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わたしの好きなことば〜その3 [2007年08月19日(日)]

先日読んだ『浜田廣介童話集』(ハルキ文庫・2006年)のなかで、見つけたこころに響いたことばです。

「なあに、ちっとも。水くさいことをいうなよ。なにか、ひとつの、めぼしいことをやりとげるには、きっとどこかで、いたい思いか、損をしなくちゃならないのさ。だれかが、ぎせいに、身がわりに、なるのでなくちゃ、できないさ。」

「泣いた赤おに」のなかで青おに赤おににむかっていったことばです。
青おには、この直前に、人間と仲よくなりたい赤おにに対し、じぶんが人里で暴れることを提案し、その申し出に躊躇し、遠慮する赤おににこのことばをつづけました。

「どんなことにであおうとも、けっして、ひとをうらむなよ。けっして、じぶんをすてるなよ。それから、もう一つ、どんなものでも、じぶんのものとなったら、たった一つは、あとにのこしておくがよい。さあ、それじゃ、さようなら。」

「砂山の松」のなかのことばです。神さまが、じぶんのふところにあったふたつのたねを、ひとつは人間に、もうひとつは鳥に変化させたときに申し伝えたことばです。このあと、そのことばがどういう意味をもってくるのかは、じっさいにみなさんに読んでいただいて、確認していただければ、幸いです



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コメント

たっきーさん、コメントありがとうございます

おとなになってから読み返すと、また違った側面が見えてきたりして、感動もひとしおですよね
Posted by:たっきーさん←りんごのみつ  at 2007年08月22日(水) 00:11

ぷよぷよりんさん、コメントありがとうございます

物語を読んで、涙を流すことはいいことだと思ってます
このふたつの物語で思いきり泣いてください
Posted by:ぷよぷよりんさん←りんごのみつ  at 2007年08月22日(水) 00:10

きらりん★さん、コメントありがとうございます

いいお子さんをお持ちですね
おとなも泣けますよね

「砂山の松」も負けず劣らずいいお話です
Posted by:きらりん★さん←りんごのみつ  at 2007年08月22日(水) 00:08

こんばんは

なんとなく覚えてるお話です

子供のころは特に気にとめなかったことでも、今読むとすごく心に残ること、ありますよね
Posted by:たっきー  at 2007年08月21日(火) 23:02

こんにちは
いつもおいしく、いえいえ楽しく拝見させていただいてます。
涙もろい私はダメです。この抜粋だけでウルウルきてしまいます。
Posted by:ぷよぷよりん  at 2007年08月21日(火) 12:34

こんばんは

ないたあかおに。 好きなお話です。

子供が幼稚園のときに読んでくれました。(普通逆よね)

涙がでました。


「砂山の松」は知らないので今度探して見ます。
Posted by:きらりん★  at 2007年08月21日(火) 03:29

ざくろさん、コメントありがとうございます

「泣いた赤おに」で感動しないひとは、違う意味で鬼ですよね。

機会があったら、お子さんたちといっしょにこの文庫本をご覧になってくださいね
Posted by:ざくろさん←りんごのみつ  at 2007年08月21日(火) 00:57

さとりん、コメントありがとうございます

読んだ記憶があいまいでしたら、もういちど読んでみると感動もひとしおですよ

こころに書きとめてくださって、ありがとうございました
Posted by:さとりんさん←りんごのみつ  at 2007年08月21日(火) 00:55

「泣いた赤おに」
私は某N○Kの人形劇で見ました
なんだか、凄く感動した覚えがあります

2つともとてもイイ言葉ですね
Posted by:ざくろ  at 2007年08月20日(月) 23:10

ごめんなさい・・・

読んだキヲクが・・・(学識の領域でもないだろけど・・・
んでも「どんなことにであおうとも、
けっして、ひとをうらむな
これはジーんと来ました。

うむ。ココロに書きとめときます。
Posted by:さと・・・  at 2007年08月20日(月) 22:15

miさん、コメントありがとうございます

ぜひぜひ探して、ご覧になってくださいね
こころが洗われます
Posted by:miさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 22:12

みいすけさん、コメントありがとうございます

ふたりで感動して、泣かれたなんて、やさしいご姉妹ですね

みいすけさんのご姉妹もきっと赤おにと青おにのようにおたがいに思いやれるご姉妹なのでしょうね
Posted by:みいすけさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 22:11

オコさん、コメントありがとうございます

どうか無理なさらないでくださいね

「泣いた赤おに」、なんども読み返す価値がそなわった作品ですよね

わたしも付せんをして、何度も気に入った一文を読み返します
Posted by:オコさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 22:09

ぽじてぃぶさん、おてがみ〜ありがとうございます

死語ではないと思います

いまあらためて読み返すと、いろいろと経験を積んだ今だからこそ、大切にしたいことばや思いを発見できるはずです

わたしのなかでは、ぽじてぃぶさんは、青おに、というより、のような、・・・

やべっ、逃げろ〜
Posted by:ぽじてぃぶさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 22:05

美大生の母さん、コメントありがとうございます

角川春樹事務所のハルキ文庫です

わたしにとって、浜田廣介は小川未明に次いで、好きな童話作家のひとりです
Posted by:美大生の母さん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 22:00

Gum Treeさん、コメントありがとうございます

おとなになってから読み返すと、また新たな発見があります
ぜひ、もう一度、ご覧になってくださいね
Posted by:Gum Tree さん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:58

ウノさん、コメントありがとうございます

現実には腹立たしくなったりすることがありますよね。でも、それにとらわれないこころも必要なのかもしれません

「砂山の松」もとてもいいお話です
Posted by:ウノさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:56

いちごのはなさん、コメントありがとうございます

「言の葉」、ひさしぶりかもしれませんね

『浜田廣介童話集』、いちごのはなさんの感想もぜひお伺いしたいです
Posted by:いちごのはなさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:54

この本、読んでみたいと思いました
探してみます
Posted by:mi  at 2007年08月20日(月) 21:53

みおんnoおかあさん、コメントありがとうございます

じぶんの成功の裏に潜む他人の痛みを感じ取ることができるアンテナはつねに持っていたいと思います。
本当にじぶんのことが大切なら、ひとを恨む感情を解き放つことも必要なのかもしれません。
Posted by:みおんnoおかあさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:52

mogmogさん、コメントありがとうございます

「自己犠牲」、それを利用する悪い他人にひっかからない注意は必要ですが、ひととしてもっていなければいけないものだと思います

政治家の世襲を禁止すれば、だいぶよくなるのでしょうけど、・・・
Posted by:mogmogさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:48

mooncatさん、コメントありがとうございます

本を読んでいて、素敵なことばに巡り合うと、必ず付せんをします

そんなことをおっしゃっていると、実際のわたしに会ったとき、幻滅するので、ほどほどにしておいてくださいね
Posted by:mooncatさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:44

mayuさん、コメントありがとうございます

ひろすけ童話はどの作品も感動的なので、ぜひこの文庫本を読んでみてくださいね

マンゴーエクレア、召し上がりましたか
刺激的な酸味の夏らしいエクレアですよね
mayuさんのお口にあって、よかったです
Posted by:mayuさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:41

りえちゃんさん、コメントありがとうございます

優しさとかけがえのないものを失ったことにたいする涙ですよね

読み返すたびに感動します
Posted by:りえちゃんさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:39

まな姫さん、コメントありがとうございます

「泣いた赤おに」、何度読んでも感動しますよね

「砂山の松」もとてもこころに響く作品なので、機会があったら、ぜひご覧になってください
Posted by:まな姫さん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:37

コウホさん、コメントありがとうございます

ひとをうらまず、じぶんを捨てず。
ネガティブな感情にとらわれないで、じぶん自身を大切にしようということだと思います
Posted by:コウホさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:34

シフォンさん、コメントありがとうございます

暑いので、まだまだ復活できません

童話や絵本にはおとなになってはじめてわかることも書いてありますよね
Posted by:シフォンさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:30

まりこ。さん、コメントありがとうございます

求めることを全くしなくなるのは問題かもしれませんが、たまには求めないことも必要なのかもしれません
Posted by:まりこ。さん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:28

nahnaさん、コメントありがとうございます

ひろすけ童話、感動的なお話が多いですよね

どの作品もおとなになったいまだからこそ、読み返す価値がありますよね

おともだちになってくださって、どうもありがとうございました。末永くよろしくお願いいたします
Posted by:nahnaさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:26

のりぴーさん、コメントありがとうございます

現実には、かっとしたり、腹立たしくなったりすることが多いですけど、いつまでもネガティブな思いにとらわれないで、生きててくことができたら素敵なことだろうな〜、と思います
Posted by:のりぴーさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:23

ラッキーさん、コメントありがとうございます

で、ご覧になりましたか
お子さんの心にも何かが刻まれたでしょうね
Posted by:ラッキーさん←りんごのみつ  at 2007年08月20日(月) 21:21

こんばんは

泣いた赤鬼・・・はずかしながら20代の時
はじめて知りました。なにかのひょうしに
妹にそのあらすじを教えてもらったんですが、
教えながら、妹は泣き、聞いてるわたしも
号泣しました(本当の話です

青鬼の友達を思う気持ちに感動しました
Posted by:みいすけ  at 2007年08月20日(月) 21:00

大変ご無沙汰しておりました
お陰様で、ずいぶん回復してまいりました

「泣いた赤鬼」・・・私も幼稚園で働いておりましたので、何度となく読んだお話でありますが、
読むたびごとに、少しずつ感じ取る思いが変わってくるような気がします。

本というのは、何度でも手にとって、好きな言葉を何度でも読み返すことが出来る素敵な存在ですよね
Posted by:オコ  at 2007年08月20日(月) 14:39

おはようございます

お仕事前に、おてがみ〜
なんちゃって・・・死語

りんごさんが書いた、本の中の一節・・・
自分を受け止める、受け入れる、そして、物事を
前向きに捉える
、といった、まるで、この
青鬼サンは、ぽじの考えと同じだぁ〜
おもいました。(ぽじは青鬼

こんな素敵なことを言っていたかどうか、
ひねくれた年齢のコロにコレを読んでいる
はずですから、全然、覚えていませんでしたが
今回目にして、改めて、素直なオトナに
なった心で、読んでみたいなと思いました

ぽじは青鬼ぽじは青鬼ぽじは青鬼
妄想を吹き飛ばす、呪文デス
Posted by:ぽじてぃぶ  at 2007年08月20日(月) 08:59

おはようございます

ハルキ文庫ですね
『泣いた赤鬼』は知ってはいましたが、作者浜田廣介という名を意識したことなかったです。
読んでみたいと思います。

Posted by:美大生の母  at 2007年08月20日(月) 07:21

この本のことすっかり忘れていましたが、記事を読んでいるうちに話を思い出しました!!

子供のときに読んだ感想と、今、大人になっての感覚、けっこう違いますね
Posted by:Gum Tree  at 2007年08月20日(月) 05:46

こんばんは

 ひとつのめぼしいことをやりとげるには…

自分ばっかり損していると腹を立てることが
多い私@仕事。
反省&これからも頑張ろうって思いました。

「砂山の松」というお話は知らないので、
今度図書館に行く楽しみが増えました
Posted by:ウノ  at 2007年08月20日(月) 00:41

こんばんは

りんごのみつさんの「言の葉」のお話は、
私が大好きなテーマです。

私の「想い」を書いてみたいと思ったので、
『浜田廣介童話集』
お持ち帰りさせていただきま〜す。
Posted by:いちごのはなです。  at 2007年08月20日(月) 00:14

こんばんは

響きますね
一つのことをやり遂げるには痛さを感じたり、損をしたり…
転んだり怪我しながら生きていくんですよね
人をうらまず、自分を捨てるなって本当にそう思います
Posted by:みおんnoおかあ  at 2007年08月20日(月) 00:08

こんばんは

「自己犠牲」 今、もっとも忘れられてる言葉かもしれませんね?この拝金主義の世にあって・・

国民に痛みを押し付けてのうのうとしている政治家どもに聞かせてやりたい
Posted by:mogmog  at 2007年08月19日(日) 21:52

こんばんは

こういう、ことばを捜してこれるなんて、
りんごのみつさんて
ロマンティストなんですね。

おいしいものが好きで、
それを上手く」表現できて、
すてきな言葉をみつけられて、
・・・・・
りんごのみつさんて
どんな方なんだろう??
って思います。
Posted by:mooncat  at 2007年08月19日(日) 20:26

こんばんは

とても、素敵な言葉のご紹介、ありがとうございます

心に響きました・・・

「泣いた赤おに」絶対、読んだ事あるはずなのに、こんなにいい言葉が、あったとは・・・

さすが、りんごのみつさんですね
私も、早速、探して読んでみたいです

そうそう、ご報告が
フォションの「マンゴーエクレア」昨日、食べましたよ

本当に、美味しかったです
私は、あのような、素晴らしい表現、できないので、これで勘弁してください
Posted by:mayu  at 2007年08月19日(日) 18:57

あかおにさんの涙
あおおにさんの優しさに気づいたからなんでしたっけ?
素敵なお話ですよね

Posted by:りえちゃん  at 2007年08月19日(日) 15:54

りんごのみつさん

すてきな・・・すてきな言葉とお話を、思い出させてくださって、ありがとうございます・・・。

今、思い出して、涙が出てしまいました・・・

しみじみ・・・、こころの響きます・・・。
Posted by:まな姫  at 2007年08月19日(日) 15:43

 こんにちは
ご無沙汰しております

何だか今の私にぴったりの
叱咤激励のお言葉です
人をうらまず、自分を捨てず
頑張りたいと思います
ありがとうございました
Posted by:コウホ  at 2007年08月19日(日) 14:28

りんごのみつ様、復活ですか?
童話って大人が読んでもいいものですよね。
絵本も然り。
図書館で見てみます。
Posted by:シフォン  at 2007年08月19日(日) 14:12

 こんにちは〜

 すてきな言葉をありがとうございます。

 求めすぎなんかなぁって。ちょっと反省。

 確認してみますね。
Posted by:まりこ。  at 2007年08月19日(日) 14:02

ひろすけ童話、懐かしい

「泣いた赤鬼」なんて、題名聞いただけで泣けてきます。

思いやる心、深い深いお話ですよね

みつさま、今さらなのですが、お友達申請させて下さい。
どうもペットで伺うと、接続が切れやすくて困っています。
よろしくお願いします
Posted by:nahna  at 2007年08月19日(日) 12:51

こんにちわ
今日は暑いですね

「ひとをむらむな。じぶんをすてるな」

これを世の中の人たちが、全員実行したら住みやすくなるでしょうね。
Posted by:のりぴー  at 2007年08月19日(日) 12:47

こんにちは。
「泣いた赤おに」は何度となく見ました。
子供と一緒にTVでやってるから見る機会があるんですよね。
本当に犠牲を払った青おにと
赤おにの複雑な気持ちが交差して
何度もせつなくなりましたっけ


Posted by:ラッキー  at 2007年08月19日(日) 12:33