サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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最新記事
女子学生が半数以上の国立大学医学部 [2018年10月12日(金)]
少し前に、都内の私立の医学部で、女子学生に対する不利な採点が問題になりました。
時代錯誤であり、かつ、その採点基準が公表されていなかったことで、まったく論外のやり方で大きな批判を受けたと思います。
この問題は、海外のメディアも大きく取り上げたので、アメリカやアジアでもよく知られています。
(実際、私も海外の複数の知り合いから、その話題を聞かれたことがあります。)

さて、今、参加している学会で、
現地の医学部の5年生に、女子学生の割合を聞いてみました。
(当然、彼女も、日本での話を知っていました。)

彼女の答えは、約180名の同級生の半数以上は女子学生である、ということでした。

大学の教員でも女性の割合が多いのは知っていましたが、

国立大学の医学部生の半数が女子学生というのはちょっと驚きでした。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


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亜鉛サプリメントの抗炎症作用:メタ解析 [2018年07月20日(金)]
今月の薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、亜鉛サプリメントの抗炎症作用を示したメタ解析が報告されていました。
(Eur J Pharmacol. 2018 Jul 13.)


慢性炎症は、生活習慣病の病態であり、抗炎症作用を有する機能性食品成分が未病対策に有用と考えられます。


厚労省の国民健康栄養調査では、カルシウム、マグネシウム、亜鉛が、男女とも成人の全年齢層で摂取不足であると報告されています。


先行研究では、

亜鉛による抗炎症作用や抗酸化作用が示唆されています。

しかし、臨床試験での亜鉛投与による炎症関連マーカー(CRP)への影響は明確ではありません。


そこで、今回のメタ解析では、

成人において、
亜鉛サプリメント投与による血中CRPへの影響が検証されました。

具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(PubMed, SCOPUS, Google Scholar)

2017年10月までに収載された論文が検索され、

1505報が抽出され、

8報のランダム化比較試験(RCT)がメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

亜鉛サプリメント投与によって、

血中CRP値の有意な減少が見出されたということです。
(WMD: -1.68mg/l; 95% CI: -2.4 to -0.9, P= <0.001)


サブ解析では、

サプリメントの用量、試験の質、対象者、投与前のCRP値などが論文の異質性の要因でした。


1日あたり50mgの亜鉛の摂取群
(WMD: -1.97mg/l; 95% CI: -2.28 to -1.67, P= <0.001),

質の低い試験
(WMD: -2.9mg/l; 95% CI: -3.68 to -2.12, P= <0.001)

腎機能低下の被験者
(WMD: -7.43mg/l; 95% CI: -12.57 to -2.29, P= 0.005)

では、より顕著なCRP値の改善が認められています。


以上のメタ解析データから、

亜鉛サプリメント投与による抗炎症作用が示唆されます。

今後、健常者や未病における臨床的意義の検証が期待されます。


亜鉛は、生体の機能維持に必須なミネラルであり、不足すると、味覚障害などの症状が生じます。

また、セックスミネラルとしても知られています。

その他、亜鉛は、褥瘡患者の栄養補給に推奨されています。
(2015年には、医療関係の学会のガイドラインにより、コラーゲン加水分解物が、褥瘡患者への栄養補給に推奨されました。)

【推奨文】 亜鉛、アスコルビン酸、アルギニン、L-カルノシン、n-3系脂肪酸、コラーゲン加水分解物など疾患を考慮したうえで補給してもよい.「褥瘡予防・管理ガイドライン(第 4 版)」(日本褥瘡学会 2015年)



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にきび(尋常性ざ瘡、アクネ)の指標を低GI・低GL食が改善する [2018年04月28日(土)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、にきび(尋常性ざ瘡、アクネ)の指標に対する低GI(グリセミック指数)・低GL(グリセミックロード)食の作用を調べた臨床研究が報告されていました。
(J Acad Nutr Diet. 2018 Apr 21)


炭水化物摂取時の血糖上昇の指標であるグリセミック指数(GI)やグリセミック負荷(GL)が高いことは、

にきび(尋常性&#30180;瘡、アクネ)に関連する因子に影響を与えると考えられています。


今回の研究では、

低GI食・低GL食によるにきび関連の内分泌代謝指標への作用が検証されました。


具体的には、

・低GI食/低GL食の摂取群:34名

・通常食の摂取群:32名

の2群について、2週間の介入が行われ、

指標として、血糖値、インスリン値、IGF-1、IGFBP-3、インスリン抵抗性などが測定されました。


主アウトカムは、
にきびおよびインスリン抵抗性関連の内分泌代謝関連指標です。


解析の結果、

低GI食・低GL食の摂取群では、

IGF-1値は、介入前に比べて、2週間の介入後に有意な低下を示しました。
(preintervention=267.3±85.6 mg/mL, postintervention=244.5±78.7 ng/mL) (P=0.049).


一方、
グルコース、インスリン、IGFBP-3、インスリン抵抗性については、2週間の介入でも両群間での差は検出されませんでした。


炭水化物の摂取量や炭水化物のエネルギー比、GI値、GL値などは、いずれも、低GI/GL群で低下しました。



以上のデータから、

低GI/低GL食は、にきび/アクネの病態に関連した指標であるIGF-1を有意に低下させる作用があると考えられます。

今後、さらに長期間のGI/GL食による臨床的な意義の検証が期待される分野です。



にきび(アクネ、尋常性座瘡)に対する機能性食品成分の作用について、次のような報告があります。

ニキビ(尋常性座瘡)に対するオメガ3系脂肪酸とγリノレン酸の効果



DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。



DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。



DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、


コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、

ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。




その他、低GI食、低GL食として、

発芽玄米

米こんにゃく

があります。






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posted at 23:57 | この記事のURL
スプラウツの健康食品・サプリメント売り場 [2018年04月01日(日)]
スプラウツ(Sprouts)というスーパーマーケットに行ってきました。

オーガニック食品や健康食品サプリメントをたくさん取り扱っている健康志向のスーパーマーケットです。

この分野では、
トレーダー・ジョーズ(Trader Joe's)やホールフーズマーケット(Whole Foods Market)がよく知られており、私も何度か行ったことがありました。


今回、初めてスプラウツを案内してもらいました。

ベイエリアにある店舗で、特別に大きいわけではなかったのですが、健康食品・サプリメント売り場の占める割合が非常に大きく、このような(↓)感じです。
下記の1列だけではなく、隣の列も両側にサプリメント売り場が広がっていました。



これだけ種類が多いと、よほど詳しくないと、なかなか自分に合ったものを探すのは大変なのでは、と感じました。

(実際、私が棚を見ていると、すぐに店員から声を掛けられました。)




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posted at 23:53 | この記事のURL
タクシー激減でLyftを利用しました。 [2018年02月11日(日)]
今朝、ホテルから学会場への移動にタクシーではなくて、Lyftを利用しました。

米国では、ウーバーやリフトの普及で、タクシー業界が激変しているのを肌感覚で感じます。

例えば、この2年ほど、空港に到着したときに、タクシー乗り場での行列がなくなっているのを感じます。
これまでは、乗客が列を作って、タクシーが来るのを待っていましたが、今は逆に、タクシーのほうが行列を作っているので、到着後、すぐにタクシーに乗れます。


ところが、不便な点もありました。

昨日の早朝に、学会場に移動しようとしたら、これまで、早朝でもホテルの前にタクシーが複数台、待機していたのですが、今回は客待ちのタクシーがいませんでした。

タクシー自体が激減している影響と思います。


ホテルのフロントでタクシーを呼ぶように依頼し、5分で来るといわれたのに、結局、タクシーが来たのは30分近くたってからでした。


これに懲りたので、LyftのアプリをDLして、登録し、今朝、初めてLyftを利用しました。

(ウーバーのほうが認知度が高いかもしれませんが、会社としていろいろあったのと、
Lyftのほうのシステムが優れているように感じましたので、Lyftにしました。)


実際に使ってみると、タクシーが駆逐されてしまうのに納得です。

ただし、寡占化や料金が高くなるタイミングなどいろいろと課題もあるようですが。

アプリの画面はこんな感じでした。↓



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posted at 23:51 | この記事のURL
クリニカル・クエスチョン(臨床的課題);サンタクロースに関する研究の現状 [2017年12月24日(日)]
今月の家庭医学の専門ジャーナルに、クリニカル・クエスチョン(臨床的課題)として、サンタクロースに関する研究の現状をレビューした論文が、カナダのグループから報告されていました。
(Can Fam Physician. 2017 Dec;63(12):942.)


診療ガイドライン作成の際には、

まず、
クリニカル・クエスチョン(臨床的課題)の設定から入ります。


今回の研究のクリニカル・クエスチョン(臨床的課題)は、
サンタクロースに関する研究により何が明らかになっているか、
ということです。


結論は、


--子供は、ショッピングモールで、サンタを見るための列で待つことを好まないかもしれないが、サンタは、親切/思いやり(kindness)とリンクしている、

--子供は、7歳ごろに、サンタの存在を信じるのをやめることが多いが、これは、子供によってよりも、両親にとってより大きな問題である、

--子供がサンタを信じなくなることは、サンタの存在を否定するものではないこと、EBMを信じない人々も存在すること(ただし、本誌はEBMを信じる)

ということです。


以下、エビデンスです。

まず、サンタが、親切/思いやり(kindness)とリンクしていることについて。


成人52名を対象に、

同一人物が、サンタあるいは医師に扮して同じストーリーを話した実験では、

サンタのほうが、より親切であると感じられた、

ということです。
( 9.2 versus 8.7 out of 10, P = .05)


また、

小学一年生(25名)を対象にした研究では、


イースターバニーやペットと比べて、

サンタについて話した群で、より多くのガムを寄付した

という結果が示されています。
(サンタでは3.6 個vs 1.3 to 1.6)

(サンタが、よい行いの産生を促進するのかどうかは、明確ではありませんが。)



次に、ショッピングモールにおいて、サンタを見ると、子供が喜ぶかどうかについて。

サンタを見るための列で待っている、150名から300名の小児を毎年、対象にした5年間の研究では、

フェイス・スケール・レーティングにより、
58%から82%が、無関心/無頓着であるとされました。


また、
クリスマスの4週間前よりは、1週間前のほうが、よりハッピーであるとされています。
(1週間前:30% to 37%)
(4週間前:10% to 16%)

小児よりも、
(6% to 37%)

両親のほうが、よりハッピーであったということです。
(82% to 93%)


(ただし、この研究での信頼性は低い、と考察されました。観察者が1名であり、フェーススケールは、一般に、疼痛に使われるためです。)



3つめの課題として、いつ、子供がサンタを信じるのをやめるか、について。


1896年から1987年の4つの研究では、

6.4歳から8.3歳と報告されています。

年齢は、サンタ信仰の強い関連因子です。


サンタを信じなくなるのは、徐々に生じる現象であり、

54%の子供は、自ら見出しています。



先行研究の限界として、

-- ショッピングモールで待っているとき、小児が見たのが、本物のサンタなのか、誰かがサンタに扮しているのか、明確ではないこと、

-- いくつかの研究は、夏、秋、あるいはイースターの時期に行われており、バイアスがあること、

があげられています。



論文著者らは、次の考察を行っています。

--一晩で地球全体の子供すべてを一人で訪問することは信じがたいが、
それ以上に、アカデミアが本レビューの執筆に対して、支払うことも信じがたい、


--賢いアドバイスとして、
“You’d better be good, for goodness’ sake.”
(良い子でいるほうがいい)






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尋常性天疱瘡に対するL-カルニチンの作用 [2017年08月29日(火)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、尋常性天疱瘡に対するL-カルニチンの作用を検証した臨床研究が、イランのグループ(Tehran University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2017 Aug 23.)


天疱瘡は、皮膚や粘膜に、びらん、潰瘍といった病変が認められる自己免疫性水疱性疾患です。

尋常性天疱瘡は、天疱瘡中最も頻度が高く、

特徴的な臨床的所見は、口腔粘膜に認められる疼痛を伴う難治性のびらんや潰瘍です。


今回の研究では、

尋常性天疱瘡におけるL-カルニチン投与による酸化ストレスや脂質代謝への作用が検証されました。

具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

尋常性天疱瘡患者52名を対象に、

・L-カルニチン投与群(2グラム、分2):26名

・偽薬投与群:26名

の2群について、
8週間の投与が行われ、


介入の前後で、酸化ストレス関連指標および脂質代謝関連指標が調べられました。


解析の結果、

L-カルニチン投与群では、

血中の中性脂肪値の有意な低下、

総コレステロール値の有意な低下、

LDLコレステロール値の有意な低下、

酸化ストレス指標の有意な低下
(OSI; P<0.05)

が見出されたということです。


また、

L−カルニチン投与群では、

総抗酸化能 (TAC)の有意な亢進、
(P=0.05)

血中カルニチン値の有意な上昇
(P<0.001)

が示されています。


さらに、

L-カルニチン投与群では、

偽薬群に比べて、

血中の総抗酸化能の亢進傾向、
(P=0.15)

HDL値の上昇傾向
(P=0.06)

も見出されました。


以上のデータから、

尋常性天疱瘡患者において、

L-カルニチン(2グラム/日)投与による抗酸化能および脂質代謝への好影響が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。




カルニチンは、アミノ酸誘導体で、食肉(ラム肉)や乳製品に豊富に存在します。



カルニチン(L-カルニチン)は、脂肪の代謝に必要な機能性成分です。

(長鎖脂肪酸は、L-カルニチンと結合することでミトコンドリアに入ります。)



L-カルニチンに関する研究では、中性脂肪やVLDLコレステロールの低下作用、肝臓での脂肪蓄積の抑制、運動能向上作用、肥満での減量など、多彩な働きが示されています。



例えば、

カルニチンによる運動耐用能の亢進@アスリート

という研究も知られています。


また、特定の病態において、治療と併用されることもあります。

例えば、腎疾患患者の血球減少症に対する効果、糖尿病患者での代謝の改善、慢性疲労症候群患者の症状改善、C型肝炎のインターフェロン療法の補助療法などが報告されています。

特に、腎不全によって慢性維持透析を受けている病態では、カルニチン欠乏による障害が知られており、L-カルニチンの摂取が推奨されます。







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posted at 23:55 | この記事のURL
アマゾンランキング大賞2017年上半期で上位20位中5品目がDHCのサプリメントでした。 [2017年07月01日(土)]
Amazonランキング大賞2017年上半期で、

ドラッグストア商品の上位20品目のうち、5品目が、DHCのサプリメントでした。




第2位 DHC 亜鉛 60日分 60粒




第5位 DHC マルチビタミン (60日分) 60粒



第8位 DHC ビタミンC(ハードカプセル) 60日分 120粒




第16位 DHC ブルーベリーエキス (60日分) 120粒




第18位 DHC ビタミンBミックス 60日分 120粒



posted at 23:55 | この記事のURL
マインドフルネスが腰痛を軽減する:メタ解析 [2017年04月25日(火)]
今週の内科学の専門ジャーナル(電子版)に、マインドフルネスに基づくストレス軽減による、腰痛への有用性を検証したメタ解析が、ドイツのグループ(University of Duisburg-Essen)から報告されていました。
(Ann. Int Med. 2017; April 25)



マインドフルネス(Mindfulness)とは、瞑想に基づいた心理療法の一つで、ストレス対策としても知られています。


日本式の瞑想の有用性も知られていますが、欧米では、マインドフルネスとして研究が行われてきました。


マインドフルネスに基づくストレス軽減(MBSR)は、痛み/疼痛に対する補完療法として用いられています。


今回の研究では、

腰痛の患者に対するMBSRの有用性と安全性が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(MEDLINE/PubMed, Scopus, the Cochrane Library, and PsycINFO)

2016年6月15日までのデータが検索され、

腰痛を有する患者を対象に、

疼痛の重症度、あるいは疼痛に伴う障害の評価を主アウトカムとして、

MBSRと、通常のケア、あるいは、アクティブな介入を行った比較対照群のランダム化比較試験が抽出されました。


RCT7報、腰痛患者864名が解析の対象となりました。


解析の結果、

通常ケアに比べて、

マインドフルネスによるストレス軽減(MBSR)群では、

腰痛の重症度の短期的な改善が認められました。

(RCT4報; MD, −0.96 point on a numerical rating scale [95% CI, −1.64 to −0.34 point]; [SMD], −0.48 point [CI, −0.82 to −0.14 point])


また、
身体機能でも有意な改善が認められました。
(2 RCTs; MD, 2.50 [CI, 0.90 to 4.10 point]; SMD, 0.25 [CI, 0.09 to 0.41 point])

ただし、
これらの効果は、長期的な持続は示されませんでした。

また、機能障害やメンタルヘルス、疼痛受容、マインドフルネス(気づき)での群間比較においては、
短期でも長期でも有意差は見出されませんでした。

その他、
アクティブ対照としての介入群との比較では、MBSRは、短期でも長期でも有意差は示されませんでした。


なお、

特に問題となる有害事象は示されませんでした。


以上のデータから、

マインドフルネスによるストレス軽減は、腰痛に対して、短期的な改善効果があると考えられます。

今回のメタ解析では、対象となったRCTがまだ少ないので、

今後、長期的な有用性の確立や腰痛に対する補完療法として意義の検証が期待されます。



腰痛に対して利用される補完代替医療には、日本の伝統医療の鍼灸や、米国発祥のカイロプラクティックなどがあります。

鍼灸は、伝統医療として国家資格があります。

また、
カイロプラクティックは、米国をはじめ、欧米主要国では公的資格が確立しています。


ただし、日本では、国際基準に相当するカイロプラクター(カイロプラクティックの施術者)は1,000名ほどです。


(これに対して、街中のカイロプラクティック/いわゆる整体などの看板は、1万から3万とされています。)



国際基準を満たすカイロプラクターの名簿は、登録機構を介して、厚労省の医事課に提出されています。



(日本でのカイロプラクターは

<リンク:
http://chiroreg.jp/db/profile.cgi?label=8&amp;sort_item=8&amp;sort_mode=3&amp;max=500&amp;tpl=view2&amp;view3
>「日本カイロプラクティック登録機構」

で検索できます。


ちなみに私は、

カイロプラクティック新橋外来センター

で受けています。)








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【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

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ジェンダー中立のレストルーム [2017年02月26日(日)]
今日は移動日でした。

「ジェンダー中立のレストルーム」という表示を初めて見ました。




コロンビア大学の知り合いの研究者に聞いたところ、ちょうど最近、同大学でも、
「ジェンダーに従ってレストルームを利用してください」、
というような張り紙があったということでした。
(ただし、これは、かなり政治的なメッセージですが。)


成熟した社会では配慮が当然必要ですが、一方で、さまざまな分野で、PCやリベラルが行き過ぎてしまうと、社会が統合できないように感じることもあります。



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アマゾンランキング大賞2016で上位20位中6品目がDHCのサプリメントでした。 [2017年01月05日(木)]
Amazonランキング大賞2016で、

ドラッグストア商品のサプリメント、上位20品目のうち、6品目が、DHCのサプリメントでした。

多くの皆様にご利用いただき、感謝申し上げます。


















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小児病棟におけるサンタクロース来訪の関連因子について [2016年12月23日(金)]
毎年、BMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)のクリスマス特集号には、ユーモラスな研究論文が発表されます。


今回の号には、クリスマスの日に、サンタクロースが病院に入院中の子供を訪問するかどうかに係わる因子を調べた研究が報告されていました。
(BMJ. 2016 Dec 14;355:i6355)


具体的には、

後ろ向き観察研究として、

2015年のクリスマスに、

イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズの小児病棟において勤務していた病院スタッフ186名を対象に調査が行われています。


主アウトカムは、

2015年のクリスマスに、小児病棟でのサンタクロースの訪問の有無

です。


背景因子として、

小学校での常習的な欠席、

0歳から17歳の信仰の割合、

北極から病院までの距離(トナカイの飛ぶルートとしての病院までのキロメートル)、

社会経済学的な困窮

が想定されました。



解析の結果、


まず、

サンタクロースの来訪があった小児病棟の割合は、

イングランド89%、

北アイルランド100%、

スコットランド93%、

ウェールズ92%

でした。



ただし、

サンタクロースが訪問しなかったというオッズ比は、

社会的経済的に困窮した地域ほど高い傾向があり、

イングランドでは31%、UK全体では23%高いという結果でした。

(つまり、困窮地域にはサンタが来訪しない可能性が高いことになります。)


一方、

小学校での常習的な欠席、

0歳から17歳の信仰の割合、

北極から病院までの距離

といった因子との相関は認められませんでした。



以上のデータから、

今回の研究では、

過去1年間の行儀のよしあしによって、サンタクロースが来るかどうか決まるという伝統的な考えは支持されなかったこと、

経済的困窮地域では、他の地域に比べてサンタが来訪する可能性が低くなること

が示唆されます。



解決策として、

論文著者らは、

サンタの来訪が低い可能性のある地域では、

サンタクロースとの契約や地域のサンタとの雇用契約の見直しが考えられる、

と考察しています。




先行研究では、次の報告があります。

クリスマス精神の脳内ネットワークを発見?!


病棟でのチョコレートの生存期間


サンタクロースの労働衛生



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posted at 23:56 | この記事のURL
唐津市とDHCとの包括連携協定 [2016年03月30日(水)]
本日、唐津市とDHCとの包括連携に関する協定書の調印式が、唐津市役所で行われました。

今回の包括連携協定に際し、ご尽力いただきました関係者の皆様に御礼申し上げます。

今後、市民の健康づくり、地域創生に関して協力し、唐津市での健康長寿社会の実現に向けた取り組みを実施する予定です。


唐津市のニュースリリース↓(PDF)

概要
唐 津 市 と 株 式 会 社 デ ィ ー エ イ チ シ ー は 、唐 津 市 に お け る 市 民 の 健 康 づく り の 推 進 を 目 指 す た め 、 連 携 協 定 を 締 結 す る も の




私も調印式に同席するために、日帰りで唐津市に行ってきました。
↓行きの飛行機から見えた富士山です。





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posted at 23:58 | この記事のURL
頭痛への対策としての機能性食品成分 [2016年03月24日(木)]
片頭痛や緊張性頭痛などの頭痛に悩む方は少なくないと思います。

頭痛の予防(頭痛の頻度の軽減)としてのセルフケアでは、機能性食品成分がサプリメントとして用いられます。


具体的には、

コエンザイムQ10、リボフラビン(ビタミンB&#8322;)、マグネシウム、オメガ3系脂肪酸が用いられます。

また、フィーバーフューfeverfewやバターバー(butterbur)といったハーブも利用されています。




フィーバーフューによる片頭痛予防効果について、2015年のコクランレビューを読んでみました。
(Cochrane Database Syst Rev. 2015 Apr 20)


このレビューの著者は、イギリスのErnstらです。

(CAMの各種療法をレビューした論文をたくさん発表し、結論はいつも同じ、というパターンのグループです。)


さて、今回のレビューは、フィーバーフュー(学名:Tanacetum parthenium L.)による片頭痛予防効果を検証しています。

コクラン(Cochrane Database of Systematic Reviews)で2004年に発表された最初のレビューから、本レビュー(2015年)でアップデートという位置づけです。



具体的には、2015年1月までの主要医学データベース(CENTRAL, MEDLINE, EMBASE, AMED)から、

二重盲検ランダム化比較試験により、

片頭痛の予防に対して、

フィーバーフューの単独投与と、偽薬との臨床的な有用性と安全性が調べられています。

(言語や対象年齢の制限はなし。フィーバーフューの単独投与が対象。)


今回のアップデートで1報が追加され、

合計6報、561名のデータが解析の対象となりました。


6報のうち、5報は、主アウトカムが片頭痛の頻度でした。

これらの研究は、良い方法論/質でしたが、サンプルサイズのためにバイアスの存在も想定されています。


また、

論文のばらつきや共通のアウトカムがなかったため、プール解析は行われていません


今回のレビューで追加された1報は、質が高く、かつ、比較的大規模な研究(n = 218)でした。
この研究の前に行われた用量設定の研究に基づいて、一定の投与量が用いられています。


そして、

1ヶ月あたりの片頭痛の頻度は、

フィーバーフュー投与群では、4.8回から2.9回へ、1.9回減少し、

偽薬群では、4.8回から 3.5回へ、1.3回減少していました。

(両群間では、1ヶ月あたり0.6回の差が認められたことになります。)


副アウトカムとして、

片頭痛の重症度や片頭痛の発作の期間、悪心・嘔吐の頻度と重症度については両群間で有意差は見出されませんでした。


その他、先行研究では結論は明確でないとされています。
3報では、フィーバーフュー投与群にて、片頭痛に対する予防効果が示唆されています。
(被験者数は17名から60名)

一方、他の2報(被験者は50名と147名)では、フィーバーフュー群と偽薬群との間に有意差は認められませんでした。

なお、有害事象として、消化器系症状が示されていますが、いずれも軽度であり、一過性でした。




以上のように、

今回のコクランレビューでは、

フィーバーフュー投与により、片頭痛の発作回数が0.6回/月、減少する、という最新の1報が追加されています。


ただし、コクランですので、例によって結論は同じで、

‘まだ質の高い研究が不十分なので、結論は出せない’

といったことになっています。


個人差や体質差に注目した個別化医療といった概念ができる前の発想のコクラン共同計画ですので、介入の大きさが比較的小さく、作用が緩徐である機能性食品成分の有用性検証には、コクランは必ずしも適切ではないとも思います。




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posted at 23:53 | この記事のURL
共役リノール酸(CLA)による抗炎症作用@アスリート [2016年03月19日(土)]
若年のアスリート(運動選手)において、共役リノール酸(CLA)による抗炎症作用を示した臨床研究が、イランのグループから報告されていました。
J Pak Med Assoc. 2016 Mar;66(3):280-4.)


共役リノール酸(CLA、異性化リノール酸)は、体重減少効果を有する機能性食品成分としてサプリメントに利用されています。



近年、複数の臨床試験によって、共役リノール酸(CLA)摂取による体重減少・ダイエット効果が示されてきました。



CLAは、抗肥満作用の他、抗がん作用や動脈硬化抑制作用、免疫調節作用、抗糖尿病作用などさまざまな働きが知られています。


さて、今回の研究では、

運動強度の高い若年アスリートにおいて、

CLAによる抗炎症作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

18-24歳の健康な若年23名を対象に、

1日あたり5.6グラムのCLA投与群:13名

あるいは
偽薬群:10名の2群について、2週間の介入が行われています。


介入の前後で炎症関連マーカーとして、

TNFα、IL-6、hs-CRP、MMP2、MMP9が測定されました。



解析の結果、

2週間のCLA投与群において、血中MMP2およびTNFαが有意に低下していました。
(p<0.05)


また、
運動強度の高い運動負荷後では、

偽薬投与群に比べて、

CLA投与群では、

MMP2、hs-CRP、TNFα値が有意に低値でした。
(p<0.05)


以上のデータから、
若年アスリートにおいて、

CLAによる抗炎症作用が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。






DHCでは、共役リノール酸を製品化しています。






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統合失調症に対する補完療法としてのイチョウ葉エキスの効果:メタ解析 [2016年02月01日(月)]
精神医学研究の専門ジャーナルに、統合失調症に対するイチョウ葉エキスの作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(Psychiatry Res. 2015 Jul 30;228(1):121-7.)



統合失調症に対する機能性食品成分・サプリメントに関して、下記の研究があります。

オメガ3系必須脂肪酸による統合失調症への早期介入効果:メタ解析




さて、
今回の研究では、慢性統合失調症(chronic schizophrenia)に対する補完療法としてのイチョウ葉エキスサプリメント投与の有効性と安全性が評価されました。


具体的には、主要医学データベースから、
(Pubmed/Medline, Embase, PsycINFO, the Cochrane library, Chinese periodical databases)


339の研究が抽出され、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験8報が解析の対象となり、


イチョウ葉エキス投与群571名、

偽薬投与群462名のデータが調べられています。


被験者は、試験開始の3年以上前に統合失調症と診断されており、

年齢は、30〜50歳、

試験サイズは、29名から512名でした。


試験では、いずれもEGb761が用いられ、

用量は、240mg/日(4報)、360mg/日(4報)でした。


投与期間は、8週間が1報、12週間が3報、16週間が4報です。


主アウトカムは、BPRS、陰性症状スケールSANS、陽性・陰性症状スケールPANSSなどです。


解析の結果、

イチョウ葉エキスは、

向精神薬との併用投与により、

慢性統合失調症の症状、陰性症状を有意に軽減したということです。

(幻聴や幻覚などの陽性症状、無為自閉・感情平板化・意欲減退といった陰性症状の改善)


被験者数が512名であり、8報の中で最も大きなRCTでは、
総スコアが28.5%改善、陰性症状スコアが48.5%改善していました。

向精神薬に、イチョウ葉エキスを併用することでの好影響が示唆されます。


また、
有害事象に関して、
8報中5報で報告がありますが、
イチョウ葉エキス群と偽薬群との間に顕著な差は見出されていません。
(TESSあるいはRSESEにて評価)


イチョウ葉エキス投与による副作用は、用量依存的であることが示唆されました。


なお、今回、解析の対象となったRCTは、中国で実施されており、今後、さらに検証が必要と考えられます。




イチョウ葉エキスは、抗酸化作用や血小板凝集抑制作用、循環改善作用を有し、認知症の予防や閉塞性硬化症の改善に用いられるハーブサプリメントです。


イチョウ葉エキスには、特有のフラボノイド系ファイトケミカルが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用、血小板凝集作用などを介して、効果を発揮します。


これまでに多くの臨床研究が行われており、認知症などに対して有効性と安全性が示されています。


(イチョウ葉エキスによる認知症改善効果@ドイツ)

(イチョウ葉エキスの有効性と安全性)

(イチョウ葉エキス20年間摂取による認知機能低下抑制作用)

(イチョウ葉エキスと認知症治療薬のシナジー)







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多発性硬化症に対する機能性成分サプリメントによる抗炎症作用 [2016年01月24日(日)]
今月の実験生物学の専門ジャーナル(電子版)に、多発性硬化症に対する複合サプリメントによる抗炎症作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Exp Biol Med (Maywood). 2016 Jan 18.)



多発性硬化症(MS; multiple sclerosis)は、免疫系の関与する神経変性疾患の1種であり、
脳における神経変性に炎症が関与することが示唆されています。


サプリメントに関しては、次の報告があります。


多発性硬化症に対する抗酸化サプリメントの有用性:系統的レビュー



今回の研究では、

多発性硬化症に対する機能性食品成分含有サプリメントの働きが検証されました。


具体的には、

7ヶ月間の介入試験として、

再発寛解型多発性硬化症患者33名および

一次性進行型多発性硬化症患者10名を対象に、


カロリー制限で、セミベジタリアン食、

ビタミンD、魚油/オメガ3系必須脂肪酸、αリポ酸、レスベラトロール、マルチビタミンを含む複合栄養サプリメントが投与され、


0,3,6ヶ月の時点で、神経学的所見、質問票による調査、体組成、血清生化学検査が測定されました。


サプリメントの服用コンプライアンスのマーカーとして、

血中の脂肪酸およびビタミンD値が測定され、

血中gelatinase値が炎症マーカーとして調べられています。



解析の結果、

まず、投与開始時点では、

ビタミンDはすべての患者で不足しており、

1週間あたり5,000 IUの投与でも、十分な回復は認められませんでした。

ビタミンD値に関して、

再発寛解型多発性硬化症患者に対するインターフェロンβの併用療法でも特に関連は見出されませんでした。


一方、

オメガ3系脂肪酸値は、カロリー制限・食事制限にもかかわらず、

サプリメントの投与後、3ヶ月の時点で、すでに増加が認められました。


6ヶ月後の時点で、

神経学的所見に有意な変化は認められませんでした。


ただし、

炎症マーカーである血中gelatinase matrix metalloproteinase-9は、

栄養介入(食事療法+複合サプリメントの投与)後に、

再発寛解型多発性硬化症患者では、51%の低下、

一次性進行型多発性硬化症患者では、59%の低下が見出されたということです。


以上のデータから、

多発性硬化症において、

食事療法+栄養サプリメントによる抗炎症作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。






多発性硬化症(MS)に関連した機能性食品の研究報告として、下記のデータが知られています。


コエンザイムQ10による多発性硬化症での抗疲労効果



多発性硬化症の症状とビタミンDとの関連



コエンザイムQ10による抗炎症作用@多発性硬化症患者




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。







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posted at 23:54 | この記事のURL
COPDに対するカイロプラクティックの有用性:レビュー [2016年01月12日(火)]
補完代替医療(CAM)の専門ジャーナル(電子版)に、慢性閉塞肺疾患(COPD)に対するカイロプラクティックの有用性を示したレビューが、オーストラリアのグループから報告されていました。
(J Altern Complement Med. 2015 Dec 24.)


COPDの疾患概念には、慢性気管支炎と肺気腫が含まれます。


今回の研究では、

慢性閉塞肺疾患(COPD)に対して、

徒手療法であるカイロプラクティックの補完療法としての有用性が検証されました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて、

COPDの標準治療施行時に、

脊椎徒手療法・カイロプラクティックの併用の有無による比較が行われました。


アウトカムは、

6分間歩行テスト、呼吸機能検査、うつ状態スコアなどの指標での比較です。


6報がレビューの対象となりました。

3報がRCT、1報が介入前後の観察研究、1報が症例シリーズ、1報が症例報告(1例報告)です。
(被験者の数は、1〜33名の間。)


すべてのRCTでは、
SMT(脊椎徒手療法)に、呼吸系リハビリ運動も併用していました。

6報中5報において、

SMT介入後に呼吸機能の改善と運動能の改善が認められたということです。




今回のレビューから、

COPDに対して、
カイロプラクティック・脊椎徒手療法(SMT)の補完療法としての有用性が示唆されます。



このレビューで対象となった研究は、被験者数が多くないですが、RCTとしての質は高い論文ということです。





カイロプラクティックは、欧米主要国では法制化されており、公的な資格がある医療職です。


一方、日本では、国際基準に相当するカイロプラクター(カイロプラクティックの施術者)は1,000名ほどです。


(日本では、カイロプラクティックは法制化されていないため、なんちゃってカイロがたくさんあります。
1万とも2万ともいわれる自称カイロプラクティックがあり、有害事象や苦情が問題になっています。)


国際基準を満たすカイロプラクターの名簿は、登録機構を介して、厚労省の医事課に提出されています。


(日本でのカイロプラクターは

<リンク:
http://chiroreg.jp/db/profile.cgi?label=8&amp;sort_item=8&amp;sort_mode=3&amp;max=500&amp;tpl=view2&amp;view3
>「日本カイロプラクティック登録機構」

で検索できます。


ちなみに私は、

カイロプラクティック新橋外来センター

で受けています。)




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マヌカハニーによる歯周病改善効果 [2016年01月09日(土)]
歯科学の専門ジャーナルに、マヌカハニーによる歯周病への効果を示した臨床研究が、カナダのグループから報告されていました。
(J Int Acad Periodontol. 2004 Apr;6(2):63-7.)


マヌカハニー(manuka honey)は、ニュージーランド原産のマヌカの花から採れるハチミツです。

先住民のマオリ族は、マヌカを薬用に用いていたとされ、

近年では、
マヌカハニー(マヌカ蜂蜜)の機能性(健康効果)に注目があつまっています。


マヌカハニーの成分が、抗菌作用を有することから、創傷治癒促進作用、潰瘍治癒作用などが示唆されています。


さて今回の研究では、

マヌカハニーによるデンタルプラークおよび臨床的歯肉炎・歯周病への作用が検証されました。

具体的には、
被験者30名に対して、

マヌカハニー製品
あるいは
シュガーレスガム
のいずれかを10分間、1日3回、食後に投与し、

21日間の介入の前後で比較が行われました。


解析の結果、

マヌカハニー製品摂取群では、

平均プラーク(歯垢)スコアの有意な減少(改善)
(0.99 から0.65へ改善; p=0.001)

および
出血部位の割合の有意な減少(改善)
(48%から17%へ改善; p=0.001)
が見出されたということです。

以上のデータから、

マヌカハニー製品の食後での利用による歯垢・歯肉炎・歯周病の改善効果が示唆されます。

歯科領域における補完療法として、興味深いデータです。



DHCでは、
マヌカハニーを製品化しています。

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サンタクロースの労働衛生 [2015年12月25日(金)]
今月の労働衛生学の専門ジャーナルに、サンタクロースの労働衛生を検証した研究が、カナダのグループ(University of Alberta)から報告されていました。
(J Occup Med Toxicol. 2015 Dec 10;10:44)


昨日に続いて、クリスマス関連の論文です。


これまで、サンタの仕事から生じうる健康や安全に関する研究はあまり知られていません。

(2009年のBMJに掲載された論文では、公衆衛生学分野でのサンタ研究はまだ十分ではない、という結論でした。)


そこで、
今回の研究では、労働衛生学の視点から、サンタクロースの仕事が検証されました。

具体的には、次の点から考察が行われています。

1. 装置のオペレーションに伴う労働衛生上の課題
そり自体のの安全性の問題。シートベルトやエアバッグの装備がないこと。
ブランデーを好むサンタの課題(飲酒運転)

2. 仕事のスケジュールと心血管リスク、旅行(移動)に伴う課題
クリスマスの時期以外のサンタの仕事は良くわかっていないが、基本的には’失業状態’と考えられ、クリスマスの時期に仕事が集中することによる過重労働の問題。

典型的なサンタの描写では、肥満と喫煙習慣が認められることから、心血管リスクファクターを有すること。

12月25日が締め切りであり、短期間に長距離を移動することによる時差ぼけ。
(36時間の間に24のタイムゾーンを移動すると推定)

3.ヒートストレス
北極圏から温暖な気候の地域までカバーすることに伴う寒暖の差による労働衛生上の課題。


4.高齢の勤労者としての課題および後継者問題
ソフトドリンクのコマーシャルの描写から、少なくとも、1930年代の時点で、サンタは高齢であり、職場での健康促進プログラムが必要であるが、詳細が不明であること。


5.メンタルヘルス
一般に、サンタの意思決定は、顧客に適切に受け入れられている、とされている。
サンタは全知であるとされているが、ギフトリストを作成し、それをダブルチェックするとされていることから、仕事上のストレスを生じうる。
これらのストレスは、強迫性障害といった疾患のリスクとなりうる。



論文著者らは、
サンタの健康診断が規定されておらず、かつ、
サンタの労働環境にさまざまな問題があることから、
公衆衛生学の観点から、きちんとしたプログラムを構築する必要性を考察しています。





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