サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ビルベリーが心筋梗塞後の運動能を改善する [2019年03月06日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、心筋梗塞後の患者において、ビルベリー(野生種のブルーベリー、Vaccinium myrtillus)投与による運動能への作用を検証した臨床研究が、スウェーデンのグループ(Örebro University)から報告されていました。
(Nutr Res. 2019 Feb;62:13-22.)


ビルベリー(野生種のブルーベリー、Vaccinium myrtillus)には、ファイトケミカルであるアントシアニン類が豊富に含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性が示されています。


今回の研究では、

急性心筋梗塞後の患者において、ビルベリー投与による心代謝機能への作用が検証されました。


具体的には、

PCI(経皮的冠動脈形成術)施行後24時間以内の急性心筋梗塞患者を対象に、

・標準治療+1日あたり40gのフリーズドライ・ビルベリーパウダー(480gのフレッシュなビルベリーに相当)を投与した群、

・標準治療のみの対照群

の2群について、8週間の介入が行われました。

主アウトカムは、
炎症マーカーであるhs-CRPと、6分間歩行試験です。


50名の患者が試験を完了しました。


解析の結果、

まず、CRP値には、有意差は認められませんでした。


次に、

6分間歩行試験では、

対照群に比べて、

ビルベリー投与群では、歩行距離の有意な延長が認められました。
(38 m; 95% CI 14-62, P = .003)


さらに、

Ex vivoでの解析では、

酸化LDLコレステロール値は、対照群に比べて、ビルベリー投与群にて有意な減少を示しました。
(0.80, 95% CI 0.66-0.96, P = .017)

なお、総コレステロール値、LDLコレステロール値は両群間に有意差は見出されませんでした。


その他、

アントシアニン由来代謝物の血中濃度は、

ビルベリー投与群にて有意に増加しました。


以上のデータから、

PCI施行後の急性心筋梗塞患者において、

ビルベリー投与による運動能の有意な改善作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。





ブルーベリーおよびクランベリーについては、下記の研究があります。


メタボリック症候群でのブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる糖代謝改善作用 




ブルーベリーによる抗炎症作用




ブルーベリーによる認知機能・記憶能改善作用
 



ブルーベリーが心血管リスクを抑制する




クランベリーが尿路感染症を予防する:メタ解析




男性におけるクランベリーの働き


ブドウおよびブルーベリーポリフェノールが健常高齢者の認知機能を改善する





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果


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posted at 23:56 | この記事のURL
肥満では葉酸が低くなる:系統的レビュー [2019年03月05日(火)]
葉酸は、ビタミンB群の一つです。

葉酸は、悪玉のアミノ酸であるホモシステインを代謝し、ホモシステイン値を低下させることで、認知症や脳卒中を予防する働きがあります。

ホモシステインは、脳萎縮や動脈硬化、骨粗鬆症のリスクであることがわかっており、

葉酸は、ホモシステイン値の低下を介して、これらの病態や疾患を予防します。

実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。


葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究



さて、今回の系統的レビューでは、肥満者において、葉酸代謝が調べられました。
(Int J Vitam Nutr Res. 2019 Feb 21:1-12.)


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Web of Science, Cochrane and Lilac databases)

2017年5月/6月までの関連論文4236報のランダム化比較試験、横断研究、前向きコホート研究が検索され、

2000年から2016年の間に英語で発表された、葉酸と肥満との関連を調べた17報が解析の対象となりました。

17報のうち、
5報が葉酸サプリメント投与、

12報は被験者の葉酸の状態に基づいた研究であり、

葉酸サプリメントの摂取と、血中葉酸値が調べられています。


解析の結果、


普通体重の人に比べて、

肥満者および過体重では、葉酸の摂取量についての変化は認められませんでしたが、

葉酸の血中濃度が低値であるという相関が見出されました。


したがって、

肥満の状態では、葉酸代謝に変化があり、

葉酸の利用の亢進、尿中排泄の増加、血液循環量の増加による濃度希釈、葉酸代謝に関連する臓器や組織での相違が推定されます。


肥満者では、

葉酸を含有するサプリメントの利用が少ないこと、

健康的ではない食事の摂取、野菜や果物の摂取が少ない、

といったことから葉酸値の低下の要因も考えられます。


肥満は、生活習慣病のリスクであり、葉酸低値はさらにリスクを高めることになります。



葉酸サプリメントの摂取によって、
血中ホモシステイン値が低下すると、脳卒中や心血管疾患の発症率が減少することが示されています。


葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。

今回の研究に関連した別のサブ解析も知られています。

葉酸が網膜アテローム性動脈硬化症リスクを予防@糖尿病合併高血圧症患者



DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



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葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240㎍の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


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レスベラトロールが高血圧を改善する:系統的レビュー [2019年03月04日(月)]
薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、高血圧患者において、レスベラトロールの降圧作用を検証した系統的レビューが、イランのグループから報告されていました。
(Curr Drug Discov Technol. 2019 Feb 25.)



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。

非感染性疾患に対するレスベラトロールの有用性:メタ解析




今回の研究では、

レスベラトロールによる降圧作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Scopus, Pubmed, Ovid, Cochrane)

2017年9月までの収載論文から関連論文が検索され、

5報から、

229名の高血圧症および前高血圧症の男女を対象に解析が行われました。


解析の結果、

レスベラトロールによる降圧作用が見出されたということです。

レスベラトロールの降圧作用の機序として、

レスベラトロールによるNO産生増加が示唆されています。



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

レスベラトロールは、長寿関連遺伝子の1つであるサーチュイン遺伝子の活性化を介して、アンチエイジング効果があるのでは、と期待されています。

長寿になるかどうかを確認するためのヒト臨床試験は容易ではありませんが、
最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。




現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


レスベラトロールによる運動効果@2型糖尿病患者


という報告が知られています。



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
クリスマスイブは心筋梗塞発症リスクが最も高いイベント@スウェーデン [2018年12月26日(水)]
今月の英国医学ジャーナルに、年間の祝日イベントやスポーツイベントと、心筋梗塞リスクとの関連を調べた観察研究が、スウェーデンのグループ(Lund University)から報告されていました。
(BMJ. 2018 Dec 12;363:k4811)


祝日やスポーツイベントは、心筋梗塞発症のトリガーとなることが示唆されています。


今回の研究では、

スウェーデンにおける後ろ向き観察研究として、

全国のCCUでの登録であるSWEDEHEARTをもちいて、

祝日やイベントと、心筋梗塞リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

1998年から2013年の間にSWEDEHEARTに登録されたデータから、

心筋梗塞283,014例が対象となり、

クリスマス、新年、イースター、夏至祭といった休日、

FIFAワールドカップ、UEFA欧州チャンピオンシップ、冬及び夏季のオリンピックなどのスポーツイベントとの関連が検証されました。


休日の前後2週間を対照期間として、

また、
スポーツイベントでは、トーナメントの前後1年の同じ時期を対照として調べられました。


主アウトカムは、一日あたりの心筋梗塞の発症数です。


解析の結果、

クリスマスと夏至祭が、心筋梗塞の発症リスクと最も相関していました。
(それぞれ、incidence rate ratio 1.15, 95% CI 1.12 to 1.19, P<0.001, and 1.12, 1.07 to 1.18, P<0.001,)



最もリスクが高かったのは、
クリスマスイブであり、37%のリスク上昇が認められました。
(1.37, 1.29 to 1.46, P<0.001)


なお、イースターと、スポーツイベントでは、有意なリスク上昇は見出されませんでした。


日内変動や曜日別では、

早朝および月曜日で、リスク上昇が見出されました。


患者の層別解析では、

これらの相関は、

75歳以上であること、

糖尿病患者、

冠状動脈疾患の既往歴がある患者

において、より顕著でした。


以上、16年間のCCUでのデータを対象にした解析により、

心筋梗塞の発症リスクは、クリスマスイブと夏至祭において、有意に上昇することが示唆されます。


心臓病のリスク低下作用が確立している機能性食品素材は、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)、エクストラバージンオリーブオイル、葉酸です。







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グルコサミンの風評被害by整形外科医 


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ビタミンKサプリメントが動脈硬化を予防:メタ解析 [2018年12月08日(土)]
今月の循環器学の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンKサプリメントによる動脈硬化の予防作用を示したメタ解析が、イギリスのグループ(University of Glasgow)から報告されていました。
(Heart. 2018 Dec 4.)


ビタミンKは、脂溶性ビタミンの1種であり、血液凝固系で働きます。

近年の研究により、
ビタミンK依存性たんぱく質による、組織石灰化の調節も明らかとなりました。

つまり、
ビタミンKが、動脈硬化、特に血管石灰化の機序において作用することがわかっています。


動脈壁硬化(血管硬化、Vascular stiffness;VS)および動脈石灰化(血管石灰化)は、

血管の健康を示すサロゲートマーカーであり、

心血管イベントに関係します。


ビタミンK依存性たんぱく質(VKDP)は、動脈壁硬化(VS)および動脈石灰化(VC)と関連し
活性化にはビタミンKが必要です。


ビタミンKは、骨芽細胞から作られるオステオカルシン(OC)や、血管などで作られるマトリックスGla タンパク質(matrix Gla protein;MGP)の機能に関与しいています。

カルシウムが血管に沈着(石灰化)すると動脈が硬くなり弾力性がなくなります。

MGPは血管の石灰化を防止し動脈硬化を予防します。

不活性型 MGP(desphospho-ucMGP)は、冠状動脈疾患のリスクとなります。


血液凝固系でビタミンK不足になることはまずありませんが、OC や MGP の活性化を指標にするとビタミン K が必ずしも充足していないとされています。

ビタミン K 不足になると血中の低カルボキシル化 OC(undercarboxylated OC;ucOC)が増加します。

高齢者では、血中ucOC濃度と大腿骨頸部骨折のリスクが相関することがわかっています。
ucOC は大腿骨頚部骨折の独立したリスクファクターとされており、ビタミン K の
積極的な摂取が重要です。


さて、

今回の系統的レビュー/メタ解析では、

・ビタミンKサプリメント投与によるVSとVCへの作用、

・不活性型VKDP値と、心血管疾患罹患率と死亡率

との関連が検証されました。


具体的には、


主要医学データベースを用いて、
(MEDLINE and Embase databases and Cochrane and ISRCTN registries)

ビタミンKによるVC,VS, VKDPへの作用およびCVDの罹患率と死亡率を調べた研究が検索され、

臨床研究13報(n=2162)、

縦断研究14報(n=10&#8201;726)

がクライテリアに合致して解析の対象となりました。


系統的レビュー/メタ解析の結果、

ビタミンKサプリメント投与により、

対照群に比べて、

血管石灰化(動脈石灰化)の有意な減少
(-9.1% (95% CI -17.7 to -0.5); p=0.04)

VKDP (desphospho-uncarboxylated matrix Gla protein;)の有意な減少
(-44.7% (95% CI -65.1 to -24.3), p<0.0001)

uncarboxylated osteocalcinの有意な減少
(-12.0% (95% CI -16.7 to -7.2), p<0.0001)

が見出され、

VSの改善傾向も示唆されました。


次に、
縦断研究では、

フォローアップ期間の中央値は7.8年間 (IQR 4.9-11.3)&#8201;であり、

VKDP値は、心血管イベントあるいは死亡率と有意な相関が見出されました。
(HR 0.45 (95% CI 0.07 to 0.83), p=0.02).



以上のメタ解析から、

ビタミンKサプリメントは、対照群に比べて、

血管石灰化を有意に減少させること、

ビタミンK依存性たんぱく質(VKDP)が心血管イベントや死亡率と相関すること、

が示唆されます。

今後、ビタミンKサプリメントの長期投与による臨床的意義の検証が期待される分野です。


DHCでは、ビタミンKサプリメントを製品化しています。





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葉酸(250マイクログラム/日)の摂取が心臓病リスクを21%低下させる:系統的レビュー/メタ解析 [2018年11月20日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、ビタミンB群の摂取と、心臓病(冠状動脈疾患)リスクとの関連を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Crit Rev Food Sci Nutr. 2018 Nov 15:1-11.)


高ホモシステイン血症は、心血管疾患のリスクになること、

また、
葉酸の摂取が、高ホモシステイン血症の改善を介して、動脈硬化症や認知症の予防に有用であることが示されてきました。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ビタミンB群の摂取と、冠状動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)との関連が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(PubMed and Scopus)

2018年4月30日までの収載論文から、

一般人口における、
葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12の摂取と、

冠状動脈疾患(CHD)との関連を調べた前向きコホート研究が検索されました。


前向きコホート研究11報から、

CHDの5133名を含む、369,746名のデータが解析の対象となりました。

解析の結果、

1日あたり250&#13197;の葉酸の摂取により、
21%の有意なリスク低下、
(RR:0.79, 95%CI: 0.69, 0.89; I2&#8201;=&#8201;67%)

1日あたり0.5mgのビタミンB6の摂取により、
13%の有意なリスク低下、
(RR; 0.87, 95%CI: 0.78, 0.96; I2&#8201;=&#8201;80%)

1日あたり3&#13197;/日のビタミンB12の摂取により、
3%のリスク低下傾向、
(95%CI: 0.80, 1.14: I2&#8201;=&#8201;67%)

が見出されたということです。


葉酸およびビタミンB6の摂取と、CHDリスクとの間には線形の有意な負の相関が認められました。


以上のデータから、

一般集団において、

葉酸とビタミンB6の摂取による冠状動脈疾患の予防効果が示唆されます。





これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。




DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



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葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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葉酸サプリメントの長期投与による効果 [2018年11月12日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、高血圧患者において、葉酸サプリメントの長期投与による働きを検証した臨床研究が、中国のグループ(Anhui Medical University)から報告されていました。
(Br J Nutr. 2018 Nov;120(10):1122-1130.)


葉酸はビタミンB群の一つです。

成人の場合、生活習慣病、特に動脈硬化性疾患に対する葉酸サプリメントの効果が知られています。


葉酸サプリメントの投与によって、血中ホモシステイン値が低下し、

ホモシステインによる血管内皮障害が抑制されることで、

動脈硬化性疾患のリスクが低下すると考えられます。


今回の研究では、

高血圧の患者において、

葉酸サプリメントの長期投与と、血中総ホモシステイン値の低下作用に関連して、有用性に関する交絡因子が検証されました。


具体的には、
中国での脳卒中一次予防研究である「China Stroke Primary Prevention Trial (CSPPT)」のデータから、

試験開始時と終了時に総ホモシステイン値の測定を完了した16 867名の参加者が対象となりました。

(先行研究であるCSPPTでは、高血圧患者において、降圧剤と葉酸(800&#13197;)の併用による初発の脳卒中の予防効果(一次予防効果)が示されています。)


解析の結果、

4.5年間(中央値)での介入後、

葉酸サプリメント投与によって、

ホモシステイン値の有意な減少(1.6 μmol/l, 95 % CI 1.4, 1.8)が認められました。


次に、

介入前の総ホモシステイン値、その他の交絡因子で検証した結果、

特定のサブグループにおいて、
総ホモシステイン値の低下作用がより顕著に見出されました。

葉酸サプリメントの効果が得られやすいサブグループは、
・男性、
・MTHFR 677TT遺伝子変異、
・介入前のホモシステイン値が高値
(&#8805;12&#183;5 (median) v. <12&#183;5 μmol/l)
・介入前の葉酸値が低値、
(<8&#183;0 (median) v. &#8805;8&#183;0 ng/ml)
・腎機能が低下
(eGFR) <60 ml/min per 1.73 m2 (v. 60-<90 and &#8805;90 ml/min per 1.73 m2))
・喫煙歴がある、
・利尿剤との併用
という群でした。
(P for all interactions <0&#183;05)

以上のデータから、

葉酸サプリメントの長期投与によるホモシステイン値の低下作用は、

性別や葉酸代謝関連遺伝子変異、介入前の葉酸やホモシステイン値、腎機能、喫煙歴などの交絡因子による相違が示唆されます。



実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。




DHCは、サプリメント・健康食品のメーカーとして、セルフケアとして、サプリメントの適正使用による認知症の「予防」を啓発しています。



境町葉酸サプリプロジェクト:健康長寿社会の実現を目指して



葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


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サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


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L-シトルリンによる高血圧改善作用:メタ解析 [2018年09月18日(火)]
今月の高血圧研究の専門ジャーナル(電子版)に、L-シトルリンによる高血圧改善作用を示した系統的レビュー/メタ解析が、イランとイギリスのグループから報告されていました。
(J Hum Hypertens. 2018 Sep 11.)



アミノ酸の1種であるL-シトルリンは、循環改善作用が示唆されており、血管機能の改善、高血圧予防を目的としたサプリメント成分として利用されています。


L-シトルリンは、スイカ抽出物に豊富に含まれます。)



なお、血管内皮機能の維持という作用では、L-アルギニンの効果も知られています。
ただし、L-アルギニンは、一般に、ファーストパスの肝臓で多くが代謝されてしまうので、L-シトルリンを投与するほうが、NO産生やFMD改善といった点でより効果的と考えられます。


先行研究では、次の報告があります。

西瓜(スイカ)サプリメントによる血管機能改善と運動能の向上:レビュー


シトルリンによる勃起障害改善作用


ピクノジェノール+L-シトルリンによる勃起障害(ED)改善効果





さて、

今回の研究では、

L-シトルリンの経口投与による血圧への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

2018年4月までの収載論文が検索され、


15報、424名のデータが解析の対象となりました。


解析の結果、

L-シトルリンサプリメントあるいはスイカ抽出物投与によって、

収縮期血圧の有意な低下、
(-7.54&#8201;mmHg, 95%CI: -9.44, -5.63; P&#8201;<&#8201;0.001, I2&#8201;=&#8201;14%)

拡張期血圧の有意な低下、
(-3.77&#8201;mmHg, 95% CI: -5.67, -1.86, P&#8201;<&#8201;0.001, I2&#8201;=&#8201;42%)

が見出されました。

一方、

対照群では、有意な変化は認められませんでした。


サブ解析では、


6週間以上の投与期間、

4グラム/日以下の用量、

参加者の開始前の血圧が、130/85mmHg以上

の群において、

収縮期血圧および拡張期血圧の有意な改善が認められています。



以上のデータから、

L-シトルリンによる高血圧改善作用が示唆されます。








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アメリカとカナダで葉酸の強制添加が脳卒中を減らしたエビデンス [2018年09月08日(土)]
アメリカとカナダでは、1998年に、葉酸の強制添加が開始され、その翌年から、脳卒中の死亡率が顕著に減少しました。
そのエビデンスをまとめた論文を読んでみました。
(Circulation. 2006 Mar 14;113(10):1335-43.)

今から20年前、
米国の食品医薬品局(FDA)は、製造業者に対し、1998年1月から栄養強化食品(パン、シリアル、小麦粉、コーンミール、パスタ類、米およびその他の穀物製品)に、葉酸の添加を義務付けました。

具体的には、
穀類製品100グラムあたり140マイクログラムの葉酸の強化という基準です

同年、カナダでも同じ施策が開始されました。

この施策の背景には、葉酸が、血中の悪玉アミノ酸であるホモシステインを代謝する、という機序があります。

心血管疾患、脳卒中のリスク因子の一つとして、高ホモシステイン血症があります。

ホモシステインは、たんぱく質代謝の過程で生じるアミノ酸の一つです。

葉酸の摂取により、

血中ホモシステインが低下すれば、

脳卒中の死亡率が減少すると考えられます。



米国疾病管理センターによる今回のコホート研究では、

脳卒中の死亡率について、

米国およびカナダでの葉酸の強制添加開始の前後での比較が行われました。

具体的には、

米国とカナダのデータと、

(同時期には葉酸の強制添加が行われていない)イングランドとウエールズのデータが調べられています。



解析の結果、

まず、

米国では、

脳卒中の死亡率は、

葉酸の強制添加の前の期間の1990年と1997年の間の減少率に比べて、
(年率-0.3%, 95% CI, -0.7 to 0.08)

強制添加後の1998年から2002年の間の減少率が有意に大きくなっていました。
(年率-2.9, 95% CI, -3.5 to -2.3) (P=0.0005)



感度解析により、どの因子がより大きく影響したかを調べた結果、

(葉酸の強制添加以外で)脳卒中の死亡リスクとして知られている他の主要な因子は、

米国での脳卒中死亡率の減少に関与していないことが示唆されました。


また、

カナダにおいて、

脳卒中の死亡率は、

1990年から1997年にかけて、

1年あたり平均-1.0% (95% CI, -1.4 to -0.6)と減少しました。

そして、

葉酸の強制添加後の1998年から2002年にかけて、

脳卒中の死亡率は、
1年あたり-5.4% (95% CI, -6.0 to -4.7)となり、減少が加速したことが見出されました。
(P< or =0.0001)



これに対して、

同時期に、葉酸の強制添加が行われていないイングランドとウエールズでは、

1990年から2002年の間で、脳卒中の死亡率減少に有意な変化は認められませんでした。


以上のデータから、


米国とカナダにおいて認められた脳卒中の死亡率低下の改善は、

葉酸の強制添加と有意に相関すると考えられます。


葉酸はビタミンB群の一つです。

成人の場合、生活習慣病、特に動脈硬化性疾患に対する葉酸サプリメントの効果が知られています。


葉酸サプリメントの投与によって、血中ホモシステイン値が低下し、

ホモシステインによる血管内皮障害が抑制されることで、

動脈硬化性疾患のリスクが低下すると考えられます。


実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する

葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


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ビタミンDが低いと心不全での死亡率が高い [2018年08月26日(日)]
今日は、
健康促進・未病改善医学会の第1回学術総会@パシフィコ横浜の2日目でした。

駅からパシフィコに向かう途中の何かのモニュメントです。↓



さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、急性心不全での死亡率と血中ビタミンD値との関連を示した研究が、英国のグループ(University of Leeds)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2018 Aug 18)



ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用、抗炎症作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。


ビタミンDの抗炎症作用は、生活習慣病など万病のもとになる「慢性炎症」を抑えて、病気の予防に有用であると考えられます。



ビタミンD (25[OH]D)の低値は、慢性心不全での有害なアウトカムに相関することが示唆されています。


今回の研究では、

ビタミンD値と、慢性心不全での死亡率や入院との関連が検証されました。


具体的には、

イングランド北部において、

左心不全(EF45%以下)にて緊急搬送された慢性心不全患者1802名を対象に、

血中ビタミンD値(25[OH]D)が測定され、ビタミンD欠乏が調べられています。


解析の結果、

まず、

73%の患者が、ビタミンD欠乏(<&#8201;50 nmol/L)の状態でした。

ビタミンD欠乏は、男性、糖尿病、血中ナトリウム低値、心拍数の亢進、利尿剤処方と、有意な相関が認められました。


次に、
平均4年間のフォローアップ期間において、

交絡因子で補正後、

血中ビタミンD値(25[OH]D)は、2.72倍に増加(32 から87 nmol/Lに増加)し、

全死亡率は、14%減少しました。
(95% CI 1, 26%; p&#8201;=&#8201;0.04)



以上のデータから、

左室収縮機能不全による慢性心不全患者では、

血中ビタミンD値が低値であり、かつ、死亡率が高いという相関が示唆されます。


今後、ビタミンDサプリメント投与による臨床的意義の検証が期待される分野です。






近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防、ヘルシーエイジングを目的としたビタミンD3サプリメントは、

1日あたり

25マイクログラム(1,000 IU)から、50マイクログラム(2,000 IU)が推奨されます


ビタミンD3サプリメントは、安全性、有効性、経済性に優れていますので、健康保持や疾病予防、あるいは多くの疾患での栄養状態を改善する前提条件に、ベーシックサプリメントとして広く利用されることが推奨できます。



多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。


DHCでは、安全性、有効性、経済性(費用対効果)に優れたサプリメントを製品化しています。



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(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。










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食物繊維の摂取による高血圧リスク低減効果 [2018年08月22日(水)]
ヤフーのニュースに、

「トーレス、移籍後初ゴール」

という見出しがありました。





さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の栄養学の専門ジャーナルに、米国において、食物繊維の摂取と、高血圧リスクとの関係を検証した疫学研究が報告されていました。
(Nutrients. 2018 Aug 15;10(8).)


食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。


食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取による心血管リスク低下効果:メタ解析




今回の研究では、

米国の心臓病および高血圧の学術団体であるACC/AHAの高血圧ガイドラインに基づいて、

食物繊維の摂取と、高血圧リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

全国健康栄養調査(NHNES)2007-2017のデータを用いて、

18歳以上の18,433名を対象に、

食物繊維の摂取と、
(全食物繊維、シリアル由来、野菜由来、果物由来の食物繊維)

高血圧(収縮期血圧が130mmHg以上、あるいは拡張期が80mmHg以上を満たす場合、もしくは、降圧薬の服用中の場合)罹患との関連が調べられました。



年齢、性別、BMI、人種、教育、喫煙歴、世帯年収、総エネルギー摂取量で補正後、


三分位で、

最低群に比べて、

最高群では、

全食物繊維の摂取で、32%リスク低減、
(OR; 0.62 (0.52&#8315;0.75))

シリアル由来食物繊維の摂取で、20%のリスク低減、
(OR;0.80 (0.67&#8315;0.96))

野菜由来の食物繊維の摂取で、18%のリスク低減、
(OR;0.82 (0.69&#8315;0.98))

という有意な相関が見出されました。

なお、果物由来の食物繊維の摂取では、14%のリスク低減傾向でした。
(OR;0.86 (0.71&#8315;1.04))


用量依存性に関する解析の結果、

全食物繊維の摂取とは非線形の相関、

シリアルと野菜の食物繊維の摂取とは、線形の相関が見出されました。



以上のデータから、

食物繊維の摂取による高血圧の予防効果が示唆されます。




食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。

食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下



10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下




食物繊維含有玄米食による2型糖尿病の血糖コントロール改善作用



厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


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国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




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ピクノジェノールによる高血圧改善作用:メタ解析 [2018年08月21日(火)]
公衆衛生学の専門ジャーナルに、ピクノジェノールによる血圧への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Iran J Public Health. 2018 Jun;47(6):779-787.)



ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。


フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防や改善作用から、アンチエイジング医学まで、広く利用されています。



今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ピクノジェノールサプリメント投与による血圧への作用が検証されました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, the Web of Science, the Cochrane library)


2016年5月の時点で収載された関連論文が検索され、

9報のRCTから、549名の被験者データが解析の対象となりました。


ピクノジェノールの投与量は、1日あたり150mgから200mgでした。


解析の結果、

対照群に比べて、

ピクノジェノール投与群では、

収縮期血圧の有意な低下、
(-3.22 mmHg, 95% CI: -6.20, -0.24)

拡張期血圧の有意な低下
(-3.11 mmHg, 95% CI: -4.60, -1.62)

が見出されたということです。


サブ解析では、

高血圧患者、あるいは、12週間以上の介入の群では、

より顕著な降圧作用が認められました。

ただし、この有意差は、よくデザインされた試験では検出できていませんでした。


以上のメタ解析のデータから、

ピクノジェノールによる高血圧への好影響が示唆されます。


ピクノジェノールは、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果を有しています。

直接的な降圧作用は強くないと考えられることから、

高血圧症におけるピクノジェノールの補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。



DHCでは、安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れた
ピクノジェノール
を製品化しています。



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脳卒中のアウトカムと血中コエンザイムQ10値の関連 [2018年08月16日(木)]
今月の神経学の専門ジャーナル(電子版)に、脳卒中のアウトカムと、血中コエンザイムQ10値との関連を検証した臨床研究が、イランのグループから報告されていました。
(J Mol Neurosci. 2018 Aug 9.)

コエンザイムQ10は、脂溶性抗酸化物質であり、ATP産生作用も有しています。

心疾患をはじめとする生活習慣病のリスク低減の目的で、広く利用されています。

コエンザイムQ10は、生体内でも産生されますが、加齢とともに体内の産生量が減少し、それとともに、生活習慣病のリスクが高まるという相関が知られています。

また、同年代で比較すると、糖尿病などの生活習慣病患者では、同年代の健常者に比べて、内在性コエンザイムQ10が減少している、という相関が知られています。




日本では、コエンザイムQ10は、もともと心不全の治療薬として認可されています。

アメリカでは、白人男性で心臓病リスクが高いことから、コエンザイムQ10は心臓病予防のためのサプリメントとして広く認知されています。



酸化ストレスと抗酸化能とのバランスは、虚血性脳卒中の予後にも関係すると考えられます。

内在性のコエンザイムQ10は、内在性の抗酸化成分として働き、虚血性脳卒中の発症後の臨床的な神経学的所見にも関与すると思われます。


そこで、今回の研究では、

脳卒中の症状発症24時間以内の患者において、

血中コエンザイムQ10値、抗酸化関連指標が調べられ、臨床所見との相関が検証されん斉田。


具体的には、

患者76名と、健常対象者34名を対象に、

血中コエンザイムQ10値(CoQ10)、抗酸化能としてSOD、酸化ストレス指標としてMDAが測定され、

神経学的所見として、
NIHSS(NIH脳卒中スコア),
modified Rankin Scale (MRS;脳卒中の概括予後評価尺度),
MMSE(認知機能検査)

が調べられています。


解析の結果、

まず、

脳卒中患者では、

健常者に比べて、

血中コエンザイムQ10値と、抗酸化能であるSODが有意に低値であり、
(27.34&#8201;±&#8201;35.40 ng/ml, 18.58&#8201;±&#8201;0.76 μ/ml, respectively; p&#8201;<&#8201;0.05)

MDA値は、有意に高値でした。
(38.02&#8201;±&#8201;2.61 μm, p&#8201;<&#8201;0.05)


また、
脳卒中での神経学的所見の指標であるNIHSS とMRSは、

血中コエンザイムQ10値と、有意な負の相関が認められました。


また、
抗酸化能であるSODと、神経学的欠損スコアとの間にも同様の相関が見出されました。
(抗酸化能が高いと、神経学的障害の所見が低いという相関になります。)


さらに、血中MDA値は、神経学的指標3種類のすべてと、有意な強い相関が認められたということです。
(つまり、酸化ストレス指標である過酸化脂質が高いほど、神経学的症状が強いという相関です。)


以上のデータから、

血中コエンザイムQ10値は、他の抗酸化能および酸化ストレス指標とともに、

脳卒中のアウトカムとしての臨床的神経学的所見に関連することが示唆されます。


今後、コエンザイムQ10サプリメントの投与による脳卒中の1次予防や2次予防、および予後への作用に関する検証が期待される分野です。





コエンザイムQ10は、ATP産生作用や抗酸化作用を介して、さまざまな生活習慣病に効果が示されています。
健康な人や未病の状態では、1日あたり90mg〜110mg程度をベーシックサプリメントとして毎日摂取します。

一方、何らかの疾患があり、補完療法として用いる場合には、1日あたり100mg〜300mg程度の利用になります。

欧州の研究では、
がん患者にコエンザイムQ10を投与することで、生存率が向上したという報告もあります。


また、
臨床的には、がん患者では、放射線や化学療法といった治療あるいは終末期において、
がんに関連した倦怠感(Cancer Related Fatigue:. CRF)が高頻度に出現することが知られています。


コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。





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マルチビタミン・ミネラル・サプリメントによる血圧への作用:メタ解析 [2018年08月09日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、マルチビタミン・マルチミネラルサプリメントによる血圧への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(Nutrients. 2018 Aug 3;10(8).)


マルチビタミンやマルチミネラルサプリメントは、潜在的な微量必須栄養素の摂取不足を予防するために、ベーシックサプリメントとしての摂取が推奨されます。

マルチビタミンサプリメントの有用性に関して、次の研究が知られています。


マルチビタミン・ミネラルと死亡率の関係:メタ解析



マルチビタミン・ミネラルサプリメントで栄養素不足が解消



野菜不足の日本人はマルチビタミン摂取によって脳卒中での死亡率が20%低下




50歳以上の米国の男性医師14,641名を対象にした研究で、

マルチビタミンによるがんリスク低減効果

(平均的な日本人を集団で対象とする場合、現代の食生活では潜在的な栄養素の不足という問題は想定されますが、マルチビタミンの投与で死亡率低下というデータまでは検出できないと思います。)

(なお、マルチビタミン・ミネラルサプリメントによる抗がん作用や死亡率低下のメカニズムとしては、ビタミンCやビタミンE、セレンといった抗酸化作用を持つ成分が、酸化障害の抑制を介して、抗がん作用および生活習慣病予防効果を示す、となります。)


さて、
今回の研究では、

マルチビタミン、マルチミネラルサプリメントによる血圧への作用が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Embase, Cochrane Library)

2018年5月までに収載されたランダム化比較試験が検索され、

12報のRCTが解析の対象となりました。

12報の内訳は、

8報のRCTが、2011名を対象に、マルチビタミンマルチミネラルサプリメントによる血圧への作用を調べており、


4報のRCTが、高血圧リスクを有する21,196名を対象に、マルチビタミンマルチミネラルサプリメントによる血圧への作用を調べた研究です。



解析の結果、

マルチビタミンマルチミネラルサプリメントの投与によって、

収縮期血圧の有意な低下作用、
SBP;-1.31 mmHg (95% CI, -2.48 to -0.14 mmHg)

拡張期血圧の有意な低下作用
DBP; -0.71 mmHg (95% CI, -1.43 to 0.00 mmHg)

が見出されました。


次に、サブ解析では、

マルチビタミンマルチミネラルサプリメントによる降圧作用は、

慢性疾患を有する被験者134名では、
有意な降圧作用が見出されたのに対して、
SBP; -6.29 mmHg (95% CI, -11.09 to -1.50 mmHg)
DBP; -2.32 mmHg (95% CI, -4.50 to -0.13 mmHg),

健康な被験者1580名では、有意な変化は見いだされませんでした。



また、高血圧の患者58名において、

マルチビタミンマルチミネラルサプリメントによる収縮期血圧の降圧作用は、
(WMD, -7.98 mmHg; 95% CI, -14.95 to -1.02 mmHg)


正常血圧の被験者1656名での降圧作用の6倍の効果のサイズでした。
(WMD, -1.25 mmHg; 95% CI, -2.48 to -0.02 mmHg)

なお、拡張期血圧に対する、マルチビタミンマルチミネラルサプリメントによる降圧作用は、高血圧患者でも、正常血圧の被験者でも認められませんでした。


また、

試験開始時に正常血圧の被験者22,852名の高血圧リスクについて、

マルチミネラルサプリメントによる有意な作用は検出されませんでした。


以上のデータから、

論文著者らは、

マルチビタミンマルチミネラルサプリメントによる降圧作用は、有意差をもって認められるが、

正常血圧の被験者では、その幅が小さいので、高血圧の発症予防効果としての臨床的意義は明確ではないこと、

一方、

高血圧を含む慢性疾患を有する被験者では、

マルチビタミンマルチミネラルサプリメントによる降圧は効果的な方法であること、

ただし、

被験者数が少ないので、さらに検証が必要である、

と考察しています。

(ずいぶんと控えめな考察なので、最初の原稿ではなくて、レビューアーコメントによって、修正されたと考えられます。)


臨床的には、3oHg程度の降圧で、臨床的には有意な効果、具体的には、脳卒中リスク低減などが得られます。

今回のメタ解析では、

健常者(正常血圧)および慢性疾患のいずれでも、

マルチミネラルサプリメントによる降圧作用が見出されていることから、

健常者、未病、高血圧のいずれであっても、マルチビタミンマルチミネラルサプリメントは、ベーシックサプリメントとして推奨できると考えます。



中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、

下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。


すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、

安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。



マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。




マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。


ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。



ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。



コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分  通常価格\2,143(税抜))  ⇒1ヵ月分は約700円。




↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。



↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。

EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))



DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))


乳酸菌
(届くビフィズス 30日分 通常価格 \1,429(税抜))





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サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


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葉酸サプリメントが脳卒中リスクを15%抑制する:メタ解析 [2018年07月31日(火)]
脳血管神経研究の専門ジャーナルに、ビタミンB群サプリメントによる脳卒中リスク低減作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、オーストラリアのグループ(University of Western Australia)から報告されていました。
(Stroke Vasc Neurol. 2018 Jun 6;3(2):51-58)



葉酸はビタミンB群の一つです。

成人の場合、生活習慣病、特に動脈硬化性疾患に対する葉酸サプリメントの効果が知られています。



ビタミンB群(葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6)は、

偽薬群に比べて、

血中ホモシステイン値を25%ほど低下させ、

脳卒中リスクを10%低下させることが示されています。
(RR 0.90, 95% CI 0.82 to 0.99)


なお、

動脈硬化リスクを低減させると考えられますが、

心筋梗塞へのリスク低減効果は明確ではないという研究もあります。

一方、

葉酸が低値、血中ホモシステイン値が高値、腎機能障害によりシアノコバラミン製剤(B12)利用中の患者、抗血小板薬治療中といった群では、ビタミンB群による脳卒中リスク低減が顕著です。


葉酸などビタミンB群による脳卒中リスク低減効果は確立していることから、

現在、世界80カ国以上で、公衆衛生の施策として、葉酸が穀類などの食品に強制添加されています。

その結果、

葉酸が食品に強制添加されている地域では、

ランダム化比較試験などの介入試験や観察研究を行っても、葉酸による脳卒中予防効果の検出は難しくなりました。

例えば、

葉酸の強制添加を行っている国で行われた臨床研究では、

葉酸サプリメントの投与でも、脳卒中リスクに有意な変化は見出されませんでした。
(RR 1.05, 95% CI 0.90 to 1.23)


一方、

葉酸の強制添加がない国では、

葉酸サプリメントによって、脳卒中リスクが15%低下していました。
(RR 0.85, 95% CI 0.77 to 0.94)

(もちろん、日本は、葉酸の強制添加は行っていません。)


層別解析では、
葉酸単独、あるいは最小限(&#8804;0.05 mg/day)のB12は、

脳卒中リスクが25%低下という作用であり、
(RR 0.75, 95% CI 0.66 to 0.86)


これに対して、
慢性腎臓病患者を対象にした介入試験での葉酸と高用量のB12 (&#8805;0.4 mg/day)では、有意差は見出されませんでした。
(RR 0.95, 95% CI 0.86 to 1.05)




葉酸はビタミンB群の一つです。

成人の場合、生活習慣病、特に動脈硬化性疾患に対する葉酸サプリメントの効果が知られています。


葉酸サプリメントの投与によって、血中ホモシステイン値が低下し、

ホモシステインによる血管内皮障害が抑制されることで、

動脈硬化性疾患のリスクが低下すると考えられます。


実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する

葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)






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サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


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posted at 23:57 | この記事のURL
レモンバーム(メリッサ)の補完療法としての有用性@狭心症 [2018年07月28日(土)]
今日は夜の飛行機で東京に戻る予定でしたが、台風12号の影響で、早い便に変更しました。

お昼前に空港についたら、すでに欠航が決まっている午後の便もあり、

私が変更した便も、【条件付き運航】となっていました。

なんとかほぼ定刻通り、羽田空港に到着しました。

結局、私が当初、予約していた便は台風で欠航になってしまっていました。



さて、本日の私的なお勉強日記です。

臨床栄養学の専門ジャーナルに、レモンバーム(学名Melissa officinalis)による抗酸化作用と脂質代謝改善作用を示した臨床研究が、イランのグループから報告されていました。
(Asia Pac J Clin Nutr. 2018;27(4):785-791)


虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)には、酸化障害や慢性炎症が発症や病態の進展に関与しています。



今回の研究では、

狭心症患者において、

レモンバーム(Lemon balm、メリッサ、学名Melissa officinalis)エキスによる酸化ストレス及び脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

慢性安定狭心症患者80名を対象に、

・1日あたり3グラムのレモンバームエキス末の経口投与群:40名、

・偽薬投与群:40名

の2群について、8週間の介入試験が行われました。

酸化ストレスや炎症関連マーカー、脂質代謝指標が、介入の前後で測定されています。



解析の結果、

8週間の介入後の時点で、

偽薬投与群に比べて、

レモンバーム投与群では、

中性脂肪値、総コレステロール値、LDLコレステロール値、MDA、hs-CRPが有意に低値でした。
(p<0.01)


さらに、

血中PNO1値およびHDLコレステロール値は、

偽薬投与群に比べて、

実薬群において、高値でした。
(p<0.001)

以上のデータから、

安定狭心症患者において、

レモンバームエキス末投与による抗酸化作用、脂質代謝改善作用が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。


なお、DHCのサプリメントでは、レモンバーム(メリッサ)は、


ゆったり 30日分
心地よい“ゆったりタイム”を誘う6成分を、まとめて効率よく補給!


等に含まれています。


心臓病の予防やリスク低減、再発予防などについては、コエンザイムQ10が第一選択のサプリメントになります。


コエンザイムQ10+セレンサプリメントが12年後の心臓病死亡率を41%低下させる



コエンザイムQ10+セレンによる心臓病死低下効果






コエンザイムQ10は、ATP産生作用や抗酸化作用を介して、さまざまな生活習慣病に効果が示されています。
健康な人や未病の状態では、1日あたり90mg〜110mg程度をベーシックサプリメントとして毎日摂取します。

一方、何らかの疾患があり、補完療法として用いる場合には、1日あたり100mg〜300mg程度の利用になります。

欧州の研究では、
がん患者にコエンザイムQ10を投与することで、生存率が向上したという報告もあります。


また、
臨床的には、がん患者では、放射線や化学療法といった治療あるいは終末期において、
がんに関連した倦怠感(Cancer Related Fatigue:. CRF)が高頻度に出現することが知られています。


コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。





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サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


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posted at 23:54 | この記事のURL
コエンザイムQ10は急性心筋梗塞後の心機能維持に有用 [2018年07月27日(金)]
今月の抗酸化研究の専門ジャーナルに、急性心筋梗塞後のコエンザイムQ10投与による心機能への作用を検証した臨床研究が、スロベニアのグループから報告されていました。
(Antioxidants (Basel). 2018 Jul 25;7(8).)


コエンザイムQ10は、抗酸化作用を有しており、

心疾患をはじめとする生活習慣病のリスク低減の目的で、広く利用されています。

コエンザイムQ10は、生体内でも産生されますが、加齢とともに体内の産生量が減少し、それとともに、生活習慣病のリスクが高まるという相関が知られています。

また、同年代で比較すると、糖尿病などの生活習慣病患者では、同年代の健常者に比べて、内在性コエンザイムQ10が減少している、という相関が知られています。




日本では、コエンザイムQ10は、もともと心不全の治療薬として認可されています。

アメリカでは、白人男性で心臓病リスクが高いことから、コエンザイムQ10は心臓病予防のためのサプリメントとして広く認知されています。




今回の研究では、

急性心筋梗塞後に左心機能不全を生じた状態に対して、

コエンザイムQ10投与により、左室リモデリング関連指標、酸化ストレス、ACE値への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

心筋梗塞後で、左心室の収縮力が低下(左室駆出率EFが50%未満)した患者55名を対象に、

・コエンザイムQ10 (120 mg/日)投与群

・偽薬投与群

の2群について、24週間の介入が行われ、

退院の時点で、心エコー図検査による評価が行われました
(発症後5−10日間と、発症後6か月後の比較)


解析の結果、

梗塞と反対側の壁厚は、

偽薬投与群では、
12.8 ± 2.2 mm から13.3 ± 2.3 mmに変化したのに対して、

コエンザイムQ10投与群では、
12.2 ± 2.0 mm から10.0 ± 1.8 mmに維持されていました。
(p < 0.01)


左室マスは、

偽薬投与群では、
230 ± 77 g から 255 ± 86 gへ増量したのに対して、

コエンザイムQ10投与群では、
236 ± 72 g から213 ± 61 gへ維持されました。
(p < 0.01)

また、
左室の指標であるSphericity Index(左室短軸径/左室長軸径)は、

偽薬群では、
1.61 ± 0.32 から 1.41 ± 0.31への変化したのに対して、

コエンザイムQ10投与群では、

1.61 ± 0.28から1.63 ± 0.30となり、

有意な変化が抑制されました。
(p < 0.05)



さらに、

コエンザイムQ10投与群では、

梗塞側での壁肥厚といった異常な変化が抑制されました。
(コエンザイムQ10投与群; 9.4 ± 3.0 cm&#178; to 9.1 ± 2.8 cm&#178; 、

偽薬投与群; 10.1 ± 3.1 to 13.7 ± 4.2 cm&#178; 、p < 0.05)


その他、

拡張期及び収縮期の左室容積は、

偽薬投与群に比べて、

コエンザイムQ10投与群において、

有意に減少していました。


ACE値は、

偽薬投与群に比べて、

コエンザイムQ10投与群において、有意な低下が認められました。


以上のデータから、

急性心筋梗塞後にコエンザイムQ10投与による左室機能のリモデリングへの作用、心機能障害リスクの抑制などの有用性が考えられます。




コエンザイムQ10は、ATP産生作用や抗酸化作用を介して、さまざまな生活習慣病に効果が示されています。
健康な人や未病の状態では、1日あたり90mg〜110mg程度をベーシックサプリメントとして毎日摂取します。

一方、何らかの疾患があり、補完療法として用いる場合には、1日あたり100mg〜300mg程度の利用になります。

欧州の研究では、
がん患者にコエンザイムQ10を投与することで、生存率が向上したという報告もあります。


また、
臨床的には、がん患者では、放射線や化学療法といった治療あるいは終末期において、
がんに関連した倦怠感(Cancer Related Fatigue:. CRF)が高頻度に出現することが知られています。


コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。







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サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


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葉酸+スタチンが心不全患者での心機能に好影響を与える [2018年06月08日(金)]
今月の臨床検査学の専門ジャーナルに、心不全患者において、スタチン剤と葉酸の併用による心機能への作用が検証されました。
(Med Sci Monit. 2018 Jun 4;24:3744-3751.)


高ホモシステイン血症は、

左室機能の低下や慢性心不全の症状に関連することが分かっています。


スタチン剤(Atorvastatin)は、

慢性心不全患者の心臓突然死のリスクを低下させることが示されています。


葉酸は、血管疾患において、血管内皮機能を改善すると考えられます。


そこで、今回の研究では、

高ホモシステイン血症を有する慢性心不全患者において、

アトルバスタチンと葉酸の併用投与により、

心機能及び左室リモデリングへの作用が検証されました。


具体的には、

高ホモシステイン血症を合併した慢性心不全の高齢患者を対象に、

・標準治療群

・標準治療+アトルバスタチン併用群

・標準治療+葉酸併用群、

・標準治療+アトルバスタチン+葉酸の併用群

の4群について介入が行われ、

血中ホモシステイン値やNT-proBNPが測定されました。

左室機能や、
(cardiac function indexes and left ventricular early diastolic peak flow velocity/atrial systolic peak flow velocity (E/A) ratio )

6分間歩行距離(6MWD)も調べられています。


解析の結果、

介入前と比べて、

介入後において、

6MWD の増加、

ホモシステイン値の低下、

NT-proBNPの低下という効果が、

それぞれの群で見出されました。

効果の高い順に、

標準治療+アトルバスタチン+葉酸の併用群、

標準治療+アトルバスタチンの併用群、

標準治療+葉酸の併用群、

標準治療

という順番でした。

以上のデータから、

高ホモシステイン血症を有する慢性心不全の高齢患者において、

標準治療に、スタチンと葉酸を併用投与することによる心機能改善作用が示唆されます。





葉酸はビタミンB群の一つです。

成人の場合、生活習慣病、特に動脈硬化性疾患に対する葉酸サプリメントの効果が知られています。


葉酸サプリメントの投与によって、血中ホモシステイン値が低下し、

ホモシステインによる血管内皮障害が抑制されることで、

動脈硬化性疾患のリスクが低下すると考えられます。


実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する

葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

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拡張期血圧に対するビタミンDの降圧作用:メタ解析 [2018年05月29日(火)]
今月の高血圧研究の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンDサプリメントによる血圧への作用を検証したメタ解析が、中国のグループから報告されていました。
(J Am Soc Hypertens. 2018 May 9.)


ビタミンDは、抗炎症作用を有しており、生活習慣病の予防効果が考えられます。

生活習慣病や内臓脂肪型肥満に伴う病態の本質は、「慢性炎症」です。

したがって、機能性食品成分による病気の予防のためには、抗炎症作用を有し、かつ、安全性が確立し、かつ、経済性(費用対効果)の高い製品の利用が進められます。


食品成分で、抗炎症作用を有し、かつ、多くの臨床研究において有用性が示されているのは、ビタミンD、コエンザイムQ10、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)、ウコン、グルコサミンなどです。




高血圧症を生じる動脈硬化は、血管の慢性炎症であり、

ビタミンDは、抗炎症作用によって、動脈硬化の進展抑制が考えられます。

ただし、血圧が正常な群では、ビタミンDサプリメントの投与では、降圧作用は認められません。


一方、

ビタミンDが欠乏している群(血中ビタミンD値;25[OH]Dが30 ng/mL 未満、あるいは50 nmol/L未満)では、ビタミンDの降圧作用については、明確ではありません。


そこで、今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ビタミンD欠乏の被験者において、

ビタミンDサプリメント投与による血圧への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて関連論文が検索され、
(PubMed, Web of Science, ScienceDirect, Cochrane)

7報560名の被験者データがメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

ビタミンDサプリメント投与により、

末梢収縮期血圧の有意な低下が見出されました。
(-1.65 mm Hg, 95% CI: -3.05 to -0.25, I2 = 30.3%)

その他の指標では、ビタミンDサプリメントによる有意な変化は認められませんでした。


また、

サブグループ解析では、

アジア諸国、

8週間の介入、

5000IU以上/日の投与

の群において、

収縮期血圧と拡張期血圧の有意な減少が見出されたということです。


以上のメタ解析データから、

ビタミンD欠乏の患者において、

ビタミンDサプリメント投与による降圧作用が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。



慢性炎症は、さまざまな生活習慣病の病態となる原因ですので、

健康増進・疾病予防には、抗炎症作用を有するサプリメントが、ベーシックサプリメントとして推奨できます。

ビタミン類では、ビタミンD3、

ファイトケミカルでは、濃縮ウコン
が定番でしょう。


近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。







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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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地中海食による心臓病死亡率の低下効果:世界7カ国共同研究 [2018年05月22日(火)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナルに、世界7カ国共同研究(Seven Countries Study)からの16のコホート研究に基づいて、食事と心臓病死亡率との関係を検証した研究が、日米欧のグループから報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2018 May 17.)

世界7カ国共同研究(Seven Countries Study)は、食生活と心臓病(虚血性心疾患)との関連を明らかにするために、1957年に開始された、世界初の国際共同研究です。


7カ国研究では、地中海沿岸諸国および日本では、アメリカや北欧に比べて、心臓病が少ないことが示されてきました。


地中海食は、スペインやギリシャ、南フランスなど地中海地方の伝統食です。
野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。

地中海食は、健康増進や疾病予防に有用であることが知られており、多くの研究によってエビデンスが示されています。


さて、

今回の研究では、

7カ国共同研究のデータから、

長期間の心臓病死亡率と、食事摂取パターンとの関連が検証されました。


具体的には、7カ国で、1960年代に研究に参加した16報のコホート研究から、
(US, Finland, The Netherlands, Italy, Greece, former Yugoslavia: Croatia/Serbia, Japan)

40−59歳の男性12,763名が対象となり、


食事のパターン、脂質や炭水化物の摂取、地中海食スコアなどと、心臓病死亡との関係が調べられました。


50年間のコホート研究の期間中に、

97%の男性が死亡しました。

試験参加時には、

固形脂質の摂取は、北欧で多く、

オリーブオイルはギリシャ、

肉類は米国、

甘いものは、北欧と米国、

魚類は日本での摂取がそれぞれ多いことが見出されました。



地中海食の食事パターンは、

地中海諸国と日本で高値でした。


50年間の心臓病死亡率は、

固形脂質、糖類を含む甘いもの、動物性食品、飽和脂肪酸、ショ糖の摂取と有意な相関を示しました。
(r&#8201;=&#8201;0.68-0.92)

一方、
野菜類、でんぷんなどは、負の相関でした。
(r&#8201;=&#8201;-0.59 to -0.91)


以上のデータから、

1960年代の食事としての伝統的な地中海食や日本食は、野菜が豊富であり、ショ糖を含む甘いものや動物性食品の摂取が少ないという特徴があり、

心臓病の死亡率を抑える作用が示唆されます。


農水省の調査によると、

日本人の食生活では、すでに数年前に、肉類/畜産品の摂取量が、魚類の摂取量よりも多くなっています。

また、野菜の摂取量は、欧米よりも少ないことも知られています。

さらに、和食の欠点として、塩分の摂取量が多くなり、高血圧や脳卒中のリスクを高めてしまいます。

心臓病の予防という点では、オリーブオイルや魚類の摂取が多い地中海食、また、魚類からのオメガ3系脂肪酸の摂取が多い、日本食のほうが、アメリカ人の平均的な食事よりは、優れています。

一方、
認知症や脳卒中の予防という点では、日本の食事や生活習慣は、アメリカより劣ることは、罹患率の推移を見れば明らかです。




DHCは、オーガニック(有機栽培)の
エクストラバージンオリーブオイルを取り扱っています。

ヌニェス・デ・プラド エクストラバージンオリーブオイル
数々の受賞歴を誇る、有機栽培の高級食用オリーブオイル



オロ・デ・ヘナベ エクストラバージンオリーブオイル
なめらかで、マイルドな風味。有機栽培の高級食用オリーブオイル




地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用



オリーブオイルによる皮膚の老化抑制作用



地中海食による認知症予防効果



地中海食+CoQ10サプリによる抗酸化作用



超低炭水化物・地中海食による減量効果




地中海食による高尿酸血症リスクの低下



オリーブオイルによる動脈硬化抑制作用



バージンオリーブオイルによる骨代謝改善作用




オリーブオイルとナッツによる心血管リスク低下作用



伝統的地中海食による脂質代謝改善作用



オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下





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