サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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米国のがん患者の73%は治療中(後)にサプリメントを利用 [2016年05月31日(火)]
今月の統合腫瘍学の専門ジャーナル(電子版)に、米国のがんセンターにおけるCAM(補完代替医療)の利用状況を調べた研究が、米国のグループ(University of North Carolina at Chapel Hill)から報告されていました。
(Integr Cancer Ther. 2016 May 4.)


現在、統合医療の理念が広がりつつあり、いわゆる難治性疾患や生活習慣病に対しては、標準治療に加えて、個別化医療の視点から補完代替医療の併用が行われています。

(なお、日本では、今年2月、厚生労働省内に、統合医療企画調整室が正式に設置されています。)


さて、今回の研究では、

米国のがん患者におけるCAMの利用状況が調べられました。

具体的には、

2010年から2012年の間に、がんセンター(Lineberger Comprehensive Cancer Center)においてがん(乳がん、前立腺がん、肺がん、大腸がん)と診断された1,794名を対象に、

がんの診断後のCAM利用、

CAMに関する標準治療の医療プロバイダーとの会話といったことが調べられています。


603名 (33.6 %)が質問票を完了しました。

回答者は、
平均年齢64 ±11歳、
女性62%、
白人79%、
非ヒスパニック98%
でした。


がんの部位別では、

乳がん (47%), 前立腺がん(27%), 大腸がん(14%), 肺がん(11%)

でした。



89%は、普段からCAMを利用していました。

85%は、がん治療中、あるいはがん治療開始後にCAMを利用していました。


CAMの内訳は、

心身相関医学39%、

ダイエタリーサプリメント73%,

body-based therapies 30%,
(マッサージや徒手療法など)

エネルギー療法49%

でした。


また、

がん治療中は、

エネルギー療法以外のCAM利用率は低下し、

治療終了後には、カイロプラクティック以外のCAMは治療前と同じ利用率になっていました。


その他、

がん診断後にCAM利用を開始した場合は、

CAM利用について、かかりつけのがん治療プロバイダーと相談するという相関が認められています。
(主に患者側からの相談)


以上のデータから、

今回の研究でも、先行研究と同様に、

がん患者ではCAMが広く利用されていることが示唆されます。


がんのリスク低減や再発予防、延命効果に関して有用性が示唆されている機能性食品成分は、

キノコ類、コエンザイムQ10、抗酸化ビタミンミネラル、オメガ3系必須脂肪酸、
ポリフェノール/ファイトケミカル類(イソフラボン、リコピンなどです。)


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「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


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posted at 23:57 | この記事のURL
みやき町、社会医療法人天神会、DHCの3者の包括連携協定 [2016年05月24日(火)]
本日、みやき町、社会医療法人天神会、DHCの包括連携に関する協定書の調印式が、みやき町役場で行われました。


今回の包括連携協定に際し、ご尽力いただきました関係者の皆様に御礼申し上げます。

みやき町は、昨年9月に「健幸長寿のまち」宣言を行っており、統合医療の推進による健康寿命延伸に行政が積極的に取り組んでいます。



今後、みやき町在住者の健康づくり関連事業で3者が協力し、みやき町での健康長寿社会の実現に向けた取り組みを実施する予定です。






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posted at 23:55 | この記事のURL
米国の国防省・国軍において統合医療の利用が拡大している [2015年11月19日(木)]
今日は、飛行機での移動日でした。

飛行機に搭乗後、CAの方から声をかけられました。

何でも、以前、私が、体調不良の訴えのあった乗客の対応にあたった際に、乗務されていたとか。

今日の搭乗者名簿で、私の名前があるのに気付いたとおっしゃっていました。

(私の座席エリアの担当ではないのに)わざわざあいさつに来てくれたようです。



さて、本日の私的なお勉強日記です。


医学・鍼灸研究の専門ジャーナルに、米国の国防省・国軍における統合医療の利用状況に関する研究が、米国のグループ(United States Army, NATO HFM-195 Task Force)から報告されていました。
(Med Acupunct. 2015 Oct 1;27(5):328-334.)


過去15年間、米国では、
補完代替医療(CAM)の利用が拡大し、現在では、エビデンスの構築されたCAMと、西洋医学とを合わせて提供する統合医療が実践されています。

これは、一般市民のみならず、米国の国軍・兵士の間でも同様です。


今回の研究では、

2005年から2009年までの期間について、
国防省(DoD)における統合医療サービス、各サービスの連携、統合医療分野での進行中の研究について、調査が行われました。

具体的には、

2005年と2009年のそれぞれの時点で、

国防省の医療施設14箇所を対象に、

補完代替医療および統合医療の状況に関して、

20項目からなる質問票による調査が行われています。


解析の結果、

2005年に比べて、

2009年の時点では、

国防省の医療施設で提供される補完代替医療(CAM)・統合医療(IM)サービスは着実に増加していました。


CAMの中では、

鍼、

バイオフィードバック、

栄養カウンセリング、

スピリチュアルヒーリング

が最も広く利用されていました。


また、財源は、

国防省の軍医総監から、
議会や各地区に移動していました。


以上のデータから、

米国の軍隊(国軍)の医療施設において、さまざまな補完代替医療が利用されていると考えられます。




DODでは、紛争地域への従軍後の帰還兵に対して、PTSD対策としてCAMを用いたり、慢性疼痛対策としてCAMを用いたりしているようです。





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うつ病治療では精神科医のほうが薬よりも重要 [2014年02月10日(月)]
医療における「関係性」の臨床的意義を調べていて、
うつ病治療では、精神科医のほうが、薬よりも3倍重要である、という研究報告を読みました。
(J Affect Disord. 2006 Jun;92(2-3):287-90)




心身医学や統合医療の分野では、

患者と医療従事者との関係性が、疾患の予後に影響を与えることが証明されています。



つまり、

医師患者関係が良好であれば、

同じ薬でも、より効果的であり、よい経過となる、ということです。



鎮痛剤の投与方法でも、機械式ポンプと、ナースとの比較試験があり、

ナースによる投与のほうが、鎮痛効果が大きいという複数の研究があります。






まず、今回の研究の背景として、

米国NIHの国立精神衛生研究所(NIMH)による評価で、

うつ病治療では、

三環系抗うつ剤のイミプラミンが、偽薬よりも有効であるというコンセンサスがあります。

(NIMH TDCRPのデータ。イミプラミン+クリニカルマネジメントが、偽薬+クリニカルマネジメントより有効。)




しかし、

このデータでは、医師など治療者の臨床的意義が解析されておらず、

精神科医の果たす役割や治療への寄与度が示されていません。





そこで、今回の研究では、

米国NIMH TDCRPにおける精神科医の役割が検証されました。





具体的には、

NIMH TDCRPから患者112名分のデータが対象となり、


・イミプラミン+クリニカルマネジメント群(n = 57, 9 psychiatrists)、

・偽薬+クリニカルマネジメント(n = 55, 9 psychiatrists)


が検証されました。




うつ病の評価スコアとして、

BDIスコアとHAM-Dスコアが比較されています。



解析の結果、

まず、

BDIスコアにおける各要素の寄与度は、

医薬品:3.4% (p < .05)
に対して、

精神科医:9.1% (p < .05)
でした。


つまり、

うつ病治療では、

精神科医は、

抗うつ薬の3倍の役割を果たしていることになります。



また、HAM-Dスコアは、

医薬品:5.9% (p < .05)

精神科医:6.7% (p = .053)

でした。



以上のデータから、

うつ病治療において、

精神科医の果たす役割は、医薬品よりも重要であることが示唆されます。





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がん統合医療におけるサプリメント利用とコミュニケーションの必要性 [2013年05月28日(火)]
今月の疼痛治療の専門ジャーナル(電子版)に、がん統合医療におけるサプリメント利用の意義と、医師患者間コミュニケーションの必要性を示した総説が、イスラエルのグループから報告されていました。
(J Pain Symptom Manage. 2013 May 23.)




がん患者の多くが、ハーブ以外の栄養サプリメントを利用している一方、それらの情報が腫瘍医に開示されていない、とされています。




そこで、今回の研究では、

がん治療において、

栄養サプリメントの有効性と安全性のレビューが行われました。




具体的には、

主要な医学データベース(AltHealthWatch, Cochrane Database of Systematic Reviews, Embase, MEDLINE, Memorial Sloan-Kettering Integrative Medicine Service Database, Natural Standard Database, and PubMed)から、

Jadadスコアが2以上のランダム化比較試験を抽出して解析しています。


(CAM、栄養サプリメント、QOLなどが検索ワード。)




解析の結果、

栄養サプリメントの有用性が見出されたということです。




例えば、

ビタミンE、グルタミン、アセチルL-カルニチンといった成分は、

タキサン系の抗悪性腫瘍剤のパクリタキセル(paclitaxel)投与に伴う末梢感覚神経障害の発症リスクおよび重症度を低減させる効果が認められました。



また、

ビタミンEとグルタミンは、

放射線治療や化学療法に伴う口腔粘膜炎の減少に有用でした。


その他、

プロバイオティクスとグルタミンは、

化学療法によって生じる下痢リスクを低下させた、ということです。





以上のデータから、

がん標準治療に併用する補完療法としての栄養サプリメントについて、一定の臨床的意義が示唆されること、

そして、

サプリメント製品の有効性と安全性について、

がん患者と腫瘍専門医との間で、オープンな対話が行われる必要性などが考察されています。





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統合医療アカデミックヘルスセンターにおいて提供される補完代替医療(CAM) [2013年05月21日(火)]
今月の家庭医学の専門ジャーナル(電子版)に、統合医療アカデミックヘルスセンターにおいて提供されている補完代替医療(CAM)を調べた研究が、米国のグループ(University of Washington)から報告されていました。
(Fam Med. 2013 May;45(5):330-4.)




統合医療とは、

患者本位の全人的医療を志向する個別化医療であり、

現代西洋医学を中心とした医療に、一定の科学的根拠が示された伝統医療や補完代替医療を取り入れることも考慮します。




北米地域では、大学や研究機関の附属病院などアカデミックヘルスセンターが、統合医療を標榜した診療施設を開設しています。





今回の研究では、

米国のアカデミックヘルスセンターにおいて、

統合医療を標榜している臨床医および医療従事者が行っている臨床実践・研究・教育の内容が調べられました。




具体的には、

アカデミックヘルスセンター付属(関連)の統合医療クリニック30施設における

医療従事者(MDs, DOs, PAs, nurse practitioners)を対象に、調査が行われています。





162名中136名(84%)から回答が得られました。


解析の結果、

もっともよく施行されていたCAMは、

--呼吸法(66%),

--ハーブ(61%),

--瞑想法(44%),

--機能医学(34%)

でした。



また、臨床家が患者を紹介する先として多いCAM療法は、

--鍼(96%),

--マッサージ(92%),

--ヨーガ(85%),

--瞑想法(79%).

という順になっています。




その他、

回答者は、

20%の時間を医学生の教育に費やしていました。



さらに、

63%の回答者は、過去1年間に研究に参加していました。





以上のデータから、

米国のアカデミックヘルスセンター付属統合医療クリニックでは、

代表的なCAMが施術・紹介されており、

教育や研究も行われていることが示唆されます。





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腰痛に対する統合医療的アプローチ [2012年04月24日(火)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、腰痛に対する統合医療的アプローチの有効性を示した臨床研究が、米国ハーバード大学のアイゼンバーグらのグループから報告されていました。
(J Altern Complement Med. 2012 Apr;18(4):354-62)



これまでの研究では、個別のCAM(補完代替療法)による腰痛への有効性が示唆されていますが、統合医療モデルによる検証は十分ではありませんでした。


そこで、今回の研究では、亜急性腰痛症に対して、CAM療法を組み合わせた統合医療的アプローチの有効性と実行可能性が検討されました。


具体的には、3〜12週間の罹病期間の腰痛症患者20名を対象に、

通常治療のみを実施した群



通常治療+統合医療的アプローチを実施した群

との2群に分けて、12週間の介入試験が行われています。



なお、統合医療的アプローチでは、トレーニングを受けた医療従事者によって構成されるチーム医療が実施され、

医師、カイロプラクター、鍼師、マッサージ師、ナースプラクティショナー、栄養士、理学療法士、作業療法士などが参加しています。



(↓のような設定です。)





アウトカムとして、疼痛、機能評価(Roland-Morris score), SF-12などが用いられました。



12週間の介入の結果、

通常治療単独群に比べて、

統合医療的アプローチを行った群では、bothersomeness (p=0.02) および疼痛(p=0.005)の有意な低下(改善)、

機能状態の有意な改善(p=0.08)が認められたということです。



改善率についても

通常治療単独群に比べて、

統合医療的アプローチ施行群では、有意に大きな改善が示されました。

(機能;p=0.02, bothersomeness;p=0.002, 疼痛スコア;p=0.001)




また、副アウトカムの各種指標でも、統合医療施術群における有意な改善が見出されています。



なお、これらの両群の相違は、26週の時点でも継続していましたが、有意差は保たれていませんでした。



以上のデータから、

腰痛症に対して、外来における統合医療的アプローチは実現可能性があり、

通常治療と比べて優れた有効性を示すことが考えられます。







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統合医療による被災地支援の方法 [2011年03月29日(火)]
東日本大震災により被害を受けられた皆様に,心からお見舞いを申し上げます。

被災地の一日も早い復旧,復興を心よりお祈り申し上げます。


なお,私どもDHCによる支援活動は,こちら
「東日本大震災 被災地への支援活動について」

からご確認いただけます。





今朝,関連学会の会議にて,被災地に対する支援を話し合っていました。


すでに具体化した部分もありますが,今日はサプリメントの有用性に関する議論もありました。


一般的には,食事が十分ではなく,ストレス下にある場合,マルチビタミンやマルチミネラルといった必須栄養素の他,免疫賦活作用や抗炎症作用,抗酸化作用のある成分の摂取が推奨できます。



また,現在問題となっている放射線に対しては,抗酸化作用を有する機能性成分を多めに摂取することが対策としてあげられます。


生体の中は,放射線,紫外線,その他の有害物質などの外的な因子,あるいは炎症,低酸素(虚血)状態といった内的な因子に起因するストレスに暴露されると,活性酸素・フリーラジカルが発生します。


通常は,生体内の防御機能が働き,ホメオスターシス(恒常性)が維持されますが,生体の抗酸化能が低下しているときや,大量の酸化ストレスがある場合には,抗酸化成分の摂取が有用と考えられます。


サプリメントでは,具体的には,αリポ酸やコエンザイムQ10といった成分が該当します。


ビタミンCやビタミンEも有用でしょう。


また,ハーブ類では,エキナセア,オリーブリーフ(葉),緑茶,プロポリス,メシマコブ,レイシといった成分に関して,基礎研究での放射線障害抑制作用が知られています。

ラクトフェリンの放射線防御効果についての基礎研究も報告されています。

(これらの臨床的意義は不明ですが,作用機序としては抗酸化作用を介した働きが考えられます。)



もちろん,ランダム化比較試験などによるエビデンス構築は不十分な分野であり,あくまで私見としての一つの考えです。


しかし,現状において,屋内退避の指示が出てきる状況では,αリポ酸,コエンザイムQ10,ビタミンC,ビタミンEなどの摂取は,(私見ですが)念のために摂取することでデメリットはないと考えます。


その他,αリポ酸やビタミンCは,比較的高用量を点滴投与する,という方法もあります。


(なお,安全とされている地域では,放射線障害対策を目的とした摂取は不要です。)





近代西洋医学のみに基づく標準治療の範囲では,

甲状腺とヨウ素,

エコノミークラス症候群対策の運動/体操,

感染症への対処療法(風邪薬,抗生剤など)

という発想になります。



一方,統合医療では,

ヨーガ療法 (心身医学的なアプローチとして),

アロマセラピー (避難所での不眠症対策では睡眠導入剤よりも),

経絡・ツボ刺激 (循環を改善する経絡・ツボ刺激:寒さ対策のセルフケア),

健康食品・サプリメント(感染症予防,免疫調節作用,健康保持として)

といった方法が考えられ,

これらは費用対効果も優れた健康保持・疾病予防法です。



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研究申請の下書き [2011年01月23日(日)]
今日は研究申請の草案を作成していました。

今週が公募の締め切りです。


疾患別(西洋医学の還元主義的な手法),

TM/CAM療法別・介入方法別(伝統医療・補完代替医療・サプリメント/機能性食品素材),

解析方法(オミックス)別に集積されてきた科学的根拠に関する統合化データベースの構築といったテーマで,

横断的・二次元/三次元的なエビデンスの構築の方法などを漠然と考えていました。




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統合医療@政策 [2010年12月17日(金)]
今日は早朝から会議でした。
(各自の仕事開始前にしか集まれない,ということでときどき開催されている学会の理事会のような会議です。)


主な議題は,昨日の厚労大臣との面談にて示された,統合医療研究推進に関連した提言についてのレビューです。


面談の際には,大臣以外に,予想以上に多くの官僚スタッフが同席したとのことでした。




これまで,IM/CAM/TMに関して,官僚機構の言い訳は,伝統医療に研究費を振り分けています,ということでした。


ただ,欧米先進国や日本以外のアジア主要国では,国立の研究機関を有し,国策として研究や臨床実践を推進しています。

日本には,カウンターパートとなる機関が存在しない,という状況が続いています。

(行革では,国立機関を独法に,という流れですので,現実的には国立研究機関を新設する,というのは容易ではないと思いますが。)





有効性,安全性,経済性(費用対効果)のいずれの面でも,近代西洋医学による集学的治療よりは,それにEBMによるCAM/TMを含めた統合医療的アプローチのほうが,優れていることが認識されつつあります。


もちろん,医学医療の分野はステークホルダーが多いので,一朝一夕には実現は難しいですが,統合医療の理念は,関係者全員がハッピーになれるモデルであると考えています。





現在の医療ビジネスモデルは,予防可能な病気や初期の介入で改善が期待できる病態を放置することで,患者が増える→高価な医薬品や医療機器が開発される→関連業界は潤う,となっています。

(例えば,糖尿病が典型例です。)


医療消費者である患者は,ハッピーにはならないモデルです。




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患者指向のアウトカム [2010年09月11日(土)]
今日,ある学会で,患者指向のアウトカム(指標・転帰)と疾病指向のアウトカムについてのディスカッションがありました。


(セッション自体は,臨床病態栄養代謝に関連する最近の知見についてのレビューなので,アウトカム云々の方法論に関してではありません。)


該当するプレゼンの発表者はイギリスの医学部の教授で,必須脂肪酸の意義についての知見を示しました。


それに対して,フロア側のレバノンの医師から,

「患者指向の転帰に関するデータが不十分であり,エビデンスが構築されていたいために,疾病指向の転帰に基づく治療指針は時期尚早ではないのか」

という質問が投げかけられました。


ところが,発表者は,患者指向の転帰の重要性を指摘した質問の意味がよくわからずに何度か確認していました。


発表者は,治療医学だけを行ってきたために,臨床でも患者を診ずに検査データの推移だけをみてきたのでは?という印象です。


個別化医療・全人的医療といった視点が注目されている現在,(従来の臨床試験で代用マーカーとしての疾病指向のアウトカムが得られやすいのは事実ですが)患者指向のアウトカムの重要性については議論の余地はないと思います。


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統合医療PT [2010年04月26日(月)]
今日の午後,統合医療プロジェクトチームの第2回会合があり,PT側からのヒアリング要請に対して,IM学会の理事長がプレゼンするので,他の2名の理事と共に厚労省に行ってきました。



会合では,統合医療の定義,範囲,現状と課題,提言について説明が行われましたので,今後,実務者レベルでの対応が注目されます。




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厚労省の統合医療は発展途上国のモデル?? [2010年04月15日(木)]
今朝,統合医療に関連した研究会議がありました。



その席上,日本の厚労省が考えている統合医療は,欧米先進国型ではなくて,発展途上国型の統合医療モデルのようだ,という話になりました。



そのため,政権政党のマニフェストに示唆されている統合医療の定義と,官僚機構が選んだであろう今年度の統合医療関連研究テーマに相違がある,ということになります。


具体的には,先日採択結果が発表された,厚労省予算による統合医療研究のテーマがすべて伝統医療になっている,ということです。




発展途上国型の統合医療モデルというのは,

統合医療=自国の伝統医療+近代西洋医学,

との理解に立った施策です。

(研究者の間ではこのように理解されています。)




もちろん,自国の伝統医療を有する国では,その伝統医療が統合医療の重要な部分であるには違いないのですが,例えば,IM=TCM+MWMという図式の延長でしか理解されていないのは発展途上国型の思考といわざるを得ません。




統合医療に関する欧米先進国の政府予算配分を調べると,日本の厚労省が統合医療モデルを十分に理解していないことは明白です。


政府は,縦割り行政のしくみのまま,発展途上国型のモデルを前提に研究費を投じるつもりなのでしょうか?



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統合医療と日医 [2010年04月01日(木)]
今日,日本医師会(日医)の会長選挙があり,3選を目指した現職が破れた,というニュースがありました。


政権政党に近い候補者が選ばれたようです。



ところで,日医は,先月(3月10日)の定例記者会見で,統合医療に反対する,という主旨の発表をしています。



ただ,具体的な内容をみると,日医は統合医療について理解していない,ということを露呈したという印象です。


統合医療と代替医療の区別がついていないようですし,医療制度の問題である混合診療や国家資格拡大といった,本質的ではない推測に基づいて議論を混乱させています。


また,予防医療や医療費削減に結びつけた批判も,まったく的はずれです。



統合医療では,1次予防,あるいは0次予防といったことがいわれます。

一方,日医のビジネスモデルでは,1次予防や0次予防では収入になりませんので,2次予防や3次予防の話です。




日医の記者会見は,1月末の総理大臣の施政方針演説を受けた政治的な意図があったのかもしれません。




しかし,統合医療の理念は,

--患者本位の医療

--個別化医療(テイラーメイド医療)

--全人的医療(ホリスティック医療)

の3つを特長としています。


したがって,各論では議論の余地があるにせよ,総論の段階で反対する理由が不明です。

(日医は,個別化医療や全人的医療を否定するのでしょうか?)






世界の現状を見るとき,統合医療の分野で,日本は欧米にもアジア諸国にも後れを取っています。

(もちろん,日本のほうが優れた分野はたくさんありますが。)



この10数年の間に,欧米や日本以外のアジア諸国は,

代替医療(Alternative medicine)についての現状把握と分類

→補完代替医療(CAM)と伝統医療を研究対象として検証

→CAMの科学的根拠の構築と実証研究

→CAMの一部を統合医療として取り入れて実践,

という流れにあります。






なお,日医の記者会見に限らず,統合医療に対する批判として,あやしげなものが含まれているのでは,という誤解があります。


確かに,分類として,代替医療と総称する場合には,科学的根拠が十分ではないもの,(一見)あやしげなものも含まれてきます。


しかし,統合医療の推進という場合には,根拠のないもの,怪しげなものは排除されます。



これらのあやしげなものというのは,療法そのものだけではなく,施術者という‘人’の問題であることも考えられます。

例えば,機能性食品素材・サプリメントは,研究の知見が集積され,科学的根拠が構築されつつあります。

つまり,機能性食品素材・サプリメント・健康食品は,あやしいものではありません。

一方,健康食品を売っている人たちの中にあやしい人たちがいるかもしれません。

徒手療法である整体・カイロプラクティックの分野も同様です。





その他,「科学的根拠がない=効かない」というわけではないことにも注意が必要です。

化学的に合成された薬剤の効果を判断する際には,ランダム化二重盲検比較試験がゴールドスタンダードであり,この方法で検証できる場合には話は比較的容易です。

しかし,CAMの分野では,RCTによる検証ができない場合も少なくありません。

また,科学的に誤った方法を対象とした例として,鍼治療の検証に用いられた偽鍼があります。

徒手療法でも,二重盲検ランダム化比較試験に基づく対照群の設定は困難です。観察研究や定性的研究,介入試験での一貫性も重視されます。

その他,遠隔療法やエネルギー療法になると,方法論でのブレイクスルーが必要でしょう。


(なお,エネルギー療法の分野では,擬似科学との区別も重要です。)


効果の有無という場合,実薬による介入の効果か,プラセボ効果か,という2種類しか認識していない,稚拙な議論を効くことがあります。

しかし,統合医療の分野では,研究方法についてのディスカッションは,はるかに進んでおり,医薬品の効能効果を検証するRCTしか知らない人たちとは議論の水準が違うと感じます。





日医の定例記者会見での予防医療云々についての議論に戻ります。


統合医療では,健康増進/疾病予防のための啓発や介入方法が重視されます。


これまでの医療でも,予防が重要といってきましたが,単なるお題目になっており,実践は不十分です。

(前述のように,統合医療では1次予防から考えますが,現在の医療のビジネスモデルでは2次予防か3次予防でないと儲からないしくみです。)



たとえば,食事や運動での介入で大きな成果が期待できる2型糖尿病およびその予備軍については,未病の状態での予防や改善対策が不十分で,結果的に膨大な医療費が費やされています。

糖尿病の診療ガイドラインは,単なる薬の使い方の実用書のようです。


もちろん,優れた医薬品の恩恵を受ける人も少なくありませんが,2型糖尿病のように,簡単な予防策で大きな費用対効果が期待できる分野も多くあります。



食事や運動で予防が可能なタイプの)患者が増える

→(食事や運動といった手段ではなくて)画期的な(?)医薬品が増える

→(それらの医薬品を処方することが仕事の)医療従事者が増え学会も繁盛する,


という医療界のビジネスモデルには疑問を感じます。



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posted at 23:56 | この記事のURL
統合医療@施政方針演説 [2010年02月05日(金)]
今朝は7時から会議だったのですが,その際,鳩山総理の施政方針演説が話題になりました。


なんでも,先日(1月29日)の施政方針演説で,統合医療の推進について言及があったということです。



確かに,第174回国会における鳩山内閣総理大臣施政方針演説をみると,




(いのちを守る医療と年金の再生)


という部分で,


「健康寿命を伸ばすとの観点から、統合医療の積極的な推進について検討を進めます。」


と述べられています。






一般論ですが,ステークホルダーの利害がからむと,総論賛成,各論反対,ということも想定されます。


統合医療の推進について,医療消費者のメリットになるような,適切なストラテジーが求められます。




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posted at 23:58 | この記事のURL
統合医療の推進@予算委員会 [2010年01月29日(金)]
今日,学会の事務局で3月に開催するシンポジウムについての打ち合わせがありました。


その打ち合わせの合間に,事務局スタッフの方が録画した参議院予算委員会での質疑をみる機会がありました。

昨日(1/28),民主党の山根議員が,補正予算の質疑の際,統合医療について言及した部分です。


まず,同議員が鳩山首相に,統合医療についての見解を尋ねたのに対して,首相は,政府として検討し,推進していきたい,と答弁されています。


総理大臣から,統合医療推進が明言されたことは意義深いと思います。



次に,科学的根拠や安全性の検討についての質問に対し,長妻厚労大臣が答弁に立ち,窓口の一本化や研究予算の計上などを述べていました。



昨年11月,東大安田講堂で開催された学会の際,山根議員も出席され,私と同じセッションで発言されていました。


また,鳩山首相は,野党時代に,統合医療学会主催のシンポジウムにご夫妻で出席され,挨拶をされていました。

そのため,鳩山首相も山根議員も,統合医療については一定の理解をされていると思います。




現在,統合医療については,欧米諸国はもちろん,日本以外のアジア各国も戦略的に推進しています。


これには,慢性疾患に対処する医療としてだけではなく,予防の重視による医療費の抑制といった目標があります。

さらに,中国政府は,自国の伝統医療を世界標準に組み入れるという野心的な戦略を持ち,欧米で積極的に活動しています。


研究者の間ではよく知られているように,米国では,日本の数十倍から100倍以上の研究費を,連邦政府予算から統合医療・補完代替医療分野に投入しています。

(これは日米の経済規模の差を考慮しても大きな差になっています。)


日本でも,政策的戦略的な取り組みが早急に求められる自体になっており,本来であれば,厚労大臣だけではなくて,国家戦略局で策定するべき案件のように感じました。


すくなくとも,現在の政権のもとで,欧米諸国や他のアジア諸国に対抗できるだけの戦略と体制作りが求められています。


これは,単にサプリメント・健康食品に関するエビデンス構築や提供というだけではなく,伝統医療の発信等も必要ですし,将来的には資格制度の見直しについての議論も求められるでしょう。


現政権は発足後,混乱も見られますが,統合医療の推進という戦略的政策を期待したいと思います。


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posted at 23:54 | この記事のURL
出講:市民のための統合医療塾 [2009年08月08日(土)]
今日の午後,「メタボリック症候群から学ぶ健康食品」として出講してきました。



NPO国連支援交流協会とNPO統合医療塾が開催したメディカル市民フォーラム講習会「市民のための統合医療塾」という講義シリーズの一部になります。



医療従事者を対象にした講習会で,出席された方の多くは看護師でした。

統合医療の実践には欠かせないスタッフです。






全体の講義が終わるころ,外では,東京湾大華火祭の最中でした。




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posted at 23:57 | この記事のURL
統合医療外来の現状 [2009年05月16日(土)]
米国での統合医療外来の現状について、いくつかのプレゼンを聞くことができました。



それらの中で、外来患者数(延べ人数)が最も多かったのは、Abbott Northwesternで、
43,726 visitsの集計データを発表していました。

(2003年の設立時からの人数です。)




2005年から08年の間の、(他科からの)紹介患者15,596名に関する分析によると、

疼痛(26%)、疼痛/不安(10%)、不安(6%)、ストレス(4%)といった症状が約半数を占めています。




提供している医療サービスとして、

 鍼灸

 メディカルマッサージ

 マインドボディ療法(リラクセーション療法)

 エネルギー療法(ヒーリングタッチ、レイキ)

 音楽療法

 アロマセラピー


などがあげられています。
posted at 23:53 | この記事のURL
統合医療クリニックツアー [2009年05月15日(金)]
本日,学会プログラム終了後,いくつかの班に分かれて,統合医療を実践している病院やクリニックの施設を訪問しました。



















施設の責任者は,日本での研究も行っていた医師です。

(個人的には、日米欧のあちこちで会う機会がありました。)
posted at 23:55 | この記事のURL
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