サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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関節リウマチ患者の75%がCAMを利用 [2009年09月30日(水)]
関節リウマチ患者における補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が,米国のグループから報告されていました。
(HSS J. 2009 Sep 26. PMID: 19784703)



これまでの各種調査によって,米国では,関節リウマチ患者の28%から90%が,さまざまな補完代替医療(CAM)を利用していることが示されています。


今回の研究では,ニューヨークのLincoln Medical and Mental Health Centerにおいて,関節リウマチ患者のCAM利用状況について調査研究が実施されました。



その結果,75.9%の患者がCAMの利用経験があると回答しており,最も広く利用されていたのはサプリメントとタッチセラピーでした。


また,マインドボディセラピーは,若年層における利用が顕著とされています。



論文著者らは,関節リウマチ患者の間では,初期の病態から標準治療と併用して,さまざまなCAMが広く利用されていることから,CAMはもはや関節リウマチ患者のlast resortというわけではない,と述べています。


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2種類のグルコサミン硫酸塩の生物学的同等性試験 [2009年09月29日(火)]
2種類のグルコサミン硫酸塩の生物学的同等性を検証したヒト臨床研究が,タイのMahidol Universityから報告されていました。
J Med Assoc Thai. 2009 Sep;92(9):1234-9.) 



グルコサミンは,グルコースにアミノ基が結合したアミノ糖の1種です。

軟骨の構成成分であるムコ多糖類の構成成分となるため,変形性関節症に対して広く利用されています。


サプリメントに利用されるグルコサミンの一つにグルコサミン硫酸塩があり,塩化カリウム(KCl)と塩化ナトリウム(NaCl)の2つのタイプがあります。



今回の研究では,500mgのグルコサミン硫酸塩を含むサプリメントについて, グルコサミン硫酸塩NaClを対照群,グルコサミン硫酸塩KClをテスト群として生物学的同等性が検証されています。

(いずれもハードカプセルの形状。)



具体的には,健康な被験者24名に対して2種類のグルコサミン硫酸塩が経口投与され,採血が投与後24時間にわたり行われました。

(ランダム化クロスオーバー法。単回投与。1週間のwash-out。)


Cmax,AUCが測定された結果,対照剤(NaCl)およびテスト剤(KCl)の両者について有意差は認められず,生物学的同等性が示唆されています。



以上のデータから,グルコサミン硫酸塩KClは,グルコサミン硫酸塩NaClと同等の効果が期待されると考えられます。



(なお,本邦ではグルコサミン塩酸塩が健康食品の成分として用いられています。)




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グルコサミンとオメガ3系脂肪酸の併用投与による変形性関節症に対する効果 [2009年09月28日(月)]
今月の治療学の専門ジャーナル(電子版)に,グルコサミン+オメガ3系脂肪酸の併用投与による変形性膝関節症への効果を示した臨床研究が,ドイツのグループから報告されていました。
(Adv Ther. 2009 Sep 4. PMID: 19756416)


グルコサミンは,グルコースにアミノ基が結合したアミノ糖の1種で,軟骨の構成成分であるムコ多糖類の構成成分となります。

変形性関節症や関節炎に伴う症状に対する一定の効果が報告されており,コンドロイチン併用されることも多いサプリメントの成分です。


DHAEPAに代表されるオメガ3系脂肪酸は,魚油に多く含まれ,抗炎症作用が知られています。



さて,今回の研究では,グルコサミン硫酸塩(1500 mg/日)単独投与と,グルコサミンとオメガ3系脂肪酸(DHAとEPA)の併用投与による,中等度から重症の股関節あるいは膝関節の変形性関節症に対する効果が比較されました。


具体的には,177名の患者を対象に,グルコサミンとオメガ3系脂肪酸の併用投与群(グループA)と,グルコサミン単独投与群(グループB)の2群に分けて,26週間の介入試験が行われています。

(ランダム化二重盲検比較試験)


効果の指標としてWOMAC(Western Ontario and McMaster Universities Arthrosis index)スコアが測定された結果,最小疼痛減少の割合については両群間に有意差はありませんでしたが,レスポンダー率については併用群のほうが,単独投与群よりも有意に高値でした(group A 44%, group B 32%; P=0.044)。



朝のこわばりや関節痛といったOA症候について,試験終了の時点で,グループA(併用群)では48.5%-55.6%減少,グループB(単独投与群)では41.7%-55.3%減少となっており,併用投与群のほうが,大きな減少(改善)を示しました。



安全性について,26週間の試験では両群とも高い許容性が示されています。




論文著者らによると,今回の介入試験は,中等度から重症の変形性関節症に対するグルコサミンとオメガ3系脂肪酸の併用の有効性を示した最初の臨床試験であるということです。




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耳鼻科領域におけるCAM利用状況 [2009年09月27日(日)]
今月の耳鼻咽喉科学の専門ジャーナル(電子版)に,耳鼻科領域の患者によるCAM利用状況を調べた研究が,イギリス・アバディーン大学のグループから報告されていました。
(Eur Arch Otorhinolaryngol. 2009 Sep 22 PMID: 19771443)


今回の研究では,イギリスの研修指定病院の患者(耳鼻咽喉科の外来および入院患者)2,440名を対象に,質問票が送付され,1,789名(73%)から回答が得られました。


回答者は,既婚女性で50歳以上が比較的多く占めています。



60%の回答者が何らかのCAMの利用経験を有しており,35%は過去1年間の利用でした。



利用者の割合が多かったのは,

サプリメントでは,

・肝油 (n = 481)

・ニンニク (n = 255)

・クランベリー (n = 224)

であったということです。



サプリメント以外では,

・マッサージ (n = 287)

・鍼 (n = 233)

・アロマセラピー (n = 170)

が利用者の多いCAMでした。



CAM利用の理由としては,

健康増進,

免疫賦活,

普通感冒や喘息,疼痛など比較的一般的な症状・病態の予防のため

があげられています。



以上のデータから,耳鼻咽喉科でも,患者・消費者はCAMを広く利用しており,標準治療とCAMの併用を想定した治療が必要と推察されます。


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共役リノール酸によるUCP1の調節 [2009年09月26日(土)]
今月の脂質研究の専門ジャーナル(電子版)に,共役リノール酸によるUCP1発現の調節を検討した基礎研究が,米国のグループから報告されていました。
(Lipids. 2009 Sep 25. PMID: 19779754)


共役リノール酸(CLA,異性化リノール酸)は,体重減少効果を有する機能性食品成分としてサプリメントに利用されています。


近年,複数の臨床試験によって,共役リノール酸摂取による体重減少・ダイエット効果が示されてきました。


CLAによる体重減少効果の分子メカニズムについて,詳細はまだよく分かっていませんが,一つの説として,白色脂肪細胞におけるUCP1の異所性発現を介した機序が想定されています。


(通常,UCP1は褐色脂肪細胞に発現して,熱産生を介したエネルギー消費を行う分子です。本来の褐色脂肪細胞ではなくて,白色脂肪にUCP1が発現するために異所性発現となります。)


今回の研究では,CLA投与による白色脂肪細胞でのUCP1発現,エネルギー消費,体重減少への影響が検討されています。


具体的には,肥満モデル動物であるob/obマウスを用いて,1.5%CLA含有餌を4週間投与し,脂質代謝に関連する分子の遺伝子発現が測定されました。

(対照群,CLA投与群,レプチン投与対照群の3群での比較。)


CLA投与の結果,CPT1b(carnitine palmitoyltransferase-1b)およびPGC1alpha(PPAR gamma coactivator-1alpha)のmRNA発現が有意に増加しています。


さらに,CLA投与によって,UCP1は,mRNA発現とタンパク質発現の両方が増加したということです。


このとき,β3アドレナリン受容体およびMAPキナーゼのmRNAはCLAでは変化せず,ポジティブ対照群のレプチン投与群にて増加しました。



以上のデータから,CLA投与による白色脂肪細胞の減少には,白色脂肪細胞におけるUCP1増加の関与が示唆され,これにはβARとは異なる経路が想定されます。


今後,CLAによる白色脂肪細胞でのエネルギー消費およびミトコンドリア酸化に関する分子メカニズムの解明が期待されます。



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慢性肝疾患患者におけるCAM利用状況 [2009年09月25日(金)]
今月の消化器病学の専門ジャーナル(電子版)に,慢性肝臓疾患患者における補完代替医療(CAM)の利用状況を調べた研究が,米国のグループから報告されていました。
(J Clin Gastroenterol. 2009 Sep 23. PMID: 19779363)



これまでの多くの研究によって,様々な疾患の有病者における補完代替医療(CAM)の利用状況が報告されており,標準治療との併用による相互作用が懸念される場合もあります。


今回の研究では,慢性肝臓病患者を対象に,CAMの利用状況が調べられました。



具体的には,1999年から2001年までの間に,慢性肝臓疾患を新規に診断された1,040名を対象に調査が行われた結果,284名(27.3%)が少なくとも1種類のCAMを利用していたということです。



ビタミンなどのサプリメントの利用が最も多く,188名(18.1%)でした。

その他,ハーブが175名(16.8%),ホメオパシーが16名(1.5%)などとなっています。



CAM利用と相関する交絡因子として,教育水準の高さや世帯収入の高さ,特定の肝疾患(アルコール性,B型,C型肝炎)が認められています。



以上のデータから,慢性肝臓疾患患者におけるCAMの利用は比較的高頻度であり,標準治療との併用には医療従事者とのコミュニケーションが重要であることが示唆されます。


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ガルシノール@ガルシニア [2009年09月24日(木)]
今月の血液腫瘍学の専門ジャーナルに,ガルシノールの抗酸化作用の意義を検討した研究が,米国のグループから報告されていました。

(J Hematol Oncol. 2009 Sep 2;2:38.)



ガルシノールは,ベンゾフェノン誘導体に分類される化合物で,ガルシニア・カンボジアなどに含まれています。


ガルシニア・カンボジアの主な成分としては,HCAが知られており,抗肥満作用を有する機能性食品素材として広く利用されています。



さて,今回の論文では,ガルシノールgarcinol (camboginol)による抗酸化作用,抗炎症作用,抗がん作用について,その分子メカニズムが考察されていました。


これまでの基礎研究では,ガルシノールによる抗酸化作用や抗炎症作用,タンパク質の抗グリケーション活性,白血病細胞におけるアポトーシス誘導作用,ラット胃潰瘍やラット口腔発がんの抑制等が示されています。



今後,臨床的意義の検討が期待される分野です。



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卵黄摂取によるルテインの効果 [2009年09月23日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに,卵黄の摂取によるルテインの網膜蓄積濃度改善効果を示した臨床試験が,米国ブラウン大学のグループから報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2009 Sep 16. PMID: 19759170)


ルテインとゼアキサンチンは,卵黄や緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの1種です。


目の網膜に集積し,加齢性黄斑変性症や白内障を予防する効果が知られており,サプリメントとしても広く利用されています。



加齢性黄斑変性症は,高齢者における失明の主な原因です。


そこで,現在,ルテインの摂取による予防効果が注目されています。



さて,今回の研究では,コレステロール低下剤のスタチン剤を服用している高齢者を対象に,卵黄を投与し,血中ルテインとゼアキサンチン,黄斑色素の光学密度(MPOD)が測定されました。



1日あたり2個の卵黄,つづいて4個の卵黄をそれぞれ5週間摂取させた結果,被験者37名におけるMPODの変化は,投与前のMPODと負の相関関係が認められたということです。

(なお,投与前と,介入のwash-out期間である4週間は卵を摂取しないとしています。)


具体的には,MPODが低値(0.25度で0.5以下,0.5度で0.4以下,1度で0.35以下と定義) であった群は,4個の卵黄摂取によって,有意なMPODの増加(50%までの増加)を示しました(P < 0.05)。


また,2個の卵黄摂取では,0.5度におけるMPODが31%増加しています(P = 0.059)。



被験者52名における測定の結果,2個あるいは4個の卵黄摂取によって,血中ルテイン値は,それぞれ16%と24%増加,血中ゼアキサンチンは36%と82%増加しました。


卵黄摂取後の血中HDL値は5%上昇(P < 0.05)し,血中LDL値は有意な変化は認められていません。



以上のデータから,1日あたり4個の卵黄摂取,あるいはおそらく2個の卵黄摂取は,MPODの低い高齢者では,網膜の健康維持に好ましい影響が期待できると推察されます。

(なお,被験者は,スタチン剤を服用している高齢者であり,LDL上昇といった脂質代謝への影響は認められていません。)



脂質代謝への影響が気になる場合には,ルテインサプリメントの利用という選択肢も考えられます。





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ベジタリアンの体組成と栄養摂取 [2009年09月22日(火)]
栄養学の専門ジャーナルに,仏教のベジタリアン(Buddhist vegetarian)における体組成と栄養素の摂取を調べた研究が,ドイツのグループから報告されていました。
(Asia Pac J Clin Nutr. 2009;18(2):265-71.)




今回の研究対象となったのは,韓国における仏教の尼僧54名で,仏教の教えに従った食生活/精進料理の摂取を行っています。


非ベジタリアンであるカトリックの尼僧31名を対照群として,体組成(体脂肪率や除脂肪体重など)や摂取栄養素の状況が比較検討されました。


なお,ベジタリアンの仏教徒の尼僧と,非ベジタリアンのカトリックの尼僧は,食生活以外のライフスタイルは類似しているということです。



体組成測定および3日間の食事調査の結果,ベジタリアン群では非ベジタリアン群に比べて,体重および除脂肪体重,体脂肪,BMIが大きいというデータでした。


BMIの平均値は,ベジタリアン群が22.6,非ベジタリアン群が20.7となっています。


ベジタリアン群では,体脂肪は,ベジタリアンである期間と逆相関の関係にあることが示されています。

(つまり,ベジタリアンである期間が長いと,体脂肪が少ない,という相関です。 ベジタリアンの期間が長い群の体脂肪は12.1kg,短い群では15.0kgという値でした。p=0.032)


また,各栄養素の摂取状況は,ベジタリアン群と非ベジタリアン群との間に大きな差は認められていませんが,一部の栄養素では,ベジタリアン群のほうが栄養学的に好ましいというデータが示されています。



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セサミンによる血管内皮機能の改善作用 [2009年09月21日(月)]
薬理学の専門ジャーナルに,セサミンが高血圧症における血管内皮機能を改善するという基礎研究が報告されていました。
(Eur J Pharmacol. 2009 Aug 20. PMID: 19699195)



セサミンsesaminは,ごまリグナンの1種です。


これまでの研究では,抗酸化作用,降圧作用,コレステロール低下作用,免疫調節作用,肝臓脂肪酸組成の修飾作用,アルコール性肝障害抑制作用といった多彩な作用が報告されています。




さて,今回の研究では,腎血管性高血圧症モデルラットを用いて,高脂肪食を摂取させ,さらにセサミンを8週間,経口投与し,血管内皮機能への影響が検証されました。



セサミン投与の結果,収縮期血圧の低下,アセチルコリンやNOによる血管拡張作用の改善が認められたということです。


また,これらの変化には,eNOSの増加,malondialdehyde量の低下,NADPH oxidase subunit p47(phox)タンパク質発現の低下などが伴っています。




以上のデータから,セサミンは,eNOS発現の亢進やNO酸化不活性の抑制を介した作用により,高血圧および血管内皮機能を改善すると推察されます。



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エキナセアによる急性咽頭炎への効果 [2009年09月20日(日)]
今月の欧州の臨床医学系ジャーナルに,エキナセア/セージによる急性咽頭炎への作用を検討した臨床研究が,スイスのグループから報告されていました。
Eur J Med Res. 2009 Sep 1;14(9):406-12.)



エキナセアは,北米原産のハーブで,風邪(普通感冒)やインフルエンザに対して広く利用されています。

風邪の初期に投与することで,症状の軽減や罹病期間の短縮効果が期待できます。


セージは,地中海沿岸原産のハーブで,喉や鼻の炎症に用いられます。




今回の研究では,急性咽頭炎に対して,エキナセア/セージのスプレー,およびクロルヘキシジン/リドカインのスプレーの治療効果を検証する目的で,12歳以上の急性咽頭炎患者154名(133名が解析の対象)を対象に,いずれかのスプレーが2時間毎に2噴霧の割合で,1日10回まで,最大5日間,症状の消失まで投与されました。

(多施設ランダム化二重盲検試験として実施。)



症状スコアが前値に比べて半減した場合を治療に反応したとして判断した結果,エキナセア/セージのスプレーは,急性咽頭炎の治療に関してクロルヘキシジン/リドカインスプレーと同等の有効性が認められたということです。


治療開始3日後における反応率(症状改善率)は,エキナセア/セージ投与群では63.8%であったのに対して,クロルヘキシジン/リドカインスプレー投与群では57.8%でした。



以上のデータから,エキナセア/セージの外用(スプレー)投与は,急性咽頭炎の治療に有用であることが示唆されます。



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トンカットアリによる性機能亢進作用 [2009年09月19日(土)]
生薬学の専門ジャーナルに,性機能亢進作用を示した基礎研究が,イタリアのグループから報告されていました。
(J Ethnopharmacol. 2009 Aug 22. PMID: 19703544)



トンカットアリ(学名Eurycoma longifolia)は,東南アジア原産のハーブで,マレーシアの民間療法では強壮・催淫薬として用いられてきました。



今回の研究では,雄ラットを用いて,トンカットアリ根抽出物による性機能に対する作用が検討されています。


具体的には,性機能減退/勃起障害モデル雄ラットに対して,

(1)3種類の用量(250, 500, 1000mg/kg)での急性投与

(2)500mg/kg体重/日での亜急性投与試験:6日間

(3)500mg/kg体重/日での投与試験:12日間

の用法用量にて,トンカットアリが投与され,性機能に関連する指標(Mount, intromission , ejaculation latencies, post-ejaculatory interval)が調べられました。


また,血中テストステロン値が,亜急性投与試験において測定されています。


トンカットアリ投与の結果,(1)急性投与(500と1000mg/kg)および(2)と(3)投与試験の両群において,射精潜時や交尾行動といった指標について有意な改善が認められました。


血中テストステロン値は,亜急性投与群において,対照群と比べて有意な増加が示されています。




以上のデータから,トンカットアリ根抽出物による性機能改善作用が示唆されます。




トンカットアリに類似した作用を持つハーブとして,マカがあります。

マカは,滋養強壮作用・アダプトゲン作用を有し,男女ともに利用されます。

一方,トンカットアリは,どちらかといえば,男性を対象にした強壮・催淫ハーブという印象です。



(少なくともマレーシアではそのような研究対象となっており,何年か前に科学誌natureにも記事が掲載されていました。)



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メロン抽出物の抗疲労作用 [2009年09月18日(金)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に,メロン抽出物による抗疲労・抗ストレス作用を示した臨床研究がフランスのグループから報告されていました。
(Nutr J. 2009 Sep 15;8(1):40.)



ある種のメロンは,強い抗酸化作用を有しており,メロン抽出物が機能性食品素材として利用されています。



今回の研究では,健康な被験者70名(30歳〜55歳)を対象に,メロン果汁含有サプリメント(Extramel 10mg,140IU SODに相当)あるいは偽薬が1日1回,4週間にわたって投与されました。
(なお,被験者は,ストレスや疲労を感じている,とされています。)


ストレスと疲労の指標として,FARD, PSS-14, SF-12 , Epworth scaleの4種類が測定された結果,身体的(痛みや睡眠障害)・認知機能(注意力や疲労,睡眠障害)・行動学的(態度,いらいら感など)といった点において有意な改善が示されたということです。

なお,このとき,有害事象は認められていません。



以上のデータから,1日あたり140IU SOD相当のメロン抽出物サプリメントの投与は,疲労やストレスに関連する症状の改善に有用であることが示唆されます。



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ニガウリ(苦瓜)の糖尿病改善メカニズム [2009年09月17日(木)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に,ニガウリの糖代謝への作用メカニズムを検討した基礎研究が,インドのグループから報告されていました。
(J Ethnopharmacol. 2009 Sep 7.  PMID: 19744549)



ニガウリ(苦瓜,学名Momordica charantia)は,インドなど各地の伝統医療において,血糖コントロールを改善する目的で,糖尿病の治療に利用されてきました。



一般的な利用部位は果実であり,果汁や抽出物もしくは粉末が投与されます。

(つまり,通常の食用部位と同じです。)


有効成分として,インスリン様ポリペプチドであるポリペプチド-P(polypeptide-P)が知られています。

これは,植物インスリン(plant insulin)あるいはP-インスリンと呼ばれることもあります。


基礎研究では,抗糖尿病作用の他,抗潰瘍作用,抗HIV作用,抗菌作用,抗がん作用なども示されています。



さて,今回の研究では,ニガウリ果実抽出物による糖代謝への作用メカニズムについて検証されました。


具体的には,培養細胞(L-6)系を用いて,グルコース取り込みへの作用,糖輸送タンパク質・Glut4やPPARγ,PI3Kなど糖代謝に関与する細胞内分子の発現について調べられています。



その結果,ニガウリ果実抽出物は6マイクログラム/mLの濃度において,Glut4,PPARγ,PI3Kの各遺伝子(mRNA)の発現をそれぞれ3.6, 2.8,3.8倍に増加させたということです。


また,グルコース取り込み作用は約2倍に亢進し,これは,インスリンやロシグリタゾン(糖尿病治療薬)の作用と同等とされています。



以上のデータから,ニガウリによる糖代謝改善作用の分子メカニズムが示唆されます。


今後,臨床的意義の検討が期待される分野です。





なお,ニガウリによる血糖降下作用・食後過血糖抑制作用については,2型糖尿病患者を対象にした予備的な臨床試験でも効果が示されています。




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ボスウェリア酸の安全性検証 [2009年09月16日(水)]
生薬学の専門ジャーナルに,ボスウェリアの安全性を検証した基礎研究が,インドのグループから報告されていました。
(Phytomedicine. 2009 Aug 12. PMID: 19679457)



関節対策のサプリメント成分では,グルコサミンやコンドロイチンがよく知られています。


これらは,変形性膝関節症など加齢に伴って生じる関節症状の改善に有用であることが多くの臨床研究で報告されてきました。



関節対策のサプリメントとしては,ボスウェリア・セラータ(5-ロキシン)というハーブもあります。



ボスウェリア・セラータとは,アラビアからインドに自生するカンラン科ボスウェリア(ニュウコウ)属の生薬です。


インドの伝統医療であるアーユルヴェーダにおいて利用されてきました。


有効成分としてボスウェリア酸boswellic acidが含まれており,5-リポキシゲナーゼ阻害作用を介して抗炎症作用を示します。




さて,今回の研究では,ボスウェリア酸の許容性/安全性について,in vivo系を用いた検証が行われています。


(これまでの報告は,in vitro系でのボスウェリア乾燥抽出物あるいは3-O-acetyl-11-keto-beta-ボスウェリア酸に関する検討であり,ボスウェリア酸についてin vivo系で検証した研究は知られていません。)


先行する研究では,ボスウェリア酸の一般毒性は認められませんでした。


今回の研究では,Wistarラットを用いて遺伝毒性が調べられています。


具体的には,6群(n=5)に分け,

4群にはボスウェリア酸をそれぞれ125, 250, 500, 1000mg/kgの濃度において経口投与し,

1群にはポジティブ対照群としてcyclophosphamide (CP) 40mg/kg,metronedazole (MTZ) 130mg/kg,mercuric chloride (HgCl(2)) 0.864mg/kgのいずれかを経口投与し,

残り1群は対照群として実験が行われました。



染色体や精子の形態といった遺伝毒性に関連する各種の指標が調べられた結果,ボスウェリア酸の安全性は非常に高く,今回の実験の最高濃度である1000mg/kgでの投与で遺伝毒性は認められていません。


(一方,実薬対照群では各種の異常が有意に認められています。)



以上のデータから,ボスウェリア・セラータの主成分であるボスウェリア酸は,高い許容性/安全性を有していることが示唆されます。




ボスウェリア抽出物は,関節軟骨の構成成分であるグリコサミノグリカンの分解を抑制することから,関節障害に対しては,ボスウェリアのほうがNSAIDsよりも好ましいと考えられます。


臨床研究では,変形性膝関節症における疼痛の軽減,気管支喘息の症状改善,炎症性腸疾患の症状改善といった働きが報告されています。



一般に,グルコサミンやコンドロイチンとの併用も可能と考えられますので,関節症状に対する機能性食品素材の選択肢の一つとして,ボスウェリア(5-ロキシン)が考えられます。



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マテによる抗肥満作用 [2009年09月15日(火)]
昨日のブログでは,マテ抽出物による脂質代謝異常改善作用を示した臨床研究を紹介させていただきました。

マテ摂取によって,コレステロールが低下する,というデータです。



マテは,肥満対策のサプリメント成分としても知られています。


たとえば,最近の研究では,イギリスの医療従事者のうち,BMI30以上の肥満者73名を対象に,マテ・ガラナ・ダミアナの3種類の複合ハーブ剤を,6週間投与した臨床試験では,体重の有意な減少とBMI(体格指数)の有意な低下が認められたということです。
(Br Food J 2007;109:416-428.)





肥満やメタボリック症候群の対策は,まず食事と運動が基本です。

食事療法としては,DHCプロティンダイエットなどのフォーミュラ食も有効性が示されています。


サプリメントは,これらにあわせて用いる補完療法としての位置づけになります。



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マテによる脂質異常症改善作用 [2009年09月14日(月)]
農芸化学の専門ジャーナルに,マテによる脂質異常症改善作用を示したヒト臨床研究が,ブラジルのグループから報告されていました。
(J Agric Food Chem. 2009 Aug 20.)


マテ(イエルバ・マテ,学名Ilex paraguariensis )は,南米原産のモチノキ科の常緑樹で,現地では伝統的にマテ茶として飲用の嗜好品として利用されています。


有効成分として,カフェインやテオブロミン,テオフィリンといったアルカロイド類が見出されており,基礎研究では抗肥満作用が示唆されています。


そこで,最近では,生活習慣病対策の機能性食品素材としてマテ抽出物が製品化されています。




さて,今回の研究では,102名の被験者を対象に,マテによる脂質代謝への影響が検証されました。


具体的には,

健常者(脂質異常症ではない被験者)(n=15),

脂質異常症患者(n=57),

長期間のスタチン治療を受けている高コレステロール血症患者(n=30),

の3群を対象に,

1回あたり330mlのマテ抽出物含有飲料を1日3回,40日間投与し,脂質関連指標が測定されています。

(一重盲検対象試験として実施。利用されたマテは,グリーンマテあるいはローストマテ。)


その結果,

まず,健常者では,LDLコレステロール値が8.7%低下しました(p < 0.05)。


次に,脂質異常症患者では,投与前と比べて,投与開始20日目の時点と40日目の時点におけるLDLコレステロール値は,それぞれ8.1%と8.6%有意に低下していました(p < 0.001 )。

また,非HDLコレステロール値もそれぞれ5.4%と6.5%有意に低下しています(p < 0.01)。
マテ投与20日後では,アポリポプロテインBが6.0%低下(p < 0.05),HDLコレステロール値が4.4%増加(p < 0.01)しました。

なお,このときの中性脂肪値には有意な変化は認められていません。




さらに,スタチン剤による治療中の脂質異常症患者では,マテ投与20日目と40日目の時点において,LDLコレステロール値が10.0%と13.1%それぞれ低下しています(p < 0.05)。




以上のデータから,マテ抽出物による脂質異常症改善作用(悪玉コレステロール低下作用,善玉コレステロール増加作用),スタチン治療との併用による相加作用が示唆されます。



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アスリートにおける栄養素の摂取評価 [2009年09月13日(日)]
今月の臨床スポーツ医学の専門ジャーナルに,アスリートの摂取栄養素の状態について解析した調査研究が,カナダ・カルガリー大学のグループから報告されていました。
(Clin J Sport Med. 2009 Sep;19(5):405-11.)




今回の研究では,カナダにおける一流のアスリート324名を対象に,3日間の前向き調査研究が実施されています。


具体的には,8ヶ所のカナダスポーツセンターのhigh-performanceアスリート(男性114名,女性201名,平均年齢21.3歳)を対象に,摂取した食物,飲料,サプリメントが記録され,各栄養素の割合が解析されました。


その結果,摂取総エネルギー量は,

男性アスリート:2533±843 Kcal/日

女性アスリート:2304±713 Kcal/日

となっています。



炭水化物:たんぱく質:脂質の割合(エネルギー比)は,

53%:19%:28%,


一日あたりの平均の炭水化物とたんぱく質の摂取量は,

5.1 ± 1.8 g/kg体重

1.8 ± 0.6 g/kg体重

でした。



なお,これらのデータは,アスリートにおけるRDAを下回っています。



一方,サプリメントの利用が各栄養素の摂取量を増加させることが示されています


具体的には,17種類の栄養素について,食事のみからではRDAの120%から366%の摂取量であるのに対して,サプリメントとの併用では134%から680%となっています。




今回のデータから,カナダの一流アスリートは,エネルギー量や炭水化物についてRDAを満たしていないものの,微量栄養素ではRDAを充足していることが示されており,微量栄養素については一定の品質の食品を摂取していることが推測されます。


また,サプリメントの併用は,エネルギー量,三大栄養素,微量栄養素の摂取量を有意に増加させる働きが示されました。




アスリートではサプリメントの利用は当然と考えられます。


臨床スポーツ医学は,各競技に応じて,また,個人の体質に応じて,オーダーメイドの栄養療法が必要な分野です。


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プエラリアの抗変異原性 [2009年09月12日(土)]
プエラリア属の植物に関する変異原性/抗変異原性を調べた基礎研究が,タイ・チュラロンコン大学のグループから報告されていました。
(Braz J Med Biol Res. 2009 Sep;42(9):816-23.)



研究の対象となったのは,タイの伝統医療で用いられてきたハーブのプエラリア・ミリフィカ(Pueraria mirifica)と,日本の葛(Pueraria lobata)です。


どちらも植物エストロゲンが豊富に含まれています。


今回の研究では,変異原性/抗変異原性を調べるために,サルモネラ菌による変異物質検出法であるAmes試験(エイムス試験, エームス試験)が用いられました。


それぞれの植物抽出物を2.5,5,10 mg/plateの濃度にて調べられた結果,変異原性は認められていません。


また,アクリルアミドおよびベンゾピレンに対する抗変異原性が認められたということです。


抗変異原性を有していないことについては,ラットを用いた小核試験によって,300 mg/kg体重の濃度まで追試され確認されています。



以上のデータから,プエラリア・ミリフィカおよび葛は変異原性を有しておらず,抗変異原性を示すことが推察されます。


(つまり,サプリメント/健康食品素材としての安全性を支持する研究データです。)


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チョコレートで紫外線障害を予防 [2009年09月11日(金)]
今月の美容皮膚科学の専門ジャーナルに,チョコレートの摂取が紫外線による皮膚障害を抑制する,という臨床研究がイギリスのグループから報告されていました。
(J Cosmet Dermatol. 2009 Sep;8(3):169-73.)



カカオには抗酸化作用を有するポリフェノール(カカオポリフェノール)が豊富に含まれ,生活習慣病予防効果が期待されています。


これまでの臨床研究では,カカオ製品であるチョコレート(ダークチョコレート)やココアによる高血圧改善作用などが示されてきました。


最近では,カカオポリフェノール含有サプリメントも製品化されています。



さて,今回の研究では,カカオ由来のフラボノール(ポリフェノールの1種)を豊富に含むダークチョコレートによる紫外線保護作用が検証されています。



具体的には,健康な被験者30名を対象に,高用量フラボノール含有チョコレートあるいは低用量フラボノール含有チョコレートのいずれかを20グラム/日の用量で12週間摂取させ,最小紅斑量(minimal erythema dose,MED)が指標として測定されました。
(ランダム化二重盲検試験)



(紫外線UVBを皮膚に照射すると,紅斑が生じます。

MEDとは,肉眼的にもっとも軽 い紅斑が出現するのに要するエネルギー量です。

例えば, 光線過敏性皮膚疾患では,MEDは低下します。)




投与前後におけるMEDを比較した結果,高フラボノール含有チョコレート摂取群では,MEDが2倍以上,上昇したということです。

(つまり,紫外線障害に対する抵抗性を示したことになります。)


一方,低フラボノール含有チョコレート摂取群では,投与前後において有意な変化は認められていません。



以上のデータから,カカオポリフェノール/フラボノールを多く含むダークチョコレートの摂取は,紫外線による皮膚障害に対する保護作用を示すと考えられます。




なお,紫外線対策は,

・紫外線への暴露を避ける

・帽子や日傘を使う

・日焼け止めクリームを使う

・(紫外線で生じる酸化障害やメラニン合成対策として)L-システインやビタミンCをとる

といったことが優先されます。



現時点では,「紫外線対策にダークチョコレートを」といったようなコンセンサスは得られてないと思います。




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