解析


カルニチンによる運動耐用能の亢進@アスリート

という研究も知られています。


また、特定の病態において、治療と併用されることもあります。

例えば、腎疾患患者の血球減少症に対する効果、糖尿病患者での代謝の改善、慢性疲労症候群患者の症状改善、C型肝炎のインターフェロン療法の補助療法などが報告されています。

特に、腎不全によって慢性維持透析を受けている病態では、カルニチン欠乏による障害が知られており、L-カルニチンの摂取が推奨されます。


さて、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

L-カルニチンによる高血圧への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(EMBASE, PubMed, Scopus, Cochrane Library, and ISI web of Science)

2019年2月までに収載された関連論文が検索され、

10報のランダム化比較試験がメタ解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

L-カルニチンサプリメントの投与によって、

拡張期血圧の有意な低下
(-1.162 mmHg, 95% CI: -2.020, -0.303, p = 0.008)
が認められました。

なお、
収縮期血圧には有意な変化は検出されませんでした。
(-0.085 mmHg, 95% CI: -1.455, 1.285, p = 0.903)


次に、サブグループ解析によると、

L-カルニチン投与により、

肥満/過体重の被験者において拡張期血圧の有意な低下、
(-1.232 mmHg, 95% CI: -2.297, -0.167, p = 0.023)

1日あたり2グラム未満の投与での低下
(-1.639 mmHg, 95% CI: -3.038, -0.240, p = 0.022)

が認められました。

以上のデータから、

L-カルニチンサプリメントによる拡張期血圧の低下作用が示唆されます。

今後、高血圧に対する補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。



カルニチン 30日分

エネルギー作りに欠かせないアミノ酸




なお、血圧対策の定番のサプリメントは、食品成分に由来するペプチドです。



食品成分での降圧作用については、

ゴマのたんぱく質に由来するゴマペプチドがACE阻害作用を有しており、高血圧を改善することが知られています。

そこで、日本では、ゴマペプチドを含むトクホや健康食品が販売されています。

DHCは、高血圧対策のサプリメントとして、ゴマペプチドを製品化しています。

ゴマペプチド 30日分

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高血圧に対しては、コエンザイムQ10もお勧めです。
直接的な降圧作用を期待するというよりは、
未病改善のためのベーシックサプリメントです。



最新の高血圧の診断基準(JSH2019)


高血圧での生活習慣の修正項目


高血圧対策の機能性食品として、次の報告があります。



レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー


L-シトルリンによる高血圧改善作用:メタ解析


ピクノジェノールによる高血圧改善作用:メタ解析


紅麹+コエンザイムQ10サプリメントによる高血圧と脂質異常症改善効果



食物繊維の摂取による高血圧リスク低減効果



拡張期血圧に対するビタミンDの降圧作用:メタ解析


ナットウキナーゼによる高血圧改善作用</リンク


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析


緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 


ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー







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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:57 | この記事のURL
トマトのリコピンが死亡率を24%低下、心臓病死を27%低下、脳血管死亡を29%低下@NHANES [2019年08月31日(土)]
今日、8月31日は、語呂合わせで「やさい」の日だそうです。

そこで、野菜の機能性成分に関する論文を読んでみました。

今月の栄養学の専門ジャーナルに、トマト及びリコピンの摂取と、死亡率、冠動脈疾患死亡、脳血管疾患死亡との関連を検証したコホート研究が報告されていました。
(Br J Nutr. 2019 Aug 22:1-21)


トマトに含まれるファイトケミカルのリコピンは、抗酸化作用や抗炎症作用を介して、生活習慣病のリスク低減効果が知られています。

脂溶性成分であることから、生で食べるよりも、トマトをオリーブオイルを使って調理したほうが吸収されやすくなります。
(サプリメントの場合は、食事と一緒に、リコピンサプリメントを摂ります。)


リコピンによる前立腺がんリスク低下:メタ解析


リコピンが心血管リスクを17%低下させる:メタ解析



さて、今回の研究では、

トマトあるいはリコピンの摂取と、死亡率との関連が検証されました。


具体的には、

米国国民健康栄養調査(National Health and Nutrition Examination Survey: NHANES 1999-2010)のデータを用いて、


トマト及びリコピンの摂取と、死亡率、冠動脈疾患死亡、脳血管疾患死亡との関連が調べられました。

23,935名の被験者(平均年齢47.6歳、男性が48.8%)から、

2011年12月までに、
76.4ヵ月のフォローアップ期間にて、
3403例の死亡が見出されました。

解析の結果、

まず、

トマトの摂取は、

全死亡率の14%の有意な低下、
(RR:0.86, 95%CI:0.81-0.92)

冠動脈疾患死亡率の24%の有意な低下、
(0.76, 95%CI: 0.70-0.85)、

脳血管疾患死亡率の30%の有意な低下、
(0.70, 95%CI: 0.62-0.81)

という相関が見出されました。

次に、

リコピンの摂取とも同様の相関があり、

リコピンの摂取は、

全死亡率の24%の有意な低下、
(0.76, 95%CI: 0.72-0.81)

冠動脈疾患死亡の27%の有意な低下、
(0.73, 95%CI: 0.65-0.83)

脳血管疾患死亡の29%の有意な低下、
(0.71, 95%CI: 0.65-0.78)

との相関が認められました。


なお、これらの有意な相関は、

BMIなどの体計測値や、臨床的栄養学的指標とは独立して認められました。

年齢や肥満も、この相関には影響を与えませんでした。

CRP値は、リコピンの摂取あるいはトマトの摂取と、これらの死亡率との相関にリンクしていたことから、

リコピンの摂取による抗酸化作用が、作用機序の一つであると推定されます。


以上のデータから、

トマトあるいはリコピンの摂取による全死亡、心臓病(冠動脈疾患)死亡、脳血管疾患死亡のリスク低減作用が示唆されます。



カロテノイドの摂取に関する研究では、次の報告があります。


カロテノイド類による前立腺がんリスク低下作用



血中カロテノイド値が高いと膵臓がんリスクが低い



ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析


リコピンが心血管リスクを17%低下させる:メタ解析



リコピンによる前立腺がんリスク低下:メタ解析


ビタミンCとカロテノイド類の摂取が多いと肺がんリスクが低い


カロテノイド類の摂取が多いと骨折が少ない:メタ解析


ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析




DHC製品で、カロテノイドを主要成分とするサプリメントとして、下記の製品があります。


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posted at 23:57 | この記事のURL
食物繊維が末梢動脈疾患を予防する@26,010名のデータから [2019年08月28日(水)]
今月の血管医学研究の専門ジャーナルに、末梢動脈疾患(PAD)リスクに関係する食事因子を調べた疫学研究が、スウェーデンのグループ(Lund University)から報告されていました。
(Vasc Med. 2019 Aug 20:1358863X19867393.)


末梢動脈疾患(PAD,Peripheral Arterial Disease)は、全身、特に、下肢動脈等の末梢血管の動脈硬化性疾患の総称です。

かつて、ASO(Arterio-sclerosis Obliterans:閉塞性動脈硬化症)という用語がよく使われていました。
PADは、ASO、バージャー病、血管炎などを包括する広い疾患概念です。

PADは、動脈硬化が原因であり、

下肢切断、心血管疾患、死亡といった重症のイベントに関連します。

PADの予防のためには、動脈硬化を抑制するような健康的な食事が基本と考えられます。


今回の研究では、

PADリスクと食事因子との関連が検証されました。

具体的には、

中年の26,010名を対象に、

1時間の面接による食事調査と、7日間の食事記録が行われ、

フォローアップされました。

「Malm&#246; Diet and Cancer study (MDCS)」という研究の一環です。



6種類の食事因子(飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、魚介類、食物繊維、野菜・果物、ショ糖)への順守率がスコア化(0-6ポイント)されました。


21.7年間(中央値)のフォローアップ期間中、

1,122名がPADを発症しました。


多変量解析の結果、

6種類の食事因子の中で、

PADリスク低減と有意な相関が認められたのは食物繊維の摂取のみでした。
(p = 0.03)


交絡因子で補正後、

食物繊維の摂取が多いと、PADリスクが16%有意に低いという相関が見出されました。
(HR 0.84; 95% CI 0.72-0.99)



以上、

今回の26,010名を対象に20年以上の前向きコホート研究では、

食物繊維の摂取が多いとPADリスクが低下するという相関が見出されました。





食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。



10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下


食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下



食物繊維の摂取による高血圧リスク低減効果




厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


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≪臨床試験済≫食後の血糖値が気になる方に。食後血糖のピーク値を抑える!




国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




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カボチャ種子油による高血圧予防効果 [2019年08月26日(月)]
今月の補完療法の専門ジャーナルに、カボチャ種子油による高血圧予防及び動脈での結構動態への作用を検証した臨床研究が、米国のグループ(Marymount University)から報告されていました。
(Complement Ther Clin Pract. 2019 Aug 8;37:23-26.)


カボチャ種子油には、ビタミンやミネラル、植物ステロール、リグナン類が含まれており、健康増進や未病改善に利用されています。

特に、過敏性膀胱や頻尿など、女性の排尿障害を軽減する作用から、女性向けのサプリメントとして用いられています。

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原材料名
カボチャ種子油(アメリカ製造)、オリーブ油、クランベリー抽出物、ボタンボウフウエキス




さて、今回の研究では、

閉経後の女性において、

カボチャ種子油による高血圧予防の働き、動脈の血行動態への作用が検証されました。


閉経後の女性では、同年代の男性に比べて、

高血圧の罹患率が高いことがわかっています。

これまでの基礎研究では、

カボチャ種子油(PSO)による高血圧改善作用が示唆されています。


そこで、今回の研究では、

閉経後の女性において、

カボチャ種子油(PSO)による血管機能および心拍変動(HRV)への作用が検証されました。

具体的には、

・1日あたり3gのPSO群12名、

・偽薬群11名

の2群について、

6週間の介入が行われ、

血圧関連指標、動脈硬化関連指標、HRVなどが介入の前後で測定されました。


解析の結果、

PSO投与群では、

介入前に比べて、介入後に、

収縮期血圧(上腕、中心)の有意な低下

脈波(Augmentation Index, Aix)の有意な低下

が認められました。

なお、偽薬群では、いずれの指標でも有意な変化は検出されませんでした。


以上のデータから、

閉経後の女性において、

カボチャ種子油による降圧作用および血行動態改善作用が示唆されます。


今後、高血圧予防における補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。




食品成分での降圧作用については、

ゴマのたんぱく質に由来するゴマペプチドがACE阻害作用を有しており、高血圧を改善することが知られています。

そこで、日本では、ゴマペプチドを含むトクホや健康食品が販売されています。

DHCは、高血圧対策のサプリメントとして、ゴマペプチドを製品化しています。

ゴマペプチド 30日分

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高血圧での生活習慣の修正項目


高血圧対策の機能性食品として、次の報告があります。



レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー


L-シトルリンによる高血圧改善作用:メタ解析


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拡張期血圧に対するビタミンDの降圧作用:メタ解析


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緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析


緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 


ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー







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カロテノイド類の摂取が多いと高血圧リスクが低い:米国全国調査NHNES2007-2014 [2019年08月07日(水)]
高血圧研究の専門ジャーナル(電子版)に、米国において、カロテノイド類の摂取と、高血圧リスクとの関連を調べた疫学研究が報告されていました。
(J Hypertens. 2019 Jul 26.)


野菜などに含まれるカロテノイド類には、抗酸化作用や抗炎症作用があり、生活習慣病の予防効果が示されています。

例えば、ルテインでは、ブルーライトからの網膜の保護、加齢性黄斑変性症予防、
リコピンでは、肺がんや前立腺がん、乳がんリスク低下などの作用も知られています。


さて、
今回の研究では、

米国全国栄養調査のデータから、

カロテノイド類の摂取と、高血圧のリスクとの関連が検証されました。

具体的には、

米国の全国健康栄養調査(NHANES) 2007-2014のデータから、

20歳以上の17,398名が対象となり、

食事あるいはサプリメントからのカロテノイド類(αカロテン、βカロテン、ベータクリプトキサンチン、リコピン、ルテイン/ゼアキサンチン、総カロテノイド類)の摂取と、

高血圧(収縮期が130mmHg以上、拡張期が80mmHg以上)のリスクとの関連が調べられました。



解析の結果、

まず、
βカロテン、リコピン、ルテイン/ゼアキサンチン、総カロテノイドの摂取が多いほど、

高血圧のリスクが低いという相関が見出されました。

次に、

多変量解析の結果、

4分位で最高群は、

最低群に比べて、

高血圧のリスクが、

ベータクリプトキサンチンでは21%低下、
0.79 (0.67-0.93),

リコピンでは15%の低下
0.85 (0.73-0.98),

ルテイン/ゼアキサンチンでは31%の低下
0.69 (0.58-0.83),

総カロテノイドの摂取では27%のリスク低下
0.73 (0.62-0.86)

という相関が見出されました。


総カロテノイドの摂取と、

高血圧のリスク低減との間には用量依存的な相関が認められました。
(100&#8202;μg/kg per day)

以上のデータから、

米国の成人において、

食事あるいはサプリメントからの、
αカロテン、βカロテン、βクリプトキサンチン、リコピン、ルテイン/ゼアキサンチン、総カロテノイドの摂取が、高血圧を予防する、と考えられます。





カロテノイドの摂取に関する研究では、次の報告があります。


カロテノイド類による前立腺がんリスク低下作用



血中カロテノイド値が高いと膵臓がんリスクが低い



ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析


リコピンが心血管リスクを17%低下させる:メタ解析



リコピンによる前立腺がんリスク低下:メタ解析


ビタミンCとカロテノイド類の摂取が多いと肺がんリスクが低い


カロテノイド類の摂取が多いと骨折が少ない:メタ解析


ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析




DHC製品で、カロテノイドを主要成分とするサプリメントとして、下記の製品があります。


マルチカロチン 30日分
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リコピン 30日分
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アスタキサンチン 30日分
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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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減塩・オメガ3系脂肪酸・葉酸が心臓病を防ぐ:アンブレラレビュー [2019年07月14日(日)]
今月の内科学の専門ジャーナル(電子版)に、心血管疾患に対する各栄養素の影響を検証したアンブレラレビューが、米国のグループ(Johns Hopkins School of Medicine)から報告されていました。
(Ann Intern Med. 2019 Jul 9.)


今回の研究では、

栄養サプリメントおよび栄養素の摂取と、
心血管疾患の死亡率及びアウトカムとの関連が検証されました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, CINAHL,the Cochrane Library)

2019年3月10日までの収載論文が対象となり検索され、


系統的レビュー9報、

新規のRCT4報がアンブレラレビューの対象となりました。

対象は、

277の試験、
24の介入、

992,129名のデータから、

105のメタ解析が実施されました。


解析の結果、

次のような相関が見出されました。

・まず、
減塩により、全死亡率が、

・正常血圧の被験者において、10%有意に減少
(RR, 0.90 [95% CI, 0.85 to 0.95])

・高血圧の被験者では、33%有意に減少しました。
(RR, 0.67 [CI, 0.46 to 0.99])


次に、

オメガ3系必須脂肪酸の摂取は、

心筋梗塞リスクを8%低下、
(RR, 0.92 [CI, 0.85 to 0.99])

冠動脈疾患リスクを7%低下、
(RR, 0.93 [CI, 0.89 to 0.98])

という相関が見出されました。


さらに、

葉酸は、脳卒中リスクを20%減少しました。
(RR, 0.80 [CI, 0.67 to 0.96])


一方、カルシウム+ビタミンDは、脳卒中リスクを上げるという相関も見出されています。
(RR, 1.17 [CI, 1.05 to 1.30])


その他の栄養サプリメント(ビタミンB6、ビタミンA、マルチビタミン、抗酸化物質、鉄、あるいは低脂肪食などの食事介入)は、全死亡率あるいは心血管疾患アウトカムに有意な影響を与えませんでした。


以上のデータから、

減塩、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)、葉酸サプリメントは、

全死亡率の低下、あるいは心血管疾患の低下作用が示唆されます。


カルシウムについては、マグネシウムとのバランスが重要であり、
カルシウムだけだと効果が得られず、
カルシウム+マグネシウムサプリメントの摂取が重要です。

(マグネシウムが異所性石灰化を抑制します。)




葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


血中ホモシステインが高いと、認知症の発症が4倍になる


ホモシステイン高値はアルツハイマー病の原因である:メンデルランダム化メタ解析



葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 




葉酸サプリメントによる認知機能改善効果 




葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

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posted at 23:52 | この記事のURL
高齢者や肥満などハイリスク群でビタミンCが心血管の健康に好影響:メタ解析 [2019年07月12日(金)]
栄養学の専門ジャーナルに、ビタミンCサプリメントによる心血管疾患への影響を検証した系統的レビュー/メタ解析が、英国のグループ(Newcastle University)から報告されていました。
(Nutr Res. 2019 Jan;61:1-12.)


ビタミンCは、抗酸化作用を有する水溶性ビタミンであり、がんも含めた生活習慣病のリスク低下、免疫調節作用を介した風邪の症状軽減などの作用が示されています。


ビタミンC
ビタミンC(ハードカプセル) 30日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】
失いやすいビタミンCを1日1000mg補える栄養機能食品
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例えば、先行研究では、次の報告があります。

ビタミンCサプリメントを追加すると風邪が早く治る:メタ解析


ビタミンCが小児の風邪(上気道炎)の罹病期間を短くする:メタ解析


ビタミンCとカロテノイド類の摂取が多いと肺がんリスクが低い


ビタミンC・E、セレンとカロテノイドの摂取がすい臓がんリスクを低減:メタ解析


血中ルテイン・ビタミンC値と長寿の関係


腹膜透析患者におけるビタミンCとEの抗酸化作用




長期入院患者はビタミンC不足@豪州




また、

先行するコホート研究では、

ビタミンCの摂取が、心血管リスク因子低下と相関することが示されていまsぐあ、

ランダム化比較試験によるビタミンCサプリメントの投与試験では、心血管疾患アウトカムへの作用は明確ではありません。

そこで、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ビタミンCサプリメントの摂取と、心血管疾患のリスクへの作用が検証されました。


具体的には、アンブレラレビューとして、

主要医学データベースを用いて、

2018年2月までの収載論文が検索され、
(Medline, Embase, Scopus, and The Cochrane Library databases)

ビタミンCサプリメントの摂取と、心血管機能関連指標(動脈硬化/動脈スティフネス、血圧、血管内皮機能、血糖コントロール、脂質代謝指標など)との関連を調べた論文が抽出されました。

10報の系統的レビュー/メタ解析の6,409名分のデータが、今回のアンブレラレビューの対象となりました。


うち、
3報の系統的レビューは血管内皮機能への作用を検証しており、
2報でビタミンCサプリメントによる有意な改善を見出しています。

また、1報の系統的レビューでは、
血圧、血糖値、LDLコレステロール値、中性脂肪値に対するビタミンCサプリメントによる好影響を検出しています。


なお、ビタミンCは、動脈硬化、インスリン値、総コレステロール、HDLコレステロールには有意な影響は示しませんでしたが、

サブ解析では、

高いBMIの群、

血糖値が高い群、

LDLコレステロールが高い群、

血中ビタミンCが低い群ではより好影響が示唆されています。


以上、今回のアンブレラレビューから、

ビタミンCサプリメントによる心血管リスク因子への好影響が示唆されます。

この有用性は、特に、高齢者、肥満者、あるいはビタミンCが低値の群において、より顕著でした。





DHCでは、適正な価格で高品質のマルチビタミンマルチミネラルカルシウム・マグネシウムを提供しています。

また、各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなども製品化しています。


中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、

下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。


すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、

安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。



マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。


マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。


ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。



ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。



コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分  通常価格\2,143(税抜))  ⇒1ヵ月分は約700円。




↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。



↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。

EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))



DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))


乳酸菌
(届くビフィズス 30日分 通常価格 \1,429(税抜))






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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レスベラトロールによる血管内皮機能改善作用:メタ解析 [2019年07月05日(金)]
今月の循環器学の専門ジャーナル(電子版)に、レスベラトロールによる血管内皮機能への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(High Blood Press Cardiovasc Prev. 2019 Jul 1.)



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。



レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー



非感染性疾患に対するレスベラトロールの有用性:メタ解析





さて、

今回のメタ解析では、

メタボリック症候群において、

レスベラトロールサプリメント投与による循環器系への作用が検証されました。


具体的には、


主要医学データベースを用いて、
(PubMed-Medline, Embase, ISI Web of Science and Cochrane Central Register of Controlled Trials)


2018年10月までの収載論文から、

メタボリック症候群患者を対象に、

レスベラトロールサプリメントを投与し、
血管内皮機能および血圧への作用を調べたランダム化比較試験(RCT)が検索され、


28報のRCTがメタ解析の対象となりました。



メタ解析の結果、

レスベラトロールサプリメント投与によって、

血管内皮機能(FMD)の有意な増加が見出されました。
(SMD 1.77; 95% CI 0.25, 3.29; P&#8201;=&#8201;0.02; I2: 96.5)

なお、
収縮期血圧
(SMD -&#8201;0.27; 95% CI -&#8201;0.57, 0.03; P&#8201;=&#8201;0.07; I2: 88.9)
および
拡張期血圧は、
(SMD -&#8201;0.21; 95% CI -&#8201;0.52, 0.11; P&#8201;=&#8201;0.19; I2: 89.8)

それぞれ、低下傾向でした(有意差なし)。


以上、今回のメタ解析データから、

メタボリック症候群患者において、

レスベラトロールサプリメント投与による血管内皮機能の改善作用が示唆されます。





レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

レスベラトロールは、長寿関連遺伝子の1つであるサーチュイン遺伝子の活性化を介して、アンチエイジング効果があるのでは、と期待されています。

長寿になるかどうかを確認するためのヒト臨床試験は容易ではありませんが、
最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。




現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


レスベラトロールによる運動効果@2型糖尿病患者


という報告が知られています。



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用






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ゴマによる高血圧改善作用:メタ解析 [2019年05月12日(日)]
食物科学の専門ジャーナルに、ゴマの摂取による降圧作用を示した系統的レビュー/メタ解析がオーストラリアのグループ(Griffith University)から報告されていました。
(J Sci Food Agric. 2017 Aug;97(10):3087-3094.)


高血圧は、

心筋梗塞や脳卒中、腎臓病などのリスクになります。

日本では、高血圧の患者は約4300万人と推計されています。

このうち、降圧目標に到達しているのは2016年時点で1200万人しかいません。

「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」(日本高血圧学会)では、
高血圧の基準値は、

診察室血圧が140/90mmHg、

家庭血圧が135/85mmHgです。

(収縮期血圧あるいは拡張期血圧のいずれか一方を満たせば、高血圧です。)

最近の研究では、血圧は低いほど、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症のリスクが減ることが示されています。

さて、

ゴマには、
不飽和脂肪酸、食物繊維、植物ステロール、リグナン類が含まれており、

血圧への好影響が示唆されます。


そこで、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ゴマの摂取による血圧への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて

(PubMed (MEDLINE), Cumulative Index to Nursing and Allied Health Literature (CINAHL) and Cochrane Library (Central) databases)

2016年8月までに収載された論文が検索され、

ランダム化比較試験RCTの8報、

843名のデータがメタ解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

ゴマの摂取により、

収縮期血圧の低下、
(-7.83 mmHg, 95% CI: -14.12, -1.54; P < 0.05, I2 &#8201;=&#8201;99%)

拡張期血圧の低下、
(-5.83&#8201;mmHg, 95% CI: -9.58, -2.08; P < 0.01, I2 &#8201;=&#8201;98%)

が示唆されました。

次に、
層別解析として、

異質性を低下させた、質の高い4報でのメタ解析では、

収縮期血圧の有意な減少
(-3.23&#8201;mmHg, 95% CI: -5.67, -0.79; I2 &#8201;=&#8201;33%)

拡張期血圧の低下傾向
(-2.08&#8201;mmHg, 95% CI: -4.85, 0.69; I2 &#8201;=&#8201;62%)

が見出されました。


以上のデータから、

ゴマの摂取による高血圧改善作用が示唆されます。




ゴマのたんぱく質に由来するゴマペプチドがACE阻害作用を有しており、高血圧を改善することが知られています。

そこで、日本では、ゴマペプチドを含むトクホや健康食品が販売されています。

DHCは、高血圧対策のサプリメントとして、ゴマペプチドを製品化しています。

ゴマペプチド 30日分

小さなゴマに秘められた大きなパワーを手軽に




高血圧に対しては、コエンザイムQ10もお勧めです。

直接的な降圧作用を期待するというよりは、

未病改善のためのベーシックサプリメントです。



最新の高血圧の診断基準(JSH2019)


高血圧での生活習慣の修正項目



高血圧対策の機能性食品として、次の報告があります。



レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー


L-シトルリンによる高血圧改善作用:メタ解析


ピクノジェノールによる高血圧改善作用:メタ解析


紅麹+コエンザイムQ10サプリメントによる高血圧と脂質異常症改善効果



食物繊維の摂取による高血圧リスク低減効果



拡張期血圧に対するビタミンDの降圧作用:メタ解析


ナットウキナーゼによる高血圧改善作用</リンク


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析


緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 


ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー





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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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ビタミンDが慢性心不全での抗炎症作用を示す:メタ解析 [2019年05月04日(土)]
循環器学の専門ジャーナルに、慢性心不全患者において、ビタミンDの有用性を検証したメタ解析が報告されていました。
(Scand Cardiovasc J. 2019 Apr 27:1-21.)


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。

今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。

さて、

今回の研究では、

ランダム化比較試験(RCT)のメタ解析として、

慢性心不全患者に対するビタミンDサプリメントの作用が検証されました。


解析の結果、


慢性心不全患者において、

ビタミンDサプリメント投与による健康関連QOLの有意な改善、
(WMD: 6.75, 95% CI: 2.87 to 10.64, P&#8201;<&#8201;0.001)


及び
CRPの有意な改善が見出されました。
(SMD: -0.41, 95% CI: -0.71 to -0.11, P&#8201;=&#8201;0.007)


ただし、

死亡率や左室駆出率、
N-terminal pro-B-type natriuretic peptide値、
B-type natriuretic peptide値、
6分間歩行距離といった指標では有意な変化は見出されませんでした。

(RR: 1.11, 95% CI: 0.79 to 1.57, P&#8201;=&#8201;0.53; WMD: 2.56, 95% CI: -2.18 to 7.31, P&#8201;=&#8201;0.29; SMD: -0.18, 95% CI: -0.42 to 0.06, P&#8201;=&#8201;0.15; WMD: -23.30, 95% CI: -58.31 to 11.72, P&#8201;=&#8201;0.19)


一方、
層別解析では、

カルシウムサプリメントを併用していない群では、

左室駆出率の有意な改善が見出されました。
(WMD: 6.75, 95% CI: 4.16 to 9.34, P&#8201;<&#8201;0.001)


以上のメタ解析から、

慢性心不全患者において、

ビタミンDサプリメント投与による抗炎症作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。



心機能および心不全に対するサプリメントは、コエンザイムQ10になります。


コエンザイムQ10は、内在性の脂溶性抗酸化成分であり、ミトコンドリア機能維持に重要な役割を果たしています。

コエンザイムQ10の機能性は、抗酸化作用とATP産生能を介して発揮されます。

生活習慣病や慢性消耗性疾患の患者では、同年代の健常者に比べて、内在性コエンザイムQ10が減少していることも示唆されています。


サプリメントのコエンザイムQ10には、酸化型コエンザイムQ10であるユビキノンと、

還元型コエンザイムQ10のユビキノールの2種類があります。

酸化型CoQ10は、摂取後に体内で還元型に変換されて、作用します。




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。


コエンザイムQ10サプリメントは、ベーシックサプリメントとして、生活習慣病やヘルシーエイジングのために広く推奨できます。
(もちろん、私も摂っています。)


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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:54 | この記事のURL
高血圧での生活習慣の修正項目 [2019年05月01日(水)]
「NIPPON DATA 2010」などの調査によると、

日本の高血圧の有病者数は4,300万人にのぼると推計されています。


しかし、そのうち57%(2,450万人)しか治療を受けていません。

さらに、治療を受けている患者の50%(1,200万人)しか血圧が、降圧の基準である140/90mmHg未満にコントロールされていない、とされています。



高血圧は、心筋梗塞や脳卒中のリスクであり、

医療介護費の抑制や健康寿命延伸のためには、

高血圧の予防と改善、治療が必要です。

日本人の高血圧は、90%が本態性高血圧症です。

日本人高血圧の特徴として、

塩分の過剰摂取、

肥満

の2つがあります。


生活習慣の修正項目は、次のようにされています。

1.減塩 6g/日未満

2a.野菜・果物 野菜・果物の積極的摂取*

2b.脂質 コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控える
魚(魚油)の積極的摂取

3.減量 BMI(体重(kg)÷[身長(m)×身長(m)])が25未満

4.運動 心血管病のない高血圧患者が対象で、中等度の強度の有酸素運動を中心に定期的に(毎日30分以上を目標に)行う

5.節酒 エタノールで男性は20-30ml/日以下、女性は10-20ml/以下

6.禁煙 (受動喫煙の防止も含む)


生活習慣の複合的な修正はより効果的.
*重篤な腎障害を伴う患者では高K血症をきたすリスクがあるので、野菜・果物の積極的摂取は推奨しない。糖分の多い果物の過剰な摂取は、肥満者や糖尿病などのカロリー制限が必要な患者では勧められない。



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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:52 | この記事のURL
最新の高血圧の診断基準(JSH2019) [2019年04月30日(火)]
日本では、高血圧の患者は約4300万人と推計されています。

このうち、降圧目標に到達しているのは2016年時点で1200万人しかいません。

先日(といってもしばらく前ですが)、

日本高血圧学会が診断基準を5年ぶりに改訂し、

「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」を発表しました。



新しいガイドラインで示された高血圧の基準値は、従来通り、

診察室血圧が140/90mmHgで、

家庭血圧が135/85mmHgです。

(収縮期血圧あるいは拡張期血圧のいずれか一方を満たせば、高血圧です。)


最近の研究では、血圧は低いほど、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症のリスクが減ることが示されています。


そのため、
2018年11月に発表された米国のガイドラインでは、

25年ぶりに変更され、従来の140/90mmHgから130/80mmHgに引下げられました。

一方、2019年6月に示された欧州のガイドラインでは、

高血圧の基準値は変えず、降圧目標を忍容性があれば130/80mmHgとしました。


さて、今回のJSH2019では、次のような基準となりました。

従来の至適血圧がなくなり、正常血圧、正常高値血圧の数値が引き下げになり、高値血圧が設定されました。


正常血圧: 120未満 かつ 80未満

正常高値血圧: 120−129 かつ 80未満

高値血圧: 130−139 かつ/または 80−89


I度高血圧: 140−159 かつ/または 90-99

U度高血圧: 160−179 かつ/または 100−109

V度高血圧: 180以上 かつ/または 110以上

(孤立性)収縮期血圧: 140以上 かつ 90未満








「NIPPON DATA 2010」などの調査によると、

日本の高血圧の有病者数は4,300万人にのぼると推計されています。


しかし、そのうち57%(2,450万人)しか治療を受けていません。

さらに、治療を受けている患者の50%(1,200万人)しか血圧が基準である140/90mmHg未満にコントロールされていない、とされています。




高血圧は、心筋梗塞や脳卒中のリスクであり、

医療介護費の抑制や健康寿命延伸のためには、

高血圧の予防と改善、治療が必要です。


今回の診断基準では、

診察室血圧にて、

「正常血圧」は問題ありませんが、

「正常高値血圧」(120〜129/80mmHg未満)以上のすべての該当者は、

生活習慣の修正が必要です。

また、
高リスクの「高値血圧」者および「高血圧」者(140/90mmHg以上)では、

生活習慣の修正を積極的に行い、

必要に応じて降圧薬治療を開始することが推奨されました。



降圧目標は、

診察室血圧が130/80mmHg、

家庭血圧が125/75mmHg

です。


糖尿病患者、CKD患者(蛋白尿陽性)、抗血栓薬服用中の患者などの降圧目標も、

従来通り130/80mmHg未満(家庭血圧は125/75mmHg未満)とされています。




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posted at 23:56 | この記事のURL
高血圧を予防する6つのライフスタイル:SUNコホート研究 [2019年03月31日(日)]
今月の予防医学の専門ジャーナル(電子版)に、高血圧を予防するライフスタイルを検証したコホート研究が、スペインのグループから報告されていました。
(Prev Med. 2019 Mar 19.)


ライフスタイルは、高血圧のリスクに影響を与えます。

日本人では4000万人以上が高血圧と推計されており、

本態性高血圧症が9割を占め、

塩分の摂取、肥満の2つが要因とされています。


さて、今回の研究は、

もともとは、
スペインの大学の卒業生を対象に行われた前向きコホート研究(1999-2014)であり、

試験開始には高血圧症を有していない14,057名の被験者を対象に、

先行研究にて、心血管イベントのリスクを低減するとされている10項目のスコアが評価されました。


さらに、
今回は、

高血圧のリスクに関して、6項目のスコアが調べられています。

具体的には、

@禁煙

A中程度から高度の身体活動

B地中海食への遵守、

C健康的なBMI、

D節度のある飲酒、

E暴飲はしない

の6項目です。


フォローアップ期間の中央値は、

10.2&#8239;年間であり、


1406名の高血圧症の発症が診断されました。


高血圧症の発症は、6項目のスコアの合計で見た健康的なライフスタイルと有意な線形の相関が見出されました。
(p for trend<0.001)

具体的には、

5-6項目の高スコアでは、

0-1項目の低スコアと比べて、

高血圧の発症リスクが46%低下していました。

(HR=&#8239;0.54; 95% CI: 0.42-0.68)


6項目のスコアの中の比較では、

適切なBMIの維持が高血圧リスクの低下と最も関連していました。


以上のデータから、

禁煙、地中海食、運動習慣、適切なBMIといった健康的なライフスタイルが、高血圧の予防に有用であることが示唆されます。


高血圧対策の機能性食品として、次の報告があります。



レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー


L-シトルリンによる高血圧改善作用:メタ解析


ピクノジェノールによる高血圧改善作用:メタ解析


紅麹+コエンザイムQ10サプリメントによる高血圧と脂質異常症改善効果



食物繊維の摂取による高血圧リスク低減効果



拡張期血圧に対するビタミンDの降圧作用:メタ解析


ナットウキナーゼによる高血圧改善作用</リンク


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析


緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 


ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー



高血圧の改善に有用な食事療法とは:系統的レビュー/メタ解析



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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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ウコン/クルクミンが脂質代謝とホモシステイン代謝を改善 [2019年03月27日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、若年肥満者において、ウコン/クルクミンによる心血管リスクマーカーへの働きを示した臨床研究が、米国のグループ(University of Kentucky)から報告されていました。
(Nutrition. 2019 Jan 11;62:135-139.)


ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

分子メカニズムは、NF-κB抑制を介した抗炎症作用です。


今回の研究では、

クルクミンのバイオアベイラビリティを亢進させたクルクミン含有サプリメント(CurQfen&#174;)を用いて、

若年肥満者における心血管リスク因子への作用が検証されました。


具体的には、

二重盲検偽薬対照試験として、

18-35歳の肥満(BMI 30以上)の男性22名を対象に、

・クルクミンサプリメント500mg/日
(フェヌグリーク水溶性食物繊維+クルクミン)

・対照群
(フェヌグリーク水溶性食物繊維)

の2群について、12週間の介入が行われました。

なお、食事と運動についてはそのまま継続とされています。


解析の結果、

12週間の介入の前に比べて、

介入後には、

ホモシステイン値の有意な減少を認めました。

(クルクミン群:投与前12.22 ± 2.29 &#181;g/mL, 投与後: 8.62 ± 1.02 &#181;g/mL、

対照群:投与前 9.45 ± 0.84 &#181;g/mL, 投与後: 11.84 ± 1.63 &#181;g/mL; P&#8239;=&#8239;0.04)


また、
HDLコレステロール値の有意な増加が認められました。

(クルクミン群:投与前 40.77 ± 5.37 mg/dL, 投与後:54.56 ± 11.72 mg/dL、
対照群:投与前 61.20 ± 5.76 mg/dL, 投与後: 48.82 ± 5.49 mg/dL; P&#8239;=&#8239;0.04)


なお、
血糖値、インスリン値、レプチン、アディポネクチン、酸化ストレスマーカーについては、

クルクミン投与群と対照群との間に有意差は見出されませんでした。
(P > 0.05)


以上のデータから、

若年肥満男性において、

クルクミン投与によって、

心血管リスク因子であるホモシステイン値とHDLコレステロール値の改善作用が示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




ウコン/クルクミンについては、次の研究があります。




クルクミンによる耐糖能異常での血糖低下作用:メタ解析




ウコンによる変形性膝関節症への効果:レビュー



重症うつ病に対するクルクミン(ウコン)の効果:メタ解析


ウコン(クルクミン)とボスウェリアによる変形性膝関節症に対する有用性:メタ解析


ウコン+ボスウェリアがAGEs(終末糖化産物)を抑制




ショウガやウコンによる鎮痛作用:メタ解析


DHCでのウコンサプリメントには、下記の製品があります。


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3種のウコンパワーで不調をブロック






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
ビルベリーが心筋梗塞後の運動能を改善する [2019年03月06日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、心筋梗塞後の患者において、ビルベリー(野生種のブルーベリー、Vaccinium myrtillus)投与による運動能への作用を検証した臨床研究が、スウェーデンのグループ(&#214;rebro University)から報告されていました。
(Nutr Res. 2019 Feb;62:13-22.)


ビルベリー(野生種のブルーベリー、Vaccinium myrtillus)には、ファイトケミカルであるアントシアニン類が豊富に含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性が示されています。


今回の研究では、

急性心筋梗塞後の患者において、ビルベリー投与による心代謝機能への作用が検証されました。


具体的には、

PCI(経皮的冠動脈形成術)施行後24時間以内の急性心筋梗塞患者を対象に、

・標準治療+1日あたり40gのフリーズドライ・ビルベリーパウダー(480gのフレッシュなビルベリーに相当)を投与した群、

・標準治療のみの対照群

の2群について、8週間の介入が行われました。

主アウトカムは、
炎症マーカーであるhs-CRPと、6分間歩行試験です。


50名の患者が試験を完了しました。


解析の結果、

まず、CRP値には、有意差は認められませんでした。


次に、

6分間歩行試験では、

対照群に比べて、

ビルベリー投与群では、歩行距離の有意な延長が認められました。
(38&#8239;m; 95% CI 14-62, P&#8239;=&#8239;.003)


さらに、

Ex vivoでの解析では、

酸化LDLコレステロール値は、対照群に比べて、ビルベリー投与群にて有意な減少を示しました。
(0.80, 95% CI 0.66-0.96, P&#8239;=&#8239;.017)

なお、総コレステロール値、LDLコレステロール値は両群間に有意差は見出されませんでした。


その他、

アントシアニン由来代謝物の血中濃度は、

ビルベリー投与群にて有意に増加しました。


以上のデータから、

PCI施行後の急性心筋梗塞患者において、

ビルベリー投与による運動能の有意な改善作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。





ブルーベリーおよびクランベリーについては、下記の研究があります。


メタボリック症候群でのブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる糖代謝改善作用 




ブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる認知機能・記憶能改善作用
 



ブルーベリーが心血管リスクを抑制する




クランベリーが尿路感染症を予防する:メタ解析




男性におけるクランベリーの働き


ブドウおよびブルーベリーポリフェノールが健常高齢者の認知機能を改善する





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ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果


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肥満では葉酸が低くなる:系統的レビュー [2019年03月05日(火)]
葉酸は、ビタミンB群の一つです。

葉酸は、悪玉のアミノ酸であるホモシステインを代謝し、ホモシステイン値を低下させることで、認知症や脳卒中を予防する働きがあります。

ホモシステインは、脳萎縮や動脈硬化、骨粗鬆症のリスクであることがわかっており、

葉酸は、ホモシステイン値の低下を介して、これらの病態や疾患を予防します。

実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。


葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究



さて、今回の系統的レビューでは、肥満者において、葉酸代謝が調べられました。
(Int J Vitam Nutr Res. 2019 Feb 21:1-12.)


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Web of Science, Cochrane and Lilac databases)

2017年5月/6月までの関連論文4236報のランダム化比較試験、横断研究、前向きコホート研究が検索され、

2000年から2016年の間に英語で発表された、葉酸と肥満との関連を調べた17報が解析の対象となりました。

17報のうち、
5報が葉酸サプリメント投与、

12報は被験者の葉酸の状態に基づいた研究であり、

葉酸サプリメントの摂取と、血中葉酸値が調べられています。


解析の結果、


普通体重の人に比べて、

肥満者および過体重では、葉酸の摂取量についての変化は認められませんでしたが、

葉酸の血中濃度が低値であるという相関が見出されました。


したがって、

肥満の状態では、葉酸代謝に変化があり、

葉酸の利用の亢進、尿中排泄の増加、血液循環量の増加による濃度希釈、葉酸代謝に関連する臓器や組織での相違が推定されます。


肥満者では、

葉酸を含有するサプリメントの利用が少ないこと、

健康的ではない食事の摂取、野菜や果物の摂取が少ない、

といったことから葉酸値の低下の要因も考えられます。


肥満は、生活習慣病のリスクであり、葉酸低値はさらにリスクを高めることになります。



葉酸サプリメントの摂取によって、
血中ホモシステイン値が低下すると、脳卒中や心血管疾患の発症率が減少することが示されています。


葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。

今回の研究に関連した別のサブ解析も知られています。

葉酸が網膜アテローム性動脈硬化症リスクを予防@糖尿病合併高血圧症患者



DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



境町葉酸サプリプロジェクト:健康長寿社会の実現を目指して



葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
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posted at 23:53 | この記事のURL
レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー [2019年03月04日(月)]
薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、高血圧患者において、レスベラトロールの降圧作用を検証した系統的レビューが、イランのグループから報告されていました。
(Curr Drug Discov Technol. 2019 Feb 25.)



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。

非感染性疾患に対するレスベラトロールの有用性:メタ解析




今回の研究では、

レスベラトロールによる降圧作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Scopus, Pubmed, Ovid, Cochrane)

2017年9月までの収載論文から関連論文が検索され、

5報から、

229名の高血圧症および前高血圧症の男女を対象に解析が行われました。


解析の結果、

レスベラトロールによる降圧作用が見出されたということです。

レスベラトロールの降圧作用の機序として、

レスベラトロールによるNO産生増加が示唆されています。



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

レスベラトロールは、長寿関連遺伝子の1つであるサーチュイン遺伝子の活性化を介して、アンチエイジング効果があるのでは、と期待されています。

長寿になるかどうかを確認するためのヒト臨床試験は容易ではありませんが、
最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。




現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


レスベラトロールによる運動効果@2型糖尿病患者


という報告が知られています。



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用




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posted at 23:56 | この記事のURL
クリスマスイブは心筋梗塞発症リスクが最も高いイベント@スウェーデン [2018年12月26日(水)]
今月の英国医学ジャーナルに、年間の祝日イベントやスポーツイベントと、心筋梗塞リスクとの関連を調べた観察研究が、スウェーデンのグループ(Lund University)から報告されていました。
(BMJ. 2018 Dec 12;363:k4811)


祝日やスポーツイベントは、心筋梗塞発症のトリガーとなることが示唆されています。


今回の研究では、

スウェーデンにおける後ろ向き観察研究として、

全国のCCUでの登録であるSWEDEHEARTをもちいて、

祝日やイベントと、心筋梗塞リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

1998年から2013年の間にSWEDEHEARTに登録されたデータから、

心筋梗塞283,014例が対象となり、

クリスマス、新年、イースター、夏至祭といった休日、

FIFAワールドカップ、UEFA欧州チャンピオンシップ、冬及び夏季のオリンピックなどのスポーツイベントとの関連が検証されました。


休日の前後2週間を対照期間として、

また、
スポーツイベントでは、トーナメントの前後1年の同じ時期を対照として調べられました。


主アウトカムは、一日あたりの心筋梗塞の発症数です。


解析の結果、

クリスマスと夏至祭が、心筋梗塞の発症リスクと最も相関していました。
(それぞれ、incidence rate ratio 1.15, 95% CI 1.12 to 1.19, P<0.001, and 1.12, 1.07 to 1.18, P<0.001,)



最もリスクが高かったのは、
クリスマスイブであり、37%のリスク上昇が認められました。
(1.37, 1.29 to 1.46, P<0.001)


なお、イースターと、スポーツイベントでは、有意なリスク上昇は見出されませんでした。


日内変動や曜日別では、

早朝および月曜日で、リスク上昇が見出されました。


患者の層別解析では、

これらの相関は、

75歳以上であること、

糖尿病患者、

冠状動脈疾患の既往歴がある患者

において、より顕著でした。


以上、16年間のCCUでのデータを対象にした解析により、

心筋梗塞の発症リスクは、クリスマスイブと夏至祭において、有意に上昇することが示唆されます。


心臓病のリスク低下作用が確立している機能性食品素材は、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)、エクストラバージンオリーブオイル、葉酸です。







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posted at 23:56 | この記事のURL
ビタミンKサプリメントが動脈硬化を予防:メタ解析 [2018年12月08日(土)]
今月の循環器学の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンKサプリメントによる動脈硬化の予防作用を示したメタ解析が、イギリスのグループ(University of Glasgow)から報告されていました。
(Heart. 2018 Dec 4.)


ビタミンKは、脂溶性ビタミンの1種であり、血液凝固系で働きます。

近年の研究により、
ビタミンK依存性たんぱく質による、組織石灰化の調節も明らかとなりました。

つまり、
ビタミンKが、動脈硬化、特に血管石灰化の機序において作用することがわかっています。


動脈壁硬化(血管硬化、Vascular stiffness;VS)および動脈石灰化(血管石灰化)は、

血管の健康を示すサロゲートマーカーであり、

心血管イベントに関係します。


ビタミンK依存性たんぱく質(VKDP)は、動脈壁硬化(VS)および動脈石灰化(VC)と関連し
活性化にはビタミンKが必要です。


ビタミンKは、骨芽細胞から作られるオステオカルシン(OC)や、血管などで作られるマトリックスGla タンパク質(matrix Gla protein;MGP)の機能に関与しいています。

カルシウムが血管に沈着(石灰化)すると動脈が硬くなり弾力性がなくなります。

MGPは血管の石灰化を防止し動脈硬化を予防します。

不活性型 MGP(desphospho-ucMGP)は、冠状動脈疾患のリスクとなります。


血液凝固系でビタミンK不足になることはまずありませんが、OC や MGP の活性化を指標にするとビタミン K が必ずしも充足していないとされています。

ビタミン K 不足になると血中の低カルボキシル化 OC(undercarboxylated OC;ucOC)が増加します。

高齢者では、血中ucOC濃度と大腿骨頸部骨折のリスクが相関することがわかっています。
ucOC は大腿骨頚部骨折の独立したリスクファクターとされており、ビタミン K の
積極的な摂取が重要です。


さて、

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

・ビタミンKサプリメント投与によるVSとVCへの作用、

・不活性型VKDP値と、心血管疾患罹患率と死亡率

との関連が検証されました。


具体的には、


主要医学データベースを用いて、
(MEDLINE and Embase databases and Cochrane and ISRCTN registries)

ビタミンKによるVC,VS, VKDPへの作用およびCVDの罹患率と死亡率を調べた研究が検索され、

臨床研究13報(n=2162)、

縦断研究14報(n=10&#8201;726)

がクライテリアに合致して解析の対象となりました。


系統的レビュー/メタ解析の結果、

ビタミンKサプリメント投与により、

対照群に比べて、

血管石灰化(動脈石灰化)の有意な減少
(-9.1% (95% CI -17.7 to -0.5); p=0.04)

VKDP (desphospho-uncarboxylated matrix Gla protein;)の有意な減少
(-44.7% (95% CI -65.1 to -24.3), p<0.0001)

uncarboxylated osteocalcinの有意な減少
(-12.0% (95% CI -16.7 to -7.2), p<0.0001)

が見出され、

VSの改善傾向も示唆されました。


次に、
縦断研究では、

フォローアップ期間の中央値は7.8年間 (IQR 4.9-11.3)&#8201;であり、

VKDP値は、心血管イベントあるいは死亡率と有意な相関が見出されました。
(HR 0.45 (95% CI 0.07 to 0.83), p=0.02).



以上のメタ解析から、

ビタミンKサプリメントは、対照群に比べて、

血管石灰化を有意に減少させること、

ビタミンK依存性たんぱく質(VKDP)が心血管イベントや死亡率と相関すること、

が示唆されます。

今後、ビタミンKサプリメントの長期投与による臨床的意義の検証が期待される分野です。


DHCでは、ビタミンKサプリメントを製品化しています。





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葉酸(250マイクログラム/日)の摂取が心臓病リスクを21%低下させる:系統的レビュー/メタ解析 [2018年11月20日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、ビタミンB群の摂取と、心臓病(冠状動脈疾患)リスクとの関連を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Crit Rev Food Sci Nutr. 2018 Nov 15:1-11.)


高ホモシステイン血症は、心血管疾患のリスクになること、

また、
葉酸の摂取が、高ホモシステイン血症の改善を介して、動脈硬化症や認知症の予防に有用であることが示されてきました。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ビタミンB群の摂取と、冠状動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)との関連が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(PubMed and Scopus)

2018年4月30日までの収載論文から、

一般人口における、
葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12の摂取と、

冠状動脈疾患(CHD)との関連を調べた前向きコホート研究が検索されました。


前向きコホート研究11報から、

CHDの5133名を含む、369,746名のデータが解析の対象となりました。

解析の結果、

1日あたり250&#13197;の葉酸の摂取により、
21%の有意なリスク低下、
(RR:0.79, 95%CI: 0.69, 0.89; I2&#8201;=&#8201;67%)

1日あたり0.5mgのビタミンB6の摂取により、
13%の有意なリスク低下、
(RR; 0.87, 95%CI: 0.78, 0.96; I2&#8201;=&#8201;80%)

1日あたり3&#13197;/日のビタミンB12の摂取により、
3%のリスク低下傾向、
(95%CI: 0.80, 1.14: I2&#8201;=&#8201;67%)

が見出されたということです。


葉酸およびビタミンB6の摂取と、CHDリスクとの間には線形の有意な負の相関が認められました。


以上のデータから、

一般集団において、

葉酸とビタミンB6の摂取による冠状動脈疾患の予防効果が示唆されます。





これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。




DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



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葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

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