今月のスポーツ医学の専門ジャーナルに、運動負荷時のピクノジェノールの作用を調べた臨床研究が、イタリアのグループ(Chieti‑Pescara University)から報告されていました。
(
J Sports Med Phys Fitness. 2013 Dec;53(6):644-54.)
ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。
フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防からアンチエイジング医学まで、広く利用されています。
今回の研究では、
ピクノジェノールサプリメントによる運動負荷時のトレーニング改善、運動能、回復能、酸化ストレスに対する作用が調べられました。
具体的には、
APFT( Army Physical Fitness Test)を用いて、2つの試験が行われています。
まず、1日あたり100mgのピクノジェノールを8週間投与し、APFTを指標にして体力測定が行われました。
2つ目の試験では、
トライアスロンの選手に対して、
1日あたり150mgのピクノジェノールが投与されています。
解析の結果、
まず、
最初の試験では、
両群(ピクノジェノール投与群74名、対照群73名)の被験者男女とも、
2マイルのランニングタイムにおいて有意な改善が示されており、
両群の比較ではピクノジェノール投与群のほうが、対照群に比べて、より顕著な改善が見出されました。
また、腕立て伏せの回数でも、ピクノジェノール群にて有意な改善が示されました。
酸化ストレスでは、ピクノジェノール群で有意な低下(改善)が認められています。
次に2つ目の試験では、
4週間のプログラムにおいて、
男性32名(平均年齢37.9歳)にピクノジェノールが投与され、
対照群22名(平均年齢37.2歳)と比較が行われています。
水泳、自転車ロードレース、長距離走のいずれにおいても、
トレーニングの結果、両群とも改善しています。
両群の比較では、
ピクノジェノール群では、
対照群に比べて、有意な改善が認められました。
トライアスロン総時間は、
ピクノジェノール群89分44秒、
対照群96分5秒
でした。
トレーニングによる改善時間は、
対照群の4.6分に対して、
ピクノジェノール群では10.8分に達しています。
長距離走中の筋痙攣、長距離走中および後の筋肉痛は、
ピクノジェノール群において有意に減少(改善)しましたが、
対照群では変化は認められませんでした。
その他、ピクノジェノール群では、
酸化ストレスの増加が抑制され、正常への回復が促進されていました。
以上のデータから、
ピクノジェノールによる運動時やトライアスロン負荷時の運動耐用能改善作用が示唆されます。
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