サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー [2017年04月27日(木)]
今月のコクランレビューに、ココア/カカオポリフェノールによる高血圧改善作用を示した研究が、オーストラリアのグループから報告されていました。
(Cochrane Database Syst Rev. 2017 Apr 25;4:CD008893)



高血圧は、心血管疾患や脳卒中の原因となることから、健康寿命延伸には、高血圧対策が重要です。

(65歳以上の日本人が要支援・要介護となる原因の第1位は、脳卒中です。)



ココアやチョコレートに含まれるカカオポリフェノール(フラボノイド類)は、

抗炎症作用や抗酸化作用を介した機能性が知られています。

また、血管内皮細胞由来のNO産生亢進を介して、高血圧改善作用を示します。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。

特に、ダークチョコレートによる心血管リスク低減作用は確立しているといいでしょう。



さて、

今回のコクランレビューでは、

ココア/カカオによる血圧への作用に関するメタ解析のアップデートとして、
(2012年のコクランレビューのアップデートになります。)


高血圧症患者あるいは健常者に対して、

チョコレートあるいはココア/カカオ製品の投与と、偽薬あるいは低フラバノール含有製品の2群について、2週間以上の介入を行った臨床研究のメタ解析が行われました。


具体的には、
各データベースの開始時から2016年11月までの主要医学データベースを用いて、

(Cochrane Hypertension Group Specialised Register, CENTRAL, MEDLINE, Embase)


2週間以上の介入のRCTが検索され、

35試験(40の介入群)が抽出されました。

これらから、
17試験(20の介入群)が、前回のレビューの18試験(20介入群)に加えられて解析が行われています。


介入群では、

1日あたり

30mg〜1,218mgのフラバノールの投与(平均670mg)が、

1.4グラム〜105グラムのカカオ製品として投与され、


対照群では、

フラバノールを含んでいない製品(n=26)
あるいは、
低フラバノール含有ココアパウダー(6.4から88mgのフラバノール、平均55 mg、 1報では259 mg)

の投与でした。


メタ解析の結果、

40の介入群の1,804名では、

対照群と比べて、

2週間から18週間(平均9週間)のフラバノール豊富なカカオ製品投与により、有意な降圧効果が見出されました。


降圧幅は、

収縮期血圧(1804名)が
-1.76 (-3.09 to -0.43) mmHg, P = 0.009,

拡張期血圧(1772名)が
-1.76 (-2.57 to -0.94) mmHg, P < 0.001,

でした。


また、層別解析では、

カカオ製品の効果は、

投与前の血圧に関係していることも示されています。

具体的には、

高血圧患者群(9介入群、401名)では、収縮期血圧が4mmHg低下したのに対して、

高血圧前段階(8介入、340名)では、収縮期血圧の低下傾向であり、

健常者(23介入、1063名)では有意な変化は見出されませんでした。


その他、

盲検化の有無による層別解析では、

二重盲検試験に比べて、

非盲検試験では、より大きな降圧作用が示されています。
(有意差はナシ)

対照が、フラバノール非含有群と、低フラバノール群とでの差は認められませんでした。


被験者の年齢が、カカオ製品の血圧に影響を与えることが見出されました。

被験者が若年であれば、血圧低下作用が大きいということです。

なお、
カカオ製品は、安全性が高く、

有害事象としては、消化器系症状や悪心といった症状が、

実薬群の被験者の1%、

対照群の0.4%で見出されています。


以上、今回のメタ解析から、

フラボノイド豊富なチョコレート/カカオ製品による降圧作用(2mmHg)が示唆されること、

この作用は、健常者よりも、高血圧患者あるいは予備軍において顕著であることが見出されました。





チョコレートの機能性について、次のような研究が知られています。



病棟でのチョコレートの生存期間



ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性



ダークチョコレートで歩行距離が改善



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




ココア飲料が善玉コレステロールを増加





健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。




DHCでは、
「おいしい食品カテゴリ」で、チョコレート製品を取り扱っています。






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posted at 23:54 | この記事のURL
ダークチョコレートによる骨格筋への作用 [2016年08月11日(木)]
今月の食品機能研究の専門ジャーナル(電子版)に、ダークチョコレートによる運動能改善の作用メカニズムを調べた臨床研究が、米国(University of California, San Diego)のグループから報告されていました。
(Food Funct. 2016 Aug 5)



チョコレートには、カカオ(ココア)ポリフェノールが含まれており、抗炎症作用や抗酸化作用を介した機能性が知られています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。

特に、ダークチョコレートによる心血管リスク提言作用は確立しているといいでしょう。



心不全患者では、

エピカテキンなどポリフェノールの豊富なカカオの摂取により、

骨格筋のミトコンドリア構造の回復、酸化ストレスマーカーの減少といった作用が知られています。


一方、運動習慣のない(セデンタリーな生活の)被験者では、

運動耐用能や作用メカニズムについて明らかではありません。
(セデンタリー:ほとんど体を動かさない生活様式)

そこで、

今回の研究では、

健常者20名を対象に、

・偽薬

・ダークチョコレート(20グラム)

のいずれかを3か月間投与し、

介入の前後で、

自転車エルゴメーターを用いて最大酸素摂取量など運動能の指標が調べられ、

骨格筋の生検によりミトコンドリア機能が評価され、

血中代謝指標が測定されました。


17名が試験を完了しました。

ダークチョコレート投与群(9名)では、

VO2maxの有意な増加
(17% increase, p = 0.056)

最大仕事量(ワット)の有意な増加
(p = 0.026)

が認められました。

一方、

偽薬群(8名)では有意な変化は認められませんでした。


また、

ダークチョコレート投与群では
HDL値の有意な上昇
(p = 0.005)

中性脂肪値の有意な低下が認められました。
(p = 0.07)


次に、

骨格筋の生検サンプルの解析では、

ダークチョコレート投与群において、
LKB1, AMPK, PGC1αのタンパク質の増加、

活性型であるリン酸化型のAMPKとLKB1の増加、

および
クエン酸シンターゼ活性の亢進が認められました。

なお、ミトコンドリア密度には変化は認められませんでした。


ダークチョコレート投与群では、

骨格筋でのグルタチオンの増加、酸化タンパク質の減少が見出されています。


以上のデータから、

ダークチョコレート摂取による運動能およびVO2maxの改善は、骨格筋でのミトコンドリア機能の亢進/改善によると考えられます。




チョコレートの機能性について、次のような研究が知られています。



病棟でのチョコレートの生存期間



ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性



ダークチョコレートで歩行距離が改善



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




ココア飲料が善玉コレステロールを増加





健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。




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ココアフラボノイドの美肌効果 [2015年11月24日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ココアフラボノイド/カカオポリフェノールによる肌質改善作用を示した臨床研究が、韓国のグループ(Seoul National University)から報告されていました。
(J Nutr. 2015 Nov 18.)


ココアやチョコレートには、ココア・フラボノイド/カカオ・ポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。




さて、今回の研究では、

ココア・フラボノイド/カカオ・ポリフェノールの抗酸化作用を介した光老化への影響が検証されました。


具体的には、

24週間のランダム化二重盲検偽薬対照試験として、


顔面の皮膚に中程度の光老化を有する(視覚的に確認できる顔の皺を有する)43歳から86歳の韓国人女性を対象に、

・ココアフラボノイド( 320mg/日)含有飲料投与群、

・偽薬投与群

の2群について、

肌質(皺、皮膚の弾性、保湿状態)などが12週、24週の時点で測定されています。

主アウトカムは、24週後の肌質(average roughness value)の変化率(%)です。


解析の結果、

24週時点での主アウトカムである肌質の変化に関して、

偽薬群に比べて、

ココアフラボノイド投与群では、

有意な改善効果が見出されたということです。
(roughness value:-8.7 percentage points; 95% CI: -16.1, -1.3 percentage points; P = 0.023)



また、
皮膚の弾性に関しても、両群間に有意差が見出されています。

(12週;9.1 percentage points; 95% CI: 1.5, 16.7 percentage points; P = 0.020)
(24週;8.6 percentage points; 95% CI: 1.0, 16.2 percentage points; P = 0.027)



なお、保湿やバリア機能に関する指標では、両群間に有意差は見出されていません。


以上のデータから、

光老化による顔の皮膚の変化(皺など)に対して、

ココアフラボノイド(320mg/日)摂取による好影響が示唆されます。





チョコレートの機能性について、次のような研究が知られています。



病棟でのチョコレートの生存期間



ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性



ダークチョコレートで歩行距離が改善



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




ココア飲料が善玉コレステロールを増加







健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。




DHCでは、
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posted at 23:57 | この記事のURL
ココア飲料が善玉コレステロールを増加 [2015年09月08日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者において、ココア飲料による内分泌代謝系への影響を調べた臨床研究が、米国と英国のグループの共同研究として発表されていました。
(J Nutr. 2015 Sep 2)



ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



今回の研究では、

肥満の2型糖尿病患者において、

高脂肪食のファストフード摂取後の代謝ストレスに対するココアの影響が検証されました。


具体的には、

クロスオーバー法にて、

2型糖尿病患者18名(男性4名、女性14名、平均年齢56歳、BMI 35.3 ± 2.0)を対象に、

ココア含有飲料(ポリフェノール総量960mg、フラボノイド480 mg含有)
あるいは
フラボノールフリー対照飲料(ポリフェノール総量110 mg、フラボノール類0.1 mg未満)
のいずれかが、

高脂肪食ファストフードスタイルの朝食と一緒に投与されています。
(766 kcal, 50 g fat (59% energy))



一晩(10-12時間)の絶食後、

朝食+ココア

朝食+対照
の2群において、

脂質代謝、糖代謝、炎症マーカーが、

投与前、30分後、1時間、2時間、4時間、6時間後に測定されました。


解析の結果、

偽薬群に比べて、

ココア含有飲料投与によって、

HDLコレステロールの有意な増加が見出されたということです。
(overall Δ: 1.5 ± 0.8 mg/dL; P &#8804; 0.01)

なお、総コレステロールやLDL、中性脂肪、血糖値、hsCRPには有意な変化は認められませんでした。


また、ココア投与群では
血中インスリン値の有意な増加が見いだされましたが、
(Δ: 5.2 ± 3.2 mU/L; P < 0.05)


インスリン抵抗性には有意な変化は認められませんでした。
(4時間のみ有意さあり, P < 0.05)

血圧や細小血管弾性能にも変化は認められませんでした。


なお、
大血管の弾性では、
2時間の時点で、
両群間に有意差が見出されています。
(Δ: -1.6 ± 0.7 mL/mm Hg; P < 0.05)



以上のデータから、

高脂肪ファストフード朝食負荷時のココアポリフェノール含有飲料の単回投与で、

HDL値や大血管の弾性への改善作用が示唆されます。


今回は単回投与での急性反応の解析ですので、

明確な内分泌代謝改善あるいは炎症改善といった作用は認められませんでしたが、

先行研究データを俯瞰すると、
一定期間の投与による生活習慣病リスク低下作用が考えられます。




チョコレートの機能性について、次のような研究が知られています。



病棟でのチョコレートの生存期間



ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性



ダークチョコレートで歩行距離が改善



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


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posted at 23:56 | この記事のURL
ココアによる疲労回復効果 [2015年06月13日(土)]
薬理学の専門ジャーナルに、ココアによる認知機能と疲労感への影響を調べた臨床研究が、オーストラリアと米国のグループから報告されていました。
(Front Pharmacol. 2015 May 20;6:93)



ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



今回の研究では、

ココア(カカオポリフェノール)による認知機能と疲労感への影響が検証されました。


具体的には、
二重盲検ランダム化偽薬対照試験として、

健常者40名(平均年齢24.13歳)を対象に、

250mgのココア(カカオ)ポリフェノールが、

短期投与(同日)および中期投与(毎日の投与を4週間)

の2種類の介入方法で投与され、

気分や感情、精神疲労、認知機能への働きが調べられています。


認知機能関連指標による評価が行われています。
(10分サイクルでのCognitive Demand Battery (CDB)による評価など)

血圧や脳血流など心血管関連指標も測定されています。


解析の結果、

単回投与(同日投与)では、

カカオポリフェノール投与による自覚的な精神疲労の改善、

および認知機能関連指標(CDBでのSerial Sevens task)の改善が見出されました。

その他の指標では有意差は認められていません。


以上のデータから、カカオポリフェノールによる精神疲労や認知機能への好影響が示唆されます。







チョコレートの機能性について、次のような研究が知られています。



病棟でのチョコレートの生存期間



ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性



ダークチョコレートで歩行距離が改善



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


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posted at 23:54 | この記事のURL
スキューバダイビング前にはダークチョコレートを [2015年05月22日(金)]
スポーツ医学の専門ジャーナルに、スキューバダイビング後の血管内皮障害に対して、ダークチョコレートの有用性を示した臨床研究が、ベルギーのグループから報告されていました。
(Diving Hyperb Med. 2015 Mar;45(1):4-9.)



ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。



これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。




さて、今回の研究では、

スキューバダイビング後に生じる血管内皮機能障害に対して、

ダークチョコレートによる作用が検証されました。



具体的には、

スキューバダイビングの男性ダイバー42名を対象に、


・ダークチョコレート摂取群(21名)、
 30グラムのダークチョコレート(86%カカオ)をダイビングの90分前に摂取

・対照群(21名)

の2群に分けて、

水深33メートル、水温33度で20分間のダイビングを行い、

(ブラッセルのダイビングプールを利用)


血管内皮機能(FMD;血管拡張反応, flow-mediated dilatation)、

NO値、ONOO- (peroxynitrites)値が測定されました。




解析の結果、

対照群では、

ダイビング前と比べて、

ダイビング後にFMDの有意な低下が認められました。
(投与前を100%として、投与後に91 ± 7%; P < 0.001)



一方、

チョコレート投与群では、FMDの有意な上昇が見出されています。
(105 ± 5% of pre-dive values; P < 0.001)



また、NO値は、

対照群では変化はありませんでしたが、

ダークチョコレート摂取群では、

有意な増加が見出されました。

(154 ± 73% of pre-dive values; P = 0.04)





さらに、

ONOO-は、

対照群では有意に減少し、

(84 ± 12% of pre-dive values; P = 0.003)


ダークチョコレート投与群では有意な変化は示されませんでした。

(100 ± 28% of pre-dive values; ns).



以上のデータから、

スキューバダイビングによって生じる血管内皮障害に対して、

ダイビング前のダークチョコレートの摂取による血管内皮機能維持効果が示唆されます。








チョコレートの機能性について、次のような研究が知られています。



病棟でのチョコレートの生存期間



ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性



ダークチョコレートで歩行距離が改善



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


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posted at 23:58 | この記事のURL
チョコレートによる自覚ストレス軽減効果:ランダム化比較試験 [2015年03月22日(日)]
健康科学の専門ジャーナルに、チョコレート摂取による自覚ストレス軽減効果を示したランダム化比較試験が、サウジアラビアのグループ(University of Dammam)から報告されていました。
(Int J Health Sci. 2014 Oct;8(4):393-401.)




ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。



これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



今回の研究では,

健常者において、チョコレートによる自覚ストレスへの影響が検証されました。




具体的には、


学生60名を3群(各群男女10名ずつ)に分けて、

・ダークチョコレート摂取群、
(=高ポリフェノール摂取群)

・ミルクチョコレート摂取群、
(=低ポリフェノール摂取群)

・ホワイトチョコレート摂取群の3群について、
(=非摂取対照群)

2週間の介入が行われました。

1日あたりのチョコレート摂取量は、
40グラムです。



介入の前後で、

PSS-10(自覚ストレススケール)による評価が行われています。




解析の結果、

ダークチョコレート摂取群では、

投与前後の比較で、

自覚ストレススコアの有意な減少が認められました。
(t = 2.341; p value = 0.03)


また、

ミルクチョコレート摂取群でも、

投与前後の比較で、

有意な減少が見出されています。
(t = 3.302; p value = 0.004)



自覚ストレススコアの平均減少幅は、

ダークチョコレート摂取群で2ポイント、

ミルクチョコレート摂取群で3ポイント

でした。



これらの自覚ストレススコア軽減効果は、

男性よりも女性において、より顕著でした。




以上のデータから、

1日あたり40グラムのダークチョコレートあるいはミルクチョコレート摂取による自覚ストレス軽減効果が示唆されます。




なお、

カカオポリフェノールによる効果は、ミルクチョコレートよりも、ダークチョコレートのほうが大きいと考えられます。



今回は、ミルクチョコレートでも効果がみられていますので、カカオポリフェノールに加えて、その他の成分(糖質など)によるシナジーも推察されます。




チョコレートの機能性について、次のような研究が知られています。



病棟でのチョコレートの生存期間



ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性



ダークチョコレートで歩行距離が改善



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。




DHCでは、
「おいしい食品カテゴリ」で、チョコレート製品を取り扱っています。





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posted at 23:56 | この記事のURL
チョコレート消費と糖尿病リスク低下:米国医師ヘルス研究 [2015年02月14日(土)]
今日は、バレンタインデーなので、チョコレート関連の研究を読んでみました。


今月の臨床栄養学の専門ジャーナルに、チョコレートの消費と糖尿病リスクとの関連を調べた研究が米国のグループから報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2015 Feb;101(2):362-7)



ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。



これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。





今回の研究では,

チョコレートの摂取と、2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。


具体的には、


1997年から2001年の間の登録時に糖尿病ではなかったPHSの参加者である、
米国の男性医師18,235名を対象に、

登録時の食事調査に基づくチョコレートの摂取量と、

その後の観察期間中の糖尿病発症との関連が調べられています。

(Physicians' Health Study (PHS)という研究の一環です。)




登録時の平均年齢は、

66.3 ± 9.2歳であり、


平均フォローアップの9.2年間の間に、

1,123名(6.2%)が糖尿病を発症しました。




交絡因子で補正後、


自己申告によるチョコレート消費量と、糖尿病リスクとの関連は、


・非摂取群:対照群

・1カ月あたり1-3サービング摂取群:7%リスク低下傾向、

(0.93 (0.79, 1.09))


・1週間あたり1サービング摂取群:14%リスク低下傾向、

(0.86 (0.72, 1.04))


・1週間あたり2サービング以上摂取群:17%の有意なリスク低下

(0.83 (0.69, 0.99))



でした。
(P-trend = 0.047)



サブ解析では、

心血管疾患の既往を有さない、あるいは、心不全の既往のない被験者では、
より顕著な負の相関が認められました。


また、年齢やBMIによる補正後でも顕著な相関が示されています。

(若年者や普通体重の男性においてより顕著でした。)



以上のデータから,


チョコレートの摂取と2型糖尿病リスクとの間の負の相関が示唆されます。








チョコレートの機能性について、次のような研究が知られています。



病棟でのチョコレートの生存期間



ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性



ダークチョコレートで歩行距離が改善



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。




DHCでは、
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ダークチョコレートで歩行距離が改善 [2014年07月07日(月)]
今月の循環器学の専門ジャーナルに、末梢動脈疾患の患者において、ダークチョコレートによる歩行距離の改善効果を示した臨床研究が、イタリアのグループ(Sapienza University of Rome)から報告されていました。
(J Am Heart Assoc. 2014 Jul 2;3(4).)




ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。




これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。




チョコレートポリフェノールは、

血管内皮機能の障害に関与する酸化ストレスに対して、

NADPH オキシダーゼのサブユニットであるNOX-2をダウンレギュレーションする働きを介して、

抗酸化作用を示します。


(NADPH オキシダーゼは、細胞質から電子を取り込み、リソソーム内のO2に電子を渡て、酸化ストレスとなるスーパーオキサイドを産生します。)



今回の研究では、

ダークチョコレートの抗酸化作用によって、

末梢動脈疾患患者(PAD)の歩行距離への作用が検証されました。




具体的には、

一重盲検クロスオーバー法にて、


PAD患者20名(男性14名、女性6名、平均年齢69歳)を対象に、

ダークチョコレート40グラム(85%以上のカカオ)、

あるいは

ミルクチョコレート40グラム(35%未満のカカオ)


を投与し、


血管内皮機能(FMD)、血中酸化ストレスマーカー(血中イソプロスタン)、NOx、血中NOX2活性、最大歩行距離(MWD)、最大歩行時間(MWT)が、

投与前と、2時間後で測定されました。



解析の結果、


ダークチョコレート摂取によって、

最大歩行距離(MWD)の有意な増加(改善)、
(+11%; P<0.001),

最大歩行時間(MWT) の有意な増加(改善)、
(+15%; P<0.001),

血中NOx値の有意な増加
(+57%; P<0.001)


血中イソプロスタン類およびsNOX2-dpの有意な低下(改善)

が認められました。



一方、これらの変化は、

ミルクチョコレート投与群では見出されませんでした。



また、

血中エピカテキンとその代謝物は、ダークチョコレート投与後において有意に増加しました。





多変量解析の結果、

最大歩行距離の変化は、

最大歩行時間の変化と相関していました。



その他、
in vitro系での検証では、


ポリフェノール類によるNOの有意な増加、E-セレクチンとVCAM1の有意な減少も見出されています。



以上のデータから、

末梢動脈疾患患者において、

ダークチョコレートポリフェノールによる抗酸化作用を介した症状改善作用が示唆されます。







チョコレートの機能性について、次のような研究が知られています。



ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性



病棟でのチョコレートの生存期間



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。




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posted at 23:51 | この記事のURL
病棟でのチョコレートの生存期間 [2013年12月24日(火)]
今週の英国医学ジャーナルのクリスマス特集号に、病棟におけるチョコレートの生存期間を調べた観察研究が、英国のグループ(Bedford Hospital)から報告されていました。
(BMJ 2013; 347)




(原題は

「The survival time of chocolates on hospital wards: covert observational study」

です。)





今回の研究の目的は、

病棟・病院での環境におけるチョコレート消費の定量的研究です。




具体的には、

多施設共同の前向きコホート研究として


英国の3つの病院の4つの病棟(著者らの勤務先)にて、


「Quality Street」箱(ネスレのチョコレート製品) および「Roses」箱(キャドバリーのチョコ製品)と、これらのチョコレート製品の消費者を対象に行われました。



介入の観察者が、350gの「Quality Street」と「Roses」を2箱ずつ、4病棟(合計8箱のチョコレート)をおいて、

継続的に観察し、チョコレートの消費量が定量化されています。



主アウトカムは、

チョコレートの生存期間中央値です。





解析の結果、

258個のチョコレートのうち、191個(74%)が消費されました。


観察時間は平均254分で、

(95% CI 179 to 329)


チョコレート生存期間(中央値は51分でした。

(95% CI 39 to 63)






チョコレートの消費量は、時間に対して非線形であり、

初期に消費速度が速く、時間とともに速度が遅くなっています。




試験開始からチョコレート箱の開封までの平均値は12分でした。

(95% CI 0 to 24)




また、

「Quality Street」箱(ネスレのチョコレート製品)のほうが、

「Roses」箱(キャドバリーのチョコ製品)よりも生存期間が有意に長いことが見出されました。
(P=0.014)




消費者別の解析では、

ヘルスケアアシスタント(28%)、

看護師(28%)、

医師(15%)

という順番です。




以上のデータから、

病棟におけるチョコレート製品の生存期間は相対的に短いこと、

(今回の対象病棟では)「Roses」製品のほうが「Quality Street」よりも早く消費されたこと、

が明らかとなりました。




(BMJのクリスマス特集号には、毎年、少し変わった研究成果が掲載されます。)





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ダークチョコレートによる脂質代謝改善作用@隠れ肥満女性 [2013年10月12日(土)]
臨床薬理学の専門ジャーナルに、隠れ肥満女性におけるダークチョコレートの機能性を調べた臨床研究が、イタリアのグループ(University of Tor Vergata, Rome)から報告されていました。
Eur Rev Med Pharmacol Sci. 2013 Aug;17(16):2257-66.)




隠れ肥満とは、体重やBMIが正常範囲であるが、体脂肪量(体脂肪率)が過剰である状態をさします。



隠れ肥満も、心血管疾患など生活習慣病のリスクとなるため、

脂肪量の減量の他、抗炎症作用・抗酸化作用を有する機能性食品素材による予防効果が期待されます。




ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。



これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。




さて、今回の研究では、

隠れ肥満女性において、

ダークチョコレートの脂質代謝や炎症マーカーなどへの影響が検証されました。



具体的には、

20-40歳の隠れ肥満女性15名を対象に、

1日あたり100グラムのダークチョコレート(70%カカオ)を7日間投与し、

体組成、血圧、血中サイトカイン類などの指標が投与前後で比較されています。




解析の結果、

ダークチョコレートの投与によって、

善玉であるHDLコレステロール値の有意な増加(改善)、
(Delta% = +10.41±13,53; p &#8804; 0.05)

総コレステロール/HDL比の有意な低下(改善)、
(Delta %= -11.45±7.03; p &#8804; 0.05)

LDL/HDL比の有意な低下(改善)、
(Delta % = -11.70±8.91; p &#8804; 0.05)

IL-1Raの有意な低下(改善)
(Delta % = -32.99±3.84; p &#8804; 0.05)

が認められたということです。


また、
腹部周囲径の減少も見出されました。


さらに、
動脈硬化指数の変化と、

IL-1Raや腹部周囲径の減少との間に有意な正の相関が認められました。




以上のデータから、

隠れ肥満女性において、

カカオ高含有のダークチョコレートの摂取による脂質代謝改善作用が示唆されます。






ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



例えば、次のような研究が知られています。



チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析



ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用



小児の血圧とダークチョコレート



ココアによる抗炎症作用@肥満症




健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。




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ダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用 [2012年12月09日(日)]
高血圧研究の専門ジャーナルに、肥満の高血圧患者において、ダークチョコレートの摂取による血管内皮機能改善作用を示した臨床研究が、ブラジルのグループから報告されていました。
(Int J Hypertens. 2012;2012:147321)




チョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。

これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。

健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。




さて、今回の研究では、
肥満の高血圧患者におけるダークチョコレートの血管内皮機能改善への作用が調べられました。




具体的には、

18歳から60歳までの軽症高血圧患者22名を対象に、
(被験者は、医薬品は摂取していない患者。BMIは25.0-34.9で肥満者)

1日あたり70%カカオ含有ダークチョコレート50グラム(2135mgポリフェノール含有)を4週間投与しています。


血管内皮機能は、peripheral artery tonometry(Endo-PAT)にて評価されています。


20名の被験者(男性10名)が試験を完了しました。



解析の結果、

介入の前後で、

反応性充血指数を指標とする血管内皮機能は、有意に増加(改善)したということです。
(1.94 ± 0.18 to 2.22 ± 0.08, P = 0.01)


なお、体組成や脂質代謝、血圧、炎症マーカーには有意な変化は示されていません。



以上のデータから、
肥満を有する軽症高血圧患者では、ダークチョコレートによる血管内皮機能改善が示唆されます。


今後、疾病予後や心血管イベントへの影響といった点から、臨床的意義の検証が期待される分野です。





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チョコレートの摂取と脳卒中リスクの低下:前向き研究とメタ解析 [2012年09月05日(水)]
神経学の専門ジャーナル(電子版)に、チョコレート摂取と脳卒中リスク低下との相関を示した疫学研究が、北欧のグループ(Karolinska Institutet)から報告されていました。
(Neurology. 2012 Aug 29.)




チョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。


健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。



さて、今回の研究では、
チョコレートの摂取と、男性における脳卒中リスクとの関連について、前向き研究とメタ解析が行われました。




まず、
前向き研究として、
男性37,103名を対象に、食事調査を行い、
初回脳卒中が調べられました。
(Cohort of Swedish Men)


次に、2012年1月13日までの医学データベース(PubMed and EMBASE)を用いて、
対象となる研究が検索されました。



解析の結果、

前向き研究では、10.2年間の追跡期間中、1995例の脳卒中が見出されました。

内訳は、脳梗塞1,511例、 脳出血321例、その他 163例です。


チョコレートの摂取量が多いと、脳卒中リスクが低いという相関が認められました。



多変量解析では、

チョコレートの摂取量の四分位で、

最高群(median 62.9 g/week)では、

最低群(median 0 g/week)に比べて、

17%のリスク低下が示されています。



脳卒中のタイプ(脳梗塞や脳出血)別との関連は見出されませんでした。



次に、メタ解析では、

5報の合計4,260名が対象となり検証された結果、

チョコレートの摂取が最も多い群では、

最小群に比べて、

脳卒中リスクが19%低いという有意な相関が示されました。




以上のデータから、
チョコレートの摂取が多いと、脳卒中リスクが低下するという相関が示唆されます。




作用機序として、チョコレートポリフェノールによる抗酸化作用や抗炎症作用を介した働きが考えられます。





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高血糖状態でのダークチョコレートによる血管内皮機能改善作用 [2012年08月16日(木)]
高血圧研究の専門ジャーナル(電子版)に、高血糖の状態において、ダークチョコレート投与による血管内皮機能改善作用を示した臨床研究が、イタリアのグループ(University of L'Aquila)から報告されていました。
Hypertension. 2012 Jul 30)



チョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。


健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。



血管拡張に対しては、NO(一酸化窒素)が重要な役割を果たしています。


糖尿病や予備軍、あるいは食後の高血糖状態などでは、
血管内皮機能の障害が知られています。


ダークチョコレートは、健常者および軽症高血圧患者において、
FMDを増加させ、血管内皮機能を改善します。



しかし、高血糖状態において、ダークチョコレート投与による血管内皮機能への影響は知られていません。



そこで、今回の研究では、

フラボノイド系ファイトケミカルを豊富に含むダークチョコレートの摂取によって

・FMDおよび脈波伝搬速度、

・血圧、エンドセリン-1、酸化障害、

といった指標が、ブドウ糖負荷試験(OGTT)の前後で調べられています。



具体的には、健常者12名(男性5名、平均年齢28.2歳)を対象に、

・1日あたり100グラムのダークチョコレート

あるいは

・フラボノールポリフェノールを含まないホワイトチョコレート

のいずれかが3日間投与されました。

(7日間のwashoutでのクロスオーバー試験)




解析の結果、

ホワイトチョコレート投与群に比べて、

ダークチョコレート投与群では、

FMDの有意な改善(P=0.03)、

エンドセリン-1と8-iso-PGF(2α)値の有意な改善(P<0.05)

が認められました。




OGTT後では、

ホワイトチョコレート投与群では、FMDの有意な低下が示されました。

(1時間値と2時間値:7.88±0.68 to 6.07±0.76 (P=0.027), 6.74±0.51 (P=0.046))



また、血圧の上昇(悪化)、エンドセリン-1や8-iso-PGF(2α)の悪化も見出されています。


一方、ダークチョコレート投与群では、OGTTでもこれらの有意な変化は認められていません。




以上のデータから、

ブドウ糖負荷によって、一過性の血管内皮機能障害、酸化ストレスが生じること、

また、

これらの変化は、フラボノール系ファイトケミカルの豊富なダークチョコレートの投与によって抑制されることが示唆されます。



作用メカニズムとして、ファイトケミカルによる抗酸化作用が考えられます。




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小児の血圧とダークチョコレート [2012年06月14日(木)]
今月の小児科学の専門ジャーナル(電子版)に、小児において、血圧調節に対するダークチョコレート投与の妥当性(実現可能性)を調べた予備的な臨床研究が、オーストラリアのグループ(Royal Children's Hospital, Parkville, Victoria)から報告されていました。
(Arch Dis Child. 2012 Jun 9.)




チョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。


健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。



なお、これらの研究は、軽症高血圧あるいは正常の健常者を対象にしてきました。

したがって、小児におけるダークチョコレート投与による血圧調節の意義は、(十分な研究データがないために)不明です。




そこで、今回の研究では、小児の血圧に対するダークチョコレート投与の妥当性/実現可能性の検証(フィージビリティスタディ)が行われました。


(成人の高血圧症は、小児の時の血圧値にも関連するため、小児での予防や改善が重要であるという考えに基づいています。)


具体的には、10歳から12歳までの小児194名を対象に、

・1日あたり7グラムのダークチョコレート投与群(n=124)

・対照群(n=70)

の2群について、

7週間の介入試験が行われています。





介入の結果、

両群とも、

収縮期血圧(mean difference 1.7 mm Hg, 95% CI -0.6 to 4.1)

拡張期血圧(-1.2 mm Hg, 95% CI -3.6 to 1.3)

は同程度であり、

身体測定やウェルビーングといったアウトカムも同様でした。




以上のデータから、

論文著者らは、

(通学中の)学童期の小児に対して、

ダークチョコレートによる介入試験は実現可能性があると考えられ、

今後、抗酸化作用を介した有用性について、適切な用量用法による検証が推奨される、

と考察しています。





今回の研究は、実現可能性を探索した、フィージビリティスタディです。


したがって、有効性(この場合は高血圧に対する降圧作用)を検出しようという目的ではありません。



今後、小児高血圧症の患者を対象に、ダークチョコレートによる介入の有効性・安全性・経済性の検証が必要と考えられます。

(日本でそのような研究が行われる可能性は低いですが。)





チョコレートには、カカオ豆由来の抗酸化成分・カカオポリフェノールが含まれており、動脈硬化抑制作用を介した機能性が知られています。



近年、欧米の研究室を中心に、年に1回くらいの頻度で、ダークチョコレートの摂取による高血圧改善作用を示したランダム化比較試験が報告されてきました。


(カカオポリフェノールは、ダークチョコレートには豊富に含まれていますが、ホワイトチョコレートには含まれません。)





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チョコレートの降圧作用@妊婦 [2012年05月04日(金)]
周産期医学の専門ジャーナル(電子版)に、妊婦において、チョコレート摂取による降圧作用(高血圧改善作用)を示した臨床研究が、イタリアのグループ(University of Perugia)から報告されていました。
(J Matern Fetal Neonatal Med. 2012 Apr 26)



チョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。


なお、健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。



さて、今回の研究では、妊娠中でのカカオ高含有チョコレートの摂取による臨床指標への影響が検証されました。


具体的には、大学病院産婦人科外来を受診した白人の妊婦90名(18-40歳、11週から13週目)を対象に、

ランダム化比較試験として、

・1日あたり30グラムのチョコレート(カカオ70%)投与群

あるいは

・対照群

の2群の比較が行われています。



解析の結果、

対照群に比べて、

チョコレート投与群では、

収縮期血圧(p<0.0001)および拡張期血圧(p=0.05)が有意に低い、

というデータが得られたということです。




このとき、体重や総コレステロール値には有意な変化(増加)は認められていません。



以上のデータから、
カカオを豊富に含むダークチョコレートの摂取は、妊婦において、体重に影響を与えることなく、血圧を調節することが示唆されます。





(なお、妊娠後期に高血圧などを示す妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)に対しては、医療機関での適切な対処が必要です。)









チョコレートには、カカオ豆由来の抗酸化成分・カカオポリフェノールが含まれており、動脈硬化抑制作用を介した機能性が知られています。



近年、欧米の研究室を中心に、年に1回くらいの頻度で、ダークチョコレートの摂取による高血圧改善作用を示したランダム化比較試験が報告されてきました。


(カカオポリフェノールは、ダークチョコレートには豊富に含まれていますが、ホワイトチョコレートには含まれません。)



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チョコレートによる心臓病予防効果 [2012年02月14日(火)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、チョコレート、ココア、フラバン-3オールによる心血管疾患への作用を検証したレビュー/メタ解析が、イギリスのグループ(Norwich Medical School)から報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2012 Feb 1.)




カカオにはポリフェノール類が含まれており、チョコレート(ダークチョコレート)やココアなどポリフェノール含有量の多いカカオ製品による機能性が知られています。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



今回の研究では、チョコレート、ココア、フラバン-3オール(ポリフェノールの1種)による心血管疾患への作用に関するレビューが行われました。


具体的には、Medline, EMBASE, Cochraneの各データベースで、チョコレート、ココア、フラバン-3オールのRCTが抽出されています。



42報、1297名の被験者が対象となり、各種指標が解析されました。


その結果、チョコレートあるいはココアの摂取によって、インスリン抵抗性(HOMA-IR)の有意な改善作用が見いだされました。(-0.67; 95% CI: -0.98, -0.36)


また、FMDも、慢性(1.34%; 95% CI: 1.00%, 1.68%)および急性 (3.19%; 95% CI: 2.04%, 4.33%) の摂取のそれぞれの介入によって、改善が示されています。


チョコレートおよびココアによるHOMA-IRとFMD への効果は、感応度分析による補正後でも認められています。




さらに、

拡張期血圧の低下(BP; -1.60 mm Hg; 95% CI: -2.77, -0.43 mm Hg)、

平均動脈圧の低下(-1.64 mm Hg; 95% CI: -3.27, -0.01 mm Hg)

LDLコレステロールの低下(-0.07 mmol/L; 95% CI: -0.13, 0.00 mmol/L)、

HDLコレステロールの増加(0.03 mmol/L; 95% CI: 0.00, 0.06 mmol/L)

も示されました。




FMDに対する効果は、チョコレートあるいはココアの用量との相関は見出されていません。



一方、収縮期血圧と拡張期血圧への効果については、1日あたり50mg以上のエピカテキン摂取によって、より大きな効果が見いだされました。




エビデンスおよび推奨グレードは、低〜中程度の有効性であり、一方で、副作用は認められていません。



エビデンスがあまり強くないのは、RCTでの記載データが不十分であったり脱落者があったりしたためです。





以上のデータから、チョコレートあるいはココアによるインスリン抵抗性やFMDの改善を介した心血管疾患の予防効果が示唆されます。






チョコレートには、カカオ豆由来の抗酸化成分・カカオポリフェノールが含まれており、動脈硬化抑制作用を介した機能性が知られています。



近年、欧米の研究室を中心に、年に1回くらいの頻度で、ダークチョコレートの摂取による高血圧改善作用を示したランダム化比較試験が報告されてきました。


(カカオポリフェノールは、ダークチョコレートには豊富に含まれていますが、ホワイトチョコレートには含まれません。)


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ダークチョコレートによる血小板機能抑制を介した効果 [2011年11月16日(水)]
今月の血液凝固学の専門ジャーナル(電子版)に、ダークチョコレートによる血小板機能抑制作用を示した臨床研究が、イタリアのグループ(Sapienza University, Rome Center of Clinic Lipid Research)から報告されていました。
(J Thromb Haemost. 2011 Nov 8. doi: 10.1111)




チョコレートには、カカオ豆由来の抗酸化成分・カカオポリフェノールが含まれており、動脈硬化抑制作用を介した機能性が知られています。


(カカオポリフェノールは、ダークチョコレートには豊富に含まれていますが、ホワイトチョコレートには含まれません。)



近年、年に1回くらいの頻度で、ダークチョコレートの摂取による高血圧改善作用を示したランダム化比較試験が報告されてきました。




さて、今回の研究では、ダークチョコレートの摂取による喫煙者での血小板機能への影響が検証されています。



これまでの研究では、ダークチョコレートによって血小板機能の抑制が示されてきましたが、作用メカニズムは明確ではありません。

(血小板機能抑制は、血液凝固抑制を介して、血栓形成を予防し、脳梗塞などのリスク低下を生じます。)


そこで、カカオポリフェノールによる抗酸化作用の関与が調べられました。


具体的には、健康な被験者20名と喫煙者20名を対象に、無作為に、

・40グラム(85%以上のカカオ)のダークチョコレート

あるいは

・40グラム(35%未満のカカオ)のミルクチョコレート

の2種類の介入がクロスオーバー、一重盲検法にて行われています。


(喫煙は、活性酸素を過剰に生じ、動脈硬化のリスク、血栓症のリスクをもたらします。)


wash-outは7日間であり、2相の試験において、

投与前とチョコレート摂取2時間後に、

血小板機能や血小板イソプラスタン(8-iso-PGF2α、isoprostane 8-ISO-prostaglandin F2α)、活性酸素、トロンボキサン(TxA2)、NOX2の血小板活性化、血中エピカテキンといった指標が測定されました。



解析の結果、

まず、介入前において

健康な被験者に比べて、喫煙者では、

血小板動員の亢進、血小板における活性酸素産生の増加、エイコサノイドおよびNOX2活性化の亢進が見出されています。



次に、ダークチョコレート摂取後では、

血小板の活性酸素は48%減少(p<0.001)、

8-iso-PGF2α は10%減少(p<0.001)、

NOX2 活性化は22%減少(p<0.001)

とそれぞれ有意に減少(低下、改善)が認められました。



一方、ダークチョコレートの摂取は、健康な被験者では血小板関連指標に有意な変化は生じなかったということです。



血中エピカテキンは、ダークチョコレート摂取後に増加しました。

健康な被験者;0.454±0.3nM から 118.3±53.7nMへ。

喫煙者;0.5±0.28 nM から 120.9±54.2 nMへ。



(エピカテキンの高値と、がんリスク低下との相関が知られています。)



その他、in vivo系では、0.1-10μMのカテキン投与によって、血小板動員の有意な低下、血小板8-iso-PGF2αの低下、活性酸素の産生低下、NOX2活性化の低下が喫煙者群にて認められました。




以上のデータから、ダークチョコレートの摂取によって、喫煙者において活性酸素の産生を防ぎ、血小板機能を抑制する機能性が期待されます。





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posted at 23:57 | この記事のURL
チョコレートによる心臓病予防効果 [2011年09月01日(木)]
英国医学ジャーナルに、チョコレートの摂取による心臓病リスク低下作用を示したメタ解析が、英国のグループ(University of Cambridge)から報告されていました。
(BMJ. 2011 Aug 26;343:d4488)




チョコレートにはカカオポリフェノールが含まれています。


カカオポリフェノールは、カカオ豆由来の抗酸化成分であり、動脈硬化抑制作用を介した機能性が知られています。

(ダークチョコレートには豊富に含まれていますが、ホワイトチョコレートには含まれません。)



近年、年に1回くらいの頻度で、ダークチョコレートの摂取による高血圧改善作用を示したランダム化比較試験が報告されてきました。



さて、今回の研究では、チョコレートの摂取と、心臓病のリスクとの関連が検証されています。



具体的には、各種の医学データベース(Medline, Embase, Cochrane Library, PubMed, CINAHL, IPA, Web of Science, Scopus, Pascal)において2010年10月までの研究が検索され、心血管リスク(冠状動脈疾患と脳卒中)や糖尿病、メタボリック症候群に関して、チョコレートの摂取量との相関関係が調べられました。



7報の研究、114,009名の被験者(6報がコホート研究、1報が横断研究であり、RCTは含まれていません)が対象となり、解析された結果、
5報の研究において、チョコレート摂取による健康増進・疾病予防効果が見いだされました。



チョコレートの摂取量が多い群では、摂取量の少ない群に比べて、心血管疾患リスクが37%低下し、脳卒中リスクが29%低下していました。


(この研究でのチョコレートは、チョコレートバーやチョコレート飲料、チョコレート菓子、サプリメントなどをしめしています。)





以上のデータから、チョコレートの摂取による心血管疾患(心臓病や脳卒中)の予防効果が示唆されます。



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posted at 23:53 | この記事のURL
チョコレートによる動脈硬化抑制作用 [2011年03月14日(月)]
首都圏での生活にも震災の影響がでてきているようです。

あらためて,今回の震災にて影響を受けた皆様に心よりお見舞い申し上げます。




臨床栄養学の専門ジャーナルに,チョコレートの摂取による動脈硬化抑制作用を示した調査研究が,米国のグループ(Brigham & Women Hospital and Harvard Medical School)から報告されていました。
(Clin Nutr. 2011 Feb;30(1):38-43. Epub 2010 Jul 22.)




カカオにはポリフェノール類が含まれており,チョコレート(ダークチョコレート)やココアなどポリフェノール含有量の多いカカオ製品による機能性が知られています。


これまでの研究では,高血圧症の改善,心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減,抗がん作用などが報告されています。



今回の研究では,チョコレートの摂取と心臓の冠状動脈における動脈硬化との関連が検証されています。


具体的には,横断研究として,2217名を対象に,チョコレートの摂取量と,冠状動脈石灰化について調べられました。

(NHLBI Family Heart Studyという研究の一環です。)


(冠状動脈石灰化指標として,Agatston スコアが用いられています。)



解析の結果,チョコレートの摂取が多いと,冠状動脈の石灰化リスクが低減される,という相関が認められたということです。



チョコレート摂取の4分位にて,冠状動脈石灰化リスクは,

チョコレート摂取が最少群(対照:摂取がゼロ)の1.0に対して,

1-3回/月:0.94 (0.66-1.35),

1回/週:0.78 (0.53-1.13),

2回以上/週:0.68 (0.48-0.97)

とリスク低下が示されました(p for trend 0.022)。


(年齢,性別,エネルギー摂取量,ウエストヒップ比,教育,喫煙,飲酒,総コレステロール/HDL,チョコレート以外の菓子類摂取,糖尿病の有無といった交絡因子で補正。)



以上のデータから,チョコレートの摂取による心血管疾患リスク低下作用が示唆されます。




これまでの研究では,ポリフェノールが豊富なダークチョコレートによる機能性が知られています。

(ランダム化比較試験などの介入試験では,ダークチョコレートによる高血圧症の改善が示されています。)



一方,この研究では,特にダークチョコレートというわけではなく,通常のチョコレート類を例示して調査が行われています。


(質問票には,Hershey’s Plain, M & M, Snickers, Reesesといった製品名が例示されています。)



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