サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ビタミンD+カルシウムの利用で死亡率が低下 [2012年05月21日(月)]
今月の内分泌代謝学の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンDとカルシウムサプリメントの併用による死亡率の低下を示したメタ解析が、欧州の共同研究グループから報告されていました。
(J Clin Endocrinol Metab. 2012 May 17.)



近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


しかし、死亡率をアウトカムとしたビタミンDの作用についてはまだ十分なデータがありません。


そこで、今回の研究では、ビタミンD単独、あるいはカルシウムとの併用によるサプリメントの投与による死亡率への影響が調べられました。



具体的には、
ランダム化比較試験のデータから、IPDによるメタ解析が行われています。

(統計値でなく個別(個票)データ(individual patient data; IPD)を利用するメタ解析です。)




ビタミンDサプリメントの単独投与あるいは、カルシウムサプリメントの併用投与を行い、
死亡率を示した24報のRCTが抽出され、
1,000名以上の被験者をもつ13報について、IPD解析が行われました。


層別化Cox回帰モデルを用いて、
3年間の投与による死亡率への影響がITT解析されています。



70,528名の被験者 (86.8% が女性)、年齢の中央値70歳 (62-77歳) が対象となっています。



その結果、

ビタミンD投与は、
死亡率を7%低下させたということです。

(OR, 0.93; 95%CI, 0.88-0.99)




ただし、
ビタミンD単独では死亡率の低下は有意ではなく、
カルシウムサプリメントとの併用の際に有意差が示されています。
(HR, 0.91; 95% CI, 0.84-0.98)




ビタミンD+カルシウムサプリメント3年間の併用投与によって、1名の死亡を減らすのに必要な数(NNT)は、151でした。



また、統計試験データレベルでのメタ解析(24報、88,097名)でも、同様の結果が得られています。


つまり、ビタミンD+カルシウムサプリメントの投与によって、死亡率が6%低下(OR, 0.94; 95% CI, 0.88-0.99)。

ビタミンD単独では低下傾向(OR, 0.98; 95% CI, 0.91-1.06)



以上のデータから、
高齢者において、ビタミンDとカルシウムサプリメントの併用による死亡率の低下効果が示唆されます。



.

今回のデータについての私見です。

ビタミンDによる生活習慣病の効果は、高齢者よりも比較的若年者からのサプリメント摂取が必要なのかもしれません。

高齢者になり、ある程度、生活習慣病発症という状態になると、ビタミンD単独では顕著な死亡率低下を見出すのは容易ではないことになります。

一方、カルシウムを併用することで、転倒リスクなどが単独投与よりも低下することから、
有意差が見出されたと思われます。



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ビタミンD3+カルシウムサプリメントによる効果@慢性腎臓病患者 [2012年05月10日(木)]
今月の腎臓病学の専門ジャーナルに、慢性腎臓病の高齢女性において、ビタミンD3+カルシウムサプリメントの投与による骨密度改善作用を示した臨床研究が、米国のグループ(University of Washington)から報告されていました。
(Clin Nephrol. 2012 May;77(5):358-65.)



今回の研究では、慢性腎臓病(CKD)患者を対象に、カルシウム+ビタミンD3サプリメント投与による骨密度(BMD)への影響が検証されました。


具体的には、2年間のランダム化比較試験として、

高齢女性610名を対象に、

カルシウム+ビタミンD3複合サプリメント投与群

カルシウムとビタミンD3のサプリメントの併用群、

偽薬投与群

の3群が比較されています。

(DECALYOS II研究の一環です。)




実薬群では、1日あたり
カルシウムが1200mg、ビタミンD3が800 IU
投与されました。




アウトカムであるBMDは、遠位橈骨において、投与開始時、12ヶ月、24ヶ月の時点で測定されています。



解析の結果、
投与開始時における
推算糸球体濾過量(eGFR)は、
60以上, 45 -59, 45 ml未満/min/1.73 m2が、
それぞれ47.2%, 36.4%, 16.4% でした。




偽薬群に対して、実薬群の2群では、
血中ビタミンD値(25OH-D値)が、投与開始時に比べて、すべてのeGFR群において、有意な増加が認められました。
(p 0.22 for all timepoints)


論文著者らは、
重症度が中程度のCKDを有する高齢女性患者では、
カルシウムとビタミンD3の組み合わせがBMD喪失の抑制効果を示した、
と考察しています。






ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。



近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。



日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。



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ビタミンD3がD2よりも有用 [2012年05月09日(水)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、血中ビタミンD値を上げるには、ビタミンD3のほうが、D2よりも有用であるというメタ解析が、イギリスのグループ(University
of Surrey)から報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2012 May 2)



ビタミンDは、植物に由来するビタミンD2(エルゴカルシフェロール、Ergocalciferol)と、動物起源のビタミンD3(コレカルシフェロール、Cholecalciferol)に分けられます。



今回の研究では、ヒトの血中ビタミンD値(25OH-D値)への作用について、ビタミンD2とビタミンD3との比較が行われました。



具体的には、1966年1月から2011年7月までのデータベース(ISI Web of Knowledge)を利用し、
ヒト成人を対象にしたランダム化比較試験におけるビタミンD2とD3の作用が検証されています。



ランダム化比較試験のメタ解析の結果、

血中ビタミンD値の上昇作用に関して、ビタミンD3は、ビタミンD2よりも、有意に優れている(P = 0.001)、

ことが見いだされました。


単回投与に対する反応では、D2に比べて、D3による顕著な効果が示されています(P = 0.0002) 。



以上のデータから、

血中ビタミンDの増加作用は、D3のほうが、D2よりも有意に効果的であり、

サプリメント成分の選択の参考になると考えられます。







DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。




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ビタミンDと高齢者の身体機能 [2012年05月03日(木)]
高齢者での筋肉骨格系に対するビタミンDの臨床的意義を検証した臨床研究が、イタリアのグループ(University of Padova)から報告されていました。
(PLoS One. 2012;7(4):e34950.)




ビタミンDは、高齢者における転倒/骨折予防の効果が知られています。


作用メカニズムとして、骨の健康維持のほか、筋肉組織に対する質的・量的な変化を生じる作用が推定されています。


ただし、高齢者での筋骨格系機能に対するビタミンDの臨床的意義については議論があります。



そこで、今回の研究では、高齢者において、血中ビタミンD(25OH-D)値と、身体機能との関連が調べられています。


具体的には、地域居住の2,694名を対象に、
タンデム試験、椅子立ち上がり(TCS)、歩行速度、6分間歩行距離(6 mW)、握力、大腿四頭筋筋力などが測定されました。




解析の結果、

血中ビタミンD値は、TCS、歩行速度、6 mW、握力との関連が見出された一方、

タンデム試験や大腿四頭筋筋力とは相関していませんでした。



各種交絡因子で補正後では、

6 mW (p&#8202;=&#8202;.0002 in women; <.0001 in men)

および

女性でのTCS (p&#8202;=&#8202;.004)

男性での歩行速度(p&#8202;=&#8202;.0006)と握力(p&#8202;=&#8202;.03)

について、有意な相関が認められています。




血中ビタミンD値が上がるにつれて、

男女両方での6 mW、

女性でのTCS、

男性での歩行速度と握力、

がそれぞれ改善しました。




また、これらの改善は、
25OHD値が、20 から100 nmol/Lにかけて見出されています。




以上のデータから、

高齢者において、

血中ビタミンD値が高値であれば、

相対的に筋力が高く、身体機能が維持されていることが示唆されます。





今後、ビタミンDによる筋肉組織への質的・量的な変化に関する分子メカニズムの検証、サプリメントを用いた介入試験による臨床的意義の検証が期待されます。








ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。



近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。



日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。





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ビタミンEコンプレックスの効果 [2012年05月02日(水)]
がん予防研究の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンEの抗がん作用を得るためには、γ-トコフェロールやδ-トコフェロールが重要である、というレビューが、米国のグループ(Cancer Institute of New Jersey)から報告されていました。
(Cancer Prev Res (Phila). 2012 Apr 16.)



ビタミンEは、トコフェロールとトコトリエノールに分けられます。

さらに、トコフェロールとトコトリエノールのそれぞれが、α,β,γ,δの4種類であることから、合計8種類になります。



これらのうち、最も多く存在するのは、α-トコフェロールであり、
サプリメントでも、合成ビタミンEを成分とする製品では、α-トコフェロールが用いられています。


ビタミンEは、ビタミンCとともに、抗酸化ビタミンとしての働きを有し、がんなど生活習慣病の予防効果が期待されています。

(ビタミンEは脂溶性、ビタミンCは水溶性という違いがあります。)




これまでの多くの疫学研究によって、ビタミンEの摂取によるがん予防効果が示されてきました。



しかし、SELECT試験など、α-トコフェロールとしてのビタミンEを用いた臨床研究(介入試験)では、抗がん作用が検出できなかったというデータも示されており、ビタミンEのサプリメントとしての効果には議論があります。




論文著者らの基礎研究によると、
γ-トコフェロールおよびδ-トコフェロールは、天然のトコフェロールコンプレックス(混合物)と同様に、がん予防作用を示したということです。



したがって、ビタミンEの抗がん作用は、トコフェロールコンプレックスを含む食事由来あるいは天然型のビタミンEによって示される、と考察しています。








合成ビタミンEサプリメントは、αトコフェロールが一般的であり、低用量による投与によって、抗酸化作用を介した働きが期待できます。


一方、近年、統合医療・抗加齢医学の分野、ビタミンEとして,トコフェロールとトコトリエノールの組み合わせによる摂取が推奨されます。




DHC製品では、


γ(ガンマー)-トコフェロール


トコトリエノール


天然ビタミンE


ビタミンE


などがあります。


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ビタミンCとEによる運動負荷時の酸化障害抑制作用 [2012年04月13日(金)]
今月の中東の医学研究ジャーナルに、運動前にビタミンCとEを投与することで、運動負荷時に生じる酸化ストレス障害を抑制することができるという基礎研究が、サウジアラビアのグループから報告されていました。
(Saudi Med J. 2012 Apr;33(4):367-74.)



ビタミンCやビタミンEは、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が期待されます。



さて、今回の研究では、運動負荷時によって生じる臓器障害に対して、ビタミンCとビタミンEの投与による作用が検証されました。


具体的には、雄ラット18匹を用いて、

・非ストレス負荷の対照群

・強制水泳運動負荷群

・ビタミンC&E投与後に運動負荷群

の3群について、

酸化関連指標が測定されています。



指標としては、

thiobarbituric acid reactive substances (TBARS),

reduced glutathione (GSH),

superoxide dismutase (SOD),

catalase (CAT)

が測定されました。



まず、対照群では、

高地と低地で比較が行われた結果、

肺組織において、

低地群に比べて、高地群では

TBARS値の有意な増加、GSHとSODの有意な低下が認められました。

(酸素濃度が低い高値での飼育による負荷の検証です。)





次に、強制水泳負荷群では、肺組織において、低地群と高地群のいずれにおいても

TBARS値の有意な増加、SODとCATの有意な低下が認められました。



また、GSH値は、高地群の強制水泳負荷群において、有意な減少が見出されています。




一方、ビタミンCとビタミンEをあらかじめ投与した群では、低地群と高地群のいずれにおいても、
強制水泳負荷による酸化関連障害指標の悪化が抑制されたということです。





以上のデータから、運動負荷によって生じる酸化ストレス障害に対して、抗酸化ビタミンの事前投与による有用性が示唆されます。




今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。









すでに、DHCでは、大学との共同研究にて、
DHCのコエンザイムQ10投与によって、運動負荷時の活性酸素による酸化障害の抑制作用を報告しています。




具体的には、
トレッドミルを用いた60分間の持久走の負荷に際して、運動前の1週間、DHCのコエンザイムQ10 およびビタミンC、ビタミンEを摂取した群では、摂取しなかった群に比べて、尿中8-OHdG値の上昇が抑制(=運動による酸化障害の発生が抑制)されたというデータです。




(欠乏症予防のために最低限必要な摂取量は、マルチビタミンサプリメントに含まれます。)

(一方、今回のような、運動負荷の前に、活性酸素ストレス障害を抑制する目的でとる場合には、マルチビタミンに加えて、ビタミンCやビタミンEは別に摂取することになります。)





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炎症性腸疾患患者ではビタミンDが低値 [2012年04月01日(日)]
消化器病学の専門ジャーナル(電子版)に、炎症性腸疾患患者における血中ビタミンD値を調べた研究が、カナダのグループ(University of British Columbia)から報告されていました。
(Dig Dis Sci. 2012 Mar 27.)



これまでの研究によって、ビタミンD欠乏が炎症性腸疾患患者で認められることが知られています。



そこで、今回では、ビタミンD値の状態の人種差と、炎症性腸疾患(IBD)の重症度の関連が調べられました。


具体的には、外来のIBD患者成人を対象に、血中ビタミンD値(25-OH-D値)を測定し、
IBD臨床症状の評価が行われています。
(前向きコホート研究)


検査指標として、CRP、フェリチン、ヘモグロビン値と、25-OH-D値との相関が解析されました。



対象となったIBD患者は、潰瘍性大腸炎(UC)60名とクローン病(CD)40名であり、
人種は、白人65%、南アジア人29%です。


解析の結果、25-OH-D値は、

南アジア人で全般的に低値を示しています。

(All 44.8 ± 18.1 nmol/L, UC 48.2 ± 18.3 nmol/L, CD 24.3 ± 13.3 nmol/L)



低ビタミンD血症は、すべてのIBD被験者のうちの39%に認められ、

UCでは36.7 % 、CDでは42.5 % でした。



ビタミンD欠乏者の割合は、

IBD患者では、南アジア人のほうが、白人よりも有意に高い値でした。

(58.6 % vs. 30.8 %, p = 0.01)


また、CD患者でも、同様に南アジア人のほうが、白人よりも有意に高くなっています。

(85.7 % vs. 32.3 %, p < 0.01)



以上のデータから、潰瘍性大腸炎およびクローン病といった炎症性腸疾患患者では、血中ビタミンD値が低く、ビタミンD欠乏が高率に認められることがわかります。


この傾向は、南アジア人に顕著ですが、白人でも高率に見出されていることから、論文著者らは、IBD患者にはビタミンDサプリメント投与の選択肢が考慮されるべきであると考察しています。






ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。



近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。



日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

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ビタミンDが低いとメタボリック症候群のリスクが高まる [2012年03月26日(月)]
今月の臨床内分泌代謝学の専門ジャーナル(電子版)に、血中ビタミンD値が低いと、メタボリック症候群のリスクが高まる、という研究が、オーストラリアのグループから報告されていました。
(J Clin Endocrinol Metab. 2012 Mar 22. )



これまでの研究によって、血中ビタミンD値[25(OH)D] は、メタボリック症候群の罹患率と負の相関を示すことが知られています。

(つまり、血中ビタミンD値が低値であると、メタボリック症候群の有病率が高いという関係です。)


しかし、血中ビタミンD値が低いことによって、メタボリック症候群の発症リスクが高くなるのかどうか、まだ議論があります。



そこで、今回の研究では、血中ビタミンD値[25(OH)D] と、メタボリック症候群発症との関連が、前向きコホート研究によって検証されました。


具体的には、1999年から2000年において、25歳以上のオーストラリア人11,247 名を対象に、5年間のフォローアップが行われています。



6,537名がフォローアップされ、
メタボリック症候群の罹患率について、前後のデータが得られた、 4164名(平均年齢50歳、女性58%、ヨーロッパ系92%)が解析されました。


5年間のフォローアップ中、 528 例 (12.7%)がメタボリック症候群と診断されました。


試験開始時の 血中ビタミンD値[25(OH)D] 、年齢、性別、人種、季節、緯度、喫煙歴、2型糖尿病の家族歴、身体活動、教育、腎機能、ウエスト周囲径、試験開始時のメタボリック症候群の有無といった交絡因子で補正された結果、



5分位の最高群(&#8805;34 ng/ml)に比べて、

最低群(<18 ng/ml)と下から2番目の群(18-23 ng/ml)では、

メタボリック症候群リスクが、

それぞれ41%増加、74%リスク増加

ということです。

[1.41 (1.02-1.95)、1.74 (1.28-2.37)]



また、

血中ビタミンD値[25(OH)D]は、5年後の

ウエスト周囲径(P < 0.001),

中性脂肪値(P < 0.01),

空腹時血糖値(P < 0.01),

HOMAインスリン抵抗性(P < 0.001)

と有意な負の相関が認められました。



なお、血糖値2時間値やHDLコレステロール、血圧とは有意な相関は示されていません。



以上のデータから、
オーストラリア人成人(主に白人)では、血中ビタミンD値が低値であると、メタボリック症候群の発症リスクが高まることが示唆されます。



今後、ビタミンDサプリメント投与によるメタボリック症候群予防効果の検証が期待される分野です。





ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。



近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。



日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。






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ビタミンDサプリメントによる血中濃度の変化 [2012年03月22日(木)]
今週の内科学の専門ジャーナルに、ビタミンDサプリメントの用量依存性について検証した臨床研究が、米国のグループ(University of
Nebraska Medical Center)から報告されていました。
(Ann Intern Med. 2012 Mar 20;156(6):425-37.)



一般に、生体でのビタミンD値を反映する指標として、臨床的には、血中25-ヒドロキシビタミンD値(25-[OH]D値)が用いられています。


今回の研究では、ビタミンD不足(25-[OH]D値が50nmol/L未満と定義)の白人女性において、ビタミンD3サプリメントの経口投与の際の用量依存性が調べられました。


具体的には、健康な閉経後白人女性163名を対象に、2007年の冬から2008年の春にかけて、1年間のフォローアップが行われています。


被験者は、

偽薬投与群、あるいは、

ビタミンD3サプリメント投与(1日あたりの用量は400, 800, 1600, 2400, 3200, 4000, あるいは4800 IU)

のいずれかに分けられ、

さらに、カルシウムサプリメントが、1日あたりのカルシウム摂取量が、1200-1400mgになるように調整して投与されました。



主アウトカムは、6ヶ月と12ヶ月時点での、血中 25-(OH)Dと副甲状腺ホルモン値です。


解析の結果、

まず、投与開始の時点では、

25-(OH)D値は、39 nmol/Lでした。



用量依存性は曲線で認められ、
1日あたり3,200 IU以上のビタミンD3サプリメント投与群では、約 112 nmol/L程度でプラトーとなっています。


1日あたり800 IUのビタミンD3サプリメント投与で、 25-(OH)D値は50 nmol/L 以上となり、RDA基準での不足は改善されました。


一方、1日あたり600 IUの用量では個人差が認められたものの、一部ではRDAに到達しうるとされています。


BMIが25未満の普通体重の被験者に比べて、

BMIが30以上の肥満の被験者では、 17.8 nmol/L低い値でした。


副甲状腺ホルモンは、12ヶ月の時点で、ビタミンD3サプリメントの用量が多くなるにしたがって、低下しました(P = 0.012)。



なお、用量に無関係に、高カルシウム血症は被験者の 2.8% 〜9.0%、高カルシウム尿症は 12.0% 〜33.0%に見出されたということです。





以上のデータから、1日あたり800 IUのビタミンD3サプリメントの投与は、97.5%の女性で、25-(OH)D値を指標にした際の推奨量であるRDAを満たすことが推察されます。




ただし、このデータは、閉経後の白人女性で、ビタミンDが低値の人を対象にしていますので、日本人での用量依存性については検証が必要と思われます。





ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。



近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。



日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。




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ビタミンDサプリメントの利用は血圧を安定させる [2012年03月18日(日)]
今月の糖尿病研究の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンDサプリメントの利用と、血圧変動との関連を調べた臨床研究が、カナダのグループ(McGill University Health Centre)から報告されていました。
(Diabet Med. 2012 Mar 13.)



ビタミンD値と血圧との間には負の相関が示されています。

(つまり、血中ビタミンD値が低いと、血圧が高くなるという関係です。)


(カナダのように)緯度の高い地域では、皮膚でのビタミンD合成についての季節変動が大きく、冬季には血中ビタミンD値が低下します。

(日本人でも同様の研究が知られています。)



血中ビタミンD値は、皮膚で合成されたビタミンD、および、食事やサプリメントで経口摂取されたビタミンDを反映します。



ビタミンDサプリメントを利用することで、ビタミンDの季節的な変動が抑制され、血圧の変動にも影響することが推察されます。



そこで、今回の研究では、皮膚でのビタミンD合成のための太陽光(紫外線)暴露の不足に対して、食事由来のビタミンD摂取が信頼できる代替の供給源となるかどうか、血圧の変動と、太陽光暴露の高低との視点から解析が行われました。




具体的には、2型糖尿病患者174名を対象に、食事由来のビタミンD摂取量、ビタミンDサプリメント摂取、血圧、体組成が、1年間、各季節において測定されています。



線形回帰分析により、太陽光暴露の高低、収縮期血圧と、ビタミンDの食事因子、サプリメントといった関連が検証されました。


年齢や性別、BMI、喫煙・飲酒、身体活動、降圧剤の服用、栄養摂取状況などで補正後の解析によると、

まず、
食事からのビタミンDの摂取は、年間を通じて十分ではなく、また、血圧との関連は認められませんでした。



次に、サプリメントの利用の有無による解析では、

サプリメント非利用者群に比べて、サプリメント利用者群では、太陽光暴露が少ない季節において、収縮期血圧が5.1mmHg (95% CI 0.5-9.7) 低いことが見出されています。


(つまり、太陽光暴露が少ない=皮膚のでビタミンD合成が少ない=高血圧のリスク、という関連に対して、サプリメントの利用が予防的に作用することが示唆されます。)



収縮期血圧は、サプリメントの利用群では、太陽光暴露の高低(季節による差)に大きく影響されることなく、比較的一定でした。

(太陽光の少ない時期:135.2&#8195;±&#8195;2.6&#8195;mmHg、および多い時期:134.2&#8195;±&#8195;2.5&#8195;mmHg)



一方、サプリメント非利用群では、 季節による差が大きくなっていました。

(少ない時期:140.2&#8195;±&#8195;2.7&#8195;mmHg、多い時期: 130.5&#8195;±&#8195;2.5&#8195;mmHg)




以上のデータから、年間を通じたビタミンDサプリメントの利用は、安定した供給源となり、2型糖尿病患者における収縮期血圧のコントロールに有用であることが示唆されます。






ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。



近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。



また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。



(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。



日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。




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ビタミンKによる高齢女性での骨折予防効果 [2012年03月13日(火)]
今月の骨粗鬆症研究の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンKによる骨粗鬆症・骨折の1次予防効果について、費用対効果を検証した研究が、カナダのグループ(University of Toronto)から報告されていました。
(Osteoporos Int. 2012 Mar 8.)



ビタミンKは、カルシウムとともに作用し、骨の健康維持、骨折予防に効果があります。


ビタミンKは納豆に多く含まれており、日本の疫学調査では、納豆の消費量が多い東日本では、西日本に比べて、大腿骨頸部骨折リスクが低いことが示されています。



これまでの研究では、ビタミンK、ビタミンD3、カルシウムの適切な摂取は、閉経後の女性において、骨折リスクを低下させ、生存率を上げると考えられています。


今回の研究では、骨粗鬆症を有していない50歳の閉経後の女性において、ビタミンKの骨折に対する1次予防の作用について、費用対効果の検討も含めた効果が調べられました。



具体的には、

・サプリメント非投与群

・ビタミンD3(800 IU/day)+カルシウム(1,200 mg/day)

・ビタミンK2(45 mg/day)+ビタミンD3(800 IU/day)+カルシウム(1,200 mg/day)

の3群で比較が行われ、

さらに、ビタミンK2とビタミンK1(5 mg/day)も比較されました。







解析の結果、

ビタミンD3+カルシウムに加えてビタミンK2サプリメントを投与することで、

少なくとも1イベントの骨折リスクが25%低下し、

QALY(生活の質を考慮して調整した生存年)が0.7増加(改善)しました。



また、コストの低減効果も$8,956として示されており、

QALYを1年間延長させるコストは、$12,268でした。




なお、ビタミンK1サプリメントを利用した場合は、

骨折リスクは20%リスク低下、

0.4 QALYs (95% CrI -1.9; 1.4)、

コスト低減は$4,014、

ICERは$9,557/QALY

でした。






以上のデータから、閉経後の女性では、ビタミンK、ビタミンD3、カルシウムの利用による骨折リスク低下作用が、質調整生存年(QALY)の延長にも有用であることが示唆されます。






今後、日本での費用対効果の検証が期待される分野です。




もっとも、

ビタミンD3

ビタミンK

カルシウム/マグ

は、いずれも手ごろな価格のサプリメントです。




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血中ビタミンD値が低いと全死亡率が高い [2012年03月10日(土)]
今月の糖尿病学の専門ジャーナル(電子版)に、血中ビタミンD値と、全死亡率および心血管死亡率との関連を調べた研究が、英国のグループ(University of Birmingham)から報告されていました。
(Diabetes Care. 2012 Mar 7.)



至適な血中ビタミンD値(25-OH-D値)は、心血管疾患による死亡率および全死亡率を低下させることが知られています。



そこで、今回の研究では、メタボリック症候群リスクと死亡率、ビタミンD値との関連が検証されました。


具体的には、1997年から2000年の間に心カテ目的で紹介された1,801名のメタボリック症候群患者を対象に、平均7.7年間のフォローアップが行われ、死亡率が調べられています。

(Ludwigshafen Risk and Cardiovascular Health (LURIC)というコホート研究の一環です。)



解析の結果、
被験者(メタボリック症候群患者)の多く(92%)が、血中ビタミンD値が低値(25(OH)D (<75 nmol/L))でした。


22.2%では、ビタミンD欠乏(<25 nmol/L)が認められました。



フォローアップ中、462例の死亡例が見出され、

267例(57.8%)は、心血管疾患に起因する死亡でした。



交絡因子で補正後、
至適な血中ビタミンD値は、ビタミンD欠乏に比べて、全死亡率の顕著な低下との相関が認められました。

(75%のリスク低下)


また、心血管死亡率では、67%のリスク低下となっています。

(至摘なビタミンD値は、ビタミンD欠乏に対して。)



さらに、心臓突然死では85%のリスク低下、心不全では76%のリスク低下が見出されています。


なお、心筋梗塞リスクとビタミンD値との間に有意な相関は示されませんでした。



死亡率の低下作用は、それぞれ用量依存的(血中ビタミンD値依存的)でした。



以上のデータから、
至摘なビタミンD値は、メタボリック症候群における全死亡率および心血管疾患死亡率の低下と相関すると考えられます。



今後、ビタミンDサプリメント投与による血中濃度の改善で、死亡率の低下が認められるかどうか、検討が期待される分野です。






ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。


近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)


今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。



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ビタミンDによるアトピー性皮膚炎改善作用 [2012年03月09日(金)]
今月の皮膚科学の専門ジャーナルに、ビタミンDサプリメントによるアトピー性皮膚炎の症状改善効果を示した臨床研究が報告されていました。
(J Drugs Dermatol. 2012 Mar 1;11(3):327-30.)



さまざまな生活習慣病や慢性疾患において、血中ビタミンDの低値が見出されており、
ビタミンDサプリメント投与による改善作用が知られています。



今回の研究では、アトピー性皮膚炎におけるビタミンDサプリメントの意義が検証されました。


具体的には、アトピー性皮膚炎患者60名を対象に、

・1日あたり1,600 IUのビタミンDサプリメント投与群(n=30)、

・偽薬投与群(n=30)

の2群について、

60日間の介入が行われています。

(ランダム化二重盲検偽薬対照試験)



アトピー性皮膚炎の重症度が、

SCORAD (Scoring Atopic Dermatitis) と

TIS (Three Item Severity score)

の2種類の指標にて評価されました。



介入の前後で指標が解析された結果、

SCORAD と TISのいずれのスコアも、

ビタミンD投与群の被験者において有意な改善が認められたということです (P<0.05) 。


(この効果は、アトピー性皮膚炎の重症度にかかわりなく見出されています。)



このとき、偽薬群では、有意な変化は示されていません(P>0.05)。



以上のデータから、ビタミンDサプリメント投与によるアトピー性皮膚炎の症状改善効果が示唆されます。




ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。



近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。



また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。



(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。



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ビタミンDによる疲労骨折リスク低減作用 [2012年03月08日(木)]
今月の小児科学の専門ジャーナル(電子版)に、少年期女子における、ビタミンDやカルシウムの摂取と、疲労骨折リスクとの関連を調べた疫学調査が、米国のグループ(Harvard Medical School)から報告されていました。
(Arch Pediatr Adolesc Med. 2012 Mar 5.)



今回の研究では、

少年期女子において、

カルシウム、ビタミンD、乳製品の摂取と、疲労骨折リスクとの間の関連が調べられました。

(前向きコホート研究です。)





具体的には、9歳から15歳の女子6,712名を対象に、

1996年から2001年にかけて、12ヶ月あるいは24か月ごとに、

カルシウム、ビタミンD、乳製品の摂取状況についての食事調査が行われ、

1997年から2004年の間に発生した疲労骨折イベントが集められています。




解析の結果、

7年間のフォローアップ中、

3.9%の被験者で疲労骨折が見出されました。



まず、
乳製品およびカルシウムの摂取は、疲労骨折との間に相関は認められませんでした。




次に、
ビタミンDの摂取は、疲労骨折リスクと負の相関傾向が見出されたということです。



五分位の最高群は、最低群に比べて、51%のリスク低下傾向というデータが示されています。

(95% CI, 0.24-1.01; P(trend) = .07)





さらに、層別解析の結果、

ハイインパクト系の活動を行う被験者では、

ビタミンDの高摂取は、疲労骨折の低リスクに対しての予測因子として有意性が認められています(P(trend) = .04)。





以上のデータから、少年期女子では、カルシウムや乳製品の摂取よりもビタミンDの摂取が、疲労骨折リスク抑制に効果があると示唆されます。





ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。



近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。



また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。



(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。



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うつ病へのビタミンDサプリメント投与 [2012年03月04日(日)]
小児科学の専門ジャーナル(電子版)に、若年者のうつ病に対するビタミンDサプリメントの効果を示した臨床研究が、スウェーデンのグループ(Karolinska Institutet)から報告されていました。
(Acta Paediatr. 2012 Feb 28.)



今回の研究では、青少年において、うつ病とビタミンDとの関連が検証されています。


具体的には、スウェーデンのうつ病患者54名を対象に、

血中ビタミンD値(25OHD値)を測定し、

ビタミンD欠乏の患者48名に対して、ビタミンDサプリメントが3か月間投与されました。



全般的な健康状態及びうつ病の状態が、WHO-5 well-being スケールおよびMood and Feelings Questionnaire (MFQ-S)によって検証されています。



解析の結果、
うつ病に罹患した青少年における血中ビタミンD値は、平均41nmol/Lでした。


ビタミンDサプリメント3か月間の投与によって、91 nmol/Lへ有意に増加しています(p<0.001)。



投与前の血中ビタミンD値は、ウェルビーングと正相関が認められました(p<0.05)。


また、ビタミンDサプリメントの投与によって、ウェルビーングは、有意に改善しています(p<0.001)。


さらに、ビタミンD欠乏で認められた、次の各種の症状の有意な改善も見出されました。


(うつ状態 (p<0.001), 短気(p<0.05), 疲労感 (p<0.001), 感情変動 (p<0.01), 睡眠障害 (p<0.01), 虚弱感(p<0.05), 集中力(p<0.05) 疼痛 (p<0.05))


その他、うつ病の指標であるMFQ-S の有意な改善も示されています(p<0.05)。



以上のデータから、若年のうつ病患者では、ビタミンD欠乏が高率に認められること、ビタミンDサプリメントの投与によって、症状の改善、うつ病の改善が期待されること、が示唆されます。




ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。


近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)


今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


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日本人妊婦の90%がビタミンD不足 [2012年02月24日(金)]
骨代謝研究の専門ジャーナルに、日本人の妊婦において、ビタミンD欠乏が高率に認められたとする臨床研究が、藤田保健衛生大学のグループから報告されていました。
(Bone Miner Metab. 2011 Sep;29(5):615-20)




妊婦において、ビタミンDが低値であると、子癇前症(妊娠高血圧腎症)や帝王切開、頭蓋癆のリスクが高まることが知られています。



さて、今回の研究では、日本人の妊婦におけるビタミンDの状態が調べられました。


具体的には、妊娠30週目以降の妊婦93名を対象に、血中ビタミンD値(25-OH-D値)が測定されています。


解析の結果、

ビタミンD値の平均は、

春;14.3 ± 5.1 ng/ml

夏;15.7 ± 6.4 ng/ml

秋;13.7 ± 5.1 ng/ml

冬;13.9 ± 4.2 ng/ml

でした。



93名のうち、10名が重度のビタミンD欠乏(25-OHD < 10 ng/ml)であることが見出されたということです。



また、ビタミンD欠乏(20 ng/ml未満を定義)には、89.5%にあたる85名が該当しています。



血中ビタミンD値は、甲状腺ホルモン値やカルシウム値とは相関していませんでした。



一方、血中I型コラーゲンテロペプチドや骨型アルカリフォスファターゼとは、負の相関が認められています。



さらに、未熟児出産のリスクの高い妊婦では、正常体重児出産の妊婦に比べて、ビタミンD値が有意に低値でした。

(11.2 ± 3.2 ng/ml vs. 15.6 ± 5.1 ng/ml)




以上のデータから、日本人の妊婦では、血中ビタミンD欠乏が高率に認められ、骨代謝異常や未熟児出産といった妊娠におけるリスクになっていることが示唆されます。




ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。


近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)


今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


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ビタミンD欠乏は重症患者の死亡率を高める [2012年02月23日(木)]
今月の総合医学の専門ジャーナル(電子版)に、重症患者におけるビタミンD欠乏と、アウトカムおよび死亡率との関連を調べた研究が、イスラエルのグループ(Tel Aviv University)から報告されていました。
(QJM. 2012 Feb 12.)


血中ビタミンDの低値と、さまざまな生活習慣病のリスクが高まるという疫学研究が数多く報告されています。


ビタミンDでは、免疫調節作用や抗がん作用が知られています。



さて、今回の研究では、重症患者において、血中ビタミンD値と、死亡率との関連が調べられました。



具体的には、大学病院において、ICUに入院した患者および内科病棟の患者のうち、

人工呼吸が必要とされた病態の患者を対象として、

基礎疾患、血清生化学データ、血中ビタミンD値(25(OH)D)が測定され、

入院あるいは急性増悪から60日間の全死亡率が主エンドポイントとされています。



2008年12月から2009年6月までの間に、130名患者が解析された結果、

まず、血中ビタミンD値は、平均 14.04&#8201;±&#8201;6.9&#8201;ng/mlであり、

107名がビタミンD欠乏(<&#8201;20&#8201;ng/ml)でした。



60日経過後の全死亡率は、44.3%。


ビタミンD値は、白血球数と相関が認められたということです。(その他の血清生化学検査とは関連は見出されていません。)



死亡した患者での生存曲線は、

ビタミンD値が 20&#8201;ng/ml以上の患者に比べて、

ビタミンD値が 20&#8201;ng/ml未満で欠乏している患者では、有意に短い生存期間が示されたということです (P&#8201;<&#8201;0.05)。


ビタミンD欠乏群:15.3&#8201;±&#8201;12.4 日

ビタミンD正常群:24.2&#8201;±&#8201;16.5 日



以上のデータから、

・ICU入院の必要な重症患者ではビタミンD欠乏が多く認められること、

・重症患者では、ビタミンD値が正常群に比べて、欠乏群での死亡率が高い(生存期間が短い)こと、

が示唆されます。




論文著者らは、ビタミンD値が生存のバイオマーカーとなりうる可能性、および、重症患者へのビタミンDサプリメントの推奨、といった考察を行っています。





今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。



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ビタミンD欠乏は急性下気道感染症を重症化 [2012年02月19日(日)]
小児科学の専門ジャーナルに、ビタミンD値と小児における急性下気道感染症リスクとの関連を調べた研究が、日本大学のグループから報告されていました。
(Pediatr Int. 2011 Apr;53(2):199-201.)



ビタミンDは、免疫調節作用を有しており、ビタミンD不足とさまざまな生活習慣病発症との関連が示されています。


ビタミンDは、ディフェンシン産生を介して免疫力を高め、風邪やインフルエンザなど上気道炎感染症の罹患リスクを下げます。

(日本の学童を対象にしたランダム化比較試験でも、ビタミンDサプリメント投与による効果が報告されています。)




さて、今回の研究では、急性下気道感染症(ALRI)にて入院した小児と、ビタミンD欠乏との関連が調べられました。



具体的には、2008年11月〜2009年5月の間に、日本大学練馬光が丘病院に、ALRIで入院した28名の小児が対象となり、血中ビタミンD値(25(OH)D)が測定されています。

(28名中、26名は気管支炎、2名は肺炎)



解析の結果、
まず、
血中ビタミンD値は、人工乳授乳/離乳後の被験者(n = 6)あるいは通常食の被験者(n = 15)に比べて、母乳群(n = 7)では有意に低値でした。

(母乳群14.6 ± 9.7, 人工乳群/離乳後28.9 ± 6.9, 通常食24.6 ± 8.8 ng/mL)



血中ビタミンD欠乏(<15 ng/mL)と、酸素吸入や人工呼吸器利用の必要性との間には有意な相関が認められたということです。




以上のデータから、小児における急性下気道感染症の重症化には、ビタミンD欠乏の関与が示唆されます。





ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。


近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)


今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。





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血中ビタミンDの季節変動@日本人 [2012年02月15日(水)]
疫学研究の専門ジャーナルに、日本人における血中ビタミンD値の季節変動に関する疫学研究が報告されていました。
(J Epidemiol. 2011 Sep 5;21(5):346-53. )




ビタミンDは、食事あるいはサプリメントに由来する分以外に、紫外線によって、皮膚で合成されます。


皮膚での合成量は、紫外線暴露量に関係するため、血中ビタミンDの季節性変動として検出できます。


(なお、紫外線による害のほうが、ビタミンDを産生するというメリットを上回るため、現在では、日光浴が勧められることはなく、サプリメントの活用が安価で確実な方法として推奨されています。

紫外線による害としては、皮膚の光老化(皺・シミなど)、目の白内障などが知られています。




さて、今回の研究では、日本人における血中ビタミンD値の季節性変動が調べられました。


具体的には、北九州のオフィスワーカー男性312名、女性217名(21歳〜67歳)を対象に、
7月および11月の血中ビタミンD(25-OH-D)が測定されています。



解析の結果、

血中ビタミンDの平均値は、

7月が27.4 ng/ml (68.4 nmol/L)

11月が21.4 ng/ml (53.4 nmol/L)

であり、両群間に有意差が認められた(P < 0.001)ということです。




ビタミンD欠乏(20 ng/ml未満として定義)の割合は、

それぞれ 9.3% と 46.7%でした(P < 0.001)。





ビタミンD不足になりやすい11月において、血中ビタミンDの高値と有意に相関していた項目は、

食事由来ビタミンDの摂取(男女とも)、

喫煙しないこと(男性)、

運動すること(男性)、

でした。



また、7月において相関していた項目は、

魚介類の摂取と、女性における血中ビタミンDの高値です。




以上のデータから、日本人においてもビタミンDの季節性変動は顕著であり、紫外線暴露の少ない季節にはビタミンD欠乏を示す人の割合が(オフィスワーカーでは)半数近くに認められる、ことが示唆されます。







ビタミンDは、骨の健康維持や骨粗鬆症予防の必須栄養素として知られています。


近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000 IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)


今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。




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抗酸化ビタミン・ミネラルによる胃がん・食道がんリスク抑制効果 [2012年01月27日(金)]
今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に、抗酸化ビタミンとミネラルサプリメントによる胃がん・食道がんのリスク抑制効果を示した臨床研究が、米国のグループ(Vanderbilt University Medical Center)から報告されていました。
(J Natl Cancer Inst. 2012 Jan 23.)



発がんメカニズムの一つとして酸化障害があり、がんリスク低減を目的として、抗酸化ビタミンやミネラルサプリメントが利用されています。



今回の研究では、ピロリ菌除菌療法後、抗酸化ビタミンとミネラルサプリメントを投与し、上部消化管がんリスクに関する作用が調べられました。


具体的には、中国の13村(Linqu County, Shandong Province)において、3365名(35〜64歳)を対象に、
ピロリ菌の除菌治療(抗生剤2週間投与)後に、

・ビタミンCとビタミンE、およびミネラルを投与した群

あるいは

・偽薬投与群

の各群について、

胃がん発症率および疾患別死亡率を指標として、

14.7年間のフォローアップが行われました。

(Shandong Intervention Trialという研究の一環です。)



なお、7.3年間のフォローアップによる先行研究では、

ニンニク抽出物投与群、

あるいは、ビタミンサプリメント(ビタミンC、E、セレン)投与群について、

前がん状態の胃粘膜病変に対する効果は見出されていません。

(除菌治療では、前がん胃粘膜病変低下効果が示されました。)




今回の研究における被験者の内訳は、以下の通りです。

・ピロリ菌陽性群(2258名)

抗生剤、ビタミン、ニンニクの2 x 2 x 2 factorial試験。


・ピロリ菌陰性群(1107名):(除菌のための抗生剤の代わりに偽薬を投与後)

ビタミン、ニンニクの2 x 2 factorial試験。





ビタミン介入試験

・ビタミン投与群(n = 1677):
 ビタミンC 500r、ビタミンE 200IU、セレン 75μg/日(分2)、

・偽薬投与群(n = 1688)


ニンニク介入試験

・ニンニク投与群(n = 1678):
 Kyolic aged garlic extract 800r、steam-distilled garlic oil 4mg/日(分2)、

・偽薬投与群(n = 1687)





胃がんと診断された被験者の割合は、

ピロリ菌除菌治療群では3%、

偽薬投与群では4.6%

でした。

(OR = 0.61, 95% CI = 0.38 to 0.96, P = .032)




胃がんによる死亡者の割合は、

ピロリ菌除菌群の1.5%、

偽薬群の2.1%でした。

(HR = 0.67, 95% CI = 0.36 to 1.28)




主エンドポイントの解析によると、
ビタミン介入群とニンニク介入群では、胃がん罹患率および胃がん死亡率の低下傾向が示されました。



副エンドポイントによると、
ビタミン介入群では、胃がん死亡者数および食道がん死亡者数について、有意な減少が見出されたということです。
(HR = 0.51, 95% CI = 0.30 to 0.87; P = .014).




以上のデータから、今回の研究対象となった地域/被験者では、抗酸化ビタミン・ミネラルサプリメント投与による上部消化管がんリスク低下作用が示唆されます。






これまでのデータを俯瞰的にみるとき、病気の一次予防や二次予防において、マルチビタミンやマルチミネラルは、基本のサプリメントとして推奨できます。




医療専門誌によるマルチビタミン摂取の推奨論文としては、次の2つがよく知られています。

(1)NEJM誌(1998)の論説

「Eat Right and Take a Multivitamin」

『適切な食事を摂り、マルチビタミンも利用しましょう』

(神経管欠損症予防、動脈硬化性疾患予防の意義)

(Oakely GP. NEJM. 1998 Editorial )


(2)JAMA誌(2002)の総説

「Vitamins for chronic disease prevention in adults」

『成人は、毎日、マルチビタミンサプリメントを摂取するべき』

(先進国では欠乏症は稀であるが、至適濃度を下回ることのリスクがある。)

(Fletcher.et al. JAMA. 2002 )






DHCでは、適正な価格で高品質のマルチビタミンマルチミネラルカルシウム・マグネシウムを提供しています。





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