サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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食物繊維の摂取が多いとCOPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクが低い [2019年07月15日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、食物繊維の摂取と、COPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクとの関連を調べた疫学研究が、ポーランドとスウェーデンのグループから報告されていました。
(Eur J Nutr. 2019 Jul 6)



これまでの研究により、食物繊維の摂取による健康増進作用、脂質異常症(高脂血症〉の改善、降圧作用、インスリン感受性の改善などを介する疾病予防効果が見出されています


最近では、下記のような研究も知られています。



食物繊維1グラム摂取による医療費の削減効果



今回のコホート研究では、

長期間の食物繊維の摂取と、

COPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクとの関連が検証されました。



具体的には、

スウェーデンでの前向き研究として、

35,339名の女性を対象に、

1987年と1997年の間の食物繊維の摂取が質問票により調べられ、

2002年から2014年の間に、

COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者1,557名が見出されました。
(Swedish National Patient Registerの記録)


解析の結果、

長期間の高用量の食物繊維の摂取(26.5g/日以上)の群は、

摂取量が少ない(17.6 g未満)の群に比べて、

COPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクが30%低いという相関が見出されました。
(30%, 95% CI 17-41%)


次に、

食物繊維の摂取源別では、

穀類由来の食物繊維の摂取が多い群(16.3g以上)は、

少ない群(9.4 g未満)に比べて、

33%のCOPDリスク低減、
(HR 0.67, 95% CI 0.55-0.81)


果物由来の食物繊維の摂取が多い( 7.6g)群は、

少ない群(2.6 g)に比べて、

COPDリスクが35%低減していました。
(HR 0.65, 95% CI 0.5-0.81),

なお、野菜由来の食物繊維では、

摂取量での差は見出されませんでした。
(&#8805;&#8201;5.4 vs. <&#8201;2.2 g/day; HR 1.03, 95% CI 0.81-1.28)


現在の喫煙者および喫煙歴を有するもので、食物繊維の摂取量が少ない群(<&#8201;17.6 g/day)は

非喫煙者で、食物繊維の高摂取群(&#8805;&#8201;26.5 g/day)に比べて、

COPD(慢性閉塞性肺疾患)リスクがそれぞれ、33倍(95% CI 23.6-46.6)、および、10倍(95% CI 7.0-16.3)に上昇していました。


以上のデータから、

喫煙者および喫煙歴を有する場合に、

食物繊維の摂取が多いと、COPDリスクが低下するという相関が示唆されます。


先行研究では、次の報告があります。

ビタミンDがCOPDの増悪を抑制する:メタ解析





厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。


DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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posted at 23:56 | この記事のURL
食物繊維の摂取による憩室症のリスク低減:メタ解析 [2019年05月16日(木)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、食物繊維の摂取と、憩室症リスクとの関連を検証したメタ解析が、英国のグループ(Imperial College London)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2019 Apr 29.)


先行研究では、

食物繊維の摂取が多いと、

憩室症のリスクが低減するという相関が示唆されています。


そこで、

今回の研究では、

前向きコホート研究を対象にした系統的レビュー/メタ解析によって、

食物繊維の摂取と、

憩室症リスクとの関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Embase)

2018年8月9日の時点で収載された論文が検索され、

前向きコホート研究5報、

865,829名の参加者、

19,282 例の憩室症が解析の対象となりました。


解析の結果、

1日あたり10gの食物繊維の摂取により、

憩室症のリスクが26%低下という有意な相関が見出されたということです。
(95% CI 0.71-0.78, I2&#8201;=&#8201;0%)


また、
食物繊維の摂取量が1日あたり
20g、30g、40gでは、

1日あたり7.5gの摂取と比べて、

憩室症リスクは、

それぞれ、
23%, 41%, 58%

低下が見出されました。

なお、
出版バイアスは認められませんでした。


層別解析でも同様の相関であり、

1日あたり10gの穀類の食物繊維の摂取により、

26%のリスク低下、
(RR 0.74, 95% CI 0.67-0.81, I2&#8201;=&#8201;60%, n&#8201;=&#8201;4)

果物由来の食物繊維の摂取により、

44%のリスク低下
(RR 0.56, 95% CI 0.37-0.84, I2&#8201;=&#8201;73%, n&#8201;=&#8201;2)


野菜由来の食物繊維の摂取により、

20%のリスク低下
(RR;0.80, 95% CI 0.45-1.44, I2&#8201;=&#8201;87%, n&#8201;=&#8201;2)

という相関が見出されました。




以上のメタ解析から、

食物繊維の摂取による憩室症リスク低減作用が示唆されます。

(食物繊維の摂取の摂取が少ない群に比べて、

1日あたり30gの食物繊維の摂取群では、41%のリスク低下という相関です。)





食物繊維は、がんをはじめとする生活習慣病のリスク低減に有用です。

最近の研究では、次の報告があります。

食物繊維10gで全死亡率が11%低下:メタ解析


食物繊維の摂取と全死亡率・心血管疾患死・がん死亡の低下



10グラムの食物繊維が膵臓がんリスクを12%低下:メタ解析



10グラムの食物繊維が乳がんリスクを4%低下:メタ解析


毎日10グラムの食物繊維摂取で大腸がんリスクが10%低下




食物繊維含有玄米食による2型糖尿病の血糖コントロール改善作用



厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。



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国民健康栄養調査では、男女とも食物繊維の摂取量が推奨量よりも数グラム程度、少ないことが示されています。DHC食物繊維1包の追加で不足分を満たすことができます。




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posted at 23:57 | この記事のURL
医療を必要とする地域居住高齢者でのサプリメント利用状況 [2019年01月14日(月)]

今月の応用生理学の専門ジャーナルに、医療ケアを必要とする地域居住高齢者におけるサプリメントの利用状況を調べた研究が、カナダのグループ(University of Saskatchewan)から報告されていました。
(Appl Physiol Nutr Metab. 2019 Jan 10:1-4.)


何らかの病気で医薬品を服用している場合には、ビタミンやミネラルなどのサプリメントの併用によるシナジーが期待できます。

例えば、高血圧の治療で利尿剤を投与されている場合、水溶性ビタミンが喪失するため、
ビタミンB群は必須です。
利尿剤を投与中の患者が心不全の症状を呈する場合、ビタミンBの不足が疑われます。

また、ビタミン以外では、
スタチン剤を服用中の場合には内在性のコエンザイムQ10が低下します。


今回の研究では、

2014年から2017年に新規の医薬品処方を開始された、
医療ケアが必要な(medically complex)地域居住者(50歳以上)229名を対象に、

サプリメント利用が調べられました。

解析の結果、

76.9%が、毎日、1種類以上のビタミン、ミネラルサプリメントを利用していました。

なお、
懸念として、1つ以上の栄養素について、上限量を超える可能性も示唆されています。


したがって、

医薬品を服用中の患者では、

医薬品の副作用を軽減するためや、ベーシックサプリメントとしての保健作用のために、

ビタミンやミネラルサプリメントの有用性が知られている一方で、

適正使用に関する啓発が必要と考えられます。


サルコペニア(筋肉減弱症)を予防する栄養素:レビュー


地中海食がフレイル(虚弱)を予防する:メタ解析




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posted at 23:53 | この記事のURL
クリスマスのローストポークに関するランダム化比較試験 [2018年12月25日(火)]
今日の午後は、横浜にある日本丸メモリアルパーク訓練センターで会議でした。




今月のデンマークの医学誌に、クリスマスのローストポークについてのランダム化比較試験が報告されていました。
(Ugeskr Laeger. 2018 Dec 10;180(50).)

ローストポークは、デンマークでは、数百年間にわたり、伝統的なクリスマスディナーのメニューということです。

伝統的なオーブンでの調理法に加えて、

最近では、新しく、真空調理法(sous vide)として、低温で長時間、豚肉を調理する方法も身まれます。

今回の研究では、

オーブン調理と、新しい真空調理法の2種類について、MRIでの検証と、被験者の嗜好が調べられました。


具体的には、

ランダム化盲検化比較試験として、

2種類の豚肉(1種類は通常の豚肉、もう一つはオーガニックファームからの豚肉)を用いて、

2種類の調理方法、オーブン調理と、真空調理により、ローストポークが準備され、


1.5テスラのMRIを用いて、4種類の豚肉について、調理の前後での脂質量などが調べられました。

また、ヘルスケア従事者の被験者により、味などの評価が行われています。


なお、被験者は、

男性3名、女性8名、

年齢の中央値は30−39歳、ローストポークの摂取は半年に1回でした。


解析の結果、

もっとも好まれた調理は、

オーガニックファームからの豚肉を使って、真空調理法にて準備されたローストポークでした。


以上、今回のランダム化比較試験では、

オーブン調理よりも、真空調理法によるデンマークの伝統的な豚肉料理が好まれると示唆されます。


この時期、医学ジャーナルでは、クリスマス特集として、論文が掲載されます。


BMIのクリスマス特集号がよく知られています。

クリスマス精神の脳内ネットワークを発見?!


サンタクロースの労働衛生


病棟でのチョコレートの生存期間





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posted at 23:51 | この記事のURL
パーキンソン病患者におけるオメガ3系脂肪酸とビタミンEの抗炎症作用 [2018年12月20日(木)]
今月の神経学の専門ジャーナルに、パーキンソン病において、オメガ3系脂肪酸とビタミンEの投与による抗炎症作用を示した臨床研究が、イランのグループ(Kashan University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Clin Neurol Neurosurg. 2018 Dec 8;176:116-121.)


EPAやDHAといったオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用を有しており、

動脈硬化性疾患のリスク低減、うつ病や認知症リスク低減など多彩な作用が知られています。


ビタミンEは、抗酸化作用を有する脂溶性ビタミンです。


今回の研究では、

パーキンソン病患者において、

オメガ3系必須脂肪酸およびビタミンEによる炎症及びタイ分泌代謝関連遺伝子への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照臨床試験として、

パーキンソン病患者40名を対象に、

・亜麻仁油由来オメガ3系必須脂肪酸1,000mg/日 + ビタミンE 400IU/日 

・偽薬投与群

の2群(各群20名)について、12週間の介入が行われ、

末梢血単核球での炎症、内分泌代謝関連遺伝子発現が調べられました。



解析の結果、

12週間の介入後、

偽薬群と比べて、

オメガ3系必須脂肪酸+ビタミンEサプリメントの併用により、

偽薬群に比べて、

パーキンソン病患者の末梢血単核球中にて、

TNF-α遺伝子発現の有意な減少、
(P&#8201;=&#8201;0.002)

PPAR-γ遺伝子発現の有意な亢進、
(P&#8201;=&#8201;0.03)

LDL受容体遺伝子発現の有意な減少
(P&#8201;=&#8201;0.002)

が見出されました。


なお、IL-1やIL-8では有意な変化は見出されませんでした。


以上のデータから、

パーキンソン病患者において、

オメガ3系必須脂肪酸+ビタミンEサプリメントの併用投与による抗炎症作用や内分泌代謝改善を示唆する遺伝子発現の変化が考えられます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。


パーキンソン病は、難治性の神経変性疾患ですので、サプリメント・機能性食品素材は、補完療法としての意義を考えて利用することになります。

先行研究では、コエンザイムQ10による有用性も示唆されています。


還元型コエンザイムQ10によるパーキンソン病の症状改善効果



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posted at 23:54 | この記事のURL
女子学生が半数以上の国立大学医学部 [2018年10月12日(金)]
少し前に、都内の私立の医学部で、女子学生に対する不利な採点が問題になりました。
時代錯誤であり、かつ、その採点基準が公表されていなかったことで、まったく論外のやり方で大きな批判を受けたと思います。
この問題は、海外のメディアも大きく取り上げたので、アメリカやアジアでもよく知られています。
(実際、私も海外の複数の知り合いから、その話題を聞かれたことがあります。)

さて、今、参加している学会で、
現地の医学部の5年生に、女子学生の割合を聞いてみました。
(当然、彼女も、日本での話を知っていました。)

彼女の答えは、約180名の同級生の半数以上は女子学生である、ということでした。

大学の教員でも女性の割合が多いのは知っていましたが、

国立大学の医学部生の半数が女子学生というのはちょっと驚きでした。




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posted at 23:57 | この記事のURL
亜鉛サプリメントの抗炎症作用:メタ解析 [2018年07月20日(金)]
今月の薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、亜鉛サプリメントの抗炎症作用を示したメタ解析が報告されていました。
(Eur J Pharmacol. 2018 Jul 13.)


慢性炎症は、生活習慣病の病態であり、抗炎症作用を有する機能性食品成分が未病対策に有用と考えられます。


厚労省の国民健康栄養調査では、カルシウム、マグネシウム、亜鉛が、男女とも成人の全年齢層で摂取不足であると報告されています。


先行研究では、

亜鉛による抗炎症作用や抗酸化作用が示唆されています。

しかし、臨床試験での亜鉛投与による炎症関連マーカー(CRP)への影響は明確ではありません。


そこで、今回のメタ解析では、

成人において、
亜鉛サプリメント投与による血中CRPへの影響が検証されました。

具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(PubMed, SCOPUS, Google Scholar)

2017年10月までに収載された論文が検索され、

1505報が抽出され、

8報のランダム化比較試験(RCT)がメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

亜鉛サプリメント投与によって、

血中CRP値の有意な減少が見出されたということです。
(WMD: -1.68mg/l; 95% CI: -2.4 to -0.9, P= <0.001)


サブ解析では、

サプリメントの用量、試験の質、対象者、投与前のCRP値などが論文の異質性の要因でした。


1日あたり50mgの亜鉛の摂取群
(WMD: -1.97mg/l; 95% CI: -2.28 to -1.67, P= <0.001),

質の低い試験
(WMD: -2.9mg/l; 95% CI: -3.68 to -2.12, P= <0.001)

腎機能低下の被験者
(WMD: -7.43mg/l; 95% CI: -12.57 to -2.29, P= 0.005)

では、より顕著なCRP値の改善が認められています。


以上のメタ解析データから、

亜鉛サプリメント投与による抗炎症作用が示唆されます。

今後、健常者や未病における臨床的意義の検証が期待されます。


亜鉛は、生体の機能維持に必須なミネラルであり、不足すると、味覚障害などの症状が生じます。

また、セックスミネラルとしても知られています。

その他、亜鉛は、褥瘡患者の栄養補給に推奨されています。
(2015年には、医療関係の学会のガイドラインにより、コラーゲン加水分解物が、褥瘡患者への栄養補給に推奨されました。)

【推奨文】 亜鉛、アスコルビン酸、アルギニン、L-カルノシン、n-3系脂肪酸、コラーゲン加水分解物など疾患を考慮したうえで補給してもよい.「褥瘡予防・管理ガイドライン(第 4 版)」(日本褥瘡学会 2015年)



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にきび(尋常性ざ瘡、アクネ)の指標を低GI・低GL食が改善する [2018年04月28日(土)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、にきび(尋常性ざ瘡、アクネ)の指標に対する低GI(グリセミック指数)・低GL(グリセミックロード)食の作用を調べた臨床研究が報告されていました。
(J Acad Nutr Diet. 2018 Apr 21)


炭水化物摂取時の血糖上昇の指標であるグリセミック指数(GI)やグリセミック負荷(GL)が高いことは、

にきび(尋常性&#30180;瘡、アクネ)に関連する因子に影響を与えると考えられています。


今回の研究では、

低GI食・低GL食によるにきび関連の内分泌代謝指標への作用が検証されました。


具体的には、

・低GI食/低GL食の摂取群:34名

・通常食の摂取群:32名

の2群について、2週間の介入が行われ、

指標として、血糖値、インスリン値、IGF-1、IGFBP-3、インスリン抵抗性などが測定されました。


主アウトカムは、
にきびおよびインスリン抵抗性関連の内分泌代謝関連指標です。


解析の結果、

低GI食・低GL食の摂取群では、

IGF-1値は、介入前に比べて、2週間の介入後に有意な低下を示しました。
(preintervention=267.3±85.6 mg/mL, postintervention=244.5±78.7 ng/mL) (P=0.049).


一方、
グルコース、インスリン、IGFBP-3、インスリン抵抗性については、2週間の介入でも両群間での差は検出されませんでした。


炭水化物の摂取量や炭水化物のエネルギー比、GI値、GL値などは、いずれも、低GI/GL群で低下しました。



以上のデータから、

低GI/低GL食は、にきび/アクネの病態に関連した指標であるIGF-1を有意に低下させる作用があると考えられます。

今後、さらに長期間のGI/GL食による臨床的な意義の検証が期待される分野です。



にきび(アクネ、尋常性座瘡)に対する機能性食品成分の作用について、次のような報告があります。

ニキビ(尋常性座瘡)に対するオメガ3系脂肪酸とγリノレン酸の効果



DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。



DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。



DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、


コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、

ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。




その他、低GI食、低GL食として、

発芽玄米

米こんにゃく

があります。






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スプラウツの健康食品・サプリメント売り場 [2018年04月01日(日)]
スプラウツ(Sprouts)というスーパーマーケットに行ってきました。

オーガニック食品や健康食品サプリメントをたくさん取り扱っている健康志向のスーパーマーケットです。

この分野では、
トレーダー・ジョーズ(Trader Joe's)やホールフーズマーケット(Whole Foods Market)がよく知られており、私も何度か行ったことがありました。


今回、初めてスプラウツを案内してもらいました。

ベイエリアにある店舗で、特別に大きいわけではなかったのですが、健康食品・サプリメント売り場の占める割合が非常に大きく、このような(↓)感じです。
下記の1列だけではなく、隣の列も両側にサプリメント売り場が広がっていました。



これだけ種類が多いと、よほど詳しくないと、なかなか自分に合ったものを探すのは大変なのでは、と感じました。

(実際、私が棚を見ていると、すぐに店員から声を掛けられました。)




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posted at 23:53 | この記事のURL
タクシー激減でLyftを利用しました。 [2018年02月11日(日)]
今朝、ホテルから学会場への移動にタクシーではなくて、Lyftを利用しました。

米国では、ウーバーやリフトの普及で、タクシー業界が激変しているのを肌感覚で感じます。

例えば、この2年ほど、空港に到着したときに、タクシー乗り場での行列がなくなっているのを感じます。
これまでは、乗客が列を作って、タクシーが来るのを待っていましたが、今は逆に、タクシーのほうが行列を作っているので、到着後、すぐにタクシーに乗れます。


ところが、不便な点もありました。

昨日の早朝に、学会場に移動しようとしたら、これまで、早朝でもホテルの前にタクシーが複数台、待機していたのですが、今回は客待ちのタクシーがいませんでした。

タクシー自体が激減している影響と思います。


ホテルのフロントでタクシーを呼ぶように依頼し、5分で来るといわれたのに、結局、タクシーが来たのは30分近くたってからでした。


これに懲りたので、LyftのアプリをDLして、登録し、今朝、初めてLyftを利用しました。

(ウーバーのほうが認知度が高いかもしれませんが、会社としていろいろあったのと、
Lyftのほうのシステムが優れているように感じましたので、Lyftにしました。)


実際に使ってみると、タクシーが駆逐されてしまうのに納得です。

ただし、寡占化や料金が高くなるタイミングなどいろいろと課題もあるようですが。

アプリの画面はこんな感じでした。↓



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posted at 23:51 | この記事のURL
クリニカル・クエスチョン(臨床的課題);サンタクロースに関する研究の現状 [2017年12月24日(日)]
今月の家庭医学の専門ジャーナルに、クリニカル・クエスチョン(臨床的課題)として、サンタクロースに関する研究の現状をレビューした論文が、カナダのグループから報告されていました。
(Can Fam Physician. 2017 Dec;63(12):942.)


診療ガイドライン作成の際には、

まず、
クリニカル・クエスチョン(臨床的課題)の設定から入ります。


今回の研究のクリニカル・クエスチョン(臨床的課題)は、
サンタクロースに関する研究により何が明らかになっているか、
ということです。


結論は、


--子供は、ショッピングモールで、サンタを見るための列で待つことを好まないかもしれないが、サンタは、親切/思いやり(kindness)とリンクしている、

--子供は、7歳ごろに、サンタの存在を信じるのをやめることが多いが、これは、子供によってよりも、両親にとってより大きな問題である、

--子供がサンタを信じなくなることは、サンタの存在を否定するものではないこと、EBMを信じない人々も存在すること(ただし、本誌はEBMを信じる)

ということです。


以下、エビデンスです。

まず、サンタが、親切/思いやり(kindness)とリンクしていることについて。


成人52名を対象に、

同一人物が、サンタあるいは医師に扮して同じストーリーを話した実験では、

サンタのほうが、より親切であると感じられた、

ということです。
( 9.2 versus 8.7 out of 10, P = .05)


また、

小学一年生(25名)を対象にした研究では、


イースターバニーやペットと比べて、

サンタについて話した群で、より多くのガムを寄付した

という結果が示されています。
(サンタでは3.6 個vs 1.3 to 1.6)

(サンタが、よい行いの産生を促進するのかどうかは、明確ではありませんが。)



次に、ショッピングモールにおいて、サンタを見ると、子供が喜ぶかどうかについて。

サンタを見るための列で待っている、150名から300名の小児を毎年、対象にした5年間の研究では、

フェイス・スケール・レーティングにより、
58%から82%が、無関心/無頓着であるとされました。


また、
クリスマスの4週間前よりは、1週間前のほうが、よりハッピーであるとされています。
(1週間前:30% to 37%)
(4週間前:10% to 16%)

小児よりも、
(6% to 37%)

両親のほうが、よりハッピーであったということです。
(82% to 93%)


(ただし、この研究での信頼性は低い、と考察されました。観察者が1名であり、フェーススケールは、一般に、疼痛に使われるためです。)



3つめの課題として、いつ、子供がサンタを信じるのをやめるか、について。


1896年から1987年の4つの研究では、

6.4歳から8.3歳と報告されています。

年齢は、サンタ信仰の強い関連因子です。


サンタを信じなくなるのは、徐々に生じる現象であり、

54%の子供は、自ら見出しています。



先行研究の限界として、

-- ショッピングモールで待っているとき、小児が見たのが、本物のサンタなのか、誰かがサンタに扮しているのか、明確ではないこと、

-- いくつかの研究は、夏、秋、あるいはイースターの時期に行われており、バイアスがあること、

があげられています。



論文著者らは、次の考察を行っています。

--一晩で地球全体の子供すべてを一人で訪問することは信じがたいが、
それ以上に、アカデミアが本レビューの執筆に対して、支払うことも信じがたい、


--賢いアドバイスとして、
“You’d better be good, for goodness’ sake.”
(良い子でいるほうがいい)






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尋常性天疱瘡に対するL-カルニチンの作用 [2017年08月29日(火)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、尋常性天疱瘡に対するL-カルニチンの作用を検証した臨床研究が、イランのグループ(Tehran University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2017 Aug 23.)


天疱瘡は、皮膚や粘膜に、びらん、潰瘍といった病変が認められる自己免疫性水疱性疾患です。

尋常性天疱瘡は、天疱瘡中最も頻度が高く、

特徴的な臨床的所見は、口腔粘膜に認められる疼痛を伴う難治性のびらんや潰瘍です。


今回の研究では、

尋常性天疱瘡におけるL-カルニチン投与による酸化ストレスや脂質代謝への作用が検証されました。

具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

尋常性天疱瘡患者52名を対象に、

・L-カルニチン投与群(2グラム、分2):26名

・偽薬投与群:26名

の2群について、
8週間の投与が行われ、


介入の前後で、酸化ストレス関連指標および脂質代謝関連指標が調べられました。


解析の結果、

L-カルニチン投与群では、

血中の中性脂肪値の有意な低下、

総コレステロール値の有意な低下、

LDLコレステロール値の有意な低下、

酸化ストレス指標の有意な低下
(OSI; P<0.05)

が見出されたということです。


また、

L−カルニチン投与群では、

総抗酸化能 (TAC)の有意な亢進、
(P=0.05)

血中カルニチン値の有意な上昇
(P<0.001)

が示されています。


さらに、

L-カルニチン投与群では、

偽薬群に比べて、

血中の総抗酸化能の亢進傾向、
(P=0.15)

HDL値の上昇傾向
(P=0.06)

も見出されました。


以上のデータから、

尋常性天疱瘡患者において、

L-カルニチン(2グラム/日)投与による抗酸化能および脂質代謝への好影響が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。




カルニチンは、アミノ酸誘導体で、食肉(ラム肉)や乳製品に豊富に存在します。



カルニチン(L-カルニチン)は、脂肪の代謝に必要な機能性成分です。

(長鎖脂肪酸は、L-カルニチンと結合することでミトコンドリアに入ります。)



L-カルニチンに関する研究では、中性脂肪やVLDLコレステロールの低下作用、肝臓での脂肪蓄積の抑制、運動能向上作用、肥満での減量など、多彩な働きが示されています。



例えば、

カルニチンによる運動耐用能の亢進@アスリート

という研究も知られています。


また、特定の病態において、治療と併用されることもあります。

例えば、腎疾患患者の血球減少症に対する効果、糖尿病患者での代謝の改善、慢性疲労症候群患者の症状改善、C型肝炎のインターフェロン療法の補助療法などが報告されています。

特に、腎不全によって慢性維持透析を受けている病態では、カルニチン欠乏による障害が知られており、L-カルニチンの摂取が推奨されます。







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posted at 23:55 | この記事のURL
アマゾンランキング大賞2017年上半期で上位20位中5品目がDHCのサプリメントでした。 [2017年07月01日(土)]
Amazonランキング大賞2017年上半期で、

ドラッグストア商品の上位20品目のうち、5品目が、DHCのサプリメントでした。




第2位 DHC 亜鉛 60日分 60粒




第5位 DHC マルチビタミン (60日分) 60粒



第8位 DHC ビタミンC(ハードカプセル) 60日分 120粒




第16位 DHC ブルーベリーエキス (60日分) 120粒




第18位 DHC ビタミンBミックス 60日分 120粒



posted at 23:55 | この記事のURL
マインドフルネスが腰痛を軽減する:メタ解析 [2017年04月25日(火)]
今週の内科学の専門ジャーナル(電子版)に、マインドフルネスに基づくストレス軽減による、腰痛への有用性を検証したメタ解析が、ドイツのグループ(University of Duisburg-Essen)から報告されていました。
(Ann. Int Med. 2017; April 25)



マインドフルネス(Mindfulness)とは、瞑想に基づいた心理療法の一つで、ストレス対策としても知られています。


日本式の瞑想の有用性も知られていますが、欧米では、マインドフルネスとして研究が行われてきました。


マインドフルネスに基づくストレス軽減(MBSR)は、痛み/疼痛に対する補完療法として用いられています。


今回の研究では、

腰痛の患者に対するMBSRの有用性と安全性が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(MEDLINE/PubMed, Scopus, the Cochrane Library, and PsycINFO)

2016年6月15日までのデータが検索され、

腰痛を有する患者を対象に、

疼痛の重症度、あるいは疼痛に伴う障害の評価を主アウトカムとして、

MBSRと、通常のケア、あるいは、アクティブな介入を行った比較対照群のランダム化比較試験が抽出されました。


RCT7報、腰痛患者864名が解析の対象となりました。


解析の結果、

通常ケアに比べて、

マインドフルネスによるストレス軽減(MBSR)群では、

腰痛の重症度の短期的な改善が認められました。

(RCT4報; MD, −0.96 point on a numerical rating scale [95% CI, −1.64 to −0.34 point]; [SMD], −0.48 point [CI, −0.82 to −0.14 point])


また、
身体機能でも有意な改善が認められました。
(2 RCTs; MD, 2.50 [CI, 0.90 to 4.10 point]; SMD, 0.25 [CI, 0.09 to 0.41 point])

ただし、
これらの効果は、長期的な持続は示されませんでした。

また、機能障害やメンタルヘルス、疼痛受容、マインドフルネス(気づき)での群間比較においては、
短期でも長期でも有意差は見出されませんでした。

その他、
アクティブ対照としての介入群との比較では、MBSRは、短期でも長期でも有意差は示されませんでした。


なお、

特に問題となる有害事象は示されませんでした。


以上のデータから、

マインドフルネスによるストレス軽減は、腰痛に対して、短期的な改善効果があると考えられます。

今回のメタ解析では、対象となったRCTがまだ少ないので、

今後、長期的な有用性の確立や腰痛に対する補完療法として意義の検証が期待されます。



腰痛に対して利用される補完代替医療には、日本の伝統医療の鍼灸や、米国発祥のカイロプラクティックなどがあります。

鍼灸は、伝統医療として国家資格があります。

また、
カイロプラクティックは、米国をはじめ、欧米主要国では公的資格が確立しています。


ただし、日本では、国際基準に相当するカイロプラクター(カイロプラクティックの施術者)は1,000名ほどです。


(これに対して、街中のカイロプラクティック/いわゆる整体などの看板は、1万から3万とされています。)



国際基準を満たすカイロプラクターの名簿は、登録機構を介して、厚労省の医事課に提出されています。



(日本でのカイロプラクターは

<リンク:
http://chiroreg.jp/db/profile.cgi?label=8&amp;sort_item=8&amp;sort_mode=3&amp;max=500&amp;tpl=view2&amp;view3
>「日本カイロプラクティック登録機構」

で検索できます。


ちなみに私は、

カイロプラクティック新橋外来センター

で受けています。)








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posted at 23:57 | この記事のURL
ジェンダー中立のレストルーム [2017年02月26日(日)]
今日は移動日でした。

「ジェンダー中立のレストルーム」という表示を初めて見ました。




コロンビア大学の知り合いの研究者に聞いたところ、ちょうど最近、同大学でも、
「ジェンダーに従ってレストルームを利用してください」、
というような張り紙があったということでした。
(ただし、これは、かなり政治的なメッセージですが。)


成熟した社会では配慮が当然必要ですが、一方で、さまざまな分野で、PCやリベラルが行き過ぎてしまうと、社会が統合できないように感じることもあります。



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アマゾンランキング大賞2016で上位20位中6品目がDHCのサプリメントでした。 [2017年01月05日(木)]
Amazonランキング大賞2016で、

ドラッグストア商品のサプリメント、上位20品目のうち、6品目が、DHCのサプリメントでした。

多くの皆様にご利用いただき、感謝申し上げます。


















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posted at 23:52 | この記事のURL
小児病棟におけるサンタクロース来訪の関連因子について [2016年12月23日(金)]
毎年、BMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)のクリスマス特集号には、ユーモラスな研究論文が発表されます。


今回の号には、クリスマスの日に、サンタクロースが病院に入院中の子供を訪問するかどうかに係わる因子を調べた研究が報告されていました。
(BMJ. 2016 Dec 14;355:i6355)


具体的には、

後ろ向き観察研究として、

2015年のクリスマスに、

イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズの小児病棟において勤務していた病院スタッフ186名を対象に調査が行われています。


主アウトカムは、

2015年のクリスマスに、小児病棟でのサンタクロースの訪問の有無

です。


背景因子として、

小学校での常習的な欠席、

0歳から17歳の信仰の割合、

北極から病院までの距離(トナカイの飛ぶルートとしての病院までのキロメートル)、

社会経済学的な困窮

が想定されました。



解析の結果、


まず、

サンタクロースの来訪があった小児病棟の割合は、

イングランド89%、

北アイルランド100%、

スコットランド93%、

ウェールズ92%

でした。



ただし、

サンタクロースが訪問しなかったというオッズ比は、

社会的経済的に困窮した地域ほど高い傾向があり、

イングランドでは31%、UK全体では23%高いという結果でした。

(つまり、困窮地域にはサンタが来訪しない可能性が高いことになります。)


一方、

小学校での常習的な欠席、

0歳から17歳の信仰の割合、

北極から病院までの距離

といった因子との相関は認められませんでした。



以上のデータから、

今回の研究では、

過去1年間の行儀のよしあしによって、サンタクロースが来るかどうか決まるという伝統的な考えは支持されなかったこと、

経済的困窮地域では、他の地域に比べてサンタが来訪する可能性が低くなること

が示唆されます。



解決策として、

論文著者らは、

サンタの来訪が低い可能性のある地域では、

サンタクロースとの契約や地域のサンタとの雇用契約の見直しが考えられる、

と考察しています。




先行研究では、次の報告があります。

クリスマス精神の脳内ネットワークを発見?!


病棟でのチョコレートの生存期間


サンタクロースの労働衛生



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唐津市とDHCとの包括連携協定 [2016年03月30日(水)]
本日、唐津市とDHCとの包括連携に関する協定書の調印式が、唐津市役所で行われました。

今回の包括連携協定に際し、ご尽力いただきました関係者の皆様に御礼申し上げます。

今後、市民の健康づくり、地域創生に関して協力し、唐津市での健康長寿社会の実現に向けた取り組みを実施する予定です。


唐津市のニュースリリース↓(PDF)

概要
唐 津 市 と 株 式 会 社 デ ィ ー エ イ チ シ ー は 、唐 津 市 に お け る 市 民 の 健 康 づく り の 推 進 を 目 指 す た め 、 連 携 協 定 を 締 結 す る も の




私も調印式に同席するために、日帰りで唐津市に行ってきました。
↓行きの飛行機から見えた富士山です。





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頭痛への対策としての機能性食品成分 [2016年03月24日(木)]
片頭痛や緊張性頭痛などの頭痛に悩む方は少なくないと思います。

頭痛の予防(頭痛の頻度の軽減)としてのセルフケアでは、機能性食品成分がサプリメントとして用いられます。


具体的には、

コエンザイムQ10、リボフラビン(ビタミンB&#8322;)、マグネシウム、オメガ3系脂肪酸が用いられます。

また、フィーバーフューfeverfewやバターバー(butterbur)といったハーブも利用されています。




フィーバーフューによる片頭痛予防効果について、2015年のコクランレビューを読んでみました。
(Cochrane Database Syst Rev. 2015 Apr 20)


このレビューの著者は、イギリスのErnstらです。

(CAMの各種療法をレビューした論文をたくさん発表し、結論はいつも同じ、というパターンのグループです。)


さて、今回のレビューは、フィーバーフュー(学名:Tanacetum parthenium L.)による片頭痛予防効果を検証しています。

コクラン(Cochrane Database of Systematic Reviews)で2004年に発表された最初のレビューから、本レビュー(2015年)でアップデートという位置づけです。



具体的には、2015年1月までの主要医学データベース(CENTRAL, MEDLINE, EMBASE, AMED)から、

二重盲検ランダム化比較試験により、

片頭痛の予防に対して、

フィーバーフューの単独投与と、偽薬との臨床的な有用性と安全性が調べられています。

(言語や対象年齢の制限はなし。フィーバーフューの単独投与が対象。)


今回のアップデートで1報が追加され、

合計6報、561名のデータが解析の対象となりました。


6報のうち、5報は、主アウトカムが片頭痛の頻度でした。

これらの研究は、良い方法論/質でしたが、サンプルサイズのためにバイアスの存在も想定されています。


また、

論文のばらつきや共通のアウトカムがなかったため、プール解析は行われていません


今回のレビューで追加された1報は、質が高く、かつ、比較的大規模な研究(n = 218)でした。
この研究の前に行われた用量設定の研究に基づいて、一定の投与量が用いられています。


そして、

1ヶ月あたりの片頭痛の頻度は、

フィーバーフュー投与群では、4.8回から2.9回へ、1.9回減少し、

偽薬群では、4.8回から 3.5回へ、1.3回減少していました。

(両群間では、1ヶ月あたり0.6回の差が認められたことになります。)


副アウトカムとして、

片頭痛の重症度や片頭痛の発作の期間、悪心・嘔吐の頻度と重症度については両群間で有意差は見出されませんでした。


その他、先行研究では結論は明確でないとされています。
3報では、フィーバーフュー投与群にて、片頭痛に対する予防効果が示唆されています。
(被験者数は17名から60名)

一方、他の2報(被験者は50名と147名)では、フィーバーフュー群と偽薬群との間に有意差は認められませんでした。

なお、有害事象として、消化器系症状が示されていますが、いずれも軽度であり、一過性でした。




以上のように、

今回のコクランレビューでは、

フィーバーフュー投与により、片頭痛の発作回数が0.6回/月、減少する、という最新の1報が追加されています。


ただし、コクランですので、例によって結論は同じで、

‘まだ質の高い研究が不十分なので、結論は出せない’

といったことになっています。


個人差や体質差に注目した個別化医療といった概念ができる前の発想のコクラン共同計画ですので、介入の大きさが比較的小さく、作用が緩徐である機能性食品成分の有用性検証には、コクランは必ずしも適切ではないとも思います。




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共役リノール酸(CLA)による抗炎症作用@アスリート [2016年03月19日(土)]
若年のアスリート(運動選手)において、共役リノール酸(CLA)による抗炎症作用を示した臨床研究が、イランのグループから報告されていました。
J Pak Med Assoc. 2016 Mar;66(3):280-4.)


共役リノール酸(CLA、異性化リノール酸)は、体重減少効果を有する機能性食品成分としてサプリメントに利用されています。



近年、複数の臨床試験によって、共役リノール酸(CLA)摂取による体重減少・ダイエット効果が示されてきました。



CLAは、抗肥満作用の他、抗がん作用や動脈硬化抑制作用、免疫調節作用、抗糖尿病作用などさまざまな働きが知られています。


さて、今回の研究では、

運動強度の高い若年アスリートにおいて、

CLAによる抗炎症作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

18-24歳の健康な若年23名を対象に、

1日あたり5.6グラムのCLA投与群:13名

あるいは
偽薬群:10名の2群について、2週間の介入が行われています。


介入の前後で炎症関連マーカーとして、

TNFα、IL-6、hs-CRP、MMP2、MMP9が測定されました。



解析の結果、

2週間のCLA投与群において、血中MMP2およびTNFαが有意に低下していました。
(p<0.05)


また、
運動強度の高い運動負荷後では、

偽薬投与群に比べて、

CLA投与群では、

MMP2、hs-CRP、TNFα値が有意に低値でした。
(p<0.05)


以上のデータから、
若年アスリートにおいて、

CLAによる抗炎症作用が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。






DHCでは、共役リノール酸を製品化しています。






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