サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2017年12月  >
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリアーカイブ
最新記事
ナッツ(種実)摂取の効果はベジタリアンよりも肉食で顕著 [2017年11月17日(金)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、ナッツ(種実)類の摂取による生活習慣病リスクへの影響について、非ベジタリアン、ベジタリアン、ビーガン別で調べた研究が、ニュージーランドのグループ(University of Otago)から報告されていました。
(Nutrients. 2017 Nov 6;9(11).)


ナッツ(種実)類の摂取は、慢性疾患・生活習慣病の予防に有用です。

今回の研究では、

食事パターン別に、ナッツ類の摂取による影響が検証されました。


具体的には、

英国の女性コホート研究(UKWCS)から、


34,831名の女性での食事調査データを用いた横断研究として、

自己申告による肉食群(非ベジタリアン群)、ベジタリアン群、ビーガン群の層別解析が行われています。

解析の結果、

ナッツ類の摂取が多い群では、

体重が少なく
(高い群と低い群の差は、6.1 kg; 95% CI: 4.7, 7.6)


BMIが低値であり、
(BMI, 2.4 units difference; 95% CI: 1.9, 2.9)

ウエスト周囲径が低値であることが示されました。
(2.6 cm difference; 95% CI: 1.4, 3.8)
(all p for linear trend < 0.001)


また、
ナッツ類の摂取が多いと、

高コレステロール血症や高血圧の罹患率が有意に低値であり、


心疾患や糖尿病、胆石症の既往歴が少なく、

食事の質が高いということも見出されています。

(all adjusted p for linear trend &#8804; 0.011)


ナッツ類の摂取が多いことによるこれらの好影響は、

ベジタリアン群やビーガン群よりも、非ベジタリアン群において、顕著であったということです。


以上のデータから、

種実(ナッツ)の摂取による生活習慣病リスク低減効果が示唆されます。

また、この効果は、相対的に健康的な食事パターンのベジタリアン食よりも、健康的ではない非ベジタリアン食の摂取群において、より顕著であると考えられます。

一般に、
植物性食品を中心とするベジタリアン食では、
抗酸化作用や抗炎症作用を含む機能性食品素材により、がんをはじめとする生活習慣病の予防効果が考えらます。



これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。



ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用




ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析



昨年12月、アメリカ栄養士会(栄養と食事のアカデミー)の機関ジャーナルに、ベジタリアン食に関するポジションステートメントが掲載されています。

--- 米国・栄養と食事のアカデミー(Academy of Nutrition and Dietetics、前米国栄養士会から改名)は、
「適切に準備されたベジタリアン食及びビーガン食は、健康的であり、栄養学的に十分であり、いくつかの病気の予防や治療のために、健康上の好影響をもたらす、」
と考えます。

-- ベジタリアン食は、ライスサイクルのすべてのステージ、妊娠中、授乳中、乳幼児、小児、青少年、高齢者、アスリートのいずれにも適切です。

-- 植物性食品を中心とする食事は、動物性食品を多く摂る食事に比べて、より環境的に持続可能なものです。
(more environmentally sustainable)
 その理由は、より少ない天然資源を利用するため、環境負荷がより少ないことです。

-- ベジタリアン食およびビーガン食は、虚血性心疾患、2型糖尿病、高血圧、あるタイプのがん、肥満といった、いくつかの疾患のリスクを低下させます。

-- 飽和脂肪酸の摂取が少なく、野菜・果物・全粒穀類、豆類、大豆製品、種実類(これらはいずれも食物繊維とファイトケミカルが豊富)の摂取が多いことが、ベジタリアン食やビーガン食の特長であり、このため、総コレステロール値やLDL(悪玉)コレステロールが低く、血糖コントロールにも好影響を与えます。
これらの要因が、慢性疾患リスク低減に寄与します。

-- ただし、ビーガン食は、信頼性の高い、ビタミンB12の供給源(強化食品やサプリメント)の利用が必要です。


拙著でもベジタリアン食について、まとめています。

ときどきベジタリアン食のすすめ ビーガン、マクロビオテックから総合栄養学まで



なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル




------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報
------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
ベジタリアン食による乳がんリスク低減作用 [2017年10月17日(火)]
今月の公衆衛生学の専門ジャーナルに、アジア人において、ベジタリアン食と乳がんリスクとの関連を検証した研究が、台湾のグループ(Buddhist Tzu Chi University)から報告されていました。
(BMC Public Health. 2017 Oct 10;17(1):800.)



一般に、

植物性食品を中心とするベジタリアン食では、

抗酸化作用や抗炎症作用を含む機能性食品素材により、がんをはじめとする生活習慣病の予防効果が考えらます。



これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。



ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用




ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析


ただし、アジア人での乳がんリスクとベジタリアン食との関連については、研究は多くはありません。

そこで、

今回の研究では、

アジア人における乳がんリスクと
ベジタリアン食の摂取との関連が検証されました。


具体的には、

症例対照研究として、

乳がん患者233名と、対称群236名を対象に、


ベジタリアン食および食事内容に関する調査が行われました。

(両群の被験者に、年齢や教育、家族歴、経口避妊薬の服用歴、運動習慣などでの差は認められていません。ただし、がん罹患群では、BMIが高く、初産の年齢が高いという差があります。)

27項目の食事調査から、
5つの食事パターンとして、

肉類、加工肉、野菜・果物・大豆製品、デザート・糖類、発酵食品に分けて、多変量解析が行われました。


解析の結果、

まず、
肉類/脂肪、加工肉類の摂取と、乳がんリスクとのお有意な相関が認められました。

肉類/脂肪の摂取は、リスクが2.22倍、
加工肉の摂取は、リスクが1.49倍でした。

(OR: 2.22, 95% CI 1.67-2.94, P < 0.001)
(OR: 1.49, 95% CI 1.09-2.04, P = 0.013)

一方、

ベジタリアン食、イソフラボンの高摂取、アルブミンの高値は、

乳がんリスクと有意な負の相関が見出されました。
(P < 0.05)

また、
ベジタリアンの被験者では、非ベジタリアン群に比べて、

大豆イソフラボンの摂取量が有意に高値でした。
(25.9 ± 25.6 mg vs. 18.1 ± 15.6 mg, P < 0.001)


以上のデータから、

ベジタリアン食による乳がんリスク低減、

肉類や加工肉の摂取による乳がんリスク上昇作用が示唆されます。


一般に、
植物性食品を中心とするベジタリアン食では、
抗酸化作用や抗炎症作用を含む機能性食品素材により、がんをはじめとする生活習慣病の予防効果が考えらます。

昨年12月、アメリカ栄養士会(栄養と食事のアカデミー)の機関ジャーナルに、ベジタリアン食に関するポジションステートメントが掲載されています。

--- 米国・栄養と食事のアカデミー(Academy of Nutrition and Dietetics、前米国栄養士会から改名)は、
「適切に準備されたベジタリアン食及びビーガン食は、健康的であり、栄養学的に十分であり、いくつかの病気の予防や治療のために、健康上の好影響をもたらす、」
と考えます。

-- ベジタリアン食は、ライスサイクルのすべてのステージ、妊娠中、授乳中、乳幼児、小児、青少年、高齢者、アスリートのいずれにも適切です。

-- 植物性食品を中心とする食事は、動物性食品を多く摂る食事に比べて、より環境的に持続可能なものです。
(more environmentally sustainable)
 その理由は、より少ない天然資源を利用するため、環境負荷がより少ないことです。

-- ベジタリアン食およびビーガン食は、虚血性心疾患、2型糖尿病、高血圧、あるタイプのがん、肥満といった、いくつかの疾患のリスクを低下させます。

-- 飽和脂肪酸の摂取が少なく、野菜・果物・全粒穀類、豆類、大豆製品、種実類(これらはいずれも食物繊維とファイトケミカルが豊富)の摂取が多いことが、ベジタリアン食やビーガン食の特長であり、このため、総コレステロール値やLDL(悪玉)コレステロールが低く、血糖コントロールにも好影響を与えます。
これらの要因が、慢性疾患リスク低減に寄与します。

-- ただし、ビーガン食は、信頼性の高い、ビタミンB12の供給源(強化食品やサプリメント)の利用が必要です。


拙著でもベジタリアン食について、まとめています。

ときどきベジタリアン食のすすめ ビーガン、マクロビオテックから総合栄養学まで



なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル



ところで、最近の研究によって、糖質制限食・低炭水化物食よる減量・ダイエット効果や2型糖尿病での血糖コントロール改善効果が明らかとなっています。


また、
植物性たんぱく質および植物性脂質による心臓病リスク低減作用が知られています。



医学的に適切ではない糖質制限食のパターンとして、「糖質制限食・低炭水化物食では、‘焼き肉・ステーキ’食べ放題」があります。
動物性たんぱく質や動物性脂質の過剰摂取は、心血管疾患リスクを高めることが懸念されます。


植物性食品をベースにした糖質制限食・低炭水化物食による体重と脂質代謝への効果として、

エコアトキンスダイエットの減量と脂質代謝改善作用



といった研究もあります。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。






------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報
------------------------------------------------------------------
posted at 23:55 | この記事のURL
ベジタリアン食に関する米国・栄養と食事のアカデミーの声明 [2016年12月15日(木)]
本日、東大自主ゼミ「2016 年度 Aセメスター開講自主ゼミ」

『動物と生きる我々が知っておくべこと』にて、

「医学・栄養学見地からのベジタリアン食」として出講いたしました。


学会や研究会で行くのはいつも本郷キャンパスなのですが、今日の自主ゼミは駒場キャンパスのほうで、昔の大学の建物、という雰囲気の教室でした。



さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月のアメリカ栄養士会(栄養と食事のアカデミー)の機関ジャーナルに、ベジタリアン食に関するポジションステートメントが掲載されていました。


一般に、
植物性食品を中心とするベジタリアン食では、
抗酸化作用や抗炎症作用を含む機能性食品素材により、がんをはじめとする生活習慣病の予防効果が考えらます。



概要は以下の通りです。


--- 米国・栄養と食事のアカデミー(Academy of Nutrition and Dietetics、前米国栄養士会から改名)は、
「適切に準備されたベジタリアン食及びビーガン食は、健康的であり、栄養学的に十分であり、いくつかの病気の予防や治療のために、健康上の好影響をもたらす、」
と考えます。

-- ベジタリアン食は、ライスサイクルのすべてのステージ、妊娠中、授乳中、乳幼児、小児、青少年、高齢者、アスリートのいずれにも適切です。

-- 植物性食品を中心とする食事は、動物性食品を多く摂る食事に比べて、より環境的に持続可能なものです。
(more environmentally sustainable)
 その理由は、より少ない天然資源を利用するため、環境負荷がより少ないことです。

-- ベジタリアン食およびビーガン食は、虚血性心疾患、2型糖尿病、高血圧、あるタイプのがん、肥満といった、いくつかの疾患のリスクを低下させます。

-- 飽和脂肪酸の摂取が少なく、野菜・果物・全粒穀類、豆類、大豆製品、種実類(これらはいずれも食物繊維とファイトケミカルが豊富)の摂取が多いことが、ベジタリアン食やビーガン食の特長であり、このため、総コレステロール値やLDL(悪玉)コレステロールが低く、血糖コントロールにも好影響を与えます。
これらの要因が、慢性疾患リスク低減に寄与します。

-- ただし、ビーガン食は、信頼性の高い、ビタミンB12の供給源(強化食品やサプリメント)の利用が必要です。

(ここまで。)



これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。



ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用




ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析


拙著でもベジタリアン食について、まとめています。

ときどきベジタリアン食のすすめ ビーガン、マクロビオテックから総合栄養学まで


なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル



ところで、最近の研究によって、糖質制限食・低炭水化物食よる減量・ダイエット効果や2型糖尿病での血糖コントロール改善効果が明らかとなっています。


また、
植物性たんぱく質および植物性脂質による心臓病リスク低減作用が知られています。



医学的に適切ではない糖質制限食のパターンとして、「糖質制限食・低炭水化物食では、‘焼き肉・ステーキ’食べ放題」があります。
動物性たんぱく質や動物性脂質の過剰摂取は、心血管疾患リスクを高めることが懸念されます。


植物性食品をベースにした糖質制限食・低炭水化物食による体重と脂質代謝への効果として、

エコアトキンスダイエットの減量と脂質代謝改善作用



といった研究もあります。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。




------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------



posted at 23:54 | この記事のURL
ペスコベジタリアン食によるがんリスク低減効果:メタ解析 [2016年10月25日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、ベジタリアン食と、乳がん、大腸がん、前立腺がんリスクとの関連を調べた系統的レビュー/メタ解析が、イタリアのグループ(Azienda Ospedaliero Universitaria)から報告されていました。
(J Hum Nutr Diet. 2016 Oct 6.)



一般に、

植物性食品を中心とするベジタリアン食では、

抗酸化作用や抗炎症作用を含む機能性食品素材により、がんをはじめとする生活習慣病の予防効果が考えらます。



今回の研究では、

ベジタリアン食の摂取と、乳がん、大腸がん(結腸がんと直腸がん)、前立腺がんとの関連について、

前向きコホート研究の系統的レビューとメタ解析が行われました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Pubmed とEMBASE)


ベジタリアン食、セミベジタリアン食、ペスコベジタリアン食と、非ベジタリアン食を比べた前向きコホート研究が検索され、

それぞれのがんとの関連が調べられています。


合計9報がメタ解析の対象となりました。

6報のコホート研究では、

686 629 名の対象者, and 3441名の乳がん, 4062名の大腸がん(結腸がん・直腸がん)、 1935名の前立腺がんが解析されています。


まず、全般的な解析では、

いずれのがんに関しても、

非ベジタリアン食と、ベジタリアン食との間に有意な相関は認められませんでした。

次に、

各ベジタリアン食の層別解析では、

大腸がんについて、

非ベジタリアン食と比べて、

セミベジタリアン食の摂取群では、14%有意に低く、
(RR = 0.86, 95% CI = 0.79-0.94; I2 = 0%, Pheterogeneity = 0.82)

ペスコベジタリアン食では、33%低いことが見出されたということです。
(RR = 0.67, 95% confidence interval = 0.53, 0.83; I2 = 0%, Pheterogeneity = 0.46)




以上のデータから、

前向きコホート研究に基づく今回のデータでは、

セミベジタリアン食やペスコベジタリアン食による抗がん作用が示唆されます。




これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。



ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用




ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析



なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル



ところで、最近の研究によって、糖質制限食・低炭水化物食よる減量・ダイエット効果や2型糖尿病での血糖コントロール改善効果が明らかとなっています。


また、
植物性たんぱく質および植物性脂質による心臓病リスク低減作用が知られています。



医学的に適切ではない糖質制限食のパターンとして、「糖質制限食・低炭水化物食では、‘焼き肉・ステーキ’食べ放題」があります。
動物性たんぱく質や動物性脂質の過剰摂取は、心血管疾患リスクを高めることが懸念されます。


植物性食品をベースにした糖質制限食・低炭水化物食による体重と脂質代謝への効果として、

エコアトキンスダイエットの減量と脂質代謝改善作用



といった研究もあります。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。





------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:54 | この記事のURL
草食系男子の精子機能 [2016年07月16日(土)]
産婦人科・生殖医学の専門ジャーナルに、精子機能とベジタリアン食との関連を調べた臨床研究が米国のグループ(Loma Linda University)から報告されていました。
(Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 2016 May 30;203:112-115)



今回の研究では、

長期間のベジタリアン食の摂取による男性の生殖能と、ロマリンダブルーゾーンとして知られている長寿地域でのベジタリアン食について検証が行われました。


具体的には、

横断研究として、2009年から2013年にかけて、

474名の男性の精子が解析されました。

被験者の内訳は、生涯にわたってラクトオボベジタリアン26名、

ビーガン5名。

非ベジタリアン443名でした。

解析の結果、

ラクトオボベジタリアンでは、非ベジタリアンに比べて、精子濃度が有意に低かったということです。
(50.7±7.4M/mL versus non-vegetarians 69.6±3.2M/mL, mean±S.E.M.)


また、

精子の運動能は、

非ベジタリアン群に比べて、
(58.2±1.0%)


ラクトオボベジタリアンあるいはビーガン群において、

有意に低値であったということです。

(それぞれ33.2±3.8% and 51.8±13.4%)


ビーガンでは最も低い運動能が示されています。

(ビーガン;0.8±0.7% 、

ラクトオボベジタリアン:5.2±1.2%

非ベジタリアン:4.8±0.3%)


なお、精子の形態は、3群とも有意差は認められませんでした。



以上のデータから、

植物性食品の摂取が多いと、精子機能の低下が示唆されます。


ただし、今回の研究では、各群の被験者数に大きな開きがあることから、今後、さらに質の高い研究による臨床的意義の検証が期待されます。

(したがって、草食系男子の精子機能に関しては、さらに検討が必要です。)



一般に、植物性食品を多くとるベジタリアン食に関しては、

これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。



ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用




ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析



なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。





男性不妊症に対する機能性食品素材としては、コエンザイムQ10の効果が報告されています。



コエンザイムQ10による男性不妊症改善作用



コエンザイムQ10による抗酸化作用@男性不妊症



コエンザイムQ10 による男性不妊症の改善作用




還元型コエンザイムQ10による乏精子症(精子無力症)改善効果



コエンザイムQ10+ビタミンEによる精子機能の改善と妊娠率向上



特発性精子無力症に対するサプリメントの効果



還元型コエンザイムQ10による精子機能改善作用



コエンザイムQ10 による男性不妊症の改善作用



αリポ酸による精子機能改善作用



ビタミンDによる精子運動機能の改善作用



トンカットアリによる男性のQOLとリビドー改善作用





DHCでは、マカトンカットアリを製品化しています。





------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------



posted at 23:55 | この記事のURL
玄米菜食による血糖コントロール改善作用 [2016年06月11日(土)]
今月の科学誌に、糖尿病での血糖コントロールに対して、玄米ヴィーガン食と、糖尿病の標準治療食との比較を行った臨床研究が、韓国のグループから報告されていました。
(PLoS One. 2016 Jun 2;11(6):e0155918)



先行研究では、ベジタリアン食やヴィーガン食(ビーガン食)による生活習慣病の予防や改善作用、2型糖尿病患者における血糖コントロール改善作用が示唆されています。

しかし、アジア人において、2型糖尿病の血糖コントロールへの働きを調べたランダム化比較試験はあまり知られていません。


そこで、

今回の研究では、

2型糖尿病患者において、

ヴィーガン食と糖尿病の標準治療食との比較が行われました。


具体的には、

2型糖尿病患者を対象に、

・ヴィーガン食:46名、

・標準治療食(韓国の糖尿病学会2011の指針):47名

の2群について、12週間の介入が行われています。


開始時、4週間後、12週間後に、HbA1cが測定されました。



ヴィーガン食に対しては、次のような指示が行われました。

・未精製のコメ(玄米)食を摂取

・白米は避ける

・精製された穀類は避ける(白い小麦粉製品)

・卵や乳製品、魚類も含めて、あらゆる動物性食品を避ける

・低GI食品の摂取を推奨



解析の結果、

0週, 4週, 12週の各時点でのHbA1c値は、

ヴィーガン食投与群では、

7.7%, 7.2%, 7.1%


標準治療食投与群では、

7.4%, 7.2%, 7.2%

という経過でした。



両群とも、

試験開始時に比べて、介入後では

HbA1c値の有意な減少(改善)が認められましたが、

標準治療食に比べて、

ヴィーガン食投与群のほうが、

より顕著な減少を示しています。
(-0.5% vs. -0.2%; p-for-interaction = 0.017)


また、
食事療法について、高い遵守率の被験者のみを対象にした解析では、

HbA1cの低下幅の両群間の差はさらに大きくなっています。
(-0.9% vs. -0.3%)


ヴィーガン食による糖代謝への好影響は、
総エネルギー摂取量やウエスト周囲径といった交絡因子で補正後も、有意に認められています。



以上のデータから、

糖尿病の標準治療食も、

玄米菜食によるヴィーガン食も、

2型糖尿病における血糖コントロール改善が示唆されること、



また、

玄米菜食のヴィーガン食のほうが、優れた糖代謝改善作用を有する、

と考えられます。


今後、玄米菜食による糖代謝改善の分子メカニズムについて、特定の機能性食品成分などの解明が期待される分野です。


DHCでは、

発芽玄米

を扱っています。





DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。



DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、


コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、

ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。






------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:55 | この記事のURL
ビーガン食による乳がんリスク低下効果 [2016年05月01日(日)]
東京に遊びに来ていたアメリカ人の友人夫妻が、ベジタリアンなので、都内のビーガン、ベジタリアンレストランをいくつか回りました。

仏教の精進料理から、マクロビオティック、台湾の素食などを試しました。



さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の栄養学の専門ジャーナルに、乳がんの低リスク群において、ビーガン食による乳がんリスク低下効果を示した臨床研究が、米国のグループ(Loma Linda University)から報告されていました。
(Br J Nutr. 2016 May;115(10):1790-7.)



米国人の女性では、

乳がんは、罹患率および死亡率がいずれも第2位であり、予防/リスク低減、再発予防に関する研究が進めされています。


日本人は、欧米人/白人に比べると、乳がんの罹患率は低いとされていますが、

日本の女性の乳がん粗罹患率,年齢調整罹患率は、いずれも1975年以降増加傾向が続いています。


2010年の乳がん(上皮内がんを含む)の粗罹患率は、他の癌種に比べ 最も高い(人口10万対115.7人)ことが知られています。

また、、年齢調整罹患率も、乳がんが最多です(人口10万対88.7人)。


年齢別にみると、女性の乳がん罹患率は、30歳代から増加し、

40歳代後半でピークに達し、

その後、ほぼ一定に推移、

60代後半から次第に減少します。



これまでの研究では、食事と乳がんリスクとの関連について、さまざまなデータが報告されています。

人種による差やエピジェネティックな変化など補正に限界のある交絡因子があるため、必ずしも一定の結果とはなっていません。



今回の研究では、

米国の女性において、

乳がん罹患率に対するベジタリアン食と非ベジタリアン食の相違が検証されました。

(アドベンティストヘルススタディ-2, AHS-2という研究の一環です。)


具体的には、

2002年から2007年に試験登録した96,001名を対象に、

食事調査が行われ、

ビーガン、ラクトオボベジタリアン、ペスコベジタリアン、セミベジタリアン、非ベジタリアンの分類され、

48州の米国がん登録データとの比較が行われています。


女性の参加者50,404名(うちベジタリアン26,193名)、

ベジタリアン群で478名の乳がんが見出されています。

全部のベジタリアン群と非ベジタリアンの比較では、

乳がん罹患率に有意差は認められませんでした。

(HR; 0.97; CI 0.84, 1.11; P=0.64)


次に、ベジタリアンの中での層別解析では、

ビーガン群では、

非ベジタリアン群に比べて、

一定した乳がん罹患率低下作用が見出されています。
(all cases: HR 0.78; CI 0.58, 1.05; P=0.09)


以上のデータから、

米国人女性において、

セミベジタリアンやペスコベジタリアン、ラクトオボベジタリアンを含む全体のベジタリアン群では、非ベジタリアン群と比べて乳がん罹患率に差は認められませんが、

ビーガン群では、罹患率の低下が示唆されます。



一般に、

植物性食品を中心とするベジタリアン食では、

抗酸化作用や抗炎症作用を含む機能性食品素材により、がんをはじめとする生活習慣病の予防効果が考えらます。


また、魚油に豊富なオメガ3系脂肪酸のEPAやDHAでは、抗炎症作用によるがんリスク低下作用が知られています。

実際、EPAによる乳がんリスク低下作用が知られています。



一方、赤身肉や加工肉の摂取が、がんリスクを高めることはコンセンサスが得られており、がん予防のために、赤身肉・加工肉の摂取を減らすことが推奨されています。


今回の研究のように、

ラクトオボベジタリアンやセミベジタリアンを含めての解析では、炭水化物や乳製品の摂取による影響があるため、ベジタリアン食による乳がんリスク低下作用が検出されなかったと考えられます。



乳がんリスクに有用な機能性食品に関する研究として、次の報告があります。


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性


大豆イソフラボンによる乳がんリスク低下作用@アジア人


血中カロテノイドが高いと乳がんリスクが低い


オメガ3系必須脂肪酸(EPA/DHA)による乳がん予防効果


リコピンによる乳がん細胞増殖抑制作用


ビタミンB群摂取と乳がんリスクの低下



葉酸による乳がんの予後改善




抗酸化サプリメントの摂取と乳がんリスクとの関連




エクストラバージンオリーブオイルによるアロマターゼ阻害活性・乳がん抑制作用



クロレラによるQOL改善作用@乳がん患者



マルチビタミンミネラル利用者では浸潤性乳がんの死亡率が低い




マイタケによる乳がん細胞抑制作用




魚油による乳がんリスク低減効果



魚摂取による乳がんリスクの低下


転移性乳がん・進行性乳がんに対するウコン(クルクミン)の投与


アブラナ科の野菜と乳がんのリスク


高GI食・高GL食と乳がんの関係


葉酸が乳がんを抑制する


乳がんとカルシウム・ビタミンD摂取の関係



オリーブオレユロペンによる乳がん細胞抑制作用




------------------------------------------------------------------
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


DHCが日本のサプリを健康にします。


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:55 | この記事のURL
ヴィーガン食は全がんリスクを15%低下させる:メタ解析 [2016年02月10日(水)]
今月の食物科学の専門ジャーナル(電子版)に、ベジタリアン食およびヴィーガン(ビーガン食)による健康アウトカムへの影響を検証したメタ解析が、イタリアのグループから報告されていました。
(Crit Rev Food Sci Nutr. 2016 Feb 6)




今回の研究では、

ベジタリアン食、ヴィーガン食と

慢性疾患リスク、全死亡率、主要疾患別の死亡率が調べられました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(Medline, EMBASE, Scopus, The Cochrane Library, Google Scholar)


横断研究86報

前向きコホート研究10報が抽出されました。


解析の結果、

まず、
非ベジタリアン食に比べて、

ベジタリアン食およびヴィーガン食では、

BMIの有意な減少、総コレステロール値、LDL値、血糖値の有意な低下が見出されました。


前向きコホート研究からのデータ解析によると、

虚血性心疾患の罹患率および死亡率が25%低下、
(RR 0.75; 95% CI, 0.68 to 0.82)

全がん罹患率が8%低下、
(RR 0.92; 95% CI 0.87 to 0.98)

という相関が見出されています。

なお、心血管疾患及び脳血管疾患、全死亡率、がん死亡率、部位別のがんでは有意な関連は示されていません。


ヴィーガン食に関する解析では、

全がん死亡率の15%低下という相関が示されました。
(RR 0.85; 95% CI, 0.75 to 0.95)


以上のデータから、

ベジタリアン食による虚血性心疾患の罹患率及び死亡率の25%低下、
全がん罹患率の8%低下、

ヴィーガン食による全がん罹患率の15%低下作用が示唆されます。



これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。



ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用




ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析



なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル



ところで、最近の研究によって、糖質制限食・低炭水化物食よる減量・ダイエット効果や2型糖尿病での血糖コントロール改善効果が明らかとなっています。


また、
植物性たんぱく質および植物性脂質による心臓病リスク低減作用が知られています。



医学的に適切ではない糖質制限食のパターンとして、「糖質制限食・低炭水化物食では、‘焼き肉・ステーキ’食べ放題」があります。
動物性たんぱく質や動物性脂質の過剰摂取は、心血管疾患リスクを高めることが懸念されます。


植物性食品をベースにした糖質制限食・低炭水化物食による体重と脂質代謝への効果として、

エコアトキンスダイエットの減量と脂質代謝改善作用



といった研究もあります。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。




------------------------------------------------------------------
サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHCが日本のサプリを健康にします。


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:53 | この記事のURL
ベジタリアンと非ベジタリアンの比較:ビタミン・ミネラル摂取状況 [2015年10月31日(土)]
今週、加工肉の摂取が、がんリスクを高める、というニュースがありました。

新たな研究データが示されたということの紹介で、話題性があったようですが、

加工肉や赤身肉の摂取ががんと相関するというのは、特に目新しい話ではありません。

実際、10年以上前から、AICRなどがん予防指針では、赤肉や加工肉の摂取によるがんリスク増大が示されています。

(つまり、がん予防のための生活習慣として、加工肉や赤身肉は避けるように、という食事ガイドラインが示されています。)


さて、今日の私的なお勉強日記です。

今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ベジタリアンと非ベジタリアンにおいて、ビタミンやミネラルの摂取状況を調べた調査研究が、スイスのグループから報告されていました。
(Eur J Nutr. 2015 Oct 26.)




スイスでは、ベジタリアン食およびビーガン(ヴィーガン)食が人気となっていることから、

今回の研究では、

スイス居住のベジタリアンおよびビーガンの成人において、

ビタミンとミネラルの摂取状況が検証されました。


具体的には、

18歳から50歳の健常者から、

非ベジタリアン100名、

ベジタリアン100名、

ビーガン53名を対象に、


BMI、

血中のビタミンA, C, E, B1, B2, B6, B12,

血中の葉酸、パントテン酸、ナイアシン、ビオチン、βカロテン、

血中の鉄、マグネシウム、亜鉛、

尿中のヨウ素

が測定されました。

また、3日間の食事記録、身体活動、生活習慣も調べられています。



解析の結果、

3群のうち、

非ベジタリアンでは、

マグネシウム、ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン、葉酸の摂取量が最低でした。


次に、

ビーガンでは、カルシウムの摂取量が少なく、ビタミンDとビタミンB12が境界域でした。



各栄養素別の解析で、

最も欠乏している人の割合が多いビタミンやミネラルは、

非ベジタリアン群では葉酸の58 %、

ベジタリアン群では、ビタミンB6とナイアシン(それぞれ58 and 34 %)

ビーガン群では、亜鉛の47 %

でした。



ビーガン群では、

ビタミンB12の摂取はほとんど認められませんでしたが、

サプリメントが広く利用されていることから、

いずれのグループでもビタミンB12欠乏は認められていません。


また、鉄欠乏の割合について、群間の差は認められませんでした。



以上のデータから、

ベジタリアン、ビーガン、非ベジタリアンでは、ビタミンやミネラルの摂取状況に大きな違いがあり、不足しやすい栄養素が異なることが見出された一方で、

サプリメントや栄養素強化食品が広く利用されているために、

実際には、ビタミンやミネラルはほぼ充足されている、

と推察されます。






これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。



ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用




ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析



なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル



ところで、最近の研究によって、糖質制限食・低炭水化物食よる減量・ダイエット効果や2型糖尿病での血糖コントロール改善効果が明らかとなっています。


また、
植物性たんぱく質および植物性脂質による心臓病リスク低減作用が知られています。



医学的に適切ではない糖質制限食のパターンとして、「糖質制限食・低炭水化物食では、‘焼き肉・ステーキ’食べ放題」があります。
動物性たんぱく質や動物性脂質の過剰摂取は、心血管疾患リスクを高めることが懸念されます。


植物性食品をベースにした糖質制限食・低炭水化物食による体重と脂質代謝への効果として、

エコアトキンスダイエットの減量と脂質代謝改善作用



といった研究もあります。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。





------------------------------------------------------------------
サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】


業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質


【DHC健康食品相談室】


【DHCの研究開発】


【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
ベジタリアン食による内分泌代謝指標への働き [2015年09月18日(金)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、ベジタリアン食による内分泌代謝指標への好影響を示した臨床研究が、台湾のグループ(National Health Research Institutes)から報告されていました。
(Br J Nutr. 2015 Sep 10:1-8.)



先行研究(横断研究)では、ベジタリアン食は非ベジタリアン食に比べて、内分泌代謝指標へ好影響を与えることが示唆されています。

今回の研究では、縦断研究として、ベジタリアン食による脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、1994年から2008年までの台湾での健康スクリーニングデータベースから、

ラクトオボベジタリアン4,415名、
ラクトベジタリアン1,855名、
ビーガン1,913名、
と、
年齢や性別、地域を一致させた非ベジタリアンが対象となっています。

縦断的なフォローアップの解析の結果、

非ベジタリアン食に比べて、

ビーガン食では、肥満リスクが1年ごとに7%低下、
(7 %; 95 % CI 0&#183;88, 0&#183;99)

ラクトベジタリアン食では、
収縮期血圧上昇のリスクが1年ごとに8%低下、
(8 %; 95 % CI 0&#183;85, 0&#183;99)

血糖値の上昇リスクが1年ごとに7%低下、
(7 %; 95 % CI 0&#183;87, 0&#183;99)


ラクトオボベジタリアン食では、
HDL値の増加が1年ごとに7%
(7 %; 95 % CI 1&#183;03, 1&#183;12)
という結果でした。


また、横断研究データの比較では、

いずれのベジタリアン食でも、非ベジタリアンに比べて、
HDL値とTG値以外に、内分泌代謝関連指標への有意な好影響が認められたということです。

なお、HDLやTGについては、ベジタリアン食の中で、炭水化物や果糖の摂取が過剰になっているためと考えられます。


以上のデータから、
栄養学的に適切なベジタリアン食であれば、
内分泌代謝指標に対する好影響が考えられます。




生活習慣病とライフスタイルとの関連については,下記の研究が知られています。



地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用




ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用




ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析




なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル



ところで、最近の研究によって、糖質制限食・低炭水化物食よる減量・ダイエット効果や2型糖尿病での血糖コントロール改善効果が明らかとなっています。


また、
植物性たんぱく質および植物性脂質による心臓病リスク低減作用が知られています。



医学的に適切ではない糖質制限食のパターンとして、「糖質制限食・低炭水化物食では、‘焼き肉・ステーキ’食べ放題」があります。
動物性たんぱく質や動物性脂質の過剰摂取は、心血管疾患リスクを高めることが懸念されます。


植物性食品をベースにした糖質制限食・低炭水化物食による体重と脂質代謝への効果として、

エコアトキンスダイエットの減量と脂質代謝改善作用



といった研究もあります。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。




------------------------------------------------------------------
サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】


業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質


【DHC健康食品相談室】


【DHCの研究開発】


【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------
posted at 23:53 | この記事のURL
ベジタリアンにおけるカルニチン投与の意義 [2015年01月26日(月)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ベジタリアンにおけるL-カルニチンサプリメント投与の働きを調べた臨床研究が、スイスのグループから報告されていました。
Eur J Nutr. 2015 Jan 23.)



カルニチンは、アミノ酸誘導体で、食肉(ラム肉)や乳製品に豊富に存在します。



カルニチン(L-カルニチン)は、脂肪の代謝に必要な機能性成分です。

(長鎖脂肪酸は、L-カルニチンと結合することでミトコンドリアに入ります。)




L-カルニチンに関する研究では、中性脂肪やVLDLコレステロールの低下作用、肝臓での脂肪蓄積の抑制、運動能向上作用、肥満での減量など、多彩な働きが示されています。




例えば、

カルニチンによる運動耐用能の亢進@アスリート

という研究も知られています。


また、特定の病態において、治療と併用されることもあります。

例えば、腎疾患患者の血球減少症に対する効果、糖尿病患者での代謝の改善、慢性疲労症候群患者の症状改善、C型肝炎のインターフェロン療法の補助療法などが報告されています。

特に、腎不全によって慢性維持透析を受けている病態では、カルニチン欠乏による障害が知られており、L-カルニチンの摂取が推奨されます。




体内のカルニチンの95%は、骨格筋に局在しており、

エネルギー代謝において作用しています。


ベジタリアンは、

非ベジタリアンに比べて、

食事からのカルニチンおよびカルニチン前駆体の摂取量が少なく、

血中カルニチン値が低値です。


今回の研究では、

ベジタリアンの男性および対照群の非ベジタリアン群について、

L-カルニチンサプリメントの投与前後における、
血中および骨格筋中のカルニチン値、
運動能への影響が検証されました。


具体的には、

ベジタリアン16名、

非ベジタリアン8名の2群について、

L-カルニチンサプリメント(2g/日)が12週間投与されています。


解析の結果、


カルニチンサプリメント投与前には、

ベジタリアン群では、

非ベジタリアン群に比べて、
血中カルニチン値が10%低値でしたが、

骨格筋のカルニチン値は維持されていました。



また、
骨格筋のクレアチンリン酸(リン酸化されたクレアチンであり、骨格筋でのエネルギー貯蔵)、ATP、グリコーゲン、乳酸の値には、

ベジタリアン群と非ベジタリアン群と間に有意差は認められていません。


運動負荷時の

全身の持久力の指標となる最大酸素摂取量 / VO2maxや、体重あたりのワークロードについても、両群間で有意差は認められませんでした。



75 % VO2maxの運動強度での1時間の運動負荷でも、呼吸商や血中乳酸値、筋肉中の代謝物に関して、両群間に差は認められませんでした。




L-カルニチンサプリメントによって、

血中カルニチン値の有意な上昇、
(非ベジタリアン群;24 %、ベジタリアン群;31 %s)

骨格筋中のカルニチン値のベジタリアン群での有意な上昇(13 %)が見出されました。


ただし、
この上昇にもかかわらず
VO2maxやワークロードP max、筋中クレアチンリン酸、乳酸、グリコーゲン値には投与後にも有意な変化は示されていません。



以上のデータから、

ベジタリアン男性では、

非ベジタリアンと比べて、

血中カルニチン値が低値であるものの、

骨格筋中のカルニチンや骨格筋の運動能には差は認められないことが示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。









------------------------------------------------------------------

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】


業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質


【DHC健康食品相談室】


【DHCの研究開発】


【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:55 | この記事のURL
ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用 [2014年10月27日(月)]
今月の科学誌プロスワンに、ベジタリアン職による心血管疾患リスク低下作用を示した臨床研究が、インドのグループから報告されていました。
(PLoS One. 2014 Oct 24;9(10))



これまでの多くの研究によって、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食は、生活習慣病の予防や改善に有効であることが示されています。


また、AICRなどがん予防指針では、赤肉や加工肉の摂取によるがんリスク増大が示されています。


さらに、最近では、エコロジー、環境保護、環境負荷の少ない食事、持続可能性・サステナビリティといった視点から、ベジタリアン食という選択が注目されるようになりました。




さて、今回の研究では、

ベジタリアン食による心血管疾患リスクへの影響が検証されました。


これまでの欧米・西洋諸国での先行研究でも、ベジタリアン食による心血管リスク低下・心臓病予防効果が示されています。

ただし、それらの国や地域では、ベジタリアン食が非常に多数を占めるというほどではありません。


そこで、多数の人々にベジタリアン食が日常的に利用されているインドの4地域において検証が行われています。

(35%がベジタリアン食を選ぶ、ということです。なお、欧米では数%から10%程度のようです。)



具体的には、

都市部への移住者、地方の兄弟姉妹、都市部の住民といった区分を含む対象者6555名(平均年齢40.9歳)において、

半定量的な食事調査が行われています。


(Lucknow, Nagpur, Hyderabad, Bangaloreの4地域が対象です)



また、飲酒、喫煙、身体活動、既往歴、血圧、糖代謝、脂質代謝、体組成関連指標も測定されました。



ベジタリアン食の定義は、

ラクトベジタリアン食です。

(卵、魚介類、家禽類、肉類を摂取しませんが、乳製品は摂取するタイプです。)



被験者の32.8%を占めるベジタリアン群は、

非ベジタリアン群と比べて、年齢、BMI、糖尿病や高血圧といった交絡因子に有意差は認められていません。



解析の結果、

ベジタリアン群では、

生活の質が高く、

喫煙や飲酒は有意に低く(p<0.0001)、

身体活動も有意に低い(p&#8202;=&#8202;0.04)

というデータでした。



多変量解析の結果、


非ベジタリアン群に比べて、

ベジタリアン群は、

総コレステロール値が有意に低く、
(β&#8202;=&#8202;-0.1 mmol/L (95% CI: -0.03 to -0.2), p&#8202;=&#8202;0.006),

中性脂肪値が有意に低値、
(β&#8202;=&#8202;-0.05 mmol/L (95% CI: -0.007 to -0.01), p&#8202;=&#8202;0.02),

LDLコレステロール値が有意に低値 (β&#8202;=&#8202;-0.06 mmol/L (95% CI: -0.005 to -0.1), p&#8202;=&#8202;0.03)

拡張期血圧が有意に低値
(β&#8202;=&#8202;-0.7 mmHg (95% CI: -1.2 to -0.07), p&#8202;=&#8202;0.02).

収縮期血圧が有意に低値
(β&#8202;=&#8202;-0.9 mmHg (95% CI: -1.9 to 0.08), p&#8202;=&#8202;0.07)

空腹時血糖値が有意に低値
(β&#8202;=&#8202;-0.07 mmol/L (95% CI: -0.2 to 0.01), p&#8202;=&#8202;0.09)

でした。



以上のデータから、

ベジタリアン食(ラクトベジタリアン食)による心血管リスク低下作用が示唆されます。





なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル






------------------------------------------------------------------

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】


業界最大手の責任として――ここまでやるのが、DHC品質


【DHC健康食品相談室】


【DHCの研究開発】


【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------


posted at 23:53 | この記事のURL
ビーガンのオメガ3系脂肪酸投与への反応 [2014年04月03日(木)]
自宅の近所の桜が満開でした。







さて、いつもの私的なお勉強日記です。


臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ビーガンに対するオメガ3系必須脂肪酸投与への反応を調べた臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
(Clin Nutr. 2014 Mar 14.)




動物性食品を一切摂らないビーガンでは、ビタミンB12やオメガ3系必須脂肪酸の適切な供給源が問題となります。


α-リノレン酸は、EPA・DHAの前駆体ですが、体内での転換酵素が十分ではないために、10分の1ほどしか、転換されません。

したがって、日本人の食事摂取基準2010年版にて示されている、1日あたり1グラムのEPAとDHAを、α-リノレン酸として摂取するには、10グラムが必要となります。


一般に、ビーガンでは、血中オメガ3系必須脂肪酸(血中EPAとDHA)の濃度が、非ベジタリアンよりも低いことが示されています。




さて、今回の研究では、

長期間のビーガンにおけるオメガ3インデックス(赤血球中のEPA+DHAの総脂質に対する割合)の現状調査と、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメント投与によるオメガ3インデックスへの作用が検証されました。



具体的には、

ビーガン165名を対象にして、

オメガ3インデックスが4%未満の46名に対してオメガ3系必須脂肪酸サプリメント(1日あたり254 mgのEPA+DHA)が4ヵ月間投与されています。



解析の結果、

まず、オメガ3インデックスは、3.7 ± 1.0%であり、

これは米国の非ベジタリアンと同程度でした。


(米国では魚類の摂取が少ないので、ビーガンも非ベジタリアンも、どちらもオメガ3系必須脂肪酸の摂取量が少ないと考えられます。)



また、

ビーガンでは、

男性よりも女性のほうが、オメガ3インデックスが高値でした。

(3.9 ± 1.0% vs. 3.5 ± 1.0%; p = 0.026)


年齢との有意な相関も示されています。



次に、

オメガ3系必須脂肪酸サプリメント投与によって、

オメガ3インデックスは、

3.1 ± 0.6%から

4.8 ± 0.8%へと有意に増加しています。

(p = 0.009)





以上のデータから、

ビーガンでは、血中オメガ3系脂肪酸値が低く、(魚類摂取量が少ない米国の)一般的な非ベジタリアンと同程度であること、

また、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントの投与によって、血中オメガ3系脂肪酸値の迅速な上昇が認められることが示唆されます。




EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。






------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】

DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)
------------------------------------------------------------------


posted at 23:56 | この記事のURL
ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析 [2014年02月28日(金)]
今週の内科学の専門ジャーナル(電子版)に、ベジタリアン食と血圧との関連を調べたメタ解析が、国立循環器病研究センターから報告されていました。
(JAMA Intern Med. 2014 Feb 24.)


これまでの多くの研究によって、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食は、生活習慣病の予防や改善に有効であることが示されています。


また、AICRなどがん予防指針では、赤肉や加工肉の摂取によるがんリスク増大が示されています。




今回のメタ解析では、

ベジタリアン食の摂取と血圧との関連が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて2013年までの研究から、

・成人が被験者、

・ベジタリアン食の摂取あるいは介入、

・血圧がアウトカムの一つ、

・対照比較研究あるいは観察研究

といった条件を満たすデータが抽出されました。




258試験から

臨床試験7報、

観察研究32報

が対象となりました。



まず、

比較対照試験7報、被験者311名(平均年齢44.5歳)では、

非ベジタリアン食摂取群に比べて、

ベジタリアン食摂取群において、

収縮期血圧の低下、
(-4.8 mm Hg; 95% CI, -6.6 to -3.1)

および

拡張期血圧の低下
(-2.2 mm Hg; 95% CI, -3.5 to -1.0)

が見出されました。



次に、
観察研究32報、対象者21,604名(平均年齢46.6歳)では、

非ベジタリアン食の摂取に比べて、

ベジタリアン食の摂取と、

収縮期血圧の低下
(-6.9 mm Hg; 95% CI, -9.1 to -4.7)

拡張期血圧の低下
(-4.7 mm Hg; 95% CI, -6.3 to -3.1)

との関連が見出されました。




以上のデータから、

ベジタリアン食による血圧低下作用・高血圧リスク低下作用が示唆されます。





なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】

DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)
------------------------------------------------------------------

posted at 23:57 | この記事のURL
ベジタリアン食による大腸腺腫リスク低下効果@アジア人 [2013年12月20日(金)]
今月の消化器病学の専門ジャーナル(電子版)に、ベジタリアン食と大腸腺腫リスクとの関連を調べた疫学研究が報告されていました。
Dig Dis Sci. 2013 Dec 10)




これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。


また、AICRなどがん予防指針では、赤肉や加工肉の摂取によるがんリスク増大が示されています。





さて、今回の研究では、

アジア人において、

大腸がんの前段階である大腸腺腫と、ベジタリアン食との関連が検証されました。




(大腸がんは、近年、増加しており、超高齢社会や食生活の変化などの影響が考えられています。)




具体的には、

横断研究として、

ベジタリアン食を実践している仏教の僧侶:ベジタリアン食摂取群、

対照群:年齢や性別を一致した被験者

の2群について比較が行われました。





解析の結果、

大腸腺腫の罹患率は、非ベジタリアン食摂取群のほうが、ベジタリアン食よりも高率でした。

(Colorectal adenoma;25.2 vs. 17.9 %, advanced adenoma;6.7 vs. 2.0 %)



一方、
ベジタリアン食摂取群のほうが、BMIやウエスト周囲径が大きい値でした。


(つまり、ベジタリアン食摂取群のほうが肥満ということになりますが、この要因として、単純炭水化物の過剰摂取が推定されます。


また、肥満であることは大腸がんのリスクになりますが、ベジタリアン食摂取群であれば、そのリスクを上回るがん抑制効果が見出されています。)



単変量解析の結果、

ベジタリアン食摂取群に比べて、

非ベジタリアン食摂取群では、

大腸腺腫リスクが有意に上昇していたということです。

(Colorectal adenoma;54%上昇, advanced adenoma;3.6倍に上昇)






回帰分析でも同様に、

ベジタリアン食摂取群に比べて、

非ベジタリアン食摂取群では、

大腸腺腫リスクが有意に上昇していました。

(Colorectal adenoma;52%上昇, advanced adenoma;2.94倍に上昇)





以上のデータから、

ベジタリアン食摂取による大腸腺腫リスク低下効果が示唆されます。







なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル






------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:59 | この記事のURL
ベジタリアン食によるメタボリック症候群改善効果@台湾 [2013年09月22日(日)]
科学誌プロスワンに、ベジタリアン食によるメタボリック症候群の改善効果を示した研究が、台湾のグループ(Buddhist Tzuchi Medical Foundation)から報告されていました。
(PLoS One. 2013 Aug 9;8(8):e71799.)





ベジタリアンあるいはベジタリアン食の摂取が、生活習慣病の予防や改善に有用であるという臨床研究は数多く報告されています。




今回の研究では、

アジアの仏教徒でベジタリアン食のライフスタイルによるメタボリック症候群への影響が調べられました。



具体的には、

台湾の仏教病院での健康診断データから、

ベジタリアンの女性391名(80%がラクトオボベジタリアン)と、

非ベジタリアンの女性315名を対象に、

メタボリック症候群に関連する各種指標が測定されました。





解析の結果、

ベジタリアン群では、

BMIが低く、ウエスト周囲径が小さく、

総コレステロール値、LDL値が低いことが見出されました。



HDL値も低いことが示されましたが、

ベジタリアン群のほうが、

総コレステロール/HDL比、およびLDL/HDL比が低いことが認められています。







各種の交絡因子で補正後、

メタボリック症候群のリスクは、非ベジタリアン群に比べて、ベジタリアン群で有意に低く、

1年から11年間、ラクトオボベジタリアン群では54%リスク低下、
(OR]=&#8202;0.46, 95%C.I.:0.26-0.79)

11年以上のラクトオボベジタリアン群では57%リスク低下
(OR&#8202;=&#8202;0.43, 95%C.I.:0.23-0.76)

という相関が見出されています。




非糖尿病の被験者における
サブ解析では、

ベジタリアン群のほうが、非ベジタリアン群に比べて、

インスリン抵抗性が低いことも示されました。




以上のデータから、

アジアの仏教ベジタリアン食を実践している女性では、

メタボリック症候群のリスクが低いことが示唆されます。





DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



DHC発芽玄米麺



エクストラバージンオリーブオイル






------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:55 | この記事のURL
ベジタリアン食による死亡率低下効果:AHS-2 [2013年07月20日(土)]
今月の米国医師会ジャーナル(7月8日号)に、ベジタリアン食による死亡率低下効果を示した臨床研究が、米国のグループ(Loma Linda University)から報告されていました。
(JAMA Intern Med. 2013 Jul 8;173(13):1230-8.)




これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。


また、AICRなどがん予防指針では、赤肉や加工肉の摂取によるがんリスク増大が示されています。




さて、今回の研究では、

ベジタリアン食と死亡率との関連が検証されました。




具体的には、

2002年から2007年の間に登録された
北米の男女96,469名を対象に、

食事調査が行われ、

5種類の食事タイプ:非ベジタリアン、セミベジタリアン、ペスコベジタリアン、ラクトオボベジタリアン、ビーガン(ヴィーガン)に分類され、

死亡率との関連が検証されています。



アドベンティスト(アドベンチスト)ヘルススタディ2  Adventist Health Study 2 (AHS-2)という北米でのコホート研究の一環です。




5.79年間の平均観察期間に、

73,308名の対象者のうち2,570名の死亡例が見出されました。




1,000患者年あたりの死亡率は、6.05 (95% CI, 5.82-6.29)死亡でした。



まず、

非ベジタリアンに比べて、

ベジタリアン全体では、

全死亡率が12%有意に低下していました。

(HR;0.88 (95% CI, 0.80-0.97))




次に、

全死亡率に関して、

非ベジタリアンと、

各ベジタリアンのタイプとの比較では、


ビーガンでは15%の低下傾向
(0.85 (95% CI, 0.73-1.01))、


ラクトオボベジタリアンでは9%の低下傾向
(0.91 (95% CI, 0.82-1.00) )、


ペスコベジタリアンでは19%の有意な低下、
(0.81 (95% CI, 0.69-0.94))、


セミベジタリアンでは8%の低下傾向
(0.92 (95% CI, 0.75-1.13))

が認められました。



また、

疾患別では、

ベジタリアン食と有意な相関が認められたのは、

心血管疾患死亡率、

非心臓血管・非がん死亡率、

腎臓病死亡率、

内分泌死亡率

でした。




さらに、

女性よりも男性において、

ベジタリアン食による死亡率低下効果が顕著でした。




以上のデータから、

非ベジタリアン摂取群に比べて、

ベジタリアン食摂取群では、

全死亡率の低下作用、

主要な疾患の死亡率低下作用が認められること、


これらの効果は男性においてより顕著であることが示唆されます。






ただし、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、玄米菜食にも利用できる発芽玄米や発芽胚芽米などを製品化しています。




------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
ベジタリアン食摂取群では血中TGが低値 [2012年12月21日(金)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、血中TG(中性脂肪)値に関して、ベジタリアン食と非ベジタリアン食の比較を行ったメタ解析が報告されていました。
(Nutrition. 2012 Dec 4.)



これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。


また、AICRなどがん予防指針では、赤肉や加工肉の摂取によるがんリスク増大が示されています。



さて、今回の研究では、

血中TG値に関して、ベジタリアン食と非ベジタリアン食の比較が行われています。




具体的には、

PubMedなどの医学研究データベースから、

横断研究およびコホート研究によって、

ベジタリアン食と非ベジタリアン食の摂取群を比較した研究が抽出され、検証されました。

(2011年3月までの研究データ)




12報1300名のデータが対象となり、

メタ解析が行われた結果、



ベジタリアン食摂取群では、血中TG値が有意に低いことが見出されました。

(-1.28 mmol/L, 95% CI -2.14 to -0.42)




なお、
先進国では有意差は見出されていません。



(これは、米国などでは単純炭水化物の摂取が多いことが影響している可能性があります。




以上のデータから、

一般にベジタリアン食は、非ベジタリアン食に比べて、血中TG値に関して好ましい影響を与えることが示唆されます。






ただし、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。




一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:52 | この記事のURL
過敏性腸症候群に対するビタミンDの効果 [2012年12月17日(月)]
今月の臨床医学研究の専門ジャーナルに、過敏性腸症候群(IBS)に対するビタミンDの働きを調べた症例シリーズが、英国のグループ(University of Sheffield)から報告されていました。
(BMJ Case Rep. 2012 Dec 13;2012)



今回の研究では、まず、41歳のIBS患者(女性)において、高用量のビタミンD3投与が、症状の有意な改善効果を示したという症例が示されています。



次に、同様の症例報告について検索が行われた結果、

IBS患者37例について、ビタミンDサプリメント投与が見出されました。




解析の結果、

70%のIBS症例において、高用量のビタミンD投与による症状改善効果が認められたということです。




今後、IBSに対するビタミンD投与の臨床的意義について、ランダム化比較試験による検証が期待されます。





なお、慢性の腸疾患の分野では、炎症性腸疾患とビタミンD低値との相関も示されています。





近年、ビタミンDの機能性として、免疫調節作用や抗がん作用、インフルエンザ予防作用なども見出されてきました。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、
臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/ml増加する、
という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。








------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:58 | この記事のURL
ベジタリアン食は抗酸化能・体脂肪率・コレステロールへ好影響を与える [2012年06月10日(日)]
栄養学研究の専門ジャーナルに、ベジタリアン食は、非ベジタリアン食に比べて、抗酸化能、体脂肪率、コレステロール値に好影響を与えるという調査研究が、韓国のグループ(Kyung Hee University)から報告されていました。
(Nutr Res Pract. 2012;6:155-61. )



これまでの研究によって、適切なベジタリアン食は、生活習慣病の予防や改善に有用であることが示されています。


これらの研究の多くは、米国でのSDAを対象にした研究が中心です。


一方、アジアでの研究では、尼僧などを対象にした調査で一部のミネラルの不足なども示唆されています。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。



そこで、、今回の研究では、
韓国において、ベジタリアン群と、非ベジタリアン群について、抗酸化能や脂質代謝が比較検討されました。


具体的には、

ベジタリアンの45名(男性23名、女性22名、平均年齢49.5 歳、ベジタリアン食を15年以上継続)


非ベジタリアンの30名(男性15名、女性15名、平均年齢48.9 歳)を対象に、

食事調査が行われ、
酸化ストレス指標、体組成、脂質代謝指標が測定されています。




解析の結果、

まず、体脂肪率は、ベジタリアン群のほうが、非ベジタリアン群に比べて、有意に低い値でした。
(21.6 ± 6.4% vs. 25.4 ± 4.6%; P < 0.004)


次に、酸化ストレスレベルでは、
ベジタリアン群のほうが、非ベジタリアン群に比べて、有意に低い値でした。
(d-ROM : 331.82 ± 77.96 and 375.80 ± 67.26 Carratelli units; P < 0.011)


さらに、総コレステロール値は、
ベジタリアン群のほうが、非ベジタリアン群に比べて、有意に低値でした。
(173.73 ± 31.42 mg/dL vs. 193.17 ± 37.89 mg/dL, P < 0.018)


LDLコレステロール値も同様に、ベジタリアン群のほうが有意に低くなっています。
(101.36 ± 23.57 mg/dL vs. 120.60 ± 34.62 mg/dL、P < 0.005)




以上のデータから、酸化ストレス、体脂肪、脂質代謝指標のいずれにおいても、
ベジタリアン群のほうが、非ベジタリアンよりも生活習慣病予防の点から、好ましい値となっています。






北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、

「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」

とされています。





実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。


ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。


また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。



------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------
posted at 23:58 | この記事のURL
| 次へ
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る