サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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多発性硬化症でのプロバイオティクスによる抗炎症作用 [2017年09月20日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、多発性硬化症(MS)患者において、プロバイオティクス投与による抗炎症作用を示した臨床研究が、イランのグループ(Kashan University of Medical Sciences)から報告されていました。
(J Am Coll Nutr. 2017 Sep 18:1-6.)



多発性硬化症(MS; multiple sclerosis)は、免疫系の関与する神経変性疾患の1種であり、
脳における神経変性に炎症が関与することが示唆されています。

サプリメントに関しては、次の報告があります。


多発性硬化症に対する抗酸化サプリメントの有用性:系統的レビュー


多発性硬化症に対する機能性成分サプリメントによる抗炎症作用



今回の研究では、

多発性硬化症(MS)患者において、

プロバイオティクス投与による炎症および内分泌代謝関連遺伝子発現への影響が検証されました。

具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

MS患者40名を対象に、

・プロバイオティクスカプセル投与群:20名
(Lactobacillus acidophilus, Lactobacillus casei, Bifidobacterium bifidum, and Lactobacillus fermentum (2 × 109 colony-forming units/g each)

・偽薬投与群:20名

の2群について、12週間の投与が行われ、

末梢血球を用いて、
炎症、糖代謝、脂質代謝関連遺伝子発現が調べられています。


解析の結果、

偽薬投与群に比べて、

プロバイオティクス投与群では、

末梢血単核球において、

炎症関連遺伝子(IL-8、TNF-α)発現が有意に抑制されていました。
(p < .001)

なお、IL-1、PPAR-γ、LDLR遺伝子発現には有意な変化は認められませんでした。

以上のデータから、

多発性硬化症患者において、

プロバイオティクス(乳酸菌とビフィズス菌)投与による炎症関連遺伝子発現抑制作用が示唆されます。

今後、MSに対する補完療法としての臨床的意義の検証が期待される分野です。



多発性硬化症(MS)に関連した機能性食品の研究報告として、下記のデータが知られています。


コエンザイムQ10による多発性硬化症での抗疲労効果



多発性硬化症の症状とビタミンDとの関連



コエンザイムQ10による抗炎症作用@多発性硬化症患者




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。





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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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posted at 23:56 | この記事のURL
ヨーグルト・プロバイオティクスが高齢者の呼吸器疾患を予防する [2017年09月02日(土)]
加齢研究の専門ジャーナルに、プロバイオティクスの乳酸菌含有ヨーグルトによる高齢者での呼吸器感染症リスクへの働きを調べた臨床研究が、中国のグループ(Sichuan University)から報告されていました。
(Clin Interv Aging. 2017 Aug 8;12:1223-1231.)



乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスは、整腸作用だけではなく、免疫調節作用を介した疾病予防効果が知られています。



今回の研究では、

中高年から高齢者における急性上気道感染症(URTI)に対するプロバイオティクス・ヨーグルトの有用性が検証されました。




具体的にはランダム化比較試験として、

45歳以上の205名を対象に、

・1日あたり300mLのヨーグルト摂取群
(乳酸菌Lactobacillus paracasei N1115を3.6×107 CFU/mL含有)

・対照群(ヨーグルト/乳酸菌の非摂取群)

の2群について、12週間の介入が行われ、

主アウトカムとして、URTIの罹患率、

副アウトカムとして、
血中たんぱく質、免疫グロブリン、Tリンパ球サブセットなどが測定されています。



解析の結果、

対照群に比べて、

ヨーグルト・乳酸菌摂取群では、

急性上気道感染症(URTI)と診断された被験者数が有意に減少、

URTIイベント数も有意に減少した、ということです。

(それぞれP=0.038, P=0.030)


URTIのリスクは、

対照群に比べて、

ヨーグルト・乳酸菌摂取群では45%低下しました。

(RR =0.55, 95% CI: 0.307-0.969)


また、

CD3+細胞の割合は、

対照群に比べて、

介入群が、有意に高値でした。
(P=0.038)


なお、

総たんぱく質、アルブミン、グロブリン、プレアルブミンには、両群間で有意差は認められませんでした。


以上のデータから、

中高年から高齢者において、

プロバイオティクス・乳酸菌の摂取によるT細胞調節作用を介した上気道感染症リスク低減作用が示唆されます。





乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


DHC自分でつくるケフィアヨーグルト


複合サプリメント(グッドスルー)



乳酸菌EC-12 30日分

5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!




などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。






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プロバイオティクス・シンバイオティクスによる成人の皮膚疾患への有用性:レビュー [2017年07月09日(日)]
今月の臨床皮膚科学の専門ジャーナル(電子版)に、プロバイオティクス・プレバイオティクス・シンバイオティクスの摂取による、成人の皮膚疾患への有用性を検証したレビューが、米国のグループ(UC Davis)から報告されていました。
(Am J Clin Dermatol. 2017 Jul 5.)



シンバイオティクス(synbiotics)とは、

乳酸菌など善玉菌のプロバイオティクスと、

善玉菌の栄養分となるオリゴ糖や食物繊維といったプレバイオティクスを一緒にとること(あるいは製品)をさしています。


これまでの研究により、プロバイオティクスやシンバイオティクスの摂取によるさまざまな健康増進・未病対策、生活習慣病の改善作用が示されています。


今回のレビューでは、

成人の皮膚疾患へのプロバイオティクス・プレバイオティクス・シンバイオティクスの有用性が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(Ovid MEDLINE, Cochrane Central Register of Controlled trials, EMBASE)

1946年1月1日から2017年1月11日までに収載された論文から、

18歳以上の成人を対象に、

皮膚疾患への治療を目的として

経口あるいは外用でのプロバイオティクス・プレバイオティクス・シンバイオティクスを用いた研究が検索され、


315論文から12報が解析の対象となりました。


解析の結果、


9報のうち6報において、

プロバイオティクスとプレバイオティクスにより、

アトピー性皮膚炎の症状改善軽減

QOLの改善、

臨床的重症度の軽減といった作用が認められたということです。

また、
1報では、
乾癬での炎症マーカー改善が示されており、

他の1報では、
尋常性&#30180;瘡(ニキビ)の治療において、

補完療法としてのプロバイオティクスの有用性が示されています。



以上のデータから、

プロバイオティクスの特定の種の摂取により、

アトピー性皮膚炎の臨床症状の改善作用、

尋常性&#30180;瘡(ざ瘡)に対する抗生剤との併用による補完療法としての有用性が示唆されます。





DHCでは、プロバイオティクスとして、


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また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

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ピロリ菌除菌でのプロバイオティクスの有用性:メタ解析 [2017年07月07日(金)]
今月の臨床薬理学の専門ジャーナル(電子版)に、小児でのヘリコバクターピロリ菌感染に対する3剤併用除菌療法に、プロバイオティクスの組み合わせによる有用性を検証したメタ解析が報告されていました。
(Eur J Clin Pharmacol. 2017 Jul 5.)



ヘリコバクターピロリ菌の感染は、胃がんリスクであることがわかっています。

小児期に感染が成立することから、日本の自治体の中には、中学生を対象にしたピロリ菌の感染検査と除菌治療を行っているところもあります。


今回の研究では、

小児のピロリ菌感染に対して、3剤併用除菌療法に、プロバイオティクスを組み合わせた際の有用性が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースから、

29報、3122名の被験者、17種類のプロバイオティクス投与法が検出されました。

解析の結果、

偽薬投与群に比べて、

プロバイオティクスを併用した群では、

3剤併用療法によるピロリ菌除菌率が19%高値であったということです。

(RR; 1.19, 95% CI 1.13-1.25)


このとき、

副作用の発生率は、プロバイオティクス併用群において、51%低下していました。
(RR 0.49, 95% CI 0.38-0.65)



3剤併用療法に組み合わせるプロバイオティクスの菌種としては、

Lactobacillus casei が、ピロリ菌除菌率では最も優れていました。
(P score = 0.84)

副作用低減効果では、
Lactobacillus acidophilus とLactobacillus rhamnosusの組み合わせが優れていました。
(P score = 0.93)


また、副作用のタイプ別での副作用軽減有用性は、

下痢予防では、
Bifidobacterium infantis, Bifidobacterium longum, L. acidophilus, L. casei, Lactobacillus plantarum, Lactobacillus reuteri, L. rhamnosus, Lactobacillus salivarius, Lactobacillus sporogenes, and Streptococcus thermophilus
の組み合わせが優れており、

食欲不振に対しては、

Bacillus mesentericus, Clostridium butyricum, and Streptococcus faecalis
の組み合わせ、

便秘に対しては、
B. longum, Lactobacillus bulgaricus, and S. thermophilus
の組み合わせが優れていました。

その他、
膨満感に対しては、
Saccharomyces boulardii

悪心・嘔吐に対しては、
Bifidobacterium breve, B. infantis, L. acidophilus, L. bulgaricus, L. casei, L. rhamnosus, and S. thermophilusの組み合わせが優れていたということです。

以上のデータから、

小児のピロリ菌感染に対する3剤併用療法において、

特定のプロバイオティクスの併用投与による除菌率の向上、副作用の軽減といった有用性が示唆されます。



DHCでは、プロバイオティクスとして、


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また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。




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プロバイオティクスによる妊娠糖尿病での内分泌代謝改善作用:メタ解析 [2017年05月09日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、妊娠糖尿病において、プロバイオティクスによる内分泌代謝改善作用を示したメタ解析が、オーストラリアのグループ(Monash University)から報告されていました。
(Nutrients. 2017 May 5;9(5).)


先行研究では、妊娠糖尿病でのプロバイオティクス、シンバイオティクスの有用性が示されています。

妊娠糖尿病での乳酸菌の有用性


妊娠糖尿病に対するプロバイオティクスの有用性



今回の研究では、

妊娠糖尿病において、

プロバイオティクスによる糖代謝及び脂質代謝への働きが検証されました。


具体的には、
ランダム化比較試験を対象にした系統的レビューとメタ解析として、

7種類のデータベースを用いて、

2001年から2017年の間に収載された、6−8週間以上の介入を行った妊娠糖尿病に対するランダム化比較試験(RCT)が抽出され、


質の高い4報のRCT、被験者288名のデータがメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、
妊娠糖尿病での乳酸菌の摂取は、

空腹時血糖値
(Mean Difference = -0.13; 95% CI -0.32, 0.06, p = 0.18)

LDL-コレステロール値
(-0.16; 95% CI -0.45, 0.13, p = 0.67)
には有意な影響は示されませんでした。


次に、
インスリン抵抗性(HOMA-IR)では、

乳酸菌摂取により有意な改善作用が見いだされています。
(-0.69; 95% CI -1.24, -0.14, p = 0.01)


その他、妊娠中の体重増加、出産方法、新生児アウトカムの指標に関して、乳酸菌群と、対照群との間に有意差は認められませんでした。

なお、
乳酸菌摂取に関して、有害事象は見いだされていません。


以上のメタ解析から、

妊娠糖尿病において、

プロバイオティクスの6−8週間の投与により、

インスリン抵抗性の改善作用が示唆されます。



プロバイオティクスは、整腸作用や免疫調節作用、内分泌代謝改善作用など多彩な機能性が示されており、かつ、安全性も高いことから、

妊娠糖尿病に対する補完療法としても有用と考えられます。


今後、各自の腸内フローラに応じた、至適な菌種や摂取方法の検証が期待される分野です。




乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖



生菌ケフィア



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プロバイオティクスが2型糖尿病での心血管リスクを改善:メタ解析 [2017年03月22日(水)]
臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者において、プロバイオティクス摂取による心血管リスクへの働きを検証した系統的レビューとメタ解析が報告されていました。
(Clin Nutr. 2017 Feb 24.)



乳酸菌やビフィズス菌などプロバイオティクスの摂取により、
空腹時血糖値の改善作用が示唆されています。

最近の研究では、次の報告があります。

プロバイオティクスが糖尿病での糖代謝を改善:メタ解析


さて、

今回の研究では、

糖尿病患者において、高血圧や脂質異常に対するプロバイオティクスの作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, ISI Web of Knowledge, Scopus, The Cochrane Library, ClinicalTrials.gov,)

2016年5月までに収載された関連文献が検索され、

ランダム化比較試験11報、641名のデータが調べられています。


解析の結果、

2型糖尿病患者では、

偽薬群に比べて、

プロバイオティクス摂取群では、


収縮期血圧の有意な低下、
(WMD, -3.28 mmHg; 95% CI, -5.38 to -1.18)

拡張期血圧の有意な低下、
(WMD, -2.13 mmHg; 95% CI, -4.5 to 0.24)

LDLコレステロール値の有意な低下、
(WMD, 8.32 mg/dl; 95% CI, -15.24 to -1.4)

総コレステロール値の有意な低下、
(WMD, -12.19 mg/dl; 955 CI -17.62 to -6.75)

中性脂肪値の有意な低下
(WMD, -24.48 mg/dl; 95% CI, -33.77 to -11.18)

が見出されたということです。


なお、研究の質にはばらつきが認められました。



今回の系統的レビュー/メタ解析から、

2型糖尿病患者において、

プロバイオティクスの利用による高血圧および脂質異常症改善作用が示唆されます。


プロバイオティクスおよびプレバイオティクスは、生活習慣病の予防や改善のための補完療法として有用と考えられます。




DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖




生菌ケフィア




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また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維



があります。





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乳酸菌FK-23による抗アレルギー作用 [2016年05月19日(木)]
乳酸菌には、整腸作用だけではなく、免疫調節作用、抗アレルギー作用など多彩な機能性があり、年齢性別にかかわりなく推奨できるベーシックなサプリメントです。


DHCでも、さまざまな乳酸菌を製品化しており、

例えば、最近では、乳酸菌の1つのエンテロコッカス・フェカリス(FK)-23菌を含む製品があります。

少し以前の文献ですが、FK-23(Enterococcus faecalis FK-23)の機能性に関する論文を読んでみました。


臨床免疫学の専門ジャーナルに、FK-23の抗アレルギー作用を示した臨床研究が、ニチニチ製薬(Nichinichi Pharmaceutical Co., Ltd.)のグループから報告されていました。
(J Investig Allergol Clin Immunol. 2004;14(3):187-92.)



研究では、

アレルギー性鼻炎患者において、FK-23の投与による免疫反応への作用が検証されました。



具体的には、

オープンラベル試験として、

アレルギー性鼻炎患者50名を対象に、

1グラムのFK-23を28日間経口投与し


介入の前後で、

鼻炎の症状、ツベルクリン反応、末梢血などが調べられています。




解析の結果、

PPD精製タンパク質誘導物皮内反応は、

FK23投与前には、直径が2.14±2.14 mmであり、

31日目の時点では、7.26±4.81 mmと有意に増大していました。
(p < 0.01)



また、

PPD皮内反応の大きさと、鼻炎症状スコアとの間には有意な負の相関が認められています。
(r= - 0.600, p < 0.001)



末梢血中の好酸球数は、

介入前の248±149 cells/mlから

介入後に76±98 cells/mlへと有意な減少が認められました。
(p < 0.01).




以上のデータから、

アレルギー性鼻炎患者において、

FK-23の経口投与により、

免疫調節作用を介したアレルギー性鼻炎の改善作用が示唆されます。



DHCでは、
フェリカスFK-23含有製品を取り扱っています。

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乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。



腸内細菌叢(腸内フローラ)を健康に保つ(善玉菌を増やし維持する)には、
・プロバイオティクスの摂取、
・プレバイオティクスの摂取
が重要です。

腸内細菌叢の改善では、食物繊維の有用性はよく知られています。

また、オリゴ糖は、善玉菌を増やす効果がありますので、
乳酸菌と一緒にオリゴ糖もとることが大切です。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


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また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。



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DHCが日本のサプリを健康にします。


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プロバイオティクスによる歯周病・歯肉炎のリスク低減効果:メタ解析 [2016年03月15日(火)]
今月の歯科の専門ジャーナル(電子版)に、プロバイオティクスによる歯周病や歯肉炎のリスクへの作用を検証したメタ解析が、ドイツのグループから報告されていました。
(J Dent. 2016 Mar 7)



これまでの研究により、プロバイオティクスによる口腔環境の改善を介した歯科の疾患(齲歯/うし/虫歯、歯肉炎、歯周病)リスク低減作用が示唆されています。


今回の研究では、

口腔環境や歯肉炎などのリスクに対して、

乳酸菌と偽薬の投与による比較が検証されています。



具体的には、

主要医学データベースから、
(Medline, Embase, Central)

プロバイオティクスと偽薬を投与したランダム化比較試験を対象に、

ミュータンス菌(虫歯の原因菌)、ラクトバシラス(乳酸菌)、歯周病変の数、歯肉炎・歯周病の罹患率、口腔衛生環境への作用が調べられています。


50報、3,247名が解析の対象となりました。


これらの研究では、主に、

小児を対象に、

乳酸菌lactobacilli、ビフィズス菌bifidobacteria、その他の属が投与されています。



解析の結果、

プロバイオティクスの投与により、

ミュータンス菌(虫歯の原因菌)減少作用が有意に認められたということです。
(OR: 2.20, 95% CI: 1.23/3.92)

このとき、乳酸菌の減少は認められていません。
(OR: 2.84; 1.34/6.03)<104 CFU/ml


また、ミュータンス菌の菌数の有意な減少が認められ、
(SMD: -1.18, 95% CI: -1.64/-0.72)、

乳酸菌の菌数には有意な変化は示されませんでした。
(SMD: 0.33; 0.15/0.52)

なお、歯周病の病原については有意差は認められませんでした。



プロバイオティクス投与により、

歯周病関連の指標の有意な改善が認められています。

(歯周病指標となる歯周ポケット底部からの出血:プロービング時の出血の減少SMD: -1.15; -1.68/-0.62)
(gingival index, SMD: -0.86; -1.52/-0.20)

なお、プラーク指数には、有意差は認められていません。
(SMD:0.51; -1.10/0.07)


齲歯/うし/虫歯の罹患率に関しては、減少傾向は認められましたが、有意差はありませんでした。
(OR: 0.60; 0.35/1.04)


その他、
歯周ポケット深さ. (Probing Pocket Depth:PPD)は、有意な減少(改善)が認められています。


以上のデータから、

プロバイオティクスによる歯周病や歯肉炎のリスク低減効果、口腔環境改善効果が示されます。


DHCでは、下記の製品を取り扱っています。

オーラルクリアSS-K12 30日分
歯磨きあとの新習慣!なめて、溶かして、息キレイ

口腔内の代表的な善玉菌のひとつであるSS-K12(ストレプトコッカス・サリバリウスK12)は乳酸菌の一種です。SS-K12は悪玉菌にアプローチし、口腔内の環境をととのえたり、ニオイ対策にも役立ちます。




腸内細菌叢(腸内フローラ)を健康に保つ(善玉菌を増やし維持する)には、

・プロバイオティクスの摂取、

・プレバイオティクスの摂取

が重要です。

腸内細菌叢の改善では、食物繊維の有用性はよく知られています。

また、オリゴ糖は、善玉菌を増やす効果がありますので、
乳酸菌と一緒にオリゴ糖もとることが大切です。



乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


DHC自分でつくるケフィアヨーグルト


複合サプリメント(グッドスルー)



などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。





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posted at 23:52 | この記事のURL
抗生物質の利用でうつ病リスクが上昇 [2016年02月28日(日)]
抗生物質の利用とうつ病との関連を調べた研究が、イスラエルのグループから報告されていました。
(J Clin Psychiatry. 2015 Nov;76(11):1522-8.)



腸内細菌叢(腸内フローラ)は、整腸作用だけではなく、免疫機能の維持や抗炎症作用など健康維持に重要な役割を果たしていることが明らかになっています。

食生活などの環境要因によって、腸内細菌叢に乱れが生じると、脂肪酸などの代謝の変化や慢性炎症の惹起により、

肥満、脂質異常症、アレルギー疾患、炎症性疾患、神経疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病)、精神疾患(うつ病や自閉症ADHD)のリスクが高まることが示唆されています。

腸内細菌叢のバランスの異常(構成する菌種の異常)は、ディスバイオーシス(dysbiosis)と呼ばれます。

最近では、ディスバイオーシスを原因とする各種疾患に対する治療として便移植も行われるようになりました。


腸内細菌叢の乱れ・ディスバイオーシスを生じる状態に、抗生物質の服用があげられます。


先行研究では、

抗生物質の服用が多いほど乳がんリスクが上昇

というデータが示されています。


今回の研究では、
抗生物質の服用と、うつ病、不安症、精神病(psychosis)との関連が検証されました。


具体的には、

3個の症例対照研究として、

1995年から2013年までの英国の医学記録から、

うつ病患者202,974名、

不安症患者14,570名、

精神病患者2,690名と、


対照群(それぞれ803,961名、57,862名、10,644名)

が対象となり、
(被験者は15歳から65歳)

各クラスの抗生剤の服用状況が調べられました。

診断前の肥満や喫煙、飲酒、感染症の既往などが交絡因子として調整されています。


解析の結果、

まず、

全てのクラスの抗生剤に関して、単回の治療コースの服用と、

うつ病リスク上昇との間に有意な相関が認められました。


例えば、
ペニシリン類では23%上昇、
(1.23, 95% CI, 1.18-1.29)

キノロン類では25%上昇
(1.25, 95% CI, 1.15-1.35)
でした。


次に、

複数の回数(治療コース)の抗生剤の投与は、

ペニシリン類の場合、
2-5回では40%のリスク上昇

6回以上では56%のリスク上昇が認められたということです。


同様の相関が、
不安症のリスクと、ペニシリン類およびスルホンアミド類の服用との間にも見出されています。


ペニシリン類の単回の治療コースでは17%のリスク上昇、

6回以上では44%のリスク上昇でした。

一方、精神病のリスクと、抗生剤の服用との間に有意な関連は認められませんでした。



その他、

抗真菌薬の服用は、

単回の治療コースでは、うつ病と不安症のリスクの軽度上昇が認められましたが、

複数回の治療コースでは相関は見出されませんでした。


以上のデータから、

抗生剤の服用と、うつ病リスク上昇および不安症リスク上昇との関連が示唆されます。




腸内細菌叢(腸内フローラ)を健康に保つ(善玉菌を増やし維持する)には、
・プロバイオティクスの摂取、
・プレバイオティクスの摂取
が重要です。

腸内細菌叢の改善では、食物繊維の有用性はよく知られています。

また、オリゴ糖は、善玉菌を増やす効果がありますので、
乳酸菌と一緒にオリゴ糖もとることが大切です。



乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


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また、プレバイオティクスとしては、

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があります。








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抗生物質の服用が多いほど乳がんリスクが上昇 [2016年02月27日(土)]
腸内細菌叢(腸内フローラ)は、整腸作用だけではなく、免疫機能の維持や抗炎症作用など健康維持に重要な役割を果たしていることが明らかになっています。


食生活などの環境要因によって、腸内細菌叢に乱れが生じると、代謝の変化や慢性炎症の惹起により、

肥満、神経疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病)、精神疾患(うつ病や自閉症ADHD)のリスクが高まることが示唆されています。


また、アレルギー疾患のリスクも高くなることから、ヨーグルトによる花粉症の症状軽減といった働きも知られています。



腸内細菌叢の乱れを生じる状態に、抗生物質の摂取があげられます。


今日では、腸内細菌叢の重要性が認識されていますが、
特にこの数年、腸内フローラの研究が臨床実践にも応用されるようになりました。


腸内細菌叢の重要性を示唆する研究データとして、

10年以上も前に、抗生物質の利用と乳がんリスクとの関連を示した研究が報告されていました。
(JAMA. 2004 Feb 18;291(7):827-35.)



具体的には、オランダでの症例対照研究として、

19歳以上の侵襲性乳がん患者2,266名と、

対照群7953名を対象に、


薬局の電子記録に基づく抗生物質の利用と、乳がんリスクとの関連が調べられています。



解析の結果、

抗生物質の服用日数の累積(合計)が増えるにしたがって、乳がん発症が有意に増加していたということです。


利用日数ゼロを対照群の1としたときに、それぞれの服用日数の累積と、乳がんリスクとの関係は、

1-50日:45%リスク増加

51-100日:53%リスク増加

101-500日:68%リスク増加

501-1000日:114%リスク増加

1001日以上:107%リスク増加

でした。
(P<.001 for trend).


抗生物質の利用と乳がんリスク増大の相関は、

あらゆるクラスの抗生物質において有意に認められたということです。


抗生物質は、細菌感染症には特効薬となりえますが、(腸内細菌も腸内細菌叢の乱れを生じます。


抗生物質の過剰な投与が長期的な健康リスクとなることを明確に示した研究です。


12年前のこの論文では、著者らは、

相関関係は明確であるが、因果関係については検証が必要、と考察しています。


しかし、その後の腸内細菌叢に関する研究を考えると、

抗生物質の累積利用が、免疫調節や抗炎症といった腸内細菌叢のバランスを乱すことで、

乳がんの発症に関与すると考えられます。



腸内細菌叢(腸内フローラ)を健康に保つ(善玉菌を増やし維持する)には、

・プロバイオティクスの摂取、

・プレバイオティクスの摂取

が重要です。



腸内細菌叢の改善では、食物繊維の有用性はよく知られています。

また、オリゴ糖は、善玉菌を増やす効果がありますので、

乳酸菌と一緒にオリゴ糖もとることが大切です。



プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


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また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。






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重症うつ病に対するプロバイオティクスの有用性 [2015年12月31日(木)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、重症うつ病に対するプロバイオティクスの有用性を示した臨床研究が報告されていました。
Nutrition. 2015 Sep 28.)


うつ病に対する有効性が示されている機能性食品・サプリメントには、
セントジョーンズワートやオメガ3系必須脂肪酸(EPA、DHA)があります。


今回の研究では、

重症うつ病の患者において、
プロバイオティクス投与によるうつ病関連指標、炎症マーカー、酸化ストレスマーカーなどが検証されました。


具体的には、
ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

DSM-IVのクライテリアにより重症うつ病と診断された40名(20歳から55歳)を対象に、

プロバイオティクス投与群(20名)あるいは偽薬投与群(20名)の2群について、
8週間の介入試験が行われています。

プロバイオティクスは、フリーズドライのカプセルにて、次の菌種が投与されました。
Lactobacillus acidophilus (2 × 109 CFU/g),
Lactobacillus casei (2 × 109 CFU/g),
Bifidobacterium bifidum (2 × 109 CFU/g)


介入の前後で各種指標が測定され、

食事や身体活動も記録されています。


解析の結果、

まず、

食事調査では、両群について、有意な差は認められていません。


次に、

8週間後の時点で、

プロバイオティクス投与群では、

偽薬投与群に比べて、

うつ病関連指標の有意な改善が認められたということです。

Beck Depression Inventory総スコアの有意な低下:
プロバイオティクス群:-5.7 ± 6.4 vs. 偽薬群:-1.5 ± 4.8, (P = 0.001)


その他、

偽薬投与群に比べて、

プロバイオティクス投与群では、

介入後に、

血中インスリン値の有意な低下、
(-2.3 ± 4.1 vs. 2.6 ± 9.3 μIU/mL, P = 0.03)

HOMA-IRでのインスリン抵抗性の低下(改善)、
(-0.6 ± 1.2 vs. 0.6 ± 2.1, P = 0.03)

炎症マーカーである血中CRP値の有意な低下
(-1138.7 ± 2274.9 vs. 188.4 ± 1455.5 ng/mL, P = 0.03)

が示されています。


さらに、

プロバイオティクス投与群では、

偽薬投与群に比べて、

血漿中の総グルタチオン値の有意な増加が示されています。

なお、
血糖値やβ細胞機能、インスリン感受性、脂質代謝、総抗酸化能には有意差は認められませんでした。


以上のデータから、

重症うつ病患者において、

プロバイオティクスの投与によるうつ病スコアの改善や糖代謝の改善作用が示唆されます。

重症うつ病は、いわゆる難治性疾患ですので、標準治療に加えて、機能性食品成分・サプリメントを補完療法として併用することが推奨されます。


DHCでは、うつ病対策に関連したサプリメントを製品化しています。


セントジョーンズワート 30日分
ほがらかな心で毎日をはつらつと
通常価格
\850(税込\918)





うつ病に対する機能性食品・サプリメントの研究として、次のような報告があります。



DHAによる重症うつ病改善作用



うつ病に対するEPAの効果



抗うつ作用のあるサプリメントレビュー



セントジョーンズワートはSSRIと同等の抗うつ作用を示す



うつ病治療におけるセントジョーンズワートの費用対効果



うつ病へのビタミンDサプリメント投与



緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用




野菜と果物の摂取が多い高齢者はうつ病リスクが低い




若年女性における葉酸の抗うつ作用



うつ病ではビタミンDが低値



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制



ビタミンB群が脳卒中後のうつ病を予防




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プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析 [2015年09月06日(日)]
今月の臨床医学の専門ジャーナルに、プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善、心血管リスク改善作用を示した系統的レビュー・メタ解析が、オーストラリアのグループ(Griffith University)から報告されていました。
(Ann Med. 2015 Sep 4:1-11.)



今回の研究では、

プロバイオティクス摂取による脂質代謝への影響および付随する心血管リスクへの作用が検証されました。



具体的には、

2000年から2014年までの主要医学データベースが用いて、

15報、788名のデータが解析の対象となっています。


解析の結果、

プロバイオティクスの摂取によって、

総コレステロール値の有意な低下、

LDLコレステロール値の有意な低下、

BMI、ウエスト周囲径の有意な低下、

炎症マーカーの有意な低下が見出されたということです。



次に、
プロバイオティクスによる総コレステロール値およびLDL値への影響について、層別解析では、
カプセル形状よりもヨーグルト、
8週間以上の摂取、
単一の菌種よりも複数の菌種などの層による有意な作用が認められました。

菌種では、アシドフィルス菌(Lactobacillus Acidophilus)が、他の菌種よりも有用性が示唆されています。



以上のデータから、

心血管リスク因子の一つである脂質異常症に対するプロバイオティクス(複数菌種の8週間以上の)投与による改善効果が示唆されます。





プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。

プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析






DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


DHC自分でつくるケフィアヨーグルト


複合サプリメント(グッドスルー)



などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。





中高年以上の疾病予防・健康増進のためには、


下記のサプリメントは、すべてベーシックサプリメントとして摂取が推奨できます。


すべての摂取にかかるコストは1か月分で、2,000円程度から、ですので、

安全性・有効性に加えて、経済性(費用対効果)にも優れています。



マルチビタミン、
(マルチビタミン 徳用90日分 \886(税込\956)) ⇒1ヵ月分は約300円。



マルチミネラル、
(マルチミネラル 徳用90日分【栄養機能食品(鉄・亜鉛・マグネシウム)】\1,239(税込\1,338))  ⇒1ヵ月分は約450円。



ビタミンC ハードカプセル(1,000mg)
(ビタミンC(ハードカプセル)徳用90日分【栄養機能食品(ビタミンC・ビタミンB2)】\629(税込\679)) ⇒1ヵ月分は約210円。




ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。




コエンザイムQ10、
(コエンザイムQ10 包接体 徳用90日分  通常価格\2,143(税抜))  ⇒1ヵ月分は約700円。






↑ 上記は、合計で一か月分が約2,000円ほどです。中高年以上の全員に推奨できるベーシックな成分です。






↓ 下記の成分は、上記に加えて追加する場合に、優先されるサプリメントです。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))





DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))




乳酸菌
(届くビフィズス 30日分 通常価格 \1,429(税抜))





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水溶性食物繊維による過敏性腸症候群(IBS)症状改善効果:メタ解析 [2015年07月12日(日)]
今月の消化器病学の専門ジャーナル(電子版)に、水溶性食物繊維による過敏性腸症候群(IBS)症状改善効果を示したメタ解析が、米国のグループ(Johns Hopkins University School of Medicine)から報告されていました。
(Eur J Gastroenterol Hepatol. 2015 Jul 2.)



過敏性腸症候群(IBS;Irritable Bowel Syndrome)は、大腸の蠕動運動の異状により下痢や便秘といった症状を示す疾患です。

ただし、潰瘍といった器質的病変はなく、機能性疾患とされています。



先行研究では、

食物繊維、特に水溶性食物繊維の摂取による過敏性腸症候群(IBS)への好影響が示唆されています。



(なお、食物繊維の分類は、
水溶性食物繊維、不溶性(難溶性)食物繊維というのが一般的ですが、

最近では、発酵の有無による機能性に注目して、
発酵性食物繊維(fermentable fibers)と非発酵性、という分け方も使われます。

一般に、
発酵性食物繊維は、だいたい、水溶性食物繊維です。)



さて、今回のメタ解析では、

食物繊維(水溶性、難溶性)の摂取による過敏性腸症候群(IBS)への働きが検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Medline, EMBASE, Cochrane Central, CINAHL, LILACS, ClinicalTrials.gov)


IBSに対する食物繊維と偽薬との比較を行ったランダム化比較試験およびクロスオーバー試験が対象となり、


4199報から、121報が選択され、22報が全文スクリーニングされました。




解析の結果、

食物繊維の摂取によるIBS症状の有意な改善効果が認められたということです。
(RRで27%の改善効果)
[risk ratio: 1.27; 95%CI: 1.05-1.54]



層別解析では、

水溶性食物繊維の摂取では、

症状の有意な改善(49%の改善)が示されており、
(risk ratio 1.49; 95% CI: 1.09-2.03)


腹痛スコアでも同様の改善が見出されました。


一方、

難溶性食物繊維では、いずれのアウトカムでも有意な改善は見出されていません。




以上のデータから、

食物繊維、特に水溶性食物繊維の摂取による、
過敏性腸症候群(IBS)の症状効果が示唆されます。



厚労省による国民健康栄養調査では、
日本人の男女とも、一日あたりの食物繊維の摂取不足が示されています。

教科書的には、
もっと食物繊維をとりましょう
となりますが、実際に充足されていない状況が何十年も続いているわけですので、

補完的に、健康食品/サプリメントで食物繊維を補い、健康増進や疾病予防に利用することが合理的と考えます。


DHCでは、食物繊維含有サプリメントを製品化しており、1日1包の摂取で、日本人に不足している食物繊維の量が充足できるように設計されています。


食物繊維
植物由来の食物繊維を1日目安量あたり5,200mg配合




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プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析 [2015年05月07日(木)]
今月の皮膚科学の専門ジャーナルに、小児でのプロバイオティクス投与によるアトピー性皮膚炎の予防効果を示したメタ解析が報告されていました。
(J Dermatolog Treat. 2015 May 5:1-4)



先行研究では、

プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎のリスク低減効果が示唆されています。




今回の研究では、

小児期におけるプロバイオティクスの投与による、

アトピー性皮膚炎予防の有用性が、メタ解析にて検証されました。



具体的には、

6試験から1,955名の被験者が対象となりました。



解析の結果、

偽薬群に比べて、

プロバイオティクスの長期投与群では、

アトピー性皮膚炎のリスクが14%低下した、

ということです。

(RR;0.86, 95% CI 0.77-0.96)



以上のデータから、

小児期におけるプロバイオティクスの投与により、

アトピー性皮膚炎のリスク低減効果が示唆されます。





DHCでは、プロバイオティクスとして、


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また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。




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プロバイオティクスが感情を改善する [2015年04月16日(木)]
今日の午前中、DHCシアターのスタジオ収録に行ってきました。


テレビの収録は、ずいぶん久しぶりでしたが、スタッフの方々、司会者に助けられて、何とか終えることができました。


サプリメントの一般的な話から、私自身が摂っているサプリメントなど、いろいろなお話をさせていただきました。





さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の神経免疫学専門ジャーナル(電子版)に、プロバイオティクスの摂取による気分・感情への影響を調べた臨床研究が、オランダのグループ(Leiden University)から報告されていました。
(Brain Behav Immun. 2015 Apr 7.)



腸内環境が、免疫やアレルギー、肥満などさまざまな病態に影響を与えることが知られています。


現在、乳酸菌、ビフィズス菌などのプロバイオティクスを継続的に摂取するが、健康維持に重要と考えられています。


なお、生菌でも生着するわけではないので、生菌・死菌を問わず、継続的な摂取が重要です。


さまざまな種類/菌種があり、それぞれの有用性が知られていますが、複数の種類を数ヶ月の単位でローテーションする、という方法が合理的と思われます。



さて、今回の研究では、

ネガティブな気分や感情に対するプロバイオティクスの影響が検証されました。



具体的には、

三重盲検ランダム化偽薬対照試験として、

気分/感情障害を有していない健康な被験者20名を対象に、

複数の菌種を含むプロバイオティクスを4週間投与し、

同時期に、対照群20名には偽薬を投与し、


うつ状態への感受性の指標となる「sad mood」(悲しい気分)への影響が調べられています。



評価指標として、
Leiden index of depression sensitivity scale改訂版が用いられました。



また、投与されたプロバイオティクスの菌種は、

Bifidobacterium bifidum W23, Bifidobacterium lactis W52, Lactobacillus acidophilus W37, Lactobacillus brevis W63, Lactobacillus casei W56, Lactobacillus salivarius W24, Lactococcus lactis (W19 and W58)です。





解析の結果、

偽薬群に比べて、

4週間のプロバイオティクス投与群では、


「sad mood」の認知の有意な減少が見出されました。

これは、主に、繰り返しの思考、および攻撃的な考えの減少による変化、ということでした。



以上のデータから、

複数菌種のプロバイオティクス投与によるネガティブな感情の減少効果が示唆されます。



今後、
うつ病に対する予防や改善といった臨床的意義の検証が期待される分野です。





うつ病に対する機能性食品・サプリメントの研究として、次のような報告があります。



DHAによる重症うつ病改善作用



うつ病に対するEPAの効果



抗うつ作用のあるサプリメントレビュー



セントジョーンズワートはSSRIと同等の抗うつ作用を示す



うつ病治療におけるセントジョーンズワートの費用対効果



うつ病へのビタミンDサプリメント投与



緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用




野菜と果物の摂取が多い高齢者はうつ病リスクが低い




若年女性における葉酸の抗うつ作用



うつ病ではビタミンDが低値



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制



ビタミンB群が脳卒中後のうつ病を予防








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posted at 23:55 | この記事のURL
ケフィアによる慢性便秘症の改善作用 [2015年01月30日(金)]
今朝、都心でも雪が降っていました。






消化器病学の専門ジャーナルに,ケフィアによる慢性便秘症の改善作用を示した臨床研究が、トルコのグループ(Ege University Faculty of Medicine)から報告されていました。
(Turk J Gastroenterol. 2014 Dec;25(6):650-6)




ケフィアとは、発酵乳の1種であり、コーカサス地方を起原とする伝統食です。

ケフィアは各種の乳酸菌や酵母を含み、プロバイオティクスとしての作用を有することから,最近では、サプリメント/機能性食品素材に用いられるようになりました。



ケフィアグレインの乳酸菌によって産生される水溶性多糖類として、グルコースとガラクトースから構成されるケフィランkefiran(ガラクトグルカン)があり、多彩な機能性が知られています。




さて、

今回の研究では、ケフィアによる慢性便秘症の症状への作用が検証されました。



具体的には、

機能性便秘症患者20名を対象に、


腸管通過時間検査に基づき、

正常通過時間群10名と、低通過時間群10名の群に分けて、


1日あたり500 mLのケフィア飲料を4週間投与し、


便通関連指標(便通頻度、便の硬さ、排便時の怒責、便秘薬の服用)、

VASにて便通満足度スコアが調べられ、


試験終了時に、

腸管通過時間が測定されました。





解析の結果、

慢性便秘症患者に対するケフィア投与によって、

便通回数の有意な増加、
(p<0.001)

便の硬さの有意な改善、
(p=0.014)

便秘薬服用の有意な減少
(p=0.031)が見出されました。




また、

ケフィア投与によって、排便時の怒責の軽減傾向も見出されています。
(p=0.18)



さらに、

投与後に行われた腸管通過時間測定では、

低通過時間群(通過時間延長群)において、通過時間の促進が認められ、

便通の改善効果が示唆されました。



その他、

便通満足度スコアも有意な改善を示しています。
(p<0.001).



以上のデータから、

慢性便秘症に対するケフィア投与による改善効果が示唆されます。








DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


DHC自分でつくるケフィアヨーグルト


複合サプリメント(グッドスルー)



などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。







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posted at 23:53 | この記事のURL
複数菌種のプロバイオティクス摂取による高血圧改善作用:メタ解析 [2014年09月16日(火)]
高血圧研究の専門ジャーナルに、プロバイオティクスによる高血圧改善作用を示した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Hypertension. 2014 Oct;64(4):897-903.)



先行研究では、

プロバイオティクスによる血圧改善作用が示唆されています。



今回の研究では、

プロバイオティクスの摂取と、血圧との関係について、ランダム化比較試験(RCT)を対象にメタ解析が行われました。



具体的には、

主要医学データベースを用いて、

(PubMed, Scopus, Cochrane Library (Central), Physiotherapy Evidence Database, and Clinicaltrial.gov databases)


2014年1月までのRCTから、

9報、543名が対象となりました。




解析の結果、

偽薬群に比べて、

プロバイオティクスの摂取により、


収縮期血圧の有意な低下
(-3.56 mm Hg; 95%CI, -6.46 to -0.66)

拡張期血圧の有意な低下が認められたということです。
(-2.38 mm Hg; 95%CI, -2.38 to -0.93)




また、

単一種のプロバイオティクスの投与よりも、


複数種のプロバイオティクス投与のほうが、より大きな降圧効果が認められています。



サブ解析では、

血圧が130/85mmHg未満の群に比べて、

130/85mmHg以上の群において、

より顕著な降圧作用が見いだされました。


その他、
プロバイオティクスの摂取期間が8週間以上、

プロバイオティクスの細菌摂取量が、1日あたり1011CFU(colony-forming units:コロニー形成単位)以上であると、


収縮期血圧、拡張期血圧の低下が大きかったということです。





以上のデータから、

プロバイオティクスによる高血圧改善作用が示唆されます。


高血圧対策として、
プロバイオティクスを利用するポイントは、

・複数菌種を摂取する、

・8週間以上摂取する、

といったことが示唆されます。






DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


複合サプリメント(グッドスルー)


植物性乳酸菌飲料


などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。







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posted at 23:52 | この記事のURL
プロバイオティクスによる細菌性膣炎への効果 [2013年12月10日(火)]
今月の産婦人科学の専門ジャーナル(電子版)に、プロバイオティクスによる細菌性膣炎への治療補完作用を示した研究が報告されていました。
(Arch Gynecol Obstet. 2013 Dec 8.)




膣内は、乳酸菌により酸性に保たれ、細菌類の増殖が抑制されています。

しかし、疲労や免疫力の低下などで乳酸菌による自浄作用が低くなり、膣内環境が損なわれると、細菌性膣炎(細菌性膣症)を発症します。

(なお、細菌性膣炎は、性感染症ではありません。)




今回の研究では、

成人女性での細菌性膣炎の治療において、

プロバイオティクス利用の有用性に関する検証が行われました。


具体的には、

主要なデータベース(Cochrane Library, PubMed, CINAHL, EMBASE)を用いて

細菌性膣炎の治療に対するプロバイオティクスの効果を調べたランダム化比較試験が抽出されています。


12報の1,304名分のデータがメタ解析の対象となりました。



解析の結果、

プロバイオティクスの利用によって、

治癒率が有意に改善したということです。
(53%の改善。)



9報の質の高い試験に限ると、60%の治癒率改善が見出されました。



サブ解析では、

欧州での試験や短期間の追跡期間の研究で

プロバイオティクスの有用性が顕著でした。






以上のデータから

細菌性膣炎に対するプロバイオティクスの治療効果が示唆されます。




なお、細菌性膣炎に対しては、産婦人科で医薬品が処方されます。

(病名についても、自己判断ではなくて、診断が必要です。)



したがって、プロバイオティクスは、補完療法として併用による治癒向上作用が期待されると思われます。





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


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食物繊維

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posted at 23:54 | この記事のURL
乳酸菌・プロバイオティクスによる小児のアトピー性皮膚炎リスク低下効果 [2013年08月28日(水)]
今月の小児科学の専門ジャーナル(電子版)に、乳酸菌などのプロバイオティクスによる小児のアトピー性皮膚炎リスク低下作用を示したメタ解析が、米国のグループ(University of Miami)から報告されていました。
(Pediatrics. 2013 Aug 19)




先行研究では、

小児のアトピー性皮膚炎に対する機能性食品成分@メタ解析

などによって、


プロバイオティクス、プレバイオティクス、GLAといった機能性食品成分(サプリメント成分)は、

乳幼児のアトピー性皮膚炎の発症予防および重症度軽減に有効であると示唆されます。




さて、
今回の研究では、

プロバイオティクスによる小児でのアトピーや喘息リスクへの働きが検証されました。



具体的には、

小児におけるアトピー性疾患への感受性、喘息や喘鳴の予防作用について、

プロバイオティクスを用いたランダム化偽薬対照比較試験を対象に、メタ解析が行われています。




解析の結果、

プロバイオティクスによって、

IgE値の有意な低下が認められました。

(-7.59 U/mL [95%CI: -14.96 to -0.22]; P = .044)



IgE値の低下は、長期フォローアップにおいてより顕著でした。



出生以前でのプロバイオティクス(母体のプロバイオティクス)の摂取によって、アトピー感受性リスクの有意な減少が認められました。

(skin prick テスト陽性結果が12%減少)


また、出生後では、14%のリスク低下でした。



一方、

プロバイオティクスの投与は、喘息/喘鳴のリスクについての有意差は認められませんでした。

(RR;0.96 [95% CI: 0.85 to 1.07])





以上のデータから、

出生前後におけるプロバイオティクスの投与は、アトピー性疾患のリスク低下、IgE値の低下をもたらすと考えられます。









DHCでは、プロバイオティクスとして、


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小児のアトピー性皮膚炎に対する機能性食品成分@メタ解析 [2013年05月20日(月)]
皮膚科学の専門ジャーナル(電子版)に、小児のアトピー性皮膚炎に対する機能性食品成分の効果を調べたメタ解析が、米国のグループ(UC at Davis School of Medicine)から報告されていました。
(JAMA Dermatol. 2013 Mar;149(3):350-5.)




今回の研究では、

新生児から3歳未満の小児において、

アトピー性皮膚炎の発症予防および重症度の軽減に作用する機能性食品成分が調べられています。


具体的には、Medlineなど主要な医学データベースが1946年1月1日から2012年8月27日まで検索され、ランダム化比較試験とコホート研究の92報が抽出されました。




21報の合計6,859名が解析対象となっています。


(4,134名の小児あるいは母親が対照群。)



17報中11報では、

機能性食品によるアトピー性皮膚炎の予防効果が見出されました。




また、6報中5報では、重症度の軽減が認められたということです。



具体的な成分として、最もエビデンスが高いのは、

母子へのプロバイオティクスの投与でした。

(アトピー性皮膚炎の発症予防及び重症度の軽減作用)





特に、Lactobacillus rhamnosus GGについて、アトピー性皮膚炎予防の長期的な働きが示されています。



また、

γ(ガンマ)-リノレン酸(γ-linolenic acid、GLA)では、アトピー性皮膚炎の重症度軽減の有効性が見出されました。



さらに、

プレバイオティクスと

ブラックカレント(クロフサスグリ)種子オイル(=GLAとオメガ3系脂肪酸の組み合わせ)は、

それぞれ、アトピー性皮膚炎の発症リスク低減に有用でした。





以上のデータから、

プロバイオティクス、プレバイオティクス、GLAといった機能性食品成分(サプリメント成分)は、

乳幼児のアトピー性皮膚炎の発症予防および重症度軽減に有効であると示唆されます。




これまでに次のような研究も知られています。

プロバイオティクスによる小児のアトピー性皮膚炎予防効果






DHCでは、プロバイオティクスとして、


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などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。






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